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Coincheck Column
コインチェックコラム

2021/4/28、オンラインで開催された「オルタナティブ資産フォーラム」(主催:日本経済新聞社イベント・企画ユニット、協賛:コインチェック)。国内外の専門家がオンラインで登壇。暗号資産が急速に普及する米国の潮流を紹介し、この分野におけるビジネスと規制の動向について議論しました。 登壇者から暗号資産の無限の可能性を力説する声や、資産運用に不可欠な新たな金融資産になるとの見方が聞かれた半面、一段と普及するためには規制の整備などに向けて議論を深めるべきだとの指摘も出ました。 今回の記事では、「イノベーションと規制」「暗号資産の価値の本質」のテーマでのディスカッションと、「暗号資産の未来と可能性」のテーマでの対談の一部を抜粋してお送りします。 全編はこちら Coincheckの無料登録はこちら 目次 対談「機関投資家の必須資産に」 暗号資産は機関投資家の必須資産に ビットコインは、法定通貨やCBDCよりもはるかに安定的だ パネルディスカッション「成長阻害しない規制を」 ブロックチェーンは日常的な技術になる 暗号通貨が違法取引の防止につながる パネルディスカッション「強気相場、今後も続く」 ビットコインの強気相場は今後も続く 暗号資産を持たないことはリスク 協賛関係者から 松本大氏 スコア差生む「新たな素材」 大塚雄介氏 官民での議論発展に不可欠 大槻奈那氏 高まる金融市場での地位 対談「機関投資家の必須資産に」 キャシー・ウッド氏 ARK(アーク)インベストメント・マネジメント 最高経営責任者(CEO) 松本 大氏 マネックスグループ 代表執行役社長CEO 暗号資産は機関投資家の必須資産に 松本氏) 暗号資産は投資にふさわしい技術なのか。 ウッド氏) ブロックチェーンはオープンソース技術なので進化が速く、爆発的な技術革新によってマネーのグローバル化をもたらす。市場が成熟しつつあり、コストも下がってきたので、よい投資対象だと思う。 松本氏) 米国の暗号資産の現状は。 ウッド氏) 暗号資産は他の資産との相関性が極めて低く、機関投資家が新たな資産クラスとして注目している。大手保険会社が「ビットコイン」に1億㌦もの投資をした。これをきっかけに機関投資家が当然のようにビットコインを保有する時代が来るだろう。米テスラなどは、ビットコインをキャッシュの一部として保有している。機関投資家がビットコインに投資することで価格は大幅に上昇する。 松本氏) ビットコイン以外の資産はどうか。  ウッド氏) 「イーサリアム・ネットワーク」は分散型金融の進展が著しく開発者が爆発的に増えている。イーサリアムは通貨としての特徴を備えてきているのではないか。ビットコインやイーサリアムに限らず、それ以外のあらゆる暗号資産に注目しているが、最も安全なのは、基盤となるネットワークが極めて堅牢なビットコイン・ブロックチェーンだ。 松本氏) 基盤が安全であっても攻撃を受ける可能性はある。サイバー攻撃のリスクを どう認識しているか。 ウッド氏) ビットコインは(特定の個人や団体が計算処理能力の51%以上を支配する)いわゆる「 51%攻撃」で ネットワーク全体を支配できるが、 51%攻撃をするには数千億㌦の費用がかかり、エコシステムに内蔵されたセキュリティ構造がビットコインのブロックチェーンを最も安全なものにしている。これに対し、イーサリアムはハッキング攻撃を受けたことがある。だが、ビットコインよりもリスクの高いネットワークだからこそ、全員がお互いにネットワークを監視してセキュリティを高めている。 松本氏) ビットコインの価格は需要と供給の関係でどこまでも上昇していくのか。 ウッド氏) そう思う。ビットコインのエコシステムは透明性が高いので、需給関係の分析が可能だ。規制やハッキングなど何らかの理由で需要が減った場合はもちろん、逆に機関投資家が暗号資産に投資したり大企業がキャッシュを暗号資産に変えたり、個人が資産防衛のために暗号資産を購入したりするなど、需要の増加も捕捉できる。これはビットコインの大きな特徴だ。 ビットコインは、法定通貨やCBDCよりもはるかに安定的だ 松本氏) CBDC(中央銀行デジタル通貨)の暗号資産エコシステムやビットコインへの影響は。 ウッド氏) CBDCは政策立案者が貨幣の供給量を決定するので、従来の通貨と変わらない。デジタル人民元は金融当局がすべての取引を把握できるので、それを嫌って資本の一部がビットコインに流入する可能性もある。ビットコインは誰の支配も受けないグローバル無国籍通貨で、法定通貨やCBDCよりもはるかに安定的だ。 パネルディスカッション「成長阻害しない規制を」 米国では、革新的な技術と適切な規制が暗号資産の普及を後押しする両輪にな っている。暗号資産規制の第一人者として知られる米 証券取引委員会(SEC)委員のヘスター・パース氏と、デジタル資産取引のプラットフォームを機関投資家に提供しているアンカレッジ最高経営責任者(CEO)のネイサン・マコーリー氏に「イノベーション と規制」というテーマで議論してもらった。モデレーターは米デジタル商工会議所代表のペリアン・ボアリング氏。 <パネリスト> ヘスター・パース氏 米証券取引委員会(SEC) 委員 ネイサン・マコーリー氏 アンカレッジ 最高経営責任者(CEO) <モデレーター> ペリアン・ボアリング氏 米デジタル商工会議所 代表 ブロックチェーンは日常的な技術になる SECは暗号資産とどう関わっているのか パース氏)  資本市場を規制する米連邦機関の1つとして、デジタル資産の取引や、暗号資産を原資産とする商品、デジタル資産を扱う証券会社などの取り締まりや規制を行っている。 暗号資産は従来の金融にどのような変化をもたらしているか。 マコーリー氏)  ひとつは証券のデジタル化だ。24時間いつでも取引・決済が可能な次世代のインフラが構築されている。もうひとつは通貨のデジタル化。3つめは、ワールド・コンピューターだ。分散型金融・ アプリケーション全般の基盤となる分散型コンピューティングで、イーサリアムがこれにあたる。 ブロックチェーンは日常的な技術になっていく のか。 パース氏)  そう思う。今後は仲介業者を通さない個人間の直接取引が可能にな るという利点もある。金融システムへの参加が大幅に増え、新しいアクセスが生まれる。一方で中央集権型の金融も残り、仲介業者を介した取引か、個人間の直接取引かという選択肢が生まれる。新しい技術が既存の金融オペレーションをよりスムーズにするという利点もある。 デジタル資産や関連投資商品に関する規制はどうなっているか。 パース氏)  まだ十分に明確にはなっていない。既存の規制や金融システムとどう調整していくかは厄介 な問題だが、今後数年で明確化されていくだろう。 マコーリー氏)  米国の規制当局が市場を規制でがんじがらめにしようとしなかったのは適切だった。イノベーションや成長を阻害しない、時代に合った規制が大切だ。 アンカレッジ社は初めて、連邦政府から暗号通貨銀行として認定された。業界にどのような影響をもたらしたか。 マコーリー氏)  認定を受けたことで、さまざまな市場参加者が銀行を通じて合法的にデジタル資産を保有できるようになった。「銀行だから安全・安心」という顧客は多く、「銀行が扱うのだからデジタル資産は信頼できる」という認識につながる。 今後、規制の流れは どうなるか。 パース氏)  ビットコインを原資産とするETP(上場取引型金融商品)に関しては必要な情報が不足しており、何度も企業とやり取りをしてきた。暗号通貨に関わるETPの承認には時間がかかるだろう。マネーロンダリング防止に関するルールは現在、策定中だ。 暗号通貨が違法取引の防止につながる 暗号通貨が違法取引に使用されるという認識があるが、パース委員は「暗号通貨が違法取引の防止につながる」と述べている。どういうことか。 パース氏)  技術によって誰でも直接金融にアクセスできれば、虐待されている人や政府から抑圧されている人なども暗号資産を得たり移動させたりできる。お互いに利益をもたらし、かつ違法でない取引は自由であるべきだ。規制当局が口出しすることではない。 アンカレッジ社はどのような犯罪防止対策をとっているか。 マコーリー氏)  徹底的に顧客情報の確認を行い、すべての取引をモニタリングしている。違法行為の前科がある宛先への送金も確認している。これらはブロックチェーンだからできることだ。従来の金融システムを凌駕(りょうが)するルールの透明性がもたらされており、ブロックチェーンやスマートコントラクトなどを組み込むことでコンプライアンスが強化されている。新たなイノベーションが犯罪抑止の強力なツールになっている。 パネルディスカッション「強気相場、今後も続く」 市場のフロントランナーである米国では、伝統的な金融市場の第一線で活躍していたプロが暗号資産の世界に転じる例も目立つ。2人のファンドのトップが「暗号資産の価値の本質」というテーマで議論した。 モデレーターはマネックス証券チーフアナリストで、マネックス仮想通貨研究所の所長も務める大槻奈那氏。 <パネリスト> ダン・モアヘッド氏 パンテラ・キャピタル 最高経営責任者(CEO) マイク・ノボグラッツ氏 ギャラクシー・デジタル 最高経営責任者(CEO) <モデレーター> 大槻 奈那氏 マネックス証券 チーフ・アナリスト 兼 マネックス・ユニバーシティ長/マネックスクリプトバンク マネックス仮想通貨研究所所長 ビットコインの強気相場は今後も続く ビットコインの価格上昇の要因は。 モアヘッド氏) 昨年5月に(マイニングで得られるビットコインの量が半分になる)「半減期」を迎えたこと挙げられる。半減期はこれまでも価格に大きな影響を与えてきた。価格は最初の半減期に90倍、2度目は30倍上昇した。今回は10倍になると予測しており、今年、価格は11万5000㌦になるとみている。 ノボグラッツ氏) もう1つは経済環境だ。世界的に大規模な金融緩和が行われ、さらにコロナが収束に向かう中で、機関投資家の参入が加速している。ヘッジファンドや保険会社が安定資産としてビットコインに投資している。 機関投資家はインフレヘッジのために参入しているのか。 ノボグラッツ氏) その通りだ。かつてない金融緩和の中で、金に代わる富や価値の保存手段としてビットコインが注目されている。 最近、コインベース上場の影響で市場が落ち込んだといわれているが。 モアヘッド氏) 価格下落は一時的なものにすぎず、強気相場が続くという見方は変わらない。 ノボグラッツ氏) コインベースの上場には「米国で株式投資家が初めて暗号資産企業に投資した」という重要な意味がある。暗号資産が資産クラスのひとつとして認められたといえる。 米国で暗号資産市場が大きく成長した理由は。 モアヘッド氏) 米国政府はかなり早くから明確な規制方針を打ち出し、ビットコインの普及を妨げなかった。2013年に米国国税庁(IRS)がビットコインを課税できる資産とみなし、財務省は資金送金だという判断を下した。17年には、商品先物取引委員会が商品と認定したことで先物取引が可能になり、昨年は通貨監督庁が、国内銀行の暗号資産保管業務を認可した。政府が枠組みをつくったことで、慎重な経営を求められる金融機関の参入が促された。 暗号資産の新しい技術のうち、注目しているものは。 ノボグラッツ氏) 今後10年で最も大きな変革をもたらすのは、分散型金融だろう。ブロックチェーン上では個人間で直接やりとりするP2P(ピア・ツー・ピア)で株式や為替、金利や保険などの取引ができる。KYC(顧客確認)やマネーロンダリング、ハッキングなどに対する問題は3年以内に解決され、分散型金融は急拡大するだろう。我々もベンチャーの選定に多くの時間を割き、優良な分散型金融5~6サービスを注視している。 モアヘッド氏) 私も分散型金融は巨大になると思う。コインベースという中央集権型の企業がもてはやされるのは皮肉だが、すでに分散型金融に取って代わられる部分がある。今後は手数料の高い金融機関と、プログラムが仲介する分散型金融による個人間の取引のパラレル経済となるだろう。 従来の銀行はどうなるか。 モアヘッド氏) 従来の銀行は無くなるのではなく、変化するだろう。銀行にとっても、新しくてより良いサービスを、より早く、より安く提供する機会になっている。すでに大手金融機関が巨大な投資をしている。   ノボグラッツ氏) 競争の舞台に立つのはハイテク企業だ。人類は銀行口座の代わりにウォレットを持つようになる。ウォレットなら複数の口座を安全に一元管理できる。このウォレット競争に勝つのはどこかに注目している。 暗号資産を持たないことはリスク 金融資産のどれくらいを暗号資産に振り分けるべきか。 モアヘッド氏) 暗号資産を持たないことはリスクなので、ゼロではだめだ。 ノボグラッツ氏) 若ければ多め、高齢なら少なめ。初心者なら3~5%だろう。 日本の投資家にアドバイスをお願いしたい。 ノボグラッツ氏) 規制当局が明確なルールを打ち出すことが最も重要だ。そして、規制はイノベーションを促進するものであるべきだ。日本にはリスクをいとわない投資家がいる。彼らにはビットコインやイーサリアムだけでなく、他の暗号資産や分散型金融についても学んでほしい。乱高下が激しく説明がつかないものをきちんと見分ける力をつけることが大切だ。   モアヘッド氏) まだ投資をしていない人は、暗号資産について調べてみてはどうか。実際に調べてみれば「ビットコインに将来性がない」と言う人はほぼいないと思う。5年後よりも今、投資すべきだ。 Coincheckの無料登録はこちら 協賛関係者から 松本大氏 スコア差生む「新たな素材」 オルタナティブ資産として注目される暗号資産をゴルフに例えると、私は「新しい素材でできたドライバーのようだ」と考えています。まだ新しくて安定していない要素もある一方で、非常にパワーがあり、その有無によってスコアに大きな差が生まれる可能性があるからです。 資産運用の世界において、未知な部分を残しつつも大きな可能性がある暗号資産をいち早く取り入れ、実務者と立法サイドが議論した上で規制をつくり、オルタナティブ資産として成長させる基盤をつくり出した米国は、他の国と比べて非常に先進的であると強く感じています。 デジタル社会において、ブロックチェーン技術や暗号資産の運用の可能性や重要性、そしてそれらを育てていくための規制について、日本においても様々な立場の人が活発に議論をしていけるよう、マネックスグループならびにコインチェックとしても努めていきたいと考えています。是非改めてオンライン動画もご視聴ください。 大塚雄介氏 官民での議論発展に不可欠 暗号資産への関心が高まりつつある一方、2017年ごろと比較すると盛り上がりに欠けるとお感じになる方も多いのではないでしょうか。現在の暗号資産市場では米国が主導し、機関投資家の参入や大手企業による暗号資産の保有、DeFi(分散型金融)をはじめとする新たな金融サービスの誕生などの大きな変化が起きています。 価格上昇が注目されやすい暗号資産ですが、本来は最も身近な財産的価値である通貨をブロックチェーンで表現したものです。ブロックチェーンは価値交換のプロトコルとして財産的価値を距離・時間・コストなどの制約されずにインターネット上で移転することができます。これらは新しい金融体験をもたらし、経済活動を効率化するインフラになる可能性を秘めています。 ここ数年、日本の暗号資産業界では法律や自主規制等が整備されてきました。次は、暗号資産業界の発展に向け官民一体となって議論を深めていく必要があるのではないでしょうか。 Coincheckの無料登録はこちら 大槻奈那氏 高まる金融市場での地位 暗号資産は足元では乱高下していますが、数年前の暴落時に比べ、市場は大きく成熟しています。様々な機関投資家の参入やカナダでの暗号資産ETF上場資信託)の承認、暗号資産取引所コインベースの上場などがその証左でしょう。こうした動きをけん引するのが、今回登壇いただいたパンテラ・キャピタルやギャラクシー・デジタルといった大手運用会社です。 両ファンドを率いるダン・モアヘッド氏、マイク・ノボグラッツ氏に直接お話をうかがい、改めてこの市場の可能性の高さを感じました。伝統的金融市場の第一線に身を置いていた彼らがなぜ、まだよちよち歩きだった暗号資産市場に身を転じたのか。既存の金融市場の課題や、欠けているものは何なのか。 単なる値動きの激しさやデジタルへの幻想ではない、暗号資産の大きな魅力を語る彼らの口調には、暗号資産への懐疑的な見方をはね返して余りある力強さを感じました。

