カテゴリー: NFT
移動で稼ぐ(Move to Earn)で話題を集めたNFTゲームの「STEPN」。
NFTゲームは、ゲームをプレイする・遊ぶことで暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができるという特徴から、暗号資産を入手することを第一目標とするプレイヤーは少なくありません。
本記事では、STEPNを効率的に攻略したい方に向けて、STEPNのゲーム内アイテムNFTであるスニーカーのポイント振りを効率的に行う攻略ツール「STEPN Guide(ステップンガイド)」の紹介と、使い方を説明していきます。
この記事でわかること
STEPN Guideとは
STEPN ポイント振りの説明
STEPN Guideの使い方
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目次
STEPN Guideとは
STEPNとは
STEPN ポイント振りの説明
STEPN GuideでGSTを最適化
STEPN Guideの使い方
Earn calculator(アーンカリキュレーター)の使い方と機能
LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)の使い方と機能
まとめ
STEPN Guideとは
STEPN Guideとは、NFTゲーム「STEPN」の育成攻略ツール・攻略サイトです。STEPNでは、ゲーム内通貨を獲得するためにNFTアイテムのスニーカーを使用する必要があります。スニーカーは育成内容によって獲得できる通貨の量が変動するため、なるべく効率が良い育成を行うために「STEPN Guide(ステップンガイド)」というツールが登場しました。
STEPNのスニーカーの育成では、スニーカーのレベルアップ時に獲得できるポイントの割振り(ポイント振り)が重要になります。「STEPN Guide」では、ゲーム内通貨を獲得するための最適なポイント振りがわかるため、効率的なゲーム進行が可能になることでしょう。
STEPNでは、多くのユーザーが稼ぐためにゲームを行っているため、STEPN Guideのような攻略ツールの人気や注目度は高いようです。
STEPN Guideの公式サイトはこちら。
https://stepn.guide/
STEPNとは
STEPNとは、「Move to Earn」、つまり移動して稼ぐというジャンルのNFTゲームです。STEPNは現実世界での移動が必要になるゲームで、NFTゲーム以外では、株式会社ポケモンとNIANTICが共同開発した「Pokémon GO」や、Google(NIANTIC)が開発した「Ingress(イングレス)」などが類似ジャンルのゲームといえます。
通常のゲームはプレイするだけでお金や暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことは困難ですが、NFTゲームはプレイすることで暗号資産が入手できます。
STEPNでは、ゲーム内でNFTアイテムのスニーカーを装着してウォーキングやランニングを行うことで、ゲーム内暗号資産のGSTを獲得することが可能です。GSTはゲーム内で利用することができるほか、自身で売却や購入することもできるため、ゲームの幅が広がるといわれています。
STEPNについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
NFTゲーム「STEPN(ステップン)」とは? 始め方やゲーム内暗号資産(仮想通貨)GSTについて解説
Coincheck
STEPN ポイント振りの説明
STEPNでは、ゲームに使用するNFTスニーカーでポイント振りを行います。ポイント振とは、スニーカーの特徴を決定するステータス振りです。育成要素のあるゲームに普遍的な機能で、レベルアップ時に貰えるポイントを攻撃力や防御力などに振る機能のようなものです。
STEPNでは、ポイント振りができる要素に「EFFICIENCY(効率・GST獲得量)」「LUCK(運・ミステリーボックス関連)」「COMFORT(快適さ・GMT獲得量)」「RESILIENCE(回復力)」という項目があります。
どのようにゲームをプレイするかによって振り方は変わりますが、ゲーム内通貨のGSTを稼ぐならば「EFFICIENCY」に多く振り、「RESILIENCE」に少々振るのが効率的なようです。
STEPNでは、ゲームを続けるとスニーカーが壊れていくため、修復・回復をする必要がありますが、回復にはGSTを消費します。そのため、「RESILIENCE」を上げておくことで、回復にかかるGSTを軽減することができるため、「RESILIENCE」にポイントを振っておいたほうが結果的に得られるGSTの総量が大きくなるのです。
STEPN GuideでGSTを最適化
STEPNのポイント振りは自身で行うことができますが、NFTゲームという特性上、育成後のステータスを予想できるため、STEPN Guideを使うことでポイント振りを最適化することができます。
先述の「EFFICIENCY」と「RESILIENCE」のバランスの最適化をSTEPN Guideで行うことができるため、計算上もっとも効率的なポイント振りが可能になります。
そのため、GSTの入手を最優先にしているユーザーからは欠かせないツールと言えるかもしれません。
ポイント振りを失敗した場合はポイントの振り直しができますが、GSTを消費するため、初めから育成計画を立てておいたほうがよいでしょう。
STEPN Guideの使い方
2023年4月4日時点では、STEPN Guideに「Earn calculator」と「LVL UP GUIDE」という機能が備わっています。
「Earn calculator」は、スニーカーの能力の計算機と、最大レベル時のポイント振りの最適値を計算する機能です。
「LVL UP GUIDE」はレベルアップごとのポイント振りの振先をシミュレーションする機能を持っています。
Earn calculator(アーンカリキュレーター)の使い方と機能
Earn calculatorとは、直訳すると「稼ぎの計算機」、意訳では「利益計算器」といったところでしょうか。Earn calculatorでは、スニーカーのステータス情報を入力することで、一日当たりの予想収益や、GSTを獲得するための最適なポイント振り、ミステリーボックスとの遭遇率などを計算することが可能です。
ためしにスニーカーの情報を入力すると、下記の画像のようになりました。
このスニーカーでは、一日6.14GSTが獲得でき、最大レベルのLV30では8.66GSTが獲得できるということがわかります。
また、Earn calculatorでは、販売中のスニーカーのステータスを入力することで、そのスニーカーの獲得GSTがわかります。
同じ価格で販売されているスニーカーでも性能が異なることが多いため、スニーカー購入時にも役立ちます。
LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)の使い方と機能
LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)は、レベルアップごとのポイント振りの方法をアシストする機能です。
Earn calculatorでは、最大レベル時のポイント振りが表示されますが、レベルアップごとの振り方は表示されないため、細かい育成ではLVL UP GUIDEを利用したほうが分かりやすいです。
Earn calculatorに入力したスニーカーがそのままLVL UP GUIDEに反映されるため、LVL UP GUIDEでの入力操作は特に必要ありません。
まとめ
NFTゲームでは、暗号資産を入手することができるという特徴から、稼ぐことを視野に入れゲームをプレイする人が少なくありません。
そのため。STEPN Guideのような、稼ぐことを効率化してくれる攻略ツールは重宝されることでしょう。
もちろん、純粋にゲームを楽しんだり、より面白いポイント振りを行ったりするためにSTEPN Guideを利用しないというユーザーもいるかもしれません。
しかし、NFTゲームで稼ぐには、STEPN Guideのような攻略ツールを用いるという視点を持っていると、他のプレイヤーと差をつけるチャンスが訪れるかもしれませんね。
CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFTです。
総発行数は10,000点で、その1つ1つが異なる「キャラクター」と「属性」の組み合わせを持つ、唯一無二のものとなっています。
2017年のリリース時には無料で配布されたCryptoPunksですが、現在(2023年3月)のフロア価格は59.99ETH(約1,460万円)まで高騰しています。
リリースされてから5年以上たった今でも、多くのコレクターから注目を集めるCryptoPunksとは、一体どんなNFTなのか。
この記事では、そんな超人気NFTである「CryptoPunks」の特徴や、将来性、これまで一番高額で取引されたNFTなどについて解説していきます。
この記事でわかること
CryptoPunks(クリプトパンクス)の概要
高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス)
CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性
CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの
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目次
CryptoPunks(クリプトパンクス)とは
運営企業と創始者
CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴
世界最古のNFT
限定10,000個!自動生成されるジェネラティブNFT
全ての画像データをブロックチェーン上に保存
CryptoPunks(クリプトパンクス)の種類や希少性
人間の女性・男性
エイリアン・類人猿・ゾンビ
アクセサリーや属性の付与数
CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移
現在のフロア価格
高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス)
CryptoPunks#5822
CryptoPunks#7804
CryptoPunks#4156
CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性
ハリウッドの大手タレント事務所と契約
Yuga LabsによるCryptoPunksの買収
CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの
まとめ
CryptoPunks(クリプトパンクス)とは
引用:CryptoPunks
CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFTです。
8ビットコンピューターで描かれたようなドット絵タイプのデザインが特徴的で、全10,000種類のキャラクターはそれぞれ異なる容姿を持っています。
プロジェクト名
CryptoPunks(クリプトパンクス)
リリース日
2017年6月
発行数
10,000点
トークン規格
ERC-20
発行元
Larva Labs
プロアプライス(2023年3月31日現在)
59.99ETH(約1,460万円)
公式サイト
CryptoPunks
リリース当初は無料で配布されていたCryptoPunksですが、2020年から2021年にかけて起きたNFTブームの火付け役としてだけでなく、"イーサリアムブロックチェーン上で発行された最古のNFT"として現在においても高い人気を誇っており、中には数億円〜数十億円の高値で取引されるものもあります。
運営企業と創始者
CryptoPunksは、カナダのソフトウェアエンジニアであるJohn Watkinson氏(@pents90)とMatt Hall氏(@matthall2000)の二人からなるチームLarva Labs(@larvalabs)によって2017年6月にリリースされました。
Larva Labsは、ブロックチェーンがデジタルデータにもたらす希少性と永続性に注目しており、CryptoPunksの他にも、MeebitsやAutoglyphsといったNFTアートプロジェクトを展開しています。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴
CryptoPunksには、主に以下の3つの特徴があります。
世界最古のNFT自動生成されるジェネラティブNFT全ての画像データをブロックチェーン上に保存
世界最古のNFT
CryptoPunksの特徴として最も有名なのが、イーサリアムブロックチェーン上で発行された世界最古のNFTプロジェクトであるということです。
NFTが大きな注目を浴びる草分けとなった存在であるCryptoPunksは、世界最古という唯一無二の特徴から、発行されてから5年以上も経つ今もなお多くのコレクターからの人気を誇っています。そのためNFT投資家の間では「CryptoPunksを保有することがステータス」と認識され、ほとんどの投資はリスト(転売)せずに保有しています。
実際に現在(3月31日時点)で、OpenSeaにあるCryptoPunksのアイテムページを参照すると、出品者はおらず、公式サイトでのみ取引されている状態となっています。発行数が10,000点と限られているだけでなく、このように入手困難であることが高額取引される理由と言えるでしょう。
限定10,000個!自動生成されるジェネラティブNFT
また、ジェネラティブNFTである点もCryptoPunksの大きな特徴と言えます。
ジェネラティブNFTとは、コンピュータのアルゴリズムから生まれる偶然性を取り入れて制作されたNFTのことを指します。NFTのコレクションとしては、CryptoPunksの他にも『Moonbirds』や『Generativemasks』などがあります。
発行されている10,000点のCryptoPunksひとつひとつにナンバーが振られており、5種類のキャラタイプと87種類のアクセサリーや属性(髪型、目、表情などの要素)をランダムに組み合わせて一点物のNFTが生成されます。
例えば以下の「#52」のCryptoPunksは、人間の男性というキャラタイプにメガネ、ビーニー帽、ひげ、ピアスなどの要素が組み合わされてます。
引用:CryptoPunks
そして、各要素でレアなスタイルを多く選択して発行されたNFTほど、希少価値が高いものとして市場で高値で取引される傾向があります。
NFTとは代替不可能なトークンのこと!具体的な活用例を徹底解説
Coincheck
全ての画像データをブロックチェーン上に保存
最後に紹介するCryptoPunksの特徴は、「NFTの画像データが全てブロックチェーン上に保存されている点」です。
これをフルオンチェーンと言います。
CryptoPunksは、全ての情報をイーサリアムのブロックチェーン上に記録しているため、イーサリアム(ETH)が無くならない限りいつでも誰でもその存在を確認できます。
しかしCryptoPunksがフルオンチェーンである一方、多くのイーサリアム上で発行されているNFTはそうではありません。なぜなら、イーサリアム上でフルオンチェーンNFTを構築しようとすると、非常にコストがかかってしまうからです。
もう1つ、フルオンチェーン上でNFTを発行する際のデメリットとして「扱えるデータ容量の上限が非常に少ない点」が挙げられますが、CryptoPunksはドットのような見た目でデータ容量を小さく抑えることでフルオンチェーンを成立させています。
多くのイーサリアム上で発行されたNFTがフルオンチェーンではない(オフチェーン)中で、フルオンチェーンを実現した点もCryptoPunksが高い評価を得ている理由の1つだと言えるでしょう。
また近年、イーサリアムと比較してコストを100倍近く抑えた上でフルオンチェーンNFTを構築することができる「ビットコイン(BTC)NFT」に大きな注目が集まっています。
もしビットコインNFTに興味を持っている人は、以下の記事でビットコインNFTについて詳しく解説した記事があるので、ぜひ読んでみてください。
ビットコインNFTとは?「Ordinals」が実現するNFTの特徴と仕組みについて解説
Coincheck
CryptoPunks(クリプトパンクス)の種類や希少性
CryptoPunksは作品の種類や希少性によって値段が異なります。ここでは、以下の3つのポイントに分けて、価格の特徴を解説します。
人間の女性・男性エイリアン・類人猿・ゾンビアクセサリーや属性の付与数
それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。
人間の女性・男性
引用:CryptoPunks
CryptoPunksでは、作品の大半が人間の女性と男性のデザインで構成されています。女性は3,840点、男性は6,039点で人間だけで合計9,879点もあります。
ですので、一般的にCryptoPunksの中では人間をモデルに描かれているNFTの希少性は低いと認識されており、価格もコレクションの中で考えると比較的安価になっています。
引用:CryptoPunks
2023年3月31日現在、最も安い価格である人間の男性は59.99ETH(約1,460万円)であり、作品数が少ない女性でも63ETH(約1,530万円)で取引されています。
流石CryptoPunksといったところで、最安値の種類でも手頃に購入できる値段ではありません。
エイリアン・類人猿・ゾンビ
引用:CryptoPunks
人間以外のキャラクターであるエイリアン、類人猿、ゾンビは発行数が少なく希少価値が高いことからコレクションの中ではレアとして取引されており、人間のものよりも高額な値段が付けられています。
引用:CryptoPunks
発行数の内訳は、エイリアンが9点、類人猿が24点、ゾンビが88点になっており、これらの希少価値が高いキャラクターが販売価格上位を占めています。
また、それぞれの現在のフロア価格は以下のようになっています。
各種類のフロア価格
エイリアン
7,000ETH(約17億円)
類人猿
2,500ETH(約6億1,000万円)
ゾンビ
842ETH(約2億円)
アクセサリーや属性の付与数
またCryptoPunksの価値は、キャラクターの種類以外にもキャラクターに付与されているアクセサリーや属性の個数で決まるという特徴があります。
アクセサリーと属性はそのキャラクターの外見的な特徴を示すものであり、髪型や口ひげ、帽子など、その種類は計87にもなります。
1つのNFTに付与される属性やアクセサリー数は最低0個から最大7個と定められており、この章で先に紹介した人間やエイリアンなどのパンクの種類と合わせて価格が決定します。
引用:CryptoPunks
例えば、帽子とサングラスをつけて、パイプを咥えたエイリアンが描かれた#7804のCryptoPunksは、発行数の少ないエイリアンであるうえに、3点のアクセサリーをつけていることから、4,200ETH(約8億2,000万円)と高額で取引されています。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移
引用:CoinGecko
上のグラフは、CryptoPunksのこれまでのフロアプライスの推移を表したものです(2017年6月〜2023年3月)。
リリース当初の2017年6月からNFTが盛り上がりを見せる前の2020年9までは、CryptoPunksの取引価格はたったの1〜34ドルほどで推移していました。しかし、2021年に突如NFTの人気に火がつき、NFTアートが高額で次々と取引されるようになると、最古のNFTとして注目を集めたCryptoPunksのフロア価格は、125ETHまで高騰します。
その後は暗号資産市場の低迷も影響し、CryptoPunksのフロア価格も50ETHまで下落していきますが、2022年8月に発表したホルダーへの商業化権の付与といったニュースによって、再度盛り上がりを見せたことが見て取れます。
現在のフロア価格
引用:CryptoPunks
2023年3月31日現在、CryptoPunks #5152の売却価格が最安値として記録されており、そのためフロア価格は59.99ETH(約1,460万円)となっています。
NFTの価格は暗号資産市場の動きと連動する傾向があるため、今後暗号資産市場が活況を取り戻せば、CryptoPunksの価格も再び上昇する可能性はあると言えるでしょう。
高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス)
前述したように、全10,000種類のCryptoPunksはすべて容姿・販売額が異なります。ここでは、過去に高額で販売された以下3点のCryptoPunksの作品をご紹介します。
CryptoPunks #5822CryptoPunks #7804CryptoPunks #4156
CryptoPunks #5822
引用:CryptoPunks
2022年2月12日、頭に青いバンダナをまいたエイリアンのアイコン「CryptoPunk 5822」が驚愕の8,000 ETH(約27億円)という価格で取引されました。この金額は現時点(2023年3月)でのシリーズ史上最高の販売額となっています。
全10,000点のCryptoPunksの中で、#5822のように肌の色が水色であるエイリアンタイプは9点しか存在せず、尚且つ青いバンダナのアクセサリーが付与されているため、その希少性の高さゆえにこれほど高値が付いたとされています。
CryptoPunks #7804
引用:CryptoPunks
帽子とサングラスを身に付け、パイプを咥える渋め目の「#7804」は、2021年3月11日に4,200ETH(当時のレートで8億1,400万円)で売却されています。この金額は、「#5822」に次ぐ2番目に高額な取引価格となります。
「#8585」が高額で取引された理由としては、希少価値が最も高いエイリアンタイプであるということに加え、キャップ、サングラス、そしてキセルといった3つものアクセサリーが付与されているためと見られています。
CryptoPunks #4156
引用:CryptoPunks
CryptoPunks「#4156」は、2021年12月10日に2,500ETH(当時のレートで約11億円)で売却されました。
「#4156」が高値で取引された理由としては、エイリアンタイプに次いで、24点しか発行されていない希少価値の高い類人猿タイプのNFTであることが挙げられます。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性
この章では、CryptoPunksの将来性に焦点を当てて、以下の2点について解説していきます。
ハリウッドの大手タレント事務所と契約Yuga LabsによるCryptoPunksの買収
ハリウッドの大手タレント事務所と契約
2021年9月、CryptoPunksなどを始めとするNFTプロジェクトを手掛けたLarva Labs社が、米国大手事務所であるUnited Talent Argency(UTA)社と契約を結んだことが発表されました。
引用:Twitter
UTAは、エンターテイメント産業におけるトップタレントを数多く扱うエージェンシーであり、アメリカ国内だけでなく世界で活躍する俳優やミュージシャン、スポーツ選手などの多岐に渡るマネジメントを行っています。
この契約によりCryptoPunksにおける、映画、テレビ、ビデオゲーム、出版物などのライセンスの代理人をUTA社が務めることになります。そのため、今後CryptoPunksがUTAの豊富な業界ネットワークを活用し、多くのメディアに露出され注目を集めれば、それに伴いCryptoPunksの価格がより高まる可能性があるでしょう。
Yuga LabsによるCryptoPunksの買収
引用:Yuga Labs
2022年3月11日、世界的な人気を集め、高額で取引される人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を手掛けるYuga Labsは、Larva LabsからCryptoPunksとMeebitsのIPを買収したことを発表しました。
CryptoPunksの運営を引き継いだYuga Labsがまず最初に行ったことは、NFT保有者への完全な商業化権
の付与です。これによってCryptoPunksのホルダーはBAYCのように、NFTを活用したアートやグッズを販売し、そこから利益を得ることが許可されるようになりました。
引用:Twitter
CoinbaseがBAYC をテーマにした映画制作を発表するなど、NFTを活用したコンテンツが大きな注目を集めています。多くのホルダーがいるCryptoPunksの商標権が付与されたことにより、アートやグッズの販売のみならず、今後NFTと既存コンテンツを掛け合わせた新たなビジネスモデルが増えることでしょう。
そして、活用できる機会が増えることで今後もよりCryptoPunksの需要が高まっていくことが予想されます。
CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの
引用:CryptoPunks
CryptoPunksは、Larva Labsが運営する公式サイトで購入することができます。
CryptoPunksを購入する際には、以下の2点が必要になります。
イーサリアム(ETH)
MetaMask(メタマスク)などのウォレット
まとめ
本記事では、CryptoPunksについて解説してきました。
まとめ
CryptoPunksは、2017年にLarva Labsが発行した最古のNFT
高い人気を誇るコレクションで、一部のアイテムは数億円~数十億円で取引されている
CryptoPunksはイーサリアムチェーンを基盤にしたNFTで、購入にはイーサリアムやウォレットが必要
CryptoPunksは、NFT草創期に誕生した歴史を持つNFTアートです。
アイテム1つ1つの希少価値が高いことから、さらに値上がりしていく可能性もあるので、気になる方は今後も市場動向を追ってみるとよいでしょう。
また、コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、CryptoPunksと同じくLarva Labs社によって発行されたNFTコレクションであるMeebitsを取り扱っています。興味を持った方は、ぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。
2023年3月3日に、OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテスト(以下、本コンテスト)の結果発表イベントを開催いたしました。
本コンテストでは世界的に注目を集める「The Sandbox」に開発中のメタバース都市「※OASIS TOKYO」内「実験解放区」への展示作品を2022年12月23日から2023年2月1日に募集したものであり、結果発表イベント当日は、募集作品の中から選出された12作品が発表されました。
本インタビューでは、2023年3月3日に開催されたOASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストで見事大賞を受賞された3名のクリエイターの方からお話をお伺いしたものです。
(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。
詳しくはこちら
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目次
OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストとは
「IMAGINATION賞」を受賞したAir Lay(エアレイ)氏へのインタビュー
質問①:創作活動を始めたきっかけについて
質問②:制作のスタイル・世界観について
質問③:今回応募した作品について
質問④:これからの創作活動ついて
質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について
「ORIGINALITY賞」を受賞したいまから氏へのインタビュー
質問①:創作活動を始めたきっかけについて
質問②:制作のスタイル・世界観について
質問③:今回応募した作品について
質問④:これからの創作活動ついて
質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について
「CREATIVE賞」を受賞したBüro氏へのインタビュー
質問①:創作活動を始めたきっかけについて
質問②:制作のスタイル・世界観について
質問③:今回応募した作品について
質問④:これからの創作活動ついて
質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について
「OASIS TOKYO」について
OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストとは
OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテスト(以下、本コンテスト)を開催。世界的に注目を集める「The Sandbox」に開発中のメタバース都市「OASIS TOKYO」内「実験解放区」への展示作品を、2022年12月23日から2023年2月1日に募集しました。選出された12作品のNPC(※)アセットは「OASIS TOKYO」の「実験解放区」に設置予定です。「自己を解放し、なりたい自分を表現しよう!」をテーマに募集した作品は、Twitterのハッシュタグ「#OasisTOKYOクリエイターコンテスト」でご覧いただけます。熱いコメントとともに「自己解放」という部分にフォーカスした、クオリティの高い作品が集まりました。
※ NPC:プレイヤーが操作しないキャラクター
本コンテストはテーマに沿った作品の裏側に込められた個々の想いとOASIS(※)のコンセプトが結合し、一人一人に豊かな変化が生まれストーリーが動き出す。そしてそのストーリーが交錯し化学反応が起こることによりコミュニティが活性化していく。そしてそのエネルギーはバーチャルを超えて現実世界にも良い影響を与えていく、というコンセプト実現の第一歩となる意義ある取り組みとなりました。
※「OASIS」はコインチェックが運営する「メタバース×NFT」のコミュニティです
「IMAGINATION賞」を受賞したAir Lay(エアレイ)氏へのインタビュー
はじめに「IMAGINATION賞」を受賞された「巨鳥エクスプローラー」作者のAir Lay(エアレイ)氏にお話をうかがいます。
質問①:創作活動を始めたきっかけについて
Coincheck Column編集部:
まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。
Air Lay(エアレイ)氏:
「新しいもの好き」ということもあって、メタバースに興味があり、いろいろと調べていました。そんなタイミングで、昨年開催された「デジハリ x SHIBUYA109」VoxEdit(※)コンテストに関連して開催された『駆け出しクリエイターのためのメタバース講座』を受けたことがきっかけで、創作活動をするようになりました。
※VoxEditはThe Sandboxでアイテムやアバター制作に使われるソフトです
元々デザインやクリエイティブな仕事をやっていたわけではありませんでした。メーカーで工業製品用の部品の開発・設計をしていましたが、その後、転職して研究開発マネジメントの仕事をするようになったため、自分で手を動かすことがなくなっていた時期に「何かを作りたい」という衝動があったのかと思います。
質問②:制作のスタイル・世界観について
Coincheck Column編集部:
いろんなタイミングが重なって創作活動をスタートされたのですね。続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。
Air Lay(エアレイ)氏:
直近で制作しているものは大きく分けると3つです。
1つめは「コンテストに向けた制作活動」です。今回のOASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストもそうですが、自分では思いもつかない「創作テーマ」との出会いや、コンテスト参加者からの刺激もあり精力的に取り組んでいます。
2つめは「The Sandbox」の「Creators Fund」に関連したものです。「(※)Creators Fund」は「The Sandbox」のプラットフォーム用の3D ASSETを作成するアーティストに報酬を与えることで、アーティストをサポートするためのプログラムです。
※Creators Fund制度は2022年度で終了しています
3つめは自分の興味のおもむくまま、好きなものも創作していて(※)ワールドの作り方も勉強しています。
※オブジェクトや建物、背景が組み合わさったゲーム空間
まだ「自分のスタイル」がどんなものなのかは手探りなところもあります。小さいころに遊んだブロックや、プラモデル、ゲームなどが根本にあり、そこにメーカーでの工業製品用部品の開発・設計の経験が合わさって、作品が作られている気がします。飛空艇、宇宙船、要塞など、カッコイイ乗り物や建物にも惹かれます。
-Air Lay(エアレイ)氏のポートフォリオ-
質問③:今回応募した作品について
作品URL:https://twitter.com/AirLayout/status/1620639611038105604?s=20
Coincheck Column編集部:
改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。
Air Lay(エアレイ)氏:
今回のコンテストの舞台にもなった「OASIS TOKYO」の「実験解放区」のテーマの一つに「アイデンティティを見つめなおす」というものがあります。自分の中にも様々な自分がいて、矛盾や相反する考え方があって、不安定で不確実性があり、不格好な部分もあって…多様性は自分の中にもあると感じています。
そのような部分を隠すのではなく「認めながら進んでいく」というのがあるべき姿だと考えています。社会の多様性の実現に向けた取組みも、多様性を慮るゆえにかじ取りが難しく、様々な意見を取り入れながら進んでいくものなのかなと感じています。
作品には、左右非対称であったり、生命と人工物の対比や複雑さが盛り込まれています。よくみていただくと見つけられると思うのですが、MIYAVIさんのギターを盛り込むなど、細かいところまでこだわっています。「技術の発展」は私の原体験でもあり、地球上の生き物は技術では再現できないほどの「ある種の奇跡」であると考えています。自然に対する畏敬の念みたいなものでもあります。なので人工物の要素と自然の要素を作品にも盛り込んでいます。今回はゾウや他の動物も考えたのですが「力強く羽ばたく」というところから自由を感じられる「鳥」をモチーフに選びました。
質問④:これからの創作活動ついて
Coincheck Column編集部:
作品についての解説をいただきありがとうございました。続いて、これからの創作活動についてお聞かせください。
Air Lay(エアレイ)氏:
メタバース人口が増えるような魅力的な作品を作っていきたいと考えています。具体的には「The Sandbox」を中心にVoxeditをつかって魅力的なアセット(アバターやアイテム)を作っていきたいです。また、アバターだけではなくワールドも作成して、メタバースってすごい、面白いと思ってもらえるような作品を作っていきたいと思います。
具体的には「イベント会場」を作ってみたいです。音楽イベントやファッションショーなどができるホールで、初めてメタバースに入る人でも操作しやすい「バリアフリー」な人が集まれる場をイメージしています。また「初めて作った作品」を展示しあうような場所もできたら面白いですね。メタバースで楽しい時間を過ごせたり、何か新しい発見ができたりなど、プラスの影響を与えられる創作活動を今後もしていきたいと考えています。
質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について
Coincheck Column編集部:
最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください
Air Lay(エアレイ)氏:
ものづくりはとても楽しいです。クリエイターでなないコミュニティーメンバーにも「作る楽しさ」を伝えられたらと思っています。一歩踏み出すきっかけとして、VoxEditの使い方をレクチャーできたらというイメージです。そして、マーケティング方法、マネージメント方法など「自分も教わりたい」こともあります。こんな「共創」の気持ちで盛り上げられたらと思っています。
Coincheck Column編集部:
お話を聞かせていただきありがとうございました。『The Sandbox』では価値創造と報酬システムを軸にしてコミュニティそしてユーザーを第一に考えられています。クリエイターに収益の95%を還元するUGC(※)を前提とした分散型のバーチャルエコノミーであり、インタラクティブな体験を豊富に提供するオープンメタバースです。本コンテストがその世界観がますます広がるきっかけの一つになれたらと思っています。
※User Generated Contentの略で、ユーザーによって制作・発信されたコンテンツ
「ORIGINALITY賞」を受賞したいまから氏へのインタビュー
続いては「ORIGINALITY賞」を受賞された「大悪魔系女子」の作者、いまから氏にお話をお伺いします。
質問①:創作活動を始めたきっかけについて
Coincheck Column編集部:
本日はよろしくお願いします。
まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。
いまから氏:
子供の頃から「手で触って感触を確かめてみる」のが好きでした。その中でも、ひんやりしていて独特なテクスチャーのスライムが好きでした。いつでも開封したて・作りたての柔らかいテクスチャーのフレッシュなスライムで遊びたくて、家にある材料でスライムを作ってみたことが私の創作活動の原点だと思っています。
「The Sandbox」との出会いは2021年の大晦日、ソフトバンクからの出資のニュースがきっかけでした。この時は調べても調べても「The Sandbox」についても日本語の情報が出てきませんでした。「これは、これから流行るなぁ」と思い、Discord(英語)などで情報収集をはじめました。また、その当時、YouTubeでVoxEdit(※)について日本語で解説しているコンテンツがなかったので「いまから!THE SANDBOX」というチャンネルもはじめてみました。
※VoxEditはThe Sandboxでアイテムやアバター制作に使われるソフトです
質問②:制作のスタイル・世界観について
Coincheck Column編集部:
続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。
いまから氏:
SF、ホラー、ファンタジー、ゾンビといったジャンルが好きです。
これは幼少期の原体験が大きいです。リトル・ニモという作品があるのですが、最初のシーンがトラウマになると話題になったのですが、自分はそこに惹かれていて何度も繰り返し見ていました。東京ディズニーランドにあったマイケル・ジャクソン主演の3D (4D) 立体映画アトラクション「キャプテンEO」も好きでした。子供の頃の感動がそのまま今の作品の世界観に反映されています。
質問③:今回応募した作品について
作品URL:https://twitter.com/imakarasandbox/status/1620714456102871042?s=20
Coincheck Column編集部:
改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。
いまから氏:
テーマは、人それぞれグラデーションがあり、どんどん物事が変わっていく段階を表現したいと思って制作しました。コンテストの募集要項に「テンプレートを使ってください」とあったのですが、テンプレートを使っているように見えない作品を作ってみたいとワクワクしました。ボクセルの表現には、四角いボクセルのテイストを生かした作品と、ボクセルなのにこんな表現ができるんだと思わせる作品の2つの方向性があると思います。今回の作品「大悪魔系女子」は後者になります。
また、ここで見る人に考えて欲しいポイントは悪魔と女の子どちらが表の顔と裏の顔なのかというところです。アセットの表示時間だと女の子がメインということになりますが、家にいる時間や仕事をしている時間など、時間が長ければそれが本当の自分なのかということです。時間が長いからといって、それが本物ということでもないと思いますし、自分の居場所や軸は自分で見つけてもらいたいという思いを込めています。
質問④:これからの創作活動ついて
Coincheck Column編集部:
作品についての解説をいただきありがとうございました。
続いて、これからの創作活動についてお聞かせください。
いまから氏:
今考えているのは「豆腐」なんです。豆腐の種類は絹や木綿などがありますが、もしもデニム生地で作ったら「デニム豆腐」になります。もしもジーンズメーカー各社の生地で作って比べて、どちらかがとっても美味しかった場合、ジーンズメーカーの勢力図が変わったりするかもしれません。私としては、この豆腐の例のように今まで現実世界でしかできなかったこと、やらなかったことをあえてメタバース上で表現したら面白いんじゃないかなと思っています!
