ビットコイン(BTC)の登場をきっかけに、暗号資産は新しい投資分野として注目を集めるようになりました。現在では、独自の技術や構想を持つプロジェクトが次々と誕生し、「第二のビットコイン」と呼ばれるような将来性が期待される通貨もあります。市場の拡大にともない、こうした通貨に関心を持つ投資家も少なくありません。
ただし、どの通貨に将来性があるのかを見極めるには、単なる人気や価格の動きだけでなく、仕組みや背景を理解することが重要です。この記事では、注目を集める代表的な銘柄と、見極めの際に押さえておきたいポイントを紹介します。
目次
第二のビットコインとは

「第二のビットコイン」とは、ビットコイン(BTC)のように長期的な成長が期待される暗号資産を指す通称名です。明確な定義があるわけではありませんが、一般的には「ビットコインに続いて市場をけん引する可能性を持つ通貨」や「独自の技術や仕組みで新たな価値を生み出す通貨」を意味します。
こうした呼び方が広まった背景には、ビットコインが築いた暗号資産市場の存在があります。ブロックチェーン技術を応用した多様なプロジェクトが登場し、その中から「将来のスタンダードになり得る通貨」を見極めようとする投資家が増えているのです。
※「第二のビットコイン」という通称は、特定の銘柄の将来性を表現・保証するものではありません。
第二のビットコインと期待されている銘柄

暗号資産市場は、技術の進化が著しく、新しいプロジェクトが次々と誕生しています。取引量や利用シーンの拡大にともない、ビットコイン以外の通貨にも注目が集まっていますが、市場は常に変化しており、人気の銘柄や評価も日々入れ替わります。
この項目では、「第二のビットコイン」として注目されている代表的な通貨を整理します。(2025年10月現在)
イーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)は、ビットコインに次いで時価総額ランキング2位(2025年10月現在)に位置する暗号資産です。
ブロックチェーン上でプログラム(スマートコントラクト)を自動実行できる仕組みを備えており、DeFi(分散型金融)やNFTなど、多くのサービスの基盤として機能しています。
単なる通貨ではなく、ブロックチェーン技術を応用した“プラットフォーム型”の暗号資産として市場を拡大しており、そのスケールと実用性の高さから「第二のビットコイン」と呼ばれる代表的な存在です。
| 通貨単位 | Ethereum/ETH |
|---|---|
| 発行上限枚数 | 上限なし |
| コンセンサスアルゴリズム | Proof of Stake |
| 価格(2025年10月1日00:00 UTC) | 613,250円※CoinGecko調べ |
| 時価総額ランキング(2025年10月現在) | 2位 |
| 過去最高値(2025年8月24日/UTC基準) | 72万9,909円※CoinGecko調べ |
| 関連サイト | https://ethereum.org/ja/ |
| Coincheck取扱い開始日 | 2016年3月14日 |
ソラナ(Solana)
ソラナ(SOL)は、高速処理と低手数料を両立したブロックチェーンで、優れたスケーラビリティ設計が評価されています。
1秒あたり数千件規模のトランザクションを処理できる高い性能を持ち、DeFi(分散型金融)やNFT、Web3アプリなど多様な分野で採用が進んでいます。その技術的ポテンシャルと活発な開発コミュニティによって、次世代ブロックチェーンの有力候補として注目されており、合同会社WOZが実施した「第2のビットコイン総選挙」では、経験者500人を対象とした調査で第1位に選ばれました。
技術面・市場面の両方から「第二のビットコイン」として期待を集める代表的な銘柄です。
| 通貨単位 | Solana/SOL |
|---|---|
| 発行上限枚数 | 上限なし |
| コンセンサスアルゴリズム | Proof of Stake/Proof of History (ハイブリッド) |
| 価格(2025年10月1日00:00 UTC) | 30,883円 ※CoinGecko調べ |
| 時価総額ランキング(2025年10月現在) | 6位 ※CoinGecko調べ |
| 過去最高値(2025年1月19日/UTC基準) | 45,840円 ※CoinGecko調べ |
| 関連サイト | https://solana.com/ |
| Coincheck取扱い開始日 | ー |