暗号資産(仮想通貨)のカストディとは、一般的には暗号資産の「管理」や「保管」という意味を持ちます。 また、暗号資産の『カストディ業務』とは、業務として所有者の代わりに暗号資産の保管や管理、移転を行うことです。 想像してもらいやすいのはウォレットサービスで、ウォレットサービスは暗号資産を安全に保管する財布のような役割を果たしています。つまり、『カストディ業務』は、暗号資産をハッカーなどから守り、所有者が不利益を被らないよう安全に管理するなどの業務のことなのです。 「カストディ」は聞き慣れない言葉であり、暗号資産保有者などにどのように関わってくるのか想像しにくいという人も多いでしょう。 そこで、本記事では、 暗号資産のカストディについて意味を分かりやすく解説 暗号資産のカストディの種類や種類ごとのメリット、デメリット 今後のカストディサービスの発展 について紹介します。 また、2020年5月の改正資金決済法施行により、暗号資産のカストディ業者に大きな影響があったので、併せて詳しく説明していきます。 本記事を読むことで、暗号資産のカストディについて理解が深まり、暗号資産所有者などにどのように関わってくるのかを知ることができるでしょう。 ※仮想通貨の税金については、2024年2月13日時点の情報となります。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産のカストディとは「管理」「保管」を意味する 暗号資産の『カストディ業務』とはウォレットサービスなどを意味する カストディ業務の規制について カストディ業務の2つの分類について解説 ①取引所によるカストディ ②セルフカストディ 今後のカストディサービスの発展について 2020年5月の法改正でカストディ業務が規制対象に 2020年5月の法改正により「暗号資産交換業」にカストディ業務が追加 カストディ業務に課された規制について 規制対象にならないカストディ業務 まとめ 暗号資産のカストディとは「管理」「保管」を意味する 「カストディ」という多くの人が耳慣れない言葉は、他人の資産を代わりに管理することを指します。 元々「カストディ」は、金融や証券にかかる用語として、有価証券などの保管や管理をするという意味で使われていました。 つまり、暗号資産のカストディとは、一般的には暗号資産の「管理」や「保管」という意味を持ちます。 また、「カストディ業務」とは、業務として所有者の代わりに暗号資産の保管や管理、移転を行うことで、想像してもらいやすいのはウォレットサービスです。 ウォレットは暗号資産を保管する財布のような役割を持っているので、サービスを提供している業者は暗号資産の保管や管理、移転といった「カストディ業務」を行なっていると言えます。 これだけでは分かりにくいと思うので、より理解を深めてもらうために、次章から「カストディ業務」について詳しく解説していきます。 暗号資産の『カストディ業務』とはウォレットサービスなどを意味する 暗号資産においては「カストディアン」などとも呼ばれている『カストディ業務』を行う業者が存在します。 暗号資産の『カストディ業務』とは、業務として所有者の代わりに暗号資産の保管や管理、移転を行うことで、上述した通り、想像してもらいやすいのはウォレットサービスです。 ウォレットサービスを提供している会社は、所有者のために暗号資産をウォレットに保管し、指定された場所に移動させる業務などを行なっており、これが『カストディ業務』に該当します。 暗号資産の『カストディ業務』は、投資家の大切な資産を守るためにある業務で、暗号資産をハッカーなどから守り、所有者の不利益にならないよう管理する役割を果たしています。 「いつ購入するか」「どうやって購入するか」に重きが置かれているところがありますが、利益を得るために然るべき時に売却するためには、暗号資産が常に安全に保管されている必要があります。 特に、実態がなく電子データのみでやり取りされる暗号資産は、実態のある紙幣などと比べても「保管」や「管理」が重要な意味を持つことは、なんとなく理解できるのではないでしょうか。 そのため、馴染みのない人も多いかもしれませんが、実は『カストディ業務』は投資家などから非常に注目されている業務と言えるのです。 カストディ業務の規制について よくニュースで取り上げられていますが、2020年5月の改正資金決済法の施行により、この『カストディ業務』を行う会社は大きな影響を受けました。 これまで『カストディ業務』のみを提供している会社は暗号資産の売買や交換を行なっていなかったことから、法規制の対象ではなかったのですが、改正後には法規制の対象になったのです。 法規制の対象になったことで、『カストディ業務』のみを提供している会社も、暗号資産取引所などと同様に国への登録や各種義務が課されることになりました。そして、これらの規制に対応できなかった会社が『カストディ業務』から撤退せざるを得なくなったのです。 暗号資産所有者は当該規制を理解した上で、自身が選んだカストディの種類や業者がどれくらいのセキュリティや規制を課されているのかチェックすることが大切です。 2020年5月の法改正によるカストディ業者への影響については、5章「5.2020年5月の法改正でカストディ業務が規制対象に」で詳しく解説していきます。 カストディ業務の2つの分類について解説 暗号資産の保管・管理、移転を行う『カストディ業務』には、大きく分けて下記2つの種類があります。 取引所によるカストディ セルフカストディ それぞれについて、メリット・デメリットを含めて詳しく解説していきます。 ①取引所によるカストディ 「取引所によるカストディ」とは、暗号資産を取引所で購入し、そのまま取引所で保管してもらう方法です。 取引所がカストディサービスを提供してくれることで、投資家は自分でウォレットなどを用意せずにすむため、利便性が高いというメリットがあります。 しかし、取引所が倒産した場合には資産を失う恐れがあるというデメリットもあります。 ②セルフカストディ セルフカストディとは、暗号資産を購入した後に、自分でウォレットなどを用意して保管しておくことです。 セルフカストディは、サービスを提供している会社が倒産しても暗号資産自体には影響がないというメリットがあります。 一方で、自分でウォレットなどを用意しなければならず手間がかかる、ウォレットをなくしたりパスワードを忘れたりした場合には暗号資産を失う恐れがある、といった点がデメリットです。 セルフカストディは、現在、暗号資産の保管の一般的な方法ではありますが、紛失リスクを投資家が負わなければならないという点が問題視されています。 Coincheckの無料登録はこちら 今後のカストディサービスの発展について 今後、第三者機関によるカストディサービスが増えていくことで、機関投資家などが暗号資産市場に参入してくることが期待されています。 現在は、第三者機関によるカストディサービスが多くないため、取引所カストディやウォレットなどのセルフカストディによって、暗号資産を管理している人がほとんどです。 しかし、取引所カストディにおいてはセキュリティに不安が残ったり、ウォレットなどのセルフカストディにおいては紛失リスクの責任を投資家が負わなければならなかったりなど、無視できない問題を抱えています。 安全に簡単に資産を保管できる保証がなければ、一般の投資家が尻込みするのはもちろんのこと、機関投資家も暗号資産市場に参入してくることをためらってしまうでしょう。 そのため、今後、安全に簡単に資産を保管できる「第三者機関によるカストディサービス」が多く展開されていくことで、これまで暗号資産への投資に尻込みしていた一般投資家や機関投資家などが参入してくることが期待されています。 一般投資家や機関投資家が暗号資産市場に参入してくることで、暗号資産の価格にもプラスの影響を与えることが予測されるため、今後もカストディサービスに関するニュースなどをチェックしておくことをおすすめします。 参考:ゴールドマンサックスが暗号資産(仮想通貨)カストディサービスを近日提供か 2020年5月の法改正でカストディ業務が規制対象に 暗号資産のカストディに関して押さえておいた方がいいこととして、2020年5月の法改正で、『カストディ業務』をおこなう業者が「暗号資産交換業」として規制対象となったことがあげられます。 今後、カストディサービスが発展していくことが期待されるため、どのような規制がされているのかチェックしておきましょう。 また、暗号資産所有者にとっては、自身が選んだカストディの種類や業者がどれくらいのセキュリティや規制を課されているのかチェックするために必要な知識です。そのため、自分の資産を守るためにも規制内容について確認しておくことをおすすめします。 2020年5月の法改正により「暗号資産交換業」にカストディ業務が追加 2020年5月の法改正によって、下記の通り「暗号資産交換業」にカストディ業務が追加され、『カストディ業務』のみを行う会社も「暗号資産交換業」として扱われるようになり、国への登録や各種義務が課されるようになりました。 この法律において「暗号資産交換業」とは、次に掲げる行為のいずれかを業として行うことをいい、「暗号資産の交換等」とは、第一号及び第二号に掲げる行為をいい、「暗号資産の管理」とは、第四号に掲げる行為をいう。 一 暗号資産の売買又は他の暗号資産との交換 二 前号に掲げる行為の媒介、取次ぎ又は代理 三 その行う前二号に掲げる行為に関して、利用者の金銭の管理をすること。 四 他人のために暗号資産の管理をすること(当該管理を業として行うことにつき他の法律に特別の規定のある場合を除く。)。 出典:資金決済に関する法律第第二条 上記四項に記載されている「他人のために暗号資産の管理をすること」がカストディ業務を意味し、2020年5月の改正法で追加された部分です。 カストディ業務に課された規制について カストディ業務が「暗号資産交換業」に加えられたことで、具体的には、国への登録が必要になり、各種義務が課されるようになりました。 国への登録は、質問票を提出した後、役員ヒアリング、書面審査、訪問審査と続いていき、事業内容や事業計画、暗号資産の管理体制などを厳しくチェックされます。 「暗号資産交換業」として登録されるまでには、概ね6ヶ月程度かかる上に、登録のために求められるセキュリティ水準はかなり厳しいです。 これまで規制対象外だった「カストディ業務」のみを行う会社にとっては、国への登録が必要になっただけでも大きな負担と言えますが、さらに下記のような義務も課されることになりました。 【カストディ業務に課される代表的な規制】 上記の厳しい規制を実現するだけのコストが費やせない『カストディ業者』は、2020年5月の法改正にともなって倒産や事業廃止に追い込まれることとなりました。 規制対象にならないカストディ業務 2020年5月の法改正によって、「暗号資産交換業」にカストディ業務が追加され、国への登録が必須になり、かつ、各種義務が課されることになりました。 ただ、実際には、国のパブリックコメントにおいて、 事業者が暗号資産を移転するために必要な秘密鍵の一部を保有するにとどまり、事業者の保有する秘密鍵のみではその資産を移転できない場合には、〜「他人のために暗号資産の管理をすること」には該当しない 出典:金融庁 コメントの概要及びコメントに対する金融庁の考え方 No10〜12 といった見解が出されています。 つまり、ウォレットサービスなどを提供する『カストディ業者』と言えど、事業者が秘密鍵の保有や管理をしていない場合には、法律上の「暗号資産交換業」には当たらず、規制の対象外であるという見解です。 上記に該当すれば、国への登録や各種義務を課されることなく、引き続きカストディ業務を行うことができます。 しかし、パブリックコメントでもあるように、「暗号資産交換業」に当たるかどうかは「個別事例ごとに実態に即して実質的に判断されるべきもの」なので、慎重に判断することが必須と言えます。 Coincheckの無料登録はこちら まとめ 本記事では、暗号資産のカストディについて紹介しました。 暗号資産のカストディとは一般的には暗号資産の「管理」や「保管」という意味を持ちます。 また、暗号資産の『カストディ業務』とは、業務として所有者の代わりに暗号資産の保管や管理、移転を行うことで、想像してもらいやすいのはウォレットサービスです。 また、暗号資産の保管・管理、移転を行う『カストディ業務』には、大きく分けて下記2つの種類があり、それぞれメリットデメリットがあります。 取引所によるカストディ セルフカストディ 今後、第三者機関によるカストディサービスが増えていくことで、機関投資家などが暗号資産市場に算入することが期待されています。 機関投資家が暗号資産市場に参入してくることで、暗号資産の価格にもプラスの影響を与えることが予測されるため、今後もカストディサービスに関するニュースなどをチェックしておくとよいでしょう。 本記事を読むことで、暗号資産のカストディについて理解が深まり、自分にどのように関わってくるのかを知ることができるでしょう。

この記事では、OMGの取引に興味をお持ちの方に向けて、 オーエムジーの概要オーエムジーのメリットオーエムジーの今後の将来性 について詳しく解説します。 「オーエムジーってどんな通貨?」、「オーエムジーの将来性が知りたい」という方はぜひご覧ください。 ※Coincheckでは2023年7月25日(予定)をもってOMGの取扱いを廃止することになりました。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 オーエムジー(OMG)とは、OMG Network上で使用される独自の暗号資産 オーエムジー(OMG)の3つのメリット 特徴①取引が早く、コストも安い 特徴②セキュリティが強固で、信頼性が高い 特徴③スマホで取引が完結する オーエムジー(OMG)の今後・将来性に期待できる3つの理由 理由①日本のブロックチェーン技術推進の懸け橋になる可能性がある 理由②世界中で取引されている 理由③Tether社に採用された オーエムジー(OMG)のまとめ オーエムジー(OMG)とは、OMG Network上で使用される独自の暗号資産 オーエムジーとは、OMG Network上で使用される独自の暗号資産(仮想通貨)です。イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題を解決することが目指されています。 スケーラビリティ問題とは、ネットワークが混雑することでトランザクション(仮想通貨のアドレス間移動)の遅延が起こる問題のことです。膨大な取引が行われると発生します。 オーエムジーは、この問題をイーサリアムのセキュリティを損なうことなく解決し、より早くより安い取引を提供することを目的としています。 2017年に「OmiseGO」としてタイで開発されたオーエムジーは、2020年6月に「OMG Network」としてリブランドされて現在に至ります。 オーエムジー(OMG)の3つのメリット オーエムジーは、スケーラビリティ問題を解決することを目的とした上で、決済インフラの提供を目指しました。そのため、以下のような特徴をもっています。 取引が早く、コストも安い セキュリティが強固で、信頼性が高い スマホで取引が完結する それぞれ、詳しく見ていきましょう。 特徴①取引が早く、コストも安い OMG Networkは、「高速で安価、そして安全でオープンな金融サービスの提供」を掲げています。 そこで開発されたのが、「MoreViable Plasma(MoreVP)」と呼ばれるネットワークです。 MoreVPは、OMG Network独自のブロックチェーン技術です。サイドチェーンを使用することで、複数のトランザクションをグループ化します。通常1つずつ処理されるトランザクションを、まとめて1つのトランザクションとして扱うことが可能なので、処理スピードが高まり、そのうえ低コストで済みます。 出典:OMG Network このネットワークを採用した「OMG Network V1 Mainnet Beta」が、2020年6月1日にリリースされました。トランザクションにかかるコストは約1/3に抑えられ、1秒あたり最大4,000件のトランザクションを処理する(イーサリアムは1秒あたり約12件)ことが可能になりました。 ※処理件数及び取引手数料はネットワーク状況によって変動します。 特徴②セキュリティが強固で、信頼性が高い いくら取引が早くても、安全性が低ければ企業や自治体に採用されません。そこで、「OMG Network V1 Mainnet Beta」は、イーサリアム(ETH)と同等の安全性が保証されるように工夫されています。 具体的には、MoreVPの他に、Minimal Viable Plasma (MVP)というプラズマチェーンを使用します。 出典:OMG Network 確認署名の扱い・取引信憑性の判断基準が違う2つのプラズマチェーンを使用することで、すべての当事者が署名し、取引を検証することを保証しています。 この高度な技術で、安全性が保証されているのです。 特徴③スマホで取引が完結する OMG Networkは、オープンバンキングとして、デジタル金融サービスを提供しています。オーエムジーを使用することで、スマホ一台での決済が可能です。 OMG Networkがビジネスを展開する東南アジアには、「アンバンクド」と呼ばれる、銀行口座をもてないがゆえに金融サービスを享受できない人々が少なくありません。 デバイスとネット環境さえあれば、OMG Networkのデジタル金融サービスを享受することができるため、タイなどで広く普及しています。 性能も高いため、今後もより多くの人に金融サービスを提供することが期待されています。 Coincheckの無料登録はこちら オーエムジー(OMG)の今後・将来性に期待できる3つの理由 オーエムジーは、高度な技術の上に成り立つ暗号資産(仮想通貨)です。その技術力には、世界中から注目が集まっています。 オーエムジーの今後・将来性に期待できる理由を詳しく見ていきましょう。 日本のブロックチェーン技術推進の懸け橋になる可能性がある 2020年6月、OMG Networkの親会社(※)「SYNQA Pte.Ltd」(以下「SYNQA」)は、トヨタファイナンシャルサービス(TFS)や三井住友銀行などから8,000万ドル(約86億円)の資金調達を受けました。 ※2020年6月資金調達時の親会社。2021年3月時点ではGenesis Block Ventures(GBV)。 参照:SMBC公式「SYNQA社(旧 Omise Holdings)への出資について」 資金調達の目的は、OMG Networkがもつ高いブロックチェーン技術を自社のサービスに活かすことです。日本の大企業にOMG Networkの知見が共有されることで、日本のブロックチェーン技術推進の懸け橋となる可能性をオーエムジーは秘めています。 特に、TOYOTAとの連携には注目です。2020年12月には、SYNQAとTFSのパートナーシップ締結が発表されました。「TOYOTA Wallet」の成長を加速させるなど、TFSを更にサポートすることが目的です。「Woven City(ウーブン・シティ)」や「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」など、先進的な研究、そしてその実装を試みるTOYOTAと、OMG Networkの連携には期待がもてます。 参照:SYNQA 公式HP 世界中で取引されている オーエムジーの特徴として、取引量が多いことも挙げられます。 暗号資産の価値を測る尺度としてよく使われるのは時価総額ですが、活発な取引がなされている(取引高)ことも重要です。 オーエムジーの取引高は暗号資産市場全体の中でも多く、市場が期待していることが表れています。 特に、2020年の取引高は多く、市場にとって重要な暗号資産をピックアップする「CoinDesk20」にも選出されました。 参考:CoinDesk20が「銘柄」入れ替え 日本でも今後の活発な取引に期待がもてます。 Tether社に採用された 2020年8月、Tether社は同社で発行しているステーブルコインTether(USDT)の一部をOMG Networkに移行したことを発表しました。 参照:Tether社 公式HP Tetherとは、米ドル価格に連動するように設計された暗号資産(仮想通貨)です。その価格の安定性から、暗号資産取引の入り口として利用されています。 Tetherの総発行量は1兆円を超えており、この通貨がOMG Networkを採用したことはとても大きなニュースと言えるでしょう。 オーエムジーは、世界の暗号資産取引を支える技術を提供していると言えます。 オーエムジー(OMG)に関するFAQ Q. オーエムジー(OMG)とはどのような仮想通貨ですか? A. OMG Network上で使用される独自の仮想通貨です。イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題を解決することが目指されています。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q. オーエムジー(OMG)のメリットを教えてください。 A. オーエムジーのメリットには、主に以下の3つがあります。 取引が早く、コストも安い セキュリティが強固で、信頼性が高い スマホで取引が完結する 各内容の詳細につきましては、こちらをご覧ください。 オーエムジー(OMG)のまとめ 本記事では オーエムジーの特徴 オーエムジーの今後オーエムジーの将来性 について紹介しました。 オーエムジーは、OMG Networkの利用者が増えること・OMG Networkの技術が採用されることで、価格変動に影響を与える可能性があります。公式Twitterなどで、OMG Networkの今後の動向に注目する必要があると言えるでしょう。 公式Twitter : OMG Network 本記事がオーエムジーを購入するかどうかの参考情報として役立てば幸いです。 ※Coincheckでは2023年7月25日(予定)をもってOMGの取扱いを廃止することになりました。