質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について
Coincheck Column編集部:
最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください
いまから氏:
「OASIS」からイメージして、砂漠の緑化など表現できたら面白いかなぁと思っています。また、せっかくのコミュニティーなので、Discordのつながりも大切ですが、リアルなイベントで情報交換などができたら楽しいかなと思います。そして情報交換だけでなく、何気ない会話から「ちょっと人生がゆるりとなるようなコミュニケーション」も生まれたらと思っています。そして「The Sandbox」がサービスインしたら、ストーリーを温めている2Dアクションのゲームを作れたらという構想も持っています。
「CREATIVE賞」を受賞したBüro氏へのインタビュー
最後に「ORIGINALITY賞」を受賞された「花潤皆箱-Oasis-」作者のBüro氏にお話をお伺いします。
質問①:創作活動を始めたきっかけについて
Coincheck Column編集部:
本日はよろしくお願いします。
まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。
Büro氏:
「ものづくりをやってみたいな」という気持ちは以前からありましたが、実は実際に「何かを作る」という経験はこれまでほとんどなかったです。しかし、イラストやアートのNFTに触れて興味を持つようになり、その中でもイラストよりもピクセルやボクセルアートに惹かれました。このタイミングで「The Sandbox」のアルファシーズン2が始まったこともあり、思い切って作品制作に挑戦しました。その中で、最初に作った作品が「menomonogatari」というボクセルアート作品です。おぼろげながらも「やってみたいな」という気持ちを形にし、勇気を出して取り組みました。
引用:OpenSea
また、ボクセルアートを作り始めて、最初に参加させていただいた「CryptoNinja」のコミュニティ「NinjaDAO」のボクセル仲間から教わることもモチベーションになりました。実際にコミュニティーに参加してみると、みんなウェルカムでフランクで、あたたかい気持ちになりました。
※DAOとはDecentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)の略で、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織
質問②:制作のスタイル・世界観について
Coincheck Column編集部:
続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。
Büro氏:
軸になる活動として、IZA VoxeLabという「The Sandbox」で活動するボクセルクリエイターのチームに参加してワールド(※)制作をしています。チームはゲームクリエイター、ボクセルクリエイターやワールドデザイン、アニメーションなど、それぞれの強みを活かして活動しています。また、「The Sandbox」の開催するGame Jam(※)にも参加していて優勝や入賞をしています。今後もIZAvoxelabの特徴を活かしたゲームやアセットで、ワクワクする体験ができるワールド制作を行っていきます。
※ゲームクリエイターが集まり短時間でゲームを制作するイベント
他にもファンアート(※)として「TheMafiaAnimals」という[マフィア×動物]をテーマにした、全て手書きで世界に1点しかないNFTアートのコレクションの、ワールド制作を進めています。こちらのプロジェクトでは、コミュニティの皆さんやボクセルクリエイターの皆さんと、IZAvoxelabが一緒に楽しんで作り上げるというところが見どころになっています。完成したら、たくさんの方に見て頂いたり体験して頂きたいです!
※他者が創作したキャラクター、衣装、道具、もしくはストーリーをもとにした作品
質問③:今回応募した作品について
作品URL:https://twitter.com/buro_voxel/status/1618435193278455809?s=20
Coincheck Column編集部:
女性ならではの細やかな表現が素敵でした!
改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。
Büro氏:
造形の部分からお話しすると「かっこいい」と「かわいい」の両方を表現したいと思い制作しました。アバターが持っているアイテムはお花に水をあげる柄杓のようなイメージです。加えて、手からお花を出す動きもつけてみました。
現実世界ではいろいろな不自由や困難があっても「メタバース」ではそれを乗り越えることができる、そんな思いを「花」と「笑顔」に例えて表現しています。メタバースではハンディキャップがあっても参加できますし、参加者同士で歩幅を合わせてみんなで思い描く夢の実現を一緒に形にできるということを伝えられたらと思っています。
質問④:これからの創作活動について
Coincheck Column編集部:
キャラクターやアバター作りを続けて、個人としての活動だけでなくチームでも動きながら、日本のボクセルアートを盛り上げて世界中の人を楽しませたいです。
直近のBüroさんの作品はこちらからご覧いただけます。
Büro氏:
また、「自由な学び」を大切にするメタバースの学校「ニンジャ寺子屋」のような、大人も子供も一緒に創作活動、交流できる場所も大切にしていきたいと思っています。「ニンジャ寺子屋」は大人は自分が教えたいことを教え、子どもは学びたいことを学べる、第3の学び場です。子供たちの自由な発想から自身の新たな発見があったりしますし、現実世界だけではなく、こうやってメタバースで過ごしたりできる場所を大事にしたいとも思っています。
「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について
Coincheck Column編集部:
最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください
Büro氏:
DAOでは困ったことや悩んでいることなど、ひと言つぶやくと誰かから何かしらのリアクションがあり、それが私はいいなぁと思っています。「OASIS」のコミュニティーでは、私も誰かの質問を拾ってフォローできるような動き方ができたらと思っています。そして、「menomonogatari」のような、現実と絡めたストーリー展開で、辛いこともユーモアに変えた表現にも挑戦したいです。
「OASIS TOKYO」について
「OASIS TOKYO」は、「2035年の近未来都市」をコンセプトに、『The Sandbox』で開発・展開しているメタバース都市です。24×24(576区画)の広大な土地に都市開発を進めています。日本を連想させる象徴的な街並みの中に、商店街、ライブハウス、スタジアム、美術館、サウナ、寿司屋、盆踊り、配信スタジオなどのイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。
公式Twitter:https://twitter.com/Oasis_pj
OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説
Coincheck
ビットコインNFTとは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。2023年2月末には「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などのNFTを手掛けるYuga LabsがビットコインNFTコレクションである「TwelveFold」のオークションを開催し、たった24時間で合計735BTC、1,650万ドル(約22.3億円)という金額を稼ぎ出しました。
この記事ではビットコインNFTの特徴や仕組み、実際の発行手順などに加え、ビットコインNFTを実現するプロジェクトである「Ordinals」や現状の課題、今後の予想についてわかりやすく解説していきます。
この記事でわかること
ビットコインNFTの特徴
ビットコインNFTの仕組み
ビットコインNFTを実際に発行する方法
ビットコインNFTの課題と今後の予想
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寄稿者Levine
I am a researcher and Investment associate at Coincheck Labs.
I founded a crypto venture and worked as a trader and researcher at Coincheck.
On my days off, I study poker.
Twitter: @levine_777
目次
ビットコインNFT(Inscriptions)とは?
ビットコインNFTの特徴
特徴①NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている
特徴②Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない
Ordinalsの開発者について
Ordinals開発のきっかけ
ビットコインNFTの仕組み
ビットコインNFTに利用されている2つの技術
SegWit(セグウィット)
Schnorr(シュノア)
ビットコインNFTを実際に発行する5つの手順
ビットコインNFTの具体的な発行コスト
ビットコインNFTに関連したサービス
ビットコインNFTの課題と今後の予想
課題①ウォッシュトレードが横行している
課題②参入障壁が高い
課題③ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている
実際にビットコインNFTを発行してみた
ビットコインNFT(Inscriptions)とは?
ビットコインNFTとは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。
通常、NFTはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築されますが、ビットコインNFTは「イーサリアムではなくビットコインのブロックチェーン上で構築される」という点で、従来のNFTとは一線を画すものとなっています。
ビットコインNFTは、別名「Inscriptions(碑文)」とも呼ばれ、そのInscriptionsを実現させるためのプロジェクトの名前が「Ordinals(序数)」です。(※ただし、実際にはこの2つの名称を区別せず、ビットコインNFTのことを「Ordinals」と読んでいる場合も多い。)
また、Inscriptionsを作成するオープンソースコードのことを「ord」と言います。
ビットコインNFTの特徴
では、ビットコインNFTと従来のNFT(イーサリアムNFT)は、一体何が違うのでしょうか。ここでは、従来のNFTと比較した際のビットコインNFTの特徴を2つ挙げます。
NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている
Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない
以下で詳しく解説していきます。
特徴① NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている
1つ目の特徴は「NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている点」です。
ビットコインNFT(Inscriptions)は、全ての情報をビットコイン上に記録しているため、ビットコイン(BTC)が無くならない限りいつでも誰でもその存在を確認できます。
一方でイーサリアム上にあるNFTの多くは、画像データを自社のサーバーやIPFS(分散型ストレージプロトコル)などに保存し、イーサリアム上にはその画像データの保存場所(主にURLなど)しか保存していません。そのため、NFTプロジェクトの運営側やIPFS自体が無くなってしまうと、NFTの画像データが紛失されることになってしまいます。
もちろん、イーサリアム上にも全ての情報をブロックチェーン上に記録しているNFTは存在します。例えばイーサリアムチェーンを基盤にしているコレクタブルNFTの「CryptoPunks(クリプトパンクス)」は、NFTの画像データをブロックチェーン上に保存しています。(これをフルオンチェーンと言います。)
しかし、ほとんどのNFTプロジェクトでは、イーサリアム上にNFTの画像データを保存していません。なぜなら、イーサリアム上で構築されるフルオンチェーンNFTはビットコインNFTと比べ、約100倍ものコストがかかるからです。
以下の表は、ビットコインとイーサリアムにおいて、フルオンチェーンで画像データを100KB書き込むコストを比較したものです。
100KB書き込むのにかかるコスト
ビットコインNFT
約7.5〜15ドル(約1,000円〜2,000円)
イーサリアムNFT
約775〜1,550ドル(約10万5,000〜20万9,000円)
※100KBのデータを書き込むのに必要なガス量を0.7億Gas、Gas(手数料水準)レートを10〜20Gwei、ETH価格を1,550ドル、1ドル=135円と仮定した場合
このように、イーサリアム上ではビットコイン上と比較して、フルオンチェーンNFTを発行するためのコストが高くなります。そのため、現状のイーサリアムNFTにおいてフルオンチェーンNFTは限られている一方で、コストの安いビットコインNFTでは、全てにフルオンチェーンが採用されています。これが、イーサリアムNFTとビットコインNFTの1つ目の違いです。
特徴②Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない
引用:Ordinals
2つ目の特徴は「Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない」という点です。
従来のNFT(イーサリアムNFT)上では、NFTを表現する上で必要な共通規格(ERC721など)が多く存在しています。そのため、多くのエクスプローラー、ウォレットや取引所などでNFTを復元し、確認することができます。
一方でビットコインNFT(Inscriptions)は、まだ正式にビットコインコミュニティに共通規格として支持されているわけではなく、NFTを確認するためには公式が提供する専用のエクスプローラーを利用するか、公式から提供されているコードから自分(ローカル)でホストする必要があります。
しかし、ビットコインNFTに関するデータそのものは、誰でもエクスプローラーから閲覧できるため、誰でもNFTを復元し、確認することが可能です。以上の点が、イーサリアムNFTとビットコインNFTの2つ目の違いです。
Ordinalsの開発者について
参考:Casey Rodarmor
2022年、ソフトウェアエンジニアのCasey Rodarmor(@rodarmor)氏はビットコインNFTを実現するOrdinalsプロジェクトをスタートしました。
Rodarmor氏は、2010年からGoogleにてエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。その後いくつかの企業を渡り歩いたあと、2022年からOrdinalsプロジェクトにフルタイムで取り組んでいます。
Ordinals開発のきっかけ
Rodarmor氏は、ビットコインの生みの親とされるサトシ・ナカモトが、初期のビットコインに関するコードの中で「アトム」というシステムを組み入れようとしていたことを知り、そこからOrdinals開発の構想を閃いたと語っています。
サトシ・ナカモトが導入しようとしていたアトムとは、それぞれが持つbtcアドレスに(nAtom)といったレートを割り振り、レビューというメッセージ機能で分散型取引所を実現しようと模索していたコードです。
Ordinalsでも、このレートを各アドレスに割り振った(=序数)上で、そのレートを起点に追加の機能(=ord)を実装するといった具合に、Rodarmor氏がアトムと同様のモデルを採用している事が窺えます。
ビットコインNFTの仕組み
ビットコインNFT(Inscriptions)が発行される仕組みを簡単に説明すると、次のようになります。
初期から今日に至るまで発行されたビットコイン全てに順番を表す数字(序数)を割り振る
これで個々のビットコインがそれぞれユニークな数字を持つ
そして、特定のビットコインに対し、画像などのデータをスクリプトとして書き込み(紐付け)する事でビットコインNFT(Inscriptions)が作られる
例えば上記画像のように、Aというウォレットに入っているbc1a~というアドレスに入っているBTCに対してペンギンの画像を紐づける事で、ペンギンのビットコインNFT(Inscriptions)が作られます。
ビットコインNFTに利用されている2つの技術
ビットコインNFTでは「Segwit(セグウィット)」と「Schnorr(シュノア)」という2つの署名方式を組み合わせて採用しています。これにより、ビットコイン上で遥かに低いコストでフルオンチェーンNFTを発行できています。
以下では、この2つの署名方式について解説しています。
SegWit(セグウィット)
SegWit(セグウィット)とは、2017年8月にビットコインに実装された大型アップデートです。SegWitはトランザクション情報をコンパクトに圧縮できるという特徴を持っており、ビットコインの抱えているスケーラビリティ問題を解決する可能性があると期待されている技術です。
そもそもスケーラビリティ問題とは、ビットコインの取引量が増えることによって送金に時間がかかったり、送金要求が承認されなかったり、取引手数料が高騰するといった一連の問題のことを指します。
SegWitが導入される前、ビットコインでは「Legacy(レガシー)」という署名方式を採用していました。Legacyではビットコインの取引データ領域にデータを記録していましたが、Segwit方式ではWitness(ウィットネス)と呼ばれる「取引データ領域とは別の独立した領域」を利用して署名を行うことができます。
Segwit方式では、Legacy領域と比較して書き込むデータコストが4分の1で済み、さらに1ブロックに詰め込むことができる最大データの容量が4倍(4MB相当)になるというメリットがあります。
Schnorr(シュノア)
Schnorr(シュノア)とは、2021年11月に実施されたビットコインの大型アップデート「Taproot(タップルート)」にて導入された署名方式の1つです。シュノア署名の導入により、複数のアドレスからの送金を1つのものとして署名することができるようになりました。
この機能により、実際は複数のアドレスから送金している取引を単一のものとして扱うことができ、プライバシーの確保及び取引にかかるデータ量を削減できるようになりました。
以上2つの署名方式を組み合わせて採用することで、1トランザクションで最大4MB相当のデータ(Inscriptins)を安価に作成することができるようになりました。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
Coincheck
ビットコインNFTを実際に発行する5つの手順
引用:YouTube
ビットコインNFT(Inscriptions)を発行するには、上記動画に沿って5つの手順で行うことができます。(※この動画は有志によって作成された、Windowsユーザー向けの動画です)
ビットコイン上にノードを建てる
Bitcoind(開発環境)でブロックを再度インデックス
ordをインストールし、再度ブロックを同期
ord上でウォレット作成
Inscription開始
ただし、ビットコインNFTの発行までには、様々な処理が必要となり最短でも1日以上時間を要してしまうことに注意してください。
また、Ordinalsの開発者自身がビットコインNFTの発行方法を解説したMacOS向けの動画もあるので、こちらもご参照ください。
ビットコインNFTの具体的な発行コスト
ビットコインNFTの具体的な発行コストは、画像データ100KBの書き込みにつき、通常「約7.5〜15ドル」です。
ビットコインNFTの発行コストは手数料相場に大きく左右され、2satoshi/vBで試算すると上記のコストとなります。高い手数料(およそ20satoshi/vB以上)を払えばすぐに発行できる一方で、発行までに時間がかかっても問題ないのであれば、安い手数料でイーサリアムNFTよりも安価に発行することができます。また、最安の手数料水準である1satoshi/vBの場合は、さらに半額である7.5ドルで100KBのビットコインNFT(Inscriptions)を発行できます。
注意点としては、ビットコインの価格が上がれば15ドル以上の手数料がかかってしまう可能性もあります。そのため、必ずMempool(メンプール)の取引手数料水準を確認した上で、適切な手数料レートを設定するようにしましょう。
ビットコインNFTに関連したサービス
2023年3月現在、ビットコインNFT(Inscriptions)の注目が高まってきており、関連するサービスも次々と登場してきています。以下の表では、ビットコインNFTに関連するサービスをまとめています。
サービス内容
プロトコル名
発行代行
・Gamma
・InscribeNow.io
・OrdinalsBot
マーケットプレイス
・Gamma
・ordinals.market
・ORDSWAP
ウォレット
・Bitcoin wallet for web3
・Sparrow Bitcoin Wallet
ビットコインNFTの課題と今後の予想
ここからは、ビットコインNFT(Inscriptions)の課題と今後の予想について、私の考えを述べていきます。
2023年1月ごろにOrdinalsプロジェクトの話題が拡散され始めたときには、まだビットコインNFT(Inscriptions)の認知度も低く、一部の人々の間でしか盛り上がっていませんでした。しかしながら、2023年2月末になるとBAYCなどで有名なYugaLabsがTwelveFoldというInscriptionsコレクションを発売する事を公表し、ビットコインNFTへの注目が高まりました。
引用:@yugalabs
結果としてYugaLabsは、たった24時間で合計735BTC、1,650万ドル(約22.3億円)という金額を稼ぎ出し、初となるビットコインNFTのオークションは大成功のうちに幕を閉じました。
引用:@tropoFarmer
現在、InscriptionsはNFTという使われ方をしていますが、今後はBTC自体を検閲されない永続的記録媒体として活用してくるプロトコルや個人などもいるのではないかと私は推測しています。その一環としてか、フルオンチェーンではないイーサリアムNFTをBurnして、Inscriptionsとして発行するという試みも行われています。
その一方で、まだまだビットコインNFTは多くの課題を抱えており、具体的には次のような課題を解決できるかどうかが今後のビットコインNFTの明暗を分けると考えています。
【ビットコインNFTが抱える課題】
ウォッシュトレードが横行している
参入障壁が高い
ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている
課題①ウォッシュトレードが横行している
1つ目の課題は「ウォッシュトレードが横行している」という点です。
ウォッシュトレードとは、マーケティング施策や価格を釣り上げる事を目的に、自己や友人間などで高値での取引事例を作り、フロア価格を操作する取引のことです。多くの伝統的な金融市場において、ウォッシュトレードは需要の本当の水準について市場に誤った印象を与え、金融商品の価格を歪めることにつながるため禁止されている。一方で暗号資産市場やNFT市場ではまだウォッシュトレードの規制がかかっておらず、今でも多くのウォッシュトレードがNFT市場で行われています。
もちろんウォッシュトレードが行われているのはビットコインNFT(Inscriptions)に限らず、イーサリアムNFTを含めたNFT市場全体の課題です。健全なNFT市場を創っていくためにも、規制当局による適切な規制やウォッシュトレードを分析し警告するツールやプロトコルなどが必要になってくるでしょう。
課題②参入障壁が高い
2つ目の課題は「参入障壁が高い」という点です。
ビットコインNFTは、イーサリアムNFTと比較してもNFTの作成や送受信、売買を慣れていない人が行うにはまだまだハードルが高いです。今後、ビットコインNFTが一般にも普及していくためには、よりわかりやすいUI/UXを持ったプロトコルなどが提供される必要があるでしょう。
課題③ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている
3つ目の課題は「ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている」という点です。
ビットコインNFT(Inscriptions)はまだ歴史が浅く、ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている状態です。以下では、ビットコインNFTに反対派の意見と賛成派の意見についてまとめています。
反対派の意見
ビットコインNFT(Inscriptions)に反対している人の意見として「ビットコインNFTは取引手数料競争において有利すぎることで、取引手数料高騰やネットワーク攻撃へつながる」という懸念があります。
ビットコインNFTは、通常の送金トランザクションなどに比べて、4分の1のコストかつブロックサイズ目一杯までの容量を含んだトランザクションを送信できます。そのため、ブロック内容量を安価に寡占することにつながるという意見があるのです。
また、反対派の意見としては「フルノードを建て続けるコストが増大し、ネットワークの堅牢性が損なわれる」というものもあります。
ビットコインにおいては、ジェネシスブロック(最初のブロック)から今日に至るまでの全ての取引データを保持および検証しているフルノードを建てて、ビットコインネットワーク維持に貢献している人々(フルノーダー)がいます。彼らにかかってくるコストはサーバーやPCなど処理端末の電気代に加え、毎日増えていく取引データを保持するストレージコストがあります。
しかし、Ordinalsの影響で平均的ブロックの大きさが今までの2MB以下から4MB以下へ増えた場合、データ増量速度が倍になり、フルノーダー達はストレージを確保するために設備投資を行う必要が出てきます。
そうなると、報酬が貰えないボランティアで運営されているフルノーダーの中には辞めてしまう人達も出てくるでしょう、フルノードの数が減るとそれだけネットワークの分散性や堅牢性が弱くなっていくので、ひいてはビットコインの永続性や価値などへの影響が避けられなくなります。
賛成派の意見
一方で、ビットコインNFT(Inscriptions)に賛成している人の意見としては「Ordinalsの影響で、取引手数料が高騰するのであればそれはマイナーやネットワークにとって好ましい」というものがあります。
ビットコインは、将来的に2,100万枚を発行した後は取引手数料だけがマイナーのインセンティブとなります。一方で、送金需要だけでは十分な取引手数料を確保できないのではないかという懸念もあります。その問題にNFTといったユースケースが追加される事で多くの取引が発生することが予想されるのでその問題解決に貢献できるはずという意見です。
また、多くの取引が発生することで取引手数料が高騰すれば大容量のInscriptionsを発行する際のコストも高騰するので攻撃リスクは減ります。
また、賛成派の意見としては「フルノードを建てる人が増える事で、ネットワークの堅牢性貢献に繋がる」というものもあります。
Inscriptionsを自前で発行するには、フルノードを建てる必要があります。将来的にInscriptionsを発行する企業やNFT運営が増えることで、結果としてフルノードの数は増えるのではないかという見立てもあるのです。
実際にビットコインNFTを発行してみた
引用:OpenSea
今回の記事執筆に際し、筆者自身も実際にInscriptionsを発行してみました。
引用:Ordinals.com
発行に至るまでに、多くの苦労を伴いましたが、その度にコミュニティに助けられました。また、簡単に送受信するために、BTC NFTを発行した後にETHでラップしてみました。今後、ビットコインNFT(Inscriptions)がどうなるかは、まだまだ不明瞭です。しかし、ビットコインというなかなか大きな技術革新が起きにくい領域での出来事なので、注意深く動向を追っていきたいと思います。
※本記事はビットコインNFTへの投資を推奨するものではありません。予想に反して損失を被る可能性もあるため、投資はご自身の判断と責任において行ってください。
2023年2月9日に、メタバース都市「※OASIS TOKYO」などを展開するメタバースコミュニティのブランド「OASIS」が独自のNFTである「OASIS Community PASS」を販売することを発表しました。
「OASIS Community PASS」はメタバースクリエイターのMISOSHITA氏により制作されており、アーティストならではのこだわりが詰め込まれています。
本記事では、NFTのクリエイティブ画像を制作したMISOSHITAさんをお招きし、制作の裏話やこだわりのポイント、制作技法などから、NFTやWeb3への想いも聞いてみました。
※本プロジェクトの詳細は下記よりご確認ください。
「OCP」公式ページ:https://oasis.coincheck.com
「OASIS」公式Twitter:Oasis | Official (@Oasis_pj) / Twitter
「OASIS」公式Discord(※):公式ページ公開を記念して明日2/28(火)22:00~22:15に時間限定で特別にDiscordをオープン
「OASIS」公式Discord(※):https://discord.com/invite/oasiscommunity
※Discordは今後複数回に分けて公開予定です。Disocord参加者にはNFTの優先購入権(Allow List)を抽選で入手できる機会も用意しておりますので、是非ご参加ください。
(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。
詳しくはこちら
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目次
OASIS Community PASS NFTとは
MISOSHITA氏が取り組まれてきたメタバース•NFTのプロジェクトについて教えてください
Coincheckからオファーの連絡がきた時の感想を教えてください
画像の特徴や拘りのポイントを教えてください
画像を作成するにあたり、特にこだわった点を教えてください
この画像を見た人に何を感じさせたいと思いますか
OASIS Community PASS NFTに期待することを教えてください
最後にOASIS Community PASS NFTに興味を持ってくださっている方に向けてメッセージをお願いします
OASIS Community PASS NFTとは
OASIS Community PASS NFT(OCP)は、OASISのビジョンを体現するキーアイテムとして開発されています。
OCPのアートは「OASISコミュニティで変化していく豊かな自分」をテーマにしています。
自身を解放し新しい行動を起こそうとされている方、今の自分を変えていきたいというエネルギーに溢れた方に共感いただき、OASISプロジェクトにご参加いただきたいという想いから、コンセプトを決定しました。
キャラクタークリエイティブのバリエーションは、髪色や肌色、装飾品などの組み合わせで多様なアイデンティを担保しており、ホルダーの皆さまが、メタバースやコミュニティにおける「ありのままで、唯一無二の自分」を選択し、表現できるような設計をしています。
そこで、あるNFT関連のイベントでMISOSHITA氏のWeb3とメタバースに対する強い想いを聞いたところOASISが目指す構想とも親和性があり、MISOSHITA氏のクリエイティブ作品がOASISのイメージにもマッチすると感じたため、今回の制作をご依頼しました。
OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説
Coincheck
MISOSHITA氏が取り組まれてきたメタバース•NFTのプロジェクトについて教えてください
―10年弱くらいサラリーマンでゲームデザイナーとして、3D制作を行っていました。
その頃は、基本的にメタバースというか、ゲームの中の空間やキャラクターをずっと作っていました。
―2018年にバーチャルYouTuber(VTuber)をはじめ、キャラクターや背景を作り始めました。
Web3のメタバースというわけではありませんが、メタバース空間を自由にアップロードできるClusterという日本のプラットフォームサービスがありました。そこでメタバースを作り始めたことがスタートになっています。
―NFTやWeb3の世界のメタバースを実際に作り始めたのは、2021年の3月ごろからです。
始めたきっかけは、メタバース空間自体を販売したかったところ、なかなか販売できるサービスがなかったので、NFTと組み合わせれば何かマネタイズできるのかな、というところです。
―メタバース空間自体を作り始めたのは主にDecentraland(ディセントラランド)です。
ディセントラランドで建物を作ることなどをメインにしていまして、MetaTokyoというプロジェクトに参加しています。MetaTokyoでは、主にギャラリーや関連の建物を作っています。
経歴MISOSHITA
NFTアバタープロジェクトMetaaniの3Dデザイン/クリエイティブ担当。様々なメタバース建築を担当するメタバースクリエイター。MetaTokyoのCMVO(Chief Metaverse Officer)に就任。
Coincheckからオファーの連絡がきた時の感想を教えてください
―そうですね、Web3領域でのメタバースは自分が一番興味のある領域だったので、その領域を国内でかなり力を入れているオアシスさんから声がかかったことはすごい光栄だなと思いました。
画像の特徴や拘りのポイントを教えてください
―ただの画像を作るというよりメタバース的なものをイメージさせる物を作るっていう形が良いのかなと思い、イラストというよりは、3DCGって作るっていう方向が良いのかなと思っていました。
―国内外含め、3DCGはNFTでよく使われているのですが、見た目が3DCGらしいというか、どちらかというとフィギュア的なシェーディングやライティングが物理的な見た目のものが多いと思うのですが、そこと勝負するのではなく、独自の表現を目指しました。
―そこで、見た目的にはアニメ的なものにしました。手法的には3DCGでトゥーンレンダリングという手法をつかい、立体的なリアルに近いようなものを、シェーダーというものを変えてアウトライン(※輪郭線)をつけたり、陰影をセルアニメのような形に表現したりしまた。
この手法は、おそらく日本で発展してきたような手法であり、ゲームなどではかなり使われている手法です。
―あとは、セルアニメでのメカの表現では、メカだけを3DCGで作っているようなものが昔からあるので、そういったところで使われている手法なんです。
画像を作成するにあたり、特にこだわった点を教えてください
―やはり、日本人は「ザ・3CDCG」みたいな見た目より、セルアニメのような見た目のほうが馴染み深いと思っています。しかし、実際最初に作ったものは、オーソドックスな見た目のものが多くなってしまいました。そこから、独自の表現に変えていくっていう流れになったかなと思っています。
―そこで行き着いたところは、ステンシルやグラフィティーみたいな表現を足していくような方向になりました。
―一番わかりやすいのが、アーティストのバンクシーみたいに、陰影が黒く塗りつぶされるような、かなりグラフィカルな表現をちょっと取り入れていくような形で、最終的にはテイストなどが決まったかなと思っています。
この画像を見た人に何を感じさせたいと思いますか
―かっこいいと思ってもらえたら一番いいなと思っています。
より具体的に言うと、今回は男女のキャラクターがイラストになっています。NFTのプロジェクトでもキャラクターは使われている形ですが、日本ではかわいい女の子のキャラクターのイラストが結構多いのかなと思っています。
―イケメンとかっていうところで押し出しているやつがないのかなっていうので、今回、男女のキャラクターがいるので、男性のキャラクターもかっこよくやりたいなっていうところが結構イメージとしてはありました。
男性のキャラクターでも魅力的な形にできるようなものを作りたいなと思って作りました。
―また、女性のキャラクターもかわいいっていう形だけじゃなくて、かわいさだけじゃなくてクールさやかっこよさっていうのも押し出していけたらいいなと思っています。
OASIS Community PASS NFTに期待することを教えてください
日本国内でもそうですけど、世界やグローバルに展開できるような形を期待しています。
あとは、Web3領域でのメタバースってのがもっと国内でも発展していったらいいなっていうのは感じています。
Web3領域でのメタバースは最近では増えてはいますが、
まだ力を入れているところは数える程度だと思うので、オアシスさんがかなり大規模にやられているところから、プロジェクトがどんどん増え、Web3領域のメタバースが全体で発展していったらいいなと思っています。
最後にOASIS Community PASS NFTに興味を持ってくださっている方に向けてメッセージをお願いします
―確実にカッコいいモノができているので、ぜひチェックしていただきたいというところが強いです。
―また、メタバース自体では、建物を3DCGで作っても、最終的にはユーザーやコミュニティがないと多分あまり意味がないものなので、まず何か参加していただけたら嬉しいです。
メタバースは、参加してくれる人がいることで成り立つと思うので。
―ディセントラランドでもオアシスでも、建物とかはすごくかっこいいものができていると思うのですが、多分メタバースっていうのはそれだけでは完成せず、そこにコミュニティとか参加してくる人がいることで完成するものだと思っています。
―なので、何かに参加していただきたいというのは、結構強い思いです。
2021年から多く目にするようになった「NFT」という言葉ですが、アート業界やエンタメ業界で多く活用されているイメージを持つ方が多いでしょう。
そんな中、いま日本における地方課題解決の望みとしてNFTに注目が集まっていることをご存知でしょうか。2022年から現在進行形で、多くの自治体が企業と連携を図りながら、NFTの活用した地方創生に取り組み始めているのです。
そこでこの記事では、地方創生へのNFTの活用事例を交えながら、自治体においてNFTがどのように活用できるか、またどのようなメリットがあるのかについて解説していきます。
この記事でわかること
NFTとは
地方創生におけるNFTの活用方法
NFTを活用するメリット
全国のNFT活用事例
【掲載団体様を随時募集】
本記事では自治体および企業のメタバースの取り組みを募集しております。
事例でのご紹介を希望される方は下記のメールアドレスへご連絡ください。
Coincheckの無料登録はこちら
目次
そもそもNFTとは
地方創生におけるNFTの活用方法
地域の特色を織り込んだNFTアートとして活用
ふるさと納税の返礼品として活用
デジタル住民票としてNFTを活用
地方自治体がNFTを活用する3つのメリット
関係人口の創出
ボーダーレスに地域の魅力を発信
財源の確保
地方自治体によるNFT活用事例
島根県松江市
京都府長岡京市
秋田県由利本荘市
埼玉県横瀬町
滋賀県栗東市
山口県美祢市
三重県多気町
福岡県直方市
群馬県沼田市
新潟県長岡市山古志
鳥取県鳥取市
茨城県桜川市
北海道夕張市
岡山県玉野市
兵庫県尼崎市
岩手県遠野市
北海道余市町
まとめ
そもそもNFTとは
NFTによる地方創生の方法を理解するには、まず「NFTとは何か?」を知っておく必要があります。
NFT(Non-Fungible Token)とは、主にイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。
この代替不可能なトークンには、唯一無二の価値を持つという特徴があります。
例えば、Aさんが持っている1ビットコインとBさんが持っている1ビットコインは同等の価値であり、交換することができる「代替可能」なものです。
一方で、「代替不可能」とは、全く同じものが存在しない、例えば「金メダル選手の直筆サイン入りTシャツ」のような一点物であることを意味しています。
このNFTの登場により、それまで簡単にコピー・改ざんができたデジタルデータにも一点物の証明ができるようになりました。またそれに伴い、デジタルアートやゲームのアイテムなどのデジタルアセットにも資産価値を付与することが可能になりました。
NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介
Coincheck
地方創生におけるNFTの活用方法
地方創生におけるNFTの活用方法は、主に3つ挙げられます。
地域の特色を織り込んだNFTアートとして活用ふるさと納税の返礼品として活用デジタル住民票としてNFTを活用
