5分で始められる!イーサリアムクラシック(ETC)の購入方法

イーサリアムクラシック(ETC)は、イーサリアムから分岐して生まれた暗号資産(仮想通貨)です。スマートコントラクトの機能を持ち、誕生当初から上位の時価総額を維持しています。

そんなイーサリアムクラシックの購入方法・買い方、暗号資産取引所・販売所での口座開設の流れから取引方法、特徴や手数料などについてご説明します。

※2020年9月15日(火)現在、暗号資産取引所Coincheckでは、イーサリアムクラシック(ETC)の売買を停止しております

執筆Coincheck Column編集部

Coincheck Column編集部は暗号資産の取引経験者やブロックチェーンの知見に深いメンバーで構成されています。これから暗号資産を始める方々に「暗号資産について正しく理解していただき安心して取引できる」ことを目的に執筆しています。/ 運営元:コインチェック株式会社

Coincheckでイーサリアムクラシック(ETC)取引用の口座開設を行う

イーサリアムクラシック(ETC)の購入や送金を行うには、まず自分の口座を持たなくてはなりません。

国内有数の販売所・取引所であるCoincheckを例に、アカウントの登録から口座の開設、さらには取引のしかたをご説明しましょう。

Coincheckでは、以下の2ステップで簡単に口座開設ができます。

  • 1.アカウント作成をする
  • 2.本人確認を行う

口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。

1. アカウント登録

アカウント登録

Coincheckで口座開設するには、アカウント登録を行うことになります。

Coincheckのサイトから、メールアドレスとパスワードを入力します。

入力が終わったら「アカウント作成」ボタンをクリックすると、入力したメールアドレス宛に、Coincheckからメールが届きます。その文面に記されたURLをクリックすれば、ブラウザーの画面が切り替わり、アカウント登録の手続きが完了します。

2. SMS認証(電話番号認証)

SMS認証
次に、本人確認として、携帯電話の認証確認を行う手続きに移ります。

Coincheckアカウントでログインし、「本人確認書類を提出する」と書かれた緑色のボタンを押したら、サイトに表示される欄に、アカウントを登録したご本人様の携帯電話番号を入力します。

そして、「SMSを送信する」を押すと、携帯電話にショートメッセージ(SMS)が届き、6桁の「認証コード」が届きます。この認証コードを、Coincheckのサイト上の「送信された認証コード」に入力することで、SMS認証が完了となります。

3. 本人確認を行う

本人確認の流れ

Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法が少し異なります。

Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。

「かんたん本人確認」とは、スマートフォンアプリで本人確認書類と顔の写真・動画を撮影、送信することで、インターネットで口座開設の手続きが完結するサービスです。

※現在お住いの住所が記載されている本人確認書類が必要です。

当社からご登録住所へ本人確認ハガキの郵送は不要で、審査完了後、すぐにご利用が可能となります。

参考:「かんたん本人確認」とは

iOS/Androidアプリからの本人確認

アプリからのお申し込みは、SMS認証が完了すると、お客様情報の登録および本人確認書類の提出を行います。名前や性別、生年月日、住所といった基本情報を、間違いがないように注意して入力します。

次に、本人確認書類をアップロードしますが、使用できる書類は以下のいずれかとなります。

場合によってはアプリからでもハガキによる本人確認の手続きをお願いする場合がございます。その際は以下のリンクの内容をご確認ください。

参考:
「かんたん本人確認」でエラーとなってしまう

<登録可能な本人確認書類>

  • 運転免許証(表面と裏面)
  • パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」)
  • 在留カード(表面と裏面)
  • 特別永住者証明書(表面と裏面)
  • 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
  • 住民基本台帳カード(表面と裏面)
  • 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要)※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。

本人確認に必要な書類について不明点等ございましたら以下のリンクをご参照ください。

参考:本人確認書類の種類について

お客様情報の入力後は、本人確認の撮影を行います。

STEP①

はじめに、「表面を撮影」「裏面を撮影」ボタンから、それぞれ書類の表と裏の写真を撮影してください。
パスポートを撮影する場合、「表面を撮影」では顔写真ページを撮影してください。「裏面を撮影」では所持人記入欄を撮影してください。