2025-03-25NFT暗号資産の基礎知識

「MetaMaskってどんなウォレットなの?」 「MetaMaskの使い方が知りたい」 暗号資産(仮想通貨)の取引をしたことがある方なら、一度はMetaMask(メタマスク)という名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか? MetaMaskは、イーサリアム系のトークンを保管するためのソフトウェアウォレットです。ただ暗号資産を保管するだけでなく、DApps(分散型アプリケーション)やNFTゲームなどと連携できる汎用性の高さが魅力です。 この記事では、MetaMaskの利用を検討されている方や、すでに利用しているけれどいまいち使い方がわからないという方に向けて、以下の内容について解説していきます。 この記事でわかること MetaMaskとは?何ができる? インストールと初期設定方法【PC】 インストールと初期設定方法【スマホ】 MetaMaskにアカウントをインポートする方法 MetaMaskに入金する方法 MetaMaskから送金する方法 MetaMaskのアカウントを復元する方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 MetaMask(メタマスク)とは?何ができる? スマホアプリとPCで利用可能 MetaMaskの安全性/セキュリティ イーサリアムやERCトークン、BSC 、Avalanche、Polygonをまとめて管理できる NFTマーケットプレイスやDefiなど多くのDAppsに接続可能 ガス代を任意で設定できる トークンをスワップできる NFTを管理できる PayPalを経由したイーサリアムの購入・送金 インストールと初期設定方法【PC】 パスワードの設定とログイン方法 リカバリーフレーズの保存方法 インストールと初期設定方法【スマホ】 パスワードの設定方法 リカバリーフレーズの保存方法 MetaMask(メタマスク )にアカウントをインポートする方法 秘密鍵をエクスポートする方法 アカウントをインポートする方法 MetaMask(メタマスク)に入金する方法 MetaMask(メタマスク)にトークンを追加する方法 検索からERCトークンを追加する方法 手動でトークンを追加する方法 MetaMask(メタマスク)から送金する方法 MetaMask(メタマスク)のアカウントを復元する方法 まとめ MetaMask(メタマスク)とは?何ができる? MetaMaskは、Webブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用できる暗号資産専用のソフトウェアウォレットです。イーサリアム(ETH)や、イーサリアムをベースに発行されたERC-20トークンを保管することができます。 暗号資産のウォレットには、オンラインウォレットやデスクトップウォレットなど、保管形態の異なるウォレットが5種類あります。このうちMetaMaskには、パソコンにウォレットをインストールして利用するデスクトップウォレットと、スマホなどにアプリをインストールして利用するモバイルウォレットの2つのタイプがあります。 また、MetaMaskではイーサリアムのブロックチェーンを基盤として開発されたDApps(分散型アプリケーション)や、ブロックチェーンゲームなどと連携させることも可能です。DAppsの利用料金やブロックチェーンゲームのアイテム購入代金などは、MetaMaskを通じて決済することができます。 仮想通貨のウォレットとは?特徴や種類は? Coincheck スマホアプリとPCで利用可能 MetaMaskは、スマホアプリとPCで利用することができます。PCで利用する場合は、Webブラウザの拡張機能として利用します。 MetaMaskに対応しているブラウザは、以下の5つです(2022年10月時点)。 Google Chrome Firefox Brave Edge Opera 参照:https://metamask.io/download/ MetaMaskの安全性/セキュリティ MetaMaskは、資産にアクセスするための秘密鍵を紙にメモするなどしてオフラインで保存することができます。そのため、IDやパスワードをサーバー上で管理する一部のWebウォレットと比べて、ハッキングなどのリスクを抑えやすいというメリットがあります。 また、秘密鍵やアカウント情報をユーザー自身が管理するので、不正や情報漏洩など運営サイドの不祥事による資産の損失を防ぐことも可能です。 イーサリアムやERCトークン、BSC 、Avalanche、Polygonをまとめて管理できる MetaMaskはイーサリアム(ETH)とイーサリアムベースである、ERC-20,やERC-721などすべてのERCトークンに対応しています。 複数のウォレットアドレスを同時に管理することができるため、管理の手間を省くことができます。 NFTマーケットプレイスやDefiなど多くのDAppsに接続可能 MetaMaskはNFTプラットフォームや[Defi]((https://coincheck.com/ja/article/451)といった、幅広い種類のDApps(主にイーサリアムベースで設計された多くのブロックチェーンアプリケーション)に接続・利用することができます。 MetaMaskが利用できるDeFi(分散金融)プロトコルやアプリケーションは17,000を超えているため、DAppsを快適に利用するための必要不可欠なウォレットであると言えるでしょう。 また、BNB Smart Chain(BSC)やAvalanche、Polygonなどのイーサリアム以外のネットワークにも接続することができるため、BSC上のDApps、DeFiなども利用することができます。 ガス代を任意で設定できる イーサリアムやERCトークンを送金したり、スマートコントラクトを利用したりする場合にはガス代と呼ばれる手数料が必要になります。 ガス代はイーサリアムネットワークの混雑状況により価格が変動します。イーサリアムネットワークは時間あたりに処理できる取引の件数が決まっており、高いガス代をはらったユーザーから先に処理を行う仕組みであるため、混雑時に早く取引を承認させようとすると手数料が高くなってしまうのです。 しかし、すべての取引が早い承認を必要とするわけではありません。たとえば、換金などを目的としないウォレット間の送金などでは、為替リスクなどが存在せず、また他のユーザーとの承認争いになる必然性がないため、すぐに取引が反映されなくても良いのです。 そのため、手数料を節約したい場合などに、自分でガス代を設定できることがメリットとなります。 また、反対に高騰・下落中やインシデント発生時など、すぐにトークンを移動・スワップしたい場合や、とにかくNFTを早く購入したい場合などは、ガス代を多く支払いすぐに取引を承認させられるといったメリットがあります。 トークンをスワップできる MetaMaskではトークンをスワップすることができます。利用したいDAppsなどのサービスで使われるネイティブトークンが欲しい場合などに活用が期待できます。 NFTを管理できる NFTはイーサリアムベースで発行されることが多いため、MetaMaskはNFTの管理にも使うことができます。単純なトークンとしての扱いではなく、NFTアートやNFTアイテムなどはその見た目も表示できます。 様々なNFTプラットフォームは、そこで売買するためにNFTを入庫・出庫することができます。入出庫先にMetaMaskが利用できるため、自分でNFTを保管しておくことが可能なのです。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck PayPalを経由したイーサリアムの購入・送金 引用:ConsenSys 2022年12月14日、MetaMaskの開発・運営元であるConsenSysは、デジタル決済大手のPayPalと提携したことを発表しました。これにより、今後MetaMaskのユーザーがアプリ上からPayPalのアカウントを通じてイーサリアムを購入したり、PayPalのデジタルウォレットにあるイーサリアムをMetaMaskに送金したりすることができるようになる予定です。 この新しい機能は、まず米国内の一部のPayPalユーザーにのみ提供され、その後数週間をかけて対象となる米国内のすべての顧客に展開される予定です。なお、日本を含む他の国でのサービス展開は、現時点では発表されていません。 参照:ConsenSys「ConsenSys Teams with PayPal For A New Way To Buy Crypto in MetaMask」 インストールと初期設定方法【PC】 MetaMaskを利用するには、PCの場合はWebブラウザの拡張機能を、スマホの場合はアプリをインストールする必要があります。ここでは、PCを使ってGoogle Chromeの拡張機能としてインストールする方法をご紹介します。 Chromeの拡張機能としてMetaMaskをインストールするには、まずChromeウェブストアにアクセスし、画面右上の「Chromeに追加」をクリックします。 すると下の画像のようなポップアップが表示されるので、「拡張機能を追加」をクリックしてください。以上でMetaMaskのインストールは完了です。 パスワードの設定とログイン方法 インストールが終了したら、次はログインする際に必要となるパスワードの設定を行います。まずは、Chromeの拡張機能としてインストールされたMetaMaskのアイコンをクリックしてください。 すると以下のような画面が表示されるので、「開始」をクリックしてください。 初めてMetaMaskを利用する場合は、「ウォレットの作成」をクリックしてください。 画面下部の「プライバシーポリシーはここにあります」をクリックすると、個人情報の取り扱いに関する指針が記載されたページが表示されます。確認して問題がなければ、「同意します」をクリックしてください。 画面が切り替わったら、新規パスワード(最低8文字)を入力します。このパスワードは次回以降ログインする際に必要になるので、忘れないようにメモをとるなどして保存してください。 パスワードを入力したら、「利用規約に同意します」にチェックを入れてから「作成」をクリックします。以上でパスワードの設定は完了です。 リカバリーフレーズの保存方法 続いて、アカウントを復元させる際に必要になる「リカバリーフレーズ」の保存方法をご紹介します。 まず、動画でリカバリーフレーズについての説明を受けます。動画を見終わったら、「次へ」をクリックしてください。 下の画像の鍵マークの箇所をクリックすると、12個の英単語が表示されます。この12個の単語がアカウントのリカバリーフレーズになります。 リカバリーフレーズは、誤ってMetaMaskの拡張機能を削除してしまった場合や、MetaMaskがインストールされているPCが故障してしまった場合などに、アカウントを復元させるのに必要となります。非常に重要なものなので、スクリーンショットを撮ったものを印刷するなどして大切に保管するようにしてください。 リカバリーフレーズの保存が完了したら、「次へ」をクリックします。 先ほど保存したパスフレーズを、順番にクリックして並べていきます。並べ終わったら、「確認」をクリックしてください。 画面が切り替わったら、「すべて完了」をクリックしてください。以上でMetaMaskの初期設定は終了です。 インストールと初期設定方法【スマホ】 続いて、スマートフォンにMetaMaskのアプリ(iOS)をインストールする方法をご紹介します。 最初に、App StoreでMetaMaskのアプリをインストールします。 下の画像の「入手」をタップしてください。 Apple IDのパスワードを入力して、「サインイン」をタップします。以上でアプリのインストールは完了です。 パスワードの設定方法 続いて、ログインする際に必要となるパスワードの設定方法についてご紹介します。 MetaMaskのアプリを開くと下のような画面が表示されるので、「開始」をタップしてください。 「新しいウォレットの作成」をタップします。 プライバシーポリシーを確認し、問題がなければ「同意します」をタップします。 希望のパスワードを入力した後、「MetaMaskではこのパスワードを復元できないことを理解しています」にチェックを入れます。 その後、「パスワードの作成」をタップします。以上でパスワードの設定は完了です。 リカバリーフレーズの保存方法 続いて、アカウントを復元させる際に必要になる「リカバリーフレーズ」の保存方法をご紹介します。 最初に、リカバリーフレーズの解説動画を確認します。動画を見終わったら、「開始」をクリックしてください。 下の画像の「表示」をクリックすると、12個の英単語が表示されます。この12個の単語が、アカウントのリカバリーフレーズになります。 リカバリーフレーズは、MetaMaskがインストールされているスマートフォンが故障してしまった際、アカウントを復元させるのに必要となります。非常に重要なものなので、スクリーンショットを撮ったものを印刷するなどして大切に保管するようにしてください。 リカバリーフレーズの保存が完了したら、「続行」をタップします。 先ほど保存したパスフレーズを、順番にクリックして並べていきます。並べ終わったら、「バックアップの完了」をタップしてください。 リカバリフレーズの並べ替えに成功すると、下のような画面が表示されるので「完了」をタップしてください。以上でリカバリフレーズの保存は終了です。 MetaMask(メタマスク )にアカウントをインポートする方法 MetaMaskには、先ほどご紹介したアカウントを復元させるための「リカバリーフレーズ」とは別に、秘密鍵(プライベートキー)というものが割り振られています。両者は混同されがちですが、それぞれ目的が異なるので違いをしっかり覚えておきましょう。 リカバリーフレーズ…アカウントを復元させるのに必要秘密鍵…MetaMaskにアカウントをインポートするのに必要 MetaMaskは、1つのウォレット内に複数のアカウントをインポートすることができます。つまり、MetaMaskではアカウント1、アカウント2、アカウント3…というように、1つのソフトウェア内で複数のアカウントを使い分けることが可能なのです。 そして、MetaMaskに個別のアカウントをインポートする際に必要になるのが「秘密鍵」になります。 MetaMaskにアカウントをインポートする際の手順は、以下の通りです。 以下で詳しいやり方をご紹介します。 秘密鍵をエクスポートする方法 アカウントの秘密鍵をエクスポートするには、まずメイン画面の「︙」マークをクリックし(画像①)、「アカウント詳細」を選択します。 以下のような画面が表示されるので、「秘密鍵のエクスポート」をクリックします。 アカウントを作成する際に設定したパスワードを入力して、「確認」を押します。 秘密鍵が表示されます。文字列をクリックするとコピーされるので、パスワード管理ソフトなどを使って大切に管理しましょう。 この秘密鍵を紛失してしまうと、ウォレットに保管していた通貨は取り出せなくなってしまうので注意が必要です。また、ハッキングなどが原因で悪意ある第三者に漏洩した場合も、ウォレットの中の通貨を盗まれてしまう危険があります。 どうしても紛失や盗難が不安だという方は、ウォレットの秘密鍵を記載したテキストファイルをプリントアウトするなどして、秘密鍵をオフラインで管理することをおすすめします。 アカウントをインポートする方法 次に、MetaMaskにアカウントをインポートする方法をご紹介します。 まず、画面右上のアイコンマークをクリックし(画像①)、「アカウントのインポート」をクリックします。 先ほどエクスポートした秘密鍵の文字列を空欄に貼り付けて、「インポート」をクリックします。以上でアカウントのインポートは完了です。 MetaMask(メタマスク)に入金する方法 続いて、MetaMaskに暗号資産を入金する方法について解説していきます。ここでは、例としてイーサリアム(ETH)の入金方法をご紹介します。 MetaMaskに入金するには、まずメイン画面上部に表示されているアカウント名の箇所をマウスオーバーします。そして、「クリップボードへコピー」という文言をクリックをしてください(画像①)。 すると、MetaMaskのウォレットアドレスがクリップボードにコピーされます。あとは、コピーしたアドレス宛に取引所などからイーサリアムを送金すれば、作業は完了です。 しばらくするとMetaMaskにイーサリアムが着金し、画像②のETHの数量が入金分だけ増加します。以上でMetaMaskへの入金は完了です。 MetaMask(メタマスク)にトークンを追加する方法 MetaMaskの初期設定では、メイン画面にはイーサリアムの残高しか表示されていません。イーサリアム以外のERC-20トークンを追加したい場合は、手動でトークンを追加する必要があります。 検索からERCトークンを追加する方法 ERCトークンを追加するには、まずメイン画面下部の「トークンを追加」をクリックします。 画面が切り替わったら、検索窓に追加したいトークンの名称を入力し(画像①)、検索結果に表示された中から目当てのトークンを選んで(画像②)、「次へ」をクリックします。 「トークンを追加」をクリックします。以上でERCトークンの追加は完了です。 メイン画面に戻ると、イーサリアム(ETH)の下に追加したトークンの残高が表示されています。 Coincheckの無料登録はこちら 手動でトークンを追加する方法 検索でトークンが見つからない場合は、「カスタムトークン」からトークンを追加する必要があります。「カスタムトークン」にタブを切り替えましょう。 一番上の入力欄に追加したいトークンのアドレスを入力します。 ほとんどの場合、アドレスを入力すると、トークンシンボルと小数点以下の桁数は自動で入力されます。 自動で入力されない場合には、etherscanなどを使ってトークンを探し、トークンのシンボルと小数点以下の桁数を参照しましょう。 それでもトークンの詳細が見つからない場合は、トークン発行体などのホームページやGitHubなどのドキュメントから探す必要があります。 すべて入力したら「カスタムトークンを追加」をクリックします。 最後に、「トークンをインポート」をクリックし、初期画面にトークンが反映されていれば完了です。 Coincheckの無料登録はこちら MetaMask(メタマスク)から送金する方法 続いて、MetaMaskから取引所などへ暗号資産を送金する方法について解説します。 まず、メイン画面から送金したい通貨を選んでクリックします。 画面が切り替わったら、「送金」をクリックしてください。 「送信先」に送金先のアドレスを入力してください。 送金したいアセット(通貨)と金額、Transaction Fee(取引手数料)を選んで「次へ」をクリックします。 送金内容に間違いがないようなら、「確認」をクリックします。以上で送金完了です。 MetaMask(メタマスク)のアカウントを復元する方法 MetaMaskをインストールしたPCが故障してしまい、新しいPCに買い換えた場合や、誤ってMetaMaskの拡張機能を削除してしまった場合は、MetaMaskのアカウントを復元する必要があります。 アカウントの復元には、前述した12個の英単語で構成された「リカバリーフレーズ」を使用します。まずはMetaMaskをインストールして、ログイン画面に移動します。そして、「シークレットリカバリーフレーズを使用してインポートする」をクリックしてください。 すると下のような画面が表示されるので、「ウォレット シークレット リカバリーフレーズ」と記載された欄にリカバリーフレーズを入力してください(画像①)。続いて、「新しいパスワード」と「パスワードの確認」の欄に新しいパスワードを入力してください(画像②)。 すべて入力したら、「復元」をクリックします。以上でアカウントの復元は完了です。 まとめ MetaMaskのインストール方法や入金・送金方法、アカウントの復元方法などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 Metamaskは、イーサリアム系のトークンを保管するのに非常に便利なウォレットです。また、DApps(分散型アプリケーション)やブロックチェーンゲームなどと連携させることができる汎用性の高さも、魅力のひとつです。 ただし、アカウントのリカバリーフレーズやウォレットの秘密鍵を紛失してしまうと、MetaMaskで保管していた暗号資産は取り出せなくなってしまうので注意が必要です。リカバリーフレーズと秘密鍵は、紛失や漏洩に気を付けて大切に管理しましょう。 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。

