近年の世界的なNFTブームに後押しされるように、いま「NFTアート」が大きな注目を集めています。 2021年のNFT市場全体の取引高は176億ドル(約2兆円)に達し、前年比21,000%という驚異的な数字を記録(※)*。それに伴いNFTアートの取引高も急増し、中には数十億円という高値で取引される作品も出てきました。 そこで今回は、話題のNFTアートを徹底解説。「NFTアートに興味がある」、「NFTアートを購入(販売)したい」という方に向けて、以下の項目についてご紹介します。 (※)参考:CNBC この記事でわかること NFTアートとは? NFTアートの特徴・注目のワケ 高額で取引されたNFTアート NFTアートで利益を出す方法 NFTアートの購入方法 NFTアートの作り方・販売方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 NFTアートとは? そもそもNFTとは? NFTアート流通の仕組み NFTアートの特徴・注目のワケ 唯一性 相互運用性 二次流通時にも収益の一部が作者に還元される 著作権は基本的に作者に帰属する 高額で取引されたNFTアート 海外の作品・アーティスト 国内の作品・アーティスト 【番外編】地方自治体によるNFTアート NFTアートで利益を出す方法 NFTアートの取引で利益を出す 自身で制作した作品をマーケットに出品・販売する NFTアートの購入方法 Coincheck NFTでNFTアートを購入する方法 Coincheck NFTで購入するメリット NFTアートの作り方・販売方法 NFTアートの作り方 NFTアートの出品・販売方法 NFTアートに関するQ&A NFTアートとは? NFTアートとは、NFTを活用することで唯一無二の価値をもったデジタルアートのことを指します。 デジタルアートとは、「PCやタブレットなどのデジタルデバイスを使って作られたアート」のことで、イラストや絵画、動画、ゲーム、音楽など幅広いジャンルで作品が展開されています。 これまでのデジタルアートは簡単に複製・改ざんすることができ、資産価値をもたせることが困難でした。しかし、ブロックチェーンを活用したNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)と呼ばれる新しい技術の登場により、伝統的な絵画や彫刻などと同じように、デジタルアートにも唯一無二の価値を付与することが可能になりました。 そもそもNFTとは? NFTアートについて理解するには、まず「NFTとは何か?」を知っておく必要があります。 NFT(Non-Fungible Token)とは、主にイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。 この代替不可能なトークンには、唯一無二の価値を持つという特徴があります。 例えば、Aさんが持っている1ビットコインとBさんが持っている1ビットコインは同等の価値であり、交換することができる「代替可能」なものです。 一方で、「代替不可能」とは、全く同じものが存在しない、例えば「金メダル選手の直筆サイン入りTシャツ」のような一点物であることを意味しています。 このNFTの登場により、それまで簡単にコピー・改ざんができたデジタルデータにも一点物の証明ができるようになりました。またそれに伴い、デジタルアートやゲームのアイテムなどのデジタルアセットにも資産価値を付与することが可能になりました。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck NFTアート流通の仕組み NFTの取引は、NFTマーケットプレイスと呼ばれる取引所で行われるのが一般的です。 NFTマーケットプレイスでは、ユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引ができます。利用者は取引に際して、出品手数料や販売手数料などの手数料をマーケットプレイスの運営者に支払う必要があります。 なお、主なNFTマーケットプレイスには以下のようなものがあります。 国内 海外 Coincheck NFT など ・OpenSea ・Foundation ・Rarible ・SuperRare ・Nifty Gateway など (※)Coincheck NFTの詳細については、こちらをご覧ください。 NFTアートの特徴・注目のワケ NFTアートには、主に以下の4つの特徴があります。 唯一性相互運用性二次流通時にも収益の一部が作者に還元される著作権は基本的に作者に帰属する どのような内容なのか、順番に見ていきましょう。 唯一性 NFTアートの最大の特徴としては、ブロックチェーン上で保管されているため、コピー・改ざんができないという点が挙げられます。 これまでのデジタルアートは簡単にコピー・改ざんができたため、作品としての資産価値が生まれにくいという問題がありました。 しかしブロックチェーンの誕生により、デジタルアートにも「唯一性」を付与することができ、資産価値を生み出すことが可能になりました。 相互運用性 NFTアートは「ERC721」という共通の規格で発行されているため、この規格に準じているマーケットプレイスやウォレットであれば原則どこでも取引が可能です。 二次流通時にも収益の一部が作者に還元される NFTには、「プログラマビリティ」と呼ばれる機能があります。プログラマビリティとは、さまざまな付加機能をデータにプログラムできることをいいます。 プログラマビリティを利用することで、NFTアートの作者は二次流通時のロイヤリティや取引数量の制限などを事前にプログラムすることが可能になります。この機能を活用することで、NFTが作者の手元を離れても、「流通時には購入代金の一部が作者に振り込まれる」というような仕組みを作ることができます。 また、このプログラマビリティを活用することで、NFTの作者はJASRACのような著作権を管理する団体を介さずに手数料を徴収することも可能になります。 著作権は基本的に作者に帰属する 最後の特徴は、NFTアートは購入された後も、原則作品の著作権は譲渡されないという点です。 というのも、著作権は著作権者(クリエイター)の利益を守るための権利なので、たとえNFTを購入しても、その権利は原則として作者に帰属したままとなるからです。つまり、NFTの購入者には著作権がないため、著作権者の許諾を得ない限りNFTを複製したり、二次的著作物を作成したりすることはできないことになります。 ただしその一方で、NFT自体が2017年に登場したばかりの技術なので、まだ国による法律的な解釈やマーケットプレイスにおける利用規約に違いがあるのも事実です。 そのため、NFTを購入する際はNFTマーケットプレイスの利用規約や個々のアイテムの詳細情報に目を通して、「購入後に著作権や商標権などが誰に帰属するのか」といった点を事前に把握しておくことが大切になります。 高額で取引されたNFTアート 2017年に誕生したNFTの市場は、年々目を見張るスピードで拡大しています。 