リップル(XRP)を円に換金する方法と注意すべき交換手数料

リップル(XRP)の取引がしたい人のなかには、リップル(XRP)を円に換金する方法を事前に知りたい人もいるでしょう。

リップル(XRP)を円に交換する際には暗号資産(仮想通貨)の取引所を利用するのが一般的ですが、手数料が発生する場合もあるため、あらかじめ理解しておく必要があります。また、取引で得た利益の額によっては、税金が発生するケースもあります。

そのため取引をする際には、手数料や税金などを考慮したうえで利益を発生させることがポイントだといえます。この記事では、リップル(XRP)を円に交換する方法をわかりやすく解説します。

リップル(Ripple/XRP)を円に交換する手順1:入金

リップル(XRP)を円に交換する手順として、まずはリップル(XRP)を購入する前の入金について理解する必要があります。

リップル(XRP)を購入するためには、Coincheckに口座開設を行い、まずは日本円をCoincheckのアカウントに入金します。

Coincheckの場合は、日本円かビットコイン(BTC)でリップル(XRP)の購入ができます。日本円を入金するためには、「入出金」メニューから「銀行口座から入金」を選択します。

入金の種類は、銀行口座から入金・コンビニ入金・クイック入金(ペイジー)があります。

コンビニ入金やクイック入金は、即日入金が可能です。そのため、取引のタイミングを逃したくないトレーダーに向いている入金方法だといえるでしょう。

コンビニ入金とクイック入金は、3,000円以上の入金から利用可能です。コンビニ入金は、3万円未満で770円・3万円以上30万円以下で1,018円の手数料がかかります。

クイック入金では、3万円未満で770円・3万円以上50万円未満で1,018円の手数料・50万円以上で入金金額×0.11%の手数料がかかります。

リップルについて詳しく知りたい方はこちら。

リップル(Ripple/XRP)を円に交換する手順2:売却

リップル(XRP)

リップル(XRP)を円に交換する手順として、入金して購入した次には、売却をします。

Coincheckの場合、リップル(XRP)は現物取引で購入できます。購入したリップル(XRP)は値動きを見て、良いタイミングで売却すると利益を出すことができます。

リップル(XRP)を売却する際には「コインを売る」をクリックし「リップル(XRP)」を選択します。売却したい数量を入力した後に「売却する」ボタンをクリックしましょう。

この手順を踏むことで、リップル(XRP)を円に交換することができます。取引が完了した後にキャンセルすることはできないため、数量や暗号資産の種類などを間違えないように注意することがポイントです。

リップル(XRP)を売却する際には、安く買って高く売るのが、取引で利益を得るための基本です。暗号資産初心者は、価格が下がりはじめると暴落することを恐れて売却してしまう傾向があります。

売買のタイミングを見極め、自身で取引をするうえで保有期間を決めるなど、あらかじめルールを決めておくのも良いでしょう。なお、暗号資産に関わる好材料のニュースや、暗号資産が新しく大手の暗号資産の取引所に上場が決定したりすると、その暗号資産の価格は高騰する傾向があります。

暗号資産市場のニュースや世界における暗号資産の動向などをこまめにチェックすることで、価格もある程度は予測しやすくなるでしょう。

リップル(Ripple/XRP)を円に交換する手順3:出金

リップル(XRP)を円に交換する手順として、売却の次に出金をします。

リップル(XRP)を売却すると、日本円の残高がCoincheckのアカウントに反映されます。Coincheckの場合は、ウェブサイトやコインチェックアプリから、日本円の出金申請を行うことができます。

出金する際にはアカウントへログインし、「ウォレット」をクリックし、「日本円を出金する」を選択します。出金先口座を登録していない場合は、「新しい口座を登録する」から口座の登録を行います。口座登録をする際には、銀行名・支店名・口座種類・口座番号・口座名義が必要です。

なお、Coincheckで日本円を出金するときには、1回あたりの出金額は5,000万円までと上限が決められています。口座情報に誤りがある場合やアカウント名義以外への出金は行えないため、出金前に確認しておくようにしましょう。