2025-03-25インタビュー記事

今回は一橋大学名誉教授で「ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現」の著者でもある野口悠紀雄氏に、暗号資産市場の変動要因やブロックチェーン技術の汎用性、ブロックチェーンが既存金融システムに与える影響などを語っていただきました。 Coincheckの無料登録はこちら 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。 目次 2020年の暗号資産価格高騰の原因はコロナだけではない ハードフォークが生んだ2017年のバブル 決済方法としての暗号資産の可能性「PayPalは価格変動のリスクを負った」 CBDCの登場により銀行は「ナローバンク」になる デジタル人民元がAlipay、WeChat Payに与える影響 ブロックチェーン技術と分散型ID マイナンバーカードと分散型IDの違い 2020年の暗号資産価格高騰の原因はコロナだけではない 2020年後半頃から、ビットコイン(BTC)をはじめとする暗号資産の価格は高騰を見せました。価格高騰の理由についてどのようにお考えですか? 野口教授)新型コロナウィルスの影響により、昨年ビットコインの価格は金と同じような形で上昇し始めました。経済的な不安が社会に広がったときに、最終的な拠り所として金に投資が集まるということは過去にもありましたが、今回は同様のことがビットコインに対しても起こった。 ところが、金の価格が2020年の9月頃にピークを迎え、その後は目立った値上がりをしていないのに対して、暗号資産の価格は9月以降も上昇を続けている。このことから、暗号資産は金とは違う要因によって価格が上がっていると考えることができます。つまり、「暗号資産の価格は、コロナの感染拡大といった特殊事情のみによって高騰しているわけではない」ということが推察されるわけです。 しかし、具体的に何が原因で暗号資産の価格が上昇したのかという点については、現時点ではわかりません。さまざまなことが原因として考えられますが、今はまだそれらを証明できるだけの判断材料がないからです。 ただ、「暗号資産の将来性に対する人々の見方が変わった」ということだけはいえるかもしれない。暗号資産のもつ可能性や金融資産としての価値を、多くの人々が認め始めたという可能性はあるでしょう。 Coincheckの無料登録はこちら ハードフォークが生んだ2017年のバブル 2017年は「仮想通貨バブル」と呼ばれるほど暗号資産市場は活況を呈しました。2017年と2020年では、どんな違いがありますか? 野口教授)2017年には、ビットコインのスケーラビリティ問題が起こりました。暗号資産人気の高まりから取引量が急増して、それまでのブロックサイズでは膨大な数の取引を処理できなくなったわけです。 その際、ビットコインの運営サイドでは、問題の解決策としてブロックサイズを大きくする案や、Segwit(セグウィット)と呼ばれるトランザクション情報を圧縮する技術を導入する案などが提案されました。しかし結局議論はまとまらず、ビットコインはハードフォークすることになります。そしてビットコインのハードフォークによって、ビットコインキャッシュ(BCH)などのアルトコインが続々と誕生した。 ビットコインにおける相次ぐハードフォークは、ある種のバブルを引き起こす原因になりました。例えばBCHが誕生したときには、ビットコインの保有者は持っているビットコインと同量のBCHをタダでもらうことができた。ハードフォークしたからといって通貨としての価値が上がるわけではないのですが、新しく誕生する暗号資産を無料でもらえることが動機となって、ビットコインを購入する人が急増したのです。 そのような状況下で、ビットコインの価格は2017年の末ごろにかけて2万ドルまで上がっていき、そこから急落します。ビットコインにおける相次ぐハードフォークは、2017年に暗号資産の価格がバブルと呼ばれるほど急騰したことに大きく影響したのだと思います。 決済方法としての暗号資産の可能性「PayPalは価格変動のリスクを負った」 昨年はPayPalやSquareなどの決済大手の暗号資産市場への参入が話題となりました。決済方法としての暗号資産の可能性について、どのようにお考えですか? 野口教授)ビットコインは価格変動が大きいので、決済では使いにくいという問題があります。PayPalは世界の加盟店で暗号資産決済を可能にすると発表していますが、それを実現するにはボラティリティの問題をクリアする必要がある。 一部のメディアでは「消費者は仮想通貨の残高を確実な価格レートで、追加料金なしで法定通貨に変換できる」、(※)「店側はペイパルを介して換金された法定通貨を受け取る。」と報じられています。もしそれが本当だとしたら、「価格変動のリスクをPayPalが負った」ということになります。 つまり、仮に実際のビットコインの価格がPayPalが設定した固定価格より安くなったとしても、店舗側の損失をPayPalが補償するということになる。 もし報道にあるようにPayPalが価格変動のリスクを負って、暗号資産を決済用に使えるようにするのであれば、これは非常に大きな決断だといえるでしょう。 ※参照:日本経済新聞「米ペイパル、仮想通貨で支払い可能に ビットコイン高騰」 暗号資産の決済利用に関しては、Facebookが2021年に発行を目指している「Diem(ディエム)」も注目を集めています。Diemが普及した際に既存の金融機関に与える影響についてお聞かせください。 野口教授)Diemが目指しているのは、今までビットコインが果たさなかったこと、つまり現実世界での決済に使われる暗号資産になることです。もしDiemが発行されて世界に普及すれば、これまで銀行が行ってきた決済業務をDiemが代わりに行うようになる可能性が高い。 これは既存の銀行にとっては、非常に大きなインパクトです。Diemによって、自分たちの大切な業務を奪われるかもしれないわけですから。そういう意味では、Diemは今ある金融業界をひっくり返すような可能性を秘めています。 しかし、そのポテンシャルの高さゆえに、Diemは各国当局による規制からは逃れられないでしょう。規制当局はLibra(リブラ)のときと同じように、非常に強い圧力をかけてDiemを潰そうとしてくると思います。 また、このことで私が非常に重要だと思うのが、Diemが発行された場合に日本の暗号資産取引所がどのような対応をとるのかという問題です。 通貨の取引にはある程度の流動性が必要になります。買いたいと思ったときに、必要なだけの通貨を売ってくれる場所が必要になる。それが取引所の役割なわけですが、Diemが日本でも利用できるようになった場合に、Coincheckのような日本の取引所が取り扱いを始めるのかという点にはとても関心があります。 Coincheckの無料登録はこちら CBDCの登場により銀行は「ナローバンク」になる CBDC(中央銀行デジタル通貨)の開発が各国で行われていますが、CBDCが普及することによって既存の金融業界はどのように変化すると思われますか? 野口教授)CBDCの登場によって懸念される一番の問題は、銀行の預金が流出して貸付業務が成り立たなくなることです。Diemのケースと似ていますが、CBDCもまた銀行にとって大きな脅威になる可能性があります。 例えば、中国ではこれからデジタル人民元(DCEP)が使われるようになるわけですが、デジタル人民元を使うためには、まず中国の四大銀行にある預金を使ってデジタル人民元を買わなくてはいけない。ここで、預金からデジタル人民元へのマネーの流出が起こります。 さらに、デジタル人民元はデジタル通貨なので転々流通する。ここが電子マネーとの大きな違いです。 電子マネーの場合には、決済事業者から受取手への支払いは、受取手の預金が増える形で行なわれます。したがって、最終的には預金に戻ります。 しかし、デジタル通貨の場合には、受取手は、それをさらに支払いに用いることができます。つまり、預金に戻らず、転々流通して流出したままになってしまう場合があるのです。 仮にCBDCが広く普及するようになり、決済でも銀行の口座振替より便利だということになれば、多くの人々は預金を取り崩してデジタル通貨を買うようになるでしょう。そうなれば、預金の必要性はなくなるわけです。 銀行は、預金をもっていることによって貸付を行なっています。つまり、預金がなくなるということは貸付業務ができなくなることを意味します。自己資金の範囲でしか貸付業務を行わない銀行は、「ナローバンク」と呼ばれてきました。 もしCBDCが発行されれば、既存の銀行はナローバンクになる可能性がある。これは、銀行にとって非常に大きな変化です。考えられないほど大きな変化といってもいい。 中国のように銀行システムがそれほど発達していない国では、CBDCの導入は可能です。しかし、日本のように銀行が重要な社会的勢力になっている国では、利害関係などを考えるとCBDCの実現は難しいのではないか、というのが私の考えです。 デジタル人民元がAlipay、WeChat Payに与える影響 野口教授)中国では、世界に先駆けてデジタル人民元の実証実験が行われています。先ほどCBDCの登場によって銀行の預金が流出するという話をしましたが、中国の場合はさらにもう1つ問題がある。それは、電子マネーの消滅です。 ご存知の通り、中国ではAlipay(アリペイ)やWeChat Pay(ウィーチャット・ペイ)などの電子マネーが非常に広く使われています。そして、両者の運営企業であるアントグループとテンセントは組織として大きくなり過ぎたため、中国政府にとって制御しづらい存在になってきている。 先述したように、デジタル人民元が普及するようになり、銀行の口座振替や電子マネーより便利だということになれば、中国国民はデジタル人民元だけを使うようになる可能性が高い。そうなればAlipayやWeChat Payは消滅してしまうかもしれません。 デジタル人民元の問題に限らず、最近の中国政府の動向を見ていると、どうもAlipayやWeChat Payを取り潰しにかかっているように見える。 昨年11月にはアントグループの上海・香港でのIPO(新規株式公開)の延期が発表され、話題になりましたね。 野口教授)そうですね。あの一件によって、AlipayやWeChat Payに対する中国政府の思惑がはっきりしました。昨年の秋に起きた上場延期の一件から、中国共産党が大きな政策転換を始めたことが推察できます。 Coincheckの無料登録はこちら ブロックチェーン技術と分散型ID 野口先生は著書などでブロックチェーンの汎用性の高さについて言及されていますが、ブロックチェーン技術の活用例の中で注目されているものはありますか? 野口教授)ブロックチェーンは金融に限ったものではなく、サプライチェーンの管理や保険、不動産取引や著作権管理などにも使われており、活用範囲は非常に広範です。 その中でも私が特に注目しているのが、分散型IDです。例えば今Webのサービスを利用する場合なら、まずIDとパスワードを入力する必要がある。そのIDとパスワードは運営企業が管理しているため、今のIDの仕組みはシステムとしては中央集権型ということになります。 それに対して、分散型IDは本人が自分でIDを管理します。その際、管理に利用されるのがブロックチェーンです。私は、IDの分野で本当に分散型の仕組みが実現できるのかという問題は、ブロックチェーンの未来を占う上で非常に重要なポイントになると考えています。 まず、分散型IDを実現するには秘密鍵の管理の問題を解決しなくてはなりません。つまり、誰がどの秘密鍵をもっているのかという対応関係を明確にする必要がある。 ビットコインなどの暗号資産を取引する際は、誰がどの秘密鍵をもっていようが問題ではありません。しかし、IDとなると話は違います。分散型IDを身分証明書として機能させるためには、「この秘密鍵をもっているのは、現実世界の誰なのか」ということを証明する仕組みを作らなくてはならない。 そこで出てくるのが、「ブロックチェーンで本当に秘密鍵を管理できるのか」という問題です。 マイナンバーカードと分散型IDの違い 野口教授)私たちに身近なデジタルIDとしては、マイナンバーカードがあります。マイナンバーカードの場合、ICチップに秘密鍵が格納されていますが、これは個人が秘密鍵をもっていることを意味します。この点に関しては分散型IDと同じです。 しかしマイナンバーカードの場合、誰がどの秘密鍵を持っているのかという対応関係については政府の機関が管理している。この点が分散型IDとは異なります。 分散型IDの目的は、特定の機関に依存することなく個人で秘密鍵を管理できるようにすることです。いま、Microsoftが「ION(アイオン)」というブロックチェーンを活用した分散型IDを開発していますが、このような仕組みが完成したときに社会がどのように変化するのかは非常に気になります。 最後に、暗号資産に興味があり、これから投資を始めようとしている方に向けて暗号資産の魅力について教えてください。 野口教授)暗号資産は、非常に大きな可能性を秘めた新しい技術です。最近になって暗号資産に興味をもった方は、どういう仕組みで暗号資産が運営され、今までの仕組みとどのようにに違うのかということを理解すると、その可能性の大きさがお分かりになると思います。