エックスアールピー(XRP)
エックスアールピー(XRP)は、リップル社が開発した国際送金ネットワーク「RippleNet」で利用される暗号資産です。
既存の国際送金システムに比べて送金速度が速く、手数料が安いことから、金融機関や企業の実用例が増えています。2025年9月には、米国で初のスポットXRP ETFが特定の法的枠組みの下で上場しました。これに続き、10月下旬にはSECによる一般的な現物型XRP ETFの承認可否が判断される見通しで、機関投資家の本格的な参入への期待から、市場の注目が再び高まっています。
ブロックチェーンの実用化を牽引する通貨として、時価総額ランキングでも常に上位に位置しており、「第二のビットコイン」として期待される有力銘柄のひとつです。
| 通貨単位 | XRP/XRP |
|---|---|
| 発行上限枚数 | 1,000億枚 |
| コンセンサスアルゴリズム | Ripple Protocol Consensus Algorithm(RPCA) |
| 価格(2025年10月1日00:00 UTC) | 420.98円 ※CoinGecko調べ |
| 時価総額ランキング(2025年10月現在) | 3位 ※CoinGecko(英語版)/4位(JPYページ) |
| 過去最高値(2025年7月18日/UTC基準) | 541.92円 ※CoinGecko調べ |
| 関連サイト | https://ripple.com/ |
| Coincheck取扱い開始日 | 2016年10月18日 |
ビットコインキャッシュ(BCH)
2017年8月1日、ビットコイン(BTC)からハードフォーク(分裂)によって誕生した暗号資産がビットコインキャッシュ(BCH)です。
ビットコインキャッシュは、利用者の増加にともない送金の遅延や手数料の高騰といった問題が発生していたビットコインの課題を解消することを目的に開発されました。ブロックサイズをビットコインの最大8倍に拡張することで、一度に処理できる取引量を増やし、送金をより速く・低コストで行える仕組みを採用しています。
その成り立ちから「第二のビットコイン」とも呼ばれ、日常決済など実用性の高い通貨として注目されています。
| 通貨単位 | Bitcoin Cash/BCH |
|---|---|
| 発行上限枚数 | 21,000,000枚 |
| コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work(SHA-256) |
| 価格(2025年10月1日00:00 UTC) | 82,853円 ※CoinGecko調べ |
| 時価総額ランキング(2025年10月現在) | 23位 ※CoinGecko調べ |
| 過去最高値(2017年12月20日/UTC基準) | 428,738円 ※CoinGecko調べ |
| 関連サイト | https://bitcoincash.org/ |
| Coincheck取扱い開始日 | 2017年8月7日 |
ライトコイン(LTC)
ライトコイン(LTC)は、ビットコイン(BTC)の次に歴史の古い暗号資産として知られています。2011年にエンジニアのチャーリー・リー氏によって開発され、ビットコインの仕組みをもとに取引速度の向上と手数料の軽減を目的として設計されました。
ブロック生成時間を約10分から2分30秒へ短縮したことで、送金の反映が速く、少額決済など日常的な取引にも適した構造になっています。また、暗号化方式にScrypt(スクリプト)アルゴリズムを採用することで、マイニングの分散化とネットワークの安全性を高めています。
ビットコインとライトコインは、その特徴の違いから「デジタルゴールド(ビットコイン)」と「デジタルシルバー(ライトコイン)」と例えられることがあります。こうした位置づけから、ライトコインは誕生以来「第二のビットコイン」として長く注目を集めています。
| 通貨単位 | Litecoin/LTC |
|---|---|
| 発行上限枚数 | 84,000,000枚 |
| コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work(Scrypt) |
| 価格(2025年10月1日00:00 UTC) | 15,817円 ※CoinGecko調べ |
| 時価総額ランキング(2025年10月現在) | 26位 ※CoinGecko調べ |
| 過去最高値(2021年5月10日/UTC基準) | 44,666円 ※CoinGecko調べ |