STEP②

次に、顔と本人確認書類表面の撮影を行います。
ご自身の顔と書類表面がイラストの位置に来るように、書類を手に持って撮影してください。
画面の案内に従って、ゆっくりと顔を傾けたり表情を変えたりしてください。

STEP③

最後に、顔と本人確認書類の厚みの撮影を行います。
画面に顔と書類を写し、書類をゆっくりとイラストのように斜めに傾けて撮影してください。

撮影が終わりましたら「現在確認中です」と表示されます。審査完了までしばらくお待ちください。
審査が完了し、承認となればCoincehckのすべての機能をご利用になれます。

参考:本人確認書類の撮影方法

webからの本人確認

Webからのお申し込みは、SMS認証が完了すると、お客様情報の登録および本人確認書類の提出を行います。名前や性別、生年月日、住所といった基本情報を、間違いがないように注意して入力します。

次に、「IDセルフィー」(提出書類とご本人がいっしょに写っている写真)を用意します。例えば、運転免許証をアップロードする場合、運転免許証を手に持って、自分の顔を自撮りしてアップロードします。

IDセルフィー

次に、本人確認書類をアップロードしますが、使用できる書類は以下のいずれかとなります。

<登録可能な本人確認書類>

  • 運転免許証(表面と裏面)
  • パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」)
  • 在留カード(表面と裏面)
  • 特別永住者証明書(表面と裏面)
  • 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
  • 住民基本台帳カード(表面と裏面)
  • 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要) ※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。

本人確認に必要な書類について不明点等ございましたら以下のリンクをご参照ください。

参考:本人確認書類の種類について

書類の提出が終わると画面に、「本人確認書類の確認が完了するまで1~2営業日お待ちください」と表示されます。Coincheck側で書類の確認ができれば、「本人確認完了」のメールと、住所確認用のハガキが住所に届けられます。

ハガキ受け取りを当社が確認した時点で、すべてのCoincheckの機能が利用可能となります。

犯収法の改定に伴い本人確認書類について変更がございましたので以下のURLをご参考ください

参考:犯収法の改正に伴う本人確認書類の変更について

Coincheckでイーサリアムクラシック(ETC)を購入する方法

イーサリアムクラシック(ETC)を購入するには、まずCoincheck口座に日本円を入金する必要があります。

日本円を入金する

日本円の入金を行うには、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金などの方法があります。

銀行振込を行うには、Coincheckにログインして、サイト上のメニューから「ウォレット」→「日本円の入金」を選びます。そこで、Coincheckが指定する振込先の口座情報を確認してください。
銀行振込