「お金を増やしたいけど、何から始めればいいか分からない」 あなたは今、将来の不安などからお金を増やしたいと考えていませんか? 先行きの見えない昨今において、ある程度のお金を貯蓄しておくのは大切なことです。将来への不安を最小限に抑えるためにも、お金を増やすことをなるべく早く真剣に考えていきましょう。 とはいえ、一口に「お金を増やしたい」と言ってもたくさんの方法があり、どれが自分に合っているのか分からないと混乱してしまう人も多いのではないでしょうか? 実は、お金を増やす方法は大きく分けると、「収入を増やす」「支出を減らす」「投資を行う」の3つしかありません。 お金を増やす方法について複雑に考えすぎずに、それぞれポイントに絞って整理すれば、どんな状況の人でも自分に合ったお金を増やす方法が見えてくるはずです。 本記事ではお金を増やす方法について、下記の通り解説していきます。 お金を増やす方法は大きく分けて3つのみ収入を増やすポイント支出を減らすポイント投資でお金を増やすポイント お金を増やす方法について整理し、それぞれのポイントをチェックすることで、自分に合った方法を選べるようになります。 さらに、 お金を増やすのに安全でおすすめな投資方法2選 についても紹介していきます。 投資について苦手意識を持つ人も多いかもしれませんが、リスクを押さえてお金を増やせる可能性のある有益な方法なので、ぜひチェックしてみてくださいね。初心者でも安心して始められる方法のみをピックアップしています。 本記事を読むことで、お金を増やす方法を簡単に理解でき、自分に合ったお金を増やす方法を選べることでしょう。   Coincheckの無料登録はこちら 目次 お金を増やす方法は大きく分けて3つ 収入を増やすために押さえておくべき2つのポイント 主収入を増やせるかどうかを考える 収入の種類を増やせるかどうかを考える 支出を減らすために押さえておくべき3つのポイント 現在の支出を把握する 固定費を中心に減らす 先取り貯金をして余ったお金で生活する 投資でお金を増やすために押さえておくべき2つのポイント 許容できるリスクがどれくらいか考える 投資のスタイルを考える お金を増やすのにおすすめな投資方法2選 投資信託 仮想通貨 お金を増やす際に押さえておくべき4つの注意点 借金はしないようにする 短期的に増やそうとしない 投資にはリスクがあることを認識する 自己責任で行う 【一覧表付きまとめ】あなたにおすすめのお金を増やす方法 お金を増やす方法は大きく分けて3つ お金を増やして将来の不安をなくしたいという人の中には、「何から始めればいいのか分からない」「選択肢がたくさんあって混乱する」と考える人も多いでしょう。 しかし、実際には「お金を増やす方法」は大きく分類して下記の3つのみになります。 ①収入を増やす②支出を減らす③投資でお金を増やす まず、想像しやすいのが①の収入を増やすことでしょう。副業や転職といった方法で収入を増やし、結果として手元に残るお金を増やします。大きなリスクもなく、自分自身のスキルアップにつながるといったメリットがあります。 しかし、収入を増やすのはそう簡単なことではなく、時間がかかることがほとんどなので忍耐力が必要です。 次に、比較的簡単にできるのが②の支出を減らすことです。収入を増やすのには時間がかかりますが、支出を減らす場合には、今すぐできることがほとんどです。 固定費を削ったり、日々の支出を見直したりすることで支出を減らし、手元に残るお金を増やしていきましょう。 ただ、節約は行動に移しやすいことがメリットではありますが、お金をたくさん増やすのは難しいという点がデメリットです。 最後に、収入から支出を引いて残った金額を③投資に回してお金を増やしていく方法が考えられます。 1度投資の仕組みを作ってしまえば、あとは努力をしなくても自然にお金が増えていくことがほとんどです。さらに、大きくお金を増やすことができる可能性も秘めています。 しかし、投資の最低限の知識を得る必要があることと、増えるどころかお金が減ってしまうリスクがあるということがデメリットと言えるでしょう。 お金を増やす3つの方法と、それぞれの代表的なメリットとデメリットを一覧表にまとめました。 次章からは、お金を増やす3つの方法「収入を増やす」「支出を減らす」「投資を行う」について、それぞれのポイントと、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。 収入を増やすために押さえておくべき2つのポイント お金を増やすための1つ目の方法として、『収入を増やす』ということが考えられますが、収入を増やすために押さえておくべきポイントは下記2つです。 主収入を増やせるかどうかを考える 収入の種類を増やせるかどうかを考える ひとつひとつ詳しくみていきましょう。 主収入を増やせるかどうかを考える 収入を増やすためのポイントとして、まずは、現在の主収入を増やせるかどうかを考えてみましょう。 例えば、現在勤めている会社で出世することで給与収入がアップするようなら、チャレンジしてみるとよいでしょう。現在、アルバイトや派遣職員として勤務しているのであれば、正社員を目指して収入アップにつなげるというのもひとつの方法です。 また、成果主義の会社であれば、自分が実績を上げて会社に収益をもたらすことで、給与アップにつながります。自己鍛錬のためにもスキルを磨いて結果を出していく努力をしてみましょう。 一方で、現在の会社で給与アップをするのが難しいのであれば、給与の高い会社に転職するという方法もあります。 現在の会社での給与アップについては、大幅な収入増を望むことは難しいですが、転職に成功すれば大きく収入が増える可能性もあります。 上記の中で自分に合う主収入アップ方法があれば、チャレンジしてみることをおすすめします。 しかし、どの方法も難易度が比較的高い割に、転職以外は大きく収入をアップさせることが難しいでしょう。 転職に関しても高収入の会社は競争率が高く、また業務内容が専門的であったり長時間労働が必須だったりなど、大きく給与を増やすためにはそれなりの犠牲が必要となることが多いと言えます。 参考:KOTORA JOURNAL 収入の種類を増やせるかどうかを考える 主収入を増やすことが難しければ、収入の種類を増やせるかどうかを考えてみましょう。 例えば、副業を行って収入の柱を増やしてみるのはどうでしょうか。昨今では国や会社も副業を推奨しているので、主の仕事以外にやってみたいことがあればチャレンジしてみることをおすすめします。 主な副業としては、土日にアルバイトを入れるという方法だけでなく、クラウドソーシングを利用する、ブログやYouTubeを始めるといった色々な方法が考えられます。 上記の中で自分に合う収入の種類を増やす方法があれば、試しにはじめてみてはいかがでしょうか。 ただ、収入の種類を増やす方法は、平日の仕事とは別に仕事を持つことになるので、時間と体力を消耗するといったデメリットがあります。アルバイトやクラウドソーシングを始めれば確実に収入が増えますが、忙しくなりすぎて体調を崩してしまうこともあるかもしれません。 さらに、副業としてブログやYouTubeを始める場合には、大きく稼げる可能性がある分、稼げるようになるまでには時間がかかるといったデメリットや、マーケティング戦略のような専門知識が必要になるといった難しさがあります。 支出を減らすために押さえておくべき3つのポイント お金を増やすための2つ目の方法として、『支出を減らす』ということが考えられますが、支出を減らすために押さえておくべきポイントは下記3つです。 現在の支出を把握する 固定費を中心に減らす 先取り貯金をして余ったお金で生活する すぐに実行に移せることばかりなので、ひとつひとつ見ていきましょう。 現在の支出を把握する 支出を減らすポイントのひとつして「現在の支出を把握する」ということがあげられます。 なぜなら、「お金が増えない」と嘆いている人は、無意識にお金を使ってしまっていることが多いからです。 家計簿アプリを利用するなどして、1度自分の支出を「見える化」してみましょう。 「思った以上に不要なものをコンビニで買ってしまっている」 「服飾費が積み重なってバカにならない金額に達している」 「使っていないサブスクリプションに複数お金を支払い続けている」 など、必要のない出費を無意識に行なっていないかチェックしてみてくださいね。 固定費を中心に減らす 自分の毎月の支出を明確にした上で、まず最初に手をつけて欲しいのが「固定費を減らす」ということです。 固定費は毎月必ずかかる費用なので、1回削るだけで大きな成果につながります。最小の努力で最大の結果を手に入れましょう。 固定費の例を下記一覧表にまとめました。現状を把握した上で削れるものがないか検討してみてくださいね。 先取り貯金をして余ったお金で生活する 『支出を減らす』ポイントとして最後にあげられるのが「先取り貯金をして余ったお金で生活する」ということです。 先取り貯金をすることで、お金があればあるだけ使ってしまうということを避けられ、確実に支出を減らせるようになります。 先取り貯金の方法としては、下記のようなものが考えられるので、参考にしてみてくださいね。 積立投資のメリット・デメリットと仮想通貨で積立を行う方法 Coincheck   Coincheckの無料登録はこちら 投資でお金を増やすために押さえておくべき2つのポイント お金を増やすための3つ目の方法として『投資でお金を増やす』ということが考えられます。 投資というと少し難しく感じる人もいるかもしれませんが、1度仕組みを作れば大きくお金を増やすチャンスにつながります。そのため、この機会にまずは投資の下記2つのポイントについて押さえておきましょう。 許容できるリスクがどれくらいか考える 投資のスタイルを考える 許容できるリスクがどれくらいか考える 一口に投資と言っても投資信託や外貨預金、国債や金、FX、仮想通貨など本当に幅広い種類があります。 投資の種類によって元本割れなどのリスクが変わってくるため、まずは自分がどれくらいのリスクを取れるのかを考えてみましょう。 絶対に元本割れのリスクを避けたいという人には国債をおすすめしますが、大きな利益は期待できません。 一方で、大きなリスクを取ってもいいから短期で稼ぎたいという人は、FXがおすすめです。しかし、初心者が稼ぐのはかなり難しいと言えるでしょう。 元本割れのリスクが低い商品で、大きな利益が期待できる金融商品としては、投資信託や仮想通貨があげられます。特に投資信託は、自然と分散投資している形になるためにリスクが抑えられる金融商品と言われています。 投資のスタイルを考える 許容できるリスクがどれくらいか考え、候補となる投資を絞ったあとは、投資のスタイルを考えてみましょう。 投資信託を選択したとしても、一気に購入するのか、毎月積み立てるのかなど買い方を決める必要があります。また、どれくらい長期で運用するのか、短期である程度の利益が欲しいのかなども考えてみましょう。 投資スタイルを明らかにすることで、購入するべき銘柄などが見えてきます。自分に合った投資のスタイルを探ってみてくださいね。 次章からは、お金を増やすのに安全でおすすめな投資方法を2つ紹介します。「難しくて自分で投資方法を選べない」という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。 お金を増やすのにおすすめな投資方法2選 お金を増やすための1つの方法として「投資」が挙げられますが、苦手意識を持つ人も多いかもしれません。しかし、投資は資産を増やせる可能性のある有益な方法なので、ぜひチェックしておきましょう。 お金を増やすのにおすすめな投資方法2つについて紹介します。 投資信託 仮想通貨 投資信託 投資信託は、投資を行う人たちからお金を集め、プロが株式や債券を運用して、出た利益を還元する金融商品です。 あらゆる金融商品の詰め合わせとも言えるのが投資信託なので、投資信託を購入すれば自然と分散投資を行なっていることになります。 そのため、お金をある程度増やすことが可能でありながらリスクを抑えることができる、初心者向け投資として人気があります。 会社の株を購入する場合には、ある程度まとまった金額が必要であることが多いですが、投資信託は5000円程度の少額から始められるのも特徴です。 また、投資信託は、同時期に一気に購入して運用する方法と、毎月決まった額を積み立てて運用する方法があるので、自分に合った方を選ぶと良いでしょう。 どちらの場合でもNISAというお得な税制免除の制度が利用できるので、投資信託を行う場合には必ず利用してくださいね。 税金上のメリットでいうと、iDeCoの利用もおすすめです。iDeCoとは、公的年金とは異なり自分で積み立てる年金のことで、60歳以降に給付金を受け取ることができます。将来の不安に備えながら、運用利益も期待できる投資方法です。 特にiDeCoは税金上のメリットが大きいことが特徴で、運用における利益が非課税になるだけでなく、所得控除の対象にもなります。 ただ、あくまで目的は老後の生活を支えることなので、お金が途中で必要になったとしても、60歳までは原則解約できないという点は押さえておきましょう。 ただし、元本保証がないことや購入手数料や運用手数料がかかるといったデメリットがあることも忘れないようにしましょう。 仮想通貨 仮想通貨(暗号資産)は、日本円などの形ある法定通貨とは異なり、インターネット上でやりとりを行うデジタル通貨の一種です。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった仮想通貨の種類を聞いたことがある人も多いでしょう。 仮想通貨は、決済手段や寄付手段などあらゆる使い道が広がっていくことが期待されていることもあり、今後価格が上昇していくと期待されています。 そのため、現在の段階で仮想通貨に投資することで、大きな利益を得られる可能性が高いと注目されているのです。 下記は仮想通貨の代表的なビットコインの2020年のチャートですが、右肩上がりに価格が上昇していることが分かるでしょう。 出典:CoinMarketCap ただ、仮想通貨は社会的な知名度が上がってきており、政府や大手企業も注目しているという状況ではあるのですが、いまだに価格の上下が激しいです。 大きな利益が得られる可能性が高い一方で、大きく損をしてしまう可能性も否定できません。そのため、少額から投資を始めてみることをおすすめします。 Coincheck(コインチェック)では、少額から始められる積立サービスを用意しています。積立サービスを利用すれば1度仕組みを作るだけでお金を増やしていくことが可能なので、ぜひ利用してみてくださいね。 仮想通貨への投資や積立サービスについて詳しく知りたい場合には、下記の記事を参考にしてください。 仮想通貨初心者でも安心して始められる仮想通貨の投資方法 Coincheck 仮想通貨の積立とは?メリット・デメリットなど基本から解説します! Coincheck お金を増やす際に押さえておくべき4つの注意点 お金を増やそうとする際に「失敗した!」とならないよう、注意点を4つまとめました。 下記注意点を守らずに後悔する人が多くいるので、必ず押さえておきましょう。 借金はしないようにする 焦って短期的に増やそうとしない 投資にはリスクがあることを認識する 自己責任で行う 借金はしないようにする 当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、借金は絶対にしないようにしてください。 「この投資は儲かりそうだから、借金をしてお金を調達しよう」と短絡的に考えると取り返しのつかないことになります。通常、投資の運用益より借金の利息の方が高くなることがほとんどだからです。 お金を増やすために借金をしては、逆効果になってしまうので気をつけてくださいね。 短期的に増やそうとしない お金を増やすためには、長期的な視点が必要になることがほとんどです。 特に、投資の初心者が短期で大きなお金を増やそうとすると、高い確率で失敗します。お金を増やすどころか取り返しのつかない損につながってしまうかもしれません。 また、「簡単に、すぐに、たくさん儲けられる」といった金融商品は詐欺であることも考えられるので、慎重に判断しましょう。 お金を増やすためには忍耐強く、長い時間をかけてコツコツと行動していくことが大切です。 投資にはリスクがあることを認識する 投資を行う場合にはリスクがあることを認識するようにしましょう。できれば、ある程度の貯金を普通預金などの安全な方法で確保した上で、余剰資金を利用して投資を行うことが望ましいです。 ただ、長期的に運用する場合には、大きなリスクを避けられることも多いです。 一時損しても、時間が経てば相場は回復してくることがほとんどなので、相場の上下に一喜一憂して振り回されないようにしましょう。 自己責任で行う 投資は自己責任で行うことを心がけましょう。 どんな金融商品でも「必ず儲かる」というものは存在しません。専門家おすすめの金融商品を参考にするのはいいですが、あくまで投資は自己責任であることを忘れないようにしてくださいね。 金融商品を選んで購入する際には、自分なりに勉強をして、ある程度のリスクを覚悟しておくべきです。   Coincheckの無料登録はこちら 【一覧表付きまとめ】あなたにおすすめのお金を増やす方法 ここまで、お金を増やす3つの方法とおすすめの投資方法について紹介してきました。 しかし、「結局、私は何から始めたらいいのだろう?」と悩んでしまった人もいるかもしれません。そこで、実際に何をしていいか分からないという人に向けて、お金を増やすためのスタンス別におすすめの方法を一覧表にまとめました。 基本的な考え方として、リスクが高ければ高いほどお金をたくさん増やせる可能性は増し、リスクが低ければ、お金をたくさん増やすことは難しいと言えます。 もし余力があれば、なるべく収入を増やし支出を減らす努力をした上で、手元に残った多くのお金を自分に合った投資方法で運用することをおすすめします。 上記の組み合わせはほんの一例です。あなたも自分に合った組み合わせ方法をぜひ考えてみてくださいね。 仮想通貨(ビットコイン)で楽して稼ぐことはできるのか? Coincheck それでは、改めて本記事で紹介したお金を増やす方法についてをまとめていきましょう。 お金を増やす方法は大きく3つのみ収入を増やすポイント支出を減らすポイント 投資でお金を増やすポイントお金を増やすのに安全でおすすめな投資方法2選あなたにおすすめのお金を増やす方法お金を増やす際に押さえておくべき4つの注意点 「お金を増やす方法」は大きく分類して下記の3つのみになります。 それぞれメリットとデメリットがあるので自分に合った「お金を増やす方法」を実践してみましょう。 その中でも「投資でお金を増やす」のは、大きくお金を増やせる可能性を秘めています。具体的なおすすめの投資方法は下記の2つです。 投資信託 仮想通貨 また、お金を増やす際に注意しておくべき4つのことは下記の通りです。 借金はしないようにする 焦って短期的に増やそうとしない 投資にはリスクがあることを認識する 自己責任で行う また、お金を増やすためには、お金にまつわる正しい情報を得て、取捨選択をすることが必要です。「マネ会 by Ameba」(※)などの金融メディアに普段から触れることも大切といえるでしょう。 本記事を読むことで、自分に合ったお金を増やす方法を選び、将来への不安を少しでも解消してもらえたなら、幸いです。 (※)参考記事:アプリダウンロード数No.1!暗号資産取引サービスCoincheckを紹介|マネ会 by Ameba

2025-03-25NFT

2021年3月24日より新たに提供を開始したNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、サービス開始を記念したスペシャルコラボ企画として、「クリプトスペルズ」の新規レジェンドカード(NFT)である「暗黒神話ヨグ=ソトース」を2021年4月1日より発売します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 「暗黒神話ヨグ=ソトース」の詳細 クリプトスペルズとは Coincheck NFTで「暗黒神話ヨグ=ソトース」を購入する方法 出庫方法    「暗黒神話ヨグ=ソトース」の詳細 レアリティ LEGEND 最大発行枚数 19枚 文明 黒 種族 悪魔 コスト 4 攻撃力 4 体力 4 能力 召喚時:場の上限まで自分の墓地からユニットを出す ※該当カードの再販はございません ※システムの都合上、販売開始時間より順次出品が行われる予定です 販売期間:2021年 4月1日 20:00 ~ 4月14日 24:00 シリアルナンバー 価格 1~11 1.5 ETH 12~13 0.046 BTC 14~15 4,700 XRP 16~17 7,200 NEM 18~19 53,000 IOST ※価格の算出方法:前回のレジェンドセールの平均販売価格(法定通貨建)を参照しております。 ※販売期間中に暗号資産レートに上下があった場合でも、販売カードの価格変更はございません 詳細はこちらをご確認ください 以下のリンク先から購入ページへ遷移することができます。購入方法については後述の「Coincheck NFTで「暗黒神話ヨグ=ソトース」を購入する方法」に記載しています。 Token ID 価格 URL Token ID1 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100001 Token ID2 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100002 Token ID3 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100003 Token ID4 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100004 Token ID5 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100005 Token ID6 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100006 Token ID7 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100007 Token ID8 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100008 Token ID9 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100009 Token ID10 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100010 Token ID11 1.5 ETH https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100011 Token ID12 0.046 BTC https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100012 Token ID13 0.046 BTC https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100013 Token ID14 4,700 XRP https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100014 Token ID15 4,700 XRP https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100015 Token ID16 7,200 NEM https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100016 Token ID17 7,200 NEM https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100017 Token ID18 53,000 IOST https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100018 Token ID19 53,000 IOST https://coincheck.com/ja/nft/assets/item/0x67cbbb366a51fff9ad869d027e496ba49f5f6d55/133100019 Coincheckの無料登録はこちら クリプトスペルズとは クリプトスペルズ(Crypto Spells)は、2019年6月25日に正式リリースされ、初日で売上金額が600ETH(当時のレートで約2,000万円)を突破した大人気ブロックチェーンゲームです。 ゲームで使用されるカードは、すべてNFT(Non-Fungible Token)と呼ばれるイーサリアム(ETH)のERC721規格を基盤としたトークンとして発行されます。そのため、ビットコイン(BTC)などの暗号資産と同じように、デジタル資産として取引や管理をすることができます。 ゲームで遊べて資産も貯まる?クリプトスペルズ(クリスペ)の5つの魅力や登録方法を解説! Coincheck Coincheckの無料登録はこちら Coincheck NFTで「暗黒神話ヨグ=ソトース」を購入する方法 続いて、Coincheck NFTで「暗黒神話ヨグ=ソトース」を購入する方法をご紹介していきます。 (1)購入したいNFTを選択 まずはHome画面より購入したいNFTを選択します。Home画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 (2)詳細を確認し、購入確認をクリック 金額は出品者が選択した通貨が表示されています。 購入はCoincheckで取り扱っている通貨から選択することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 出庫方法 購入したNFTをゲームなどで使用する場合は、出庫をしてから外部のウォレットへ移動する必要があります。 (1)出庫する場合、まずはマイページへ移動します。 (2)マイページより出庫したいNFTを選択します。 (3)出庫したいNFTであることを確認してから、「出庫」をクリックしてください。 出庫先を選択し「出庫」をクリックすれば完了です。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。 ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。 一度実行した出庫処理は取り消すことがで゙きませんのでご注意ください。 誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。 出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。 暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。 手数料に関しては こちら をご確認ください。

