LINE BITMAX(ビットマックス)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説

LINE BITMAX(ビットマックス)とは、2019年9月よりサービスを開始した暗号資産取引所です。LINE株式会社のグループ企業であるLINE Xenesis株式会社が運営しており、一度は名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。

本記事では、Coincheck(コインチェック)とLINE BITMAX(ライン ビットマックス)の手数料やサービスを比較していきます。

※LINE BITMAXの最新情報については公式サイト(https://www.bitmax.me/)をご参照ください。

初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。

LINE BITMAX(ビットマックス)とは

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LINE BITMAX(ビットマックス)とは、LINE株式会社のグループ企業であるLINE Xenesis株式会社が運営する暗号資産取引所です。

日本で広く普及しているSNS「LINE」上で口座開設や取引所にアクセスできるだけでなく、1円から少額で暗号資産の売買を行えるため「初めて暗号資産の取引をする方」にとっても安心できる取引所だと言えるでしょう。

またLINE Xenesis株式会社では、取引所以外にも100種類以上の幅広いコレクションを取り扱う「LINE NFT」を運営しています。暗号資産だけでなくNFTの管理においてもLINE上で完結させることができます。

LINE BITMAXとCoincheckの比較一覧

まずは、LINE BITMAXとCoincheckの基本情報の比較を行います。以下の表は2024年3月時点の情報を元にした表です。

Coincheck LINE BITMAX
取扱通貨数 29 7
口座開設までにかかる時間 最短翌営業日 最短即日
取引の種類 現物取引 ・現物取引
・信用取引
最低取引数量(現物取引) 500円相当額(購入・売却) 1円相当(購入・売却)
取引手数料(現物取引) 【販売所】
無料
【取引所】
一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり
【販売所】
無料
【取引所】
一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり
取引手数料(信用取引) - 無料
入金手数料 【日本円】
無料(銀行振込の場合)
【暗号資産】
無料
【日本円】
・無料
(LINE Payまたは、PayPayマネーでの入金の場合)
【暗号資産】
無料
出金手数料 407円/件 ・110円/件
(LINE Pay残高またはPayPayマネーへの出金の場合)
・400円/件
(銀行口座への出金)
提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所)
・Coincheck NFT
・Coincheck貸暗号資産サービス
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・Coincheck IEO
・Sharely
・信用取引サービス
・LINE NFT
・暗号資産貸出サービス
・DOSI Wallet
・PayPay連携サービス
・FINSCHIA

※Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。

LINEBITMAXとCoincheckの比較①:【取扱通貨・銘柄数】

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以下の表は、LINE BITMAXとCoincheckの取扱銘柄をまとめたものです。
2024年3月時点で、LINE BITMAXは7種類、Coincheckは29種類の暗号資産を取り扱っています。

Coincheck LINE BITMAX
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
イーサリアムクラシック(ETC) -
ライトコイン(LTC)
ベーシックアテンショントークン(BAT) -
ポルカドット(DOT) -
ポリゴン(MATIC) ◯(Polygonチェーン対応) -
リップル(XRP)
チェーンリンク(LINK) -
アイオーエスティー(IOST) -
リスク(LSK) -
モナコイン(MONA) -
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM) -
エンジンコイン(ENJ) -
サンド(SAND) -
チリーズ(CHZ) -
パレットトークン(PLT) ◯(取引所のみ) -
フィナンシェトークン(FNCT) -
メイカー(MKR) -
ダイ(DAI) ◯(取引所のみ) -
ネム(XEM) -
アクシーインフィニティ(AXS) -
エイプコイン(APE) -
イミュータブル(IMX) -
フィンシア(FNSA) -
ラップドビットコイン (WBTC) -
アバランチ(AVAX) -
シバイヌ(SHIB) -

LINEBITMAXとCoincheckの比較②:【口座開設までにかかる時間】

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続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。
LINE BITMAXとCoincheckでは、口座開設に要する時間はそれぞれ次のように説明しています。(※)

  • Coincheck→最短翌営業日
  • LINE BITMAX→最短即日

(※)口座開設にかかる日数は混雑状況により変わります。

LINEBITMAXとCoincheckの比較③:【取引の種類】

次に取引の種類について比較してみましょう。

  • Coincheck→現物取引のみ
  • LINE BITMAX→現物取引、信用取引

Coincheckが現物取引のみなのに対して、BITMAXでは現物取引のほかに(※)信用取引のサービスも提供しています。
現物取引とは、現金(日本円)と暗号資産を交換する取引形態を指します。一方の信用取引とは、現金や暗号資産を担保として取引所に預け、取引所から現金を借りて暗号資産を購入したり、暗号資産を借りてそれを売却する取引形態のことです。

※BITMAXでの信用取引では、最大2倍のレバレッジで「信用売り」と「返済買い」取引のみを提供しています。

詳しくはBITMAXの公式サイト(https://linebitmax.blog.jp/archives/30839928.html)をご覧ください。

LINEBITMAXとCoincheckの比較④:【手数料】

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次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。(2024年3月現在)

取引手数料

Coincheck LINE BITMAX
現物取引(販売所) 無料(スプレッドあり) 無料(スプレッドあり)
現物取引(取引所) 一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり※ 一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり
信用取引 - 【売買手数料】
無料(スプレッドあり)
【貸借料(ポジション維持手数料)】
無料(スプレッドあり)

※Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。
※詳細は LINE BITMAXの公式サイト(https://terms2.line.me/linexenesis_outline)をご覧ください

入出金・送金手数料

Coincheck LINE BITMAX
入金手数料 無料
(銀行振込の場合)
無料
出金手数料 407円/件 ・110円/件
(LINE Pay残高またはPayPayマネーへの出金の場合)
・400円/件
(銀行口座への出金)
暗号資産の送金手数料 0.0005 BTC
0.005 ETH
0.001 BCH
0.001 BTC
0.005 ETH
0.001 BCH

※Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。

LINEBITMAXとCoincheckの比較⑤:【NFT取引】

続いて、NFT取引のサービスについて比較していきます。

  • LINE BITMAX → LINE NFT
  • Coincheck → Coincheck NFT

それぞれのNFTマーケットプレイスの特徴について見ていきましょう。

LINE NFT

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LINE NFTとは、LINE BITMAXと同じくLINE Xenesis株式会社によって運営されているNFTマーケットプレイスです。LINE Xenesis株式会社で開発した独自通貨FNSA(フィンシア)または、LINE Payから日本円で100種類以上ものNFTの取引が可能で、これまでNFTの取引経験がない方でも気軽に始められる点が魅力的です。

Coincheck NFT

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一方でCoincheckでは、20種類以上ものNFTタイトルを売買できるCoincheck NFTを提供しています。世界的に取引されている著名なNFTタイトルはもちろん、デジタルファッションやメタバースプロジェクトのアクセスパスなど先進的な取り組みをしているNFTを取り扱っていることが特徴として挙げられます。

加えてCoincheck NFTでは、「Coincheck INO」と呼ばれる初めて販売されるNFTコレクションを、当該NFTコレクションの販売元がCoincheck NFTにおいて販売するサービスを提供しています。これまで実施された「Eternal Crypt - Wizardry BC - 」では申し込み倍率が113.8倍を記録するなど、大きな注目を集めました。

Coincheck NFTでの取引及び、INOへの参加はCoincheckアカウントの登録と本人確認が必要となるので、興味がある方はぜひこの機会にアカウントを作成してみましょう。

(※)2024年3月時点

Coincheck NFT取扱いタイトル

(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら

LINEBITMAXとCoincheckの比較⑤:【その他サービス】

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最後に、LINE BITMAXとCoincheckが独自に展開しているサービスについてもみていきましょう。

Coincheck LINE BITMAX
提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所)
・Coincheck NFT
・Coincheck貸暗号資産サービス
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・Coincheck IEO
・Sharely
・LINE BITMAX
(販売所/取引所)
・信用取引サービス
・LINE NFT
・暗号資産貸出サービス
・DOSI Wallet
・PayPay連携サービス
・FINSCHIA

LINE BITMAXの特徴は、口座開設や暗号資産、NFTの取引を全て「LINE」のアプリ内で完結させられる点です。また、LINE PayやPayPayなどの普及率の高いペイメントサービスとも連携しているため、銀行口座から資金を入金しなくても、それらのサービスから簡単に投資資金を入金することができます。
加えてLINE PayやPayPayからの入金には手数料がかからず、出金手数料も銀行口座に振り込む場合と比較して安価に抑えられるため、普段からLINE PayやPayPayなどのペイメントサービスを利用している方にとってはおすすめのプラットフォームと言えるでしょう。

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それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 初心者の方にも直感的な操作で暗号資産を取引できるアプリが、Coincheckの特徴の一つです。また、Coincheckでんき・ガスやCoincheck NFTなど、暗号資産の取引だけではなく、暗号資産を発展させたサービスが充実している点もCoincheckの特徴です。Web3.0をより身近に感じたい人は、Coincheckがおすすめです。

※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak

LINE BITMAXはこんな人におすすめ

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これまで見てきた特徴を考慮すると、LINE BITMAXは次のような人におすすめの取引所と言えるでしょう。

  • 信用取引※がしたい方
  • フィンシア(FNSA)の取引をしたい方
  • 日常的にLINE関連のサービスを利用している方

LINE BITMAXでは現物取引だけでなく信用取引にも対応しているため、「レバレッジをかけて暗号資産の取引がしたい」という方に向いています。また、LINE Xenesisが独自開発した暗号資産「フィンシア(FNSA)」の取扱いは、現時点でLINE BITMAXしか行っていないため、LINE NFTで購入したいコレクションがある場合やFNSAを運用したい方にもおすすめです。

さらにLINE BITMAXでは銀行口座から入金、または銀行口座へ出金する場合よりもLINE PayやPayPayなどのペイメントサービスを利用して入出金を行うことで、手数料を抑えられるだけでなくスピーディーに資金の移動を行えるため、普段からLINE関連のサービスを利用している方にとってもおすすめのプラットフォームと言えるでしょう。

※執筆時点のBITMAXの信用取引では、最大2倍のレバレッジで「信用売り」と「返済買い」取引のみを提供しています。

Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ

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一方のCoincheckは、次のような方におすすめです。

  • さまざまな種類の暗号資産を取引したい方
  • IEO・INOに参加したい方
  • 暗号資産の積立がしたい方

Coincheckは、2024年3月時点で29種類以上の暗号資産を取り扱っているので、「さまざまな種類の暗号資産を取引したい」という方に向いています。

また、Coincheck NFTCoincheck IEOCoincheck INOCoincheckつみたてなどの多様なサービスが用意されているので、「暗号資産のトレード以外のサービスも利用してみたい」「IEOやINOに参加してみたい」という方にもおすすめです。

まとめ

LINE BITMAXとCoincheckのサービスや手数料を比較してきましたが、いかがだったでしょうか。

暗号資産と一口に言っても、取り扱っている銘柄や通貨数、取引形態、手数料、その他に提供しているサービスなどでそれぞれ特色が異なります。

そのため、利用する取引所を選ぶ際にはそれぞれの特徴を慎重に比較した上で、自分の投資スタイルや目的に合ったサービスを提供しているところを選択すると良いでしょう。

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