BNPパリバの調査会社L’Atelierによると、2021年のNFT市場全体の取引高は176億ドル(約2兆円)に達し、前年比21,000%という驚異的な数字を記録しました。またそれに伴いNFTアートの取引高も増え、中には数十億円という高値で取引されるケースも出てきました。 ここでは、 高額で取引され話題となったNFTアートの実例をご紹介します。 海外の作品・アーティスト Beeple『Everydays: the First 5000 Days』(約75億円) 引用:CHRISTIE’S 最初に紹介するのは、米国のデジタルアーティストBeeple(ビープル)氏による『EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS』です。 この作品は、2021年3月に老舗オークションハウスのクリスティーズで約6,900万ドル(約75億円)で落札されました。1枚のデジタル画像にこれほどの価値がついたことに、それまでのアート界の常識が覆されると同時に、エポックメイキングな作品の登場に大きな注目が集まりました。 この金額はNFTの取引額としては史上最高額となっており(2022年5月時点)、その価格のインパクトも手伝って、同作品は「世界で最も有名なNFTアート」としても知られています。 CryptoPunk #7523(約13億円) 引用:cryptopunks.app 次にご紹介するのは、コレクションタイプのNFTアートである『CryptoPunks』です。 CryptoPunksは24×24ピクセルのドットで描かれたピクセルアートで、世界で10,000体しか存在しないという希少性から一部の作品を中心にこれまで高値で取引されてきました。 中でも特に高値で取引されたのが、7,523番目に発行された「#7523」です。#7523は2021年6月にオークションハウスのサザビーズで約1,180万ドル(約13億円)で落札され、話題になりました。 また、2021年5月には9枚のCryptoPunksがバンドル販売され、約1,700万ドル(約18億5,000万円)で落札されました。 引用:CHRISTIE’S このように高額な取引額が注目を集めるCryptoPunksですが、Coincheck NFTでは、CryptoPunksの開発を手がけるYuga LabsによるNFTコレクション『Meebits(ミービッツ)』を取り扱っています。興味をお持ちの方はぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。 話題のMeebits(ミービッツ)とは?特徴や取引方法について Coincheck Coincheck NFTはこちらへ 国内の作品・アーティスト せきぐちあいみ『Alternate dimension 幻想絢爛』(約1,300万円) 引用:note(せきぐちあいみ) 2021年3月、国内外で活躍するVRアーティスト・せきぐちあいみ氏のVR作品『Alternate dimension 幻想絢爛』が、NFTマーケットプレイスのOpenSeaで約1,300万円で落札されました。 VRアートという特殊なジャンルであることに加えて、日本人アーティストのNFT作品が高額取引されるケース自体が珍しかったため、この落札はNFT界隈で大きな話題となりました。 「YouTuberから世界的VRアーティストへ」せきぐちあいみさんに聞くNFT・メタバースの魅力 Coincheck 手塚治虫『Astro Boy/鉄腕アトム』(約5,300万円) 引用:From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより) 2022年12月、漫画界の巨匠・手塚治虫氏の代表作品を題材としたモザイクアートNFT『Astro Boy/鉄腕アトム』が販売され、120ETH(当時の価格で約5,300万円)で落札されました。 本作品は、手塚氏が長年にわたって描いてきた原稿のデータを40,000点以上の小さい正方形に裁断し、それを配置することでお馴染みのキャラクターを描き出しています。 なお、販売元である手塚プロダクションは、このプロジェクトで得た純売上の20%をユニセフや子どものための組織に寄付しています。 【番外編】地方自治体によるNFTアート NFTアートは個人や営利組織だけでなく、地方自治体によっても発行されています。ここでは例として、新潟県・旧山古志村が発行したNFTアートをご紹介します。 新潟県・旧山古志村『Colored Carp』 引用:PRWire 2021年12月、新潟県長岡市山古志地域で活動する「山古志住民会議」が、NFTアート『Colored Carp』を発行、合計10,000点(各0.03ETH)を販売しました。 地方自治体の長岡市公認プロジェクトである『Colored Carp』は、地域の名産である錦鯉をテーマにしたNFTアートであると同時に、電子住民票としての機能も兼ねているというユニークな作品です。 人口800人ほどで、過疎化の著しい山古志地域(旧山古志村)。その地域に縁のある人々が、地域創生のためにNFTという新しいテクノロジーを使って独自の財源とガバナンスを構築しようとする試みが、これまでにないNFTの活用方法として注目を集めました。 参考:note(山古志住民会議)「世界初。人口800人の限界集落が「NFT」を発行する理由」 NFTアートで利益を出す方法 この記事を読んでいる方の中には、「NFTアートでどうやって利益を出すのか?」と疑問に思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。 NFTアートで利益を出す方法としては、主に次の2つがあります。 NFTアートの取引で利益を出す自身で制作した作品をNFTマーケットに出品・販売する それぞれ詳しく見ていきましょう。 NFTアートの取引で利益を出す NFTアートにはイラスト/3Dイラスト、音楽、動画などさまざまな種類がありますが、その多くはCoincheck NFTのようなNFTを取り扱っているマーケットプレイスで取引されています。 NFTアートは暗号資産や株などの金融商品と同じように、時間の経過とともに価値が変動します。そのため、購入したNFTの価格が上がったときにマーケットプレイスに出品・売却することで利益を得ることができます。 NFTの購入方法/始め方!NFT投資で利益をあげるには? Coincheck Coincheck NFTはこちらへ 自身で制作した作品をマーケットに出品・販売する NFTマーケットプレイスでは、自身で制作したNFT作品を出品・販売することも可能です。 そのため自分でイラストやVRアートなどの作品が作れる人は、それをマーケットに出品した後、買い手が見つかれば収益を得ることができます。 NFTアートの出品・販売方法の流れは、後述する「NFTアートの作り方・販売方法」をご参考にしてください。 NFTアートの購入方法 続いて、NFTアートを購入する方法をご紹介します。 NFTの取引は、NFTマーケットプレイスと呼ばれる取引所で行われるのが一般的です。 