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暗号資産(仮想通貨)の基礎知識に関する記事一覧です。初心者向けの情報が多く掲載されています。

カテゴリー: 暗号資産の基礎知識

bitFlyer(ビットフライヤー)とは、2014年1月に設立された日本の暗号資産取引所です。取引形態の豊富さや堅牢なセキュリティで人気を博し、業界内においても高い知名度を誇っていることから、皆さんも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。 本記事では、bitFlyerが提供するサービスや各手数料、取引銘柄数に至るまでCoincheckと徹底比較を行いながら、それぞれの特徴を解説していきます。 初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。 【おすすめ】初心者向けの仮想通貨・ビットコイン取引所とは?【暗号資産取引所】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 bitFlyer(ビットフライヤー)とは bitFlyerとCoincheckの比較一覧 bitFlyerとCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄】 bitFlyerとCoincheckの比較その2【口座開設にかかる時間】 bitFlyerとCoincheckの比較その3【取引の種類】 bitFlyerとCoincheckの比較その4【手数料】 取引手数料 入出金手数料・送金手数料 bitFlyerとCoincheckの比較その5【NFTの取引】 bitFlyerとCoincheckの比較その6【その他サービス】 bitFlyer(ビットフライヤー)はこんな人におすすめ Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ まとめ 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 bitFlyer(ビットフライヤー)とは bitFlyer(ビットフライヤー)とは、2014年1月、株式会社bitFlyerによって設立された暗号資産取引所です。 bitFlyerの特徴は、現物取引やCFD(差金決済取引)など、幅広いニーズに合わせた取引形態が揃っているだけでなく、堅牢なセキュリティによって高い利便性と安全性を兼ね備えている点にあります。 また、ビットコインがキャッシュバックされるクレジットカードサービス「bitFlyer クレカ」や手持ちのTポイントをビットコインに交換できるサービスなど、暗号資産取引以外のサービスにも力を入れている側面がうかがえます。 それでは具体的に、Coincheckとのサービスや手数料の比較をみていきましょう。 bitFlyerとCoincheckの比較一覧 まずは、bitFlyerとCoincheckの基本情報の違いを確認していきましょう。 以下は、両者の比較一覧表です。取扱通貨数や手数料は2024年3月時点のものです。 bitFlyer Coincheck 取扱通貨数 32 29 口座開設までにかかる時間 最短即日 最短翌営業日 取引の種類 ・現物取引(取引所/販売所) ・CFD取引(取引所) ・現物取引(取引所/販売所) 最低取引数量(現物取引) 0.00000001BTC(購入・売却) 500円相当額(購入・売却) 取引手数料(販売所) 無料(スプレッドあり) 無料(スプレッドあり) 取引手数料(取引所) 約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(建玉管理料あり)(※1) 一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(※2) 入金手数料 ・無料 (住信SBIネット銀行から入金の場合) ・330 円/件 (住信SBIネット銀行以外から入金の場合) 【日本円】無料(銀行振込の場合) 【暗号資産】無料 出金手数料 ・三井住友銀行への出金 3 万円未満のご出金 ... 220 円(税込) 3 万円以上のご出金 ... 440 円(税込) ・三井住友銀行以外への出金 3 万円未満のご出金 ... 550 円(税込) 3 万円以上のご出金 ... 770 円(税込) 407円 暗号資産の送金手数料 (BTC) 0.0004 BTC 0.0005 BTC 提供サービス ・販売所/取引所 ・bitFlyer Crypto CFD ・bitFlyer かんたん積立 ・bitFlyer クレカ ・ビットコイン寄付 ・ビットコインをもらう ・Braveブラウザ連携 ・bitFlyer Crypto CFD ・Coincheck(販売所/取引所) ・Coincheck NFT ・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheckでんき ・Coincheckガス ・Coincheck IEO ・Coincheck INO ・Sharely (※1)詳細はbitFlyerのウェブサイトをご確認ください。 (※2)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 bitFlyerとCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄】 以下の表は、bitFlyerとCoincheckの取扱銘柄をまとめたものです。 bitFlyer Coincheck ビットコイン(BTC) ◯ ◯ イーサリアム(ETH) ◯ ◯ イーサリアムクラシック(ETC) ◯ ◯ ビットコインキャッシュ(BCH) ◯ ◯ ライトコイン(LTC) ◯ ◯ リップル(XRP) ◯ ◯ リスク(LSK) ◯ ◯ テゾス(XTZ) ◯ - ネム(XEM) ◯ ◯ モナコイン(MONA) ◯ ◯ ステラルーメン(XLM) ◯ ◯ クアンタム(QTUM) - ◯ ベーシックアテンショントークン(BAT) ◯ ◯ アイオーエスティー(IOST) - ◯ エンジンコイン(ENJ) - ◯ ポルカドット(DOT) ◯ ◯ サンド(SAND) ◯ ◯ チリーズ(CHZ) ◯ ◯ チェーンリンク(LINK) ◯ ◯ パレットトークン(PLT) ◯ ◯(取引所のみ) フィナンシェトークン(FNCT) - ◯ メイカー(MKR) ◯ ◯ ダイ(DAI) ◯ ◯(取引所のみ) シンボル(XYM) ◯ - フレア(FLR) ◯ - ジパングコイン(ZPG) ◯ - シバイヌ(SHIB) ◯ ◯ ポリゴン(MATIC) ◯(Ethereumチェーン対応) ◯(Polygonチェーン対応) アクシーインフィニティ(AXS) ◯ ◯ エイプコイン(APE) ◯ ◯ イミュータブル(IMX) ◯ ◯ ラップドビットコイン(WBTC) - ◯ アバランチ(AVAX) ◯ ◯ ディセントラランド(MANA) ◯ - ザ・グラフ(GRT) ◯ - レンダートークン(RNDR) ◯ - ドージコイン(DOGE) ◯ - 2024年3月現在、Coincheckは29銘柄、bitFlyerは32銘柄の暗号資産の取扱いを行っています。どちらにおいても国内最大級の取扱銘柄数ですが、取引可能な通貨の銘柄にやや違いがあることが上記の表から読み取れます。 例えば、アイオーエスティー(IOST)はCoincheckで取り扱っていますが、bitFlyerでは取引ができません。一方で、ジパングコイン(ZPG)のようにbitflyerでは取引が可能ですが、Coincheckでは取り扱っていない銘柄もあります。 このように取引を行いたい通貨銘柄がある場合、口座開設を検討している取引所での取り扱いがあるかどうか事前に確認するようにしましょう。 bitFlyerとCoincheckの比較その2【口座開設にかかる時間】 続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。 bitFlyerとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています。(※) bitFlyer →最短即日Coincheck →最短翌営業日 (※)口座開設にかかる日数は混雑状況により変わります。 bitFlyerとCoincheckの比較その3【取引の種類】 次に、取引の種類について比較してみましょう。 bitFlyer →現物取引、CFD取引Coincheck → 現物取引のみ それぞれの取引形態の特徴は以下のようになっています。 ・現物取引 現金(日本円)と暗号資産を交換する取引形態 ・CFD(差金決済取引) CFDとは、Contract for Differenceの頭文字をとったもので、「差金決済取引」のことを指します。現物での受け渡しを行わずに、反対売買によって出た金額の差で決済するため「差金決済取引」と呼ばれます。FX取引も広い意味でCFD取引に含まれています。 bitFlyerとCoincheckの比較その4【手数料】 続いて、手数料の違いについて比較していきましょう。 取引手数料 以下の表は、bitFlyerとCoincheckの取引手数料(2024年3月時点)をまとめたものです。 bitFlyer Coincheck 現物取引 【販売所】 無料(スプレッドあり) 【取引所】 約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(※1) 単位: 各通貨ペアで異なります。 【販売所】無料(スプレッドあり) 【取引所】 一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(※1) CFD取引(※3) レバレッジポイント(※4) - (※1)詳細はbitFlyerのウェブサイト(https://bitflyer.com/ja-jp/)をご覧ください。 (※2)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 (※3)bitFlyer Lightningは2024年3月28日(木)18:00をもってサービスの提供を終了し、同時に新サービスとしてbitFlyer Crypto CFDを開始します。 (※4)レバレッジポイントの詳細については「Lightning FX の廃止およびbitFlyer Crypto CFD の開始に関するお知らせ」(https://bitflyer.com/ja-jp/s/crypto-cfd)をご覧ください。 入出金手数料・送金手数料 以下は、bitFlyerとCoincheckの入出金と暗号資産の送金にかかる手数料(2024年3月時点)をまとめた表です。 bitFlyer Coincheck 入金手数料 ・無料(住信SBIネット銀行から入金の場合) ・330 円/件(住信SBIネット銀行以外から入金の場合) 無料(銀行振込の場合) 出金手数料 ・三井住友銀行への出金 3 万円未満のご出金 ... 220 円(税込) 3 万円以上のご出金 ... 440 円(税込) ・三井住友銀行以外への出金 3 万円未満のご出金 ... 550 円(税込) 3 万円以上のご出金 ... 770 円(税込) 407円 暗号資産の送金手数料 0.0004 BTC 0.005 ETH 0.0002 BCH 0.0005 BTC 0.005 ETH 0.001 BCH (※)暗号資産の送金手数料は銘柄毎に異なります。Coincheckにおける各銘柄の送金手数料の詳細はこちらをご覧ください。 bitFlyerとCoincheckの比較その5【NFTの取引】 続いて、NFTの取引サービスについて見ていきましょう。 bitFlyer→現時点でのNFTの取扱いはない。Coincheck→Coincheck NFT 現時点で、bitFlyerが提供するNFTマーケットプレイスはありません。一方のCoincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の22タイトル(※)のNFT売買を行うことが可能です。 (※)2024年3月時点 Coincheck NFT取扱いタイトル CryptoSpells The Sandbox NFTトレカ Sorare Meebits Decentraland Art Blocks Generativemasks Joyfa Otherside Moonbirds ENS(Ethereum Name Service) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) NOT A HOTEL 元素騎士オンライン-META WORLD- SEKAINOOWARIKARA TSUBASA NFT ANREALAGE(アンリアレイジ) ※OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP) Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-) LIFULL STAY MEMBERSHIP De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ) (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck bitFlyerとCoincheckの比較その6【その他サービス】 最後に、bitFlyerとCoincheckが独自に展開しているサービスについて見てみましょう。 bitFlyer Coincheck 提供サービス ・販売所/取引所 ・bitFlyer Crypto CFD ・bitFlyer かんたん積立 ・bitFlyer クレカ ・bitFlyer IEO ・ビットコイン寄付 ・ビットコインをもらう ・Tポイントから交換 ・ビックカメラでお買い物 ・Coincheck(販売所/取引所) ・Coincheck NFT ・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheckでんき ・Coincheckガス ・Coincheck IEO ・Coincheck INO ・Sharely bitFlyerでは、暗号資産の現物取引や※CFD(差金決済取引)など様々な取引形態に対応しています。チャート分析や暗号資産売買の注文方法にもこだわりを持つ方にはおすすめのサービスです。 またbitFlyerは、サービスサイトを経由して指定のショッピングサイトや予約サイトを利用すると、ビットコインが獲得できる「ビットコインをもらう」や、利用金額に対して0.5〜1.0%相当のビットコインが貯まる「bitFlyer クレカ」など、日常生活の消費から暗号資産を貯められるサービスが充実しています。さらにbitFlyerでは、2024年2月9日から初のIEOサービス「bitFlyer IEO(InitialExchangeOffering)」として「エルフトークン(ELF)」の購入申込の受付が行われています。これらのことから、bitFlyerは「実際に暗号資産を購入してみるのは怖い」という初心者の方でも、お買い物などを通じて溜まった暗号資産で、気楽に取引を始めることが可能な取引所であると言えるでしょう。 Coincheckにおいても、「Coincheckつみたて」や「Coincheckガス」など、暗号資産取引以外にも日常の消費に根付いたサービスを多く展開しています。さらにCoincheckでは、全世界の取引所に未上場の銘柄を抽選で予約購入できる「Coincheck IEO」や20タイトル以上のNFTを売買できる「Coincheck NFT」、初めて販売されるNFTコレクションを購入できる「Coincheck INO」など多様なサービスも提供しています。一方でbitFlyerでは、2024年3月時点で同様のサービスは提供していません。 それぞれの取引所が展開するサービスを吟味した上で、暗号資産の利用用途や購入したい銘柄によってサービスを使い分けをしてみるのも良いでしょう。 bitFlyer(ビットフライヤー)はこんな人におすすめ これまで見てきた特徴から、bitFlyerは次のような人におすすめです。 テクニカルなトレード(取引)がしたい人日常の決済で貯めた暗号資産で取引を始めたい人 先ほども紹介したように、bitFlyerでは現物取引だけではなくCFD(差金決済取引)にも対応していることから、テクニカルなトレード(取引)がしたい方におすすめです。ただ、そのような取引形態には様々な手法があるため、使いこなすには相応の経験が必要であると言われています。 また、bitFlyerが提供する「bitFlyer クレカ」では、決済金額に対して0.5〜1.0%相当のビットコインが付与されます。日頃からよくクレジットカードを利用する且つ暗号資産取引に興味がある方はbitFlyerのサービスを利用してみるのも良いでしょう。 Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ 一方のCoincheckは、次のような方におすすめです。 さまざまな種類の暗号資産を取引したい人NFTの取引をしたい人IEOに参加したい Coincheckは、2024年3月時点で25種類以上の暗号資産を取り扱っているので、「さまざまな種類の暗号資産を取引したい」という方におすすめです。 またCoincheckでは、人気NFTタイトルを20種類以上取り揃えている「Coincheck NFT」や未上場銘柄を先行的に購入できる「Coincheck IEO」、初めて販売されるNFTコレクションを購入できる「Coincheck INO」など多様なサービスが用意されています。ですので、「暗号資産のトレード以外のサービスも利用してみたい」「INOに参加してみたい」という方は、是非Coincheckの口座登録を検討してみることをおすすめします。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck まとめ bitFlyerとCoincheckのサービスの特徴を比較してきましたが、いかがだったでしょうか。 暗号資産取引所と一口に言っても、取り扱っている銘柄や通貨数、取引形態、手数料、その他に提供しているサービスなどでそれぞれ特色が異なります。 そのため、利用する取引所を選ぶ際にはそれぞれの特徴を慎重に比較した上で、自分の投資スタイルや目的に合ったサービスを提供しているところを選ぶと良いでしょう。 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 ⚫️楽天ウォレットの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! 楽天ウォレットとは?取扱通貨や手数料についてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️メルコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! メルコイン(メルカリでビットコイン)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️GMOコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! GMOコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️DMMビットコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! DMMビットコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️SBI VCトレードの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! SBI VCトレードとは?評判や手数料をCoincheck(コインチェック)と比較して解説! Coincheck ⚫️BITPointの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! BITPoint(ビットポイント)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck

DMMビットコイン(DMM Bitcoin)とは、DMMグループが運営している暗号資産交換業者です。さまざまなインターネットサービスを提供しているDMMグループの名称から、聞いたことがある人も多いかもしれません。 今回の記事では、Coincheck(コインチェック)とDMMビットコインの手数料やサービスを比較していきます。 ※DMMビットコインの最新情報については公式サイト(https://bitcoin.dmm.com/)をご参照ください。 初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。 【おすすめ】初心者向けの仮想通貨・ビットコイン取引所とは?【暗号資産取引所】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 DMMビットコインとは DMMビットコインとCoincheckの比較一覧 比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較 比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較 DMMビットコイン Coincheck 比較③:【手数料】の比較 比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較 DMMビットコインはこんな人にオススメ Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ まとめ 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 DMMビットコインとは DMMビットコインは、2016年11月に設立された暗号資産交換業者です。さまざまなインターネットサービスを提供するDMM.comのグループ会社が運営しています。 DMMビットコインの特徴は、レバレッジ取引ができる暗号資産の種類が国内最大級である点です。レバレッジ取引とは、口座の証拠金を担保にすることで、証拠金以上の金額で取引を可能にする取引方法です。DMMビットコインでは、最大2倍のレバレッジをかけることが可能で、31種類の暗号資産が対象(※)となっています。 また、アプリにはシンプルなUIの「STモード」と多機能なチャートの「EXモード」があり、取引経験に応じてモードを切り替えられます。 (※)2024年3月時点 DMMビットコインとCoincheckの比較一覧 まずは、DMMビットコインとCoincheckの基本情報の比較を行います。具体的には、以下のサービスを比較します。以下は、2024年3月時点の情報を元に作成した表です。 Coincheck DMMビットコイン 取扱通貨・銘柄数 29(現物取引) 28(現物取引)34(レバレッジ取引) 口座開設までの時間(※1) 最短翌営業日 最短即日 本人確認方法 ・アプリでのかんたん本人確認・Webからの本人確認(※2) ・『スマホでスピード本人確認』・『本人確認書類アップロード』(※3) 取引手数料 ・無料(販売所)・一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(取引所)(※4) ・無料(現物取引・レバレッジ取引)・各銘柄にBitMatch手数料あり(※5) 入出金手数料(日本円) ・入金:無料(銀行振込の場合)・出金:407円 ・入金:無料(銀行手数料はユーザー負担) ・出金:無料 最低出金額(日本円) 1円 2,000円(全額出金の場合は制限なし)(※6) 最低購入価格(ビットコイン) 500円 407円(※7) 外部ウォレットへの送金 可能 可能 提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所) ・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheckでんき ・Coincheckガス ・Coincheck IEO・Coincheck INO ・Sharely ・現物取引・レバレッジ取引・IEO 公式サイト https://coincheck.com/ja/ https://bitcoin.dmm.com/ (※1)本人確認方法や申し込みの混雑状況によって変化します。 (※2)Coincheckの本人確認方法については、こちらをご覧ください。 (※3)DMMビットコインの本人確認方法については、こちら (https://bitcoin.dmm.com/about/opening_flow)をご覧ください (※4)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 (※5)DMMビットコインのBitMatch手数料については、こちら (https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/fee)をご覧ください。 (※6)DMMビットコインの日本円出金についての詳細はこちら (https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/fee) (※7)2023年7月28日時点。DMMビットコインは、最小注文可能数量が0.0001 BTCのため、価格は変動する。詳細はこちら(https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/overview)。 以下で、詳しく見ていきましょう。 比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較 2024年3月時点、DMMビットコインとCoincheckで取引できる銘柄は以下の通りです。 Coincheck DMMビットコイン ビットコイン(BTC) ◯ ◯ イーサリアム(ETH) ◯ ◯ リップル(XRP) ◯ ◯ アイオーエスティー(IOST) ◯ ◯(レバレッジ取引のみ) リスク(LSK) ◯ - テゾス(XTZ) - ◯(レバレッジ取引のみ) ネム(XEM) ◯ ◯(レバレッジ取引のみ) ライトコイン(LTC) ◯ ◯ ビットコインキャッシュ(BCH) ◯ ◯ トロン(TRX) - ◯ モナコイン(MONA) ◯ ◯ ステラルーメン(XLM) ◯ ◯ クアンタム(QTUM) ◯ ◯(レバレッジ取引のみ) カルダノ(ADA) - ◯(レバレッジ取引のみ) ベーシックアテンショントークン(BAT) ◯ ◯ エンジンコイン(ENJ) ◯ ◯ シンボル(XYM) - ◯(レバレッジ取引のみ) サンド(SAND) ◯ ◯ イーサリアムクラシック(ETC) ◯ ◯ ポルカドット(DOT) ◯ ◯(レバレッジ取引のみ) コスモス(ATOM) - ◯(レバレッジ取引のみ) ソラナ(SOL) - ◯(レバレッジ取引のみ) ドージコイン(DOGE) - ◯(レバレッジ取引のみ) ポリゴン(MATIC) ◯(Polygonチェーン)  ◯(Ethereumチェーン) チリーズ(CHZ) ◯ ◯ チェーンリンク(LINK) ◯ ◯ アバランチ(AVAX) ◯ ◯ ジパングコイン(ZPG) - ◯ メイカー(MKR) ◯ ◯ ダイ(DAI) ◯(取引所での取扱い) - パレットトークン(PLT) ◯(取引所での取扱い) - フィナンシェトークン(FNCT) ◯ - フレア(FLR) - ◯(現物取引のみ) オーエムジー(OMG) - ◯ アクシーインフィニティー(AXS) ◯ ◯ エイプコイン(APE) ◯ ◯ ニッポンアイドル(NIDT) - ◯(現物取引のみ) アルゴランドトークン(ALGO) - ◯ イミュータブル(IMX) ◯ - ラップドビットコイン(WBTC) ◯ - シバイヌ(SHIB) ◯ ◯ FC Ryukyu Coin(FCR) - ◯(現物取引のみ) ヘデラハッシュグラフ(HBAR) - ◯ オアシス(OAS) - ◯(現物取引のみ) 2024年3月現在、現物取引ではDMMビットコインが28銘柄、Coincheckは29種類の取引が可能です。一方、Coincheckはレバレッジ取引を行っていませんが、DMMビットコインでは34銘柄ものレバレッジ取引が行えます。 どちらも国内最大級の取扱銘柄数ですが、取引ができる通貨にやや違いがあります。たとえば、リスク(LSK)はCoincheckで取り扱っていますが、DMMビットコインでは取引ができません。 取引をしたい通貨がある場合は、口座開設を検討している取引所で取り扱いがあるかどうかを確認するようにしましょう。 比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較 続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。DMMビットコインとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています(※1)。 DMMビットコイン→最短即日 Coincheck→最短翌営業日 (※1)口座開設にかかる日数は混雑状況や本人確認の方法により変わります。 DMMビットコイン 引用:DMMビットコイン - 口座開設までの流れ (https://bitcoin.dmm.com/about/opening_flow) DMMビットコインでは、3STEPで口座開設ができます。 1.メールアドレスの登録 2.基本情報の入力 3.本人確認 DMMビットコインの本人確認方法には、「スマホでスピード確認」と「本人確認写真アップロード」の2つの方法があります。口座開設までの詳細については、DMMビットコインのウェブサイト(※)をご覧ください。 (※)https://bitcoin.dmm.com/about/opening_flow Coincheck Coincheckは、3STEPで口座開設ができます。 1.アプリをダウンロード 2.アカウントを作成 3.本人確認を行う(「アプリでのかんたん本人確認」or「Webからの本人確認」) Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法や完了までに要する時間が変化します。Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。Coincheckでの口座開設方法については、以下の記事を参考に進めてみてください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 比較③:【手数料】の比較 次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。(2024年3月現在) まず、販売所における取引手数料はCoincheck・DMMビットコイン共に無料です。日本円の入金に関しては、Coincheckは銀行振込の場合、DMMビットコインはクイック入金の場合において、無料で行うことが可能です。一方、日本円の出金は、Coincheckが一律で407円であるのに対し、DMMビットコインは無料となっています。 また、暗号資産の入金手数料に関しては、Coincheck・DMMビットコイン共に無料です。一方、暗号資産の送金手数料は、Coincheckが各通貨毎に規定されているのに対して、DMMビットコインは無料となっています。 以上のように、各種手数料に関してはDMMビットコインの方がメリットは大きいといえるでしょう。 (※)その他手数料に関しては、ホームページをご覧ください。(参考:Coincheck - 手数料 , DMMビットコイン - 日本円・暗号資産の入出金について (https://bitcoin.dmm.com/transactionproduct/depositwithdraw) 比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較 最後に、DMMビットコインとCoincheckが独自に提供しているその他のサービスについてもみていきましょう。 Coincheck DMMビットコイン 提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所) ・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheckでんき ・Coincheckガス ・Coincheck IEO ・Coincheck INO ・Sharely ・現物取引・レバレッジ取引・IEO DMMビットコインの特徴は、レバレッジ取引が可能な暗号資産の種類が国内最大級であることです。アプリもチャートツールが豊富な「EXモード」があるなど、リスクを取ってレバレッジ取引を行いたい方にはDMMビットコインがオススメです。また、IEOも行っているため、参加したい方は登録をしておいた方がよいでしょう。 それに対してCoincheckでは、2019年から4年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 初心者の方にも直感的な操作で暗号資産を取引できるアプリが、Coincheckの特徴の一つです。また、Coincheckでんき・ガスやCoincheck NFTなど、暗号資産の取引だけではなく、暗号資産を発展させたサービスが充実している点もCoincheckの特徴です。Web3.0をより身近に感じたい人は、Coincheckがオススメです。 (※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck DMMビットコインはこんな人におすすめ これまで見てきた特徴から、DMMビットコインは次のような人にオススメです。 積極的に取引(トレード)をしたい リスクを取って、レバレッジ取引をしたい テクニカル分析をして、取引(トレード)をしたい テクニカル分析にはさまざまな手法があるため、使いこなすには相応の経験が必要であるといわれています。また、レバレッジ取引は、現物取引より大きな利益を取れる可能性がある分、より大きな損益を被ってしまうリスクも高まります。そのため、ある程度投資経験を積んだ中〜上級者向けの取引手法です。DMMビットコインは、積極的に取引(トレード)をしたい玄人にオススメのサービスです。 仮想通貨のテクニカル分析とは?未来を予測する3つの分析方法 Coincheck Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ 一方でCoincheckは、次のような人におすすめのサービスと言えます。 アプリからNFTの取引をしたい Web3.0を生活に取り入れたい IEO・INOに参加したい Coincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の(※)22タイトルのNFT売買を行うことが可能です。 ※2024年3月時点 Coincheck NFT取扱いタイトル CryptoSpells The Sandbox NFTトレカ Sorare Meebits Decentraland Art Blocks Generativemasks Joyfa Otherside Moonbirds ENS(Ethereum Name Service) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) NOT A HOTEL 元素騎士オンライン-META WORLD- SEKAINOOWARIKARA TSUBASA NFT ANREALAGE(アンリアレイジ) OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP) Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-) LIFULL STAY MEMBERSHIP De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ) 世界的に取引されている著名なNFTタイトルはもちろん、デジタルファッションやメタバースプロジェクトのアクセスパスなど先進的な取り組みをしているNFTを取り扱っていることが特徴です。「Coincheck NFT」は、Coincheckアプリからアクセスができるので、より簡単にNFTの取引が可能です。 また、Coincheckでんき・ガスなど、生活に暗号資産を結びつけたサービスも提供しています。そのため、暗号資産取引の初心者はもちろん、Web3.0を身近に感じたいユーザーに対してもCoincheckはおすすめのサービスです。 さらに、CoincheckではIEO・INOのサービスをそれぞれ提供しています。IEOとは、「イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(Initial Exchange Offering)」の略称で、暗号資産を用いて企業がプロジェクトの推進のために資金調達する方法です。「Coincheck IEO」では、企業やプロジェクトが発行したトークンの審査、販売を行い、コミュニティの形成・強化や資金調達を支援するためのプラットフォームを運営しています。第一弾のパレットトークン(PLT)では、最大で販売額の約24倍の値を付けるなど、IEOは注目が集まりやすいプロジェクトと言えます。 INOとは、Initial NFT Offeringの略称で、「Coincheck INO」は初めて販売されるNFTコレクションを、当該NFTコレクションの販売元が当社のプラットフォーム「Coincheck NFT」において販売するものです。第一弾の「Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-)」では申し込み倍率が113.8倍を記録するなど、INOも注目が集まりやすいプロジェクトと言えるでしょう。 いずれも、Coincheckアカウントの登録と本人確認が参加の条件となるので、参加を検討している方にもCoincheckはオススメです。 参考:Coincheck IEO , Coincheck INO まとめ 今回の記事では、DMMビットコインとCoincheckを比較しました。 まとめ DMMビットコインは、積極的にレバレッジ取引をしたい中~上級者にオススメのサービス CoincheckはWeb3.0のさまざまなサービスを身近に関したい人にオススメのサービス 用途に応じて併用も可能 取り扱い通貨数など、一見似ているサービスに見られがちですが、それぞれに得意分野があります。今回の記事を通して、目的に合致するサービスを選択する・目的に応じて併用する、など今後のサービス選択の助けになれば幸いです。 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 ⚫️楽天ウォレットの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! 楽天ウォレットとは?取扱通貨や手数料についてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️メルコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! メルコイン(メルカリでビットコイン)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️GMOコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! GMOコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! bitFlyer(ビットフライヤー)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️SBI VCトレードの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! SBI VCトレードとは?評判や手数料をCoincheck(コインチェック)と比較して解説! Coincheck ⚫️BITPointの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! BITPoint(ビットポイント)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck

歩くことでビットコインを獲得できるポイ活アプリのBitWalk(ビットウォーク)。 本記事では、BitWalk(ビットウォーク)の始め方や使い方、使用の上での注意点を解説しています。 無料で暗号資産(仮想通貨)を獲得できることで注目が集まっているアプリですが、おさえておきたいポイントを意識しておくと、より快適に使えることでしょう。 この記事でわかること BitWalk(ビットウォーク)の始め方・使い方 BitWalk(ビットウォーク)での出金・換金方法 Coincheckなどに登録しないと出金・換金できない Coincheckの無料登録はこちら 目次 BitWalk(ビットウォーク)とは BitWalk(ビットウォーク)の始め方・使い方 アプリインストール BitWalk(ビットウォーク)での出金・換金方法 BitWalk(ビットウォーク)のその他の機能 リップルが貯まるXRP Walkというアプリがある BitWalk(ビットウォーク)の注意点 Coincheckなどに登録しないと出金・換金できない 有効期限がある 広告を見る回数 まとめ BitWalk(ビットウォーク)とは BitWalk(ビットウォーク)とは、株式会社Paddleが提供する、歩くことでビットコインを貯められるポイ活・ヘルスケア系のスマートフォン向けアプリです。 スマートフォンの歩数計に連動して500歩ごとにスタンプを獲得でき、1日で20,000歩相当の最大40個までスタンプを貯めることができます。 このスタンプは1つでおよそ0.05円前後のビットコインが獲得できると言われており、獲得時に10秒から1分程度の広告を閲覧すると獲得量が5倍になります。 純粋に歩くだけでもビットコインを獲得することができますが、ポイ活が目的のユーザーは広告を閲覧しています。 BitWalk(ビットウォーク)はSTEPNのようなブロックチェーンゲームやNFTゲームの一種ではなく、一般的なポイ活アプリです。 歩くことでビットコインを貯めることができる性質上、Move To Earn系のブロックチェーンゲーム・NFTゲームに似ているように見えますが、BitWalk(ビットウォーク)でのビットコイン獲得には、ブロックチェーンの関係がありません。単純に広告収益をユーザーで分配しているサービスです。 ビットコインは気になるけれど、まずは無料で手に入れてみたいという方にもオススメのアプリでしょう。 BitWalk(ビットウォーク)の始め方・使い方 BitWalk(ビットウォーク)を始めるには、アプリのインストールとビットコインを受け取るために暗号資産取引所の口座開設が必要になります。 口座開設には数日程度時間を要することもあるため、まだ暗号資産取引所の口座をお持ちでない場合は、早めに口座を開設しておきましょう。 暗号資産取引所のCoincheckでは、最短1日で取引が行えます。口座開設をご検討の方は、ぜひCoincheckをご利用ください。 Coincheckの無料登録はこちら アプリインストール BitWalk(ビットウォーク)を始めるには、まずスマートフォンにアプリをインストールしましょう。iOSはApp Storeから、AndroidではGoogle Playからダウンロードできます。 また、歩いてポイントを獲得するという性質上、スマートフォンには歩数計機能が必要になります。 iPhoneにはヘルスケアAppが搭載されているため、BitWalkのインストール後に連携をしておきましょう。 AndroidにはデフォルトでGoogle Fitなどの歩数計アプリがインストールされていない場合があるため、必要に応じてGoogle Fitをインストールしましょう。 アプリの設定が終わったら、歩いてスタンプを貯められます。 また、会員登録を行っておくと、機種変更時や誤ってアプリを削除したときに安心です。 BitWalk(ビットウォーク)での出金・換金方法 BitWalk(ビットウォーク)で貯めたビットコインを出金・換金するためには、先述の暗号資産取引所の口座開設をする必要があるほか、最低出金金額が設定されています。 最低出金金額には0.2mBTC、つまり0.0002BTCが必要になります。0.2mBTCは、2023年7月24日時点のレート(1BTC=約420万円)で、850円相当です。 送金時には受け取り用のビットコインアドレスが必要です。Coincheckではアプリからかんたんに受け取ることができます。詳細な方法は、こちらからご確認ください。 h2 BitWalk(ビットウォーク)のその他の機能 BitWalk(ビットウォーク)は、歩いてビットコインを貯める以外にも、ビットコインの相場を見る機能や、相場予想でビットコインが獲得できる機能、CMを見てガチャを回せる機能があります。 リップルが貯まるXRP Walkというアプリがある BitWalk(ビットウォーク)の姉妹アプリに、同じような機能でリップルを獲得することができるXRP Walkというアプリがあります。 提供会社は同じ株式会社Paddleで、同様に換金では暗号資産取引所の口座が必要です。 XRP Walkも含めて、多くの歩いてポイントを獲得するタイプのアプリは、同一端末なら同じ歩数計を参照しています。そのため、複数のアプリをインストールし、それぞれのアプリから報酬を獲得しているユーザーがいます。 BitWalk(ビットウォーク)の注意点 BitWalkを利用する上で、いくつか覚えておきたいポイントがあります。うっかりすると獲得したスタンプやビットコインを任意のタイミングで獲得できない場合があるため、予め注意しましょう。 Coincheckなどに登録しないと出金・換金できない BitWalkのアプリ単体では、日本円に換金することができません。換金を行うには、出金先の暗号資産取引所でビットコインを売却し、その取引所から銀行口座に出金する必要があります。 また、一般に暗号資産取引所は口座開設には数日の時間がかかります。そのため、ビットウォークで貯めたビットコインをすぐに換金したい場合には、貯まる前に口座開設を行っておくとスムーズです。 有効期限がある 貯めたスタンプには有効期限が存在します。貯まったスタンプは午前3時までにビットコインに交換しないと有効期限が切れてしまうため、毎日スタンプをビットコインに交換する必要があります。 スタンプをビットコインに交換するためには、1スタンプごとにそのままビットコインを獲得するか、動画を見て5倍獲得するかを選択する必要があります。そのため、有効期限ギリギリの時間で広告を見ると、スタンプを失う可能性があるため、時間に余裕を持ってビットコインに交換するとよいです。 広告を見る回数 前項の通り、ビットコインを獲得する際に、スタンプごとに広告を閲覧して5倍で獲得するかを選択する必要があります。 そのため、一日の最大獲得量である40個のスタンプを5倍で獲得するには、それだけ多くの広告を閲覧しなければいけません。 ビットウォークはアプリの性質上、広告を見ることでポイントを獲得するタイプのアプリといえます。広告は見るものと考えてサービスを利用すると考えるとよいかもしれません。 なお、5倍にしないでビットコインは獲得できますが、貯まる量がそれだけ減るということも覚えておきましょう。自分の生活スタイルや時間の余裕に合わせた利用をオススメします。 まとめ 広告を見ることでビットコインを獲得できるBitWalk(ビットウォーク)は、無料で暗号資産取引を始めたい方に向いているサービスです。 日々の移動で暗号資産を手に入れることができるため歩くことにインセンティブができ、運動不足と言われている現代では、健康の維持管理でも役に立つアプリかもしれませんね。