2025-03-25NFT

この記事でわかること The sandbox「LAND」の販売情報 The sandbox「LAND」の活用例 The sandbox「LAND」の購入方法 『The Sandbox』(サンドボックス)はイーサリアムのブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。 ユーザーはMetaverse(メタバース)と呼ばれる仮想空間上にLAND(土地)を購入し、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。 2021年3月24日にローンチしたCoincheck NFTでは、The sandbox内のメタバース空間上の土地であるLANDの販売を行っています。 この記事では、「The SandboxのLANDでできることと、Coincheck NFTマーケットプレイスでのLANDの購入方法」を解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 The sandbox「LAND」の最新情報 『The Sandbox』の「LAND」をCoincheck NFTにて販売中 The sandbox「LAND」の活用例 1.The Sandboxのゲームへ参加 2.LANDでゲームやイベントを主催 3.LANDをレンタルして収益化 4.SANDのステーキング LANDとESTATEの違い LANDの投機的な価値 The sandboxとはブロックチェーンのゲームプラットフォーム Coincheck NFTで「LAND」を購入する方法 The Sandbox「LAND」の最新情報 「Coincheck NFT」では、ブロックチェーンゲーム『The Sandbox』の仮想空間上でコインチェックが保有している「LAND」の一部を販売しています。 初売り時は、全ての「LAND」が出品から3秒以内に購入されました。このご好評を受け、4月13日から3度に渡って追加販売を行いました。 以下では「LAND」の再販やキャンペーンなどの最新情報が公開され次第、掲載しています。 『The Sandbox』の「LAND」をCoincheck NFTにて販売中 NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」にて、2023年9月14日より販売する『The Sandbox』「LAND(NFT)」を下記販売詳細の通り決定しました。 ー「LAND」販売詳細 ⚫︎販売個数 342個 ⚫︎販売開始日時 2023年9月14日 15:00 ⚫︎販売価格 1,800 SAND ※ 『The Sandbox』トークンのSAND(サンド)建で販売いたします。暗号資産SAND(サンド)は、Coincheck販売所にて購入可能です。 注意事項 当社都合により、LANDの出品中止、また出品したLANDを出品取り下げする可能性がございます。あらかじめご了承ください。 The Sandbox「LAND」の活用例 The SandboxにはLANDという概念があります。LANDとはThe Sandbox内のメタバース上に設置できる自分の土地のことを指し、発行数の上限が166,464個と決められています。 The Sandboxは仮想空間(メタバース)ですが、現実の空間のような設計になっています。ユーザーはキャラクターを用いてThe Sandbox内を歩き回ることができます。 そのため、LANDごとに物理的な位置関係が存在するということになります。 The Sandboxを世界と考えると、LANDはそこに設置できる島というイメージでしょうか。 自分でLANDを購入して設置することもできれば、他のユーザーの設置したLANDを訪れてゲームやチャットで会話を楽しむこともできます。LANDを購入してそこにゲームや何かしらのコンテンツを置けば、これがデジタルアセットとして新しい価値となります。 デジタルアセットとはデジタルの資産のことです。The Sandbox内にLANDを購入し、そこにデジタルアセットを作ることでマーケットプレイスを通じて収益化を図ることができます。 主にLANDでできることをまとめると、以下のようになります。 1.The Sandboxのゲームへ参加2.LANDでゲームやイベントを主催3.LANDをレンタルして収益化4.SANDのステーキング The SandboxのLANDにあるコンテンツを消費者として楽しむことも、製作者、開催者として収益を得ることもできます。 上記の項目については以下で詳細を記述していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 1.The Sandboxのゲームへ参加 2021年11月20日から同年12月20日の1か月間、The Sandboxメタバースの一部をお披露目する目的でアルファ版が公開されていました。 この際LANDの所有者はアルファパス(ALPHA PASS)と呼ばれる5000個限定のNFTの抽選に参加することができました。 アルファパスを保有した状態でアルファ版のミニゲームやクエストを完了することで、最大1,000SANDのトークン報酬と3個の限定NFTが獲得できました。 2022年3月時点でのSANDの価格は約330円となっているため、アルファパスを所有してゲームを遊ぶことで、約33万円分のSANDトークンを獲得できたことになります。 今後のイベントでも同様のケースがあるとすれば、The SandboxユーザーがLANDを所有しておくインセンティブになると言えるでしょう。 ※日本在住のユーザーはアルファパスを所有することができませんでした。 なお2022年3月時点にて、The Sandboxはアルファ版シーズン2(ALPHA SEASON2)の開催を行っています。アルファ版シーズン2は3月末まで開催される予定です。 2.LANDでゲームやイベントを主催 LAND所有者は自身の所有しているLAND上にてゲームやイベント等のコンテンツを展開することができます。 The Sandbox運営が公開している無料のゲーム制作ソフトである「Game Maker」を使用することで、ゲームの制作を進めたり自身の作成したゲームのテストプレイを行うことが可能です。 ゲームの制作が完了したら、自身が所有しているLANDに訪れた人に向けてゲームを公開することができます。加えて、公開したゲームやイベントへの入場料を徴収するという形で収益化することもできるのです。 なお収益化するか否かはゲーム制作者の決定にゆだねられています。LANDを複数所有している方であれば、無料のゲーム(LAND)を1つ公開しておくことで、その他の有料のゲーム(LAND)への導線として利用するという戦略を取ることもできます。 ちなみに、LANDの中でも立地によって人気度に差が出てくる可能性があります。 The Sandboxとのパートナー企業(アディダスやスクウェア・エニックス)のLANDやハブ的な地域の近くにあるLANDは、プレイヤーが集まりやすくなることでより多くの収益が期待できます。 もしLANDの購入を検討している場合は、LANDの立地なども考慮に入れるとよいでしょう。 3.LANDをレンタルして収益化 将来的に、LANDの所有者は所有しているLANDをThe Sandbox内の他のクリエイターに貸すことができるようになる予定です。 クリエイターたちは借りたLAND上に、自分が制作したいゲーム等のコンテンツを構築することが可能です。 LAND所有者はLANDを貸した際の賃料を決定することができます。しかし、クリエイター(ゲーム制作者)が開発を継続しながら自らのコンテンツ(LAND)を収益化し賃料を支払う経済的なインセンティブを保つためには、LAND所有者らは他の売り手との競争力を維持する必要があるでしょう。 LANDを貸すときの値段の設定については、いくつかの要素が考慮できると思います。例えば、The Sandboxのパートナー企業の土地やハブ的な土地との近さ、それとLANDのサイズです。予想される収益よりも賃料が割高な場合は、だれもそのLANDを借りようとは思いませんよね。 LANDをレンタルすることで収益化につなげたいと考えている方は、立地やサイズを考慮してLANDを購入する必要があると思います 4.SANDのステーキング SANDトークンのエコシステム上に用意されているステーキング(厳密には流動性マイニング)というシステムを活用することで、SANDの枚数を増やすことができます。 LANDの所有者は、このステーキングに参加する時にSANDが増加する速度が上昇します。 ただし、SANDのステーキングは厳密には流動性マイニングとなっており、SANDとペアになるトークンを合わせて流動性提供しなければなりません。そのため、インパーマネント・ロスと呼ばれる2つのトークンの価格比が変化することで生じる損失が起こる可能性があります。上記より、SANDのステーキングは自己責任で行うか否かを検討するのが良いでしょう。 SANDのステーキングとLANDの関係性に関する解説については、コチラのサイトでThe Sandbox運営が解説しています。関心のある方はぜひご覧ください。 LANDとESTATEの違い 引用:What are ESTATEs? - The Sandbox The Sandboxには、LANDの他に「ESTATE」という土地を表すキーワードがあります。 ESTATEはLAND(1×1)が繋がった大きな区画の土地で、S〜XLまでの4サイズがバンドル販売(セット販売)されています。 タイプ サイズ LANDの合計数 Small 3×3 9 Medium 6×6 36 Large 12×12 144 X-Large 24×24 576 1LANDは、96メートル(縦) x 96メートル(横) x 128メートル(高さ)です。それに対して、ESTATEは複数のLANDから構成されています。具体的には、SmallサイズのESTATEが3×3の合計9LAND、Mediumサイズが6×6の36LAND、Largeサイズが12×12の144LAND、X-Largeサイズが24×24の576LANDで構成されています。 ユーザーはバンドル出品されているESTATEを購入することで、単一のLANDを所有しているよりも大規模な施設やゲームを作成することができます。アトラクションの規模が大きくなることで集客力が増し、より多くの収益を期待できるようになることがESTATEを所有するメリットと言えるでしょう。 なお、ESTATEはマーケットプレイスでバンドル出品されている商品を購入する以外にも、隣接する1x1のLANDを統合して作成することも可能です。 LANDの投機的な価値 前述でも記載しましたが、LANDの中でも人気に差があります。具体的には以下のような特徴を持つLANDが人気を集める傾向にあります。 コンテンツの充実度中心に近い立地有名企業の周辺 有名企業の周辺のLANDは価値が高くなる傾向にあります。ユーザーは有名企業が提供するコンテンツを利用するため、そこにユーザーが集まるためです。 ユーザーが集まれば周辺のLANDへの訪問が増えます。 また、ユーザーや有名企業のLANDはメタバースの中心に集まる傾向があるので、中心に近い立地もまた人気を集めています。 他にもデジタルアセットやオリジナルのゲームなど、コンテンツが充実しているLANDにも人が集まる傾向にあります。 Coincheckの無料登録はこちら The Sandboxとはブロックチェーンのゲームプラットフォーム The Sandboxはゲーム開発者やゲームユーザーが集まるゲームプラットフォームです。 メタバース空間を楽しむだけでなく、ボクセルアートやGame Makerを用いて、自分好みのアセットやゲームを作成し、メタバース空間に並べたりマーケットプレイスで自由に売買することができます。マインクラフトなどのシュミレーションゲームが好きなゲーマーには、とても親しみを感じられるゲームプラットフォームでしょう。 LAND購入の前にThe Sandboxのことを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。 The Sandboxとは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を徹底解説 Coincheck Coincheck NFTで「LAND」を購入する方法 続いて、Coincheck NFTで「LAND」を購入する方法をご紹介していきます。 また、Coincheckで口座開設を完了させていない方は以下の記事をご確認ください。 ※口座開設が完了していないとNFTを購入できないので注意しましょう。 Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル Coincheck (1)購入したいNFTを選択 まずはホーム画面より購入したいNFTを選択します。ホーム画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 【注意】 LANDの画像がデフォルトのものから周辺マップの表示に変更になりました。 また、公序良俗に反したり、著作権上の問題が考えられたりする画像は、デフォルト画像が表示されます。 (2)詳細を確認し、「購入確認」をクリック 購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 執筆プリズム コインチェックで暗号資産デビュー。その後、メタバースゲーム「The Sandbox」の翻訳担当や暗号資産系メディアでのライター・リサーチャーとして活動を開始。現在もクリプト領域のリサーチを継続しつつ、暗号資産にまつわるデータ解析やオンチェーン分析も行っている。ネット文化全般に詳しい。 Twitter :@prism_cryptos

