ビットコイン(BTC)は、暗号資産(仮想通貨)の中でも最も代表的な存在で、初心者が最初に触れるケースが多い通貨です。
何から勉強すればいいか、情報収集で失敗しないコツ、つまずきやすい注意点をまとめ、理解できたら「次にやること」も案内します。
価格予測や売買テクニックではなく、代表例であるビットコインを通して全体像をつかみ、「判断できる状態になるための勉強」に絞って解説します。まずは勉強を進め、必要だと判断した場合に口座開設を検討することも良い判断と言えます。
この記事でわかること
目次
なぜビットコインを勉強する必要があるのか
①判断を誤らないため
ビットコインを勉強する理由は、「すぐに買うため」だけではありません。まずは、勉強する目的を整理しておくと、この後の学び方がブレにくくなります。
暗号資産は、価格変動が大きく仕組みも独特なため、十分に理解しないまま触れると、意図しない判断や後悔につながりやすい分野です。まず勉強することで、情報の良し悪しを見分け、自分なりに判断できる状態を作ることができます。
②従来の金融とは仕組みが大きく異なるため
ビットコインは単なる投資対象ではなく、価値の持ち方や送金の仕組みが、従来の金融と大きく異なる点で注目されています。
銀行や国家を前提としない仕組みを理解することで、ニュースや議論を正しく読み解くための基礎知識にもなります。暗号資産全体を理解するうえでの基礎教養としても、勉強しておく価値があります。
③送金や決済で関わる可能性があるため
ビットコインを含む暗号資産は、国際送金をはじめとした分野で既に利用が進んでおり、将来的には決済や価値のやり取りの手段として、より身近になる可能性もあります。
こうした変化が起きたときに、仕組みを知らないまま触れると、手数料や送金の取り消し可否などを理解できず、意図しない判断につながることがあります。基本を理解したうえで判断できる状態にしておくことが重要です。
勉強したうえで「今は買わない」「もう少し様子を見る」と判断することも、十分に意味のある選択です。その判断を自信を持って行うためにも、基礎から整理して理解することが重要です。
まず押さえる全体像(ビットコインで「できること/できないこと」)
ビットコインを勉強する際は、「何ができて、何ができないのか」を最初に整理しておくことが重要です。
初学者向けに言うと、できること/できないこと自体は円とほとんど変わりませんが、その仕組みが異なる点が大きな違いです。
ビットコインでできること
- インターネット上で価値を送金・受け取る
- ビットコインを保有し、価格変動の影響を受ける
- 一部のサービスや店舗で支払いに使う
つまり、送金・保有・支払いといった「お金としての使い方」ができます。
ビットコインでできないこと
- 価格が保証されること
- 送金後に取り消すこと
- 元本が守られること
つまり、価格の保証や、送金後の取り消しなどはできません。
これらを理解しておくことで、ビットコインを「何のために使うものか」「どこに注意すべきか」が明確になります。
ビットコイン勉強の順番
ビットコインの勉強は、以下の順番で進めると理解しやすくなります。
- 基礎:ビットコインの仕組みや役割を知る
- 価格の見方:なぜ価格が動くのか、どんな要因が影響するのかを理解する
- リスク:値動きの大きさや保証がない点を把握する
- セキュリティ:資産を守るための基本的な対策を知る
- 実践:理解したうえで、少額から試すかどうかを判断する
この順番を意識することで、焦って判断するリスクを減らすことができます。
情報収集のコツ
ビットコインの勉強では、どの情報を信じるかが結果を大きく左右します。
一次情報を優先する
取引所の公式情報や、プロジェクトの発表など、事実が確認できる情報を起点にしましょう。
SNSや動画は参考情報として扱う
SNSや動画は理解の補助にはなりますが、個人の意見や感情が混ざりやすいため、鵜呑みにしないことが重要です。
避けるべき情報の特徴
- 根拠が示されていない価格予測
- 「必ず儲かる」「今すぐ買うべき」といった断定表現
- 不安や焦りを煽る内容
情報を取捨選択する視点を持つことで、冷静な判断がしやすくなります。
初心者がハマりやすい失敗例
- 価格だけを見て判断してしまう
- 最初から大きな金額で判断してしまう
- 他人の意見をそのまま信じてしまう
これらは多くの人が通るポイントですが、事前に知っておくだけでも回避しやすくなります。
ビットコインを理解するうえでのメリット・注意点
ここでは、ビットコインを理解するうえでのメリット・注意点を整理します。
利用・保有のメリット①希少性
ビットコインは発行上限が2,100万枚と定められており、供給量が増えすぎない仕組みになっています。
希少性は価値評価の一要素として注目されることがありますが、価格はさまざまな要因で変動します。勉強段階では、値動きがある前提を押さえておくことが大切です。
利用・保有のメリット②安全性
ビットコインはブロックチェーンとプルーフ・オブ・ワーク(PoW)により、取引記録が多数の参加者で共有・検証される仕組みです。