NFTマーケットプレイスでは、ユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引ができます。利用者は取引に際して、出品手数料や販売手数料などの手数料をマーケットプレイスの運営者に支払う必要があります。 ここでは、国内初となる暗号資産取引所が運営するCoincheck NFTを例に、NFTの購入方法について解説していきます。 Coincheck NFTでは、『Art Blocks』や『Generativemasks』などの、コンピューターのアルゴリズムを用いて作成される「ジェネラティブアート」を購入することができます。 なお、Coincheck NFTはCoincheckの口座開設が完了している方のみご利用いただけます。口座開設がまだ完了していない方はこちらの記事をご覧ください。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Coincheck NFTでNFTアートを購入する方法 (1)購入したいNFTを選択 まずはホーム画面より購入したいNFTを選択します。ホーム画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 (2)詳細を確認し、「購入確認」をクリック 購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、購入は完了です。 NFTの購入方法/始め方!NFT投資で利益をあげるには? Coincheck Coincheck NFTで購入するメリット Coincheck NFTには、以下の3つのメリットがあります。 ネットワーク手数料不要簡単決済(複数の暗号資産で購入できる)簡単・安心・安全 ネットワーク手数料不要 通常、NFTマーケットプレイスでNFTを購入する際にはガス代と呼ばれるブロックチェーン上での取引手数料がかかりますが、Coincheck NFTでは購入時のガス代は不要です。 簡単決済(複数の暗号資産で購入できる) NFTマーケットプレイスには、決済にイーサリアム(ETH)しか使用できないところが多くあります。 その点、Coincheck NFTは暗号資産取引サービスを行うCoincheckと一体化しているため、ビットコイン(BTC)やイーサリアムの他、Coincheckで取り扱いのある30種類以上の通貨で売買をすることが可能です。 簡単・安心・安全 Coincheck NFTでは、CoincheckのNFT専用ウォレットによって、お客様が秘密鍵の管理をすることなく安全にお取引いただくことができます。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ NFTアートの作り方・販売方法 ここからは、クリエイターの方々に向けてNFTアートの作り方・販売方法を解説していきます。 NFTアートの作り方 NFTアートの作り方は、基本的にはデジタルアートと変わりありません。 イラストであればPhotoshopやIllustratorなどを利用すれば制作できますし、音楽であればGarageBandやLogic Proなどの音楽制作ソフトを使えば作ることができます。 しかし、この時点ではまだNFTと紐づいていないため、作品はデジタルアートのままです。 この後、デジタルアートを販売するためにはNFTマーケットプレイスに作品をアップロードする必要があります。その際に作品はマーケットプレイス側のブロックチェーン上で管理されることになり、その時点でデジタルアートからNFTアートへと変化することになります。 NFTアートの出品・販売方法 NFTアートの出品および販売は、以下の手順で行います。 ①暗号資産のウォレットを用意する②NFTマーケットプレイスのアカウントを作成する③作品をアップロードする ①暗号資産のウォレットを用意する NFTの取引には、イーサリアムなどの暗号資産が使用されます。そのため、NFTアートを販売する際には暗号資産を保管するためのウォレットを用意しておく必要があります。 MetaMask(メタマスク )は、Google Chromeの拡張機能からインストールでき、初心者でも簡単に使える暗号資産ウォレットです。Coincheck NFTをはじめ、国内外のほぼすべてのNFTマーケットプレイスで使用できるので、まだインストールしていない人はこの機会に作成しておきましょう。 MetaMask(メタマスク)とは?PC・スマホでの使い方を解説 Coincheck ②NFTマーケットプレイスのアカウントを作成する 作品を販売するには、NFTマーケットプレイスのアカウントを作成する必要があります。 アカウント作成に必要なものはマーケットプレイスによって異なります。海外のマーケットプレイスの中には、MetaMaskなどのウォレットとメールアドレスさえあれば作成できるところもあるようです。 ③作品をアップロードする 最後に、自身の作品をNFTマーケットプレイスにアップロードします。 作品を登録する際には、以下のような項目を設定する必要があります。 タイトル 作品の説明 販売方法 価格 販売期間 なお、販売方法には基本的に以下の3種類があります。 定額販売オークション販売バンドル販売(複数のアイテムをまとめて販売) これらの設定を終えると、マーケットプレイスに自分の作品が公開されます。作品を見て気に入ったユーザーが現れれば、販売という流れになります。 NFTアートに関するQ&A NFTアートに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Q.NFTアートとは何ですか? A.NFTアートとは、NFTを活用することで唯一無二の価値をもったデジタルアートのことを指します。 これまでのデジタルアートは簡単に複製・改ざんすることができ、資産価値をもたせることが困難でした。しかし、NFTと呼ばれる新しい技術の登場により、伝統的な絵画や彫刻などと同じように、デジタルアートにも唯一無二の価値を付与することが可能になりました。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.これまでで最も高値で販売されたNFTアートは何ですか? A.米国のデジタルアーティスト、Beeple(ビープル)氏による『EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS』で、約6,900万ドル(約75億円)で販売されました。この価格は、現時点(2022年5月)でのNFT取引における最高額です。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.NFTアートの特徴を教えてください。 A.NFTアートには、主に以下の4つの特徴があります。 唯一性 相互運用性 二次流通時にも収益の一部が作者に還元される 著作権は基本的に作者に帰属する 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.NFTアートは誰でも制作・販売できますか? A.NFTアートの作成は誰でも可能です。作品を販売するには、MetaMaskなどの暗号資産ウォレットを用意してから、NFTマーケットプレイスでアカウント作成をする必要があります。 詳しくはこちらをご覧ください。 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。