| 関連サイト | https://litecoin.org/ |
| Coincheck取扱い開始日 | 2017年4月19日 |
レンダートークン(RENDER)
レンダートークン(RENDER)は、世界中のGPU(グラフィック処理装置)をつなぎ、映像制作や3Dレンダリング、生成AIなどの高負荷な処理を分散して行えるようにしたブロックチェーンプロジェクトです。クリエイターや開発者が必要な処理能力を手軽に利用できる一方で、GPUを提供するユーザーは報酬を得られる仕組みになっています。
2025年に合同会社WOZが実施した「第2のビットコイン総選挙」では、RENDERが2位に選出され、イーサリアム(ETH)を上回る評価を受けました。AIやメタバース分野の拡大にともなって需要が高まっており、「第二のビットコイン」として今後の成長が期待されています。
| 通貨単位 | Render/RENDER |
|---|---|
| 発行上限枚数 | 644,245,094枚 |
| コンセンサスアルゴリズム | Solana(Proof of Stake/Proof of History) |
| 価格(2025年10月1日00:00 UTC) | 493.08円 ※CoinGecko調べ |
| 時価総額ランキング(2025年10月現在) | 83位 ※CoinGecko調べ |
| 過去最高値(2024年3月17日/UTC基準) | 2,017円 ※CoinGecko調べ |
| 関連サイト | https://rendernetwork.com/ |
| Coincheck取扱い開始日 | ー |
第二のビットコインを見極めるためのポイント

将来性のある暗号資産を見極めるには、価格変動だけでなく、プロジェクトの基盤や市場の信頼性を多面的に判断することが大切です。ここでは注目すべき6つのポイントを紹介します。
時価総額が大きい
暗号資産の将来性を見極める際に、まず確認したいのが時価総額の規模です。時価総額とは「価格 × 流通枚数」で算出されるもので、市場全体の評価や資金の集まりやすさを示す指標といえます。一般的に、時価総額が大きい通貨ほど投資家からの信頼を集め、取引量も多く、価格の変動が比較的安定する傾向があります。
たとえば、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は長期間にわたり上位を維持しており、世界中の投資家から「基軸通貨」として認知されています。また、ソラナ(SOL)やリップル(XRP)のように上位に食い込む銘柄は、技術面での革新性や利用拡大によって評価を高めてきました。一方で、時価総額が小さい通貨は急激な価格変動が起こりやすく、取引の安定性に欠けることもあります。
時価総額の変化は、市場の信頼や成長スピードを示すバロメーターでもあります。価格の上下だけでなく、通貨がどのように評価され続けているかを定期的に確認しておくとよいでしょう。
ホワイトリスト(グリーンリスト)に載っている
暗号資産を安全に取引するうえで、ホワイトリスト(グリーンリスト)に掲載されているかどうかも重要な確認ポイントです。
ホワイトリストとは、日本国内で正式に取り扱いが認められている暗号資産の一覧のことを指し、金融庁が登録した暗号資産交換業者を通じてのみ取引できます。掲載されている通貨は、法令上の審査や技術的・運営的なチェックを通過しているため、一定の信頼性が担保されていると考えられます。
※グリーンリストとは、業界団体の日本暗号資産取引業協会(JVCEA)が公表している、国内の複数取引所で取扱い実績のある銘柄一覧のことです。一定の基準を満たした銘柄が掲載されており、国内での流通実績や信頼性の目安となります。
たとえば、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)などはすでにホワイトリストに掲載済みで、Coincheckをはじめとする複数の取引所で取り扱いがあります。一方で、リストに掲載されていない通貨は、国内での売買が制限される可能性があるため注意が必要です。
信頼性の高い取引環境を選ぶことは、暗号資産を安全に扱うための第一歩です。将来的にホワイトリスト入りする可能性のある有望プロジェクトに着目することも、リスクを抑えながら投資機会を見極めるひとつの方法といえるでしょう。
流動性が高く取引が活発に行われている
暗号資産を選ぶうえで欠かせないのが、市場での流動性(Liquidity)です。