また、本人確認が終了していない場合や日本円の残高がない場合には、出金できないケースもあります。7日以内にクイック入金をした際には、その金額分の出金ができないシステムとなっています。

7日以内に短期トレードを行って出金まで完了したいトレーダーは、クイック入金は避けた方が賢明でしょう。

リップル(Ripple/XRP)を円に交換する際にかかる手数料

リップル(XRP)

リップル(XRP)を円に交換する際には、手数料が発生するのが一般的です。

日本国内の取引所では、ほとんどの取引所がリップル(XRP)を円に交換する場合に手数料がかかるということを覚えておきましょう。

Coincheckの場合は日本円を出金する際に、金額に関わらず出金手数料として一律407円かかります。暗号資産初心者の場合は価格に左右されて短期トレードになりがちですが、手数料を抑えるためには長期保有を行うことも一つの投資手法です。

海外の暗号資産の取引所では、多くの暗号資産を取り扱っている場合がありますが、サポート体制やセキュリティ対策などが整っていない取引所も存在します。

また、日本語が通じない場合も多いため、そのような懸念を避けたい方は、日本国内の金融庁登録済の暗号資産交換業者を利用された方が良いでしょう。

※手数料は、2019年12月1日時点の金額です。

利益が出ている状態で円に交換したら税金がかかる点に注意

税金

リップル(XRP)を円に交換すると、税金がかかる場合があります。

リップル(XRP)を円に交換して利益が出た場合、その利益に対して税金として所得税と住民税が発生します。2017年12月には、リップル(XRP)などの暗号資産で得た収益は雑所得となることが発表されました。

例えば、リップル(XRP)の取引で20万円以上の利益が発生した場合、その利益に対して所得税がかかるシステムになっています。扶養されている主婦や学生の場合は、33万円以上の利益が発生した際に課税の対象となります。

収益額次第で税率が変わる累進課税によって計算されるため、所得税の税率は最大45%までアップします。住民税10%と合計すると、最大55%の税率がかかるケースもあるため注意しましょう。

※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。

リップル(Ripple/XRP)を換金できるATMはある?

ビットコインATM

2018年12月時点ではビットコイン(BTC)を日本円に換金できるATMはありますが、リップル(XRP)を換金できるATMはないことが特徴です。

そのため、リップル(XRP)を換金する際には、暗号資産の取引所のウェブサイトかスマホアプリから行うのが基本だといえます。

暗号資産の取引所でリップル(XRP)を売却してから、日本円を自分の銀行口座に引き出すには、通常数日程度はかかります。

従って、リップル(XRP)を換金する際には、ATMのようにすぐに現金が引き出せないということを覚えておきましょう。

リップル(Ripple/XRP)を円に交換する際の暗号資産の取引所の選び方

リップル(XRP)

リップル(XRP)を円に交換する際の取引所を選ぶ際には、まずリップル(XRP)の扱いがある取引所を探しましょう。

また、出金だけではなく、日本円の入金手数料や売買を行う際の取引所手数料などについても確認しておくと良いでしょう。リップルを頻回に短期間のうちに売買すると、手数料が多くかかってしまい利益が少なくなってしまうケースもあります。

また、暗号資産の取引所によって、取り扱いのある暗号資産の種類や手数料も異なります。Coincheckではリップル(XRP)を含めて、合計26種類以上の暗号資産を取り扱っています。

それぞれの暗号資産の取引所のメリットやデメリットなどを理解したうえで、登録するのが良いでしょう。

リップル(Ripple/XRP)の換金は使いやすい暗号資産の取引所で

リップル(XRP)

リップル(XRP)を円に交換するには、リップル(XRP)を売却して日本円残高を作ってから出金するという手順となります。

リップル(XRP)を入出金する際には手数料が発生し、取引で得た利益の額によっては税金がかかるケースもあります。利益が少なくならないためにも、これらの手数料や税金などを考慮したうえで出金するのが良いでしょう。

Coincheckはスマホアプリが直観的に利用しやすいことが特徴のため、暗号資産取引の初心者にとって使いやすい取引所になっています。口座開設は無料であるため、まずはCoincheckで数百円などの少額から取引を始めてみるのも良いでしょう。