OthersideはBAYC(Bored Ape Yacht Club)、MAYC(Mutant Ape Yacht Club)等のNFTを手掛けるYuga Labsによる注目のメタバースプロジェクトです。 コインチェックの提供するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、2023年10月31日より、昨年6月に販売を行い即日完売した『Otherside』の土地「Otherdeed(NFT)」を数量限定で販売いたします。 「Otherdeed」の販売詳細はこちら。 この記事では、次の項目について詳しく解説しています メタバースプロジェクト「Otherside」の概要 プロジェクト全体の運営方針について 「Otherside」の可能性について Othersideの土地である「Otherdeed」について 「Otherside」の今後の展望について Coincheck NFTでのOtherdeed販売情報 Coincheckの無料登録はこちら 目次 メタバースプロジェクト「Otherside」 Othersideの概要 Othersideの運営方針 Bored Ape Yacht ClubがOthersideに関する最新ムービーを公開 Othersideの可能性 Otherside上のクリエイターツール メタバース内でのコミュニケーションのあり方を刷新 Otherside上でのマーケットプレイスの存在 Othersideの土地「Otherdeed(NFT)」について Otherdeed(NFT)の種類 Otherdeed(NFT)のレアリティ― NFT所有者が参加できるプレイベント『The Voyager’s Journey』 Coincheck NFTの使い方 出品方法 購入方法 Othersideの今後の展望 Othersideの始め方 サインアップ Otherdeedを活用したプロジェクト「OASIS MARS」とは メタバースプロジェクト「Otherside」 OthersideはYuga Labsと、メタバースゲームプラットフォーム『The Sandbox』をはじめ、メタバース・NFT関連のさまざまな企業やプロジェクトを傘下にもつ「Animoca Brands」が主導するメタバースプロジェクトです。 BAYC、MAYCなどのApe系に加え、Meebits、CryptoPunks、CoolCatsやWorld of Womenなどを3Dゲームキャラクターとしてメタバース内で利用することができます。 Othersideの概要 Othersideを一言で説明すると、自由度の高いメタバースプラットフォームだと言うことができます。 プラットフォーム内では、ゲームプレイ、創作活動、他プレイヤーとの対戦、といったユーザー体験が提供される予定です。 将来的に、コミュニティの貢献によってOthersideメタバースの可能性を拡大させていく計画で、そのためのツール類はニーズに応じて継続的に供給されるようです。 以上の説明より、OthersideはUGC(ユーザー生成コンテンツ)ベースのメタバースプロジェクトだとご理解いただけたと思います。 The Sandboxといった他のメタバースプロジェクトと同様の形式ですね。 The Sandboxについて詳細を知りたい方は、 「The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説」をご覧いただけますと幸いです。 Othersideの運営方針 メタバースプロジェクトにおける運営方針は、ユーザー体験を左右する重要な要素の一つです。 Othersideはライトペーパー(プロジェクトの計画書のようなもの)にて、以下の3つの運営方針を宣言しています。 1.コミュニティのために、コミュニティによって開発されるメタバース 2.真の所有権と相互運用性の保障 3.インセンティブとサポート体制の充実 以下に、それぞれの方針について簡単に解説します。 1番目の方針については、概要でも触れたとおりです。UGC型のプロジェクト運営により、コミュニティに寄り添った世界観の構築を目指しています。 2番目の方針は、Otherside内におけるNFTにまつわる方針です。後述するOtherside上の土地NFTである「Otherdeed」が、ゲームへのアクセス権やOthersideメタバースを共に形成していくための権利、そしてもちろん土地の所有権、管理権になることを担保すると明言しています。加えて、NFTの相互運用性(インターオペラビリティ)にも言及しています。将来的に、Othersideとは直接関係のない外部プロジェクトのNFTをOthersideメタバース上に持ち込み、何らかの機能を付与することができるようにすると明言しています。 そして3番目の方針で、十分なインセンティブとサポートの提供を掲げています。メタバースを維持、拡大するために必要なコミュニティメンバー(ユーザー、デザイナー、エンジニアなど)へのインセンティブ、および教育などのサポートの提供を、プラットフォームとして約束すると宣言しています。 Bored Ape Yacht ClubがOthersideに関する最新ムービーを公開 2022年9月2日にBored Ape Yacht ClubがYoutube上でOthersideに関する最新の動画を公開しました。 この動画では、それまで素性が明らかになっていなかった『KODA』についてスポットが当てられています。 Othersideの可能性 Othersideの運営から公開されている情報によると、Othersideは今後以下の3点の発展を遂げると記述されています。 Othersideでのクリエイターツールの充実 メタバース内でのコミュニケーションのあり方を刷新 Otherside上のマーケットプレイスの存在 上記に挙げたものはまだ開発段階であることは留意すべきですが、もし3つとも実装が成功すれば、Othersideは他のメタバースプロジェクトとは一線を画す存在となると予想できます。 ここからは、それぞれの内容について解説していきます。 Othersideでのクリエイターツールの充実 Othersideには、ODKと呼ばれるクリエイターツールが用意されています。 ODKはOtherside Development Kitの略です。ODKの存在により、ユーザーはOthersideメタバース上での相互運用可能なコンテンツを作成することが可能となるのです。 ユーザーが生成したコンテンツ(オブジェクト)には、機能、ビジュアルの付与が可能となっています。 