GMOコインとは、2016年10月に設立された暗号資産交換業者です。東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ株式会社のグループ会社が運営していることで、名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。 今回の記事では、Coincheck(コインチェック)とGMOコインの手数料やサービスを比較していきます。 ※GMOコインの最新情報については公式サイト( https://coin.z.com/jp/)をご参照ください。 初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。 【おすすめ】初心者向けの仮想通貨・ビットコイン取引所とは?【暗号資産取引所】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 GMOコインとは GMOコインとCoincheckの比較一覧 比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較 比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較 GMOコイン Coincheck 比較③:【手数料】の比較 比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較 GMOコインはこんな人にオススメ Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ まとめ 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 GMOコインとは GMOコインとは、2016年10月に設立された暗号資産交換業者です。東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ株式会社のグループ会社が運営しており、株式やFXなどのインターネット金融事業の一つとして暗号資産のサービスを提供しています。 GMOコインの特徴は、取引ツールが充実していることです。株式やFXの金融サービスを提供してきたノウハウを活かし、チャートの分析ツールやレバレッジ取引の提供など、中〜上級者の投資家・トレーダー向けのサービスが充実しています。一方で、初心者の投資家向けにシンプルな操作で売買が可能な「ノーマルモード」を用意するなど、多くの人にとって使い勝手のいいアプリを提供している暗号資産交換業者と言うことが出来るでしょう。 GMOコインとCoincheckの比較一覧 まずは、GMOコインとCoincheckの基本情報の比較を行います。具体的には、以下のサービスを比較します。以下は、2024年3月時点の情報を元に作成した表です。 Coincheck GMOコイン 取扱通貨・銘柄数 29 26 口座開設までの時間(※1) 最短翌営業日 最短即日 本人確認方法 ・アプリでのかんたん本人確認・Webからの本人確認(※2) ・スマートフォン限定のかんたん本人確認・画像アップロードで本人確認(※3) 取引手数料 ・無料(販売所)・一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(取引所)(※4) ・無料(販売所・取引所-レバレッジ・暗号資産FX)・Maker:-0.01%、Taker:0.05%・Maker:-0.03%、Taker:0.09%(取引所-現物取引)(※5) スプレッド手数料 ・販売所:0.1%〜5%(※6)・取引所:約0.003%(取引所) 非公表(※7) 入出金手数料(日本円) ・入金:無料(銀行振込の場合)・出金:407円 ・入金:無料・出金:無料 最低出金額(日本円) 1円 10,000円(全額出金の場合は制限なし)(※8) 最低購入価格(ビットコイン) 500円 38円(※9) 外部ウォレットへの送金 可能 可能 提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所) ・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheckでんき ・Coincheckガス ・Coincheck IEO・Coincheck INO ・Sharely ・販売所/取引所・レバレッジ取引・暗号資産FX・つみたて暗号資産・貸暗号資産(ベーシック/プレミアム)・ステーキング・IEO・外国為替FX 公式サイト https://coincheck.com/ja/ https://coin.z.com/jp/ (※1)本人確認方法や申し込みの混雑状況によって変化します。 (※2)Coincheckの本人確認方法については、こちらをご覧ください。 (※3)GMOコインの本人確認方法については、こちら(https://coin.z.com/jp/corp/guide/flow/)をご覧ください (※4)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 (※5)GMOコインの取引所における取引手数料については、こちら (https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/)をご覧ください。 (※6)価格の急変時や市場の流動性などにより、上記を超える手数料相当額を含んだ売買価格を提示する場合があります。 (※7)2023年6月23日時点、BTC(ビットコイン)のスプレッド手数料は約4.4% (※8)GMOコインの日本円出金についての詳細はこちら (https://support.coin.z.com/hc/ja/articles/115013850107)。 (※9)2023年9月8日時点。GMOコインは、最小注文可能数量が0.00001 BTCのため、価格は変動します。詳細はこちら (https://coin.z.com/jp/corp/product/info/spot/)。 以下で、詳しく見ていきましょう。 比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較 2024年3月時点、GMOコインとCoincheckで取引できる銘柄は以下の通りです。 Coincheck GMOコイン ビットコイン(BTC) ◯ ◯ イーサリアム(ETH) ◯ ◯ リップル(XRP) ◯ ◯ アイオーエスティー(IOST) ◯ - リスク(LSK) ◯ - テゾス(XTZ) - ◯ ネム(XEM) ◯ ◯(取引所での取扱い) ライトコイン(LTC) ◯ ◯ ビットコインキャッシュ(BCH) ◯ ◯ コスモス(ATOM) - ◯ モナコイン(MONA) ◯ ◯ ステラルーメン(XLM) ◯ ◯ クアンタム(QTUM) ◯ ◯ カルダノ(ADA) - ◯ ベーシックアテンショントークン(BAT) ◯ ◯ エンジンコイン(ENJ) ◯ ◯ シンボル(XYM) - ◯(取引所での取扱い) サンド(SAND) ◯ ◯ イーサリアムクラシック(ETC) ◯ - ポルカドット(DOT) ◯ ◯ チリーズ(CHZ) ◯ ◯ チェーンリンク(LINK) ◯ ◯ ソラナ(SOL) - ◯(販売所での取扱い) アスター(ASTR) - ◯ ドージコイン(DOGE) - ◯(販売所での取扱い) メイカー(MKR) ◯ ◯ ダイ(DAI) ◯(取引所での取扱い) ◯ パレットトークン(PLT) ◯(取引所での取扱い) - フィナンシェトークン(FNCT) ◯ - FCRコイン(FCR) - ◯ ファイルコイン(FIL) - ◯ ポリゴン(MATIC) ◯(Polygonチェーン対応) - アクシーインフィニティ(AXS) ◯ - エイプコイン(APE) ◯ - イミュータブル(IMX) ◯ - ラップドビットコイン(WBTC) ◯ - アバランチ(AVAX) ◯ - シバイヌ(SHIB) ◯ - 2024年3月現在、Coincheckは29銘柄、GMOコインは26銘柄を取り扱っています。どちらも国内最大級の取扱銘柄数ですが、取引ができる通貨にやや違いがあることが上の表から分かると思います。例えば、アイオーエスティー(IOST)はCoincheckで取り扱っていますが、GMOコインでは取引ができません。 取引がしたい通貨がある場合は、口座開設を検討している取引所で取り扱いがあるかどうかを確認するようにしましょう。 比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較 続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。GMOコインとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています(※1)。 GMOコイン →最短即日 Coincheck→最短翌営業日 (※1)口座開設にかかる日数は混雑状況や本人確認の方法により変わります。 GMOコイン 出典:GMOコイン - 口座開設のご案内(https://coin.z.com/jp/corp/guide/flow/) GMOコインでは、3STEPで口座開設ができます。 1.アカウント登録 2.本人情報の登録と本人確認 3.口座開設コードの受け取り GMOコインの本人確認方法には、かんたん本人確認と画像アップロードで本人確認する2つの方法があります。口座開設までの詳細については、GMOコインのウェブサイトをご覧ください。 Coincheck Coincheckは、3STEPで口座開設ができます。 1.アプリをダウンロード 2.アカウントを作成 3.本人確認を行う(「アプリでのかんたん本人確認」or「Webからの本人確認」) Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法や完了までに要する時間が変化します。Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。Coincheckでの口座開設方法については、以下の記事を参考に進めてみてください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 比較③:【手数料】の比較 次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。(2024年3月現在) まず、販売所における取引手数料はCoincheck・GMOコイン共に無料です。日本円の入金に関しては、Coincheckは銀行振込の場合、GMOコインは即時入金の場合において、無料で行うことが可能です。一方、日本円の出金は、Coincheckが一律で407円であるのに対し、GMOコインは無料となっています。 また、暗号資産の入金手数料に関しては、Coincheck・GMOコイン共に無料です。一方、暗号資産の送金手数料は、Coincheckが各通貨毎に規定されているのに対して、GMOコインは無料となっています。 以上のように、各種手数料に関してはGMOコインの方がメリットが大きいと言うことができるでしょう。 (※)その他手数料に関しては、ホームページをご覧ください。(参考:Coincheck - 手数料 , GMOコイン - 手数料(https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/) 比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較 最後に、GMOコインとCoincheckが独自に提供しているその他のサービスについてもみていきましょう。 Coincheck GMOコイン 提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所) ・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheckでんき ・Coincheckガス ・Coincheck IEO ・Coincheck INO・Sharely ・販売所/取引所・レバレッジ取引・暗号資産FX・つみたて暗号資産・貸暗号資産(ベーシック/プレミアム)・ステーキング・IEO・外国為替FX GMOコインの特徴は、レバレッジ取引や暗号資産FXなど、中〜上級者の投資家・トレーダー向けの取引サービスを提供している所です。アプリもテクニカル分析ツールが充実しており、より暗号資産のトレード(取引)に特化したい人はGMOコインがおすすめです。最近は、GMOコインアプリから外国為替FXも取引できるようになり、より多様なトレードが可能になっています。 それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 初心者の方にも直感的な操作で暗号資産を取引できるアプリが、Coincheckの特徴の一つです。また、Coincheckでんき・ガスやCoincheck NFTなど、暗号資産の取引だけではなく、暗号資産を発展させたサービスが充実している点もCoincheckの特徴です。Web3.0をより身近に感じたい人は、Coincheckがおすすめです。 (※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck GMOコインはこんな人におすすめ これまで見てきた特徴から、GMOコインは次のような人におすすめです。 積極的に取引(トレード)をしたい リスクを取って、レバレッジ取引や暗号資産FXをしたい テクニカル分析をして、取引(トレード)をしたい テクニカル分析には様々な手法があるため、使いこなすには相応の経験が必要であると言われています。また、レバレッジ取引や暗号資産FXは、現物取引より大きな利益を取れる可能性がある分、より大きな損益を被ってしまうリスクも高まります。そのため、ある程度投資経験を積んだ中〜上級者向けの取引手法です。GMOコインは、積極的に取引(トレード)をしたい玄人におすすめのサービスです。 Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ 一方でCoincheckは、次のような人におすすめのサービスと言えます。 アプリからNFTの取引をしたい Web3.0を生活に取り入れたい IEO・INOに参加したい Coincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の(※)22タイトルのNFT売買を行うことが可能です。 ※2024年3月時点 Coincheck NFT取扱いタイトル CryptoSpells The Sandbox NFTトレカ Sorare Meebits Decentraland Art Blocks Generativemasks Joyfa Otherside Moonbirds ENS(Ethereum Name Service) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) NOT A HOTEL 元素騎士オンライン-META WORLD- SEKAINOOWARIKARA TSUBASA NFT ANREALAGE(アンリアレイジ) ※OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP) Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-) LIFULL STAY MEMBERSHIP De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ) (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら 世界的に取引されている著名なNFTタイトルはもちろん、デジタルファッションやメタバースプロジェクトのアクセスパスなど先進的な取り組みをしているNFTを取り扱っていることが特徴です。「Coincheck NFT」は、Coincheckアプリからアクセスができるので、より簡単にNFTの取引が可能です。 また、Coincheckでんき・ガスなど、生活に暗号資産を結びつけたサービスも提供しています。そのため、暗号資産取引の初心者はもちろん、Web3.0を身近に感じたいユーザーに対してもCoincheckはおすすめのサービスです。 さらに、CoincheckではIEO・INOのサービスをそれぞれ提供しています。IEOとは、「イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(Initial Exchange Offering)」の略称で、暗号資産を用いて企業がプロジェクトの推進のために資金調達する方法です。「Coincheck IEO」では、企業やプロジェクトが発行したトークンの審査、販売を行い、コミュニティの形成・強化や資金調達を支援するためのプラットフォームを運営しています。第一弾のパレットトークン(PLT)では、最大で販売額の約24倍の値を付けるなど、IEOは注目が集まりやすいプロジェクトと言えます。 INOとは、Initial NFT Offeringの略称で、「Coincheck INO」は初めて販売されるNFTコレクションを、当該NFTコレクションの販売元が当社のプラットフォーム「Coincheck NFT」において販売するものです。第一弾の「Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-)」では申し込み倍率が113.8倍を記録するなど、INOも注目が集まりやすいプロジェクトと言えるでしょう。 いずれも、Coincheckアカウントの登録と本人確認が参加の条件となるので、参加を検討している方にもCoincheckはオススメです。 参考:Coincheck IEO , Coincheck INO まとめ 今回の記事では、GMOコインとCoincheckを比較しました。 まとめ GMOコインは、積極的に取引(トレーダー)をしたい中~上級者におすすめのサービス CoincheckはWeb3.0の様々なサービスを身近に関したい人におすすめのサービス 用途に応じて併用も可能 取り扱い通貨数など、一見似ているサービスに見られがちですが、それぞれに得意分野があります。今回の記事を通して、目的に合致するサービスを選択する・目的に応じて併用する、など今後のサービス選択の助けになれば幸いです。 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 ⚫️楽天ウォレットの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! 楽天ウォレットとは?取扱通貨や手数料についてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️メルコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! メルコイン(メルカリでビットコイン)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️DMMビットコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! DMMビットコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! bitFlyer(ビットフライヤー)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️SBI VCトレードの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! SBI VCトレードとは?評判や手数料をCoincheck(コインチェック)と比較して解説! Coincheck ⚫️BITPointの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! BITPoint(ビットポイント)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck

メルコイン(メルカリでビットコイン)とは、2021年4月に設立された、日本大手のフリマアプリ「メルカリ」が運営する子会社です。 2023年3月9日、メルコイン(メルカリでビットコイン)が、アプリ内でビットコイン取引ができるサービスの提供を開始しました。サービス提供開始3ヶ月強で利用者が50万人を突破するなど、大きな盛り上がりを見せています。 そこで今回の記事では、Coincheck(コインチェック)とメルコインに焦点を絞って、それぞれの手数料やサービスを徹底比較していきます。 ※メルコイン(メルカリでビットコイン)の最新情報については公式サイト(https://about.mercoin.com/ )をご参照ください。 初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。 【おすすめ】初心者向けの仮想通貨・ビットコイン取引所とは?【暗号資産取引所】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 1.メルコイン(メルカリでビットコイン)とは 2.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較一覧 3.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄数】 4.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その2【口座開設までにかかる時間】 5.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その3【手数料】 取引手数料 スプレッド手数料 入出金手数料 6.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その4【その他サービス】 7.メルコイン(メルカリでビットコイン)はこんな人にオススメ 8.Coincheck(コインチェック)はこんな人にオススメ 9.まとめ 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 1.メルコイン(メルカリでビットコイン)とは メルコインとは、2021年4月に設立された、日本大手のフリマアプリ「メルカリ」が設立した子会社です。 主にブロックチェーンに関するサービスの提供を行っており、2023年3月にはメルカリ内で得た売上金でビットコイン(BTC)が購入できるサービスをリリースしました。ビットコイン購入時の資金として、メルカリで不用品を売った売上金やお友達招待などでもらったポイント、そして金融機関からチャージした残高を利用することができます。 メルコインは「多様な価値がめぐる新しい経済をつくる」ことをミッションとして掲げており、 テクノロジーによって、誰もが暗号資産、デジタル資産などあらゆる価値を簡単に交換できる世界の実現を目指しています。そのことから、現時点でのメルコインで購入できるのはビットコインのみとなっていますが、今後取引銘柄を増やす可能性やNFTマーケットプレイスなどのサービスが展開されることも十分にあると考えられるでしょう。 【初心者向け】ビットコインとは?仕組みをわかりやすく解説! Coincheck 2.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較一覧 まずは、メルコインとCoincheckの基本情報の違いを確認していきましょう。以下は、2024年3月時点の情報を元に作成した表です。 メルコイン(メルカリでビットコイン) Coincheck 取扱通貨・銘柄数 1 29 口座開設までの時間(※1) ・最短即日(既にメルカリのアカウントを持っていて、本人確認が完了していればすぐに口座開設の申し込みが可能) ・最短翌営業日 本人確認方法 ・マイナンバー読み取り方式・自撮り方式(※2) ・アプリでのかんたん本人確認・Webからの本人確認(※3) 取引手数料 ・無料(販売所) ・無料(販売所)・一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(取引所)(※4) スプレッド手数料(※5) ・約1%(販売所) ・0.1%〜5%(販売所)・約0.0028%(取引所) 入出金手数料 ・入金:無料・出金:200円(※6) ・入金:無料(銀行振込の場合)・出金:407円 最低購入価格 1円から 500円から 外部ウォレットへの送金 不可 可能 主なサービス ・メルコイン・メルカリ・メルペイ・メルカリShops ・Coincheck(販売所/取引所)・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス・Coincheckつみたて・Coincheckでんき・Coincheckガス・Coincheck IEO ・Coincheck INO・Sharely 公式サイト https://jp.mercari.com https://coincheck.com/ja/ (※1)本人確認方法や申し込みの混雑状況によって変化します (※2)詳細はメルカリのウェブサイトをご覧ください (※3)Coincheckの本人確認方法については、こちらをご覧ください。 (※4)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 (※5)2024年3月時点のビットコイン取引におけるスプレッド手数料を示しています。 (※6)メルペイアカウントへの出金は無料。メルペイアカウントから銀行等への振込に200円の手数料が生じる。 表から見て取れるように、Coincheckとメルコインには、手数料や取扱銘柄、提供するサービスの種類などに様々な違いがあります。それぞれの特徴を把握した上で、それぞれの取引所は以下のような人におすすめです。 おすすめな人 おすすめの取引所 理由 既にメルカリでの本人確認を完了しており、ビットコインに興味がある人 メルコイン 既にメルカリを利用して本人確認まで済んでいる人であれば、最短即日で口座開設が完了するため 不要な日用品をビットコインに変えたい人 メルコイン メルカリで得た売上金を使ってビットコインが購入できるため 色んな暗号資産を保有してみたい人 Coincheck 取引所も合わせて29種類もの暗号資産を取扱っているため 取引所で購入した暗号資産をプライベートウォレットに送金したい人 Coincheck 暗号資産を購入後、取引所のウォレットからプライベートウォレットに送金できるため NFT取引にも興味がある人 Coincheck Coincheckでは暗号資産交換業だけでなく、NFTマーケットプレイスを運営しているため ここでまとめたメルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較を以下から詳しく解説します。 3.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄数】 2024年3月時点、メルコインとCoincheckで取引できる銘柄は以下の通りです。 メルコイン(メルカリでビットコイン) Coincheck ビットコイン(BTC) ◯ ◯ イーサリアム(ETH) - ◯ イーサリアムクラシック(ETC) - ◯ リスク(LSK) - ◯ リップル(XRP) - ◯ ネム(XEM) - ◯ ライトコイン(LTC) - ◯ ビットコインキャッシュ(BCH) - ◯ モナコイン(MONA) - ◯ ステラルーメン(XLM) - ◯ クアンタム(QTUM) - ◯ ベーシックアテンショントークン(BAT) - ◯ アイオーエスティー(IOST) - ◯ エンジンコイン(ENJ) - ◯ パレットトークン(PLT) - ◯(取引所での取扱い) サンド(SAND) - ◯ ポルカドット(DOT) - ◯ フィナンシェトークン(FNCT) - ◯ チリーズ(CHZ) - ◯ チェーンリンク(LINK) - ◯ メイカー(MKR) - ◯ ダイ(DAI) - ◯(取引所での取扱い) ポリゴン(MATIC) - ◯(Polygonチェーン対応) アクシーインフィニティ(AXS) - ◯ エイプコイン(APE) - ◯ イミュータブル(IMX) - ◯ ラップドビットコイン(WBTC) - ◯ アバランチ(AVAX) - ◯ シバイヌ(SHIB) - ◯ ※取扱通貨数及び取扱銘柄は2024年3月時点のもの 現時点でCoincheckでは取引所も含め、合計で29種類もの通貨の取扱いを行っています。一方で、メルコインで取扱っている通貨はビットコイン(BTC)のみですが、逆に他の選択肢がないため、最初からビットコイン取引だけを目的とする方にとっては使いやすいサービスと言えるでしょう。 Coincheck(コインチェック)で現在取引できる通貨は何種類?仮想通貨(暗号資産)の購入手順 Coincheck 4.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その2【口座開設までにかかる時間】 続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。メルコインとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています(※1)。 メルコイン→最短即日(※2) Coincheck→最短翌営業日 メルコインでは、口座開設の申し込みを行う際には、以下の3つを完了しておく必要があります。 メルカリアプリのアカウント登録 生体認証の登録 本人情報の確認(「マイナンバー読み取り方式」or「自撮り方式」) 既にメルカリでのアカウント登録に併せて本人確認が完了している場合は、その日のうちに暗号資産取引を始めることが可能です。口座開設までの詳細については、メルカリのウェブサイトをご覧ください。 同様に、Coincheckの口座開設を行う際にも3つのステップを完了させる必要があります。 Coincheckのアカウント登録 SMS認証(電話番号認証) 本人確認を行う(「アプリでのかんたん本人確認」or「Webからの本人確認」) Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法や完了までに要する時間が変化します。Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。 Coincheckでの口座開設方法については、以下の記事を参考に進めてみてください。 (※1)口座開設にかかる日数は混雑状況や本人確認の方法により変わります。 (※2)既にメルカリでの本人確認を完了させている方のみ対象です。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 5.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その3【手数料】 次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。 取引手数料 ここで紹介する取引手数料とは、主に取引金額に関係なく、売買回数に応じて一定の金額が引かれる固定ベースの手数料を示しています。 取引手数料に関しては、メルコインとCoincheckでは、以下のように説明されています。 メルコイン→無料 Coincheck→無料 スプレッド手数料 暗号資産取引の場合、スプレッドは「売値と買値の差額」という意味で用いられます。そしてこの差額分が課金される仕組みをスプレッド手数料と呼びます。 例えば、ある販売所でビットコイン(BTC)の価格が「買値=74万円、売値=72万円」になっていたとします。この場合のスプレッドは「74万-72万の2万円」になります。 スプレッドが狭ければ手数料負担が少なくなり、トレーダーにとって有利な取引条件となります。また、このスプレッドの幅は通貨の種類や流動性、「販売所」と「取引所」によっても変わってきます。 「販売所」はユーザーが運営会社が保有する暗号資産を対象に売買を行うのに対して、「取引所」はユーザー同士が暗号資産の購入や売却を行う取引場です。 この場合、メルコインは「交換所」に該当し、Coincheckは「交換所」と「取引所」の両方に該当します。それを踏まえた上で、それぞれのスプレッドをビットコイン(BTC)を例にとって比較してみましょう。 メルコイン(販売所)→約1.0%  Coincheck(販売所)→約5.9% Coincheck(取引所)→約0.0028% ※2024年3月時点のビットコイン取引におけるスプレッド手数料 取引金額が大きくなるにつれて、スプレッドによる手数料も多く取られてしまいます。ただ、取引所はスプレッドが狭い代わりに、取引未経験の方には少し難解な方法でトレードを行うため「まずは少額からビットコインを保有してみたい」と考えている方は、取引方法がシンプルなメルコインやCoincheckの販売所から取引を始めてみることをオススメします。 取引所での売買方法が気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。 暗号資産(仮想通貨)の買い方を解説!初心者が知っておきたい注意点も Coincheck 入出金手数料 入出金手数料とは、暗号資産取引所で資金を入金する際や利益を引き出す際に発生する手数料です。取引所によって異なり、一部の入金方法に対して手数料を課したり、出金手数料を設定している場合もあります。 ※2024年3月時点 Coincheckでは、銀行振込、コンビニ入金、クイック入金の3つの入金方法を利用することができます。 メルコインでの入金(チャージ)方法も3つです。そして特徴的なのは、銀行やコンビニATMからのチャージが無料である点です。最低入金金額や一日あたりの入金金額の上限があるにしても、それぞれの入金方法で手数料が一切かからないのはメルコインを利用する大きなメリットと言えるでしょう。 また、それぞれのウォレットにある資金を銀行口座に振り込む際には、Coincheckでは一度あたり407円、メルコインでは200円の手数料が発生します。 仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン(BTC)の入金方法 Coincheck 6.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その4【その他サービス】 最後に、メルコインとCoincheckが独自に提供しているその他のサービスについてもみていきましょう。 メルコイン(メルカリでビットコイン) Coincheck 主なサービス ・メルコイン・メルカリ・メルペイ・メルカリShops ・Coincheck(販売所/取引所)・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス・Coincheckつみたて・Coincheckでんき・Coincheckガス・Coincheck IEO・Coincheck INO・Sharely アプリに関しては、現在メルコインが提供しているものはなく、株式会社メルカリが提供しているフリマアプリ『メルカリ』のサービスの一部として、メルコインが提供しているビットコイン交換サービスが導入されています。 それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 その他サービスに関しては、メルコインではメルカリの売上金やポイントを暗号資産と交換できたり、保有している暗号資産をメルペイにチャージして、メルカリでのショッピングや提携している飲食店等で決算に利用できるなど、メルカリ経済圏と連動したサービスを提供しています。 一方のCoincheckは、Coincheck IEOやCoincheckつみたて、Coincheck貸暗号資産サービスやCoincheckガスなど、暗号資産の取引以外のサービスも充実している点が特徴的です。 (※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak Coincheck(コインチェック)の特徴と4つのサービスを紹介します Coincheck 7.メルコイン(メルカリでビットコイン)はこんな人にオススメ これまで見てきた特徴を考慮すると、メルコインは次のような人におすすめのサービスと言えるでしょう。 初めてのトレードで、まずはビットコインを購入してみたい 既に本人確認を済ませていて口座開設をスピーディーに行いたい 日頃からメルカリ関連のサービスを利用している メルコインでは、最低価格1円からビットコイン取引を始めることが可能です。また、暗号資産取引の経験がない方でも、メルカリ関連のサービスを利用しており本人確認を済ませていれば、最短即日で口座を開設することができるため、「前々から暗号資産取引に興味があり、まずは簡単にビットコインを購入してみたい」という方に特におすすめのサービスです。 8.Coincheck(コインチェック)はこんな人にオススメ 逆にCoincheckは、次のような人におすすめのサービスと言えます。 さまざまな暗号資産を取引したい NFTの取引をしたい IEO・INOに参加してみたい 暗号資産の積立投資がしたい Coincheckでは、ビットコインを始めとする26種類もの暗号資産を取り扱っていることから、主要コインだけなく複数の暗号資産を保有することで資産リスクを分散させることができます。また、取扱通貨の豊富さだけでなく、毎月一定額の暗号資産を購入できる「Coincheckつみたて」や、まだ市場に出ていないトークンを割安価格で購入できる「Coincheck IEO」、初めて販売されるNFTコレクションを購入できる「Coincheck INO」など、様々な方法で暗号資産を保有できる点がCoincheckを利用する大きなメリットであると考えられます。 また、メルコインではNFTの取引サービスは提供していません。一方のCoincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の※20タイトルのNFT売買を行うことが可能です。 ※2024年3月時点 Coincheck NFT取扱いタイトル CryptoSpells The Sandbox NFTトレカ Sorare Meebits Decentraland Art Blocks Generativemasks Joyfa Otherside Moonbirds ENS(Ethereum Name Service) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) NOT A HOTEL 元素騎士オンライン-META WORLD- SEKAINOOWARIKARA TSUBASA NFT ANREALAGE(アンリアレイジ) ※OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP) Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-) LIFULL STAY MEMBERSHIP De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ) (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら 「豊富な種類の方法の中から、さまざまな方法で暗号資産を保有したい」、「暗号資産だけでなく、NFTにも興味がある」「IEOやINOに参加したい」という方は、ぜひこの機会にCoincheckで取引をはじめてみましょう。 Coincheckの無料登録はこちら 9.まとめ 今回は、メルコインとCoincheckについて比較してみました。 まとめ Coincheckは複数の暗号資産を購入でき、取引以外のサービスも豊富 メルコインはビットコインなら1円から購入でき、また既にメルカリで本人確認が完了していれば最短即日で口座開設ができるスピーディーさが魅力 どちらも初心者にとっても使いやすく、併用も可能 総括して、メルコインとCoincheckは、それぞれ異なったサービスの魅力を持っています。 その中で、もし自身の目的に合致するものがあれば、この機会にメルコインやCoincheckのサイトでサービスの詳細をチェックしてみるとよいでしょう。 また、どちらも口座開設手数料や維持コストはかからないので、せっかくなら両方に口座を開設して、使用感を確かめて比べてみるのもおすすめです。 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 ⚫️楽天ウォレットの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! 楽天ウォレットとは?取扱通貨や手数料についてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️GMOコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! GMOコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️DMMビットコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! DMMビットコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! bitFlyer(ビットフライヤー)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️SBI VCトレードの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! SBI VCトレードとは?評判や手数料をCoincheck(コインチェック)と比較して解説! Coincheck ⚫️BITPointの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! BITPoint(ビットポイント)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck

楽天ウォレットは、楽天証券ホールディングスの子会社である楽天ウォレット株式会社が運営する暗号資産取引所です。現物取引と証拠金取引のサービスを提供しており、楽天会員であればさまざまな特典を受けながらお得に取引することができます。 この記事では、楽天ウォレットとCoincheckの特徴を徹底比較。取扱銘柄や手数料の違いなどについて詳しく解説していきます。 初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。 【おすすめ】初心者向けの仮想通貨・ビットコイン取引所とは?【暗号資産取引所】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 楽天ウォレットとは 楽天ウォレットとCoincheckの比較一覧 楽天ウォレットとCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄】 楽天ウォレットとCoincheckの比較その2【口座開設までにかかる時間】 楽天ウォレットとCoincheckの比較その3【取引の種類】 楽天ウォレットとCoincheckの比較その4【手数料】 取引手数料 入出金・送金手数料 楽天ウォレットとCoincheckの比較その5【NFTの取引】 楽天ウォレットとCoincheckの比較その6【その他のサービス】 楽天ウォレットはこんな人にオススメ Coincheck(コインチェック)はこんな人にオススメ まとめ 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 楽天ウォレットとは 楽天ウォレットとは、楽天証券ホールディングスの子会社である楽天ウォレット株式会社が運営する暗号資産取引所です。楽天市場や楽天キャッシュなどのサービスとの連携が可能で、楽天会員であればさまざまな特典を受けながら取引することができます。 楽天ウォレットの前身は、「みんなのビットコイン」という暗号資産交換業者です。2018年に楽天カードが同サービスを運営するみんなのビットコイン株式会社の全株式を取得し、完全子会社化しました。 その後、2019年3月に商号を現在の「楽天ウォレット株式会社」に変更し、同年4月1日から「楽天ウォレット」という名称でサービスを開始しています。 楽天ウォレットとCoincheckの比較一覧 まずは、楽天ウォレットとCoincheckの基本情報の違いを確認していきましょう。 以下は、両者の比較一覧表です。取扱通貨数や手数料は2024年3月時点のものです。 楽天ウォレット Coincheck 取扱通貨数 9 29 口座開設までにかかる時間 最短即日 最短翌営業日 取引の種類 ・現物取引(販売所) ・証拠金取引(販売所) ・証拠金取引(取引所) ・現物取引(販売所) ・現物取引(取引所) 最低取引数量(現物取引) 100円(購入) 0.0001 BTC(売却) 500円相当額(購入・売却) 取引手数料(販売所) 無料(スプレッドあり) 無料(スプレッドあり) 取引手数料(取引所) Maker手数料、Taker手数料、建玉管理料あり(※1) 一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(※2) 入金手数料 【日本円】無料 【暗号資産】無料 【日本円】無料(銀行振込の場合) 【暗号資産】無料 出金手数料 300円 407円 暗号資産の送金手数料 (BTC) 0.001 BTC 0.0005 BTC NFTマーケットプレイス 楽天NFT(Rakuten NFT) Coincheck NFT アプリ ・楽天ウォレット(現物取引) ・楽天ウォレットPro(証拠金取引) Coincheckアプリ (※1)詳細は楽天ウォレットのウェブサイトをご確認ください。 (※2)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 続いて、各項目の違いについてさらに詳しく見ていきましょう。 楽天ウォレットとCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄】 以下の表は、楽天ウォレットとCoincheckの取扱銘柄をまとめたものです。 2024年3月時点で、楽天ウォレットは9種類、Coincheckは29種類の暗号資産を取り扱っています。 楽天ウォレット Coincheck ビットコイン(BTC) ◯ ◯ イーサリアム(ETH) ◯ ◯ イーサリアムクラシック(ETC) - ◯ ビットコインキャッシュ(BCH) ◯ ◯ ライトコイン(LTC) ◯(証拠金取引のみ) ◯ リップル(XRP) ◯(証拠金取引のみ) ◯ リスク(LSK) - ◯ ネム(XEM) - ◯ カルダノ(ADA) ◯(証拠金取引のみ) - モナコイン(MONA) - ◯ ステラルーメン(XLM) ◯(証拠金取引のみ) ◯ クアンタム(QTUM) - ◯ ベーシックアテンショントークン(BAT) - ◯ アイオーエスティー(IOST) - ◯ エンジンコイン(ENJ) - ◯ ポルカドット(DOT) ◯(証拠金取引のみ) ◯ サンド(SAND) - ◯ チリーズ(CHZ) - ◯ テゾス(XTZ) ◯(証拠金取引のみ) - チェーンリンク(LINK) - ◯ パレットトークン(PLT) - ◯(取引所のみ) フィナンシェトークン(FNCT) - ◯ メイカー(MKR) - ◯ ダイ(DAI) - ◯(取引所のみ) ポリゴン(MATIC) - ◯(Polygonチェーン対応) アクシーインフィニティ(AXS) - ◯ エイプコイン(APE) - ◯ イミュータブル(IMX) - ◯ ラップドビットコイン(WBTC) - ◯ アバランチ(AVAX) - ◯ シバイヌ(SHIB) - ◯ 楽天ウォレットとCoincheckの比較その2【口座開設までにかかる時間】 続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。 楽天ウォレットとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています。 楽天ウォレット → 最短即日Coincheck → 最短翌営業日(※) なお楽天ウォレットに関しては、口座開設を行うには事前に楽天市場などでも使える楽天ユーザーの登録をする必要があります。また、すでに楽天銀行に口座を持っている場合は本人確認書類の提出をせずに口座開設をすることが可能です。 (※)口座開設にかかる日数は混雑状況により変わります。 Coincheckの無料登録はこちら 楽天ウォレットとCoincheckの比較その3【取引の種類】 次に、取引の種類について比較してみましょう。 楽天ウォレット → 現物取引、証拠金取引Coincheck → 現物取引のみ Coincheckが現物取引のみなのに対して、楽天ウォレットでは現物取引のほかに証拠金取引のサービスも提供しています。 現物取引とは、現金(日本円)と暗号資産を交換する取引形態を指します。一方の証拠金取引とは、証拠金を取引所の口座に入れることによって、その数倍の金額の取引を行うことができる取引形態です。証拠金取引は、「レバレッジ取引」と呼ばれることもあります。 暗号資産(仮想通貨)を始める前に知っておくべきレバレッジ取引のメリット・デメリット Coincheck 楽天ウォレットとCoincheckの比較その4【手数料】 続いて、手数料の違いについて見ていきましょう。 取引手数料 以下の表は、楽天ウォレットとCoincheckの取引手数料(2024年3月時点)をまとめたものです。 楽天ウォレット Coincheck 現物取引 無料(スプレッドあり) 【販売所】無料(スプレッドあり) 【取引所】 一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(※1) 証拠金取引(販売所) 無料 - 証拠金取引(取引所) Maker手数料、Taker手数料、建玉管理料あり(※2) - (※1)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 (※2)詳細は楽天ウォレットのウェブサイトをご確認ください。 入出金・送金手数料 以下は、楽天ウォレットとCoincheckの入出金と暗号資産の送金にかかる手数料(2024年3月時点)をまとめた表です。 楽天ウォレット Coincheck 入金手数料 【日本円】無料 【暗号資産】無料 【日本円】無料(銀行振込の場合) 【暗号資産】無料 出金手数料 300円 407円 暗号資産の送金手数料 0.001 BTC 0.01 ETH 0.001 BCH 0.0005 BTC 0.005 ETH 0.001 BCH Coincheck(コインチェック)の手数料は高い?5つの種類を解説 Coincheck 楽天ウォレットとCoincheckの比較その5【NFTの取引】 続いて、NFTの取引サービスについて見ていきましょう。 楽天ウォレット → 楽天NFT(Rakuten NFT)Coincheck → Coincheck NFT 楽天会員は、楽天グループ株式会社が運営する「楽天NFT」というマーケットプレイスでNFTの取引を行うことができます。一方のCoincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の22タイトル(※)のNFT売買を行うことが可能です。 (※)2024年3月時点 Coincheck NFT取扱いタイトル CryptoSpells The Sandbox NFTトレカ Sorare Meebits Decentraland Art Blocks Generativemasks Joyfa Otherside Moonbirds ENS(Ethereum Name Service) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) NOT A HOTEL 元素騎士オンライン-META WORLD- SEKAINOOWARIKARA TSUBASA NFT ANREALAGE(アンリアレイジ) (※)OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP) Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-) LIFULL STAY MEMBERSHIP De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ) (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら Coincheck NFTとは?使い方や取扱い商品を解説 Coincheck 楽天ウォレットとCoincheckの比較その6【その他のサービス】 最後に、楽天ウォレットとCoincheckが独自に展開しているサービスについても見ていきましょう。 楽天ウォレット Coincheck アプリ ・楽天ウォレット(現物取引) ・楽天ウォレットPro(証拠金取引) Coincheckアプリ その他のサービス ・楽天ポイントを暗号資産と交換できる ・暗号資産を楽天キャッシュにチャージ可能 ・土日祝日もリアルタイムでの入出金が可能 ・Coincheck IEO ・Coincheck INO ・Coincheckつみたて ・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckでんき ・Coincheckガス など アプリに関しては、楽天ウォレットでは取引形態に応じて「楽天ウォレット」と「楽天ウォレットPro」という2種類のアプリを展開しています。 それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「Coincheckアプリ」を提供しています。 またその他のサービスに関しては、楽天ウォレットでは楽天ポイントを暗号資産と交換できたり、保有する暗号資産を楽天キャッシュにチャージして楽天市場でのショッピングに利用したりできるなど、他の楽天関連のサービスと連動したサービスを多く提供しています。 一方のCoincheckは、Coincheck IEOやCoincheck INO、Coincheckつみたて、Coincheck貸暗号資産サービスやCoincheckガスなど、暗号資産の取引以外のサービスも充実している点が特徴的です。 (※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak Coincheckアプリを無料ダウンロードする 楽天ウォレットはこんな人にオススメ これまで見てきた特徴を考慮すると、楽天ウォレットは次のような人におすすめの取引所と言えるでしょう。 証拠金取引がしたい口座開設をスピーディーに行いたい日ごろから楽天関連のサービスを利用しているスマホアプリで暗号資産の取引がしたい 楽天ウォレットでは現物取引だけでなく証拠金取引にも対応しているので、「レバレッジをかけて暗号資産の取引がしたい」という方に向いています。また、最短即日で口座開設ができるので、「時間をかけずにすぐに取引がしたい」という方にもおすすめです。 さらに、楽天ポイントを暗号資産と交換したり、3万円以上の暗号資産(現物)を購入した月は、楽天市場でのショッピングでもらえるポイントの付加率が0.5%アップしたりするなどのサービスも提供しているので、普段から楽天のサービスを利用している方ならさまざまな特典を受けながらお得に取引することができます。 Coincheck(コインチェック)はこんな人にオススメ 一方のCoincheckは、次のような方におすすめです。 さまざまな種類の暗号資産を取引したいNFTの取引をしたいIEO・INOに参加したい暗号資産の積立がしたいスマホアプリで暗号資産の取引がしたい Coincheckは、2024年3月時点で25種類以上の暗号資産を取り扱っているので、「さまざまな種類の暗号資産を取引したい」という方に向いています。 また、Coincheck NFTやCoincheck IEO、Coincheck INO、Coincheckつみたてなどの多様なサービスが用意されているので、「暗号資産のトレード以外のサービスも利用してみたい」「IEOやINOに参加してみたい」という方にもおすすめです。 さらに、暗号資産の売買や日本円の入出金などをスマホで行うことができる「Coincheckアプリ」も利用できるので、「PCだけでなくスマホでも暗号資産の取引がしたい」、「外出中にスマホで手軽にトレードがしたい」という方にもおすすめです。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説 Coincheck まとめ 楽天ウォレットとCoincheckの特徴を比較してきましたが、いかがだったでしょうか。 暗号資産取引所と一口に言っても、取り扱っている銘柄や通貨数、取引形態(現物、証拠金)、手数料、その他に提供しているサービスなどでそれぞれ特色が異なります。 そのため、利用する取引所を選ぶ際にはそれぞれの特徴を慎重に比較した上で、自分の投資スタイルや目的に合ったサービスを提供しているところを選ぶと良いでしょう。 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 ⚫️メルコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! メルコイン(メルカリでビットコイン)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️GMOコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! 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P2P(ピアツーピア)とは、サーバーを介さずに端末同士で直接データのやり取りを行う通信方式のことです。 LINEやビットコイン、ファイル共有ソフトなどに活用されているP2Pは、新たな通信方式としてさまざまな業界から注目されており、活用の幅は今度ますます拡大していくと言われています。 この記事では、P2Pの仕組みや従来のクライアントサーバー方式との違い、メリット・デメリット、活用事例などについて解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 P2P(ピアツーピア)とは クライアントサーバー方式との違い P2P(ピアツーピア)の種類 ピュアP2P ハイブリッドP2P スーパーノード型P2P P2P(ピアツーピア)のメリット 通信環境が安定している 匿名性が高い 低コストでシステムを構築できる P2P(ピアツーピア)のデメリット ウイルスが拡散しやすい ネットワーク帯域が圧迫されやすい P2P(ピアツーピア)の活用事例 ビットコイン LINE ファイル共有ソフト(Winnyなど) P2P(ピアツーピア)に関するQ&A まとめ P2P(ピアツーピア)とは P2Pとは「Peer to Peer」の略称のことで、サーバーを介さずに端末(PC、スマホなど)同士で直接データのやり取りを行う通信方式のことを指します。 Peerには、「(地位・能力などが)同等の人、同僚、仲間」などの意味があり、ネットワークに接続している端末のことを、“ピア”もしくは“ノード”と呼びます。そして、P2P技術を用いてピア(ノード)同士が接続されているネットワークのことを、「P2Pネットワーク」といいます。 クライアントサーバー方式との違い ネットワークの通信方式には、P2P方式の他に従来型の「クライアントサーバー方式」があります。 両者の最も大きな違いとしては、中央集権的なサーバーの有無が挙げられます。一般的な通信方式として知られるクライアントサーバー方式では、利用者が操作するクライアント(端末)からの要求に基づいて、サーバーがデータの提供を行います。私たちが普段インターネットでアクセスするサイトは、主にこちらの方式を採用しています。 一方、P2P方式では情報を一元管理するサーバーが存在せず、ネットワークに接続している端末同士で直接データの検索や転送を行います。P2Pでは、1つの端末がクライアントとサーバーの両方の役割を担っています。具体的には、情報を所持している端末がサーバーの役割をするのに対して、情報を必要としている端末がクライアントとなり、サーバー役の端末に対してデータの検索要求を行います。 なお、P2Pの技術はLINEやビットコインに代表される暗号資産、ファイル共有ソフトなどで活用されています。 P2P(ピアツーピア)の種類 P2Pには、以下の3つの種類があります。 ピュアP2PハイブリッドP2Pスーパーノード型P2P それぞれ詳しく見ていきましょう。 ピュアP2P 「ピュアP2P」とは、中央サーバーを設置せずに各ノード間で直接ファイルの検索と転送を行う一般的なP2Pの方式のことを指します。対等の立場と機能を持った端末同士で、直接通信を行います。 サーバーを利用しないピュアP2Pでは、端末同士でデータや情報を分散して持ち合い、不足しているデータを補い合いながら情報ネットワークを構築しています。具体的には、情報を必要としている端末がクライアントとなり、情報を所持している他の端末に対して検索要求を行うことで情報を取得する仕組みとなっています。 ハイブリッドP2P 「ハイブリッドP2P」とは、従来のP2Pネットワークにサーバーを用いる通信方式のことを指します。 ハイブリッドP2Pでは、「どのノードがどんな情報を持っているか」というインデックス情報の管理をサーバーが行い、実際のデータのやり取りはノード間で直接行います。この通信方法は、クライアントサーバー方式とP2P方式を組み合わせていることから、“ハイブリッド方式”と呼ばれています。 スーパーノード型P2P 「スーパーノード型P2P」とは、ノードのインデックス情報を“スーパーノード”と呼ばれる特別な端末が管理する方式のことです。 スーパーノードには、優れた処理能力を持っていて通信回線が安定している端末が複数選ばれます。スーパーノードとして選ばれた端末は、ネットワークに参加しているノードの情報を管理し、各ノードからの要求に応じて必要な情報の検索を行います。 P2P(ピアツーピア)のメリット P2Pには、主に以下の3つのメリットがあります。 通信環境が安定している匿名性が高い低コストでシステムを構築できる どのような内容なのか、順番に解説していきます。 通信環境が安定している 1つ目のメリットは、「通信環境が安定している」点です。 1つのサーバーで情報の管理と処理を行う従来のクライアントサーバー方式では、アクセスが集中してサーバーがダウンしてしまうと、クライアントは情報を受け取ることができません。このように、サーバーダウンによりネットワーク全体が停止してしまうことを「ダウンタイム」といいます。 それに対して、P2P方式では複数の端末でデータを分散管理することで回線にかかる負荷を軽減し、クライアントサーバー方式よりも高速な通信を行うことができます。また、特定のクライアントが停止しても残りのアクティブな端末同士で通信を継続できるため、ネットワークが停止することがない「ゼロダウンタイム」を実現することも可能です。 匿名性が高い 2つ目のメリットは、「匿名性が高い」点です。 P2Pではデータがネットワーク上に分散されるため、すべてのノードの情報が把握されにくく匿名性が確保されやすい仕組みになっています。プライバシーを守られながら通信できる点は、ネットワーク参加者にとって大きな利点と言えるでしょう。 低コストでシステムを構築できる 3つ目のメリットは、「低コストでシステムを構築できる」点です。 特定の中央サーバーによってデータの管理を行うクライアントサーバー方式では、膨大な情報の処理ができる高性能なサーバーを用意する必要があります。それに加えて、サーバーの保守・運用費などのランニングコストもかかるため、システムの構築・維持に高額な費用がかかります。 一方、P2Pではサーバーを用意する必要がないため、クライアントサーバー方式に比べて低コストでシステムを構築することができます。 P2P(ピアツーピア)のデメリット 先ほど紹介したようなメリットがある一方で、P2Pには次のようなデメリットもあります。 ウイルスが拡散しやすいネットワーク帯域が圧迫されやすい 各内容について、以下で解説していきます。 ウイルスが拡散しやすい 1つ目のデメリットは、「ウイルスが拡散しやすい」点です。 P2Pでは、サーバーを介さずに端末同士で直接データをやり取りするため、接続先にセキュリティ上の問題があると通信中に被害を受けてしまう可能性があります。 また、網の目のように無数のPCが接続されているので、ウイルスがネットワーク全体に拡散しやすいことや、感染源を特定するのが困難な点もデメリットとして挙げることができます。 例えば、2000年代初頭に流行したファイル共有ソフトの「Winny」もP2Pを利用していたことから、一時期「暴露ウイルス」と呼ばれる情報漏洩系のウイルスに感染するユーザーが続出し、社会問題にまで発展しました。 ネットワーク帯域が圧迫されやすい 2つ目のデメリットは、「ネットワーク帯域が圧迫されやすい」点です。 P2Pではデータの送受信を断続的に行うため、ネットワーク帯域が圧迫されやすくなります。そのため、P2Pを利用したアプリケーションを使用している間は、他のアプリケーションの通信環境に影響を与えることがあります。 P2P(ピアツーピア)の活用事例 続いて、P2Pの活用事例についてご紹介します。P2Pの技術は、主に次のようなアプリやサービスなどに利用されています。 ビットコインLINEファイル共有ソフト(Winnyなど) それぞれ詳しく見ていきましょう。 ビットコイン ビットコイン(BTC)に代表される暗号資産では、P2Pの通信方式が使われています。 ビットコインでは、銀行などの管理者を介することなく、ユーザー間で直接資金のやり取りが行われるシステム(P2Pネットワーク)を採用しています。そして、過去の取引情報はブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳にすべて記録されており、誰でも自由に閲覧することができます。 このブロックチェーンは、P2Pネットワークに参加しているノードによって分散管理されているため、一部のコンピューターが故障したりハッキングなどにあっても、システムダウンすることなく安定的にネットワークを運営することができます。 また、多数の端末でデータを共有しているため、悪意を持ったユーザーがデータを改ざんしようとしてもすぐに発見することができ、ハッキングを防止することもできます。 LINE 無料通信アプリとして日本で圧倒的なシェアを誇る「LINE」でも、P2Pの技術が活用されています。 LINEでは、ユーザーIDなどのアカウント情報はサーバーで一元管理されていますが、チャット上で送信される画像や動画はP2Pで共有されています。 P2Pを利用することで、大規模なサーバーを用意しないでもサービスの提供が行えるため、運営コストの節約につながり、それが結果的にLINEが無料で使用できる要因の1つとなっていると言われています。 ファイル共有ソフト(Winnyなど) WinnyやBitTorrentなどのファイル共有ソフトでも、P2Pは活用されています。 ファイル共有ソフトとは、インターネット上で不特定多数のユーザーとファイルを交換するためのソフトのことで、WinnyやBitTorrentの他にもNapster、WinMX、Shareなどさまざまな種類が開発されました。 しかし、交換されるファイルの大半がゲームや音楽、漫画、映画などから違法に複製されたものだったことから、ファイル共有ソフトの使用をめぐっては著作権法違反の容疑で逮捕・起訴される利用者が続出しました。 Winny(ウィニー)とは?仕組みや開発者・金子勇氏について解説 Coincheck P2P(ピアツーピア)に関するQ&A P2Pに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 P2Pとは何ですか? P2Pとは「Peer to Peer」の略称のことで、サーバーを介さずに端末(PC、スマホなど)同士で直接ファイルのやり取りを行う通信方式のことを指します。 クライアントサーバー方式とP2P方式の違いは? 両者の最も大きな違いとしては、中央集権的なサーバーの有無が挙げられます。クライアントサーバー方式では、利用者が操作するクライアント(端末)からの要求に基づいて、サーバーがデータの提供を行います。 一方、P2P方式では情報を一元管理するサーバーが存在せず、ネットワークに接続している端末同士で直接データの検索や転送を行います。 P2Pにはどんな種類がありますか? P2Pには、以下の3つの種類があります。 ピュアP2P ハイブリッドP2P スーパーノード型P2P P2Pのメリットを教えてください。 P2Pには、主に以下の3つのメリットがあります。 通信環境が安定している 匿名性が高い 低コストでシステムを構築できる まとめ P2Pの仕組みや種類、メリット・デメリット、活用事例などについて解説してきました。 サーバーを介さずに端末同士で直接ファイルのやり取りを行うP2Pには、サーバーダウンのリスクがなく安定して通信できたり、低コストでネットワークシステムを構築したりできるメリットがあります。 すでにLINEやビットコインなどに活用されているP2Pは、新たな通信方式としてさまざまな業界から注目されており、活用事例は今後さらに増えていくことが予想されます。