2025-03-25NFT

NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)とは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンを利用したゲームのことです。 ブロックチェーンは分散型取引台帳とも呼ばれていて、取引履歴などをユーザー同士で管理する仕組みになっています。そのため、ブロックチェーン技術を利用したゲームには、下記のような特徴があります。 ゲーム内取引の不正や改ざんがしにくい ゲーム内で取得したアイテムが自分の資産になる 取得したアイテムを自由に売買することができる このように、NFTゲームには既存のゲームにはない特徴を持つため、その将来性に注目が集まっています。 本記事では、 ①NFTゲームとは何か②NFTゲームと既存ゲームとの違い③NFTゲームの現状と課題④おすすめのNFTゲーム6選⑤NFTで利益を出す方法⑥NFTゲームの将来性 について、解説していきます。 本記事を読むことで、NFTゲームについての特徴や、現状と課題、将来性を理解することができます。また、おすすめのNFTゲームについても紹介しているので、これから始めてみたい、といった方も楽しめる内容となっています。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 NFTゲームとはブロックチェーン技術を利用したデジタルなゲーム 特徴①ゲーム内取引の不正や改ざんがしにくい 特徴②取得したアイテムやキャラクターが自分の資産になる NFTゲームと既存ゲームとの違い チートプレイに悩まされる心配がない 苦労して集めたアイテムやキャラクターが消えない ゲーム内で取得したアイテムが資産になる NFTで利益を出す方法 おすすめのNFTゲーム6選 CRYPTO SPELLS(クリプトスペルズ) The Sandbox(ザ・サンドボックス) Sorare(ソラーレ) Decentraland(ディセントラランド) Otherside(アザーサイド) Axie Infinity(アクシーインフィニティ) NFTゲームの現状と今後の将来性 課題①ゲームの種類やユーザー数が多くない 課題②キャラクターやアイテムの資産化が理論止まり NFTゲームに関するFAQ まとめ NFTゲームとはブロックチェーン技術を利用したデジタルなゲーム 前述した通り、NFTゲームとは、暗号資産の基盤技術であるブロックチェーンを活用したデジタルなゲームのことです。 ブロックチェーンは、取引のデータ履歴がブロックに記録され、チェーンのように連なる仕組みであることからその名前がつきました。そして、取引履歴などをユーザー同士で管理するという特徴があります。 ブロックチェーンはこれらの仕組みや特徴を持つために、ゲームに利用することで、既存ゲームの問題を解決し、新たなゲームの楽しみ方をもたらすと期待されているのです。 NFTゲームと聞くと、難しそうと感じる人もいるかもしれませんが、プレーヤーは既存のゲーム同様にパソコンやスマホで気軽に楽しむことができます。 NFTゲームについては想像がつきにくく難しいところもあるので、ブロックチェーンならではの特徴について詳しく解説していきます。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck 特徴①ゲーム内取引の不正や改ざんがしにくい ゲーム内で誰かが不正や改ざんを行っても、すべてのユーザーが同じ台帳を閲覧でき、内容を確認することができるので、データの改ざんが疑われる場合には、その部分のデータを他のユーザーが保管しているデータと比較すれば、正しいかどうかがすぐにわかります。世界中のユーザーが保管しているデータを同時に改ざんすることは、現実的には不可能です。 つまり「世界中のユーザーが証人」という環境下で取引できる、というわけです。 そのため、NFTゲームは、取引の不正や改ざんがしにくく、ゲームの透明性が担保されやすいという特徴があります。 特徴②取得したアイテムやキャラクターが自分の資産になる NFTゲームは、ゲーム内で取得したアイテムやキャラクターなどのデジタルアセットにNFT技術を活用することで、異なる対象のゲーム内で利用したり、対象のマーケットプレイス内で自由に売買を行うことが可能になります。 2021年3月24日にローンチしたNFTマーケットプレイス『Coincheck NFT』では、『CryptoSpells』や『The Sandbox』で利用可能なNFTの売買が可能。今後はゲームのみならず、アートやスポーツなど幅広い分野に拡大していく予定です。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck NFTゲームと既存ゲームとの違い NFTゲームについてより深く理解してもらうために、既存ゲームとの違いを表にまとめてみました。 既存のゲーム チートプレイが行われることがある ゲームが終われば取得したアイテムやキャラクターは消える ゲーム内で稼いだお金はゲーム外では利用できない NFTゲーム チートプレイをしてもすぐにバレてしまう ゲームが終わってもアイテムやキャラクターは消えない ゲーム内で稼いだお金が現実世界でも通用する ひとつひとつ詳しく解説していきます。 チートプレイに悩まされる心配がない 既存ゲームにおいては、プレイヤーがコードの改ざんなどによってキャラクターを強くする「チートプレイ」と呼ばれる行為が問題になっています。 例えば、旅を進めていくことやアイテムをゲットすることでキャラクターを強くしていくゲームであるのに、コードを改変してキャラクターのレベルを最大まであげてしまうようなことを指します。 チーム戦や対戦ゲームにおいて、チートプレイを行っているキャラクターに出会ってしまったら、真面目にゲームをしている人が損をしてしまうことがあるのです。 一方で、NFTゲームは、分散管理を行っており、不正をしても世界中の参加者(ノード)の合意形成が必要なので、すぐにバレてしまいます。なので、NFTゲームならチートプレイに悩まされることなく安心してプレイができます。 苦労して集めたアイテムやキャラクターが消えない 既存のゲームでは開発会社などが中央管理者となり、ゲームに関するあらゆることをコントロールしています。 そのため、例えば、ゲームのサービスが終了すれば苦労して取得したゲーム内のアイテムやキャラクターは消えてしまいます。 また、開発会社が主導するアップデートによって不利益を被り、ガッカリしたという経験をしたことがある人もいるかもしれません。 一方で、NFTゲームは中央管理者に依存しない分散管理の仕組みを持ったゲームであるために、このような心配をせずに済みます。 たとえゲームのサービスが終了しても、資産としてキャラクターやアイテムを残すことが可能です。 ゲーム内で取得したアイテムが資産になる 既存のゲームでは、ゲーム内で通貨やコインを得たとしても、基本的にゲーム外での利用は不可能でした。 しかしNFTゲームにおいては、取得したアイテムやキャラクター(NFT)を自由にマーケットプレイス上などで売買することができます。 つまり、NFTゲームは既存のゲームにはない稼ぎ方ができ、ビジネス化の可能性も含んでいると言えるのです。 NFTとは代替不可能なトークンのこと!具体的な活用例を徹底解説 Coincheck NFTで利益を出す方法 NFTゲームに興味がある方の中には、「NFTでどうやって利益を出すのか」が気になっている人も多いのではないでしょうか? NFTで利益を出す方法として、主に以下の4つが挙げられます。 ①NFTの取引で売却益を狙う②自身で制作したNFT作品をマーケットに出品する③NFT関連の暗号資産を購入する④NFTゲームでアイテムや暗号資産を獲得する それぞれの詳細については、以下の記事をご覧ください。 NFTの購入方法/始め方!NFT投資で利益をあげるには? Coincheck NFTの取引で売却益を狙う NFTの大部分はCoincheck NFTのようなNFTマーケットプレイスで売買されています。 NFTはプロジェクトの人気度やNFT自体の需要、関連する暗号資産の価格などによって値動きするため、購入時と比較し、価格が上昇したタイミングで売却することで、売却益を得ることができます。 自身で制作したNFT作品をマーケットに出品する 自身でイラストやCGなどのデジタルアートを制作できる場合は、NFTアートとして販売することで、収益化を図ることが可能です。 他にも、NFTは購入者が再度販売などを行う二次流通の際に、制作者に収益の一部を還元するようにプログラムすることができます。これをプログラマビリティといい、収益還元以外にも取引量の制限や取引手数料など、NFTに様々な機能や設定をもうけることができるのです。 NFT関連の暗号資産を購入する NFTゲームやNFTプラットフォーム内で使用することを目的に開発された暗号資産があります。それらはゲームやプラットフォームの普及や隆盛により価格上昇が見込まれるため、早くからNFT関連の銘柄を購入して、値上がりを狙うといった方法があります。 NFT銘柄の中で有名なものでは、エンジンコイン(ENJ)が挙げられます。エンジンコインはブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform」で発行される資産(NFT)の裏付けとなる暗号資産で、主にゲーム開発の分野で活用されています。 エンジンコインについて詳しく知りたい方はこちら。 エンジンコイン(ENJ)とは?特徴や購入方法、今後の展望を解説! Coincheck NFTゲームでアイテムや暗号資産を獲得する NFTゲームの中には、ゲームをプレイすることにより暗号資産やデジタルアイテム(NFT)などを獲得できるものがあります。 その他にも強力なキャラクターやアイテムを他のプレイヤーに貸し、貸出料をもらう方法などもあります。 例えば、実名のサッカー選手を用いたデジタル・トレーディングカードゲーム『Sorare』では、高スコアを獲得し上位にランクインしたユーザーに、シーズン終了時にイーサリアム(ETH)やレアカードなどの賞品が贈られます。 また、「メタバース」と呼ばれる仮想空間内でキャラクターを操作して楽しむ『The Sandbox』では、LANDと呼ばれるゲーム内の土地の上にオリジナルのゲームやキャラクター、アイテムなどのコンテンツを作成することができます。Sorareで獲得した賞品(NFT)や、The Sandboxで作成したコンテンツはNFTマーケットプレイスで販売することが可能です。 おすすめのNFTゲーム6選 「NFTゲームってどんなもの?」「面白いゲームや人気ゲームはあるの?」といった疑問をお持ちの方に向けて、Coincheck NFTで取引できる以下の人気NFTゲームをご紹介します。 CRYPTO SPELLS(クリプトスペルズ) The Sandbox(ザ・サンドボックス) Sorare(ソラーレ) Decentraland(ディセントラランド) Otherside(アザーサイド) Axie Infinity(アクシーインフィニティ) どのゲームもファンが多く、あらゆる世代の人が楽しめるものになっているので、ぜひチェックしてみてください。 Coincheck NFTはこちらへ CRYPTO SPELLS(クリプトスペルズ) 出典:CRYPTO SPELLS CRYPTO SPELLS(クリプトスペルズ)は、デジタル上での自由な売買を可能とするトレーディングカードゲームです。 自分でオリジナルのカードを作ることができ、取引も自由にできます。カードの発行枚数や取引履歴がブロックチェーン上に記録されるために、自分のカードの価値が証明される仕組みになっています。 SNSアカウントなどでログインして始めることができ、ゲームを始めるだけなら暗号資産ウォレットや暗号資産を準備する必要がないのも魅力のひとつです。 ゲームで遊べて資産も貯まる?クリプトスペルズ(クリスペ)の5つの魅力や登録方法を解説! Coincheck The Sandbox(ザ・サンドボックス) 出典:The Sandbox 『The Sandbox』は、モバイルゲーム版が4,000万ダウンロードを誇り、100万の月間アクティブユーザーを持つタイトルのブロックチェーン版として注目されています。 ユーザーは『The Sandbox』内で仮想世界を作り上げ、その中でボクセルオブジェクトを作成し、販売することができます。 ユーザーがキャラクターや車、動物や自然などを3Dで自由にデザインし、自由に動かすことができるクリエイティブなゲームになっています。 ゲームを始めたい場合には、暗号資産ウォレットを準備する必要があります。 The Sandboxとは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を徹底解説 Coincheck Sorare(ソラーレ) 出典:Sorare Sorareは、現実の試合の戦績がゲームのスコアに反映されるデジタル・トレーディングカードゲームです。 ユーザーはACミランやレアル・マドリードなど、世界中のクラブチームから自由に選手を集めて自分だけのドリームチームを作り、他のユーザーとスコアを競い合います。そして、高スコアを獲得し上位にランクインしたユーザーには、シーズン終了時にイーサリアム(ETH)やレアカードなどの賞品が贈られます。 なお、2022年8月時点でSorareは245のクラブチームとライセンス契約を結んでおり、その中には日本のJリーグに加盟する全チームも含まれています。そのため、ユーザーはJリーグに所属している選手を使ってゲームを楽しむことも可能です。 Sorare(ソラーレ)とは?ゲームの始め方や利益の出し方を解説 Coincheck Decentraland(ディセントラランド) 出典:Decentraland Decentralandは、イーサリアムのブロックチェーンを基盤にして開発されたメタバースプロジェクトです。 ユーザーはDecentraland内に建設されている施設を楽しむことができるほか、仮想空間内の土地であるLANDを購入し、その上に自分のコンテンツを作り上げることもできます。また、自身が作成したコンテンツを売却して利益を得ることも可能です。 過去にはコカ・コーラやJPモルガンなどの有名企業ともコラボしており、個人ユーザーだけでなく企業からも大きな注目を集めているプロジェクトです。 Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説! Coincheck Otherside(アザーサイド) OthersideはBAYC(Bored Ape Yacht Club)、MAYC(Mutant Ape Yacht Club)等のNFTを手がけるYuga Labsによる注目のメタバースプロジェクトです。 BAYC、MAYCなどのApe系に加え、Meebits、CryptoPunks、CoolCatsやWorld of WomenなどのNFTを3Dゲームキャラクターとしてメタバース内で利用することができます。 数々の人気NFTを手がけるYuga Labsによる新プロジェクトということもあり、Othersideはローンチ前から大きな注目を集めていました。その証拠に、Otherside内の土地である「Otherdeed」の販売日には、売り出された5.5万区画が当日中に完売。たった1日で410億円以上の売上を記録しました。 「Otherside」とは?注目のNFTコレクションBAYCを手掛けるYuga Labsによるメタバースプロジェクト Coincheck Axie Infinity(アクシーインフィニティ) Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)はAxie(アクシー)と呼ばれるモンスターを集め、戦わせる対戦ゲームとなっています。 ゲームをプレイすることで暗号資産を獲得できたり、モンスターやアイテムなどのNFTが取引できたりします。 また、単純な対戦のみならずゲームの中にはルナーシアと呼ばれるメタバースがあり、ユーザーはその土地を購入することができます。ユーザーはその土地にモンスターを配置することでアイテムの素材を獲得し、アイテムを作製することができるなど、やり込み要素も設定されています。 Axie Infinity(アクシーインフィニティ)とは?特徴やゲームの始め方を徹底解説! Coincheck NFTゲームの現状と今後の将来性 NFTゲームの将来性は、大手ゲームメーカーの参入や、市場の伸びしろ、NFT関連銘柄への資金流入など、期待が持てる要因は複数あります。 一方で下記のような課題もあるため、投資を行う際には十分気をつける必要があります。 ゲームの種類やユーザー数が多くないキャラクターやアイテムの資産化が理論止まり 将来性と課題をひとつひとつ解説していきます。 将来性①NFTゲームは今後の伸び代が期待されている NFTゲームの現状においては、少しずつ注目を集めるゲームが出てきていることは確かながら、既存のスマホゲームなどと比べるとまだまだ伸び代があると言えるでしょう。 今後、NFTゲームの課題である、ユーザー数の増加を妨げている要因の解消やゲーム内のアイテムやキャラクター売買の活発化促進によって、市場を拡大していく可能性を秘めています。 また、すでにいくつかの大手ゲーム会社がNFTゲームへの出資を表明していることもあり、クオリティーの高いゲームやヒット作が生まれることも期待されています。 これらのことから、NFTゲームは既存ゲームにはない特徴を生かし、今後高い確率で伸びていく分野と予測されているのです。 将来性②暗号資産の価格への間接的な影響も期待されている NFTゲームの知名度がアップすることで、多くの人にブロックチェーン技術の有用性を理解してもらえるでしょう。 そして、結果として暗号資産の価格に影響を与えることもあり得る話です。 そのため、暗号資産の価格が気になっているという人は、NFTゲームのニュースも一緒にチェックしておくことをおすすめします。 NFTゲームの市場規模は、スマホゲームの市場規模などと比べるとまだ大きくはなく、今後の市場拡大が期待されています。 NFTゲームは、特に2019年に『クリプトスペルズ』『The Sandbox』といったゲームのユーザー数が増え、大いに注目されました。このタイミングで全体的なユーザー数は数倍に伸びたとも言われており、2020年以降もNFTゲームの規模の拡大が期待されました。 2022年現在では、「STEPEN」や「Axie Infinity」などの人気タイトルが登場し、ゲームのシステムも多様化してきています。 とはいえ、依然として成長途中の市場であるため、今後の動向に注視が必要でしょう。 課題①ゲームの種類やユーザー数が多くない NFTゲームの種類やユーザー数は、スマホゲームのような既存ゲームと比べると多くないという課題があります。 ゲームの種類が増えきらないのは、新しい技術であるブロックチェーンを扱える開発者がまだ多くないからというのが理由のひとつとして挙げられます。 また、ユーザー数が増えないのは、NFTゲームを難しいものに感じたり、実際に暗号資産やウォレットを用意しないと遊べないゲームがあったりなど、ゲームを始めるハードルが高いと捉えられているところに課題があります。 このようにNFTゲームにおいては、一般の人を大きく抱き込むには課題が残されているのです。 上の図のように、既存のゲームと同等くらいにゲームの種類やユーザー数を増やすためには、ゲームの開発者を増やしたりゲームを始める難易度を下げたりすることが必要となります。 課題②キャラクターやアイテムの資産化が理論止まり NFTゲームにおいては、ブロックチェーンの性質上キャラクターやアイテムの資産化が可能です。そのため、取得したお気に入りのアイテムやキャラクターを他のゲームで利用したり、マーケットプレイスと呼ばれる場所で、売買をしたりすることができます。 しかし、実際にゲームをまたいで使えるアイテムやキャラクターは多くはなく、開発会社がそのような設計をしない限り使うことはできません。 また、ユーザー数が増えきらないという状況にあるために、マーケットプレイスで活発にアイテムやキャラクターの売買がなされているとは言えない状況です。ゲームで稼ぐというのも、現状では簡単ではないでしょう。 ゲーム内キャラクターやアイテムの二次流通が可能であるという点は、NFTゲームの大きな強みであるために、これらの課題を解決することが早急に求められています。 上の図のように、NFTゲームを実際に稼げるゲームにするためには、他のゲームで使えるキャラクターやアイテムを増やすこと、マーケットプレイスの活性化などが必要となります。 課題③既存ゲームファンの取り込みが難しい 既存のゲーム市場の市場規模は、株式会社角川アスキー総合研究所によると2021年時点で全世界で約21.9兆円であり、この1パーセントでもNFTゲームが占めれば、相当な時価総額や流動性が生まれるのは想像に容易いでしょう。 (参照:https://www.kadokawa.co.jp/topics/8272/) しかし、既存のゲームファンは、ゲームにおいてNFTが不可欠ではないと考えているケースが多く、現状7割のユーザーがNFTに否定的であるといった調査結果があります。 (参照:https://about.fandom.com/news/fandoms-2022-state-of-gaming-study-reveals-trends-issues-facing-the-gaming-industry-2) NFTゲームの多くは、遊ぶよりも稼ぐといったポイントが重視されるため、ゲームとしてのコンテンツ力が第一とはなりにくいといった課題があります。つまり、純粋にゲームを楽しみたいユーザーにはNFTゲームは魅力的にうつりにくく、NFTゲームには暗号資産に興味がある人ばかりが投資・投機目的で参加し、ゲームとしてのコミュニティ形成やファン獲得が難しいのです。 NFTゲームが「稼げる」だけではない価値を創出できれば、一般ユーザーが参入し、大きな市場を形成できることでしょう。 ここまでに言及した上記3つの課題が解決されてくると、NFTゲームの市場はさらに伸びていく可能性があります。 NFTゲームに関するFAQ NFTは稼げる? NFTを売却したり、自分で作成したアートをNFT化して販売したりすることで稼ぐことが可能です。 おすすめのNFTゲームが知りたい 現実のスポーツチームがテーマとなっているNFTゲームの「Sorare」や、自分でカードを作成することができる「CRYPTO SPELLS(クリプトスペルズ)」などがあります。 NFTゲームはスマホでもできる? CRYPTO SPELLSやAxie infinityのようにスマホでプレイ可能なタイトルがあります。 NFTゲームは無料でもできる? CRYPTO SPELLS(クリプトスペルズ)など、ゲームを始めるだけなら暗号資産ウォレットや暗号資産を準備する必要がないゲームがあります。 NFTゲームの始め方 NFTゲームを始めるには、スマホやPCなどの端末を用意するほか、Coincheckのような暗号資産取引に口座を開設し、MetaMaskなどのウォレットアプリを用意しておくと良いでしょう。 まとめ 本記事では、 NFTゲームとは何か NFTゲームと既存ゲームとの違い NFTゲームの課題 NFTゲームの現状 おすすめのNFTゲーム6選 NFTで利益を出す方法 NFTゲームの将来性 について解説しました。 NFTゲームとは、暗号資産の基盤技術であるブロックチェーンを利用したゲームのことです。 NFTゲームならではの特徴 ゲーム内取引の不正や改ざんがしにくい取得したアイテムやキャラクターが自分の資産になる取得したアイテムを自由に売買することができる このように既存ゲームにはない素晴らしい特徴を持っていますが、NFTゲームには下記のような課題もあります。 NFTゲームの課題 ゲームの種類やユーザー数が多くないキャラクターやアイテムの資産化が理論止まり また、おすすめのNFTゲームは下記4つで、暗号資産ウォレットを準備しなくても始められるゲームもあります。 Coincheckの無料登録はこちら おすすめのNFTゲーム4つ My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ) The Sandbox(ザ・サンドボックス)CRYPTO SPELLS(クリプトスペルズ)CryptoKitties(クリプトキティーズ) 本記事を読むことでNFTゲームについて理解し、NFTゲームを身近なものと感じてもらえたら、幸いです。 Coincheckの無料登録はこちら