例としては、椅子として作成したオブジェクトに座ることができる機能を付与する、2Dオブジェクトないしは3Dモデルとしてのビジュアルを付与する、といったイメージです。 ODKは前述したメタバーステクノロジー企業であるImprobableが開発しているエムスクエアード(MSquared)と呼ばれるネットワーク上で開発されています。この技術は、メタバースにおける相互運用性を最大化し、アイテムやユーザー情報などを相互接続可能にするために開発されています。 ODKを使用して制作された全てのコンテンツは、将来的にOthersideメタバースのみならず、エムスクエアードを通して開発された他プロジェクト、外部のメタバースプロジェクト内で使用できるようにサポートされる計画となっているようです。 メタバース内でのコミュニケーションのあり方を刷新 Othersideでは、誰もが同時に集まってコミュニケーションがとれるようなプラットフォームの構築を目指しています。 Othersideは、メタバース内コミュニケーションにおける以下の3つの技術的挑戦を行うと宣言しています。 1.何千ものユーザーを一箇所に集められるようなクラウドネットワーク技術、およびレンダリング技術の開発を行う 2.数千のユーザー同士が、個別的かつリアルタイムなボイスチャットを行えるようにする 3.使用しているデバイスに制限されないアクセシビリティを実現する 以上3点について、簡単な解説を付け加えます。 まず1つ目の挑戦について、ここで挙げられているクラウドネットワーク技術、レンダリング技術は、両者共にプレイ環境やグラフィックの描画をスムーズにするための技術です。多くのユーザーをメタバース内に収容、および描画するためには性能の向上が不可欠な部分となっています。 2つ目の挑戦は、現行のメタバースプロジェクトに数千人のユーザーが同時に会話できるような性能が整っていないという背景から想起されています。 3つ目の挑戦はイメージがしやすいと思います。現行のメタバースプラットフォームはマシンへの要求スペックが高く、高性能なゲーミングPCを持つユーザーでなければアクセスすることが難しい状態です。Othersideはそのような問題点を改善し誰もがアクセスしやすいメタバースを実現するために、ウェブブラウザ、スマートフォンといったチャネルを開拓することを宣言しています。 上記3つの挑戦に当たり、Othersideの運営は2020年からメタバース専門のテクノロジー企業であるImprobable社とのパートナーシップを結びました。 もし上記3点を実現することができれば、他のメタバースプロジェクトと比較して技術的側面において一歩抜きんでることができるでしょう。 詳細については、Othersideのライトペーパーをご覧いただけますと幸いです。 メタバースのやり方・始め方については、以下の記事をご覧ください。 メタバースのやり方・始め方!必要な機材やおすすめサービスを紹介 Coincheck Otherside上のマーケットプレイスの存在 Othersideにおけるあらゆるものを購入することができるマーケットプレイスである「The Agora(ザ・アゴラ)」の構築が計画されています。 ザ・アゴラでは様々なモノが取引可能であり、Otherside上に存在する天然資源から、先述したODKでユーザーによって生み出されたモノなども、その対象となっています。 ザ・アゴラは、Othersideメタバース上の経済活動に参加する上で最も効率的な場所になることが計画されているようです。 Othersideの土地「Otherdeed(NFT)」について 「Otherdeed(NFT)」は20万区画で構成されたOtherside上の土地を指します。 2022年3月のデモ動画が公開から注目を集め、2022年4月のローンチ初日に行われた「Otherdeed」の販売では購入希望者が殺到するあまり、イーサリアムブロックチェーンにまで影響を与え、運営チームが謝罪する事態にまで発展しました。 初日に売り出された5.5万区画の「Otherdeed」は、KYC(個人認証)が必須、1ウォレット2つまでといった購入制限があるなか、当日に完売、売上は410億円以上を記録しました。 Otherdeedの種類 引用:Otherside Otherdeedは以下の異なる5種類の土台から形成されています。 INFINITE EXPANSE COSMIC DREAM RAINBOW ATMOS CHEMICAL GOO BIOGENIC SWAMP Otherdeedのレアリティ― KODA 引用:Otherside Otherdeedの全区画の10%には「KODA」と名前の付いたOthersideを代表するキャラクターが存在します。割合の低さから、他の土地と比べ高額で取引されているケースがあります。 RESOUCES 引用:Otherside Otherdeedには4種類の資源「アニマ」「オーレ」「シャード」「ルーツ」が存在し、それらを採取して利用することができます。また、4種類の資源には3段階のレアリティが付与されています。 ARTIFACTS 引用:Otherside Otherdeedに一定の割合で配置されているアイテム。 現時点で用途や割合は不明。 NFT所有者が参加できるプレイベント『The Voyager’s Journey』 引用:Otherside The Voyager’s Journeyとは、リリース前のOthersideを体験できるというデモプレイイベントのことです。 Othersideでは、先行販売を行なっていた約4,500個のOtherside上の土地 NFT(Otherdeed)所有者を『Voyagers(ボイジャーズ)』と呼称し、Voyagersに対してリリース前のOthersideをプレイすることができる権利を与えました。 The Voyager’s Journeyの目的は、参加したVoyagersのゲームプレイにおけるフィードバックを開発に活かすことであり、実際に7月18日に開催された初のデモプレイイベントFirst Tripでは、多くのSNSでメタバース上でのデモプレイが公開され反響を呼んでいました。 Coincheck NFTの使い方 Coincheck NFTでは『Otherside』のOtherdeedを売買することができます。ここでは出品方法と購入方法を紹介します。 以下の記事では画像付きでCoincheck NFTの使い方を詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck 出品方法 (1)出品する場合、まずは「マイページ」に移動します。 (2)マイページ内の出庫済みのNFTから、出品したい商品をクリックします。 (3)出品するアイテムの内容を確認し、問題がなければ「出品」をクリックします。 (4)購入された際に「受け取る通貨」を選択し、出品金額を入力してから「出品」をクリックします。以上で出品手続きは完了です。 購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択された通貨でのみ購入することができます。 