それでは詳しくみていきましょう。
地域の特色を織り込んだNFTアートとして活用
まず、1つ目の活用方法として地域の特色を盛り込んだNFTアートとしての活用方法があります。NFTアートとは、NFTを活用することで唯一無二の価値をもったデジタルアートのことを指します。
地域での自然の風景や名産品などの特色にはその地域でしか見れない、体験できない独自性があり、この性質が非代替性をもつNFTの中で表現されることで、より強い独自性を持ったアート作品が生み出されます。
地域の特色をNFTで表現することで、その土地に関心を持つ人々が増え地域の活性化につながることが期待されることから、多くの自治体が発行するNFTにはその地域の特色が織り込まれることが多いです。
ふるさと納税の返礼品として活用
また近年増えてきている活用例の1つとして、ふるさと納税の返礼品としてNFTを採用するといったケースが挙げられます。
ふるさと納税は、特定の地域を応援すると同時に税金の控除も受けられるとあって、利用者が年々増加していますが、「地域の応援」という性質よりも返礼品とそれにかかるコストを重要視して寄付をする傾向があり、地域を応援する意識や、納税をきっかけに直接現地を訪問したり支援し続けたりする動機付けとしては弱いという課題があります。
一方、デジタルデータとしてブロックチェーン上で管理されているNFTであれば、デジタルアートそのものを返礼品として提供する自治体もあるものの、NFT購入者だけに特産品の獲得権や購入権を付与したり、観光誘致と組み合わせ、その地域に赴くインセンティブを施すこともできます。
そして何より、NFTが唯一無二のデジタルデータとして、購入者の手元に残り続けることで、所有による特定の地域との関わりを強く意識させることができる点が、多くの自治体がふるさと納税の返礼品としてNFTを採用している理由と考えられます。
デジタル住民票としてNFTを活用
そして3つ目は、地域のデジタル住民票としてNFTを活用する方法です。この活用方法は、次章で紹介する「地域の関係人口を拡大」という自治体がNFTを活用するメリットに大きく繋がる内容になります。
現在の日本では、地方での著しい人口減少、過疎化によって地域の課題をその地域だけで解決するのが困難になってきています。
地域の住民票をNFTとしてデジタル化するということは、言わばそのNFTを保有する方は実際にその地域に居住していなくとも、その地域のデジタル住民として自治体のまちづくりに参加することが可能になります。住民票のデジタル化であれば従来の技術でも実現可能でしたが、NFTを活用することで自治体は販売したNFTによる財源を確保することができると同時に、「地域の盛り上がりに比例してトークン価格が上昇する可能性」を生み出すことができ、デジタル住民へのインセンティブとして活用することができるのです。
地方自治体がNFTを活用する3つのメリット
次に、地方自治体がNFTを活用する以下の3つのメリットについて紹介します。
関係人口の創出ボーダーレスに地域の魅力を発信財源の確保
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
関係人口の創出
自治体での地方創生におけるNFT活用の動きの中で、最も期待されるメリットの1つが関係人口の創出です。人口や産業、資源の減少といった現在の地方地域が抱える問題を解決するには、経済循環の実現・活性化が不可欠な要素であり、そのためにはその地域に関わる人々を増やしていく必要があると考えられています。
「関係人口」とは、その地域に住んでいる「定住人口」でもなく、観光などで訪れた「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉として使われます。
引用:総務省|関係人口ポータルサイト
NFTはこうした関係人口創出の手段として、様々な方法で活用することが可能です。
例えば、新潟県長岡市の旧山古志村(山古志地域)では、錦鯉をモチーフに制作されたNFTを住民票としての機能を併せ持つものとして販売し、購入者は「デジタル山古志」の村民になることができる仕組みを作った事例があります。
山古志村のデジタル村民は地域の住民と交流したり、NFT販売で得た財源を基に行われる地域の課題解決の事業にDAOでの住民投票を通して参画することができます。そして、NFTを発行する以前の山古志村の村民は約800人ほどしかいませんでしたが、すでに1,500点のNFTが発行され、デジタル村民が実人口(約800人)を超えるほどの盛り上がりを見せています。
人口減少や過疎化が進む地方地域では、市外への流出が顕著な若年層とのつながりの構築が必要とされています。その中で、地域と多様な繋がりを持つような関係人口を創出できるNFTは日本の地方創生にとって、大きなメリットとして注目されているのです。
ボーダーレスに地域の魅力を発信
また、地域の魅力や特色を国境を超えて、世界に発信できる点もNFTを活用するメリットの1つとして挙げられます。
地方自治体のPR用コンテンツやその地域にしかない特色をNFTし、Openseaなどの世界中の人が利用するマーケットプレイスで販売することで、海外に住んでいる人に対しても地域の文化に触れられる機会を創出することができます。
また、NFT購入・保有の特典としてその地域の特産品を提供したり、その地域を訪れた際に使用す
ることができる商品券をデジタル上で付与するなど、活用方法によっては地域の魅力をアピールするだけでなく、直接インバウンドの観光客の増加に繋げることもできます。
その活用方法は、その地域の特色などによって見せ方や付与するユーティリティの種類を工夫する必要はありますが、海外の方に対しても様々なアプローチでその地域の魅力を発信することができる点は地方自治としてNFTを活用するメリットの1つであると言えるでしょう。
財源の確保
そして3つ目のNFTを活用するメリットとして、自治体が発行体となりNFTを販売することによって、その売上を自治体の財源として利用できる点が挙げられます。
引用:Let’s デジタル田園都市
北海道の余市町や京都府の長岡京市では、ふるさと納税の返礼品として有名プロジェクトであるCrypto Ninja Partners(CNP)とのコラボNFTを販売し総額666万円の売上を達成しています。
しかし、単に地元の特色をNFTにするだけでは他の自治体のNFTに埋もれてしまう可能性があります。ですので、上記の自治体のように地域発のNFTプロジェクトを成功させるには、地域の特色に合わせた有名プロジェクトとのコラボや買いたくなるようなユーティリティーの設計を考える必要があるでしょう。
地方自治体によるNFT活用事例
では、実際に地方自治体がNFTを活用してどのような取り組みを行っているか、いくつかの事例を紹介していきます。
島根県松江市
引用:島根県松江市
島根県松江市は、地域活性化の一環として、株式会社ディー・エル・イー(以下DLE)が展開する「鷹の爪団」の公式NFTプロジェクト「TAKANOTSUME DAN NFT」をふるさと納税の返礼品として提供を行なっています。
今回松江市とコラボした「鷹の爪団NFT」は、"だれもが幸せに生きられる世界を実現する"ために世界征服を目指す、心優しい悪の秘密結社 鷹の爪団の一員になり、応援するためのNFTアートプロジェクトです。ブロックチェーン技術を使った、世界でひとつだけの唯一無二の価値を持ったデジタルアートとなり、指定された観光地に設置されたQRコードを読み込むと、本NFTアートの吉田くんの絵柄が進化するユニークな仕掛けも付いています。
ぜひ、皆さんも松江市のふるさと納税NFTを通じて、地域の活性化を促進させていきましょう。
▶︎▶︎鷹の爪団NFTの返礼品ページはこちら
京都府長岡京市
引用:京都府長岡京市公式サイト
京都府長岡京市では、今年で30回目の節目を迎える「長岡京ガラシャ祭」の開催にあたり、ガラシャ祭をテーマにしたNFTアート(※)をふるさと納税返礼品として採用しました。
(※)ガラシャ祭をテーマにしたNFTアートの返礼品は、現在第2弾の寄付受付が始まっています。(数量限定)
「長岡京ガラシャ祭」とは、約450年前に長岡京市内にある勝龍寺城に嫁いできた明智光秀の娘「玉(後の細川ガラシャ)」の輿入れ行列を再現した祭りで、毎年11月に開催されます。祭り当日は、豪華な歴史衣装をまとった約1,000人の婚礼行列が輿入れの様子を再現し、市内約3kmを練り歩きます。
引用:京都府長岡京市公式サイト
第1弾のNFT返礼品では寄付者への特典として、2023年11月12日に行われる「長岡京ガラシャ祭2023」のお輿入れ行列に参加できる抽選権に加え、希望者はガラシャ祭公式ホームページにて協賛者として名前を掲載できる特典がありました。
また長岡京市内では、11月3日よりガラシャウィークと称し、主にJR長岡京駅前や中央公民館などでコンサート、展示、マルシェなどが開催されます。ぜひ、ガラシャ祭期間に長岡京市を訪れてみましょう。
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秋田県由利本荘市
引用:由利本荘市公式サイト
秋田県由利本荘市では、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社と由利高原鉄道株式会社の三者による連携協定を結び、由利高原鉄道の車両「おばこ号」の3DデータをNFTとしてふるさと納税の返礼品に採用する実証実験を行っています。
車両は「おばこ号」の「YRー3000形」をモデルとし、1両版は赤色の車両、3両セット版は赤青緑の3色の3DデータをNFTとして提供します。
(参考:松皮カンナAR画像)
また、連携事業としてARも展開しており、寄付者には由利本荘市の萌えキャラとして定番の「黄桜すいプロジェクト」から、由利高原鉄道株式会社に縁のある「松皮カンナ」の3Dデータも提供されます。これらは伊藤忠テクノソリューションズ株式会社が展開するARアプリ「CLoVAR(クローバー)(β版)」で見ることが可能です。
「おばこ号」NFTの寄付受付は令和5年12月31日(売り切れ次第終了)となっていますので、気になる方は以下から販売詳細を確認してみましょう。
▶︎▶︎「おばこ号」NFTの購入はこちらから
埼玉県横瀬町
(画像左:「Yokoze Color Pass NFT」、画像右:「Yokoze Pass NFT」)
引用:note
株式会社奇兵隊は、埼玉県秩父郡横瀬町を国内初のフィールドとして、Web3技術の活用を通じて「自律的なまちづくり」を目指すプロジェクトOpen Town Yokozeを実施しました。
Open Town Yokozeでの第一弾プロジェクトでは、横瀬町の特徴を生かしたNFTアートを世界中に向けて販売し、その売上収益によって地元小中学生向けのWeb3教育に特化したスクール「JOY LAB」の開講を実現させています。
▲実際に行われた「JOY LAB」の様子
またこのプロジェクトで発行された「Yokoze Pass NFT」を保有することで、町外の方でもJOY LABコミュニティに参加することができ、同じ志を持つ人たちが集まるコミュニティで他の参加者と交流し、Web3の知識を得たり、友好を深めることが可能です。
「Yokoze Color Pass NFT」及び「Yokoze Pass NFT」は株式会社奇兵隊の公式サイトから詳細を確認できますので、ぜひご覧ください。
▶️▶️「Yokoze Pass NFT」の購入はこちらから
滋賀県栗東市
引用:栗東市
滋賀県栗東市ではふるさと納税の返礼品として、TCCセラピーパークの在厩馬、 ホースシェルター療養中の馬、あるいはシェルターを巣立っていったTCCホースなど、栗東ゆかりの馬たちをデジタルコンテンツ化した「栗東限定 TCC HORSE PINS」(NFT)を新たに加えました。
TCC(Thoroughbred Community Club)では、行き場のない馬を救い、会員サービスを活かし、働けなくなった馬を支えるという3つのステージを生み出し、支援者で構成する会員活動を通じて走れなくなっても乗れなくなっても、人のために頑張ってきた馬たちに寄り添い人生を共にする仕組み作りを行っております。
今回、栗東市で採用された「栗東限定 TCC HORSE PINS」(NFT)は、SNSアイコンなど個人利用の範疇で自由に活用でき、馬のまち栗東の馬事振興や引退競走馬を応援する証として推し馬のセカンドキャリアを見守るため手元に保管、レアなカードやピンバッジとしても利用可能です。
今回発行されたNFTの種類は全7頭、各種5名限定となっているため、ふるさと納税を通じて「馬のまち栗東」の馬事振興やTCCが取り組む引退競走馬支援活動を応援したい方はぜひ、栗東市のふるさと納税サイトをチェックしてみてください。
▶︎▶︎TCC HOUSE PINSの購入ページはこちら
山口県美祢市
引用:美祢市
日本最大級のカルスト台地で特別天然記念物の秋吉台や秋芳洞(鍾乳洞)を抱える山口県美祢市は、NFTによるデジタル住民票を導入する取組みを行っています。
デジタル住民票とは、実際の住民以外の人たちもバーチャルな美祢市の住民になれる証明書です。美祢市のデジタル住民票NFTを保有することで、以下の4つの特典(ユーティリティ)を受け取ることができます。
秋芳洞(大人1,300円)→入場無料
美祢市養鱒場釣り堀→釣竿料金無料+鱒2匹プレゼント
美祢市化石館→利用料無料
美祢市温水プール→使用料無料
※特典等については予告なく変更・終了する可能性があります。
※最新情報については美祢市デジタル推進課が運営する公式X(Twitter)アカウント(@Mine_Citykouhou)をご覧ください。
また上記特典以外にも、NFT保有者は市長も参加するオンラインコミュニティに加わり、市内の課題についてコメントや投票を通じて、地域復興プロジェクトへ参加することが可能です。
ぜひデジタル住民として美祢市を盛り上げ、NFTの価値を高める活動に参加してみましょう。
▶︎▶︎美祢市デジタル住民票NFT購入ページはこちら
三重県多気町
引用:三重県多気町
三重県多気町とブロックチェーンを用いたサービス開発を手掛けるバッジ、「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクは、2023年3月2日より多気町のふるさとチョイス限定の返礼品として、JERAが運用する太陽光発電所のデジタルオーナー権を付与する「環境貢献型NFT」の販売を開始しました。
同NFTはNFTマーケットプレイス「OpenSea」上でも3,300円から通常販売を行っており、第一次販売は即日完売と大きな注目を集めていました。
ふるさとチョイスでの寄付額は1万円からで、寄付者は環境対策設備(今回は太陽光発電所)の「デジタルオーナー」になることができます。
また、「環境貢献型NFT」を保有することで、バッジが運営するウェブサイト「capture.x」上でリアルタイムに同町のCO2排出削減量のデータ数値を見ることが可能です。これをきっかけに多くの人が環境貢献を自分ごととして捉える機会が生まれるでしょう。
※NFTを保有しても施設やCO2排出削減量のデータに関する権利を与えられるわけではありません。
▶︎▶︎「環境貢献型NFT」販売ページはこちら
福岡県直方市
引用:直方市
福岡県直方市と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下:CTC)は、ふるさと納税の返礼品の一部に、AR(拡張現実)環境を使ったアプリを採用する実証実験を実施しました。AR環境では、ご当地グルメのキャラクター「焼きスパマン」の3Dデータを利用した写真撮影をすることができます。
この実証実験では、直方市がふるさと納税返礼品としてデジタルデータを活用するにあたり、3Dデータはブロックチェーン技術を使ったNFTに加工され、直方市からの正式な返礼品であることが証明されています。
また今回、直方市は「焼きスパマン」だけでなく筑豊炭田で実際に石炭輸送に使用されていた「コッペル32号機 蒸気機関車」を題材にしたNFTも提供しています。直方市が提供しているNFTは、以下のふるさと納税サイトで確認することができますので、ぜひご覧ください。
▶▶「3D焼きスパマン(NFT付き)」販売ページはこちら
※焼きスパマンはNFTに紐づいていないデータも同時に提供しています。そのため「自分で焼きスパマンを使った動画を作成する」など、自由な使い方が可能です。
※ARアプリの3DデータはNFTに紐づいておらず、ふるさと納税に関係なく誰でも利用可能です。ぜひ、お気軽にお試しください。
▶▶「ARアプリ」紹介ページはこちら
群馬県沼田市
引用:沼田市
群馬県沼田市、株式会社トラストバンク、そしてCoincBest株式会社は、2023年5月22日ふるさと納税制度を通じたクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下「GCF®」)で「NFTアート」と「自慢の特産品」の力で実現する歴史文化のまちづくりプロジェクトを開始しました。
募集期間は2023年5月22日〜2023年8月19日で、目標寄付金額は200万円です。
今回のまちづくりプロジェクトへの寄付は、沼田市内にある旧給食センターを改修して完成したばかりの「沼田市埋蔵文化財調査センター」を地域の歴史を未来へつなぐ場とするため、出土資料の整理や展示、作業員の人件費等に活用されます。
また本プロジェクトへ寄付していただいた方へのお礼の品として、沼田市にアトリエを構える木版画家・池田実穂さんの作品をNFTアートにした「ヌマタ・アート・アンバサダーNFT」をプレゼントしています。池田実穂さんの作品をオンライン上で展示し、どなたでも閲覧できるメタバースギャラリーを開設していますので、併せてご覧ください。
▶️▶️「プロジェクトページ」はこちら
新潟県長岡市山古志
引用:Nishikigoi NFT
新潟県山古志地域は、NFTの活用事例としては最も注目度が高いプロジェクトを行っています。2022年12月にリリースされた「Nishikigoi NFT」はNFTアートとしてだけではなく、デジタル住民票としての証明書も兼ねており、購入することによって、誰でもデジタル山古志の村民になることができます。
NFT購入者で構成されているコミュニティは、複数のユーザー同士でチャットや通話ができるDiscordで運営を行っています。このコミュニティに参加することで山古志地域の課題解決に向けてそれぞれの知恵やアイデアを出し合うことで、山古志に居住していなくともその地域の住民として村おこしに貢献できるのです。
現在の「Nishikigoi NFT」購入数は1,500枚以上であり、山古志地域に居住している約800人のリアル村民数をデジタル村民数が超えるほどの盛り上がりを見せています。
▶︎▶︎Nishikigoi NFT 公式ページはこちら
鳥取県鳥取市
引用:PRTIMES
2023年1月13日、鳥取県鳥取市ではふるさと納税返礼品として国内最大級のNFTプロジェクト『CryptoNinja Partners』(以下、CNP)とコラボしたNFTを採用することを発表しました。
鳥取市については、中国四国地方で初めてふるさと納税返礼品としてNFTの販売を始めた自治体であり、今回のコラボ企画では1点ものNFTを寄付額3万円であるやうむ独自のポータルサイト「ふるさと納税NFT β版」上で提供を開始しました。
NFTは、パーツや背景、キャラ等それぞれ異なる組み合わせの合計222種類となり、NFTを持って鳥取市内の観光地に設置してあるQRコードを読み取るとNFTアートの絵柄が変化する仕組みが取られています。すでに鳥取市とCNPのコラボNFTは完売してしまいましたが、気になる方は他の自治体とのコラボNFTのリリース情報を追ってみてください。
▶︎▶︎CNPのホームページはこちら
茨城県桜川市
引用:茨城県桜川市
2022年8月1日、茨城県桜川市では地域の観光ポスターをNFT化し、ふるさと納税の返礼品として提供を開始しました。
返礼品に追加する作品は「NFT 桜川の四季シリーズ」と呼ばれるもので、四季折々の風景をイラストで表現した観光PRポスター原画12点をそれぞれNFT化したものです。桜川市の観光スポット、高峯の山桜や真壁のひなまつりなどを主題としたものを取り揃えています。
引用:茨城県桜川市
また「桜川の四季シリーズ」のNFTは、購入者に対してNFTだけでなく市内の山桜から採取したハチミツ、市内業者の自家焙煎(ばいせん)コーヒーをセットで返礼品として提供し、すでに9種類ものNFTがサイトでは品切れ状態となっています。
▶︎▶︎「桜川の四季シリーズ」のNFTはこちらから
北海道夕張市
引用:MeTown
2022年12月1日より、全国で初めて北海道夕張市の「JA夕張市」が、同市の特産品である夕張メロンのデジタルアンバサダーになれる参加型予約購入プログラムの事前登録を開始しました。
このプログラムは、夕張メロンのファンの輪を世界中に広げることを目的とし、夕張メロンNFTの購入者は、限定オンラインコミュニティへの参加権利や夕張メロンの引換券(#夕張メロンNFT)を受け取ることができます。
作り手の高齢化という課題を抱え、夕張メロンの生産量が減少傾向になってしまっている一方でそのような時だからこそ、デジタルの力で地域の魅力を世界中に発信していこうというプロジェクトです。
▶︎▶︎「夕張メロンNFT」の購入ページはこちら
岡山県玉野市
引用:せとうちHumanTime-玉野市
岡山県玉野市では、関係・交流人口の増加や、大規模な土地取得を要さない新たな産業の誘致に繋げるための取り組みとして、都市圏のIT関連企業を対象にした「お試しワーケーションツアー」を実施しました。
このワーケーションツアーでは、地域滞在中での各種体験プランに加えて、参加者に対して事前にNFTを配布し市内の指定飲食店においてNFTを提示することでドリンクをプレゼントする企画も実施していました。
また次回以降のワーケーションツアーでも、参加者特典としてせとうち拠点・玉野の体験で使える「※オリジナルNFT」を配布予定ですので、ぜひ気になる方は参加してみましょう。
※現在企画中につき、内容の変更がある可能性はご了承ください
▶︎▶︎玉野市 ワーケーションツアーの参加ページはこちら
兵庫県尼崎市
引用:株式会社フォーイット
株式会社フォーイットとメディアエクイティ株式会社は、2022年1月28日、NFTマーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」にて、兵庫県尼崎市の非公認ご当地キャラクターである「ちっちゃいおっさん」のNFTアートコレクションの販売を開始しました。
この取り組みは、ブロックチェーン機能を用いたトークンエコノミー(地域経済圏)の形成を目的に兵庫県尼崎市の非公認ご当地キャラクター「ちっちゃいおっさん」のLINEスタンプ5種類をNFT化し、HEXAで販売するものになっています。
Polygonチェーン上に発行され、仮想通貨はもちろん日本円クレジットカード決済にも対応していることから、仮想通貨やNFTを保有したことがない方も簡単に購入できます。
▶︎▶︎HEXA「ちっちゃいおっさんNFT」はこちら
岩手県遠野市
引用:PRTIMES
2022年10月27日、株式会社Next CommonsはNFTコレクション「Game of the Lotus 遠野幻蓮譚(略称:GOTL)」をふるさとチョイスを通じて提供を開始しました。
GOTLは、柳田國男の「遠野物語」などで知られる遠野に伝わる神話を題材にしたNFTコレクションであり、神話に登場する3人の娘を「あめ」「うみ」「みお」としてNFTキャラクター化しています。また、NFTのアイテムを入手してキャラクターや背景イラストをカスタマイズできるウェブアプリを提供し、現実世界の遠野とリンクして楽しめる“Web3×地域”の仕掛けを用意していることも特徴です。
引用:PRTIMES
なお購入できるNFTは、キャラクター1体とレアアイテム3個、通常アイテム12個がセットになった「Collector's Edition(特別版)」とキャラクター1体とレアアイテム1個、通常アイテム4個がセットになった「Normal Edition(通常版)」の2種類ありますので、購入の際にはご注意ください。
▶︎▶︎ふるさとチョイス「GOTL」の販売ページはこちら
北海道余市町
引用;Web東奥
北海道余市町は株式会社あるやうむと共に2022年5月に日本で初めて、「ふるさと納税品NFT」を実現した自治体として知られています。
上のNFTは、余市町の名産であるワインをモチーフにしたアート作品となっており、デザインは北海道出身のNFTクリエイターであるPoki氏が担当しました。NFT保有者には、余市町の希少ワインの優先購入券の抽選に参加できる権利が付与されており、1枚あたり12万円の寄付額で受付を開始したところ受付開始から2時間で100名の予約が入る盛り上がりを見せました。
また同市はこの他にも、MyCryptoHeros(マリクリ)やふるさとCNPとコラボしたNFTもふるさと納税サイトで販売していますので、ぜひチェックしてみてください。
▶︎▶︎余市町のふるさと納税サイトはこちら
まとめ
自治体におけるNFTの活用方法やメリット、その活用例を紹介してきました。
この記事からもわかるように、NFTの活用方法は自治体によって同一ではありません。NFTの活用が地方自治体や企業の既存課題解決の手段の一つとして考えられる場は、今後より拡大していくでしょう。
NFTはまだまだ私たちの生活に馴染んだ存在でなく、特定の業界で多く活用されているイメージがありますが、もしかしたら数年後には業界の垣根を超えて、私たちの生活の中でNFTが当たり前の存在になっているかもしれません。
NFTゲームのタイトルが続々と登場するなか話題となっていた「STEPN(ステップン)」。
STEPNは単純に端末でゲームをするのではなく、散歩や日々の移動、ウォーキング、ランニングなど、移動(Move)をすることでゲーム内トークンを獲得できる「Move to Earn」と呼ばれるジャンルのNFTゲームです。
本記事では、NFTゲームSTEPNの特徴や始めかた、ゲーム内の暗号資産(仮想通貨)のGSTについてなどを解説します。
この記事でわかること
NFTゲーム「STEPN(ステップン)」の概要
ゲーム内暗号資産GSTについて
STEPN(ステップン)の始め方と登録方法
Coincheckの無料登録はこちら
目次
NFTゲーム「STEPN(ステップン)」の特徴とは
ゲーム内暗号資産(仮想通貨)GSTとは
ゲーム内スニーカーの購入にはSOL(ソル)が必要
「STEPN(ステップン)」の始め方
ステップ1:STEPNのアプリをインストールし、アカウント開設をする
ステップ2:STEPNでウォレットを作成する
ステップ3:Coincheckで口座を開設し、ビットコイン(BTC)を購入する
ステップ4:スニーカーNFTを購入してゲームを開始する
まとめ
NFTゲーム「STEPN(ステップン)」の特徴とは
STEPN(ステップン)とは「NFTスニーカーを履いて、散歩やランニングなどの移動をすることで、暗号資産を手に入れることができるNFTゲーム」です。
位置情報や移動量で遊ぶ一般的なスマホゲームを例えるならば、「Ingress(イングレス)」「Pokémon GO」などが挙げられるでしょうか。
位置情報を扱うゲームは、大きな人気を長期間獲得しているタイトルが複数あるため、NFTゲームでも長期的な人気を誇るタイトルが生まれる可能性があるでしょう。
STEPNでは自分が所有するスニーカーを他人に貸し出す機能が実装予定です。スニーカーを借りたユーザーからは賃料を得られるため、自分がプレイしていなくてもトークンが獲得できたり、余ったスニーカーを有効活用することができるのです。
NFTゲームでは、所有するNFTアイテムを他人に貸し出すことができるという特徴があります。
ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用することで、確実に借主から賃料を得て、NFTを回収する流れを透明化し、ほぼ確実に行うことができるのです。
そのため、課金が可能な要素が増えることで、ゲームの自由度をユーザーによって上げることが可能になります。
ゲーム内暗号資産(仮想通貨)GSTとは
STEPNでは、ゲームをプレイすることでGSTという暗号資産・トークンを獲得することができます。このGSTは、DeFiや取り扱いのある暗号資産取引所で換金をすることができますが、通常のゲーム内通貨のような使い方が可能です。
具体的に使用可能なポイントとしては、NFTスニーカーの修理やレベルアップ、合成(Mint)、ボックス開封時間の短縮などに使うことができます。
NFTゲームでのゲーム内暗号資産は一般的なゲームのように使えるほか、換金できるのが面白いポイントですね。
ゲーム内スニーカーの購入にはSOL(ソル)が必要
スニーカーの購入には「SOL」という暗号資産が必要になります、ゲームを始める際は、SOLを暗号資産取引所で購入し、ゲームへ送金する必要があります。
SOLは国内の暗号資産取引所では取り扱いが無いため、信頼できる海外の取引所やDeFiなどにビットコインなどの暗号資産を送金し、そこで購入する必要があります。
「STEPN(ステップン)」の始め方
STEPNを始めるには、スマートフォンと暗号資産が必要になります。
STEPNではゲームを始める際に必要なスニーカーと呼ばれるアイテムを有料で手に入れる必要があるため、無料で遊べるゲームではありません。(アカウント登録や準備などは無料で可能です。)
STEPNは、次の4つのステップで始めることができます。
ステップ1:STEPNのアプリをインストールし、アカウント開設をする
ステップ2:STEPNでウォレットを作成する
ステップ3:Coincheckで口座を開設し、ビットコイン(BTC)を購入する
ステップ4:スニーカーNFTを購入してゲームを開始する
STEPNのアプリをインストールし、アカウント開設をする
1つ目のステップは「STEPNのアプリをインストールし、アカウント開設をする」です。
STEPNをアプリストアからインストールしたあと、アプリを開くとアカウント開設が可能です。
登録したいメールアドレスを入力したあとにSend Codeを選択するとメールに認証コードが送信されます。
メールフォルダを確認し、Verification Code(認証コード)を入力しましょう。
認証コードを入力するとアカウントが登録され、ゲームの利用が可能になります。
STEPNでウォレットを作成する
2つ目のステップは「STEPNでウォレットを作成する」です。
SOLなどを受け取るために、STEPNでウォレットを作成しましょう。
アプリ右上のSolanaアイコンボタンからウォレット画面を開き、歯車マークをクリックするとウォレット作成の案内が表示されます。
新規でウォレットを開設するため、「Create a new wallet」を選択します。
ウォレット作成はSolana以外でも可能ですが、今回はSolanaを選択します。
その後、「CONFIRM」を選択しましょう。
ウォレット利用時につかう、任意の6桁のパスワードを入力すると、12個の英単語からなるウォレットのリカバリフレーズが生成されます。
リカバリフレーズは他人からアクセスされないような形で保管しておきましょう。
このフレーズを紛失するとウォレットが使えなくなったり、他人に知られると資産を勝手に引き出されたりすることがあります。
アプリ内でリカバリフレーズを再度確認し、メール認証を行うことでウォレットが作成されます。
生成されたウォレットに使用する暗号資産を送金しましょう。
Coincheckで口座を開設し、ビットコイン(BTC)を購入する
3つ目のステップは「Coincheckで口座を開設し、ビットコイン(BTC)を購入する」です。
STEPNでは、ゲームをインストールし、アカウント登録をするだけでは遊ぶことができません。ゲームに使用するNFTスニーカーを購入する必要があるため、スニーカーを購入するための暗号資産SOLを用意する必要があります。
Coincheckなど、国内の暗号資産取引所でビットコインなどの暗号資産を購入し、信頼できる海外取引所やDeFiへ送金、そこでSOLを入手し、STEPNのアプリウォレットへ送金します。
Coincheckでの送金方法・Coincheckの使い方はこちら
Coincheck(コインチェック)のやり方を徹底解説!口座開設から購入・取引まで
Coincheck
スニーカーNFTを購入してゲームを開始する
4つ目のステップは「スニーカーNFTを購入してゲームを開始する」です。
暗号資産取引所からSOLやGMTを送金したら、STEPNでスニーカーを購入しましょう。
スニーカーがないと何もすることができないため、もしSTEPNをプレイしたいならばスニーカーの購入は必須でしょう。
2023年2月末時点の最安のスニーカーは、81GMT前後(約4,050円)でした。
STEPNを始めるには、送金手数料などを考え、最低でも5,000円程度は準備しておく必要がありそうです。
一時期はスニーカーの価格が高騰していましたが、最近では手に入れやすい価格になりました。とはいえ、ゲーム代としては据置ゲームのソフトくらいの価格ではあるため、投機目的以外では一度熟考してみる必要はあるかもしれませんね。
まとめ
NFTゲームの「STEPN」は、実際に動いてゲームをプレイし暗号資産を獲得する「Move to Earn」というジャンルのゲームでした。
位置情報を活用したNFTゲームの中では、話題性や人気があったゲームです。
STEPNは実際にゲームをプレイするためにはスニーカーという有料アイテムが必要となっているため、プレイを検討している方はゲームが楽しめるかどうかの情報を集めてみても良いかもしれませんね。
このようなNFTゲームでは、ソーシャルゲーム(ソシャゲ)で古参ユーザーがとても強いように、早く参加したほうが大きな利益を生む可能性があると言えるでしょう。そのため、今後の動向やユーザー数の増減などをチェックする必要がありそうです。
TSUBASA NFTとは、「サッカーの力で、世界平和を。」という『キャプテン翼』に登場する主人公の偉大な夢の実現を目的とする『ボールはともだちプロジェクト』から誕生したNFTです。
「TSUBASA NFT」を購入することで、高橋陽一先生の描き下ろしサッカーボールが世界の子どもたちと自分に届きます。ボールの18面に、高橋先生がこのボールのため描いた様々なキャラクターの顔があしらわれた、本プロジェクト限定のオリジナルサッカーボールを制作中です。
NFTのタイトル元となる『キャプテン翼』とは、今もなお、世の中のサッカー少年に大きな影響を与え続けているサッカー漫画であり、あのサッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手も熱狂的なファンであるなど、世界中で多くのファンを抱えているタイトルです。
既にこれだけ多くのファンを抱えているタイトルがNFT化した例は過去にも少なく、TSUBASA NFTは今世界中が注目を集めているプロジェクトの1つだと言えるでしょう。
本プロジェクトは2023年2月7日の発表後に国内外で1,000を超える媒体に取り上げられており、世界中で親しまれている『キャプテン翼』の公式NFTプロジェクトに注目が集まっています。
コインチェックが運営するCoincheck NFTでは、2023年3月1日より「TSUBASA NFT」の取り扱いを開始します。
Coincheck NFTでのアニメ・漫画から誕生したNFTの取り扱いは「TSUBASA NFT」が初となります。是非、興味がある方はマーケットプレイスでチェックしてみてください。
Coincheck NFTはこちらへ
この記事ではTSUBASA NFTについてピックアップし、以下の4つの項目について解説していきます。
この記事でわかること
TSUBASA NFTとは
TSUBASA NFTの4つの特徴
TSUBASA NFTの使い方・活用方法
TSUBASA NFTの購入・売却方法
Coincheckの無料登録はこちら
目次
TSUBASA NFTとは
キャプテン翼とは
TSUBASA NFTの4つの特徴
NFT購入で『高橋陽一』先生書き下ろしボールが世界中の子供達に届く
思い出の必殺技、伝説の名シーンをNFT化
NFTの新たな形「SBT化」の活用に挑戦
限定オリジナルグッズの購入権がもらえる
TSUBASA NFTの使い方・活用方法
NFTアートとしてコレクションする
NFTをSBT化して限定特典を受け取る
Coincheck NFTでTSUBASA NFTを購入する方法
購入方法
出庫方法
Coincheck NFTでTSUBASA NFTを出品する方法
入庫方法
Token IDの探し方
出品方法
まとめ
TSUBASA NFTとは
引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト
TSUBASA NFTとは、「サッカーの力で、世界平和を。」という『キャプテン翼』に登場する主人公の偉大な夢の実現を目的とする『ボールはともだちプロジェクト』から誕生したNFTです。
「ボールはともだちプロジェクト」では、ユーザーがTSUBASA NFTを購入するごとに、『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生が書き下ろしたオリジナルデザインのサッカーボールが世界中の子供たちへ届けられます。
またTSUBASA NFTは、思い出の必殺技や伝説の名シーンがジェネレートされた世界に1つだけのアートコレクションとして楽しむこともできますが、SBT化(NFTをBurn)することで限定グッズをユーティリティとして受け取ることができます。
発行数
期間中に購入された数を上限設定
トークン規格
ERC-721
発行元
double jump.tokyo株式会社
販売価格
0.1ETH
入手可能なNFTマーケットプレイス
公式サイト
Coincheck NFTなど
キャプテン翼とは
引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト
『キャプテン翼』とは、1981年に「週刊少年JUMP」で連載開始以来、国内はもちろん、世界中のサッカー少年たちに大きな影響を与え続けている大人気サッカー漫画です。1983年にアニメ化されると、国内でマイナー競技とされていたサッカー人気に火を付け、競技人口の拡大だけでなく、日本のプロサッカーリーグであるJリーグ発足の大きなきっかけになりました。
海外でも50カ国以上で放送されており、あのアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手もキャプテン翼の熱狂的なファンとして知られています。このように「ボールはともだち」が信条の主人公、大空翼のどこまでも前向きな姿勢、個性豊かなライバルたち、ワクワクする必殺技の数々が世界中の少年にサッカーを始めるきっかけを与えたとされています。
世界中に多大な影響を与えた日本サッカー漫画界の金字塔とも呼べる作品、それが『キャプテン翼』なのです。
TSUBASA NFT4つの特徴
TSUBASA NFTには以下の4つの特徴があります。
NFT購入で高橋陽一先生描き下ろしボールが世界の子供たちに届く思い出の必殺技、伝説のシーンをNFT化NFTの新たな形「SBT化」の活用に挑戦限定オリジナルグッズの購入権がもらえる
それぞれ詳しくみていきましょう。
NFT購入で『高橋陽一』先生描き下ろしボールが世界の子供たちに届く
引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト
「ボールはともだちプロジェクト」では、ユーザーがTSUBASA NFTを1個購入するごとに『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生が描きおろしたリアルサッカーボールが世界中の子供たちに届く仕組みが取られています。
また、描き下ろしサッカーボールは子供たちだけでなく、ユーザー自身も保有するNFTをSBT化することによって手に入れることが可能です。(1回のSBT化で1個のサッカーボールを付与)
思い出の必殺技、伝説の名シーンをNFT化
引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト
TSUBASA NFTの背景には『キャプテン翼』ワールドユース編までに登場した342種類もの必殺技がラインナップされています。そしてNFTの主役であるサッカーボールには数々の名シーンがあしらわれており、3D Generativemasksのようにマーケットプレイス上でボールを360度回転させて鑑賞することができるので、アート作品としても楽しむことが可能です。
NFTの新たな形「SBT化」の活用に挑戦
TSUBASA NFTはSBT化(NFTをBurn)することで、運営からの限定特典を受け取ることが可能です。
SBT(Soul Bound Token)とは、NFTを他のアカウントに移転・譲渡できない状態に変化させる技術のことで、2022年5月に自民党から発行された「岸田トークン」に採用されていたことで注目を集めました。
NFTは保有によるユーティリティや、Coincheck NFTのようなマーケットプレイスへの売却などによってその恩恵を受けることが一般的です。しかしTSUBASA NFTは、NFTとして保有するか、マーケットプレイスで売却するか、それともSBT化して特典を受け取るかをユーザー自身が選択することができるのです。
NFTをburnすることで、市場全体の供給循環量が減少し、供給減による価格値上がりの可能性もあります。NFT投資について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
※本記事はNFTの価格上昇を保証するものではありません。予想に反して損失を被る可能性もあるため、投資はご自身の判断と責任において行ってください。
NFTの購入方法/始め方!NFT投資で利益をあげるには?