単一の管理者に依存しないため改ざんが起きにくいとされ、結果として安全性が高いと評価されることがあります。
利用・保有のメリット③資産の分散
ビットコインは、P2P(ピアツーピア)技術が利用されており、中央機関による管理を必要としない暗号資産です。ビットコインの価値は世界共通であるため、どの国でも利用することが可能です。
一部の投資家は、ビットコインを資産分散の一部として検討するケースがあります。このような分散の考え方が、相対的な価値評価の一要素になる可能性もあります。
利用・保有の注意点①ハッキングリスク
ビットコインそのものはブロックチェーン技術により安全性が高いとされていますが、ウォレットの管理方法や取引サービスの利用方法によっては、資産に対する不正アクセスなどのリスクが存在します。こうした点については、適切な管理方法を理解したうえで取り組むことが重要です。
過去には、暗号資産を取り巻く環境で不正アクセス等の被害が報告されたこともあります。だからこそ、利用するサービスの安全対策を確認しつつ、二段階認証など自分でできる対策もあわせて行うことが重要です。
もし将来的に購入や保有を検討する場合でも、余剰資金の範囲で無理なく判断することが大切です。
利用・保有の注意点②保証がない
ビットコインは管理している中央集権や機関がないため、 保証がない とも言えます。
株やFXでは、 信託保全 のような保証が行き渡っています。信託保全とは、顧客の資産とFX会社の運営資金が完全に分離されており、顧客の資産は守られていることを意味します。
ビットコインには、このような制度が行き渡っていない部分もあり、ハッキング被害や取引所の倒産などが起きた場合には、 ビットコインが戻ってくる保証がない というリスクが挙げられるでしょう。
世界各国で暗号資産のハッキング被害は発生しているため、二段階認証を設定したり、ウォレットを利用して資産を分散管理したりするなど、 自身で行えるセキュリティを設定しておく必要があります。
ちなみにビットコインはブロックチェーン技術のおかげでセキュリティが強く、第三者による不正を防いでくれます。
ここまで分かったら次にやること
ここまでで、ビットコインの全体像と、勉強の順番・注意点が整理できたはずです。
このあとは、「すぐに購入を検討するか」「もう少し勉強を続けるか」を自分のペースで判断しましょう。
購入を検討している方
仕組みやリスクを理解したうえで購入を検討する場合は、手順をまとめた以下の記事をご確認ください。
まだ勉強を続けたい方
価格の見方やリスク、セキュリティについて理解を深めてから判断するのも一つの選択です。焦らず、情報を整理しながら進めましょう。
よくある質問|ビットコインの勉強・始め方
Q. 初心者ですが、今からビットコインを始めても遅くないですか?
A. 遅くありません。
ビットコインは、理解を深めたうえで「いつ始めるか」を自分のペースで判断することが大切です。
過去に価格が大きく動いた局面があっても、知識を整理したうえで検討すれば、今から始めても遅くはないと考えられます。
日本では暗号資産の法規制や顧客保護体制の整備も進んでおり、これから取引・保有を始める人にとってはプラスの環境と言えるでしょう。
Q. ビットコインを始めたいのですが難しいですか?
A. 難しいと感じると思います。
ただ、はじめの理解はざっくりで問題ありません。
まずはビットコインの正しい知識を押さえましょう。基本の仕組みは書籍やメディアで手軽に確認できます。
暗号資産の知識をあまりに深掘りすると、膨大な情報を整理し、正しい情報のみ取捨選択するのも難しくなるので、まずは基本的な仕組みから勉強するようにしましょう。
<はじめての人におすすめの記事>
Q. ビットコイン(BTC)はいくらから購入することができますか?
A. 500円から購入できます。
購入金額の前に、価格変動やリスクを理解することが重要です。そのうえで、取引所によって変わりますが、数百円程度から購入できることが一般的です。Coincheckでは、ビットコインは500円から購入できます。詳しくはビットコインはいくらから買える?をご覧ください。
自己判断のうえで、少額から始める選択肢もあります。まずは無理のない範囲で検討してみましょう。
購入の具体的な手順は、以下の記事でまとめています。
Q. 次に進む前に押さえたいポイントは?
A. ビットコインの特性やメリット・注意点を整理しましょう。
ビットコインは、暗号資産市場のなかでも基軸となる通貨であり、取引量が多いことが特徴的です。
また、 国境を越えて利用できる ことがビットコインのメリットであり、今後市場で 更なる拡大を見せる可能性 も秘めています。理解したうえで次に進む前に、ビットコインの特性や利用・保有のメリット・注意点などを整理しておくことで、リスクを抑えることができるでしょう。
まとめ
ビットコインは、暗号資産の中でも最も代表的な存在で、多くの人が最初に勉強する対象です。
勉強する際は、仕組みや特徴だけでなく、価格変動の前提やリスク、情報の見極め方を押さえることが重要です。
理解したうえで、次に進むか、さらに学ぶかを判断することで、焦った行動を避けやすくなります。