Coincheck NFTの利用方法は、以下の記事で詳しく解説しています。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck 購入方法 まずはHome画面より購入したいNFTを選択します。Home画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 金額は出品者が選択した通貨が表示されています。 購入はCoincheckで取り扱っている通貨から選択することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、購入は完了です。 Othersideの今後の展望 Otherside運営は、イーサリアムネットワーク全体の混雑を避けるために、独自チェーンを開発することを視野に入れているようです。 コチラのYuga Lab公式Twitterでのツイートで、その意思が確認できます。 独自チェーン上でOthersideが稼働し始めれば、イーサリアムブロックチェーンを利用することで発生するサードパーティリスクを避けることができます。 この動向はOthersideにおけるユーザー体験に直結してくる内容であるため、注意深く今後のアップデートを追う必要があるでしょう。 Othersideの始め方 ここからはOthersideの始め方について解説していきます。 現状Othersideのメタバースは一般リリースを開始していないので、まずは一緒にアカウント作成だけしておきましょう。 サインアップ Othersideへアクセスしてサインアップしてみましょう。 アカウント作成に使えるウォレットは「Metamask」と「Coinbase Wallet」「Wallet Conect」の3種類ありますが、最初は日本語サポートを行っている「Metamask」で接続するのがおすすめです。 2022年9月の現時点では、まだOthersideプロジェクトはローンチしていないのですが、公式サイトのライトペーパーに目を通し、先にOtherdeedを購入して公式からの発表を楽しみに待ちましょう。 Othersideを活用したプロジェクト「OASIS MARS」とは 『※OASIS MARS』は、コインチェックが『Otherside』上のOtherdeedに建設中のメタバース都市です。”2035年の火星”をコンセプトにしており、『OASIS TOKYO』や『OASIS KYOTO』と同様に様々なアーティストや著名人、ブランド等とコラボレーションすることで、メタバースと NFTを掛け合わせた新たな顧客体験やデジタル経済圏を創出することをビジョンに持っているプロジェクトです。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら
「最近『NFTファッション』が注目されているけれど、どんなものなの?」 「NFTファッションを自分でも購入したり、作って販売したりしたいけれど、どうすればいい?」 そのような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。 「NFTファッション」とは、デジタルデータとして作成されたファッションアイテムに、NFTを結びつけることで「唯一性」を持たせたものです。 メタバース(仮想空間)やゲーム、SNSなどにおいて、アバターやキャラクターが着用したり、コレクションしたり、二次流通で利益を得たりと、さまざまな楽しみ方、活用法が期待されています。 このNFTファッションには、以下のような特徴やメリットがあります。 NFTファッションの特徴・メリット コピー品を抑止できる ファッションの自由度が広がる 二次流通時にもブランドやデザイナーにロイヤリティが発生する サステナブルなアイテムである オリジナル製作者の権利と利益を守れること、地球にやさしいことなど、時代のニーズにマッチしている点も注目を集める理由でしょう。 そこでこの記事では、NFTファッションに関してさまざまな視点から解説していきます。 まず最初に、NFTファッションの基礎知識を身につけましょう。 NFTファッションの概要 NFTファッションの特徴・メリット経済産業省の実証実験 その上で、実際にNFTファッションを楽しむ方法を知ってください。 NFTファッションの事例 NFTファッションの購入方法NFTファッションの作り方・販売方法 最後まで読めば、NFTファッションについて知りたいことがわかるでしょう。 この記事で、あなたも気軽にNFTファッションを楽しめるよう願っています。 目次 NFTファッションとは NFTファッションの概要 NFTファッションの特徴・メリット 経済産業省による実証実験 NFTファッションの事例 Joyfa TOMO KOIZUMI 映画『竜とそばかすの姫』コラボ バーチャルブランド「RTFKT(アーティファクト)」 ドルチェ&ガッバーナ バーバリー ジミー・チュウ NFTファッションの購入方法 暗号資産取引所に口座を開設する 取引所で暗号資産を購入する ウォレットをマーケットプレイスに同期させる マーケットプレイスで欲しいNFTファッションを購入する NFTファッションの作り方・販売方法デジタルファッションをつくる デジタルファッションをNFTマーケットプレイスにアップする まとめ NFTファッションとは NFTへの理解が進み、音楽やアートの分野ではデジタル作品をNFT化して売買する例が増えていますが、その最新トレンドとして「NFTファッション」が注目されています。 そこでまずは「NFTファッション」とは何か、その特徴や現状について知っておきましょう。 NFTファッションの概要 ご存じのように「NFT」とは「Non Fungible Token」の略で、ブロックチェーン上で発行されるデジタル資産の一種です。 日本語では「代替不可トークン」「非代替性トークン」とも呼ばれ、従来は無限に複製可能だったデジタルデータに対して、「唯一性」を付与できるのが特徴です。 この仕組みをファッション分野にも取り入れたのが「NFTファッション」です。 メタバース(仮想空間)やゲーム、SNSなどにおいては、アバターやキャラクターが着用したり、コレクションして楽しむための「デジタルファッション」が流通していますが、これとNFTを結びつけることで、デジタルデータとしてのファッションアイテムに「唯一性」を持たせることができるわけです。 そのため、「LOUIS VUITTON」「GUCCI」「DOLCE&GABBANA」といったハイブランドもNFTファッションに参入して、コレクションを展開し始めているのが現状です。 NFTファッションの特徴・メリット では、一般的なデジタルファッション、またはリアルなファッションアイテムと比較して、NFTファッションならではの特徴やメリットとは何でしょうか? それは以下の4点です。 コピー品を抑止できる ファッションの自由度が広がる 二次流通時にもブランドやデザイナーにロイヤリティが発生する サステナブルなアイテムである くわしく説明しましょう。 