金融機関から日本円の振込を行って、日本円の入金をCoincheckのサイト上で確認できたら、暗号資産購入の手続きを行うことができます。

アプリで銀行振込をする方法は、以下の通りです。

(1)画像赤枠「ウォレット」をタップ

取扱い通貨

イーサリアムクラシックを購入するには、まずは日本円を入金する必要があります。 画像赤枠「ウォレット」をタップしましょう。

(2)画像赤枠「入出金」をタップ

取扱い通貨

次に、画像赤枠の「入出金」をタップします。

(3)画像赤枠「入金」をタップ

取扱い通貨

画像赤枠の「入金」をタップします。

(4)入金先の銀行を選択

取扱い通貨

入金の種類を選択します。Coincheckでは、下記3種類での入金が可能です。

ここでは、もっともスタンダードな銀行振込を例に紹介します。入金を希望する銀行を選択しましょう。

  • 銀行振込
  • コンビニ入金
  • クイック入金

(5)指定口座に振込

取扱い通貨

振込先の口座情報が表示されるので、指定口座に振込を行ってください。

以上でアプリでの入金は完了です。

アプリで購入する

(6)「販売所」をタップ

取扱い通貨

入金が完了しましたら、次は画像赤枠の「販売所」をタップしましょう。

(7)「購入したい暗号資産」をタップ

取扱い通貨

今回はイーサリアムクラシック(ETC)を購入するため、「イーサリアムクラシック(ETC)」を選択、タップしましょう。

※画像ではビットコイン(BTC)を選択しています。お取引の際は、購入を希望している通貨と表示されている通貨が一致しているかをご確認ください。

(8)「購入」をタップ

取扱い通貨

画像赤枠の「購入」をタップします。

(9)「日本円でイーサリアムクラシックを購入」→「購入」をタップ

取扱い通貨

日本円で購入金額を入力し、「日本円でイーサリアムクラシックを購入」のあとに「購入」をタップすると、購入手続きが完了します。

購入後は取引をキャンセルできないため、通貨の種類や数量を間違えないように注意しましょう。

WEB画面で購入する

コインを買う
WEB画面でイーサリアムクラシック(ETC)を購入する流れとしては、Coincheckにログインし、画面の上にある「ウォレット」を選択します。

ウォレットページから「コイン購入」を押して、イーサリアムクラシック(ETC)を選びましょう。次に、イーサリアムクラシック(ETC)の購入数量を指定すると、必要な日本円が算出されます。

手持ちのビットコイン(BTC)で交換する場合は「交換する通貨」でBTCを選択し、支払額を確認してから、「購入する」を押します。

イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)を購入する場合の手数料は?

イーサリアムクラシック(ETC)

イーサリアムクラシック(ETC)購入時の手数料についてお伝えします。

まず、Coincheckでイーサリアムクラシック(ETC)を購入する場合、Coincheckに口座を開設します。

その後、Coincheckに日本円を入金します。ウォレットと呼ばれるCoincheck内のアカウントへの入金方法は、銀行振込の他にコンビニ入金、クイック入金が選べます。

銀行振込の場合

銀行振込の場合、銀行振込手数料はお客様のご負担となりますが、手数料自体は無料です。

コンビニ入金の場合

コンビニ入金については、入金1回あたり30,000円未満の場合で770円の手数料が発生します。

また、入金1回あたりが30,000円以上30万円以下の場合は1,018円の手数料となります。コンビニ入金では、1回あたりの入金上限額は30万円ですので注意が必要です。

クイック入金の場合

次にクイック入金を利用される場合、入金額30,000円未満は770円の手数料が発生し、30,000円以上50万円未満の場合では1,018円の手数料が発生します。また、50万円以上の入金額になると手数料は「入金額×0.11%+486円」となっています。

送金手数料について

なお、Coincheckのユーザーどうしでイーサリアムクラシック(ETC)を送金する際にかかる送金手数料は、無料となっています。

Coincheck以外の別のウォレットに送金する際には、0.01ETCの送金手数料が発生します。

※手数料は、2019年12月1日時点の金額です。

イーサリアムクラシック(ETC)はいくらから購入できる?

Coincheckでイーサリアムクラシック(ETC)を購入する場合、最低購入額は日本円で500円からと買いやすい金額になっています。

日本国内の大手暗号資産取引所の一つであるCoincheckでは、以下の通貨を含む、15種類以上の通貨の売買が可能です。全ての通貨が500円という少額から購入できます。

  • ビットコイン(BTC)
  • リップル(XRP)
  • イーサリアム(ETH) 
  • イーサリアムクラシック(ETC) 
  • リスク(LSK)
  • ネム(XEM) 
  • ライトコイン(LTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • モナコイン(MONA)
  • ステラルーメン(XLM)
  • クアンタム(QTUM)
  • ベーシックアテンショントークン(BAT)
  • アイオーエスティー(IOST)
  • エンジンコイン(ENJ)
  • オーエムジー(OMG)