流動性が高い通貨とは、「買いたいときにすぐ買え、売りたいときにすぐ売れる」状態を指します。取引量が多く、市場参加者が多いほど価格の安定性が増し、大きな値動きによるリスクを抑えやすくなります。
たとえば、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は世界中の取引所で日々活発に売買されており、スプレッド(売値と買値の差)も比較的狭く保たれています。これにより、大口投資家から個人投資家まで幅広い層が安心して取引できる環境が整っています。一方で、流動性が低い通貨は、取引量が少ないことで価格変動が激しく、希望価格で売買できないリスクが生じやすくなります。
取引の活発さは、通貨の人気や安定性を測るうえでの重要な手がかりです。取引量・上場している取引所の数・スプレッドの幅などを総合的に確認するとよいでしょう。
独自の技術や優れた特徴を持っている
暗号資産の価値は、どんな課題を解決し、どのような技術で実現しているかによって大きく変わります。ビットコイン(BTC)が「中央管理者のいない送金システム」を実現したように、他のプロジェクトも独自の技術で新しい可能性を広げています。
たとえば、イーサリアム(ETH)は「スマートコントラクト」により契約の自動実行を可能にし、DeFi(分散型金融)やNFTといった分野の基盤を築きました。また、ソラナ(SOL)は高速処理を可能にする「Proof of History(PoH)」を採用し、取引のスピードと手数料の安さを両立しています。さらに、レンダートークン(RENDER)はGPUの分散利用という新しい仕組みを活かし、AIやメタバースなどの分野で実用化が進んでいます。
このように、独自の技術や優れた特徴を持つプロジェクトは、価格以上の“実用的な価値”を生み出す可能性があります。単なる話題性ではなく、技術が実際のサービスや社会課題の解決にどう結びついているかを確認することが重要です。
コミュニティの熱量が高い
暗号資産の成長には、開発者やユーザーによるコミュニティの支えが欠かせません。プロジェクトが長く支持される背景には、技術開発を進める人々と、それを応援する投資家やユーザーの存在があります。コミュニティの活発さは、今後の発展性を見極めるうえで大切な指標のひとつです。
たとえば、イーサリアム(ETH)では世界中の開発者が連携し、定期的なアップデートやハッカソンを通じてエコシステムを拡大しています。また、ソラナ(SOL)やリップル(XRP)もSNSやフォーラムを通じて交流が盛んで、コミュニティ主導のイベントも活発です。
こうしたコミュニティの熱量は、新しい技術やアイデアを生み出す原動力となります。プロジェクトを選ぶ際は、単に知名度や価格だけでなく、どれだけ多くの人が継続的に関わり、価値を共に育てているかにも注目するとよいでしょう。
明確なロードマップが示されている
暗号資産プロジェクトの開発計画(ロードマップ)が具体的に示されているかどうかは、将来性を判断する際に注目すべき点です。
ロードマップとは、今後予定されている機能追加やアップデート、提携などを時系列でまとめた開発方針のことを指します。明確な目標やスケジュールが提示されているプロジェクトほど、開発体制が整い、投資家やユーザーに安心感を与えやすい傾向があります。
たとえば、イーサリアム(ETH)は「The Merge」や「The Surge」など段階的な開発計画を公表し、透明性の高い運営を続けています。また、ソラナ(SOL)も技術的な改善方針を定期的に発信し、開発進捗をコミュニティと共有しています。
プロジェクトの方向性を見極めるためには、計画が具体的に示され、実際に進行しているかどうかを確認することが大切です。
情報が不透明な通貨よりも、開発状況をオープンに発信しているプロジェクトのほうが、将来にわたって信頼を得やすいでしょう。
信頼できる環境で、暗号資産の将来性を見極めよう

暗号資産市場が拡大するなかで、「第二のビットコイン」として注目される通貨は少なくありません。しかし、短期的な価格変動や話題性だけで将来性を判断するのは危険です。本質を見極めるためには、数字の裏にある技術力や開発体制、そしてコミュニティの力にも目を向ける必要があります。
暗号資産の世界は変化が早く、数か月で勢力図が入れ替わることもあります。その中で長く信頼を集める通貨は、明確な計画と透明性を持ち、ユーザーから継続的な支持を得ている傾向があります。
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