コピー品を抑止できる まず第一に、NFTの最大のメリットである「唯一性」により、コピー商品が出回るのを抑止することができます。 人気ブランドやハイブランドのファッションアイテムにはコピー品が横行し、真贋の判別が難しいという問題がありました。 が、NFTファッションは、NFTトークンを紐づけることで「この1点がオリジナル作品である」ということを証明・確認することが可能です。 そのため、コピー品を作っても「本物」と偽って販売することが困難になり、偽造防止につながるのです。 これは、ブランド側が利益を侵害されることを防ぐことができるだけでなく、買い手側にとっても、以下のようなメリットとなります。 ・オリジナルかコピーかの区別が容易につくので、偽造品を買ってしまうリスクがなくなる・そのデザイナー、ブランドの「唯一のオリジナル品を所有したい」というコレクター心理も満たされる ちなみに、このメリットはデジタルファッションに限ったものではありません。 リアルなファッションアイテムに、NFTデータが読み取れるタグやQRコードなどをつけることで、「これが唯一のオリジナルです」と証明できるようになりますので、コピー品との区別が容易になるでしょう。 二次流通時にもブランドやデザイナーにロイヤリティが発生する リアルなファッションの世界では、購入したアイテムにプレミアがつき、高額で売買されるケースがよくあります。 ハイブランドのバッグや時計、スニーカーなどが販売価格の数倍、数十倍で転売されるのがその一例です。 が、このように二次流通によってアイテムの価値が高まっても、それを生み出したデザイナーやブランド側は最初に定価で販売した際の利益以上のものは得られません。 それに対してNFTファッションでは、二次流通においてもデザイナーやブランド側にロイヤリティを還元するように設定することが出来ます。 これは、NFTの取引履歴がブロックチェーン上ですべて公開され、照会できるという特性があるため可能になったことです。 転売が繰り返されると、そのたびにデザイナーにロイヤリティを還元するプログラムを組めばよいのです。 コレクションに適している また、ファッションにはコレクションアイテムという側面もあります。 スニーカーなどは、何十足も集めておきながら、一度も履かずに箱にしまっておくコレクターも多いでしょう。 が、似たようなものを多数集めて、実際には着用せず飾っておくという行為は、近年重視されている「SDGs」「地球にやさしい持続可能な暮らし」に逆行するものだとも考えられます。 その点NFTファッションは、リアルな素材を用いないため、無駄な廃棄物や有害物質を生むことがなくサステナブルなアイテムです。 また、NFTファッションはデジタルデータで実体がないため、どれだけたくさんコレクションしても保管場所をとりません。 コレクターは、集める対象をリアルなアイテムからNFTファッションにシフトすることで、ムダをなくした環境にやさしいコレクションを実現することができるのです。 経済産業省による実証実験 このように、メリットと可能性の大きいNFTファッションに、国も注目しています。 今年(2022年)3月、経済産業省は「アート × ブロックチェーン」事業に取り組むスタートバーン株式会社への委託事業として、ある実証事業を展開しました。 ファッション業界における展示会の高度化を目指し、以下の3タイプのファッションアイテムを同時に展示販売したのです。 ① デザイナーがデザインした「一点もののアイテム+NFT」 ② ①と同デザインの「デジタルファッションアイテム(3DCGデータ)+NFT」 ③ ②を購入者のポートレート写真と合成した「合成写真データ+NFT」 この事業には、「ANREALAGE(アンリアレイジ)」や「TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)」など5ブランドが参加し、二次流通でのロイヤリティ還元も行われます。 これは、経済産業省が「ブロックチェーン技術を活用し、二次流通において商材に関する情報の真正性と信頼性を担保しながら、制作者への収益還元に関する取組の実証事業」として公募した令和3年度「展示会等のイベント産業高度化推進事業(展示会等における流通・取引の高度化実証事業)」に応じた企画の中から採択されたものです。 デザイナーやクリエイターの権利と利益を守る新しい技術として、国もNFTの活用を探っている段階です。 Coincheckの無料登録はこちら NFTファッションの事例 ここまでNFTファッションの特徴や現状について説明してきましたが、では実際にどのような作品があるのか、どのようなデザイナーが参入しているのかを知りたいでしょう。 そこでこの章では、NFTファッションの具体的な事例から、いくつかピックアップして紹介しておきます。 Joyfa Joyfaは最先端のAI・CG技術を元に、デジタル上に存在するファッション(デジタルファッション)のエコシステムを開発する会社です。 ”Bring Joy To Fashion” (ファッションに新しい楽しさをもたらす) をミッションに掲げ、現在AR・AI・NFTといった最先端技術を活用した、デジタルスニーカーのエコシステムを構築しています。また、世界的に有名な日本のファッションデザイナー『TOMO KOIZUMI』のラッフルドレスのデジタル化なども手がけました。 JoyfaのNFTスニーカーは、今後リリースを予定しているARアプリにおいてデジタル上での着せ替えやInstagram連携による着せ替え画像の投稿等が可能となる予定です。 Coincheck NFTでは、6月9日よりJoyfaが提供するNFTスニーカーの取扱いを開始しました。取扱いの詳細はこちら。 TOMO KOIZUMI 「TOMO KOIZUMI」は、2021年東京オリンピックでは国歌斉唱を務めたMISIAさんの衣装を担当するなど、世界の舞台で活躍するドレスデザイナー小泉智貴氏が立ち上げたファッションブランドです。 「1-3. 経済産業省による実証実験」で紹介した実証事業にも参加した「TOMO KOIZUMI」は、Coincheck NFTにおいてNFTドレス6作品を今年(2022年)2月に発売しました。 購入したドレスは、デジタル上で着用したり、その写真をSNSに公開することも可能です。 「TOMO KOIZUMI」が手掛けるNFTファッションを解説 Coincheck 映画『竜とそばかすの姫』コラボ NFTファッションの特性を生かした事例のひとつとして、「ANREALAGE(アンリアレイジ)」と映画『竜とそばかすの姫』とのコラボレーションが挙げられます。 映画のヒロイン・ベルの衣装をアンリアレイジのデザイナーがデザインしただけでなく、ブランド側は2022年の春夏コレクションを、映画に登場した仮想世界「U」をモチーフにしたステージで展開しました。 さらに、そこで発表したNFTファッション11点を販売、NFT鳴門美術館が総額5,000万円という高値で落札しました。 