Coincheck
限定オリジナルグッズの購入権がもらえる
引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト
また、運営が企画しているSBT化のユーザー特典として考えられているのが、限定オリジナルグッズの購入権です。ユーザーはこの期間中に保有しているNFTをSBT化することによって、限定グッズを購入できる権利を運営からユーティリティとして付与されます。
1つのNFTでSBT化できる回数は1度だけなので、もし「複数のオリジナルグッズが欲しい」という方は、TSUBASA NFTを何個か購入してみるのもよいでしょう。
TSUBASA NFTの使い方・活用方法
TSUBASA NFTの使い方・活用方法は以下の2つです。
NFTアートとしてコレクションするNFTをSBT化して限定特典を手に入れる
それぞれの使い方や活用方法について詳しくみていきましょう。
NFTアートとしてコレクションする
TSUBASA NFTは、一種のアート作品としてコレクション要素が含まれています。NFTの背景には原作に登場した342種類もの必殺技がラインナップされており、それぞれのNFTの色・エフェクト・形状が異なります。
引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト
また、NFTの中央に位置するボールの六角形パーツには以下のような原作漫画から選ばれた数々の名シーンがあしらわれています。
TSUBASA NFTはマーケットプレイス上で360°回転させることができ、躍動感のあるNFTアートとしてコレクションや鑑賞を楽しむことが可能です
是非、自分の好きな必殺技と名シーンを組み合わせた、世界に一つだけのTSUBASA NFTを見つけてみてください。
NFTをSBT化して限定特典を手に入れる
TSUBASA NFTはアート作品として楽しむことも可能ですが、SBT化することで、運営から期間限定特典を受け取ることができます。ここでしか手に入らないオリジナルグッズが多数用意されているので、もし興味がある方はぜひ活用してみてください。
現在発表されている特典は以下になります。
SBT化の特典
・SBT化第1弾特典
高橋陽一先生描き下ろしのイラストがデザインされたリアルサッカーボール
・SBT化第2弾以降の特典(予定)
限定オリジナルグッズ(詳細は未公開)
TSUBASA NFTのSBT化は「ボールはともだちプロジェクト」のオフィシャルサイトで行う必要があります。ですので、Coincheck NFTでTSUBASA NFTを購入した方は一度NFTを出庫してからお使いのWalletにNFTを移動し、オフィシャルサイトでSBT化をしてみましょう。
Coincheck NFTでの出庫方法がわからない方はこちらを参考にしてみてください。
Coincheck NFTでTSUBASA NFTを購入する方法
Coincheckが運営するNFTマーケットプレイス「CoincheckNFT」では、2023年3月1日よりTSUBASA NFTの取り扱いを開始します。
ここでは、Coincheck NFTでTSUBASA NFTを購入する方法と、購入したNFTをSNSのプロフィール画像として使用したり、他のNFTマーケットプレイスに持ち出したりする際に必要になる「出庫方法」についてご紹介します。
※Coincheck NFTは、Coincehckの口座開設が完了している方のみ利用できます。口座開設が完了していない方は、以下の記事を参考にして口座開設を行ってください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】
Coincheck
Coincheck NFTはこちらへ
購入方法
まずはCoincheck NFTにログインします。そして、Home画面の「タイトル」の中から「TSUBASA NFT」を選択します。
次に、購入したいNFTを選んでクリックします。
なお、画面内には入庫したすべてのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。
金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。
詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。
出庫方法
購入したNFTをゲームなどで使用する場合や他のNFTのマーケットプレイスに持ち出したい場合は、出庫して外部のウォレットへ移動する必要があります。
出庫する場合、まずはマイページへ移動します。
マイページより出庫したいNFTを選択します。
出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。
出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。
出庫の際は以下の点に注意してください。
ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。
一度実行した出庫処理は取り消すことがで゙きませんのでご注意ください。
誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。
出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。
暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。
手数料に関してはこちらをご確認ください。
Coincheckの無料登録はこちら
Coincheck NFTでTSUBASA NFTを売却する方法
次に、TSUBASA NFTをCoincheck NFTで出品する方法についてご紹介します。
出品する際の手順は以下の通りです。
MetaMaskからCoincheck NFTに入庫
Coincheck NFTマイページから出品
以下で、各手順の詳細を解説していきます。
Coincheck NFTはこちらへ
入庫方法
(1)MetaMaskをインストール
まずCoincheck NFTへアクセスします。
アクセスしたら「マイページ」へ進みMetaMaskをインストールしましょう。NFTを入庫・出庫する際にMetaMaskが必要になります。
まだMetaMaskをお持ちで無い方は、赤枠の「MetaMaskをインストール」から取得することができます。
※暗号資産取引所(Coincheck)で推奨しているブラウザは、Google ChromeとFirefoxとなっております。そのため、ChromeとFirefoxのMetaMask Walletをご利用ください。
Metamaskをまだインストールしていない方はこちらの記事をご覧ください。
MetaMask(メタマスク)とは?ウォレットの作り方や入金・送金方法を画像付きで解説
Coincheck
(2)MetaMaskと連携
MetaMaskのインストールが完了しますと、「MetaMaskに接続」が表示されるので、そちらをクリックし、連携を進めます。
連携が完了すると、MetaMaskのアドレスが表示されます。
NFTを入庫する際、使用するブロックチェーンに応じて、MetaMaskのネットワークの変更が必要になる場合があります。
ネットワークの変更は、Google Chromeの拡張機能の場合、以下画像の赤枠より変更が可能です。
またPolygonネットワークをMetaMaskに追加していない場合には、以下情報を入力するとネットワークの追加が完了します。
(3)Coincheck NFTに入庫する
MetaMaskと連携すると「入庫前NFT」タブ内にユーザーが所有しているNFTの一覧が表示されます。
※Coincheck NFTで取り扱っていないタイトルは「入庫前NFT」タブ内に表示されません。
該当のNFTアイテムにカーソルを移動すると、画像の上に入庫ボタンが表示されるので「入庫」をクリックします。
注意事項、入庫内容を確認し、「入庫」をクリックします。
最後にガス代を確認し、問題がなければ「確認」をクリックすると、入庫の手続きは完了です。
※ネットワークの状況によりNFTの送付及び反映に時間がかかる場合がございます。「アイテム」タブ内に反映されるまで少々お待ちください。
Coincheck NFTに手動で入庫する方法
上記でお伝えした入庫方法の他にも、マイページ内「MetaMaskから入庫」より行う方法もあります。
赤枠「MetaMaskから入庫」をクリックします。
①入庫するNFT(タイトル)を選択
②Token IDを入力
してください。Token IDの探し方はこの後解説します。
Token IDの探し方
Token IDは、Etherscanから確認します。具体的な確認方法は以下の通りです。
(1)MetaMaskを開き、入庫したいNFTのトランザクションを選択します。
(2)右上の矢印ボタンを選択します。
(3)Etherscanへ遷移します。「Tokens Transferred:」の右側にTokenIDが記載されているのでコピーして、入庫内容を確認する画面の「Token ID」のところに貼り付けます。
出品方法
次にCoincheck NFTでの出品方法を解説します。
(1)マイページにアクセスします。
(2)入庫済みのNFTの中から、出品したいアイテムを選んでクリックします。
(3)出品するアイテムの内容を確認し、問題がなければ「出品」をクリックします。
(4)購入された際に「受け取る通貨」を選択し、出品金額を入力してから「出品」をクリックします。以上で出品手続きは完了です。
購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。
Coincheck NFTの利用方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説
Coincheck
まとめ
TSUBASA NFTの特徴や使い方、購入方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
TSUBASA NFTは、購入するごとに『キャプテン翼』原作者の書き下ろしオリジナルサッカーボールを世界中の子供たちへプレゼントすることができます。またTSUBASA NFTは、アートコレクションとしても楽しめるだけでなく、SBT化(NFTをBurn)することで様々な運営が提供している限定特典をユーティリティとして受け取ることができるNFTです。
2023年2月時点で国内のNFTマーケットプレイスでTSUBASA NFTの取引が予定されているのはCoincheck NFTのみとなっています。この記事を読んでTSUBASA NFTに興味を持った方は、ぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。
KIRIYA PICTURESとは、『GOEMON』や『ラスト・ナイツ』などの作品を手掛けてきた紀里谷和明監督が率いる映画制作会社です。2023年春には、新作映画『世界の終わりから』が公開される予定です。
コインチェックとKIRIYA PICTURESは、NFTを活用したファン拡大施策を検討するとともに、クリエイターの自由な発想による制作活動や収益機会の多様化の実現を目指すために、NFT事業において連携をしています。
今回の記事では、Coincheck NFTでの独占販売となるNFT「SEKAINOOWARIKARA」の詳細や購入方法、作品について詳しく解説していきます。
「SEKAINOOWARIKARA」の購入はこちら
目次
NFT「SEKAINOOWARIKARA」とは
購入特典はエンドロールクレジットへの掲載!
映画「世界の終わりから」のあらすじ
作品概要
INTRODUCTION
STORY
公式サイト/公式SNSアカウント
「SEKAINOOWARIKARA」を購入する方法
購入方法
出庫方法
NFT「SEKAINOOWARIKARA」とは
NFT「SEKAINOOWARIKARA」とは、2023年春公開予定の紀里谷和明監督の最新作となる映画「世界の終わりから」の撮影素材から1,000枚の写真を作りNFT化したものです。(以下は、6枚のNFTを一枚の画像にまとめたものです)
「SEKAINOOWARIKARA」は、Coincheck NFTで独占販売いたします。プライマリー販売の詳細はこちら。
販売点数
970点
販売開始
2023年2月6日
販売価格
0.33ETH(※)
※ 今回の販売はETH(イーサリアム)建での販売となります。暗号資産ETH(イーサリアム)はこちらからご購入いただけます。なお、ETH建販売価格については、暗号資産ETHの価格変動に応じて、発行元より適宜変更される場合がございますのでご了承ください。
購入特典はエンドロールクレジットへの掲載!
「SEKAINOOWARIKARA」の購入特典として、映画「世界の終わりから」のエンドロールクレジットへの掲載があります。エンドロールクレジットには任意の名前が掲載されるため、権利付与対象者(2023/2/20 23:59時点、Coincheck NFT上で本NFTを1点以上保有している方)には詳細の連絡が届きます。
※エンドロールクレジットへのお名前の掲載には申込が必要です。対象者には申込方法をメールにてご案内いたします
NFTを保有することで作品に参加できるという、新たな体験にぜひご参加ください。
紀里谷監督からのコメント
今回の新しい取り組みは、クリエイターが創りたい作品を自由に作ることができる環境創りへの挑戦です。
現在のクリエイティブ業界は、自由な環境やマインドで創作を行い、広くオーディエンスに届けることが難しい状況にあると思います。
新しい挑戦を通じて作品に参加していただく、作品により愛着を持っていただくといったような体験を提供できればと思います。
既存の仕組みに頼るのではなくクリエイティブ主導の世界、新しいあり方の可能性を探求します。
「世界の終わりから」のあらすじ
引用:『世界の終わりから』公式サイト
作品概要
タイトル
『世界の終わりから』
公開日
2023年春全国公開
監督/脚本
紀里谷和明
主演
伊東蒼
コピーライト
©2023 KIRIYA PICTURES
INTRODUCTION
紀里谷監督最後の作品!テーマは「女子高生」と「世界の終わり」
『CASSHERN』(2004)で監督デビュー以降、『GOEMON』(2009)、クライブ・オーウェン、モーガン・フリーマン共演のハリウッド映画『ラスト・ナイツ』(2015)などを手掛けてきた紀里谷和明監督。
自身の想いを全て注ぎ込み、最後の作品として長編作品に選んだのは、世界を救うため奔走する一人の女子高生の物語。これまでの男性主人公作品とは異なり、不安な未来を必死に生きようとする女子高生が主人公の作品になっている。
STORY
高校生のハナは、事故で親を亡くし、学校でも居場所を見つけられず、生きる希望を見出せずにいた。
ある日突然訪れた政府の特別機関と名乗る男から自分の見た夢を教えてほしいと頼まれる。心当たりがなく混乱するハナだったが、その夜奇妙な夢を見る...。
公式サイト/公式SNSアカウント
映画公式サイト
sekainoowarikara-movie.jp
映画公式Twitter
@sekai_movie
「SEKAINOOWARIKARA」を購入する方法
コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、2023年2月6日より「SEKAINOOWARIKARA」を独占販売いたします。
ここでは、Coincheck NFTで「SEKAINOOWARIKARA」を購入する方法と、購入したNFTを他のNFTマーケットプレイスに持ち出したりする際に必要になる「出庫方法」についてご紹介します。
※Coincheck NFTは、Coincehckの暗号資産口座開設が完了している方のみ利用できます。暗号資産口座開設が完了していない方は、以下の記事を参考にして口座開設を行ってください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】
Coincheck
購入方法
まずはCoincheck NFTにログインします。そして、Home画面の「タイトル」の中から『SEKAINOOWARIKARA』を選択します。
(※)Coincheck NFTでの『SEKAINOOWARIKARA』の取り扱いが開始前のため、一時的に異なるタイトルの画像を使用しています。
次に、購入したいNFTを選んでクリックします。
なお、画面内には入庫したすべてのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。
金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。
詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。
出庫方法
購入したNFTをゲームなどで使用する場合や他のNFTのマーケットプレイスに持ち出したい場合は、出庫して外部のウォレットへ移動する必要があります。
出庫する場合、まずはマイページへ移動します。
マイページより出庫したいNFTを選択します。
出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。
出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。
出庫の際は以下の点に注意してください。
ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。
一度実行した出庫処理は取り消すことができませんのでご注意ください。
誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。
出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。
暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。
手数料に関してはこちらをご確認ください。
ブロックチェーンゲーム(BCG・NFTゲーム)の心臓部であるエコシステムとは?その特徴と重要性を解説
国内ゲーム会社のブロックチェーンゲーム(以下BCG)開発表明やBCG企業が東京ゲームショウに出展するなど、徐々に日本国内のBCGへの熱が高まりが見受けられます。
娯楽として親しまれていたゲームが「Play to Earn」と言われるようにゲームをプレイしてお金を稼ぐことが可能になりました。本記事では、ブロックチェーンの活用により、これまでとは違った体験や価値を生み出すBCGの心臓部とも言えるエコシステムについて解説をしていきます。
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寄稿者工藤北斗
大学卒業後、放送局でテレビドラマ制作、自動車メーカーでエンジニアを経験した後、22年10月コインチェック入社。入社以前は、ブロックチェーンゲームギルドを運営しており、個人としても日々ブロックチェーンゲームをプレイ中。根っからのゲーマーであり、某スマートフォンゲームの国内大会で日本3位の成績を収めた。
目次
ブロックチェーンゲーム(BCG)におけるエコシステム
ブロックチェーンゲーム(BCG)とは
エコシステムとは
BCGにおけるエコシステムの重要性
トークン数によるエコシステムの種類
独自トークンなし
シングルトークン
デュアルトークン
その他の特徴的なエコシステム
スカラーシップ
ドル建てオラクル型
最近の動向
ブロックチェーンゲーム(BCG・NFTゲーム)におけるエコシステム
ブロックチェーンゲーム(BCG)においてエコシステムは非常に重要な存在です。BCGの心臓部分といっても過言ではありません。それらの重要性について説明する前に、まずはBCG、エコシステムのそれぞれについて簡単に説明します。
ブロックチェーンゲーム(BCG・NFTゲーム)とは
BCGとは、ブロックチェーンを利用して作られたゲームのことでブロックチェーンゲーム(BlockChain-Game)の頭文字をとったものです。
それぞれのゲームが個々にトークン、NFTを発行するなど独自のエコシステムを有しています。
ゲームをプレイすることでそれらのトークンが入手可能で、「Play to Earn」と呼ばれるようにゲームをして仮想通貨を稼ぐことが可能です。
エコシステムとは
エコシステム(ecosystem)とは、ブロックチェーンで発行された仮想通貨によって成り立つ社会・経済・仕組みなどのことです。
ブロックチェーンの活用により、誰もが独自の仮想通貨を容易に発行できるようになりました。特定の仮想通貨が使用できる範囲ないし特定の仮想通貨が新たに創り出す世界のことをエコシステムといい、その仮想通貨を元にした新たな社会が創り出されます。
ブロックチェーンゲーム(BCG・NFTゲーム)におけるエコシステムの重要性
現実世界の社会において紙幣が大量に発行された場合、社会に流通する紙幣が増え、紙幣の価値は下がってしまいます。これと同じ現象がBCGの世界においても起きる可能性があります。
BCGではユーザーがゲームをプレイすることでトークンを入手することが可能です。しかし、それらが無計画かつ無限にプレイヤーが入手できた場合、上記で述べたようなインフレが起きてしまい、トークンの価値は下がってしまいます。
トークンの価値が下がることで新規のユーザーはゲームに参入しにくく、また既存ユーザーの数も減少していってしまい、最終的にはゲーム自体の持続が困難となってしまいます。
このような現象を起こさないために、発行されるトークンの量を制限したり、トークンの使用先などを緻密にエコシステムとして設計する必要があります。
BCGが世に出て以降、様々なエコシステムが設計されていますが、未だ絶対的な正解と言われるエコシステムは登場していません。現実世界において国家ごとに法律や経済政策が異なるように、もしかしたら絶対的な正解がないのかもしれません。
トークン数によるエコシステムの種類
エコシステムと独自のトークン発行は、密接な関係にあり、BCGが世に出て以降、トークンを有した様々なエコシステムが登場しました。最初期のBCGでは、トークン発行は行われておらず、独自トークンがないものでした。
その後、独自トークンを1つ発行したシングルトークンと呼ばれる形態が登場しました。さらに、ガバナンストークン、ユーティリティトークンと言われる2つの独自トークンを発行するデュアルトークンが登場し、現在まで主流となっています。
独自トークンなし
独自トークン発行を行っていないBCGでは、NFTとイーサリアム(ETH)などのブロックチェーンのネットワーク基軸通貨を用いてエコシステムが構成されます。
BCGで発行される独自トークンは市場価格のボラリティが大きく、価格が暴騰暴落しやすい特徴があります。独自トークンを発行しない場合、時価総額、出来高が非常に大きいネットワーク基軸通貨を使用するため、BCGで使用するトークン価格のボラリティが小さくなることが特徴です。
代表的なゲームタイトルは、世界各国のクラブと公認契約を結んでおり、当社のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」でも取り扱っている「Sorare」です。当初はサッカーリーグのみでしたが、現在はアメリカバスケットボールリーグのNBA、アメリカ野球リーグのMLBなど3種のスポーツを取り扱っています。
引用:Sorare
実名選手のカードであるNFTを集めてオリジナルのチームを結成し、現実世界での試合成績がゲーム上のスコアに反映され、そのスコアによって報酬としてETHやレアカードNFTを入手することができます。報酬で得たETHを取引所などで交換したり、NFTを売買したりすることによってユーザーは利益を得ます。
シングルトークン
シングルトークンでは、1種類の独自トークンとNFTを中心にエコシステムが構成されます。
独自トークンの特徴としては、外部環境の影響を受けず、開発運営がコントロールしやすいところです。独自トークンを発行せずにネットワーク基軸通貨を使用する場合、ゲーム本体に関係ない部分での影響を受ける可能性があります。また、デュアルトークンと比較するとトークンが一つのため、エコシステムがシンプルになるメリットもあります。ユーザーは、この独自トークンを取引所などで法定通貨と交換することにより利益を上げることができます。
代表的なゲームタイトルとしては、職業をテーマとしたNFTカードバトルの「JobTribes」です。独自トークンとして、DEAPcoin(DEP)を使用します。
引用:JobTribes
職業をモデルとしたカードは有名漫画家などによってデザインされ、NFTカード化されています。NFTカードは、他のユーザーに貸出や売買することも可能となっています。またDEAPcoinは、JobTribesのゲームだけでなく、NFTゲームプラットフォーム「PlayMining」でも使用可能です。PlayMiningではJobTribes以外にも様々なBCGがあり、複数のBCGで一つのエコシステムを構成しているとも言えます。
デュアルトークン
デュアルトークンと言われるエコシステムでは、ガバナンストークン、ユーティリティトークンの2種類の独自トークンが発行されます。ガバナンストークン保有者は、ゲーム運営に関わる一定の権利を得ることができます。ゲームによって異なりますが、ゲームの運営方針をガバナンストークン保有者によって決める仕組みなどがあります。
ユーティリティトークンは、主にゲーム内でアイテム購入などに使用することができるトークンです。ユーティリティの言葉の意味「実用性」にある通り、ゲーム内でキャラクターのレベルアップなど何かしらの目的に対して使用することからユーティリティトークンと名付けられています。
また、デュアルトークンシステムでは、ユーティリティトークンがゲーム内報酬として配布されることが多いです。ユーザーは、ユーティリティトークンを取引所などを通して、法定通貨と交換することで利益を上げることができます。
代表的なゲームタイトルとしては、Move to Earnで知られる「STEPN」があります。ガバナンストークンとしてGMT、ユーティリティトークンとしてGSTを発行しています。
引用:STEPN
靴のNFTを購入し、現実世界で歩いたり走ったりすることでトークンを得ることができます。リリースしてしばらくはユーティリティトークンであるGSTのみがゲーム内報酬として得ることができましたが、現在ではGMTも得ることができます。GSTは靴のレベルアップや修理に使用します。
その他の特徴的なエコシステム
独自トークンの発行数の違い以外にもエコシステムはBCGタイトルごとに様々です。その中のいくつかを紹介します。
スカラーシップ
スカラーシップとは、NFT保有者がNFTを他のユーザーに貸出し、そこで得た利益をNFT保有者と借りた方で分配するシステムのことです。
NFT保有者は自らプレイすることなく、トークンを稼ぐことが可能で、借りた方は先行投資でNFTを購入することなくBCGをプレイ、そしてトークンを稼ぐことができます。簡単に言えば、「お金はあるけど時間がない方」と「時間はあるけどお金はない方」のマッチングを実現しています。
先ほどもご紹介した「JobTribes」にもスカラーシップ機能があります。
引用:Scholarship | JobTribes - ジョブトライブス 公式サイト|ブロックチェーン連動トレーディングカードゲーム
ドル建てオラクル
ブロックチェーン自体にもオラクル問題と言われているものがありますが、BCGのオラクルとは異なるものです。BCGにおいてのオラクルは、報酬で得られる独自トークンの量がアメリカドルの法定通貨ベースになっているものを指します。
ゲーム内のとあるクエストの報酬が常に10ドル分の独自トークンだとします。この場合、トークン価格が低いうちは報酬トークンの量が多く、トークン価格が上がった際に報酬のトークン量が少なくなります。これによって、トークン価格が上がったとしても市場で売却されるトークン数が少なくなるので、トークン価格が下落しにくくなるという原理です。
ただこのシステムには弱点があり、トークン価格が上がっているうちは狙い通りの挙動をするのでいいのですが、トークン価格が下落を始めると報酬トークン量がだんだんと増えていき、市場で売却されるトークン数も比例して増大していきます。結果として、トークン価格の下落がさらに加速していってしまいます。
上記の弱点を持つことから、現在ではゲーム内報酬にオラクル型を採用している新規BCGリリースはあまり見かけなくなりました。
最近の動向
最近のBCGでは、独自トークンの価格を安定させることを狙った特徴的なエコシステムが次々に登場しています。
Tweet to Earnで知られるTwitFiでは、トークン価格の下落を防ぐために、スマートコントラクトによる制御でNFTの売上金の一部でトークンのバイバックを行っています。運営による手動ではなく、スマートコントラクトによる制御なので透明性が高いことも特徴です。
引用:TwitFi
また、世界的に有名なIP「キャプテン翼」を題材としたBCG「キャプテン翼 -RIVALS- 」では、トークン価格が一定値を超えると開発運営がトークンを売却、一定値を下回ると買い支えるなどステーブルコインのようにトークン価格を一定値にペッグさせることを目指すようなエコシステムが登場しています。
引用:『キャプテン翼』について
日々新たなBCGがリリースされており、今後も革新的なエコシステムをもったBCGが登場することを期待しています。
移動で稼ぐ(Move to Earn)で話題を集めたNFTゲームの「STEPN」。 NFTゲームは、ゲームをプレイする・遊ぶことで暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができるという特徴から、暗号資産を入手することを第一目標とするプレイヤーは少なくありません。 本記事では、STEPNを効率的に攻略したい方に向けて、STEPNのゲーム内アイテムNFTであるスニーカーのポイント振りを効率的に行う攻略ツール「STEPN Guide(ステップンガイド)」の紹介と、使い方を説明していきます。 この記事でわかること STEPN Guideとは STEPN ポイント振りの説明 STEPN Guideの使い方 Coincheckの無料登録はこちら 目次 STEPN Guideとは STEPNとは STEPN ポイント振りの説明 STEPN GuideでGSTを最適化 STEPN Guideの使い方 Earn calculator(アーンカリキュレーター)の使い方と機能 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)の使い方と機能 まとめ STEPN Guideとは STEPN Guideとは、NFTゲーム「STEPN」の育成攻略ツール・攻略サイトです。STEPNでは、ゲーム内通貨を獲得するためにNFTアイテムのスニーカーを使用する必要があります。スニーカーは育成内容によって獲得できる通貨の量が変動するため、なるべく効率が良い育成を行うために「STEPN Guide(ステップンガイド)」というツールが登場しました。 STEPNのスニーカーの育成では、スニーカーのレベルアップ時に獲得できるポイントの割振り(ポイント振り)が重要になります。「STEPN Guide」では、ゲーム内通貨を獲得するための最適なポイント振りがわかるため、効率的なゲーム進行が可能になることでしょう。 STEPNでは、多くのユーザーが稼ぐためにゲームを行っているため、STEPN Guideのような攻略ツールの人気や注目度は高いようです。 STEPN Guideの公式サイトはこちら。 https://stepn.guide/ STEPNとは STEPNとは、「Move to Earn」、つまり移動して稼ぐというジャンルのNFTゲームです。STEPNは現実世界での移動が必要になるゲームで、NFTゲーム以外では、株式会社ポケモンとNIANTICが共同開発した「Pokémon GO」や、Google(NIANTIC)が開発した「Ingress(イングレス)」などが類似ジャンルのゲームといえます。 通常のゲームはプレイするだけでお金や暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことは困難ですが、NFTゲームはプレイすることで暗号資産が入手できます。 STEPNでは、ゲーム内でNFTアイテムのスニーカーを装着してウォーキングやランニングを行うことで、ゲーム内暗号資産のGSTを獲得することが可能です。GSTはゲーム内で利用することができるほか、自身で売却や購入することもできるため、ゲームの幅が広がるといわれています。 STEPNについてはこちらの記事で詳しく解説しています。 NFTゲーム「STEPN(ステップン)」とは? 始め方やゲーム内暗号資産(仮想通貨)GSTについて解説 Coincheck STEPN ポイント振りの説明 STEPNでは、ゲームに使用するNFTスニーカーでポイント振りを行います。ポイント振とは、スニーカーの特徴を決定するステータス振りです。育成要素のあるゲームに普遍的な機能で、レベルアップ時に貰えるポイントを攻撃力や防御力などに振る機能のようなものです。 STEPNでは、ポイント振りができる要素に「EFFICIENCY(効率・GST獲得量)」「LUCK(運・ミステリーボックス関連)」「COMFORT(快適さ・GMT獲得量)」「RESILIENCE(回復力)」という項目があります。 どのようにゲームをプレイするかによって振り方は変わりますが、ゲーム内通貨のGSTを稼ぐならば「EFFICIENCY」に多く振り、「RESILIENCE」に少々振るのが効率的なようです。 STEPNでは、ゲームを続けるとスニーカーが壊れていくため、修復・回復をする必要がありますが、回復にはGSTを消費します。そのため、「RESILIENCE」を上げておくことで、回復にかかるGSTを軽減することができるため、「RESILIENCE」にポイントを振っておいたほうが結果的に得られるGSTの総量が大きくなるのです。 STEPN GuideでGSTを最適化 STEPNのポイント振りは自身で行うことができますが、NFTゲームという特性上、育成後のステータスを予想できるため、STEPN Guideを使うことでポイント振りを最適化することができます。 先述の「EFFICIENCY」と「RESILIENCE」のバランスの最適化をSTEPN Guideで行うことができるため、計算上もっとも効率的なポイント振りが可能になります。 そのため、GSTの入手を最優先にしているユーザーからは欠かせないツールと言えるかもしれません。 ポイント振りを失敗した場合はポイントの振り直しができますが、GSTを消費するため、初めから育成計画を立てておいたほうがよいでしょう。 STEPN Guideの使い方 2023年4月4日時点では、STEPN Guideに「Earn calculator」と「LVL UP GUIDE」という機能が備わっています。 「Earn calculator」は、スニーカーの能力の計算機と、最大レベル時のポイント振りの最適値を計算する機能です。 「LVL UP GUIDE」はレベルアップごとのポイント振りの振先をシミュレーションする機能を持っています。 Earn calculator(アーンカリキュレーター)の使い方と機能 Earn calculatorとは、直訳すると「稼ぎの計算機」、意訳では「利益計算器」といったところでしょうか。Earn calculatorでは、スニーカーのステータス情報を入力することで、一日当たりの予想収益や、GSTを獲得するための最適なポイント振り、ミステリーボックスとの遭遇率などを計算することが可能です。 ためしにスニーカーの情報を入力すると、下記の画像のようになりました。 このスニーカーでは、一日6.14GSTが獲得でき、最大レベルのLV30では8.66GSTが獲得できるということがわかります。 また、Earn calculatorでは、販売中のスニーカーのステータスを入力することで、そのスニーカーの獲得GSTがわかります。 同じ価格で販売されているスニーカーでも性能が異なることが多いため、スニーカー購入時にも役立ちます。 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)の使い方と機能 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)は、レベルアップごとのポイント振りの方法をアシストする機能です。 Earn calculatorでは、最大レベル時のポイント振りが表示されますが、レベルアップごとの振り方は表示されないため、細かい育成ではLVL UP GUIDEを利用したほうが分かりやすいです。 Earn calculatorに入力したスニーカーがそのままLVL UP GUIDEに反映されるため、LVL UP GUIDEでの入力操作は特に必要ありません。 まとめ NFTゲームでは、暗号資産を入手することができるという特徴から、稼ぐことを視野に入れゲームをプレイする人が少なくありません。 そのため。STEPN Guideのような、稼ぐことを効率化してくれる攻略ツールは重宝されることでしょう。 もちろん、純粋にゲームを楽しんだり、より面白いポイント振りを行ったりするためにSTEPN Guideを利用しないというユーザーもいるかもしれません。 しかし、NFTゲームで稼ぐには、STEPN Guideのような攻略ツールを用いるという視点を持っていると、他のプレイヤーと差をつけるチャンスが訪れるかもしれませんね。
CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFTです。 総発行数は10,000点で、その1つ1つが異なる「キャラクター」と「属性」の組み合わせを持つ、唯一無二のものとなっています。 2017年のリリース時には無料で配布されたCryptoPunksですが、現在(2023年3月)のフロア価格は59.99ETH(約1,460万円)まで高騰しています。 リリースされてから5年以上たった今でも、多くのコレクターから注目を集めるCryptoPunksとは、一体どんなNFTなのか。 この記事では、そんな超人気NFTである「CryptoPunks」の特徴や、将来性、これまで一番高額で取引されたNFTなどについて解説していきます。 この記事でわかること CryptoPunks(クリプトパンクス)の概要 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの Coincheckの無料登録はこちら 目次 CryptoPunks(クリプトパンクス)とは 運営企業と創始者 CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴 世界最古のNFT 限定10,000個!自動生成されるジェネラティブNFT 全ての画像データをブロックチェーン上に保存 CryptoPunks(クリプトパンクス)の種類や希少性 人間の女性・男性 エイリアン・類人猿・ゾンビ アクセサリーや属性の付与数 CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移 現在のフロア価格 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) CryptoPunks#5822 CryptoPunks#7804 CryptoPunks#4156 CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 ハリウッドの大手タレント事務所と契約 Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの まとめ CryptoPunks(クリプトパンクス)とは 引用:CryptoPunks CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFTです。 8ビットコンピューターで描かれたようなドット絵タイプのデザインが特徴的で、全10,000種類のキャラクターはそれぞれ異なる容姿を持っています。 プロジェクト名 CryptoPunks(クリプトパンクス) リリース日 2017年6月 発行数 10,000点 トークン規格 ERC-20 発行元 Larva Labs プロアプライス(2023年3月31日現在) 59.99ETH(約1,460万円) 公式サイト CryptoPunks リリース当初は無料で配布されていたCryptoPunksですが、2020年から2021年にかけて起きたNFTブームの火付け役としてだけでなく、"イーサリアムブロックチェーン上で発行された最古のNFT"として現在においても高い人気を誇っており、中には数億円〜数十億円の高値で取引されるものもあります。 運営企業と創始者 CryptoPunksは、カナダのソフトウェアエンジニアであるJohn Watkinson氏(@pents90)とMatt Hall氏(@matthall2000)の二人からなるチームLarva Labs(@larvalabs)によって2017年6月にリリースされました。 Larva Labsは、ブロックチェーンがデジタルデータにもたらす希少性と永続性に注目しており、CryptoPunksの他にも、MeebitsやAutoglyphsといったNFTアートプロジェクトを展開しています。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴 CryptoPunksには、主に以下の3つの特徴があります。 世界最古のNFT自動生成されるジェネラティブNFT全ての画像データをブロックチェーン上に保存 世界最古のNFT CryptoPunksの特徴として最も有名なのが、イーサリアムブロックチェーン上で発行された世界最古のNFTプロジェクトであるということです。 NFTが大きな注目を浴びる草分けとなった存在であるCryptoPunksは、世界最古という唯一無二の特徴から、発行されてから5年以上も経つ今もなお多くのコレクターからの人気を誇っています。そのためNFT投資家の間では「CryptoPunksを保有することがステータス」と認識され、ほとんどの投資はリスト(転売)せずに保有しています。 実際に現在(3月31日時点)で、OpenSeaにあるCryptoPunksのアイテムページを参照すると、出品者はおらず、公式サイトでのみ取引されている状態となっています。発行数が10,000点と限られているだけでなく、このように入手困難であることが高額取引される理由と言えるでしょう。 限定10,000個!自動生成されるジェネラティブNFT また、ジェネラティブNFTである点もCryptoPunksの大きな特徴と言えます。 ジェネラティブNFTとは、コンピュータのアルゴリズムから生まれる偶然性を取り入れて制作されたNFTのことを指します。NFTのコレクションとしては、CryptoPunksの他にも『Moonbirds』や『Generativemasks』などがあります。 発行されている10,000点のCryptoPunksひとつひとつにナンバーが振られており、5種類のキャラタイプと87種類のアクセサリーや属性(髪型、目、表情などの要素)をランダムに組み合わせて一点物のNFTが生成されます。 例えば以下の「#52」のCryptoPunksは、人間の男性というキャラタイプにメガネ、ビーニー帽、ひげ、ピアスなどの要素が組み合わされてます。 引用:CryptoPunks そして、各要素でレアなスタイルを多く選択して発行されたNFTほど、希少価値が高いものとして市場で高値で取引される傾向があります。 NFTとは代替不可能なトークンのこと!具体的な活用例を徹底解説 Coincheck 全ての画像データをブロックチェーン上に保存 最後に紹介するCryptoPunksの特徴は、「NFTの画像データが全てブロックチェーン上に保存されている点」です。 これをフルオンチェーンと言います。 CryptoPunksは、全ての情報をイーサリアムのブロックチェーン上に記録しているため、イーサリアム(ETH)が無くならない限りいつでも誰でもその存在を確認できます。 しかしCryptoPunksがフルオンチェーンである一方、多くのイーサリアム上で発行されているNFTはそうではありません。なぜなら、イーサリアム上でフルオンチェーンNFTを構築しようとすると、非常にコストがかかってしまうからです。 もう1つ、フルオンチェーン上でNFTを発行する際のデメリットとして「扱えるデータ容量の上限が非常に少ない点」が挙げられますが、CryptoPunksはドットのような見た目でデータ容量を小さく抑えることでフルオンチェーンを成立させています。 多くのイーサリアム上で発行されたNFTがフルオンチェーンではない(オフチェーン)中で、フルオンチェーンを実現した点もCryptoPunksが高い評価を得ている理由の1つだと言えるでしょう。 また近年、イーサリアムと比較してコストを100倍近く抑えた上でフルオンチェーンNFTを構築することができる「ビットコイン(BTC)NFT」に大きな注目が集まっています。 もしビットコインNFTに興味を持っている人は、以下の記事でビットコインNFTについて詳しく解説した記事があるので、ぜひ読んでみてください。 ビットコインNFTとは?「Ordinals」が実現するNFTの特徴と仕組みについて解説 Coincheck CryptoPunks(クリプトパンクス)の種類や希少性 CryptoPunksは作品の種類や希少性によって値段が異なります。ここでは、以下の3つのポイントに分けて、価格の特徴を解説します。 人間の女性・男性エイリアン・類人猿・ゾンビアクセサリーや属性の付与数 それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。 人間の女性・男性 引用:CryptoPunks CryptoPunksでは、作品の大半が人間の女性と男性のデザインで構成されています。女性は3,840点、男性は6,039点で人間だけで合計9,879点もあります。 ですので、一般的にCryptoPunksの中では人間をモデルに描かれているNFTの希少性は低いと認識されており、価格もコレクションの中で考えると比較的安価になっています。 引用:CryptoPunks 2023年3月31日現在、最も安い価格である人間の男性は59.99ETH(約1,460万円)であり、作品数が少ない女性でも63ETH(約1,530万円)で取引されています。 流石CryptoPunksといったところで、最安値の種類でも手頃に購入できる値段ではありません。 エイリアン・類人猿・ゾンビ 引用:CryptoPunks 人間以外のキャラクターであるエイリアン、類人猿、ゾンビは発行数が少なく希少価値が高いことからコレクションの中ではレアとして取引されており、人間のものよりも高額な値段が付けられています。 引用:CryptoPunks 発行数の内訳は、エイリアンが9点、類人猿が24点、ゾンビが88点になっており、これらの希少価値が高いキャラクターが販売価格上位を占めています。 また、それぞれの現在のフロア価格は以下のようになっています。 各種類のフロア価格 エイリアン 7,000ETH(約17億円) 類人猿 2,500ETH(約6億1,000万円) ゾンビ 842ETH(約2億円) アクセサリーや属性の付与数 またCryptoPunksの価値は、キャラクターの種類以外にもキャラクターに付与されているアクセサリーや属性の個数で決まるという特徴があります。 アクセサリーと属性はそのキャラクターの外見的な特徴を示すものであり、髪型や口ひげ、帽子など、その種類は計87にもなります。 1つのNFTに付与される属性やアクセサリー数は最低0個から最大7個と定められており、この章で先に紹介した人間やエイリアンなどのパンクの種類と合わせて価格が決定します。 引用:CryptoPunks 例えば、帽子とサングラスをつけて、パイプを咥えたエイリアンが描かれた#7804のCryptoPunksは、発行数の少ないエイリアンであるうえに、3点のアクセサリーをつけていることから、4,200ETH(約8億2,000万円)と高額で取引されています。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移 引用:CoinGecko 上のグラフは、CryptoPunksのこれまでのフロアプライスの推移を表したものです(2017年6月〜2023年3月)。 リリース当初の2017年6月からNFTが盛り上がりを見せる前の2020年9までは、CryptoPunksの取引価格はたったの1〜34ドルほどで推移していました。しかし、2021年に突如NFTの人気に火がつき、NFTアートが高額で次々と取引されるようになると、最古のNFTとして注目を集めたCryptoPunksのフロア価格は、125ETHまで高騰します。 その後は暗号資産市場の低迷も影響し、CryptoPunksのフロア価格も50ETHまで下落していきますが、2022年8月に発表したホルダーへの商業化権の付与といったニュースによって、再度盛り上がりを見せたことが見て取れます。 現在のフロア価格 引用:CryptoPunks 2023年3月31日現在、CryptoPunks #5152の売却価格が最安値として記録されており、そのためフロア価格は59.99ETH(約1,460万円)となっています。 NFTの価格は暗号資産市場の動きと連動する傾向があるため、今後暗号資産市場が活況を取り戻せば、CryptoPunksの価格も再び上昇する可能性はあると言えるでしょう。 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) 前述したように、全10,000種類のCryptoPunksはすべて容姿・販売額が異なります。ここでは、過去に高額で販売された以下3点のCryptoPunksの作品をご紹介します。 CryptoPunks #5822CryptoPunks #7804CryptoPunks #4156 CryptoPunks #5822 引用:CryptoPunks 2022年2月12日、頭に青いバンダナをまいたエイリアンのアイコン「CryptoPunk 5822」が驚愕の8,000 ETH(約27億円)という価格で取引されました。この金額は現時点(2023年3月)でのシリーズ史上最高の販売額となっています。 全10,000点のCryptoPunksの中で、#5822のように肌の色が水色であるエイリアンタイプは9点しか存在せず、尚且つ青いバンダナのアクセサリーが付与されているため、その希少性の高さゆえにこれほど高値が付いたとされています。 CryptoPunks #7804 引用:CryptoPunks 帽子とサングラスを身に付け、パイプを咥える渋め目の「#7804」は、2021年3月11日に4,200ETH(当時のレートで8億1,400万円)で売却されています。この金額は、「#5822」に次ぐ2番目に高額な取引価格となります。 「#8585」が高額で取引された理由としては、希少価値が最も高いエイリアンタイプであるということに加え、キャップ、サングラス、そしてキセルといった3つものアクセサリーが付与されているためと見られています。 CryptoPunks #4156 引用:CryptoPunks CryptoPunks「#4156」は、2021年12月10日に2,500ETH(当時のレートで約11億円)で売却されました。 「#4156」が高値で取引された理由としては、エイリアンタイプに次いで、24点しか発行されていない希少価値の高い類人猿タイプのNFTであることが挙げられます。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 この章では、CryptoPunksの将来性に焦点を当てて、以下の2点について解説していきます。 ハリウッドの大手タレント事務所と契約Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 ハリウッドの大手タレント事務所と契約 2021年9月、CryptoPunksなどを始めとするNFTプロジェクトを手掛けたLarva Labs社が、米国大手事務所であるUnited Talent Argency(UTA)社と契約を結んだことが発表されました。 引用:Twitter UTAは、エンターテイメント産業におけるトップタレントを数多く扱うエージェンシーであり、アメリカ国内だけでなく世界で活躍する俳優やミュージシャン、スポーツ選手などの多岐に渡るマネジメントを行っています。 この契約によりCryptoPunksにおける、映画、テレビ、ビデオゲーム、出版物などのライセンスの代理人をUTA社が務めることになります。そのため、今後CryptoPunksがUTAの豊富な業界ネットワークを活用し、多くのメディアに露出され注目を集めれば、それに伴いCryptoPunksの価格がより高まる可能性があるでしょう。 Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 引用:Yuga Labs 2022年3月11日、世界的な人気を集め、高額で取引される人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を手掛けるYuga Labsは、Larva LabsからCryptoPunksとMeebitsのIPを買収したことを発表しました。 CryptoPunksの運営を引き継いだYuga Labsがまず最初に行ったことは、NFT保有者への完全な商業化権 の付与です。これによってCryptoPunksのホルダーはBAYCのように、NFTを活用したアートやグッズを販売し、そこから利益を得ることが許可されるようになりました。 引用:Twitter CoinbaseがBAYC をテーマにした映画制作を発表するなど、NFTを活用したコンテンツが大きな注目を集めています。多くのホルダーがいるCryptoPunksの商標権が付与されたことにより、アートやグッズの販売のみならず、今後NFTと既存コンテンツを掛け合わせた新たなビジネスモデルが増えることでしょう。 そして、活用できる機会が増えることで今後もよりCryptoPunksの需要が高まっていくことが予想されます。 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの 引用:CryptoPunks CryptoPunksは、Larva Labsが運営する公式サイトで購入することができます。 CryptoPunksを購入する際には、以下の2点が必要になります。 イーサリアム(ETH) MetaMask(メタマスク)などのウォレット まとめ 本記事では、CryptoPunksについて解説してきました。 まとめ CryptoPunksは、2017年にLarva Labsが発行した最古のNFT 高い人気を誇るコレクションで、一部のアイテムは数億円~数十億円で取引されている CryptoPunksはイーサリアムチェーンを基盤にしたNFTで、購入にはイーサリアムやウォレットが必要 CryptoPunksは、NFT草創期に誕生した歴史を持つNFTアートです。 アイテム1つ1つの希少価値が高いことから、さらに値上がりしていく可能性もあるので、気になる方は今後も市場動向を追ってみるとよいでしょう。 また、コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、CryptoPunksと同じくLarva Labs社によって発行されたNFTコレクションであるMeebitsを取り扱っています。興味を持った方は、ぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。
2023年3月3日に、OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテスト(以下、本コンテスト)の結果発表イベントを開催いたしました。 本コンテストでは世界的に注目を集める「The Sandbox」に開発中のメタバース都市「※OASIS TOKYO」内「実験解放区」への展示作品を2022年12月23日から2023年2月1日に募集したものであり、結果発表イベント当日は、募集作品の中から選出された12作品が発表されました。 本インタビューでは、2023年3月3日に開催されたOASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストで見事大賞を受賞された3名のクリエイターの方からお話をお伺いしたものです。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら Coincheckの無料登録はこちら 目次 OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストとは 「IMAGINATION賞」を受賞したAir Lay(エアレイ)氏へのインタビュー 質問①:創作活動を始めたきっかけについて 質問②:制作のスタイル・世界観について 質問③:今回応募した作品について 質問④:これからの創作活動ついて 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について 「ORIGINALITY賞」を受賞したいまから氏へのインタビュー 質問①:創作活動を始めたきっかけについて 質問②:制作のスタイル・世界観について 質問③:今回応募した作品について 質問④:これからの創作活動ついて 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について 「CREATIVE賞」を受賞したBüro氏へのインタビュー 質問①:創作活動を始めたきっかけについて 質問②:制作のスタイル・世界観について 質問③:今回応募した作品について 質問④:これからの創作活動ついて 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について 「OASIS TOKYO」について OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストとは OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテスト(以下、本コンテスト)を開催。世界的に注目を集める「The Sandbox」に開発中のメタバース都市「OASIS TOKYO」内「実験解放区」への展示作品を、2022年12月23日から2023年2月1日に募集しました。選出された12作品のNPC(※)アセットは「OASIS TOKYO」の「実験解放区」に設置予定です。「自己を解放し、なりたい自分を表現しよう!」をテーマに募集した作品は、Twitterのハッシュタグ「#OasisTOKYOクリエイターコンテスト」でご覧いただけます。熱いコメントとともに「自己解放」という部分にフォーカスした、クオリティの高い作品が集まりました。 ※ NPC:プレイヤーが操作しないキャラクター 本コンテストはテーマに沿った作品の裏側に込められた個々の想いとOASIS(※)のコンセプトが結合し、一人一人に豊かな変化が生まれストーリーが動き出す。そしてそのストーリーが交錯し化学反応が起こることによりコミュニティが活性化していく。そしてそのエネルギーはバーチャルを超えて現実世界にも良い影響を与えていく、というコンセプト実現の第一歩となる意義ある取り組みとなりました。 ※「OASIS」はコインチェックが運営する「メタバース×NFT」のコミュニティです 「IMAGINATION賞」を受賞したAir Lay(エアレイ)氏へのインタビュー はじめに「IMAGINATION賞」を受賞された「巨鳥エクスプローラー」作者のAir Lay(エアレイ)氏にお話をうかがいます。 質問①:創作活動を始めたきっかけについて Coincheck Column編集部: まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。 Air Lay(エアレイ)氏: 「新しいもの好き」ということもあって、メタバースに興味があり、いろいろと調べていました。そんなタイミングで、昨年開催された「デジハリ x SHIBUYA109」VoxEdit(※)コンテストに関連して開催された『駆け出しクリエイターのためのメタバース講座』を受けたことがきっかけで、創作活動をするようになりました。 ※VoxEditはThe Sandboxでアイテムやアバター制作に使われるソフトです 元々デザインやクリエイティブな仕事をやっていたわけではありませんでした。メーカーで工業製品用の部品の開発・設計をしていましたが、その後、転職して研究開発マネジメントの仕事をするようになったため、自分で手を動かすことがなくなっていた時期に「何かを作りたい」という衝動があったのかと思います。 質問②:制作のスタイル・世界観について Coincheck Column編集部: いろんなタイミングが重なって創作活動をスタートされたのですね。続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。 Air Lay(エアレイ)氏: 直近で制作しているものは大きく分けると3つです。 1つめは「コンテストに向けた制作活動」です。今回のOASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストもそうですが、自分では思いもつかない「創作テーマ」との出会いや、コンテスト参加者からの刺激もあり精力的に取り組んでいます。 2つめは「The Sandbox」の「Creators Fund」に関連したものです。「(※)Creators Fund」は「The Sandbox」のプラットフォーム用の3D ASSETを作成するアーティストに報酬を与えることで、アーティストをサポートするためのプログラムです。 ※Creators Fund制度は2022年度で終了しています 3つめは自分の興味のおもむくまま、好きなものも創作していて(※)ワールドの作り方も勉強しています。 ※オブジェクトや建物、背景が組み合わさったゲーム空間 まだ「自分のスタイル」がどんなものなのかは手探りなところもあります。小さいころに遊んだブロックや、プラモデル、ゲームなどが根本にあり、そこにメーカーでの工業製品用部品の開発・設計の経験が合わさって、作品が作られている気がします。飛空艇、宇宙船、要塞など、カッコイイ乗り物や建物にも惹かれます。 -Air Lay(エアレイ)氏のポートフォリオ- 質問③:今回応募した作品について 作品URL:https://twitter.com/AirLayout/status/1620639611038105604?s=20 Coincheck Column編集部: 改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。 Air Lay(エアレイ)氏: 今回のコンテストの舞台にもなった「OASIS TOKYO」の「実験解放区」のテーマの一つに「アイデンティティを見つめなおす」というものがあります。自分の中にも様々な自分がいて、矛盾や相反する考え方があって、不安定で不確実性があり、不格好な部分もあって…多様性は自分の中にもあると感じています。 そのような部分を隠すのではなく「認めながら進んでいく」というのがあるべき姿だと考えています。社会の多様性の実現に向けた取組みも、多様性を慮るゆえにかじ取りが難しく、様々な意見を取り入れながら進んでいくものなのかなと感じています。 作品には、左右非対称であったり、生命と人工物の対比や複雑さが盛り込まれています。よくみていただくと見つけられると思うのですが、MIYAVIさんのギターを盛り込むなど、細かいところまでこだわっています。「技術の発展」は私の原体験でもあり、地球上の生き物は技術では再現できないほどの「ある種の奇跡」であると考えています。自然に対する畏敬の念みたいなものでもあります。なので人工物の要素と自然の要素を作品にも盛り込んでいます。今回はゾウや他の動物も考えたのですが「力強く羽ばたく」というところから自由を感じられる「鳥」をモチーフに選びました。 質問④:これからの創作活動ついて Coincheck Column編集部: 作品についての解説をいただきありがとうございました。続いて、これからの創作活動についてお聞かせください。 Air Lay(エアレイ)氏: メタバース人口が増えるような魅力的な作品を作っていきたいと考えています。具体的には「The Sandbox」を中心にVoxeditをつかって魅力的なアセット(アバターやアイテム)を作っていきたいです。また、アバターだけではなくワールドも作成して、メタバースってすごい、面白いと思ってもらえるような作品を作っていきたいと思います。 具体的には「イベント会場」を作ってみたいです。音楽イベントやファッションショーなどができるホールで、初めてメタバースに入る人でも操作しやすい「バリアフリー」な人が集まれる場をイメージしています。また「初めて作った作品」を展示しあうような場所もできたら面白いですね。メタバースで楽しい時間を過ごせたり、何か新しい発見ができたりなど、プラスの影響を与えられる創作活動を今後もしていきたいと考えています。 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について Coincheck Column編集部: 最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください Air Lay(エアレイ)氏: ものづくりはとても楽しいです。クリエイターでなないコミュニティーメンバーにも「作る楽しさ」を伝えられたらと思っています。一歩踏み出すきっかけとして、VoxEditの使い方をレクチャーできたらというイメージです。そして、マーケティング方法、マネージメント方法など「自分も教わりたい」こともあります。こんな「共創」の気持ちで盛り上げられたらと思っています。 Coincheck Column編集部: お話を聞かせていただきありがとうございました。『The Sandbox』では価値創造と報酬システムを軸にしてコミュニティそしてユーザーを第一に考えられています。クリエイターに収益の95%を還元するUGC(※)を前提とした分散型のバーチャルエコノミーであり、インタラクティブな体験を豊富に提供するオープンメタバースです。本コンテストがその世界観がますます広がるきっかけの一つになれたらと思っています。 ※User Generated Contentの略で、ユーザーによって制作・発信されたコンテンツ 「ORIGINALITY賞」を受賞したいまから氏へのインタビュー 続いては「ORIGINALITY賞」を受賞された「大悪魔系女子」の作者、いまから氏にお話をお伺いします。 質問①:創作活動を始めたきっかけについて Coincheck Column編集部: 本日はよろしくお願いします。 まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。 いまから氏: 子供の頃から「手で触って感触を確かめてみる」のが好きでした。その中でも、ひんやりしていて独特なテクスチャーのスライムが好きでした。いつでも開封したて・作りたての柔らかいテクスチャーのフレッシュなスライムで遊びたくて、家にある材料でスライムを作ってみたことが私の創作活動の原点だと思っています。 「The Sandbox」との出会いは2021年の大晦日、ソフトバンクからの出資のニュースがきっかけでした。この時は調べても調べても「The Sandbox」についても日本語の情報が出てきませんでした。「これは、これから流行るなぁ」と思い、Discord(英語)などで情報収集をはじめました。また、その当時、YouTubeでVoxEdit(※)について日本語で解説しているコンテンツがなかったので「いまから!THE SANDBOX」というチャンネルもはじめてみました。 ※VoxEditはThe Sandboxでアイテムやアバター制作に使われるソフトです 質問②:制作のスタイル・世界観について Coincheck Column編集部: 続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。 いまから氏: SF、ホラー、ファンタジー、ゾンビといったジャンルが好きです。 これは幼少期の原体験が大きいです。リトル・ニモという作品があるのですが、最初のシーンがトラウマになると話題になったのですが、自分はそこに惹かれていて何度も繰り返し見ていました。東京ディズニーランドにあったマイケル・ジャクソン主演の3D (4D) 立体映画アトラクション「キャプテンEO」も好きでした。子供の頃の感動がそのまま今の作品の世界観に反映されています。 質問③:今回応募した作品について 作品URL:https://twitter.com/imakarasandbox/status/1620714456102871042?s=20 Coincheck Column編集部: 改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。 いまから氏: テーマは、人それぞれグラデーションがあり、どんどん物事が変わっていく段階を表現したいと思って制作しました。コンテストの募集要項に「テンプレートを使ってください」とあったのですが、テンプレートを使っているように見えない作品を作ってみたいとワクワクしました。ボクセルの表現には、四角いボクセルのテイストを生かした作品と、ボクセルなのにこんな表現ができるんだと思わせる作品の2つの方向性があると思います。今回の作品「大悪魔系女子」は後者になります。 また、ここで見る人に考えて欲しいポイントは悪魔と女の子どちらが表の顔と裏の顔なのかというところです。アセットの表示時間だと女の子がメインということになりますが、家にいる時間や仕事をしている時間など、時間が長ければそれが本当の自分なのかということです。時間が長いからといって、それが本物ということでもないと思いますし、自分の居場所や軸は自分で見つけてもらいたいという思いを込めています。 質問④:これからの創作活動ついて Coincheck Column編集部: 作品についての解説をいただきありがとうございました。 続いて、これからの創作活動についてお聞かせください。 いまから氏: 今考えているのは「豆腐」なんです。豆腐の種類は絹や木綿などがありますが、もしもデニム生地で作ったら「デニム豆腐」になります。もしもジーンズメーカー各社の生地で作って比べて、どちらかがとっても美味しかった場合、ジーンズメーカーの勢力図が変わったりするかもしれません。私としては、この豆腐の例のように今まで現実世界でしかできなかったこと、やらなかったことをあえてメタバース上で表現したら面白いんじゃないかなと思っています! 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について Coincheck Column編集部: 最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください いまから氏: 「OASIS」からイメージして、砂漠の緑化など表現できたら面白いかなぁと思っています。また、せっかくのコミュニティーなので、Discordのつながりも大切ですが、リアルなイベントで情報交換などができたら楽しいかなと思います。そして情報交換だけでなく、何気ない会話から「ちょっと人生がゆるりとなるようなコミュニケーション」も生まれたらと思っています。そして「The Sandbox」がサービスインしたら、ストーリーを温めている2Dアクションのゲームを作れたらという構想も持っています。 「CREATIVE賞」を受賞したBüro氏へのインタビュー 最後に「ORIGINALITY賞」を受賞された「花潤皆箱-Oasis-」作者のBüro氏にお話をお伺いします。 質問①:創作活動を始めたきっかけについて Coincheck Column編集部: 本日はよろしくお願いします。 まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。 Büro氏: 「ものづくりをやってみたいな」という気持ちは以前からありましたが、実は実際に「何かを作る」という経験はこれまでほとんどなかったです。しかし、イラストやアートのNFTに触れて興味を持つようになり、その中でもイラストよりもピクセルやボクセルアートに惹かれました。このタイミングで「The Sandbox」のアルファシーズン2が始まったこともあり、思い切って作品制作に挑戦しました。その中で、最初に作った作品が「menomonogatari」というボクセルアート作品です。おぼろげながらも「やってみたいな」という気持ちを形にし、勇気を出して取り組みました。 引用:OpenSea また、ボクセルアートを作り始めて、最初に参加させていただいた「CryptoNinja」のコミュニティ「NinjaDAO」のボクセル仲間から教わることもモチベーションになりました。実際にコミュニティーに参加してみると、みんなウェルカムでフランクで、あたたかい気持ちになりました。 ※DAOとはDecentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)の略で、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織 質問②:制作のスタイル・世界観について Coincheck Column編集部: 続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。 Büro氏: 軸になる活動として、IZA VoxeLabという「The Sandbox」で活動するボクセルクリエイターのチームに参加してワールド(※)制作をしています。チームはゲームクリエイター、ボクセルクリエイターやワールドデザイン、アニメーションなど、それぞれの強みを活かして活動しています。また、「The Sandbox」の開催するGame Jam(※)にも参加していて優勝や入賞をしています。今後もIZAvoxelabの特徴を活かしたゲームやアセットで、ワクワクする体験ができるワールド制作を行っていきます。 ※ゲームクリエイターが集まり短時間でゲームを制作するイベント 他にもファンアート(※)として「TheMafiaAnimals」という[マフィア×動物]をテーマにした、全て手書きで世界に1点しかないNFTアートのコレクションの、ワールド制作を進めています。こちらのプロジェクトでは、コミュニティの皆さんやボクセルクリエイターの皆さんと、IZAvoxelabが一緒に楽しんで作り上げるというところが見どころになっています。完成したら、たくさんの方に見て頂いたり体験して頂きたいです! ※他者が創作したキャラクター、衣装、道具、もしくはストーリーをもとにした作品 質問③:今回応募した作品について 作品URL:https://twitter.com/buro_voxel/status/1618435193278455809?s=20 Coincheck Column編集部: 女性ならではの細やかな表現が素敵でした! 改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。 Büro氏: 造形の部分からお話しすると「かっこいい」と「かわいい」の両方を表現したいと思い制作しました。アバターが持っているアイテムはお花に水をあげる柄杓のようなイメージです。加えて、手からお花を出す動きもつけてみました。 現実世界ではいろいろな不自由や困難があっても「メタバース」ではそれを乗り越えることができる、そんな思いを「花」と「笑顔」に例えて表現しています。メタバースではハンディキャップがあっても参加できますし、参加者同士で歩幅を合わせてみんなで思い描く夢の実現を一緒に形にできるということを伝えられたらと思っています。 質問④:これからの創作活動について Coincheck Column編集部: キャラクターやアバター作りを続けて、個人としての活動だけでなくチームでも動きながら、日本のボクセルアートを盛り上げて世界中の人を楽しませたいです。 直近のBüroさんの作品はこちらからご覧いただけます。 Büro氏: また、「自由な学び」を大切にするメタバースの学校「ニンジャ寺子屋」のような、大人も子供も一緒に創作活動、交流できる場所も大切にしていきたいと思っています。「ニンジャ寺子屋」は大人は自分が教えたいことを教え、子どもは学びたいことを学べる、第3の学び場です。子供たちの自由な発想から自身の新たな発見があったりしますし、現実世界だけではなく、こうやってメタバースで過ごしたりできる場所を大事にしたいとも思っています。 「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について Coincheck Column編集部: 最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください Büro氏: DAOでは困ったことや悩んでいることなど、ひと言つぶやくと誰かから何かしらのリアクションがあり、それが私はいいなぁと思っています。「OASIS」のコミュニティーでは、私も誰かの質問を拾ってフォローできるような動き方ができたらと思っています。そして、「menomonogatari」のような、現実と絡めたストーリー展開で、辛いこともユーモアに変えた表現にも挑戦したいです。 「OASIS TOKYO」について 「OASIS TOKYO」は、「2035年の近未来都市」をコンセプトに、『The Sandbox』で開発・展開しているメタバース都市です。24×24(576区画)の広大な土地に都市開発を進めています。日本を連想させる象徴的な街並みの中に、商店街、ライブハウス、スタジアム、美術館、サウナ、寿司屋、盆踊り、配信スタジオなどのイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 公式Twitter:https://twitter.com/Oasis_pj OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck
ビットコインNFTとは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。2023年2月末には「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などのNFTを手掛けるYuga LabsがビットコインNFTコレクションである「TwelveFold」のオークションを開催し、たった24時間で合計735BTC、1,650万ドル(約22.3億円)という金額を稼ぎ出しました。 この記事ではビットコインNFTの特徴や仕組み、実際の発行手順などに加え、ビットコインNFTを実現するプロジェクトである「Ordinals」や現状の課題、今後の予想についてわかりやすく解説していきます。 この記事でわかること ビットコインNFTの特徴 ビットコインNFTの仕組み ビットコインNFTを実際に発行する方法 ビットコインNFTの課題と今後の予想 Coincheckの無料登録はこちら 寄稿者Levine I am a researcher and Investment associate at Coincheck Labs. I founded a crypto venture and worked as a trader and researcher at Coincheck. On my days off, I study poker. Twitter: @levine_777 目次 ビットコインNFT(Inscriptions)とは? ビットコインNFTの特徴 特徴①NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている 特徴②Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない Ordinalsの開発者について Ordinals開発のきっかけ ビットコインNFTの仕組み ビットコインNFTに利用されている2つの技術 SegWit(セグウィット) Schnorr(シュノア) ビットコインNFTを実際に発行する5つの手順 ビットコインNFTの具体的な発行コスト ビットコインNFTに関連したサービス ビットコインNFTの課題と今後の予想 課題①ウォッシュトレードが横行している 課題②参入障壁が高い 課題③ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている 実際にビットコインNFTを発行してみた ビットコインNFT(Inscriptions)とは? ビットコインNFTとは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。 通常、NFTはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築されますが、ビットコインNFTは「イーサリアムではなくビットコインのブロックチェーン上で構築される」という点で、従来のNFTとは一線を画すものとなっています。 ビットコインNFTは、別名「Inscriptions(碑文)」とも呼ばれ、そのInscriptionsを実現させるためのプロジェクトの名前が「Ordinals(序数)」です。(※ただし、実際にはこの2つの名称を区別せず、ビットコインNFTのことを「Ordinals」と読んでいる場合も多い。) また、Inscriptionsを作成するオープンソースコードのことを「ord」と言います。 ビットコインNFTの特徴 では、ビットコインNFTと従来のNFT(イーサリアムNFT)は、一体何が違うのでしょうか。ここでは、従来のNFTと比較した際のビットコインNFTの特徴を2つ挙げます。 NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない 以下で詳しく解説していきます。 特徴① NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている 1つ目の特徴は「NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている点」です。 ビットコインNFT(Inscriptions)は、全ての情報をビットコイン上に記録しているため、ビットコイン(BTC)が無くならない限りいつでも誰でもその存在を確認できます。 一方でイーサリアム上にあるNFTの多くは、画像データを自社のサーバーやIPFS(分散型ストレージプロトコル)などに保存し、イーサリアム上にはその画像データの保存場所(主にURLなど)しか保存していません。そのため、NFTプロジェクトの運営側やIPFS自体が無くなってしまうと、NFTの画像データが紛失されることになってしまいます。 もちろん、イーサリアム上にも全ての情報をブロックチェーン上に記録しているNFTは存在します。例えばイーサリアムチェーンを基盤にしているコレクタブルNFTの「CryptoPunks(クリプトパンクス)」は、NFTの画像データをブロックチェーン上に保存しています。(これをフルオンチェーンと言います。) しかし、ほとんどのNFTプロジェクトでは、イーサリアム上にNFTの画像データを保存していません。なぜなら、イーサリアム上で構築されるフルオンチェーンNFTはビットコインNFTと比べ、約100倍ものコストがかかるからです。 以下の表は、ビットコインとイーサリアムにおいて、フルオンチェーンで画像データを100KB書き込むコストを比較したものです。 100KB書き込むのにかかるコスト ビットコインNFT 約7.5〜15ドル(約1,000円〜2,000円) イーサリアムNFT 約775〜1,550ドル(約10万5,000〜20万9,000円) ※100KBのデータを書き込むのに必要なガス量を0.7億Gas、Gas(手数料水準)レートを10〜20Gwei、ETH価格を1,550ドル、1ドル=135円と仮定した場合 このように、イーサリアム上ではビットコイン上と比較して、フルオンチェーンNFTを発行するためのコストが高くなります。そのため、現状のイーサリアムNFTにおいてフルオンチェーンNFTは限られている一方で、コストの安いビットコインNFTでは、全てにフルオンチェーンが採用されています。これが、イーサリアムNFTとビットコインNFTの1つ目の違いです。 特徴②Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない 引用:Ordinals 2つ目の特徴は「Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない」という点です。 従来のNFT(イーサリアムNFT)上では、NFTを表現する上で必要な共通規格(ERC721など)が多く存在しています。そのため、多くのエクスプローラー、ウォレットや取引所などでNFTを復元し、確認することができます。 一方でビットコインNFT(Inscriptions)は、まだ正式にビットコインコミュニティに共通規格として支持されているわけではなく、NFTを確認するためには公式が提供する専用のエクスプローラーを利用するか、公式から提供されているコードから自分(ローカル)でホストする必要があります。 しかし、ビットコインNFTに関するデータそのものは、誰でもエクスプローラーから閲覧できるため、誰でもNFTを復元し、確認することが可能です。以上の点が、イーサリアムNFTとビットコインNFTの2つ目の違いです。 Ordinalsの開発者について 参考:Casey Rodarmor 2022年、ソフトウェアエンジニアのCasey Rodarmor(@rodarmor)氏はビットコインNFTを実現するOrdinalsプロジェクトをスタートしました。 Rodarmor氏は、2010年からGoogleにてエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。その後いくつかの企業を渡り歩いたあと、2022年からOrdinalsプロジェクトにフルタイムで取り組んでいます。 Ordinals開発のきっかけ Rodarmor氏は、ビットコインの生みの親とされるサトシ・ナカモトが、初期のビットコインに関するコードの中で「アトム」というシステムを組み入れようとしていたことを知り、そこからOrdinals開発の構想を閃いたと語っています。 サトシ・ナカモトが導入しようとしていたアトムとは、それぞれが持つbtcアドレスに(nAtom)といったレートを割り振り、レビューというメッセージ機能で分散型取引所を実現しようと模索していたコードです。 Ordinalsでも、このレートを各アドレスに割り振った(=序数)上で、そのレートを起点に追加の機能(=ord)を実装するといった具合に、Rodarmor氏がアトムと同様のモデルを採用している事が窺えます。 ビットコインNFTの仕組み ビットコインNFT(Inscriptions)が発行される仕組みを簡単に説明すると、次のようになります。 初期から今日に至るまで発行されたビットコイン全てに順番を表す数字(序数)を割り振る これで個々のビットコインがそれぞれユニークな数字を持つ そして、特定のビットコインに対し、画像などのデータをスクリプトとして書き込み(紐付け)する事でビットコインNFT(Inscriptions)が作られる 例えば上記画像のように、Aというウォレットに入っているbc1a~というアドレスに入っているBTCに対してペンギンの画像を紐づける事で、ペンギンのビットコインNFT(Inscriptions)が作られます。 ビットコインNFTに利用されている2つの技術 ビットコインNFTでは「Segwit(セグウィット)」と「Schnorr(シュノア)」という2つの署名方式を組み合わせて採用しています。これにより、ビットコイン上で遥かに低いコストでフルオンチェーンNFTを発行できています。 以下では、この2つの署名方式について解説しています。 SegWit(セグウィット) SegWit(セグウィット)とは、2017年8月にビットコインに実装された大型アップデートです。SegWitはトランザクション情報をコンパクトに圧縮できるという特徴を持っており、ビットコインの抱えているスケーラビリティ問題を解決する可能性があると期待されている技術です。 そもそもスケーラビリティ問題とは、ビットコインの取引量が増えることによって送金に時間がかかったり、送金要求が承認されなかったり、取引手数料が高騰するといった一連の問題のことを指します。 SegWitが導入される前、ビットコインでは「Legacy(レガシー)」という署名方式を採用していました。Legacyではビットコインの取引データ領域にデータを記録していましたが、Segwit方式ではWitness(ウィットネス)と呼ばれる「取引データ領域とは別の独立した領域」を利用して署名を行うことができます。 Segwit方式では、Legacy領域と比較して書き込むデータコストが4分の1で済み、さらに1ブロックに詰め込むことができる最大データの容量が4倍(4MB相当)になるというメリットがあります。 Schnorr(シュノア) Schnorr(シュノア)とは、2021年11月に実施されたビットコインの大型アップデート「Taproot(タップルート)」にて導入された署名方式の1つです。シュノア署名の導入により、複数のアドレスからの送金を1つのものとして署名することができるようになりました。 この機能により、実際は複数のアドレスから送金している取引を単一のものとして扱うことができ、プライバシーの確保及び取引にかかるデータ量を削減できるようになりました。 以上2つの署名方式を組み合わせて採用することで、1トランザクションで最大4MB相当のデータ(Inscriptins)を安価に作成することができるようになりました。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck ビットコインNFTを実際に発行する5つの手順 引用:YouTube ビットコインNFT(Inscriptions)を発行するには、上記動画に沿って5つの手順で行うことができます。(※この動画は有志によって作成された、Windowsユーザー向けの動画です) ビットコイン上にノードを建てる Bitcoind(開発環境)でブロックを再度インデックス ordをインストールし、再度ブロックを同期 ord上でウォレット作成 Inscription開始 ただし、ビットコインNFTの発行までには、様々な処理が必要となり最短でも1日以上時間を要してしまうことに注意してください。 また、Ordinalsの開発者自身がビットコインNFTの発行方法を解説したMacOS向けの動画もあるので、こちらもご参照ください。 ビットコインNFTの具体的な発行コスト ビットコインNFTの具体的な発行コストは、画像データ100KBの書き込みにつき、通常「約7.5〜15ドル」です。 ビットコインNFTの発行コストは手数料相場に大きく左右され、2satoshi/vBで試算すると上記のコストとなります。高い手数料(およそ20satoshi/vB以上)を払えばすぐに発行できる一方で、発行までに時間がかかっても問題ないのであれば、安い手数料でイーサリアムNFTよりも安価に発行することができます。また、最安の手数料水準である1satoshi/vBの場合は、さらに半額である7.5ドルで100KBのビットコインNFT(Inscriptions)を発行できます。 注意点としては、ビットコインの価格が上がれば15ドル以上の手数料がかかってしまう可能性もあります。そのため、必ずMempool(メンプール)の取引手数料水準を確認した上で、適切な手数料レートを設定するようにしましょう。 ビットコインNFTに関連したサービス 2023年3月現在、ビットコインNFT(Inscriptions)の注目が高まってきており、関連するサービスも次々と登場してきています。以下の表では、ビットコインNFTに関連するサービスをまとめています。 サービス内容 プロトコル名 発行代行 ・Gamma ・InscribeNow.io ・OrdinalsBot マーケットプレイス ・Gamma ・ordinals.market ・ORDSWAP ウォレット ・Bitcoin wallet for web3 ・Sparrow Bitcoin Wallet ビットコインNFTの課題と今後の予想 ここからは、ビットコインNFT(Inscriptions)の課題と今後の予想について、私の考えを述べていきます。 2023年1月ごろにOrdinalsプロジェクトの話題が拡散され始めたときには、まだビットコインNFT(Inscriptions)の認知度も低く、一部の人々の間でしか盛り上がっていませんでした。しかしながら、2023年2月末になるとBAYCなどで有名なYugaLabsがTwelveFoldというInscriptionsコレクションを発売する事を公表し、ビットコインNFTへの注目が高まりました。 引用:@yugalabs 結果としてYugaLabsは、たった24時間で合計735BTC、1,650万ドル(約22.3億円)という金額を稼ぎ出し、初となるビットコインNFTのオークションは大成功のうちに幕を閉じました。 引用:@tropoFarmer 現在、InscriptionsはNFTという使われ方をしていますが、今後はBTC自体を検閲されない永続的記録媒体として活用してくるプロトコルや個人などもいるのではないかと私は推測しています。その一環としてか、フルオンチェーンではないイーサリアムNFTをBurnして、Inscriptionsとして発行するという試みも行われています。 その一方で、まだまだビットコインNFTは多くの課題を抱えており、具体的には次のような課題を解決できるかどうかが今後のビットコインNFTの明暗を分けると考えています。 【ビットコインNFTが抱える課題】 ウォッシュトレードが横行している 参入障壁が高い ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている 課題①ウォッシュトレードが横行している 1つ目の課題は「ウォッシュトレードが横行している」という点です。 ウォッシュトレードとは、マーケティング施策や価格を釣り上げる事を目的に、自己や友人間などで高値での取引事例を作り、フロア価格を操作する取引のことです。多くの伝統的な金融市場において、ウォッシュトレードは需要の本当の水準について市場に誤った印象を与え、金融商品の価格を歪めることにつながるため禁止されている。一方で暗号資産市場やNFT市場ではまだウォッシュトレードの規制がかかっておらず、今でも多くのウォッシュトレードがNFT市場で行われています。 もちろんウォッシュトレードが行われているのはビットコインNFT(Inscriptions)に限らず、イーサリアムNFTを含めたNFT市場全体の課題です。健全なNFT市場を創っていくためにも、規制当局による適切な規制やウォッシュトレードを分析し警告するツールやプロトコルなどが必要になってくるでしょう。 課題②参入障壁が高い 2つ目の課題は「参入障壁が高い」という点です。 ビットコインNFTは、イーサリアムNFTと比較してもNFTの作成や送受信、売買を慣れていない人が行うにはまだまだハードルが高いです。今後、ビットコインNFTが一般にも普及していくためには、よりわかりやすいUI/UXを持ったプロトコルなどが提供される必要があるでしょう。 課題③ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている 3つ目の課題は「ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている」という点です。 ビットコインNFT(Inscriptions)はまだ歴史が浅く、ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている状態です。以下では、ビットコインNFTに反対派の意見と賛成派の意見についてまとめています。 反対派の意見 ビットコインNFT(Inscriptions)に反対している人の意見として「ビットコインNFTは取引手数料競争において有利すぎることで、取引手数料高騰やネットワーク攻撃へつながる」という懸念があります。 ビットコインNFTは、通常の送金トランザクションなどに比べて、4分の1のコストかつブロックサイズ目一杯までの容量を含んだトランザクションを送信できます。そのため、ブロック内容量を安価に寡占することにつながるという意見があるのです。 また、反対派の意見としては「フルノードを建て続けるコストが増大し、ネットワークの堅牢性が損なわれる」というものもあります。 ビットコインにおいては、ジェネシスブロック(最初のブロック)から今日に至るまでの全ての取引データを保持および検証しているフルノードを建てて、ビットコインネットワーク維持に貢献している人々(フルノーダー)がいます。彼らにかかってくるコストはサーバーやPCなど処理端末の電気代に加え、毎日増えていく取引データを保持するストレージコストがあります。 しかし、Ordinalsの影響で平均的ブロックの大きさが今までの2MB以下から4MB以下へ増えた場合、データ増量速度が倍になり、フルノーダー達はストレージを確保するために設備投資を行う必要が出てきます。 そうなると、報酬が貰えないボランティアで運営されているフルノーダーの中には辞めてしまう人達も出てくるでしょう、フルノードの数が減るとそれだけネットワークの分散性や堅牢性が弱くなっていくので、ひいてはビットコインの永続性や価値などへの影響が避けられなくなります。 賛成派の意見 一方で、ビットコインNFT(Inscriptions)に賛成している人の意見としては「Ordinalsの影響で、取引手数料が高騰するのであればそれはマイナーやネットワークにとって好ましい」というものがあります。 ビットコインは、将来的に2,100万枚を発行した後は取引手数料だけがマイナーのインセンティブとなります。一方で、送金需要だけでは十分な取引手数料を確保できないのではないかという懸念もあります。その問題にNFTといったユースケースが追加される事で多くの取引が発生することが予想されるのでその問題解決に貢献できるはずという意見です。 また、多くの取引が発生することで取引手数料が高騰すれば大容量のInscriptionsを発行する際のコストも高騰するので攻撃リスクは減ります。 また、賛成派の意見としては「フルノードを建てる人が増える事で、ネットワークの堅牢性貢献に繋がる」というものもあります。 Inscriptionsを自前で発行するには、フルノードを建てる必要があります。将来的にInscriptionsを発行する企業やNFT運営が増えることで、結果としてフルノードの数は増えるのではないかという見立てもあるのです。 実際にビットコインNFTを発行してみた 引用:OpenSea 今回の記事執筆に際し、筆者自身も実際にInscriptionsを発行してみました。 引用:Ordinals.com 発行に至るまでに、多くの苦労を伴いましたが、その度にコミュニティに助けられました。また、簡単に送受信するために、BTC NFTを発行した後にETHでラップしてみました。今後、ビットコインNFT(Inscriptions)がどうなるかは、まだまだ不明瞭です。しかし、ビットコインというなかなか大きな技術革新が起きにくい領域での出来事なので、注意深く動向を追っていきたいと思います。 ※本記事はビットコインNFTへの投資を推奨するものではありません。予想に反して損失を被る可能性もあるため、投資はご自身の判断と責任において行ってください。
2023年2月9日に、メタバース都市「※OASIS TOKYO」などを展開するメタバースコミュニティのブランド「OASIS」が独自のNFTである「OASIS Community PASS」を販売することを発表しました。 「OASIS Community PASS」はメタバースクリエイターのMISOSHITA氏により制作されており、アーティストならではのこだわりが詰め込まれています。 本記事では、NFTのクリエイティブ画像を制作したMISOSHITAさんをお招きし、制作の裏話やこだわりのポイント、制作技法などから、NFTやWeb3への想いも聞いてみました。 ※本プロジェクトの詳細は下記よりご確認ください。 「OCP」公式ページ:https://oasis.coincheck.com 「OASIS」公式Twitter:Oasis | Official (@Oasis_pj) / Twitter 「OASIS」公式Discord(※):公式ページ公開を記念して明日2/28(火)22:00~22:15に時間限定で特別にDiscordをオープン 「OASIS」公式Discord(※):https://discord.com/invite/oasiscommunity ※Discordは今後複数回に分けて公開予定です。Disocord参加者にはNFTの優先購入権(Allow List)を抽選で入手できる機会も用意しておりますので、是非ご参加ください。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら Coincheckの無料登録はこちら 目次 OASIS Community PASS NFTとは MISOSHITA氏が取り組まれてきたメタバース•NFTのプロジェクトについて教えてください Coincheckからオファーの連絡がきた時の感想を教えてください 画像の特徴や拘りのポイントを教えてください 画像を作成するにあたり、特にこだわった点を教えてください この画像を見た人に何を感じさせたいと思いますか OASIS Community PASS NFTに期待することを教えてください 最後にOASIS Community PASS NFTに興味を持ってくださっている方に向けてメッセージをお願いします OASIS Community PASS NFTとは OASIS Community PASS NFT(OCP)は、OASISのビジョンを体現するキーアイテムとして開発されています。 OCPのアートは「OASISコミュニティで変化していく豊かな自分」をテーマにしています。 自身を解放し新しい行動を起こそうとされている方、今の自分を変えていきたいというエネルギーに溢れた方に共感いただき、OASISプロジェクトにご参加いただきたいという想いから、コンセプトを決定しました。 キャラクタークリエイティブのバリエーションは、髪色や肌色、装飾品などの組み合わせで多様なアイデンティを担保しており、ホルダーの皆さまが、メタバースやコミュニティにおける「ありのままで、唯一無二の自分」を選択し、表現できるような設計をしています。 そこで、あるNFT関連のイベントでMISOSHITA氏のWeb3とメタバースに対する強い想いを聞いたところOASISが目指す構想とも親和性があり、MISOSHITA氏のクリエイティブ作品がOASISのイメージにもマッチすると感じたため、今回の制作をご依頼しました。 OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck MISOSHITA氏が取り組まれてきたメタバース•NFTのプロジェクトについて教えてください ―10年弱くらいサラリーマンでゲームデザイナーとして、3D制作を行っていました。 その頃は、基本的にメタバースというか、ゲームの中の空間やキャラクターをずっと作っていました。 ―2018年にバーチャルYouTuber(VTuber)をはじめ、キャラクターや背景を作り始めました。 Web3のメタバースというわけではありませんが、メタバース空間を自由にアップロードできるClusterという日本のプラットフォームサービスがありました。そこでメタバースを作り始めたことがスタートになっています。 ―NFTやWeb3の世界のメタバースを実際に作り始めたのは、2021年の3月ごろからです。 始めたきっかけは、メタバース空間自体を販売したかったところ、なかなか販売できるサービスがなかったので、NFTと組み合わせれば何かマネタイズできるのかな、というところです。 ―メタバース空間自体を作り始めたのは主にDecentraland(ディセントラランド)です。 ディセントラランドで建物を作ることなどをメインにしていまして、MetaTokyoというプロジェクトに参加しています。MetaTokyoでは、主にギャラリーや関連の建物を作っています。 経歴MISOSHITA NFTアバタープロジェクトMetaaniの3Dデザイン/クリエイティブ担当。様々なメタバース建築を担当するメタバースクリエイター。MetaTokyoのCMVO(Chief Metaverse Officer)に就任。 Coincheckからオファーの連絡がきた時の感想を教えてください ―そうですね、Web3領域でのメタバースは自分が一番興味のある領域だったので、その領域を国内でかなり力を入れているオアシスさんから声がかかったことはすごい光栄だなと思いました。 画像の特徴や拘りのポイントを教えてください ―ただの画像を作るというよりメタバース的なものをイメージさせる物を作るっていう形が良いのかなと思い、イラストというよりは、3DCGって作るっていう方向が良いのかなと思っていました。 ―国内外含め、3DCGはNFTでよく使われているのですが、見た目が3DCGらしいというか、どちらかというとフィギュア的なシェーディングやライティングが物理的な見た目のものが多いと思うのですが、そこと勝負するのではなく、独自の表現を目指しました。 ―そこで、見た目的にはアニメ的なものにしました。手法的には3DCGでトゥーンレンダリングという手法をつかい、立体的なリアルに近いようなものを、シェーダーというものを変えてアウトライン(※輪郭線)をつけたり、陰影をセルアニメのような形に表現したりしまた。 この手法は、おそらく日本で発展してきたような手法であり、ゲームなどではかなり使われている手法です。 ―あとは、セルアニメでのメカの表現では、メカだけを3DCGで作っているようなものが昔からあるので、そういったところで使われている手法なんです。 画像を作成するにあたり、特にこだわった点を教えてください ―やはり、日本人は「ザ・3CDCG」みたいな見た目より、セルアニメのような見た目のほうが馴染み深いと思っています。しかし、実際最初に作ったものは、オーソドックスな見た目のものが多くなってしまいました。そこから、独自の表現に変えていくっていう流れになったかなと思っています。 ―そこで行き着いたところは、ステンシルやグラフィティーみたいな表現を足していくような方向になりました。 ―一番わかりやすいのが、アーティストのバンクシーみたいに、陰影が黒く塗りつぶされるような、かなりグラフィカルな表現をちょっと取り入れていくような形で、最終的にはテイストなどが決まったかなと思っています。 この画像を見た人に何を感じさせたいと思いますか ―かっこいいと思ってもらえたら一番いいなと思っています。 より具体的に言うと、今回は男女のキャラクターがイラストになっています。NFTのプロジェクトでもキャラクターは使われている形ですが、日本ではかわいい女の子のキャラクターのイラストが結構多いのかなと思っています。 ―イケメンとかっていうところで押し出しているやつがないのかなっていうので、今回、男女のキャラクターがいるので、男性のキャラクターもかっこよくやりたいなっていうところが結構イメージとしてはありました。 男性のキャラクターでも魅力的な形にできるようなものを作りたいなと思って作りました。 ―また、女性のキャラクターもかわいいっていう形だけじゃなくて、かわいさだけじゃなくてクールさやかっこよさっていうのも押し出していけたらいいなと思っています。 OASIS Community PASS NFTに期待することを教えてください 日本国内でもそうですけど、世界やグローバルに展開できるような形を期待しています。 あとは、Web3領域でのメタバースってのがもっと国内でも発展していったらいいなっていうのは感じています。 Web3領域でのメタバースは最近では増えてはいますが、 まだ力を入れているところは数える程度だと思うので、オアシスさんがかなり大規模にやられているところから、プロジェクトがどんどん増え、Web3領域のメタバースが全体で発展していったらいいなと思っています。 最後にOASIS Community PASS NFTに興味を持ってくださっている方に向けてメッセージをお願いします ―確実にカッコいいモノができているので、ぜひチェックしていただきたいというところが強いです。 ―また、メタバース自体では、建物を3DCGで作っても、最終的にはユーザーやコミュニティがないと多分あまり意味がないものなので、まず何か参加していただけたら嬉しいです。 メタバースは、参加してくれる人がいることで成り立つと思うので。 ―ディセントラランドでもオアシスでも、建物とかはすごくかっこいいものができていると思うのですが、多分メタバースっていうのはそれだけでは完成せず、そこにコミュニティとか参加してくる人がいることで完成するものだと思っています。 ―なので、何かに参加していただきたいというのは、結構強い思いです。