2021年1月26日にCoincheckで日本初上場したエンジンコイン(ENJ)。 エンジンコインがどのような特徴を持っているのか、どのような点が優れているのか、取引の参考にしたいと思っている人は多いのではないでしょうか。 そこでこの記事では、 エンジンコインの特徴や仕組みエンジンコインのメリット エンジンコインの今後の将来性エンジンコインのこれまでの価格推移エンジンコインの購入方法 について詳しく解説します。 「エンジンコインってどんな通貨?」、「エンジンコインの将来性が知りたい」という方はぜひご覧ください。 ※エンジンコインの現在の価格は以下の通りです。 ENJ_JPY Coincheckの無料登録はこちら 目次 エンジンコインとは「Enjin Platform」上で使用される独自の暗号資産 エンジンコインを扱う上で知りたい「Enjin Platform」について エンジンコイン5つのメリット 2,000万人のEnjinゲーマーと500万ENJ分のアイテム NFTの発行・販売が簡単にできる Microsoftやサムスンといった有名企業との提携実績 ゲームのプレイで稼ぐことができる メルティングで不要なNFTをエンジンコインに戻せる エンジンコインのデメリット エンジンコインの将来性・今後 Enjin Platform上での人気ゲームのリリース 有名企業との提携 独自ブロックチェーン「Efinity」の普及 エンジンコインのこれまでの価格推移 2020年5月に『EnjinCraft』のリリースで20円を突破 2021年11月に最高値540円を記録 2022年10月現在は60円台で推移 エンジンコイン(ENJ)の購入方法・買い方3ステップ ステップ①Coincheckに登録する ステップ②日本円を入金する【アプリ】 ステップ②日本円を入金する【WEB】 ステップ③エンジンコイン(ENJ)を購入する【アプリ】 ステップ③エンジンコイン(ENJ)を購入する【WEB】 取引所でエンジンコイン(ENJ)を購入する方法 エンジンコインのまとめ エンジンコインとは「Enjin Platform」上で使用される独自の暗号資産 エンジンコインとは、2009年シンガポールで創業したEnjin(エンジン)が、同年に立ち上げたブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform」内で使用される暗号資産です。 エンジンコイン自体は2017年7月に発表され、2018年6月にはEthereumメインネット上でローンチされました。 ティッカーシンボル ENJ 価格(2022年10月24日時点) 約62円 時価総額(2022年10月24日時点) 約620億円 発行上限 10億枚 時価総額ランキング(2022年10月24日時点) 97位 開発元 Enjin Pte. Ltd. コンセンサスアルゴリズム Proof of Stake 公式サイト https://ja.enjin.io/ ホワイトペーパー https://cdn.enjin.io/downloads/whitepapers/enjin-coin/en.pdf エンジンコインを扱う上で知りたい「Enjin Platform」について Enjin Platformは、イーサリアム(ETH)のERC-1155トークン規格を用いた、ブロックチェーン資産発行プラットフォームです。開発者は同サービスを使用して、単一のスマートコントラクトでファンジブルトークン、およびNFTを発行することができます。 Enjin Platformでは、ブロックチェーンゲームの開発やローンチに必要な、一般的なインフラの構築や維持に伴う複雑な作業をする必要がありません。そのため、ブロックチェーンの知識がない人でも、通常の開発言語を利用してブロックチェーンゲームの作成や管理を行うことができます。 さらにEnjin Platformでは、NFTを活用することでゲーム内で使用されるアイテムやキャラクターに資産価値を持たせることも可能です。その際、発行されるアイテム(NFT)の価値の裏付けとなるのがエンジンコイン(ENJ)です。 また、ゲームユーザーは対象となる複数のブロックチェーンゲーム内で、同一のアイテム(NFT)を使ってプレイすることができます。アイテムはNFTマーケットプレイスでエンジンコインやイーサリアムを使って購入できるほか、ゲーム内の宝箱からも取得することができます。 不要になった資産はNFTマーケットプレイスで売却したり、資産をメルティング(溶解)してエンジンコインを取り出すことも可能です。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck エンジンコイン5つのメリット ここでは、エンジンコインのメリットである以下5つの項目について解説します。 1.2,000万人のEnjinゲーマーと500万ENJ分のアイテム2.NFTの発行・販売が簡単にできる3.Microsoftやサムスンといった有名企業との提携実績4.ゲームのプレイで稼ぐことができる5.メルティングで不要なNFTをエンジンコインに戻せる 2,000万人のEnjinゲーマーと500万ENJ分のアイテム 2020年時点で、Enjin Platformを利用しているユーザーは全世界に2,000万人以上存在し、500万ENJ分のアイテムが取引されています。 既に確立したプラットフォームがあり、2,000万人以上のユーザーにアプローチできることは大きなアドバンテージと言えるでしょう。 また、今回暗号資産取引所Coincheckに日本で初めて上場したことにより、日本人に認知され、国内での利用が活発化すれば、今後エンジンコイン自体の利用者数の増加にも繋がるかもしれません。 NFTの発行・販売が簡単にできる Enjin Platformでは、エンジンコインを注入したブロックチェーン資産を作成することが可能です。この機能を「ミンティング(鋳造)」といい、アート、音楽、スポーツなどさまざまな分野のNFTを発行する際に使用されます。 Enjin Platformには、ブロックチェーンなどの専門知識がなくてもNFTの発行ができるというメリットがあります。そして、発行されたNFTはNFTマーケットプレイスなどを通じて販売することが可能です。 Enjinが運営するマーケットプレイスでは、300万点以上のデジタルアイテムが取引されており、日々たくさんのユーザーに利用されています。今後もEnjin PlatformでNFTを発行する人が増えれば、NFTを発行する際に使用されるエンジンコインの需要も拡大していくことが予想されます。 Microsoftやサムスンといった有名企業との提携実績 エンジンコインはMicrosoftやサムソンといった、世界的に有名な企業と提携し、製品の開発を行っています。 2019年2月下旬、スペインで行われたモバイル関連のカンファレンスで発表されたサムスンの新型のスマホ「Galaxy S10」に内臓されている仮想通貨ウォレットの対応リストに、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)といったメジャーなコインと並び、エンジンコインがラインナップしていることが分かると、同通貨の値段は前月比で最大約800%を記録しました。 このように、今後も有名企業との提携が行われれば、エンジンコインの価格変動に影響を及ぼす可能性があります。 ゲームのプレイで稼ぐことができる Enjin Platformで展開されているNFTゲームには、「ゲーム内で使用するアイテムをNFTマーケットプレイスで販売することができる」という特徴があります。 こうしたゲームで稼げる仕組み(Play to Earn)は、ゲームユーザーがゲームを継続してプレイするモチベーションとなります。 このように、ゲーム内アイテムの売買や、異なるゲーム間での使用が可能といった新たな体験を提供できることも、今後エンジンコインの利用増加や価値向上に寄与する可能性があります。 メルティングで不要なNFTをエンジンコインに戻せる Enjin Platformには、ミンティング(鋳造)のほかに「メルティング(溶解)」と呼ばれる機能があります。 これはブロックチェーン資産を破壊して、内部のエンジンコインを取り出す機能を指します。つまり、Enjin Platformで発行されたNFTは、メルティングによって不要になった際に再びエンジンコインに戻すことができるのです。 NFTの中には需要があって高値で取引されるものもありますが、中には買い手がなく価値がつかないものもあります。その点、Enjin Platformにはメルティング機能があるため、たとえ価値のないNFTを保有していても、再びエンジンコインに戻すことができるのです。そして、そのようにして戻したエンジンコインは、別のNFTの発行や他の資産との換金などに使うことができます。 ただし、メルティングには手数料がかかります。取り出したエンジンコインの0%〜50%が手数料として徴収されるので、あらかじめ留意しておきましょう。 Coincheckの無料登録はこちら エンジンコインのデメリット エンジンコインの主な用途がゲーム関連に特化しているため、該当のジャンルに関心がない層や、対応しているゲームタイトルが伸びない場合、普及に時間がかかることが想定されます。 エンジンコインの将来性・今後の展望 エンジンコイン(ENJ)に興味をお持ちの方の中には、「エンジンコインの将来性や今後の展望が気になる」という人が多いのではないでしょうか? エンジンコインの将来性を占う出来事としては、主に以下の3つがあります。 Enjin Platform上での人気ゲームのリリース有名企業との提携独自ブロックチェーン「Efinity」の普及 それぞれ詳しく見ていきましょう。 Enjin Platform上での人気ゲームのリリース 前述したように、Enjin Platformは主にゲームの開発者とユーザーによって利用されています。そのため、プラットフォーム上で人気のあるゲームがリリースされれば、それによってユーザー数が増えてエンジンコインの注目度も上がる可能性が高まります。 Enjin Platformでリリースされたゲームの中で特に人気を集めたのが、世界中で大ヒットを記録した「マインクラフト」のブロックチェーン版である「EnjinCraft(エンジンクラフト)」です。 引用:Enjin 正確にはEnjinCraftはゲーム名ではなく、Enjinのブロックチェーンをマインクラフトのサーバーと連携させるためのプラグインを指します。ユーザーはEnjinCraftを利用することで、ブロックチェーン上でマインクラフトを楽しむことができます。 EnjinCraftはブロックチェーンを活用しているので、ゲーム内で獲得した土地やアイテムをNFT化して、マーケットプレイスなどを通じて販売することが可能です。 マインクラフトは世界に1億人以上のユーザーがいることから、EnjinCraftを使ってブロックチェーン上でマインクラフトをプレイする人が増えれば、ゲーム内で使用されるエンジンコインの需要も拡大することが予想されます。 有名企業との提携 Enjinは、これまで数多くの有名企業と業務提携を結んできました。 2022年10月時点で発表されている提携先としては、主に以下の企業が挙げられます。 Microsoftサムスン電子エイベックス・テクノロジーズHealth Heroスクウェア・エニックス もっとも最近のものとしては、国内ゲーム大手のスクウェア・エニックスとの提携があります。2022年7月、Enjinは独自ブロックチェーン「Efinity」を利用して、スクウェア・エニックスの『FINAL FANTASY VII』の25周年記念カードとフィギュアのデジタルコレクションを発売することを発表しました。 大手企業との提携はEnjinの企業価値の上昇につながり、エンジンコインの価格にもポジティブな影響を与えます。今後もEnjinが有名企業との提携を広めていけば、それに伴いエンジンコインの価格も上昇する可能性は高まるでしょう。 独自ブロックチェーン「Efinity」の普及 Enjinは、「Efinity」と呼ばれるNFTに特化したブロックチェーンを開発しています。 PolkadotのパラチェーンであるEfinityは、従来のEthereumブロックチェーンで構築されているNFTが抱えている相互運用性のないエコシステムや高額な手数料、スケーラビリティの問題などを解決するために開発されました。 利便性の高いEfinityは、さまざまな業界から注目を集めています。前述の『FINAL FANTASY VII』のデジタルコレクションでも、Efinityが利用されました。今後もスクウェア・エニックスのようにEfinityを採用する企業が増えてくれば、開発元であるEnjinの注目度もさらに高まるでしょう。 エンジンコインのこれまでの価格推移 これまで、エンジンコインの価格はどのように推移していったのでしょうか。ここでは、特に大きな値動きがあった時期をピックアップして紹介していきます。 2020年5月に『EnjinCraft』のリリースで20円を突破 引用:CoinGecko 2020年1月に8円〜10円で推移していたエンジンコインは、3月になると一時5円台まで急落。しかし、同年5月に『EnjinCraft(エンジンクラフト)』がリリースされたことで注目を集め、価格は20円台まで上昇しました。 2021年11月に最高値540円を記録 引用:CoinGecko 翌年の2021年1月にはCoincheckがエンジンコインの取り扱いを開始したことや、暗号資産市場全体が盛況だったことなどが手伝い、1ENJ=300円まで急騰します。 その後もNFTブームなどが後押しする形で順調に価格は上昇していき、2021年11月には過去最高値である540円を記録します。 2022年10月現在は60円台で推移 引用:CoinGecko 2022年に入ると、世界的な金融引き締めやロシアのウクライナ侵攻などを受けて市場全体が低落していきます。 さらに、5月9日にはアルゴリズム型ステーブルコインのUST(TerraUSD)が「1ドル=1UST」の価格を維持できなくなるという問題が起き、ほぼすべての銘柄の暗号資産が暴落します。これを受けて、エンジンコインも「125円→75円」まで急落します。 その後も軟調に推移して7月前半には65円まで下落しますが、同月下旬にスクウェア・エニックスとの提携が発表されるとエンジンコインの価格は95円まで回復します。 しかし、その後は市場の動向に合わせて再び下落。2022年10月25日時点のエンジンコインの価格は、約63円となっています。 【補足】 UST(TerraUSD)は、テラ(LUNA)のブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。 ※UST(TerraUSD)は1UST=1米ドルを目標価格として設計しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、アルゴリズム型ステーブルコインと認識されていますが、1UST=1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 エンジンコイン(ENJ)の購入方法・買い方3ステップ エンジンコイン(ENJ)の購入は、以下の3つの手順に沿って行います。 1.Coincheckで口座開設をする2.日本円を入金する3.エンジンコイン(ENJ)を購入する それぞれどのような内容なのか、順番に解説していきます。 ※当社にエンジンコイン(ENJ)を入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 ステップ①Coincheckに登録する エンジンコイン(ENJ)を購入するには、まず暗号資産取引所で口座開設(アカウント登録)をする必要があります。 今回はCoincheckを例に紹介していきます。 Coincheckでの口座開設方法は、以下の記事で画像・動画付きで詳しく紹介しています。まだ口座開設がお済みでない方は、記事を参考にして登録を行ってください。 Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル Coincheck ステップ②日本円を入金する【アプリ】 口座開設が終わったら、次は日本円の入金を行いましょう。 Coincheckでは、アプリかWEB(ブラウザ)のどちらかで入金することができます。 まずアプリでの入金方法をご紹介します。 Coincheckアプリを無料ダウンロードする アプリの操作 画像赤枠「ウォレット」をタップしたあと「JPY/日本円」をタップする 日本円残高の画面で画像赤枠の「入金」をタップ 入金の種類を選択 指定口座に振込 入金の種類を選択します。Coincheckでは、下記3種類での入金が可能です。 ここでは、もっともスタンダードな銀行振込を例に紹介します。入金を希望する銀行を選択しましょう。 銀行振込 コンビニ入金 クイック入金 振込先の口座情報が表示されます。ご希望の指定口座に振込みを行います。口座番号はクリップボードにコピーすることができます。振込操作は十分に注意して行ってください。 GMOあおぞらネット銀行・楽天銀行のどちらにご入金いただいても反映されます。 お手持ちの銀行口座から振込を実行して完了! お手持ちの銀行口座からCoincheckへ振込み、入金が完了すれば暗号資産の売買が可能になります。 振込はネットバンクのアプリなどの、インターネットを使った振込を活用すると手間がかからないことでしょう。 本記事では、楽天銀行アプリからCoincheckに入金する手順をご紹介します。 ①「振込・振替・送金」を選択 ②「振込する」を選択 ③「新規振込」を選択 ※すでにCoincheckへ振込をしたことがあり、登録が済んでいる場合は⑥へ ④入金指定口座を選択(ステップ③で表示された口座を選択する。ここでは、楽天銀行。) ⑤入金指定口座の支店を選択 ⑥振込情報(依頼人・口座番号・金額など)を入力 ⑦振込内容を確認し、「振込実行」を選択 以上でアプリでの入金は完了です。 ステップ②日本円を入金する【WEB】 WEBで銀行振込を行うには、Coincheckにログインして、サイト上のメニューから「ウォレット」→「日本円の入金」を選びます。そこで、Coincheckが指定する振込先の口座情報を確認してください。 金融機関から日本円の振込を行って、日本円の入金をCoincheckのサイト上で確認できたら、暗号資産購入の手続きを行うことができます。 ※Coincheckでの入金方法は、以下の記事で詳しく解説しています。 暗号資産(暗号資産)/ ビットコイン(BTC)の入金方法 Coincheck ステップ③エンジンコイン(ENJ)を購入する【アプリ】 入金が完了したら、いよいよエンジンコイン(ENJ)を購入していきましょう。 まずはアプリでの購入方法から。 (6)「販売所」をタップ 入金が完了しましたら、次は画像赤枠の「販売所」をタップしましょう。 (7)「購入したい暗号資産」をタップ 今回はエンジンコイン(ENJ)を購入するため、「エンジンコイン(ENJ)」を選択、タップしましょう。 ※画像ではビットコイン(BTC)を選択しています。お取引の際は、購入を希望している通貨と表示されている通貨が一致しているかをご確認ください。 (8)「購入」をタップ 画像赤枠の「購入」をタップします。 (9)「日本円でエンジンコイン(ENJ)を購入」→「購入」をタップ 日本円で購入金額を入力し、「日本円でエンジンコイン(ENJ)を購入」のあとに「購入」をタップすると、購入手続きが完了します。 購入後は取引をキャンセルできないため、通貨の種類や数量を間違えないように注意しましょう。 ステップ③エンジンコイン(ENJ)を購入する【WEB】 WEB画面でエンジンコイン(ENJ)を購入する流れとしては、Coincheckにログインし、メニューの「販売所(購入)」をクリックします。 購入可能な通貨の一覧が表示されるので、エンジンコイン(ENJ)を選びましょう。次に、エンジンコイン(ENJ)の購入数量を指定すると、必要な日本円が算出されます。 手持ちのビットコイン(BTC)で交換する場合は「交換する通貨」でBTCを選択し、支払額を確認してから、「購入する」を押します。 取引所でエンジンコイン(ENJ)を購入する方法 Coincheck取引所での売買は、ブラウザから利用することができます。取引所での購入方法は以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方はぜひご覧ください。 Coincheck取引所の使い方!パレットトークン(PLT)の売買方法を解説! Coincheck エンジンコインに関するFAQ Q. エンジンコインとはどのような暗号資産ですか? A. エンジンコインとは、2009年シンガポールで創業したEnjin(エンジン)が、同年に立ち上げたブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform」内で使用される暗号資産です。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q. エンジンコインのメリットを教えてください。 A. エンジンコインのメリットには、主に以下の5つがあります。 2,000万人のEnjinゲーマーと500万ENJ分のアイテム NFTの発行・販売が簡単にできる Microsoftやサムスンといった有名企業との提携実績 ゲームのプレイで稼ぐことができる メルティングで不要なNFTをエンジンコインに戻せる 各内容の詳細につきましては、こちらをご覧ください。 Q.エンジンコインの購入方法を教えてください。 A. Coincheckでは、3ステップ(口座開設、日本円の入金、購入)で簡単にエンジンコインを購入できます。 詳しい購入方法につきましては、こちらをご覧ください。 エンジンコインのまとめ 最後に記事の要点をまとめておきます。 エンジンコインとは「Enjin Platform」上で使用される独自の暗号資産 ◎エンジンコインのメリット①2,000万人以上のユーザーにアプローチできること ②NFTの発行・販売が簡単にできる ③Microsoftやサムスンといった有名企業との提携実績 ④ゲームのプレイで稼ぐことができる ⑤メルティングで不要なNFTをエンジンコインに戻せる ◎エンジンコインの将来性エンジンコインの将来性を占う出来事としては、主に以下の3つがあります。 ①Enjin Platform上での人気ゲームのリリース ②有名企業との提携 ③独自ブロックチェーン「Efinity」の普及