Winnyとは、2002年に日本で登場したWindows向けのファイル共有ソフトです。Peer to Peer(ピアツーピア:P2P)と呼ばれる通信方式を利用することで、サーバーを介さずにユーザー同士で直接データのやり取りを行います。 Winnyの使用をめぐっては、著作権侵害や情報漏洩を起こす利用者が続出したことで、社会問題にまで発展しました。そして、違法アップロードを行い逮捕されるユーザーが出てくる中で、捜査の手は開発者の金子勇氏にまで及ぶようになります。 この記事では、日本中で物議を醸し、2023年には映画化までされたWinnyの仕組みや問題点、金子氏が逮捕・起訴されてから無罪を勝ち取るまでの軌跡(通称「Winny事件」)などについて解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 Winny(ウィニー)とは P2P技術を利用してファイルの共有を行う Winny(ウィニー)が問題視された理由 違法なファイルのやり取り(著作権侵害問題) 「暴露ウイルス」感染による情報流出 Winny(ウィニー)事件とは?誕生までの経緯と開発者・金子勇氏が逮捕された理由 2ちゃんねるの神「47氏」によって開発されたWinny 続出する著作権侵害 金子氏はなぜ逮捕された?「Winny事件」の経緯・争点 【2023年】Winny事件をテーマにした映画が公開 Winny(ウィニー)以外のファイル共有ソフト Napster(ナップスター) WinMX(ウィンエムエックス) Share(シェア) BitTorrent(ビットトレント) パソコンからの情報流出を防ぐ方法 セキュリティソフトを導入する ファイル共有ソフトをインストールしない PCのアップデートをこまめに行う Winny(ウィニー)に関するQ&A まとめ Winny(ウィニー)とは Winnyとは、2002年に日本で登場したWindows向けのファイル共有ソフトです。巨大掲示板の2ちゃんねる上で「47氏」と呼ばれていた、プログラマーの金子勇氏によって開発されました。金子氏は当時、東京大学の大学院で特任助手を務めていました。 ファイル共有ソフトとは、インターネット上で不特定多数のユーザーとファイルを交換するためのソフトのことで、Winnyの他にもNapster、WinMX、Shareなどさまざまな種類が開発されました。 しかし、交換されるファイルの大半がゲームや音楽、漫画、映画などから違法に複製されたものだったことから、ファイル共有ソフトの使用をめぐっては著作権法違反の容疑で逮捕・起訴される利用者が続出しました。 そしてWinnyに関しては、使用者だけでなく開発者の金子氏も逮捕される事態に発展したため、他のソフトに比べて話題性が高く、金子氏の裁判の経緯はメディアでも度々取り上げられました。 P2P技術を利用してファイルの共有を行う Winnyでは「Peer to Peer(ピアツーピア:P2P)」と呼ばれる技術を利用して、ユーザー間でファイルの共有を行います。 P2Pとは、不特定多数の端末(PC、スマホなど)がサーバーを経由せずに、端末同士で直接ファイルのやり取りを行う通信方式を指します。なお、P2Pネットワークに接続している端末のことを、“ピア”もしくは“ノード”と呼びます。 クライアントサーバー方式とP2P方式の違い ネットワークの通信方式には、P2P方式の他に従来型の「クライアントサーバー方式」があります。 両者の最も大きな違いとしては、中央集権的なサーバーの有無が挙げられます。一般的な通信方式として知られるクライアントサーバー方式では、利用者が操作するクライアント(端末)からの要求に基づいて、サーバーがデータの提供を行います。私たちが普段インターネットでアクセスするサイトは、主にこちらの方式を採用しています。 一方、P2P方式では情報を一元管理するサーバーが存在せず、ネットワークに接続している端末同士で直接データの検索や送受信を行います。P2Pでは特定のサーバーに処理が集中しないため、クライアントサーバー方式に比べて回線が軽く、処理速度が速いという特長があります。また、高価なサーバーを用意する必要がない分、低コストで通信システムを構築できる点もメリットとして挙げられます。 なお、P2Pの技術はWinnyなどのファイル共有ソフトの他にも、LINEやビットコインに代表される暗号資産にも活用されています。 Winny(ウィニー)が問題視された理由 Winnyの利用に関する問題点としては、主に以下の2つが挙げられます。 違法なファイルのやり取り(著作権侵害問題)「暴露ウイルス」感染による情報流出 それぞれ詳しく見ていきましょう。 違法なファイルのやり取り(著作権侵害問題) 前述したように、Winnyの使用をめぐっては法的な面からさまざまな問題が起こりました。Winnyを介してやり取りされるファイルの大半が、市販されている漫画やゲーム、音楽やビジネスソフトなどから違法に複製されたものだったため、著作権を侵害する利用者が続出し、深刻な社会的被害をもたらしたのです。 2003年11月には、任天堂の『スーパーマリオアドバンス』などのゲームソフトをWinny 上に違法アップロードした19歳の男性と、『ビューティフル・マインド』などの映画を違法アップロードした41歳の男性が著作権法違反の疑いで逮捕されました。 なお、著作権法第119条第1項の規定によると、違法アップロードによって著作権や出版権を侵害した場合には、10年以下の懲役もしくは1,000千万円以下の罰金、またはこれらが併科されます。 「暴露ウイルス」感染による情報流出 ファイル共有ソフトを使ってダウンロードしたファイルの中には、「暴露ウイルス」と呼ばれるマルウェアが仕込まれていることがあります。 暴露ウイルスとは、PCに保存されている情報を外部に漏洩させる機能をもつコンピュータウイルスのことです。Winnyでは、「Antinny」や「山田オルタナティブ」などの暴露ウイルスが登場し、感染した利用者の個人情報の流出が問題になりました。 2006年2月には、海上自衛隊に所属する通信員の私物PCから、海上自衛隊の機密情報がWinnyを通じて流出するという事件が起こりました。続く2007年3月には、生命保険会社が管理する顧客情報など1,501件の個人情報がWinnyを通じて流出しました。さらに、同年6月には同じくWinnyのウイルスに感染した警察官の私物PCから、1万件を超える警察庁の内部情報が流出する事件が起こり、データを流出させた巡査長が懲戒免職になりました。 いずれのケースも、関係者のPCが暴露ウイルスに感染していたことが情報漏洩の原因だったことから、Winnyの使用は重大なセキュリティリスクとして認識されるようになります。そして、多くの企業や官公庁が社員や職員に対してWinnyなどのファイル共有ソフトの使用を禁止にする措置を講じて、情報漏洩の防止に努めるようになりました。 Winny(ウィニー)事件とは?誕生までの経緯と開発者・金子勇氏が逮捕された理由 多発する著作権侵害が社会問題化する中で、Winnyをめぐる騒動は開発者の金子氏も巻き込んで法定闘争へと発展しました。 2004年に「著作権法違反ほう助」の疑いで逮捕・起訴された金子氏は、それから7年をかけて自らの無罪を証明するために闘います。この一連の法廷闘争は通称「Winny事件」と呼ばれ、裁判の経緯や争点がこれまでさまざまなメディアで取り上げられてきました。2023年には事件をテーマにした映画も公開されるなど、Winny事件は今もなお多くの人々の関心を集めています。 ここでは、Winnyが誕生してからWinny事件が終結するまでの経緯を解説していきます。 2ちゃんねるの神「47氏」によって開発されたWinny Winnyの開発者である金子氏には、「47氏」という別の呼び名がありました。 2002年4月1日、2ちゃんねるの「MXの次はなんなんだ?」というスレッド上で、Windows向けの新たなファイル共有ソフトの開発を示唆する書き込みがありました。そして、その書き込み番号が47番だったことから、この投稿者は「47氏」や「47さん」、あるいは「47神」などと呼ばれるようになりました。 当時、ファイル共有ソフトとしてはWinMXが主流でした。しかし、ユーザーごとにIPが表示されるWinMXには匿名性の低さや、ウイルスが仕込まれているファイルが多いなどの問題があったため、利用者の間で代替ソフトの開発を望む声が多く上がっていました。そうした声に応えるように登場したのが、47氏でした。 そして、2ちゃんねるに書き込みがあった1ヶ月後の2002年5月6日、47氏によってWinnyのベータ版が公開されました。ネット上に公開されると瞬く間にユーザーが増えていき、ピーク時には200万以上の人が利用していたと言われるほどの人気をWinnyは獲得していきます。 続出する著作権侵害 Winnyの爆発的な流行とともに、著作権者の許諾を受けずに漫画や音楽などを違法にアップロードする利用者が急増しました。そして、著作権侵害の温床となったWinnyは、次第に取り締まりの対象となっていきます。 そして前述したように、2003年11月にはゲームソフトや映画などをWinny上に違法アップロードしたとして、41歳と19歳の男性が逮捕されました。 Winnyが登場してからしばらくの間は、ファイルを違法にアップロードした利用者のみが処罰の対象となっていましたが、2010年1月1日からは違法ファイルと知りながらダウンロードする行為も違法となりました。 金子氏はなぜ逮捕された?「Winny事件」の経緯・争点 Winnyによる著作権侵害が社会問題化していく中で、警察による捜査の手はついに開発者の金子氏にまで及ぶようになります。そして、ベータ版が公開されてから2年後の2004年5月10日、金子氏は著作権法違反ほう助の疑いにより京都府警に逮捕され、同年5月31日に起訴されます。 裁判では、「Winnyの使用をめぐる著作権侵害の責任は誰にあるのか?」という点が争点となりました。具体的には、検察側が使用者だけでなくソフト開発者の金子氏にも責任があると主張したのに対して、弁護側はソフトそのものに違法性はなく、違法行為があるとすればそれはソフトを使った者の問題であるという主張を繰り広げました。 また、もう1つの争点として、「金子氏がどのような意図をもってWinnyを開発・配布したのか?」という点も審理されました。この点に関しては、検察側がWinnyのもつ犯罪性を認識しながら開発したと主張したのに対して、弁護側は優れたソフトを作りたいという開発者としての純粋な向上心が動機だったと反論しました。 その結果、2006年12月、一審の京都地裁はWinnyが違法だと知りながらソフトの開発を続けたとして、罰金150万円の有罪判決を金子氏に下しました。これに対して、弁護側は判決を不服として控訴します。 そして、二審の大阪地裁は2009年10月、金子氏には犯意がなかったとして一審判決を破棄し、金子氏に対して無罪判決を言い渡しました。それに対して検察は上告しましたが、最高裁により棄却され、これにより金子氏の無罪が確定しました。 【2023年】Winny事件をテーマにした映画が公開 引用:ナカチカピクチャーズ「映画『Winny』予告編」 2023年3月には、Winny事件を題材にした映画『Winny』が公開されました。 同作では2004年に金子氏が逮捕・起訴されてから、7年をかけて無罪判決を勝ち取るまでの軌跡を軸に、Winnyの情報流出により明らかになった愛媛県警による「裏金問題」なども絡む迫真のドラマが展開されます。 なお、映画『Winny』では以下のようなキャッチコピーが使われており、ソフトの開発者と(違法)使用者の帰責性について一考を投じる内容が描かれています。 殺人に使われた包丁をつくった職人は逮捕されるのか─。 技術者の未来と権利を守るため、権力やメディアと戦った男たちの真実の物語。 引用:映画『Winny』 Winny(ウィニー)以外のファイル共有ソフト P2P型のファイル共有ソフトには、Winnyの他にも次のようなものがあります。 NapsterWinMXShareBitTorrent それぞれ詳しく見ていきましょう。 Napster(ナップスター) Napsterは1999年、当時米ノース・イースタン大学の学生だったショーン・ファニングによって開発・公開されたP2P方式のファイル共有ソフトです。 Napsterでは、「どのノードがどんな情報を持っているか」というインデックス情報の管理を中央サーバーが行い、実際のファイルの転送はノード間で直接行われる仕組み(ハイブリッドP2P)を採用していました。 元々大学の仲間内でMP3などの音楽ファイルを共有する目的で開発されたNapsterは、瞬く間に世界中で流行するようになり、公開から1年後の2000年7月には約490万人ものユーザーを抱えるまで成長しました。 しかし、やり取りされるコンテンツの大半が音楽CDから違法に複製されたものだったことから、Napsterは著作権侵害で全米レコード協会(RIAA)から提訴され敗訴し、2001年7月にサービスを停止しました。 WinMX(ウィンエムエックス) WinMXは、2001年にFrontcode Technologies社が開発したハイブリッド型のファイル共有ソフトです。 チャット機能が搭載されていたWinMXは、ファイルの交換だけでなくコミュニケーションツールとしても活用されていました。Napsterが浸透しなかった日本でファイル共有ソフトを利用する人が増えたのは、WinMXがきっかけになったと言われています。 またWinny同様、WinMXでも音楽や映画、ソフトウェアなどの違法ファイルの交換を行うユーザーが増加する問題が起こりました。そして2001年11月、日本において当時19歳と20歳だった2人の学生が著作権侵害容疑で逮捕されました。ちなみにこの事件は、ファイル共有ソフトの使用で刑事摘発された世界初の事例と言われています。 著作権侵害の問題はその後も解消されず、ついに2005年9月、アメリカ最高裁の判決によりWinMXの公式サーバーは閉鎖されました。 Share(シェア) Shareは、2004年に日本で公開されたWindows用のファイル共有ソフトです。 NapsterやWinMXなどのハイブリッド型とは異なり、「ピュアP2P」と呼ばれるネットワーク方式を採用しているShareでは、中央集権的なサーバーを設置せずに各ノード間で直接ファイルの検索と送受信を行います。 不特定多数のノード間でファイルをやり取りすることに加えて、拡散アップロードなどの機能があるShareは、1対1で通信するWinMXなどと比べて匿名性が高いという評価を受けてきました。 しかし、さまざまな解析が進み特定が可能になったことから、次第にShareにおいても著作権法違反で逮捕される利用者が出てきます。2011年には漫画やゲーム、ビジネスソフトなどを違法アップロードした疑いで、国内在住の6名が逮捕されました。 BitTorrent(ビットトレント) BitTorrentは、2001年に米国人プログラマーのブラム・コーエン氏によって開発されたファイル共有ソフトです。 BitTorrentでは、ファイルの送受信はピア同士で行いますが、ファイルの提供者のリスト管理及び検索は“トラッカー”と呼ばれるサーバー上で行われます。つまり、中央集権的なサーバーを使用するBitTorrentはハイブリッドP2Pに分類されます。 BitTorrentではファイルをネットワーク上に分散させているので、容量の大きなファイルも高速でダウンロードすることができます。また、プロトコルなどの仕様が公開されているため、BitCometやμTorrentなどの互換ソフトが多く存在するのも特徴的です。 パソコンからの情報流出を防ぐ方法 前述したように、ファイル共有ソフトを使ってダウンロードしたファイルの中には、「暴露ウイルス」と呼ばれるコンピュータウイルスが仕込まれていることがあります。 Winnyで問題となった暴露ウイルスとしては、「Antinny」やその亜種(山田オルタナティブなど)が挙げられます。これらのウイルスに感染したコンピュータは、個人のプライベート写真や個人情報などがWinny上に勝手に公開されてしまいます。 このような情報流出を防ぐ方法としては、主に以下の3つがあります。 セキュリティソフトを導入するファイル共有ソフトをインストールしないPCのアップデートをこまめに行う どのような方法なのか、順番に見ていきましょう。 セキュリティソフトを導入する パソコンにセキュリティソフトをインストールしておくと、ダウンロードする前にウイルスを発見して警告を出してくれたり、マルウェアが機密情報にアクセスするのを防いだりしてくれます。 また、万が一ウイルスに感染したとしても、セキュリティソフトがネットワーク遮断を行い、個人情報が外部に流出するのを防止してくれます。 ファイル共有ソフトをインストールしない 暴露ウイルスに感染しないための最もシンプルな方法としては、「そもそもファイル共有ソフトを使用しない」ということが挙げられます。 特に、自営業などで仕事とプライベートの用途を分けずに1台のパソコンで兼用している場合には、ファイル共有ソフトの使用は厳禁です。ウイルスに感染して顧客情報などが流出した際には、社会的信用を失うだけでなく、訴訟などの重大な問題に発展する可能性もあります。 PCのアップデートをこまめに行う WindowsやMacには、OSに標準搭載されているセキュリティソフトや機能があります。パソコンを定期的にアップデートすることで、OSに搭載されているセキュリティ機能も最新の状態に更新されます。 またアップデートだけでなく、マルウェア削除ツール(MSRT、MRT)を使用して、悪質なマルウェアの検出・削除を行うことも情報流出の対策として効果的です。 Winny(ウィニー)に関するQ&A Winnyに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Winnyとは何ですか? Winnyとは、2002年に日本で登場したWindows向けのファイル共有ソフトです。Peer to Peer(ピアツーピア:P2P)と呼ばれる通信方式を利用することで、サーバーを介さずにユーザー間でファイルの送受信を行います。 Winnyを開発したのは誰ですか? Winnyは、2ちゃんねる上で「47氏」と呼ばれていたプログラマーの金子勇氏によって開発されました。当時、金子氏は東京大学の大学院で特任助手を務めていました。 Winny事件とはどのような事件ですか? Winny開発者の金子勇氏が、2004年に「著作権法違反ほう助」の疑いで逮捕・起訴されてから、2011年に無罪判決を勝ち取るまでの過程を通称「Winny事件」といいます。 ファイル共有ソフトにはWinnyの他にどのようなものがありますか? ファイル共有ソフトとしては、Winnyの他にも以下のようなものが開発されました。 Napster WinMX Share BitTorrent まとめ Winnyの仕組みや問題点、開発者・金子勇氏の法廷闘争(Winny事件)などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 Winnyに関しては、著作権侵害や情報流出といったネガティブな面ばかりが取り上げられる傾向があります。しかし、そこで使用されているP2Pが有用な技術であることや、ファイル共有ソフト自体が優れた発明であることは、これまでの活用事例を見ればすでに証明されていると言っても問題ないでしょう。 Winnyが開発されてから、金子氏が逮捕・起訴された後に無罪を勝ち取るまでの軌跡は、映画『Winny』で詳しく描かれています。濃厚なドラマを楽しみながらWinnyについて学ぶことができるので、興味がある方はぜひご覧になってみてください。

