暗号資産(仮想通貨)で多くの方に知られているのがビットコイン(BTC)です。
ですが、現在世の中には沢山の暗号資産が発行されており、ビットコイン以外にも数多くの暗号資産が日本でも取引されています。
そこで今回は、時価総額が上位である暗号資産のリップルについてご紹介するとともに、購入するのにおすすめの取引所の選び方などを解説していきます。
目次
リップル(XRP)はどんな暗号資産?
リップル(XRP)はアメリカのサンフランシスコ発のスタートアップから生まれた暗号資産です。この通貨は、送金の際にかかるタイムロスや手数料などの摩擦を減らすことをミッションに掲げています。
背景として、他国に国際送金をするためには、複数の銀行を介して送金が行われています。送金をするための銀行、送金を中継するための銀行、受取人に支払うための銀行といった具合です。
さらに手続きが加わる場合もあり、多くの時間がかかってしまいます。また、複数の銀行を通すために手数料も二重三重にかかっています。
海外送金は国内送金と違い、多くの問題があるのです。このような背景の元、送金の摩擦を減らすためにリップル(XRP)は誕生しました。
リップル(XRP)とビットコイン(BTC)の違い
リップルとビットコインには、大きく7つの違いがあります。
- 開発者が異なる
- コンセンサスアルゴリズムなどの仕組みが異なる
- 開発目的が異なる
- 送金スピードなどの性能が異なる
- コインの発行上限数が異なる
- マイニングなど入手先が異なる
- 価格が異なる
発行上限枚数を比較すると、リップルの開発を行う米国のリップル社は1,000億XRPの発行を既に行っており、新規発行を行わないと表明しています。
対してビットコインは、2,100万BTCの上限枚数はありますが、未だ全てのビットコインが発行されていません。マイニングと呼ばれる取引の承認作業を通して、日々通貨が発行されています。
また、リップルの半分近くはリップル社の管理下に置かれています。ただし、リップル社が自由に使える訳ではなく、ロックを掛けて管理をしています。
そのロックも2018年1月から毎月10億XRPずつ市場に解放しているので、今後はリップルの流通が多くなることも考えられるでしょう。
リップル(XRP)の特徴は送金スピードが速くスケーラブル
先述したようにリップルは送金スピードが非常に速いことが特徴です。
他の通貨に比べてもトップクラスに速く、また、1秒における取引処理件数も多いため、スケーラブルな仕様となっています。
リップル(Ripple/XRP)はどの取引所で買うべき?選び方5つのコツ
リップルは、多くのユーザーや企業から注目を浴びている通貨です。そのため、世界中にある暗号資産の取引所で取り扱われています。
それでは、一体どうやって利用する取引所を選んだら良いのでしょうか。
選び方①暗号資産の取引所を選ぶ際には取引量に注意
暗号資産の取引所を選ぶ際は、基本的には取引量が多い取引所を選ぶことがポイントです。
あまりにも取引量が少ない場合、いざリップルを購入しようとしても、購入できない場合があるためです。リップルを取扱う取引所であっても、選んだ取引所によってはリップルの取引量が少ない場合もあります。
その場合、希望の価格で購入に繋がらない時もあるので取引量が多い取引所を選びましょう。
選び方②取引の簡単さや手数料もポイント
取引の簡単さや手数料が安い取引所を選びましょう。
海外の取引所の中には取引手数料が安い業者もありますが、日本円から直接購入できるところは少ないです。そのため、まずは日本の暗号資産の取引所で暗号資産を購入し、その暗号資産を海外に送金して購入する必要があります。
このような手続きが必要になるため、別途送金手数料がかかったり、取引に慣れていない初心者には難しい場合があります。
ですので暗号資産の初心者の場合は、まずは 日本国内の金融庁登録済の暗号資産交換業者から直接日本円で購入するのが安全です。
選び方③取引の際の通貨や引き出し限度額
「ドルとの法定通貨との交換に対応していない」「暗号資産同士の交換しかできない」「引き出し限度額が決められている取引所」には気をつけましょう。
海外の暗号資産の取引所は、そもそも日本在住の場合は利用できないこともあり、さらには日本円(JPY)に対応していないものがほとんどです。
日本円だけでなく、ドルなどの法定通貨に対応していない場合には、暗号資産のビットコインとの交換など、暗号資産同士の交換しかできないこともあります。
加えて、引き出し限度額が決められている取引所もあったりと、大きな金額を一度に引き出せないことがよくあります。
選び方④取り扱い通貨が豊富
取り扱い通貨が多い取引所を優先的に選びましょう。なぜなら取引所内で分散投資ができ、損失リスクを小さくすることができる可能性があるからです。
例えば、リップルの価格が30円の時に、100万円でリップルを購入するとします。そして、売却するタイミングでリップルの価格が15円に下がっていたとすると、損失は50万円となります。
ですが、100万円をリップルだけではなく、他の通貨にも投資をしていたらどうなるでしょう。仮に他の通貨が上がっていたとしたら、損失額は少なくなります。
このように分散投資しやすい「取扱通貨数の豊富な取引所」を選んでおきましょう。
選び方⑤セキュリティー面
暗号資産の取引所においては、セキュリティーも重要です。なぜなら、セキュリティーが弱いとハッキングによる不正流出が起こってしまう可能性があるからです。
Coincheckでは、ユーザー側で2段階認証の設定も可能となっています。2段階認証とは、一般的にはログイン時にスマートフォンに送られてくるコードを打ち込むことでログインができる方法のことをさします。
このため、第三者の不正使用やログインを防ぐことができるのです。