なお、Coincheckで取り扱っている上記の通貨は全て日本円以外に、ビットコインでも購入できます。イーサリアムクラシックをビットコインで購入する場合、最低購入額は「0.001BTC」からとなります。

また、保有している暗号資産を売却する場合も、最低売却額は500円からとなっています。暗号資産を売却してビットコインに換える場合も最低売却額は購入時と同様に「0.001BTC」となります。

次に、Coincheckでのイーサリアムクラシックの最低注文量の具体的例をご紹介します。

仮にイーサリアムクラシックを1ETCあたり500円とした場合、イーサリアムクラシック)の最低注文量は、500円=1.00ETCとなります。

イーサリアムクラシック(ETC)とは?

イーサリアム(ETH)から分岐して生まれたのがイーサリアムクラシック(ETC)です。

イーサリアム(ETH)は、契約をスムーズにできる「スマートコントラクト」という優れた機能を持つプラットフォームであったため、将来性を評価されていました。しかし、そのイーサリアム(ETH)のスマートコントラクトを利用した「The DAO」という暗号資産プロジェクトが狙われ、サイバー攻撃によっておよそ65億円もの資金が盗まれるという事件が起きました。

暗号資産DAOはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に成り立っており、事態を収拾するためにイーサリアム(ETH)の運営グループがとった処置は、「取引情報を事件が起こる直前まで巻き戻す」というものでした。

つまり、時計の針を逆回転させるように、盗難そのものを含めて、それ以降の取引をすべて「なかったもの」にしてしまったのです。

イーサリアムクラシック(ETC)の特徴とは?

イーサリアムクラシック(ETC)

イーサリアム(ETH)を運営するグループによる、The DAO事件への介入は、「特定の国や組織の管理を受けない」という暗号資産の理念に反するものです。

ましてや、イーサリアム(ETH)は初期のころから「非中央集権」を掲げていたコインであったため、運営グループと反対するコミュニティ内の勢力とのあいだで衝突が起こり、結果的にハードフォーク(ブロックチェーンの分岐)によってイーサリアム(ETH)の分裂が起こりました。こうしてイーサリアムクラシック(ETC)は、2016年7月に誕生したのです。

イーサリアムクラシック(ETC)は、基本的にはイーサリアム(ETH)と同じスマートコントラクト機能を持ちますが、本来の暗号資産の理念である「非中央集権」を掲げています。そして、The DAO事件の教訓を踏まえ、セキュリティの向上を図っています。

スマートコントラクトの機能を持ち、ビットコイン(BTC)以外の暗号資産であるアルトコインの中において、イーサリアムクラシック(ETC)は上位の時価総額を維持しています。

イーサリアムクラシック(ETC)のチャートを振り返る

イーサリアムクラシック チャート

出典:Coincheck charts ETC/JPY

暗号資産の多くは、短期間のうちに大きく値を上下させることが多いものです、イーサリアムクラシック(ETC)にもそうした動きはありますが、長期的には安定して推移している印象を受けます。

2018年初頭は多くのコインが急騰、その後急落しましたが、その中にあってもイーサリアムクラシック(ETC)は堅調な値動きに推移してきました。

ハッキングに強い高度なセキュリティと、プログラムを埋め込めるその仕様から、今後はIoT領域での躍進が期待されています。また、メインのものとは別のブロックチェーンである「サイドチェーン」を実装することで、さらなる高速化が果たされれば、市場でも今以上に存在感を増していく可能性もあるでしょう。

イーサリアムクラシック(ETC)購入にCoincheckが選ばれる理由

イーサリアムクラシック(ETC)
Coincheckでは、アカウント登録から口座開設までがシンプルでわかりやすいので、暗号資産の取引をすぐに始めることができます。

取扱通貨は、イーサリアムクラシック(ETC)のほか、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など、選択肢が豊富です。

さらに、チャートがインジケーター(指標)を含めて見やすいCoincheckアプリなら、移動中などでも簡単に暗号資産の取引ができます。

暗号資産の取引には、Coincheckの利用をぜひ検討してみてください。