デジタル技術が発展し、世の中に流通するあらゆる物やサービスがデータ化される中、中央銀行が発行する「CBDC(中央銀行デジタル通貨)」に注目が集まっています。 「CBDCって最近よく聞くけど、どういうものなの?」 「電子マネーや暗号資産と何が違うの?」 この記事ではそのような疑問をお持ちの方に向けて、CBDCの特徴や電子マネー・暗号資産との違い、メリット・デメリット、導入に向けた各国の取り組み状況などについて解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 CBDC(中央銀行デジタル通貨)とは CBDCの定義 CBDCが注目を集めるようになった背景 CBDCと電子マネー、暗号資産の違い CBDCと電子マネーの違い CBDCと暗号資産(仮想通貨)の違い CBDCのメリット 決済システムの効率化 コスト削減 デジタル環境への適応 マネーロンダリングや脱税の防止 金融包摂の促進 CBDCの課題・デメリット 民間銀行の金融仲介機能の低下 デジタル取付けのリスク プライバシー保護の問題 サイバー攻撃・災害に対する脆弱性 各国のCBDCに関する取り組み 中国 アメリカ スウェーデン バハマ、ナイジェリア EU(欧州連合) 日本のCBDCに関する取り組み CBDCに関するQ&A まとめ CBDC(中央銀行デジタル通貨)とは CBDC(中央銀行デジタル通貨)とは、Central Bank Digital Currencyの頭文字を取ったもので、「中央銀行が発行するデジタル通貨」のことです。現在、私たちが日常的に使用している現金(硬貨、紙幣)をデジタル化したもので、現金と同じように法定通貨として扱われます。 CBDCの定義 日本の中央銀行である日本銀行では、CBDCを以下の3つの条件を満たすものと定義しています。 デジタル化されていること 円などの法定通貨建てであること 中央銀行の債務として発行されること 引用:中央銀行デジタル通貨とは何ですか? : 日本銀行 Bank of Japan 各国の中央銀行は、分散型台帳技術(DLT:Distributed Ledger Technology)と呼ばれる技術を用いることで、CBDCの開発を進めています。 分散型台帳技術とは、ネットワークの参加者が同じ台帳を管理・共有することができる技術です。なお、暗号資産の発行・管理に利用されているブロックチェーンは、分散型台帳技術を代表する技術の1つです。 CBDCが注目を集めるようになった背景 各国がCBDCの開発を本格的に始めるようになった背景には、2019年6月にフェイスブック(現Meta)が発表した暗号資産「リブラ(Libra)」の存在があると言われています。 当時、全世界で24億人5,000万人(2019年9月時点)もの月間ユーザーを抱えていたフェイスブックが、国家を超えてボーダレスに使用できる暗号資産の開発を発表したことで、各国の金融当局が通貨主権を脅かされることに対して危機感を持ち始めた──。メディアの多くは、このことが各国において法定通貨のデジタル化を推進させる要因になったと報じています。 CBDCと電子マネー、暗号資産の違い CBDCと同じデジタル通貨としては、電子マネーと暗号資産(仮想通貨)があります。三者の特徴を表にまとめてみました。 電子マネー 暗号資産(仮想通貨) CBDC 発行・管理 民間企業 民間企業・組織、個人 国家(中央銀行) 通貨としての特徴 法定通貨基準の決済手段 法定通貨を基準としない独自通貨 法定通貨そのものをデジタル化 強制通用力 なし なし あり 例 Suica、PayPay、iD など ビットコイン、イーサリアム、リップル など デジタル円、デジタル人民元(中国)、e-クローナ(スウェーデン)など CBDCと電子マネーの違い CBDCと電子マネーのもっとも大きな違いとしては、発行および管理を行う主体が挙げられます。電子マネーが民間の企業によって発行されるのに対して、CBDCは国の機関である中央銀行によって発行されます。 民間企業が運営する電子マネーでは、サービスを使用できる範囲が決済業者と契約を結んでいる店舗に限られるのに対して、CBDCは個人・店舗を問わず誰に対しても使用することが可能です。つまり、現金と同じ法定通貨扱いとなるCBDCには「強制通用力(※)」があることになります。 また、電子マネーがシステム利用料として2〜5%程度の決済手数料が店舗にかかるのに対して、公共財であるCBDCは手数料無料で使用できる可能性が高いと言われています。 (※)法律上、決済手段として通用する効力。強制通用力がある支払手段で支払いが行われた際には、受取人は拒否することができない。 CBDCと暗号資産(仮想通貨)の違い 暗号資産とCBDCに関しても、発行主体や強制通用力などの点で違いがあります。 民間の組織によって発行されている暗号資産は、Coincheckなどの暗号資産取引所における需給関係によって日々価格が変動します。また、そのようにして価格形成がされる暗号資産には、ボラティリティが高い(=価格の変動幅が大きい)という特徴があります。 それに対して、公共財であるCBDCは国家が価値を保証しており、大きな価格の変動が起こりにくいという特徴があります。 また支払手段としても、原則どこの店舗でも使用できるCBDCに対して、暗号資産はビットコイン(BTC)決済などを採用している一部の店舗に限定されます。価格の変動が大きい暗号資産は、決済手段というより「金融商品」という扱われ方をされているのが現状です。 CBDCのメリット CBDCには、主に次のようなメリットがあります。 決済システムの効率化コスト削減デジタル環境への適応マネーロンダリングや脱税の防止金融包摂の促進 それぞれ詳しく見ていきましょう。 決済システムの効率化 1つ目のメリットは、「決済システムの効率化」です。 CBDCを導入し法定通貨をデジタル化することで、普段の買い物の決済が効率化されることに加えて、国際送金の手順が簡略化されたり、納税の手続きが楽になるなどの効果が期待できます。 実際に、決済システムが未整備である一部の発展途上国では、CBDCを導入することでスマートフォンを使ったデジタル決済を普及させようとする動きがすでに起こり始めています。バハマやナイジェリアが世界に先駆けてCBDCを導入したのも、このようなメリットを期待してのことでした。 コスト削減 2つ目のメリットは、「コスト削減」です。 現在使用されている硬貨や紙幣を発行する際には、製造、輸送、保管などさまざまな面でコストがかかります。財務省が発表している「貨幣の製造に必要な経費」によると、令和4年度における貨幣の製造に必要な予算は約170億円でした。 CBDCを導入し貨幣をデジタル化することで、こうしたコストの削減が期待できます。 デジタル環境への適応 3つ目のメリットは、「デジタル環境に適応できるようになる」ことです。 eコマースが普及しデジタル決済が一般化している国では、相対的に現金の流通量が低下しており、以前のように簡単に現金を入手できないという問題が発生しています。 例えば、キャッシュレス先進国で「現金が消えた国」と言われるスウェーデンでは、現金を入手するのに困っている人たちに対して代替手段を提供する必要が生じており、そうした問題を解決するためにCBDCの開発を進めています。 マネーロンダリングや脱税の防止 4つ目のメリットは、「マネーロンダリングや脱税が防止できる」ことです。 CBDCはデジタル通貨のため、「いつ・誰が・どこで」使用したのかといった情報を記録することが可能です。そのため、匿名性の高い現金で起こりやすいマネーロンダリングや脱税、犯罪組織への資金流入などの不正行為を防止することができます。 金融包摂の促進 5つ目のメリットは、「金融包摂の促進ができる」点です。 金融包摂とは、「経済活動に必要な金融サービスを、すべての人々が利用できるようにする取り組み」のことです。発展途上国には銀行口座を持てないという理由で、銀行から融資を受ける、送金をする、ケガや病気に備えて保険に入るといった基本的な金融サービスが受けられない人々がたくさんいます。 CBDCが普及することで、そのような人たちに対しても金融サービスを提供できるようになることが期待されています。 CBDCの課題・デメリット 先ほど紹介したようなメリットがある一方で、CBDCには次のような課題・デメリットもあります。 民間銀行の金融仲介機能の低下デジタル取付けのリスクプライバシー保護の問題サイバー攻撃・災害に対する脆弱性 どのような内容なのか、順番に解説していきます。 民間銀行の金融仲介機能の低下 1つ目の課題は、「民間銀行の金融仲介機能の低下」です。 CBDCは、現金だけでなく銀行預金も代替していくと言われています。もしそうなれば、銀行の預金・貸付業務が縮小して“ナローバンク化”していき、信用創造機能が失われるという問題が生じてくることが考えられます。 また銀行だけでなく、CBDCの誕生は現存するキャッシュレス業者の事業も圧迫する可能性があります。前述したように、現在使用されている電子マネーは2〜5%程度の決済手数料を店舗から徴収していますが、公共財であるCBDCは手数料無料で使えるようになると言われており、導入する店舗にとっても大きなメリットがあります。 このことは、電子マネーの競争力と需要の低下、ひいてはキャッシュレス業者の存在意義そのものが疑問視される事態に発展する可能性を秘めています。 デジタル取付けのリスク 2つ目の課題は、「デジタル取付けのリスク」です。 「取付け」とは、銀行が経営破綻するなどの噂や報道があった際に、預金者が銀行の窓口やATMに預金引き出しを求めて殺到することを指します。2008年に米国の投資銀行大手リーマン・ブラザーズが破綻した際には、リーマン・ブラザーズと取引があった世界中の銀行で取り付け騒ぎが起こりました。 現行の金融システムでも取付けは起こりますが、デジタル化されたCBDCが導入されると物理的に現金を引き出す必要がなくなる分、取付けに要する時間が短縮されます。その結果、銀行が流動性不足で機能不全に陥りやすくなり、金融危機に発展するリスクも高まることが考えられます。 プライバシー保護の問題 3つ目の課題は、「プライバシー保護の問題」です。 前述したように、すべての取引履歴が記録されるCBDCには、マネーロンダリングや脱税といった違法行為を防止できるという利点があります。しかしその一方で、通貨を管理する中央銀行に決済履歴や預金の取引履歴などの情報を管理されることが、「プライバシーの侵害に当たるのではないか」と懸念する声も上がっています。 「犯罪防止」と「プライバシー保護」の両立をいかに実現するかが、CBDC導入における重大な課題となっています。 サイバー攻撃・災害に対する脆弱性 4つ目の課題は、「サイバー攻撃・災害に対する脆弱性」です。 デジタル通貨であるCBDCは、すべての取引がインターネットを介して行われるため、現金と比べてサイバー攻撃に遭う可能性が高くなります。 また、地震などの災害によりシステムが停止してしまった場合に備えて、オフライン時の対応策も用意しておく必要があります。 各国のCBDCに関する取り組み 続いて、CBDC導入に関する各国の取り組みについてご紹介します。 中国 2014年、中国は世界に先駆けてデジタル人民元(e-CNY)の研究を開始しました。 財務省が発表しているCBDCに関するレポートによると、中国は2019年末からデジタル人民元の実証実験を始めています。具体的には、2023年4月時点で17省にまたがる26地点(北京市、上海市、広東省など)でパイロット事件が実施されているとのことです。 現在のところまだCBDCの正式な導入には至っていませんが、2022年の北京冬季オリンピックの際には外国人向けのデジタル人民元が発行されるなど、デジタル通貨の導入に向けて積極的に実験を進めています。 なお、デジタル人民元の累計での取引回数は約3.6億回、取引金額は約1,000億元(約1.9兆円)(2022年8月末時点)に上っています。 参考:中央銀⾏デジタル通貨(CBDC)に 関する⽇本銀⾏の取り組み アメリカ アメリカは、2022年からCBDC「デジタルドル」の取り組みを本格的に始めています。 まず、2022年1月にFRB(連邦準備制度理事会)が「中央銀行発行によるデジタル通貨についての報告書」を公表し、CBDCの特徴、メリット、課題・リスクなどを示しました。 続く2022年3月には、バイデン大統領が「デジタル資産に関する⼤統領令」を発出し、CBDCの研究・開発を政権の最優先課題に位置付けました。 ただアメリカも中国と同じように、まだCBDCの正式な導入には至っていません。なお、FRBのパウエル議長は2022年9月に、「CBDCを導入するには政府と議会の両方からの承認が必要で、それには少なくとも数年はかかるだろう」と述べています。 FRB議長のこうした発言を考慮すると、アメリカがデジタルドルを導入するにはまだしばらく時間がかかることが予想されます。 参考:Money and Payments: The U.S. Dollar in the Age of Digital Transformation スウェーデン IT先進国として知られ、早くからキャッシュレス化が進んでいたスウェーデンでは以前から現金不足が問題視されており、その解決策としてCBDCの導入が検討されてきました。 そして2017年、同国の中央銀行であるリクスバンク(Sveriges Riksbank)は、法定通貨“クローナ”のデジタル版である「e-クローナ」の開発に着手し、2020年から実証実験を開始しました。 スウェーデンも米中と同様に、CBDCを正式に導入するかどうかの決定はまだされていません。ただ研究自体は着実に進んでおり、2023年4月の時点では実証実験のフェーズ3まで完了しています。 参考:E-krona | Sveriges Riksbank バハマ、ナイジェリア バハマとナイジェリアは、世界で最も早くCBDCを導入した国として知られています。 IMF(国際通貨基金)によると、2022年7月時点で研究開発段階にあるCBDCは全部で97あり、その中で正式に導入されたものは、2020年10月に発行されたバハマの「サンドダラー」と、2021年10月に発行されたナイジェリアの「e-ナイラ」の2つだけとされています。 引用:IMF「CBDCの台頭」 多くの国々が検討段階にある中、両国がCBDCを導入するに至った要因には、決済システムの効率化と金融包摂の促進が挙げられます。 バハマの場合、30を超える島で銀行口座を持たない人たちがおり、そうした人々に金融サービスを提供するためにCBDCが導入されました。またナイジェリアにおいても、成人の約36%が銀行口座を持っていないという同様の問題に対処するために、e-ナイラが発行されています。 参考:IMF「CBDCの台頭」 EU(欧州連合) EUでCBDCが注目されるようになったのは、2020年10月に欧州中央銀行(ECB)がデジタルユーロの発行目的やメリット、法律上の懸念点などをまとめた「Report on Digital Euro」というレポートを公表したことがきっかけでした。 そして2021年7月、ECBはデジタルユーロの発行に向けて本格的に調査を始めることを発表しました。具体的には、2年をかけてさまざまなステークホルダーの協力を得ながら検証を進めていくとしています。 なお、ファビオ・パネッタECB議長が、「調査期間が終了してから3年後を目処にCBDCの導入を目指す」という見解を示していることから、EUがデジタルユーロを発行するのは2026年以降になると言われています。 日本のCBDCに関する取り組み 日本銀行は、2020年10月に「中央銀行デジタル通貨に関する日本銀行の取り組み方針」を発表し、2021年4月からCBDCの実証実験を始めています。 以下は、日本銀行が公表している実証実験のスケジュールです。 引用:中央銀行デジタル通貨に関する 日本銀行の取り組み 2021年4月から2022年3月の間で実施された「概念実証フェーズ1」では、CBDCシステムの基盤となる「CBDC台帳」の基本機能に関する実証実験が行われました。 続く2022年4月から2023年3月の間に実施された「概念実証フェーズ2」では、フェーズ1で検証したCBDC台帳に追加機能を付加した上で、処理性能や技術的な実現可能性が検証されました。 他の国々と同様に、日本においてもCBDCを導入するかどうかの判断は保留されています。現在は導入すると決まった場合に備えて、日本銀行が実証実験を進めているという状況です。 参考:中央銀行デジタル通貨に関する実証実験 「概念実証フェーズ 2」結果報告書 CBDCに関するQ&A CBDCに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 CBDC(中央銀行デジタル通貨)とは何ですか? CBDCとは、Central Bank Digital Currencyの頭文字を取ったもので、「中央銀行が発行するデジタル通貨」のことです。 現在、私たちが日常的に使用している現金(硬貨、紙幣)をデジタル化したもので、現金と同じように法定通貨として扱われます。 CBDCと電子マネー、暗号資産との違いは何ですか? CBDCと電子マネー、暗号資産の大きな違いとしては、発行および管理を行う主体が挙げられます。電子マネーや暗号資産が民間の企業や組織によって発行されるのに対して、CBDCは国の機関である中央銀行によって発行されます。 また、電子マネーと暗号資産が決済に対応している店舗でしか使えないのに対して、CBDCはどの店舗でも使用することが可能です。 CBDCのメリットは何ですか? CBDCには、主に次のようなメリットがあります。 決済システムの効率化 コスト削減 デジタル環境への適応 マネーロンダリングや脱税の防止 金融包摂の促進 CBDCの課題・デメリットは何ですか? CBDCには次のような課題・デメリットがあります。 民間銀行の金融仲介機能の低下 デジタル取付けのリスク プライバシー保護の問題 サイバー攻撃・災害に対する脆弱性 まとめ CBDCの特徴、メリット・デメリット、各国の取り組み状況などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 2023年4月時点でCBDCを導入しているのは、バハマやナイジェリアなどの一部の国に限られています。そうした国では銀行口座を持っていない人々が多く存在するため、金融サービスにアクセスできる人たちを増やすためにCBDCを発行しています。 またアメリカや中国、日本などの先進国においても、決済システムの効率化やマネーロンダリングなどの犯罪防止、通貨主権の確保などを目的に、CBDCの研究開発が着実に進められています。 ただ、CBDCを導入することで顕在化する問題(既存の金融機関の機能低下、サイバー攻撃の発生、プライバシーの侵害)もあるため、各国ともに実証実験は進めながらも、正式な導入には慎重な姿勢をとっているのが現状です。 今後、官民一体となって更なる議論と実験を重ね、懸念されている問題をクリアし、安全かつ安定的に運用できると判断された時点で、正式にCBDCを導入する国が増えてくることが予想されます。

2023年3月12日、DeFi(分散型金融)を取り扱うEuler Finance(オイラーファイナンス)が攻撃を受け、1億9,700万ドル(約263億円)もの多額の資金が流出する事件が発生しました。 ここで用いられた攻撃手法は「フラッシュローン攻撃」と呼ばれ、過去にはアバランチ(AVAX)上のDeFiステーキングプラットフォームである「Nereus Finance」が同じ手法で攻撃を受けるなど、DeFiを標的にしたサイバー犯罪に多用されています。 そこでこの記事では、フラッシュローン攻撃の仕組みについてわかりやすく解説した上で、今回起こったEuler Financeへの攻撃や今後の展望について詳細にまとめています。 この記事でわかること Euler Finance(オイラーファイナンス)とは何か フラッシュローン攻撃とは何か Euler Financeはなぜ攻撃を受けてしまったのか Coincheckの無料登録はこちら   寄稿者Levine   I am a researcher and Investment associate at Coincheck Labs. I founded a crypto venture and worked as a trader and researcher at Coincheck. On my days off, I study poker. Twitter: @levine_777   目次 Euler Finance(オイラーファイナンス)とは? Euler Financeの特徴 フラッシュローン攻撃とは? Euler Financeはどのように攻撃を受け、約263億円もの資金を流出させたのか 実際の攻撃内容をトランザクション履歴を使って解説 Euler Financeはなぜ攻撃を受けてしまったのか 理由①:Euler Financeチームによる見落とし 理由②:コード監査企業による見落とし 連鎖的被害を受けたプロトコルの一覧 多くの著名なプロトコルやユーザーから信頼を受けていた 運営の交渉により、返還へと動いた攻撃者 Euler Financeの今後の展開は? Euler Finance(オイラーファイナンス)とは? 出典:Euler Finance Euler Finance(オイラーファイナンス)とは、イーサリアム(ETH)チェーン上で開発されたDeFiレンディングプロトコルです。 Euler Financeでは、分散型取引所(DEX)であるUniswap(ユニスワップ)(V3)上においてWETH(Wrapped Ethereum)との流動性ペアをもつ全てのトークンを上場させることができ、そこでユーザーは暗号資産の借入と貸付を行うことができます。 Euler Financeの特徴 出典:Euler Finance Euler Financeの最も大きな特徴は、担保評価の仕組みとして「階層分け」を行っているという点です。 通常のレンディングプロトコルで採用されている共通プールでは、複数のトークンが担保として扱え、トークンの貸し借りを行うことができます。この仕組みは、複数の通貨を担保にすることで、単独の価値に依存することなく価格変動リスクの軽減が期待できるというメリットがあります。その一方で、悪意のあるユーザーが流動性の低いトークンの価格を操作して価格を吊り上げた後に、そのトークンを担保として扱い、他のトークンを借り入れて持ち逃げするといった問題も度々発生しています。 そのためEuler Financeでは、このような問題に対処するため、上場するトークンが持つリスク特性に応じて、以下の3階層に分類する仕組みが備わっています。 Isolation Tier Cross Tier Collateral Tier この3階層について、以下で詳しく解説していきます。 階層①:Isolation Tier 1つ目の階層は「Isolation Tier」です。 この階層に分類されたトークンは、基本的に3つの階層のうち最もリスクが高いとみなされています。 Isolation Tierに分類されたトークンは、そのトークンを担保として使用することができません。また、他のトークンと一緒に同じアカウントから借り入れることもできません。 階層②:Cross Tier 2つ目の階層は「Cross Tier」です。 この階層に分類されたトークンは、基本的に3つの階層のうち2番目にリスクが高いとみなされています。 Cross Tierに分類されたトークンはIsolation Tierに分類されたトークンと同じく、そのトークンを担保として使用することはできません。