さらに、Coincheckでは暗号資産の管理に、コールドウォレットという方法を用いています。これは、インターネットに繋がっていないウォレットで暗号資産を管理しているということです。
ハッキングに強いシステムとなっており、自分が購入した通貨が安全に守られる仕組みになっています。
販売所と取引所の違い
暗号資産を買うことが出来る場所は販売所と取引所に区別されます。
販売所は、個人が販売所に対して暗号資産を売買できる場所で、例えばCoincheckが提示する価格で暗号資産を売買することができます。
対して、取引所は個人間で暗号資産の売買を行う場所となっています。取引所では、通常オーダーブックと呼ばれる「板」に注文を書き込む形で、個人間のやり取りができるようになっています。
Coincheckでは販売所のサービスに加えて、ビットコインの取引所のサービスも提供しています。
国内ではCoincheckでリップル(Ripple/XRP)が簡単に購入可能
ここまでで、暗号資産の取引所を利用してリップルの取引をする場合に、事前に知っておきたいポイントなどについて紹介しました。
もちろん、日本国内の取引所でもリップルの取引が可能ですので、ここでは国内大手取引所の1つであるCoincheckについてご紹介します。
Coincheckでは日本語の対応はもちろんのこと、日本円でも購入ができるという利点があります。
Coincheckの特徴① 高いデザイン性と操作性
Coincheckのデザイン性が高く、初めて暗号資産の取引を行う人でも簡単に操作ができるため、使い勝手が良いと言われています。
Coincheckのサービスはデザインがシンプルで、取引をする際にもわかりやすくなっています。チャート画面も見やすいため、初めて暗号資産の取引所を利用する人から高い評価を得ています。
取引の操作も容易で、スマートフォンのアプリでも簡単に取引を行うことができます。さらに、暗号資産が初めての人には、わかりやすくどのように暗号資産を買うのかが動画で紹介されているので安心です。
Coincheckの特徴② 暗号資産の取扱いの種類が豊富
Coincheckは国内取引所の中でも、取扱い暗号資産の数では国内トップクラスです。もちろんリップルの取引も行うことができます。
Coincheckの特徴③ 最大年率5%の貸暗号資産サービス
さらに、購入した暗号資産をCoincheckに貸し出すことで利用料がもらえる、貸暗号資産サービスも提供しています。
最大年率5%で、貸出期間は14日間・30日間・90日間・365日間から選ぶことができます。
Coincheckの特徴④ 価格アラート機能がある
他にも、暗号資産の価格のアラート機能があります。
価格アラートとは、暗号資産の価格が指定した数値よりも大きく変化した時にメール等で知らせてくれるサービスです。
暗号資産は価格の変動が激しいため、ちょっと目を話した時に大きく値段が変わっていることもよくあります。
そのために、常に価格を見ていないと不安で精神的に疲れてしまう人もいるかもしれません。
そんな時に、価格アラート機能を設定しておけば、普段の価格変動を気にしなくて良いため助かります。
Coincheckでのリップル(Ripple/XRP)の取引の始め方
リップル(XRP)の取引を行うためには、まずはCoincheckに口座開設が必要です。
Coincheckの場合、口座開設の申請はネット上で簡単に可能ですので、証券会社などの口座開設よりもスムーズになっています。
SMS認証や運転免許証等による本人確認書類の画像などの提出後、後日自宅に届いたはがきを受け取ることで口座開設は完了します。
Coincheckの運営体制
運営企業の信頼性は大切です。
なぜなら信頼性がないと、大切な資産を失ってしまう可能性があるからです。
信頼性を見極めるポイントには、例えば以下の3つが挙げられます。
- 上場企業が運営している
- 運営企業の株主が大手金融機関
- 金融庁が認可した「暗号資産交換業者」に登録されている
リップル(Ripple/XRP)の今後の将来性は?
リップルの将来性やリップル社の今後の取り組みについてご紹介します。リップルは有望視されている通貨の一つ
リップルは有望視されることが多い通貨の一つです。 決済システムとして開発されたリップルは実用化が進んでおり、その将来性に期待する声も高まっています。 また、時価総額は2019年12月末時点で3位となっており、市場からも期待されているとも言えるでしょう。リップル社の今後の取り組み
リップル社は「RippleNet」という国際送金ネットワークを作ることを目指しています。このネットワークは、銀行を通さずにRippleNetに入っている企業や個人で送金を行う仕組みです。
暗号資産や金融機関、クレジットカードなどの様々なネットワークを繋いで、異なる台帳間のお金の高速な送金の実現を目指しています。
実際に、このネットワークへ加入している銀行も世界中で増えてきています。実際に加入している日本の銀行も既にあるため、日本企業からの期待も高いと言えるでしょう。
リップル(Ripple/XRP)についてのまとめ
リップルは、海外でも国内でも多くの取引所で取扱われています。銀行業界や世界的な大企業からも、注目を浴びている暗号資産です。
このように多くの場所で取扱われている実績や、企業との提携実績がありますので、比較的世の中に普及してきている暗号資産と言えます。そして、今後も色々な企業などと提携していくことが期待されています。
また、リップルは大きな銀行や企業と提携を結ぶことで、ニュースになることがあります。そのため、リップルを保有する場合は、暗号資産のニュースなどの情報に、常にアンテナを立てておくのが良いでしょう。
リップルは、暗号資産の中でも送金が早いということや、ネットワーク内で便利な送金が出来る点などに強みを持ちます。
そんなリップルに興味を持った方は、まずはCoincheckにて口座を開設し、少額から取引を始めてみてはいかがでしょうか。