2021年から多く目にするようになった「NFT」という言葉ですが、アート業界やエンタメ業界で多く活用されているイメージを持つ方が多いでしょう。 そんな中、いま日本における地方課題解決の望みとしてNFTに注目が集まっていることをご存知でしょうか。2022年から現在進行形で、多くの自治体が企業と連携を図りながら、NFTの活用した地方創生に取り組み始めているのです。 そこでこの記事では、地方創生へのNFTの活用事例を交えながら、自治体においてNFTがどのように活用できるか、またどのようなメリットがあるのかについて解説していきます。 この記事でわかること NFTとは 地方創生におけるNFTの活用方法 NFTを活用するメリット 全国のNFT活用事例 【掲載団体様を随時募集】 本記事では自治体および企業のメタバースの取り組みを募集しております。 事例でのご紹介を希望される方は下記のメールアドレスへご連絡ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 そもそもNFTとは 地方創生におけるNFTの活用方法 地域の特色を織り込んだNFTアートとして活用 ふるさと納税の返礼品として活用 デジタル住民票としてNFTを活用 地方自治体がNFTを活用する3つのメリット 関係人口の創出 ボーダーレスに地域の魅力を発信 財源の確保 地方自治体によるNFT活用事例 島根県松江市 京都府長岡京市 秋田県由利本荘市 埼玉県横瀬町 滋賀県栗東市 山口県美祢市 三重県多気町 福岡県直方市 群馬県沼田市 新潟県長岡市山古志 鳥取県鳥取市 茨城県桜川市 北海道夕張市 岡山県玉野市 兵庫県尼崎市 岩手県遠野市 北海道余市町 まとめ そもそもNFTとは NFTによる地方創生の方法を理解するには、まず「NFTとは何か?」を知っておく必要があります。 NFT(Non-Fungible Token)とは、主にイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。 この代替不可能なトークンには、唯一無二の価値を持つという特徴があります。 例えば、Aさんが持っている1ビットコインとBさんが持っている1ビットコインは同等の価値であり、交換することができる「代替可能」なものです。 一方で、「代替不可能」とは、全く同じものが存在しない、例えば「金メダル選手の直筆サイン入りTシャツ」のような一点物であることを意味しています。 このNFTの登場により、それまで簡単にコピー・改ざんができたデジタルデータにも一点物の証明ができるようになりました。またそれに伴い、デジタルアートやゲームのアイテムなどのデジタルアセットにも資産価値を付与することが可能になりました。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck 地方創生におけるNFTの活用方法 地方創生におけるNFTの活用方法は、主に3つ挙げられます。 地域の特色を織り込んだNFTアートとして活用ふるさと納税の返礼品として活用デジタル住民票としてNFTを活用 それでは詳しくみていきましょう。 地域の特色を織り込んだNFTアートとして活用 まず、1つ目の活用方法として地域の特色を盛り込んだNFTアートとしての活用方法があります。NFTアートとは、NFTを活用することで唯一無二の価値をもったデジタルアートのことを指します。 地域での自然の風景や名産品などの特色にはその地域でしか見れない、体験できない独自性があり、この性質が非代替性をもつNFTの中で表現されることで、より強い独自性を持ったアート作品が生み出されます。 地域の特色をNFTで表現することで、その土地に関心を持つ人々が増え地域の活性化につながることが期待されることから、多くの自治体が発行するNFTにはその地域の特色が織り込まれることが多いです。 ふるさと納税の返礼品として活用 また近年増えてきている活用例の1つとして、ふるさと納税の返礼品としてNFTを採用するといったケースが挙げられます。 ふるさと納税は、特定の地域を応援すると同時に税金の控除も受けられるとあって、利用者が年々増加していますが、「地域の応援」という性質よりも返礼品とそれにかかるコストを重要視して寄付をする傾向があり、地域を応援する意識や、納税をきっかけに直接現地を訪問したり支援し続けたりする動機付けとしては弱いという課題があります。 一方、デジタルデータとしてブロックチェーン上で管理されているNFTであれば、デジタルアートそのものを返礼品として提供する自治体もあるものの、NFT購入者だけに特産品の獲得権や購入権を付与したり、観光誘致と組み合わせ、その地域に赴くインセンティブを施すこともできます。 そして何より、NFTが唯一無二のデジタルデータとして、購入者の手元に残り続けることで、所有による特定の地域との関わりを強く意識させることができる点が、多くの自治体がふるさと納税の返礼品としてNFTを採用している理由と考えられます。 デジタル住民票としてNFTを活用 そして3つ目は、地域のデジタル住民票としてNFTを活用する方法です。この活用方法は、次章で紹介する「地域の関係人口を拡大」という自治体がNFTを活用するメリットに大きく繋がる内容になります。 現在の日本では、地方での著しい人口減少、過疎化によって地域の課題をその地域だけで解決するのが困難になってきています。 地域の住民票をNFTとしてデジタル化するということは、言わばそのNFTを保有する方は実際にその地域に居住していなくとも、その地域のデジタル住民として自治体のまちづくりに参加することが可能になります。住民票のデジタル化であれば従来の技術でも実現可能でしたが、NFTを活用することで自治体は販売したNFTによる財源を確保することができると同時に、「地域の盛り上がりに比例してトークン価格が上昇する可能性」を生み出すことができ、デジタル住民へのインセンティブとして活用することができるのです。 地方自治体がNFTを活用する3つのメリット 次に、地方自治体がNFTを活用する以下の3つのメリットについて紹介します。 関係人口の創出ボーダーレスに地域の魅力を発信財源の確保 それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。 関係人口の創出 自治体での地方創生におけるNFT活用の動きの中で、最も期待されるメリットの1つが関係人口の創出です。人口や産業、資源の減少といった現在の地方地域が抱える問題を解決するには、経済循環の実現・活性化が不可欠な要素であり、そのためにはその地域に関わる人々を増やしていく必要があると考えられています。 「関係人口」とは、その地域に住んでいる「定住人口」でもなく、観光などで訪れた「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉として使われます。 引用:総務省|関係人口ポータルサイト NFTはこうした関係人口創出の手段として、様々な方法で活用することが可能です。 例えば、新潟県長岡市の旧山古志村(山古志地域)では、錦鯉をモチーフに制作されたNFTを住民票としての機能を併せ持つものとして販売し、購入者は「デジタル山古志」の村民になることができる仕組みを作った事例があります。 山古志村のデジタル村民は地域の住民と交流したり、NFT販売で得た財源を基に行われる地域の課題解決の事業にDAOでの住民投票を通して参画することができます。そして、NFTを発行する以前の山古志村の村民は約800人ほどしかいませんでしたが、すでに1,500点のNFTが発行され、デジタル村民が実人口(約800人)を超えるほどの盛り上がりを見せています。 人口減少や過疎化が進む地方地域では、市外への流出が顕著な若年層とのつながりの構築が必要とされています。その中で、地域と多様な繋がりを持つような関係人口を創出できるNFTは日本の地方創生にとって、大きなメリットとして注目されているのです。 ボーダーレスに地域の魅力を発信 また、地域の魅力や特色を国境を超えて、世界に発信できる点もNFTを活用するメリットの1つとして挙げられます。 地方自治体のPR用コンテンツやその地域にしかない特色をNFTし、Openseaなどの世界中の人が利用するマーケットプレイスで販売することで、海外に住んでいる人に対しても地域の文化に触れられる機会を創出することができます。 また、NFT購入・保有の特典としてその地域の特産品を提供したり、その地域を訪れた際に使用す ることができる商品券をデジタル上で付与するなど、活用方法によっては地域の魅力をアピールするだけでなく、直接インバウンドの観光客の増加に繋げることもできます。 その活用方法は、その地域の特色などによって見せ方や付与するユーティリティの種類を工夫する必要はありますが、海外の方に対しても様々なアプローチでその地域の魅力を発信することができる点は地方自治としてNFTを活用するメリットの1つであると言えるでしょう。 財源の確保 そして3つ目のNFTを活用するメリットとして、自治体が発行体となりNFTを販売することによって、その売上を自治体の財源として利用できる点が挙げられます。 引用:Let’s デジタル田園都市 北海道の余市町や京都府の長岡京市では、ふるさと納税の返礼品として有名プロジェクトであるCrypto Ninja Partners(CNP)とのコラボNFTを販売し総額666万円の売上を達成しています。 しかし、単に地元の特色をNFTにするだけでは他の自治体のNFTに埋もれてしまう可能性があります。ですので、上記の自治体のように地域発のNFTプロジェクトを成功させるには、地域の特色に合わせた有名プロジェクトとのコラボや買いたくなるようなユーティリティーの設計を考える必要があるでしょう。 地方自治体によるNFT活用事例 では、実際に地方自治体がNFTを活用してどのような取り組みを行っているか、いくつかの事例を紹介していきます。 島根県松江市 引用:島根県松江市 島根県松江市は、地域活性化の一環として、株式会社ディー・エル・イー(以下DLE)が展開する「鷹の爪団」の公式NFTプロジェクト「TAKANOTSUME DAN NFT」をふるさと納税の返礼品として提供を行なっています。 今回松江市とコラボした「鷹の爪団NFT」は、"だれもが幸せに生きられる世界を実現する"ために世界征服を目指す、心優しい悪の秘密結社 鷹の爪団の一員になり、応援するためのNFTアートプロジェクトです。ブロックチェーン技術を使った、世界でひとつだけの唯一無二の価値を持ったデジタルアートとなり、指定された観光地に設置されたQRコードを読み込むと、本NFTアートの吉田くんの絵柄が進化するユニークな仕掛けも付いています。 ぜひ、皆さんも松江市のふるさと納税NFTを通じて、地域の活性化を促進させていきましょう。 ▶︎▶︎鷹の爪団NFTの返礼品ページはこちら 京都府長岡京市 引用:京都府長岡京市公式サイト 京都府長岡京市では、今年で30回目の節目を迎える「長岡京ガラシャ祭」の開催にあたり、ガラシャ祭をテーマにしたNFTアート(※)をふるさと納税返礼品として採用しました。 (※)ガラシャ祭をテーマにしたNFTアートの返礼品は、現在第2弾の寄付受付が始まっています。(数量限定) 「長岡京ガラシャ祭」とは、約450年前に長岡京市内にある勝龍寺城に嫁いできた明智光秀の娘「玉(後の細川ガラシャ)」の輿入れ行列を再現した祭りで、毎年11月に開催されます。祭り当日は、豪華な歴史衣装をまとった約1,000人の婚礼行列が輿入れの様子を再現し、市内約3kmを練り歩きます。 引用:京都府長岡京市公式サイト 第1弾のNFT返礼品では寄付者への特典として、2023年11月12日に行われる「長岡京ガラシャ祭2023」のお輿入れ行列に参加できる抽選権に加え、希望者はガラシャ祭公式ホームページにて協賛者として名前を掲載できる特典がありました。 また長岡京市内では、11月3日よりガラシャウィークと称し、主にJR長岡京駅前や中央公民館などでコンサート、展示、マルシェなどが開催されます。ぜひ、ガラシャ祭期間に長岡京市を訪れてみましょう。 ▶️▶️限定10点!ガラシャ祭応援手形〜橙〜(NFTアート)の購入はこちら ▶️▶️限定1点!ガラシャ祭応援手形〜紫〜(NFTアート)の購入はこちら 秋田県由利本荘市 引用:由利本荘市公式サイト 秋田県由利本荘市では、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社と由利高原鉄道株式会社の三者による連携協定を結び、由利高原鉄道の車両「おばこ号」の3DデータをNFTとしてふるさと納税の返礼品に採用する実証実験を行っています。 車両は「おばこ号」の「YRー3000形」をモデルとし、1両版は赤色の車両、3両セット版は赤青緑の3色の3DデータをNFTとして提供します。 (参考:松皮カンナAR画像) また、連携事業としてARも展開しており、寄付者には由利本荘市の萌えキャラとして定番の「黄桜すいプロジェクト」から、由利高原鉄道株式会社に縁のある「松皮カンナ」の3Dデータも提供されます。これらは伊藤忠テクノソリューションズ株式会社が展開するARアプリ「CLoVAR(クローバー)(β版)」で見ることが可能です。 「おばこ号」NFTの寄付受付は令和5年12月31日(売り切れ次第終了)となっていますので、気になる方は以下から販売詳細を確認してみましょう。 ▶︎▶︎「おばこ号」NFTの購入はこちらから 埼玉県横瀬町 (画像左:「Yokoze Color Pass NFT」、画像右:「Yokoze Pass NFT」) 引用:note 株式会社奇兵隊は、埼玉県秩父郡横瀬町を国内初のフィールドとして、Web3技術の活用を通じて「自律的なまちづくり」を目指すプロジェクトOpen Town Yokozeを実施しました。 Open Town Yokozeでの第一弾プロジェクトでは、横瀬町の特徴を生かしたNFTアートを世界中に向けて販売し、その売上収益によって地元小中学生向けのWeb3教育に特化したスクール「JOY LAB」の開講を実現させています。 ▲実際に行われた「JOY LAB」の様子 またこのプロジェクトで発行された「Yokoze Pass NFT」を保有することで、町外の方でもJOY LABコミュニティに参加することができ、同じ志を持つ人たちが集まるコミュニティで他の参加者と交流し、Web3の知識を得たり、友好を深めることが可能です。 「Yokoze Color Pass NFT」及び「Yokoze Pass NFT」は株式会社奇兵隊の公式サイトから詳細を確認できますので、ぜひご覧ください。 ▶️▶️「Yokoze Pass NFT」の購入はこちらから 滋賀県栗東市 引用:栗東市 滋賀県栗東市ではふるさと納税の返礼品として、TCCセラピーパークの在厩馬、 ホースシェルター療養中の馬、あるいはシェルターを巣立っていったTCCホースなど、栗東ゆかりの馬たちをデジタルコンテンツ化した「栗東限定 TCC HORSE PINS」(NFT)を新たに加えました。 TCC(Thoroughbred Community Club)では、行き場のない馬を救い、会員サービスを活かし、働けなくなった馬を支えるという3つのステージを生み出し、支援者で構成する会員活動を通じて走れなくなっても乗れなくなっても、人のために頑張ってきた馬たちに寄り添い人生を共にする仕組み作りを行っております。 今回、栗東市で採用された「栗東限定 TCC HORSE PINS」(NFT)は、SNSアイコンなど個人利用の範疇で自由に活用でき、馬のまち栗東の馬事振興や引退競走馬を応援する証として推し馬のセカンドキャリアを見守るため手元に保管、レアなカードやピンバッジとしても利用可能です。 今回発行されたNFTの種類は全7頭、各種5名限定となっているため、ふるさと納税を通じて「馬のまち栗東」の馬事振興やTCCが取り組む引退競走馬支援活動を応援したい方はぜひ、栗東市のふるさと納税サイトをチェックしてみてください。 ▶︎▶︎TCC HOUSE PINSの購入ページはこちら 山口県美祢市 引用:美祢市 日本最大級のカルスト台地で特別天然記念物の秋吉台や秋芳洞(鍾乳洞)を抱える山口県美祢市は、NFTによるデジタル住民票を導入する取組みを行っています。 デジタル住民票とは、実際の住民以外の人たちもバーチャルな美祢市の住民になれる証明書です。美祢市のデジタル住民票NFTを保有することで、以下の4つの特典(ユーティリティ)を受け取ることができます。 秋芳洞(大人1,300円)→入場無料 美祢市養鱒場釣り堀→釣竿料金無料+鱒2匹プレゼント 美祢市化石館→利用料無料 美祢市温水プール→使用料無料 ※特典等については予告なく変更・終了する可能性があります。 ※最新情報については美祢市デジタル推進課が運営する公式X(Twitter)アカウント(@Mine_Citykouhou)をご覧ください。 また上記特典以外にも、NFT保有者は市長も参加するオンラインコミュニティに加わり、市内の課題についてコメントや投票を通じて、地域復興プロジェクトへ参加することが可能です。 ぜひデジタル住民として美祢市を盛り上げ、NFTの価値を高める活動に参加してみましょう。 ▶︎▶︎美祢市デジタル住民票NFT購入ページはこちら 三重県多気町 引用:三重県多気町 三重県多気町とブロックチェーンを用いたサービス開発を手掛けるバッジ、「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクは、2023年3月2日より多気町のふるさとチョイス限定の返礼品として、JERAが運用する太陽光発電所のデジタルオーナー権を付与する「環境貢献型NFT」の販売を開始しました。 同NFTはNFTマーケットプレイス「OpenSea」上でも3,300円から通常販売を行っており、第一次販売は即日完売と大きな注目を集めていました。 ふるさとチョイスでの寄付額は1万円からで、寄付者は環境対策設備(今回は太陽光発電所)の「デジタルオーナー」になることができます。 また、「環境貢献型NFT」を保有することで、バッジが運営するウェブサイト「capture.x」上でリアルタイムに同町のCO2排出削減量のデータ数値を見ることが可能です。これをきっかけに多くの人が環境貢献を自分ごととして捉える機会が生まれるでしょう。 ※NFTを保有しても施設やCO2排出削減量のデータに関する権利を与えられるわけではありません。 ▶︎▶︎「環境貢献型NFT」販売ページはこちら 福岡県直方市 引用:直方市 福岡県直方市と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下:CTC)は、ふるさと納税の返礼品の一部に、AR(拡張現実)環境を使ったアプリを採用する実証実験を実施しました。AR環境では、ご当地グルメのキャラクター「焼きスパマン」の3Dデータを利用した写真撮影をすることができます。 この実証実験では、直方市がふるさと納税返礼品としてデジタルデータを活用するにあたり、3Dデータはブロックチェーン技術を使ったNFTに加工され、直方市からの正式な返礼品であることが証明されています。 また今回、直方市は「焼きスパマン」だけでなく筑豊炭田で実際に石炭輸送に使用されていた「コッペル32号機 蒸気機関車」を題材にしたNFTも提供しています。直方市が提供しているNFTは、以下のふるさと納税サイトで確認することができますので、ぜひご覧ください。 ▶▶「3D焼きスパマン(NFT付き)」販売ページはこちら ※焼きスパマンはNFTに紐づいていないデータも同時に提供しています。そのため「自分で焼きスパマンを使った動画を作成する」など、自由な使い方が可能です。 ※ARアプリの3DデータはNFTに紐づいておらず、ふるさと納税に関係なく誰でも利用可能です。ぜひ、お気軽にお試しください。 ▶▶「ARアプリ」紹介ページはこちら 群馬県沼田市 引用:沼田市 群馬県沼田市、株式会社トラストバンク、そしてCoincBest株式会社は、2023年5月22日ふるさと納税制度を通じたクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下「GCF®」)で「NFTアート」と「自慢の特産品」の力で実現する歴史文化のまちづくりプロジェクトを開始しました。 募集期間は2023年5月22日〜2023年8月19日で、目標寄付金額は200万円です。 今回のまちづくりプロジェクトへの寄付は、沼田市内にある旧給食センターを改修して完成したばかりの「沼田市埋蔵文化財調査センター」を地域の歴史を未来へつなぐ場とするため、出土資料の整理や展示、作業員の人件費等に活用されます。 また本プロジェクトへ寄付していただいた方へのお礼の品として、沼田市にアトリエを構える木版画家・池田実穂さんの作品をNFTアートにした「ヌマタ・アート・アンバサダーNFT」をプレゼントしています。池田実穂さんの作品をオンライン上で展示し、どなたでも閲覧できるメタバースギャラリーを開設していますので、併せてご覧ください。 ▶️▶️「プロジェクトページ」はこちら 新潟県長岡市山古志 引用:Nishikigoi NFT 新潟県山古志地域は、NFTの活用事例としては最も注目度が高いプロジェクトを行っています。2022年12月にリリースされた「Nishikigoi NFT」はNFTアートとしてだけではなく、デジタル住民票としての証明書も兼ねており、購入することによって、誰でもデジタル山古志の村民になることができます。 NFT購入者で構成されているコミュニティは、複数のユーザー同士でチャットや通話ができるDiscordで運営を行っています。このコミュニティに参加することで山古志地域の課題解決に向けてそれぞれの知恵やアイデアを出し合うことで、山古志に居住していなくともその地域の住民として村おこしに貢献できるのです。 現在の「Nishikigoi NFT」購入数は1,500枚以上であり、山古志地域に居住している約800人のリアル村民数をデジタル村民数が超えるほどの盛り上がりを見せています。 ▶︎▶︎Nishikigoi NFT 公式ページはこちら 鳥取県鳥取市 引用:PRTIMES 2023年1月13日、鳥取県鳥取市ではふるさと納税返礼品として国内最大級のNFTプロジェクト『CryptoNinja Partners』(以下、CNP)とコラボしたNFTを採用することを発表しました。 鳥取市については、中国四国地方で初めてふるさと納税返礼品としてNFTの販売を始めた自治体であり、今回のコラボ企画では1点ものNFTを寄付額3万円であるやうむ独自のポータルサイト「ふるさと納税NFT β版」上で提供を開始しました。 NFTは、パーツや背景、キャラ等それぞれ異なる組み合わせの合計222種類となり、NFTを持って鳥取市内の観光地に設置してあるQRコードを読み取るとNFTアートの絵柄が変化する仕組みが取られています。すでに鳥取市とCNPのコラボNFTは完売してしまいましたが、気になる方は他の自治体とのコラボNFTのリリース情報を追ってみてください。 ▶︎▶︎CNPのホームページはこちら 茨城県桜川市 引用:茨城県桜川市 2022年8月1日、茨城県桜川市では地域の観光ポスターをNFT化し、ふるさと納税の返礼品として提供を開始しました。 返礼品に追加する作品は「NFT 桜川の四季シリーズ」と呼ばれるもので、四季折々の風景をイラストで表現した観光PRポスター原画12点をそれぞれNFT化したものです。桜川市の観光スポット、高峯の山桜や真壁のひなまつりなどを主題としたものを取り揃えています。 引用:茨城県桜川市 また「桜川の四季シリーズ」のNFTは、購入者に対してNFTだけでなく市内の山桜から採取したハチミツ、市内業者の自家焙煎(ばいせん)コーヒーをセットで返礼品として提供し、すでに9種類ものNFTがサイトでは品切れ状態となっています。 ▶︎▶︎「桜川の四季シリーズ」のNFTはこちらから 北海道夕張市 引用:MeTown 2022年12月1日より、全国で初めて北海道夕張市の「JA夕張市」が、同市の特産品である夕張メロンのデジタルアンバサダーになれる参加型予約購入プログラムの事前登録を開始しました。 このプログラムは、夕張メロンのファンの輪を世界中に広げることを目的とし、夕張メロンNFTの購入者は、限定オンラインコミュニティへの参加権利や夕張メロンの引換券(#夕張メロンNFT)を受け取ることができます。 作り手の高齢化という課題を抱え、夕張メロンの生産量が減少傾向になってしまっている一方でそのような時だからこそ、デジタルの力で地域の魅力を世界中に発信していこうというプロジェクトです。 ▶︎▶︎「夕張メロンNFT」の購入ページはこちら 岡山県玉野市 引用:せとうちHumanTime-玉野市 岡山県玉野市では、関係・交流人口の増加や、大規模な土地取得を要さない新たな産業の誘致に繋げるための取り組みとして、都市圏のIT関連企業を対象にした「お試しワーケーションツアー」を実施しました。 このワーケーションツアーでは、地域滞在中での各種体験プランに加えて、参加者に対して事前にNFTを配布し市内の指定飲食店においてNFTを提示することでドリンクをプレゼントする企画も実施していました。 また次回以降のワーケーションツアーでも、参加者特典としてせとうち拠点・玉野の体験で使える「※オリジナルNFT」を配布予定ですので、ぜひ気になる方は参加してみましょう。 ※現在企画中につき、内容の変更がある可能性はご了承ください ▶︎▶︎玉野市 ワーケーションツアーの参加ページはこちら 兵庫県尼崎市 引用:株式会社フォーイット 株式会社フォーイットとメディアエクイティ株式会社は、2022年1月28日、NFTマーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」にて、兵庫県尼崎市の非公認ご当地キャラクターである「ちっちゃいおっさん」のNFTアートコレクションの販売を開始しました。 この取り組みは、ブロックチェーン機能を用いたトークンエコノミー(地域経済圏)の形成を目的に兵庫県尼崎市の非公認ご当地キャラクター「ちっちゃいおっさん」のLINEスタンプ5種類をNFT化し、HEXAで販売するものになっています。 Polygonチェーン上に発行され、仮想通貨はもちろん日本円クレジットカード決済にも対応していることから、仮想通貨やNFTを保有したことがない方も簡単に購入できます。 ▶︎▶︎HEXA「ちっちゃいおっさんNFT」はこちら 岩手県遠野市 引用:PRTIMES 2022年10月27日、株式会社Next CommonsはNFTコレクション「Game of the Lotus 遠野幻蓮譚(略称:GOTL)」をふるさとチョイスを通じて提供を開始しました。 GOTLは、柳田國男の「遠野物語」などで知られる遠野に伝わる神話を題材にしたNFTコレクションであり、神話に登場する3人の娘を「あめ」「うみ」「みお」としてNFTキャラクター化しています。また、NFTのアイテムを入手してキャラクターや背景イラストをカスタマイズできるウェブアプリを提供し、現実世界の遠野とリンクして楽しめる“Web3×地域”の仕掛けを用意していることも特徴です。 引用:PRTIMES なお購入できるNFTは、キャラクター1体とレアアイテム3個、通常アイテム12個がセットになった「Collector's Edition(特別版)」とキャラクター1体とレアアイテム1個、通常アイテム4個がセットになった「Normal Edition(通常版)」の2種類ありますので、購入の際にはご注意ください。 ▶︎▶︎ふるさとチョイス「GOTL」の販売ページはこちら 北海道余市町 引用;Web東奥 北海道余市町は株式会社あるやうむと共に2022年5月に日本で初めて、「ふるさと納税品NFT」を実現した自治体として知られています。 上のNFTは、余市町の名産であるワインをモチーフにしたアート作品となっており、デザインは北海道出身のNFTクリエイターであるPoki氏が担当しました。NFT保有者には、余市町の希少ワインの優先購入券の抽選に参加できる権利が付与されており、1枚あたり12万円の寄付額で受付を開始したところ受付開始から2時間で100名の予約が入る盛り上がりを見せました。 また同市はこの他にも、MyCryptoHeros(マリクリ)やふるさとCNPとコラボしたNFTもふるさと納税サイトで販売していますので、ぜひチェックしてみてください。 ▶︎▶︎余市町のふるさと納税サイトはこちら まとめ 自治体におけるNFTの活用方法やメリット、その活用例を紹介してきました。 この記事からもわかるように、NFTの活用方法は自治体によって同一ではありません。NFTの活用が地方自治体や企業の既存課題解決の手段の一つとして考えられる場は、今後より拡大していくでしょう。 NFTはまだまだ私たちの生活に馴染んだ存在でなく、特定の業界で多く活用されているイメージがありますが、もしかしたら数年後には業界の垣根を超えて、私たちの生活の中でNFTが当たり前の存在になっているかもしれません。
NFTゲームのタイトルが続々と登場するなか話題となっていた「STEPN(ステップン)」。 STEPNは単純に端末でゲームをするのではなく、散歩や日々の移動、ウォーキング、ランニングなど、移動(Move)をすることでゲーム内トークンを獲得できる「Move to Earn」と呼ばれるジャンルのNFTゲームです。 本記事では、NFTゲームSTEPNの特徴や始めかた、ゲーム内の暗号資産(仮想通貨)のGSTについてなどを解説します。 この記事でわかること NFTゲーム「STEPN(ステップン)」の概要 ゲーム内暗号資産GSTについて STEPN(ステップン)の始め方と登録方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 NFTゲーム「STEPN(ステップン)」の特徴とは ゲーム内暗号資産(仮想通貨)GSTとは ゲーム内スニーカーの購入にはSOL(ソル)が必要 「STEPN(ステップン)」の始め方 ステップ1:STEPNのアプリをインストールし、アカウント開設をする ステップ2:STEPNでウォレットを作成する ステップ3:Coincheckで口座を開設し、ビットコイン(BTC)を購入する ステップ4:スニーカーNFTを購入してゲームを開始する まとめ NFTゲーム「STEPN(ステップン)」の特徴とは STEPN(ステップン)とは「NFTスニーカーを履いて、散歩やランニングなどの移動をすることで、暗号資産を手に入れることができるNFTゲーム」です。 位置情報や移動量で遊ぶ一般的なスマホゲームを例えるならば、「Ingress(イングレス)」「Pokémon GO」などが挙げられるでしょうか。 位置情報を扱うゲームは、大きな人気を長期間獲得しているタイトルが複数あるため、NFTゲームでも長期的な人気を誇るタイトルが生まれる可能性があるでしょう。 STEPNでは自分が所有するスニーカーを他人に貸し出す機能が実装予定です。スニーカーを借りたユーザーからは賃料を得られるため、自分がプレイしていなくてもトークンが獲得できたり、余ったスニーカーを有効活用することができるのです。 NFTゲームでは、所有するNFTアイテムを他人に貸し出すことができるという特徴があります。 ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用することで、確実に借主から賃料を得て、NFTを回収する流れを透明化し、ほぼ確実に行うことができるのです。 そのため、課金が可能な要素が増えることで、ゲームの自由度をユーザーによって上げることが可能になります。 ゲーム内暗号資産(仮想通貨)GSTとは STEPNでは、ゲームをプレイすることでGSTという暗号資産・トークンを獲得することができます。このGSTは、DeFiや取り扱いのある暗号資産取引所で換金をすることができますが、通常のゲーム内通貨のような使い方が可能です。 具体的に使用可能なポイントとしては、NFTスニーカーの修理やレベルアップ、合成(Mint)、ボックス開封時間の短縮などに使うことができます。 NFTゲームでのゲーム内暗号資産は一般的なゲームのように使えるほか、換金できるのが面白いポイントですね。 ゲーム内スニーカーの購入にはSOL(ソル)が必要 スニーカーの購入には「SOL」という暗号資産が必要になります、ゲームを始める際は、SOLを暗号資産取引所で購入し、ゲームへ送金する必要があります。 SOLは国内の暗号資産取引所では取り扱いが無いため、信頼できる海外の取引所やDeFiなどにビットコインなどの暗号資産を送金し、そこで購入する必要があります。 「STEPN(ステップン)」の始め方 STEPNを始めるには、スマートフォンと暗号資産が必要になります。 STEPNではゲームを始める際に必要なスニーカーと呼ばれるアイテムを有料で手に入れる必要があるため、無料で遊べるゲームではありません。(アカウント登録や準備などは無料で可能です。) STEPNは、次の4つのステップで始めることができます。 ステップ1:STEPNのアプリをインストールし、アカウント開設をする ステップ2:STEPNでウォレットを作成する ステップ3:Coincheckで口座を開設し、ビットコイン(BTC)を購入する ステップ4:スニーカーNFTを購入してゲームを開始する STEPNのアプリをインストールし、アカウント開設をする 1つ目のステップは「STEPNのアプリをインストールし、アカウント開設をする」です。 STEPNをアプリストアからインストールしたあと、アプリを開くとアカウント開設が可能です。 登録したいメールアドレスを入力したあとにSend Codeを選択するとメールに認証コードが送信されます。 メールフォルダを確認し、Verification Code(認証コード)を入力しましょう。 認証コードを入力するとアカウントが登録され、ゲームの利用が可能になります。 STEPNでウォレットを作成する 2つ目のステップは「STEPNでウォレットを作成する」です。 SOLなどを受け取るために、STEPNでウォレットを作成しましょう。 アプリ右上のSolanaアイコンボタンからウォレット画面を開き、歯車マークをクリックするとウォレット作成の案内が表示されます。 新規でウォレットを開設するため、「Create a new wallet」を選択します。 ウォレット作成はSolana以外でも可能ですが、今回はSolanaを選択します。 その後、「CONFIRM」を選択しましょう。 ウォレット利用時につかう、任意の6桁のパスワードを入力すると、12個の英単語からなるウォレットのリカバリフレーズが生成されます。 リカバリフレーズは他人からアクセスされないような形で保管しておきましょう。 このフレーズを紛失するとウォレットが使えなくなったり、他人に知られると資産を勝手に引き出されたりすることがあります。 アプリ内でリカバリフレーズを再度確認し、メール認証を行うことでウォレットが作成されます。 生成されたウォレットに使用する暗号資産を送金しましょう。 Coincheckで口座を開設し、ビットコイン(BTC)を購入する 3つ目のステップは「Coincheckで口座を開設し、ビットコイン(BTC)を購入する」です。 STEPNでは、ゲームをインストールし、アカウント登録をするだけでは遊ぶことができません。ゲームに使用するNFTスニーカーを購入する必要があるため、スニーカーを購入するための暗号資産SOLを用意する必要があります。 Coincheckなど、国内の暗号資産取引所でビットコインなどの暗号資産を購入し、信頼できる海外取引所やDeFiへ送金、そこでSOLを入手し、STEPNのアプリウォレットへ送金します。 Coincheckでの送金方法・Coincheckの使い方はこちら Coincheck(コインチェック)のやり方を徹底解説!口座開設から購入・取引まで Coincheck スニーカーNFTを購入してゲームを開始する 4つ目のステップは「スニーカーNFTを購入してゲームを開始する」です。 暗号資産取引所からSOLやGMTを送金したら、STEPNでスニーカーを購入しましょう。 スニーカーがないと何もすることができないため、もしSTEPNをプレイしたいならばスニーカーの購入は必須でしょう。 2023年2月末時点の最安のスニーカーは、81GMT前後(約4,050円)でした。 STEPNを始めるには、送金手数料などを考え、最低でも5,000円程度は準備しておく必要がありそうです。 一時期はスニーカーの価格が高騰していましたが、最近では手に入れやすい価格になりました。とはいえ、ゲーム代としては据置ゲームのソフトくらいの価格ではあるため、投機目的以外では一度熟考してみる必要はあるかもしれませんね。 まとめ NFTゲームの「STEPN」は、実際に動いてゲームをプレイし暗号資産を獲得する「Move to Earn」というジャンルのゲームでした。 位置情報を活用したNFTゲームの中では、話題性や人気があったゲームです。 STEPNは実際にゲームをプレイするためにはスニーカーという有料アイテムが必要となっているため、プレイを検討している方はゲームが楽しめるかどうかの情報を集めてみても良いかもしれませんね。 このようなNFTゲームでは、ソーシャルゲーム(ソシャゲ)で古参ユーザーがとても強いように、早く参加したほうが大きな利益を生む可能性があると言えるでしょう。そのため、今後の動向やユーザー数の増減などをチェックする必要がありそうです。