一方で、他のトークンと一緒に同じアカウントから借り入れることができます。 階層③:Collateral Tier 3つ目の階層は「Collateral Tier」です。 この階層に分類されたトークンは、基本的に3つの階層のうち最もリスクが低いとみなされています。 Collateral Tierに分類されたトークンは、そのトークンを担保として使用することや他のトークンと一緒に同じアカウントから借り入れることができます。 以上のように、Euler Financeでは階層分けによってリスクの高いトークンを担保として使用することを制限し、悪意のあるユーザーによる不正を防止する仕組みが備わっています。 フラッシュローン攻撃とは? 2023年3月12日、DeFi(分散型金融)を取り扱うEuler Finance(オイラーファイナンス)が攻撃を受け、1億9,700万ドル(約263億円)もの多額の資金が流出する事件が発生しました。 ここで用いられた攻撃手法は「フラッシュローン攻撃」と呼ばれ、過去にはアバランチ(AVAX)上のDeFiステーキングプラットフォームである「Nereus Finance」が同じ手法で攻撃を受けるなど、DeFiを標的にしたサイバー犯罪に多用されています。 そもそも「フラッシュローン」とはDeFi特有の仕組みであり、1つのトランザクションの中で借り手が貸し手から無担保で融資を受け、その資金を好きなことに使うことができる仕組みのことを指します。 借り手は融資で調達した資金を通常「裁定取引(アービトラージ)」に使い、利益を得ようとします。暗号資産におけるアービトラージとは、ある暗号資産を価格が低い取引所で買い、価格が高い取引所で売ることで、利益を得ようとする行為のことをいいます。 フラッシュローンでは、融資を受けてから返済するまでの時間は通常数秒程度です。このようなフラッシュローンの仕組みを悪用し、暗号資産の価格を不正に操作して利益を得ようとする行為のことを「フラッシュローン攻撃」といいます。 Euler Financeはどのように攻撃を受け、約263億円もの資金を流出させたのか では、Euler Financeはどのようにフラッシュローン攻撃を受け、1億9,700万ドル(約263億円)もの資金を流出させてしまったのでしょうか。実際の攻撃内容を11ステップで解説します。 ステップ①:他のDeFiから資金を借入する まず攻撃者は、実際に攻撃を行うアカウントとは別に借入を行うアカウントを用意し、AaveやBalancerなどのDeFiのフラッシュローン機能を活用し、資金の借入を行いました。ここでの借入額は3,000万DAIとされています。 ステップ②:借入した資金を別アカウントに送金する 次に攻撃者は、借入した3,000万DAIを、実際に攻撃を行う「攻撃者役のアカウント」に送金を行いました。ここから先の操作は、この攻撃者役のアカウントで行われています。 ステップ③:Euler FinanceにDAIを預け入れ、担保トークンを受け取る 次に攻撃者は、借入れたDAIの一部(2,000万DAI)をEuler Financeに預け入れ、担保トークンであるeDAIを1,950万eDAI分受け取りました。Euler Financeでは、担保や借入の通貨ごとに異なる掛け目が適用されるので、eDAIの数量が50万eDAI目減りしています。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 1,000万DAI 担保トークン(eDAI) 1,950万eDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ④:Euler Financeでレバレッジ10倍のロングポジションを形成する 次に攻撃者はEuler Financeに預け入れた2,000万DAIにレバレッジを10倍かけ、ロング(買い)ポジションを形成しました。これにより攻撃者は、担保トークンを1億9,560万eDAI、負債トークン(dDAI)を2億dDAI分受け取りました。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 1,000万DAI 担保トークン(eDAI) 2億1,510万eDAI 負債トークン(dDAI) 2億dDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ⑤:残していた資産で一部返済する 次に攻撃者は、残していた1,000万DAIで負債トークン1,000万dDAIの返済を行いました。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 0DAI 担保トークン(eDAI) 2億1,510万eDAI 負債トークン(dDAI) 1億9,000万dDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ⑥:追加でレバレッジ10倍のロングポジションを形成する 次に攻撃者は、もう一度Euler Financeに預け入れた2,000万DAIにレバレッジを10倍かけ、ロング(買い)ポジションを形成しました。これにより攻撃者は、担保トークンを1億9,560万eDAI、負債トークン(dDAI)を2億dDAI分受け取りました。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 0DAI 担保トークン(eDAI) 4億1,070万eDAI 負債トークン(dDAI) 3億9,000万dDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ⑦:コントラクトに一部の担保を寄付 次に攻撃者は、コントラクトに一部の担保トークン(1億eDAI)の寄付を行いました。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 0DAI 担保トークン(eDAI) 3億1,070万eDAI 負債トークン(dDAI) 3億9,000万dDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ⑧:アカウントが債務超過状態に陥り、清算が実行される ステップ⑦で1億eDAIを寄付したことにより、攻撃者のアカウントでは負債トークンの額が担保トークンの額を上回りました。これにより、強制的に清算が実行される状態になります。 なおDeFiにおいては、通常は寄付によって恣意的に自らを債務超過に陥らせる行為は制限されていますが、Euler Financeでは寄付を行うアカウントの財務状況をチェックする機能がついていませんでした。攻撃者はこの脆弱性を狙い、攻撃を行ったのです。 ステップ⑨:別のアカウントで攻撃者役の債務を引き取り、清算を実行する ここで、さらに別の清算人役のアカウントを用意し、攻撃者役のアカウントの債務を引き取って清算を実行しました。このとき、受け取った担保トークン(eDAI)に対して負債トークンは25%以上多いです。そのため負債額は手数料分含め、約35%割り引かれて評価され、清算が実行されます。 清算実行直前の時点で、清算人役のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 担保トークン(eDAI) 3億1,070万eDAI 負債トークン(dDAI) 2億5.900万dDAI ステップ⑩:清算人役のアカウントに報酬が付与される Euler Financeでは、清算を実行した清算人には報酬として生産した担保額を割り増し評価した数量のDAIが付与される仕組みになっています。そして今回の攻撃では、大幅に債務超過したアカウントを清算したため、報酬として最大の20%割増が行われる予定でした。 しかしそれに加え、借入枚数が大きすぎたことにより報酬の計算レートが歪み、結果として約30%以上もの割増評価が行われ、3,890万DAIが付与されることとなりました。 ステップ⑪:借入れた資金の返済を行う 最後に攻撃者は、ステップ①で借入れた資金である3,000万DAIと手数料である2.7万DAIをAaveなどのDeFiに支払いました。 その結果、攻撃者の手元には約887.8万DAIが手元に残り、今回Euler Financeから攻撃者が奪い取った利益となります。 実際の攻撃内容をトランザクション履歴を使って解説 以上のように攻撃者たちは、Euler Financeから多額のDAIを奪い取りましたが、その他にも攻撃者は同様の手法でWETH、WBTC、wstETH、USDC、stETHなど、合計1億9,700万ドル(約263億円)もの資金を流出させました。 ここでは、攻撃者とEuler Financeのトランザクション履歴を使って、実際の攻撃内容を確認してみましょう。 ※Euler Financeから清算人として、割増で付与された報酬から借入額を引くと被害額になります。 3月13日17時50分、8.9M DAI($8.8M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 38.905M(DAI) 30.027M(DAI) 8.878M(DAI) 17時56分、8K WETH($14.1M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 28.994K(WETH) 20.895K(WETH) 8.099K(WETH) 18時3分 849 WBTC($18.6M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 3.849K(WBTC) 3K(WBTC) 0.849K(WBTC) 18時4分、66K wstETH($116.7M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 264.271K(wstETH) 198K(wstETH) 66.271K(wstETH) 18時4分、34M USDC($34M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 244.41M(USDC) 210M(USDC) 34.41M(USDC) 18時8分 3.8K stETH($6.7M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 24.79K(stETH) 20.895K(stETH) 3.895K(stETH) Euler Financeはなぜ攻撃を受けてしまったのか ここではEuler Financeがフラッシュローン攻撃を受けてしまった理由について解説します。今回のEuler Financeへの攻撃は「寄付を行うアカウントの財務状況をチェックする機能がついていない」という脆弱性が放置されていたことが原因でした。 なぜこのような脆弱性が放置されていたかというと、大きく分けて次の2つの理由が考えられます。 Euler Financeチームによる見落とし コード監査企業による見落とし 以下で詳しく解説します。 理由①:Euler Financeチームによる見落とし 脆弱性が放置されていた1つ目の理由は「Euler Financeチームによる見落とし」です。 今回のフラッシュローン攻撃を受ける直接的な原因となった寄付機能(donate ToReseves)は、2022年7月のeIP-14(コントラクトアップグレード)にて導入されました。 この際、もしEuler Financeの開発チームが、「寄付を行うユーザーが寄付を行うことで債務超過に陥るかどうか」をチェックするタスク(ヘルスチェック)を導入できていれば、今回の資金流出は阻止できたのかもしれません。 理由②:コード監査企業による見落とし 脆弱性が放置されていた2つ目の理由は「コード監査企業による見落とし」です。 Euler FinanceにeIP-14が導入された月に、コード監査会社であるSHERLOCK社はEuler Financeの監査を行っていました。しかし、その際SHERLOCK社は寄付を行うユーザーへのヘルスチェック(財務状況確認)がないことを見つけられませんでした。 そのため、この脆弱性はeIP-14の導入から攻撃を受けるまでの約8ヶ月間放置されていたことになります。 また今回の事件を受け、SHERLOCK社はEuler Financeの脆弱性を見つけられなかったとして、330万ドルもの賠償金をEuler Financeへ支払いました。なお、コード監査企業が賠償金を支払ったのは、暗号資産業界の歴史で初の事例となります。 連鎖的被害を受けたプロトコルの一覧 今回のフラッシュローン攻撃により、Euler Finance以外にも数々のプロトコルが連鎖的被害を受けています。以下の表では、連鎖的被害を受けた代表的なプロトコルとその被害額、そして被害を受けた理由をまとめています。 プロトコル名 被害額 被害の詳細 Angle Protocol 1,730万(agEUR) 攻撃者たちによって1,730万agEURがCoreモジュールを通じて発行された。 Balancer 1,190万(bbeUSD) 攻撃を受けた際、bbeUSD(Euler Boosted USD)プールからEulerに1,190万ドルが送金された。 Temple DAO 500万(TEMPLE) 攻撃の後、Temple DAOから500万TEMPLEが流出したことが発覚した。またこの影響により、TEMPLEの価格が30%下がった。 Idle DAO 5,000ドル以内 - SwissBorg 2,600万(ETH),1,700万(USDT) Euler Financeへの攻撃により、SwissBorgのSmart Yeild Programの一部が影響を受けた。その結果、2,600万(ETH)と1,700万(USDT)の損失を計上した。 Yeild Protocol 150万ドル未満 攻撃によって、Yeild Protocolのメインネットの流動性プールに影響があった。利回り流動性プールには、Euler eToken と Yield fyToken の 2 つの資産があり、攻撃前に保持されていた Euler eToken合計金額は 150 万米ドル未満であると考えられている。 Yearn 138万ドル Euler Financeへの攻撃の影響を間接的に受け、その被害額はyvUSDTとyvUSDCで合計138万ドルに上った。なお、開発者たちは影響を受けたプロトコルに対処しており、残っている不良債権はYearn Treasuryによってカバーされる予定。 Inverse Finance 86万ドル 今回の攻撃によってBalancerのDOLA-bb-e-USDプールが被害に遭い、その影響でInverse Financeは86万ドルの損失を計上した。 なお、上記に記した以外にもその他7つのプロトコルでも被害が確認されています。 多くの著名なプロトコルやユーザーから信頼を得ていた ここまで被害が大きくなった原因は、Euler Financeが多くの著名なプロトコルやユーザーから信頼を得ていたことも一因となっています。では、なぜEuler Financeはここまで信頼を得ていたのでしょうか。 その一つの理由は「過去に何度も監査を受けていた」ことが挙げられます。Euler Financeは、2021年12月にメインローンチをする前から2022年12月にかけて、6社のコード監査企業から10回以上の監査を受けていました。しかし結果的には、監査企業による脆弱性の見落としによって今回のフラッシュローン攻撃を受けてしまったのも事実です。 また、EulerFinanceはバグを見つけた人へ最大100万ドルの報奨金を用意していたことも、Euler Financeに信頼が置かれるきっかけになったのかもしれません。 運営の交渉により、返還に動いた攻撃者 Euler Financeは攻撃を受けたあと、すぐに攻撃者とコンタクトをとりました。その結果、運営の交渉により、攻撃者は奪った資金の返還へと動きます。ここでは、Euler Financeが攻撃を受けたあとから攻撃者が返還へと動くまでの流れを時系列順に解説します 被害直後、運営は攻撃者のアドレスへ交渉に応じるかのメッセージを送信 Euler Financeは攻撃を受けたあと、すぐに攻撃者のアドレスに交渉に応じるようメッセージを送信します。以下は実際のメッセージです。 【原文】 We understand that you are responsible for this morning's attack on the Euler platform. We are writing to see whether you would be open to speaking with us about any potential next steps. 【編集部訳】 今朝のEulerのプラットフォームへの攻撃は、あなたの責任であると理解しています。私たちは、あなたが次のステップの可能性について、私たちと話すことに前向きであるかどうかを確認するために書いています。 3月13日19時、攻撃者は資金の一部を分割してTornadcashへ 3月13日19時、攻撃者は資金の一部(1,100ETH)を11回に分けて追跡を困難にすることができるTornadcashへ送金を行いました。 3月16日10時、100ETHを被害者である個人(Solidyの開発者)に返還 3月16日10時、攻撃者たちは100ETHを被害者である個人(アルゼンチンに住むSolidy開発者)に返還しました。この個人は、前日に犯人のアドレスへ資金を返還することをお願いするメッセージを送っています。 【原文】 Please consider returning 90%/80%. I’m just a user that only had 78 wstETH as my life savings deposited into Euler. I'm not [a] whale or millionaire. You can’t imagine the mess I’m into right now, completely destroyed. I’m pretty sure 20M is already life changing for you and you’ll bring back joy to a lot of affected people. 【編集部訳】 90%/80%の返却をご検討ください。私はEulerに生涯貯金をたった78wstETHだけ預けた、ただのユーザーで、クジラでも大富豪でもないんですから。 今私が陥っている混乱は想像もつかないでしょう、完全に破壊されていますよ。2,000万ドルはもうあなたにとって人生を変えたものだと確信していますし、影響を受けた多くの人々に喜びを取り戻させることでしょう。 3月17日12時、100ETHをRonin Bridge攻撃の犯人アドレスに送金 3月17日12時、攻撃者は100ETHを北朝鮮のラザルスグループが行なったとされるRonin Bridge攻撃の犯人アドレスへ送金を行いました。攻撃者がラザルスグループの犯行と見せかけたいのか、それとも攻撃者が本当にラザルスグループの一員なのかはわかっていません。 3月18日15時、3,000ETHを3回に分けてEuler Financeへ返還 3月18日15時、攻撃者はEuler Financeに対し、3,000ETHを3回に分けて返還を行いました。同時に犯人は、イーサリアムネットワークに謝罪文を投稿しています。 3月25日12時、51,000ETHをEuler Financeへ返還 3月25日12時、攻撃者は51,000ETHをEuler Financeへ返還しました。ここで変換されたETHは、被害額全体の43%に当たります。 3月26日0時、ETHとDAIの一部を分割してEuler Financeへ返還 3月26日0時、攻撃者は30,952ETHを4回、4,300万DAIを4回にそれぞれ分けてEuler Financeへ返還を行いました。 3月28日10時、攻撃者が謝罪のメッセージをEuler Financeのアドレスへ送信 3月28日10時、攻撃者はEuler Financeのアドレスへ謝罪のメッセージを送信しました。以下は、攻撃者が送信した謝罪文です。 【原文】 Jacob here. I don’t think what I say will help me in any way but I still want to say it. I fucked up. I didn’t want to, but I messed with others’ money, others’ jobs, others’ lives. I really fucked up. I’m sorry. I didn’t mean all that. I really didn’t fucking mean all that. Forgive me. 【編集部訳】 Jacobです。私が何を言っても何の役にも立たないだろうけど、それでも言いたい。俺はしくじった。他人の金、仕事、人生を台無しにしてしまった。本当にしくじったんだ。ごめんよ。そんなつもりじゃなかったんだ。本当にそんなつもりじゃなかったんだ。許してくれ。 4月3日19時、残っていた10,580ETHを2回に分けてEuler Financeへ返還 4月3日19時、攻撃者は残っていた10,580ETHを2回に分けてEuler Financeへ返還しました。これで、合計9万5,000ETHと4,300万DAI(金額にして2億2,200万ドル)の資産が変換されました。 なお、ドルベースで流出額を上回っているのは、返還までにETHの価格が17%上昇したのに対して犯人の手元には1%以下の資産(1,100ETH)しか残っていないからです。 4月5日0時 Euler Financeから資金回収完了のお知らせが発表 引用:@eulerfinance(Twitter) 4月5日0時、Euler Financeから資金回収完了のお知らせが発表されました。 4月6日5時 Euler Financeが、今後のユーザーへの返還計画を公表する 引用:@eulerfinance(Twitter) 4月6日5時、Euler Financeが、今後のユーザーへの返還計画を公表しました。この返済計画によると、返還はETH、DAI、USDCの3つの資産で請求が可能であり、返還後余剰となった資産は公平に分配されるとのことです。 Euler Financeの今後の展開は? 今回の攻撃者が、最終的に得た利益は流出させた金額の1%未満であり、ユーザーやEuler Financeとしては返還までの期間にETH価格が上昇した事により、資産は割増で帰ってきて一件落着となりそうです。 しかし、攻撃者は捜査拡散目的に行なったであろう北朝鮮のハッカー集団ラザルスグループのアドレスに一部の送金を行なってしまったことで、国際的な北朝鮮制裁に違反したと見られ、今後も捜査当局によって追跡は継続されるであろうといった話も浮上しています。

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