TSUBASA NFTとは、「サッカーの力で、世界平和を。」という『キャプテン翼』に登場する主人公の偉大な夢の実現を目的とする『ボールはともだちプロジェクト』から誕生したNFTです。 「TSUBASA NFT」を購入することで、高橋陽一先生の描き下ろしサッカーボールが世界の子どもたちと自分に届きます。ボールの18面に、高橋先生がこのボールのため描いた様々なキャラクターの顔があしらわれた、本プロジェクト限定のオリジナルサッカーボールを制作中です。 NFTのタイトル元となる『キャプテン翼』とは、今もなお、世の中のサッカー少年に大きな影響を与え続けているサッカー漫画であり、あのサッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手も熱狂的なファンであるなど、世界中で多くのファンを抱えているタイトルです。 既にこれだけ多くのファンを抱えているタイトルがNFT化した例は過去にも少なく、TSUBASA NFTは今世界中が注目を集めているプロジェクトの1つだと言えるでしょう。 本プロジェクトは2023年2月7日の発表後に国内外で1,000を超える媒体に取り上げられており、世界中で親しまれている『キャプテン翼』の公式NFTプロジェクトに注目が集まっています。 コインチェックが運営するCoincheck NFTでは、2023年3月1日より「TSUBASA NFT」の取り扱いを開始します。 Coincheck NFTでのアニメ・漫画から誕生したNFTの取り扱いは「TSUBASA NFT」が初となります。是非、興味がある方はマーケットプレイスでチェックしてみてください。 Coincheck NFTはこちらへ この記事ではTSUBASA NFTについてピックアップし、以下の4つの項目について解説していきます。 この記事でわかること TSUBASA NFTとは TSUBASA NFTの4つの特徴 TSUBASA NFTの使い方・活用方法 TSUBASA NFTの購入・売却方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 TSUBASA NFTとは キャプテン翼とは TSUBASA NFTの4つの特徴 NFT購入で『高橋陽一』先生書き下ろしボールが世界中の子供達に届く 思い出の必殺技、伝説の名シーンをNFT化 NFTの新たな形「SBT化」の活用に挑戦 限定オリジナルグッズの購入権がもらえる TSUBASA NFTの使い方・活用方法 NFTアートとしてコレクションする NFTをSBT化して限定特典を受け取る Coincheck NFTでTSUBASA NFTを購入する方法 購入方法 出庫方法 Coincheck NFTでTSUBASA NFTを出品する方法 入庫方法 Token IDの探し方 出品方法 まとめ TSUBASA NFTとは 引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト TSUBASA NFTとは、「サッカーの力で、世界平和を。」という『キャプテン翼』に登場する主人公の偉大な夢の実現を目的とする『ボールはともだちプロジェクト』から誕生したNFTです。 「ボールはともだちプロジェクト」では、ユーザーがTSUBASA NFTを購入するごとに、『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生が書き下ろしたオリジナルデザインのサッカーボールが世界中の子供たちへ届けられます。 またTSUBASA NFTは、思い出の必殺技や伝説の名シーンがジェネレートされた世界に1つだけのアートコレクションとして楽しむこともできますが、SBT化(NFTをBurn)することで限定グッズをユーティリティとして受け取ることができます。 発行数 期間中に購入された数を上限設定 トークン規格 ERC-721 発行元 double jump.tokyo株式会社 販売価格 0.1ETH 入手可能なNFTマーケットプレイス 公式サイト Coincheck NFTなど キャプテン翼とは 引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト 『キャプテン翼』とは、1981年に「週刊少年JUMP」で連載開始以来、国内はもちろん、世界中のサッカー少年たちに大きな影響を与え続けている大人気サッカー漫画です。1983年にアニメ化されると、国内でマイナー競技とされていたサッカー人気に火を付け、競技人口の拡大だけでなく、日本のプロサッカーリーグであるJリーグ発足の大きなきっかけになりました。 海外でも50カ国以上で放送されており、あのアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手もキャプテン翼の熱狂的なファンとして知られています。このように「ボールはともだち」が信条の主人公、大空翼のどこまでも前向きな姿勢、個性豊かなライバルたち、ワクワクする必殺技の数々が世界中の少年にサッカーを始めるきっかけを与えたとされています。 世界中に多大な影響を与えた日本サッカー漫画界の金字塔とも呼べる作品、それが『キャプテン翼』なのです。 TSUBASA NFT4つの特徴 TSUBASA NFTには以下の4つの特徴があります。 NFT購入で高橋陽一先生描き下ろしボールが世界の子供たちに届く思い出の必殺技、伝説のシーンをNFT化NFTの新たな形「SBT化」の活用に挑戦限定オリジナルグッズの購入権がもらえる それぞれ詳しくみていきましょう。 NFT購入で『高橋陽一』先生描き下ろしボールが世界の子供たちに届く 引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト 「ボールはともだちプロジェクト」では、ユーザーがTSUBASA NFTを1個購入するごとに『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生が描きおろしたリアルサッカーボールが世界中の子供たちに届く仕組みが取られています。 また、描き下ろしサッカーボールは子供たちだけでなく、ユーザー自身も保有するNFTをSBT化することによって手に入れることが可能です。(1回のSBT化で1個のサッカーボールを付与) 思い出の必殺技、伝説の名シーンをNFT化 引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト TSUBASA NFTの背景には『キャプテン翼』ワールドユース編までに登場した342種類もの必殺技がラインナップされています。そしてNFTの主役であるサッカーボールには数々の名シーンがあしらわれており、3D Generativemasksのようにマーケットプレイス上でボールを360度回転させて鑑賞することができるので、アート作品としても楽しむことが可能です。 NFTの新たな形「SBT化」の活用に挑戦 TSUBASA NFTはSBT化(NFTをBurn)することで、運営からの限定特典を受け取ることが可能です。 SBT(Soul Bound Token)とは、NFTを他のアカウントに移転・譲渡できない状態に変化させる技術のことで、2022年5月に自民党から発行された「岸田トークン」に採用されていたことで注目を集めました。 NFTは保有によるユーティリティや、Coincheck NFTのようなマーケットプレイスへの売却などによってその恩恵を受けることが一般的です。しかしTSUBASA NFTは、NFTとして保有するか、マーケットプレイスで売却するか、それともSBT化して特典を受け取るかをユーザー自身が選択することができるのです。 NFTをburnすることで、市場全体の供給循環量が減少し、供給減による価格値上がりの可能性もあります。NFT投資について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。 ※本記事はNFTの価格上昇を保証するものではありません。予想に反して損失を被る可能性もあるため、投資はご自身の判断と責任において行ってください。 NFTの購入方法/始め方!NFT投資で利益をあげるには? Coincheck 限定オリジナルグッズの購入権がもらえる 引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト また、運営が企画しているSBT化のユーザー特典として考えられているのが、限定オリジナルグッズの購入権です。ユーザーはこの期間中に保有しているNFTをSBT化することによって、限定グッズを購入できる権利を運営からユーティリティとして付与されます。 1つのNFTでSBT化できる回数は1度だけなので、もし「複数のオリジナルグッズが欲しい」という方は、TSUBASA NFTを何個か購入してみるのもよいでしょう。 TSUBASA NFTの使い方・活用方法 TSUBASA NFTの使い方・活用方法は以下の2つです。 NFTアートとしてコレクションするNFTをSBT化して限定特典を手に入れる それぞれの使い方や活用方法について詳しくみていきましょう。 NFTアートとしてコレクションする TSUBASA NFTは、一種のアート作品としてコレクション要素が含まれています。NFTの背景には原作に登場した342種類もの必殺技がラインナップされており、それぞれのNFTの色・エフェクト・形状が異なります。 引用:キャプテン翼 - ボールはともだちプロジェクト また、NFTの中央に位置するボールの六角形パーツには以下のような原作漫画から選ばれた数々の名シーンがあしらわれています。 TSUBASA NFTはマーケットプレイス上で360°回転させることができ、躍動感のあるNFTアートとしてコレクションや鑑賞を楽しむことが可能です 是非、自分の好きな必殺技と名シーンを組み合わせた、世界に一つだけのTSUBASA NFTを見つけてみてください。 NFTをSBT化して限定特典を手に入れる TSUBASA NFTはアート作品として楽しむことも可能ですが、SBT化することで、運営から期間限定特典を受け取ることができます。ここでしか手に入らないオリジナルグッズが多数用意されているので、もし興味がある方はぜひ活用してみてください。 現在発表されている特典は以下になります。 SBT化の特典 ・SBT化第1弾特典 高橋陽一先生描き下ろしのイラストがデザインされたリアルサッカーボール ・SBT化第2弾以降の特典(予定) 限定オリジナルグッズ(詳細は未公開) TSUBASA NFTのSBT化は「ボールはともだちプロジェクト」のオフィシャルサイトで行う必要があります。ですので、Coincheck NFTでTSUBASA NFTを購入した方は一度NFTを出庫してからお使いのWalletにNFTを移動し、オフィシャルサイトでSBT化をしてみましょう。 Coincheck NFTでの出庫方法がわからない方はこちらを参考にしてみてください。 Coincheck NFTでTSUBASA NFTを購入する方法 Coincheckが運営するNFTマーケットプレイス「CoincheckNFT」では、2023年3月1日よりTSUBASA NFTの取り扱いを開始します。 ここでは、Coincheck NFTでTSUBASA NFTを購入する方法と、購入したNFTをSNSのプロフィール画像として使用したり、他のNFTマーケットプレイスに持ち出したりする際に必要になる「出庫方法」についてご紹介します。 ※Coincheck NFTは、Coincehckの口座開設が完了している方のみ利用できます。口座開設が完了していない方は、以下の記事を参考にして口座開設を行ってください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ 購入方法 まずはCoincheck NFTにログインします。そして、Home画面の「タイトル」の中から「TSUBASA NFT」を選択します。 次に、購入したいNFTを選んでクリックします。 なお、画面内には入庫したすべてのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 出庫方法 購入したNFTをゲームなどで使用する場合や他のNFTのマーケットプレイスに持ち出したい場合は、出庫して外部のウォレットへ移動する必要があります。 出庫する場合、まずはマイページへ移動します。 マイページより出庫したいNFTを選択します。 出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。 出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。 出庫の際は以下の点に注意してください。 ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。 一度実行した出庫処理は取り消すことがで゙きませんのでご注意ください。 誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。 出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。 暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。 手数料に関してはこちらをご確認ください。 Coincheckの無料登録はこちら Coincheck NFTでTSUBASA NFTを売却する方法 次に、TSUBASA NFTをCoincheck NFTで出品する方法についてご紹介します。 出品する際の手順は以下の通りです。 MetaMaskからCoincheck NFTに入庫 Coincheck NFTマイページから出品 以下で、各手順の詳細を解説していきます。 Coincheck NFTはこちらへ 入庫方法 (1)MetaMaskをインストール まずCoincheck NFTへアクセスします。 アクセスしたら「マイページ」へ進みMetaMaskをインストールしましょう。NFTを入庫・出庫する際にMetaMaskが必要になります。 まだMetaMaskをお持ちで無い方は、赤枠の「MetaMaskをインストール」から取得することができます。 ※暗号資産取引所(Coincheck)で推奨しているブラウザは、Google ChromeとFirefoxとなっております。そのため、ChromeとFirefoxのMetaMask Walletをご利用ください。 Metamaskをまだインストールしていない方はこちらの記事をご覧ください。 MetaMask(メタマスク)とは?ウォレットの作り方や入金・送金方法を画像付きで解説 Coincheck (2)MetaMaskと連携 MetaMaskのインストールが完了しますと、「MetaMaskに接続」が表示されるので、そちらをクリックし、連携を進めます。 連携が完了すると、MetaMaskのアドレスが表示されます。 NFTを入庫する際、使用するブロックチェーンに応じて、MetaMaskのネットワークの変更が必要になる場合があります。 ネットワークの変更は、Google Chromeの拡張機能の場合、以下画像の赤枠より変更が可能です。 またPolygonネットワークをMetaMaskに追加していない場合には、以下情報を入力するとネットワークの追加が完了します。 (3)Coincheck NFTに入庫する MetaMaskと連携すると「入庫前NFT」タブ内にユーザーが所有しているNFTの一覧が表示されます。 ※Coincheck NFTで取り扱っていないタイトルは「入庫前NFT」タブ内に表示されません。 該当のNFTアイテムにカーソルを移動すると、画像の上に入庫ボタンが表示されるので「入庫」をクリックします。 注意事項、入庫内容を確認し、「入庫」をクリックします。 最後にガス代を確認し、問題がなければ「確認」をクリックすると、入庫の手続きは完了です。 ※ネットワークの状況によりNFTの送付及び反映に時間がかかる場合がございます。「アイテム」タブ内に反映されるまで少々お待ちください。 Coincheck NFTに手動で入庫する方法 上記でお伝えした入庫方法の他にも、マイページ内「MetaMaskから入庫」より行う方法もあります。 赤枠「MetaMaskから入庫」をクリックします。 ①入庫するNFT(タイトル)を選択 ②Token IDを入力 してください。Token IDの探し方はこの後解説します。 Token IDの探し方 Token IDは、Etherscanから確認します。具体的な確認方法は以下の通りです。 (1)MetaMaskを開き、入庫したいNFTのトランザクションを選択します。 (2)右上の矢印ボタンを選択します。 (3)Etherscanへ遷移します。「Tokens Transferred:」の右側にTokenIDが記載されているのでコピーして、入庫内容を確認する画面の「Token ID」のところに貼り付けます。 出品方法 次にCoincheck NFTでの出品方法を解説します。 (1)マイページにアクセスします。 (2)入庫済みのNFTの中から、出品したいアイテムを選んでクリックします。 (3)出品するアイテムの内容を確認し、問題がなければ「出品」をクリックします。 (4)購入された際に「受け取る通貨」を選択し、出品金額を入力してから「出品」をクリックします。以上で出品手続きは完了です。 購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 Coincheck NFTの利用方法は、以下の記事で詳しく解説しています。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck まとめ TSUBASA NFTの特徴や使い方、購入方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 TSUBASA NFTは、購入するごとに『キャプテン翼』原作者の書き下ろしオリジナルサッカーボールを世界中の子供たちへプレゼントすることができます。またTSUBASA NFTは、アートコレクションとしても楽しめるだけでなく、SBT化(NFTをBurn)することで様々な運営が提供している限定特典をユーティリティとして受け取ることができるNFTです。 2023年2月時点で国内のNFTマーケットプレイスでTSUBASA NFTの取引が予定されているのはCoincheck NFTのみとなっています。この記事を読んでTSUBASA NFTに興味を持った方は、ぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。
KIRIYA PICTURESとは、『GOEMON』や『ラスト・ナイツ』などの作品を手掛けてきた紀里谷和明監督が率いる映画制作会社です。2023年春には、新作映画『世界の終わりから』が公開される予定です。 コインチェックとKIRIYA PICTURESは、NFTを活用したファン拡大施策を検討するとともに、クリエイターの自由な発想による制作活動や収益機会の多様化の実現を目指すために、NFT事業において連携をしています。 今回の記事では、Coincheck NFTでの独占販売となるNFT「SEKAINOOWARIKARA」の詳細や購入方法、作品について詳しく解説していきます。 「SEKAINOOWARIKARA」の購入はこちら 目次 NFT「SEKAINOOWARIKARA」とは 購入特典はエンドロールクレジットへの掲載! 映画「世界の終わりから」のあらすじ 作品概要 INTRODUCTION STORY 公式サイト/公式SNSアカウント 「SEKAINOOWARIKARA」を購入する方法 購入方法 出庫方法 NFT「SEKAINOOWARIKARA」とは NFT「SEKAINOOWARIKARA」とは、2023年春公開予定の紀里谷和明監督の最新作となる映画「世界の終わりから」の撮影素材から1,000枚の写真を作りNFT化したものです。(以下は、6枚のNFTを一枚の画像にまとめたものです) 「SEKAINOOWARIKARA」は、Coincheck NFTで独占販売いたします。プライマリー販売の詳細はこちら。 販売点数 970点 販売開始 2023年2月6日 販売価格 0.33ETH(※) ※ 今回の販売はETH(イーサリアム)建での販売となります。暗号資産ETH(イーサリアム)はこちらからご購入いただけます。なお、ETH建販売価格については、暗号資産ETHの価格変動に応じて、発行元より適宜変更される場合がございますのでご了承ください。 購入特典はエンドロールクレジットへの掲載! 「SEKAINOOWARIKARA」の購入特典として、映画「世界の終わりから」のエンドロールクレジットへの掲載があります。エンドロールクレジットには任意の名前が掲載されるため、権利付与対象者(2023/2/20 23:59時点、Coincheck NFT上で本NFTを1点以上保有している方)には詳細の連絡が届きます。 ※エンドロールクレジットへのお名前の掲載には申込が必要です。対象者には申込方法をメールにてご案内いたします NFTを保有することで作品に参加できるという、新たな体験にぜひご参加ください。 紀里谷監督からのコメント 今回の新しい取り組みは、クリエイターが創りたい作品を自由に作ることができる環境創りへの挑戦です。 現在のクリエイティブ業界は、自由な環境やマインドで創作を行い、広くオーディエンスに届けることが難しい状況にあると思います。 新しい挑戦を通じて作品に参加していただく、作品により愛着を持っていただくといったような体験を提供できればと思います。 既存の仕組みに頼るのではなくクリエイティブ主導の世界、新しいあり方の可能性を探求します。 「世界の終わりから」のあらすじ 引用:『世界の終わりから』公式サイト 作品概要 タイトル 『世界の終わりから』 公開日 2023年春全国公開 監督/脚本 紀里谷和明 主演 伊東蒼 コピーライト ©2023 KIRIYA PICTURES INTRODUCTION 紀里谷監督最後の作品!テーマは「女子高生」と「世界の終わり」 『CASSHERN』(2004)で監督デビュー以降、『GOEMON』(2009)、クライブ・オーウェン、モーガン・フリーマン共演のハリウッド映画『ラスト・ナイツ』(2015)などを手掛けてきた紀里谷和明監督。 自身の想いを全て注ぎ込み、最後の作品として長編作品に選んだのは、世界を救うため奔走する一人の女子高生の物語。これまでの男性主人公作品とは異なり、不安な未来を必死に生きようとする女子高生が主人公の作品になっている。 STORY 高校生のハナは、事故で親を亡くし、学校でも居場所を見つけられず、生きる希望を見出せずにいた。 ある日突然訪れた政府の特別機関と名乗る男から自分の見た夢を教えてほしいと頼まれる。心当たりがなく混乱するハナだったが、その夜奇妙な夢を見る...。 公式サイト/公式SNSアカウント 映画公式サイト sekainoowarikara-movie.jp 映画公式Twitter @sekai_movie 「SEKAINOOWARIKARA」を購入する方法 コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、2023年2月6日より「SEKAINOOWARIKARA」を独占販売いたします。 ここでは、Coincheck NFTで「SEKAINOOWARIKARA」を購入する方法と、購入したNFTを他のNFTマーケットプレイスに持ち出したりする際に必要になる「出庫方法」についてご紹介します。 ※Coincheck NFTは、Coincehckの暗号資産口座開設が完了している方のみ利用できます。暗号資産口座開設が完了していない方は、以下の記事を参考にして口座開設を行ってください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 購入方法 まずはCoincheck NFTにログインします。そして、Home画面の「タイトル」の中から『SEKAINOOWARIKARA』を選択します。 (※)Coincheck NFTでの『SEKAINOOWARIKARA』の取り扱いが開始前のため、一時的に異なるタイトルの画像を使用しています。 次に、購入したいNFTを選んでクリックします。 なお、画面内には入庫したすべてのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 出庫方法 購入したNFTをゲームなどで使用する場合や他のNFTのマーケットプレイスに持ち出したい場合は、出庫して外部のウォレットへ移動する必要があります。 出庫する場合、まずはマイページへ移動します。 マイページより出庫したいNFTを選択します。 出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。 出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。 出庫の際は以下の点に注意してください。 ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。 一度実行した出庫処理は取り消すことができませんのでご注意ください。 誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。 出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。 暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。 手数料に関してはこちらをご確認ください。
ブロックチェーンゲーム(BCG・NFTゲーム)の心臓部であるエコシステムとは?その特徴と重要性を解説 国内ゲーム会社のブロックチェーンゲーム(以下BCG)開発表明やBCG企業が東京ゲームショウに出展するなど、徐々に日本国内のBCGへの熱が高まりが見受けられます。 娯楽として親しまれていたゲームが「Play to Earn」と言われるようにゲームをプレイしてお金を稼ぐことが可能になりました。本記事では、ブロックチェーンの活用により、これまでとは違った体験や価値を生み出すBCGの心臓部とも言えるエコシステムについて解説をしていきます。 Coincheckの無料登録はこちら 寄稿者工藤北斗 大学卒業後、放送局でテレビドラマ制作、自動車メーカーでエンジニアを経験した後、22年10月コインチェック入社。入社以前は、ブロックチェーンゲームギルドを運営しており、個人としても日々ブロックチェーンゲームをプレイ中。根っからのゲーマーであり、某スマートフォンゲームの国内大会で日本3位の成績を収めた。 目次 ブロックチェーンゲーム(BCG)におけるエコシステム ブロックチェーンゲーム(BCG)とは エコシステムとは BCGにおけるエコシステムの重要性 トークン数によるエコシステムの種類 独自トークンなし シングルトークン デュアルトークン その他の特徴的なエコシステム スカラーシップ ドル建てオラクル型 最近の動向 ブロックチェーンゲーム(BCG・NFTゲーム)におけるエコシステム ブロックチェーンゲーム(BCG)においてエコシステムは非常に重要な存在です。BCGの心臓部分といっても過言ではありません。それらの重要性について説明する前に、まずはBCG、エコシステムのそれぞれについて簡単に説明します。 ブロックチェーンゲーム(BCG・NFTゲーム)とは BCGとは、ブロックチェーンを利用して作られたゲームのことでブロックチェーンゲーム(BlockChain-Game)の頭文字をとったものです。 それぞれのゲームが個々にトークン、NFTを発行するなど独自のエコシステムを有しています。 ゲームをプレイすることでそれらのトークンが入手可能で、「Play to Earn」と呼ばれるようにゲームをして仮想通貨を稼ぐことが可能です。 エコシステムとは エコシステム(ecosystem)とは、ブロックチェーンで発行された仮想通貨によって成り立つ社会・経済・仕組みなどのことです。 ブロックチェーンの活用により、誰もが独自の仮想通貨を容易に発行できるようになりました。特定の仮想通貨が使用できる範囲ないし特定の仮想通貨が新たに創り出す世界のことをエコシステムといい、その仮想通貨を元にした新たな社会が創り出されます。 ブロックチェーンゲーム(BCG・NFTゲーム)におけるエコシステムの重要性 現実世界の社会において紙幣が大量に発行された場合、社会に流通する紙幣が増え、紙幣の価値は下がってしまいます。これと同じ現象がBCGの世界においても起きる可能性があります。 BCGではユーザーがゲームをプレイすることでトークンを入手することが可能です。しかし、それらが無計画かつ無限にプレイヤーが入手できた場合、上記で述べたようなインフレが起きてしまい、トークンの価値は下がってしまいます。 トークンの価値が下がることで新規のユーザーはゲームに参入しにくく、また既存ユーザーの数も減少していってしまい、最終的にはゲーム自体の持続が困難となってしまいます。 このような現象を起こさないために、発行されるトークンの量を制限したり、トークンの使用先などを緻密にエコシステムとして設計する必要があります。 BCGが世に出て以降、様々なエコシステムが設計されていますが、未だ絶対的な正解と言われるエコシステムは登場していません。現実世界において国家ごとに法律や経済政策が異なるように、もしかしたら絶対的な正解がないのかもしれません。 トークン数によるエコシステムの種類 エコシステムと独自のトークン発行は、密接な関係にあり、BCGが世に出て以降、トークンを有した様々なエコシステムが登場しました。最初期のBCGでは、トークン発行は行われておらず、独自トークンがないものでした。 その後、独自トークンを1つ発行したシングルトークンと呼ばれる形態が登場しました。さらに、ガバナンストークン、ユーティリティトークンと言われる2つの独自トークンを発行するデュアルトークンが登場し、現在まで主流となっています。 独自トークンなし 独自トークン発行を行っていないBCGでは、NFTとイーサリアム(ETH)などのブロックチェーンのネットワーク基軸通貨を用いてエコシステムが構成されます。 BCGで発行される独自トークンは市場価格のボラリティが大きく、価格が暴騰暴落しやすい特徴があります。独自トークンを発行しない場合、時価総額、出来高が非常に大きいネットワーク基軸通貨を使用するため、BCGで使用するトークン価格のボラリティが小さくなることが特徴です。 代表的なゲームタイトルは、世界各国のクラブと公認契約を結んでおり、当社のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」でも取り扱っている「Sorare」です。当初はサッカーリーグのみでしたが、現在はアメリカバスケットボールリーグのNBA、アメリカ野球リーグのMLBなど3種のスポーツを取り扱っています。 引用:Sorare 実名選手のカードであるNFTを集めてオリジナルのチームを結成し、現実世界での試合成績がゲーム上のスコアに反映され、そのスコアによって報酬としてETHやレアカードNFTを入手することができます。報酬で得たETHを取引所などで交換したり、NFTを売買したりすることによってユーザーは利益を得ます。 シングルトークン シングルトークンでは、1種類の独自トークンとNFTを中心にエコシステムが構成されます。 独自トークンの特徴としては、外部環境の影響を受けず、開発運営がコントロールしやすいところです。独自トークンを発行せずにネットワーク基軸通貨を使用する場合、ゲーム本体に関係ない部分での影響を受ける可能性があります。また、デュアルトークンと比較するとトークンが一つのため、エコシステムがシンプルになるメリットもあります。ユーザーは、この独自トークンを取引所などで法定通貨と交換することにより利益を上げることができます。 代表的なゲームタイトルとしては、職業をテーマとしたNFTカードバトルの「JobTribes」です。独自トークンとして、DEAPcoin(DEP)を使用します。 引用:JobTribes 職業をモデルとしたカードは有名漫画家などによってデザインされ、NFTカード化されています。NFTカードは、他のユーザーに貸出や売買することも可能となっています。またDEAPcoinは、JobTribesのゲームだけでなく、NFTゲームプラットフォーム「PlayMining」でも使用可能です。PlayMiningではJobTribes以外にも様々なBCGがあり、複数のBCGで一つのエコシステムを構成しているとも言えます。 デュアルトークン デュアルトークンと言われるエコシステムでは、ガバナンストークン、ユーティリティトークンの2種類の独自トークンが発行されます。ガバナンストークン保有者は、ゲーム運営に関わる一定の権利を得ることができます。ゲームによって異なりますが、ゲームの運営方針をガバナンストークン保有者によって決める仕組みなどがあります。 ユーティリティトークンは、主にゲーム内でアイテム購入などに使用することができるトークンです。ユーティリティの言葉の意味「実用性」にある通り、ゲーム内でキャラクターのレベルアップなど何かしらの目的に対して使用することからユーティリティトークンと名付けられています。 また、デュアルトークンシステムでは、ユーティリティトークンがゲーム内報酬として配布されることが多いです。ユーザーは、ユーティリティトークンを取引所などを通して、法定通貨と交換することで利益を上げることができます。 代表的なゲームタイトルとしては、Move to Earnで知られる「STEPN」があります。ガバナンストークンとしてGMT、ユーティリティトークンとしてGSTを発行しています。 引用:STEPN 靴のNFTを購入し、現実世界で歩いたり走ったりすることでトークンを得ることができます。リリースしてしばらくはユーティリティトークンであるGSTのみがゲーム内報酬として得ることができましたが、現在ではGMTも得ることができます。GSTは靴のレベルアップや修理に使用します。 その他の特徴的なエコシステム 独自トークンの発行数の違い以外にもエコシステムはBCGタイトルごとに様々です。その中のいくつかを紹介します。 スカラーシップ スカラーシップとは、NFT保有者がNFTを他のユーザーに貸出し、そこで得た利益をNFT保有者と借りた方で分配するシステムのことです。 NFT保有者は自らプレイすることなく、トークンを稼ぐことが可能で、借りた方は先行投資でNFTを購入することなくBCGをプレイ、そしてトークンを稼ぐことができます。簡単に言えば、「お金はあるけど時間がない方」と「時間はあるけどお金はない方」のマッチングを実現しています。 先ほどもご紹介した「JobTribes」にもスカラーシップ機能があります。 引用:Scholarship | JobTribes - ジョブトライブス 公式サイト|ブロックチェーン連動トレーディングカードゲーム ドル建てオラクル ブロックチェーン自体にもオラクル問題と言われているものがありますが、BCGのオラクルとは異なるものです。BCGにおいてのオラクルは、報酬で得られる独自トークンの量がアメリカドルの法定通貨ベースになっているものを指します。 ゲーム内のとあるクエストの報酬が常に10ドル分の独自トークンだとします。この場合、トークン価格が低いうちは報酬トークンの量が多く、トークン価格が上がった際に報酬のトークン量が少なくなります。これによって、トークン価格が上がったとしても市場で売却されるトークン数が少なくなるので、トークン価格が下落しにくくなるという原理です。 ただこのシステムには弱点があり、トークン価格が上がっているうちは狙い通りの挙動をするのでいいのですが、トークン価格が下落を始めると報酬トークン量がだんだんと増えていき、市場で売却されるトークン数も比例して増大していきます。結果として、トークン価格の下落がさらに加速していってしまいます。 上記の弱点を持つことから、現在ではゲーム内報酬にオラクル型を採用している新規BCGリリースはあまり見かけなくなりました。 最近の動向 最近のBCGでは、独自トークンの価格を安定させることを狙った特徴的なエコシステムが次々に登場しています。 Tweet to Earnで知られるTwitFiでは、トークン価格の下落を防ぐために、スマートコントラクトによる制御でNFTの売上金の一部でトークンのバイバックを行っています。運営による手動ではなく、スマートコントラクトによる制御なので透明性が高いことも特徴です。 引用:TwitFi また、世界的に有名なIP「キャプテン翼」を題材としたBCG「キャプテン翼 -RIVALS- 」では、トークン価格が一定値を超えると開発運営がトークンを売却、一定値を下回ると買い支えるなどステーブルコインのようにトークン価格を一定値にペッグさせることを目指すようなエコシステムが登場しています。 引用:『キャプテン翼』について 日々新たなBCGがリリースされており、今後も革新的なエコシステムをもったBCGが登場することを期待しています。