現在は、美術館公式サイトの「アンリアレイジ×竜とそばかすの姫のNFT作品」ページでも公開されています。 またコインチェックと『The Sandbox』が製作を進めるメタバース都市『OASIS TOKYO』でも、『竜とそばかすの姫』の主人公ベルの衣装デザインを手がけた『ANREALAGE』とのコラボレーション企画を実施することが決定。 今後『※OASIS TOKYO』において、ファッションショーなどのイベントを開催することを検討しています。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck バーチャルブランド「RTFKT(アーティファクト)」 「RTFKT(アーティファクト)」はスニーカーなどのデジタルファッションアイテムを、NFTベースでリリースしているユニークなバーチャルブランドです。 スニーカー市場では、コレクションアイテムとして一度も履かれないままスニーカーが転売流通されている、それなら実態としてのスニーカーは必要ないのではないか……そんな発想から立ち上がったブランドで、基本的にはデジタルアイテムとして売買されますが、希望すればリアルな靴として購入することも可能です。 このブランドが有名になったきっかけは、NFTアート界のスターである10代のデジタルアーティスト・FEWOCiOUSとコラボしたスニーカーが、約3.2億円という高値で7分間のうちに完売したことでした。 日本人アーティストでは、村上隆とのコラボで2万体にもおよぶアバターをデザイン、販売しています。 ちなみにRTFKTは2021年12月、Nikeに買収され、グループの1ブランドとなっています。 ドルチェ&ガッバーナ イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」も、積極的にNFTへの参入を試みています。 まず2021年9月、ブランド初のNFTコレクションとして「Collezione Genesi(ジェネシス コレクション)」を発表しました。 男性用スーツ、女性用ドレス、ティアラなど9点の作品は、総額6億円以上で落札されています。 これらはデジタルデータだけでなく、実際に着用できるリアルなアイテムの形でも購入者に届けられるそうです。 さらに、今年(2022年)2月には、独自のNFTコミュニティ「DGFamily」を立ち上げました。 特定のNFTを購入してメンバーになると、NFTのコレクションアイテムを購入できるなどの会員限定サービスを利用できます。 バーバリー イギリスを代表するブランド「バーバリー」の場合は、特定のゲーム内でアバターが着用できるコレクションを発表、販売しています。 「Blankos Block Party(ブランコス・ブロック・パーティー)」というゲームで、プレイヤーはアームバンド、シューズなどさまざまなアイテムを購入、アバターに着せることができます。 ジミー・チュウ シューズを中心に展開するブランド「ジミー・チュウ」では、2021年10月に初のNFT作品をリリースしました。 作品のひとつは、アーティストのエリック・ヘイズとのコラボレーションで、彼によるグラフィティ・アートの上をスニーカーが歩くように移動していくという動画です。 彼がハンドペイントを施した実物のスニーカーとのセットで、1点もののNFT作品として販売され、1万7,500ドルで落札されました。 また、同時に8,888個のミステリーボックスも販売されています。4種類のハイヒールのNFTが用意されていて、どのアイテムが手に入ったのかは購入後のお楽しみという仕掛けです。 中でもレアなアイテムを獲得した人には、後日発表されるさらに特別なデザインのNFTを入手する抽選に参加できる特典もあり、即日完売したそうです。 NFTファッションの購入方法 各ブランドの事例を見て、「NFTファッションを購入してみたい!」と感じた方も多いのではないでしょうか? NFTファッションの購入方法は、取引される「NFTマーケットプレイス」によって異なります。 そこでこの記事では、一般的な買い方を簡単に説明しておきましょう。 購入の流れは以下の通りです。 暗号資産取引所に口座を開設する 取引所で暗号資産を購入する ウォレットをマーケットプレイスに同期させる マーケットプレイスで欲しいNFTファッションを購入する Coincheck NFTはこちらへ 暗号資産取引所に口座を開設する NFTファッションやNFTアートは、基本的に暗号資産で取引されます。 そこでまず、暗号資産取引をしていない人は、コインチェックなどの暗号資産取引所に口座を開設する必要があります。 まず暗号資産取引所を選び、公式ホームページから登録を開始します。 サイトのガイドに従って個人情報を入力し、本人確認書類を提出するのが一般的です。 本人確認書類は、免許証などと一緒に写真に撮って送信するなど、WEB上で提出できるところも多いので、そのような取引所を選ぶと簡単に登録できるでしょう。 Coincheckの無料登録はこちら Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル Coincheck 取引所で暗号資産を購入する 口座が開設できたら、日本円を入金して暗号資産を購入します。 NFTファッションやNFTアートの取引は、現金ではなく暗号資産で行われるため、その原資を用意する必要があります。 しかし、マーケットプレイスや作品のアーティストによって、どの暗号資産で取引できるかが異なりますので、欲しい作品がどの暗号資産で購入できるかを確認しておきましょう。 ビットコインの購入方法/買い方を画像と動画で解説!500円からOK Coincheck ウォレットをマーケットプレイスに同期させる 次に、MetaMask(メタマスク)などの暗号資産の「ウォレット」をマーケットプレイスに同期させます。 ウォレットとは、暗号資産取引で使うバーチャルなお財布のようなもので、ここから暗号資産を送ったり受け取ったり、保管することができます。 ウォレットから購入した暗号資産を送金したうえで、NFTファッションを購入したいマーケットプレイスと接続します。 MetaMask(メタマスク)とは?ウォレットの作り方や入金・送金方法を画像付きで解説 Coincheck マーケットプレイスで欲しいNFTファッションを購入する これで購入準備が整いました。 いよいよマーケットプレイスで欲しいNFTファッションを選び、購入しましょう。 多くのマーケットプレイスでは、サイト上で作品を選択して「購入」ボタンをクリックするだけで購入できます。 さらにくわしい購入方法が知りたい場合は、以下のリンク先も参照してください。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck NFTファッションの作り方・販売方法 さて、「NFTファッションが欲しい」という人の一方で、「自分でNFTファッションを作ってみたい、売ってみたい!」と希望する人もいるでしょう。 そこで最後に、NFTファッションの作り方と販売方法についても簡単に触れておきましょう。 その手順は以下の通りです。 ・デジタルファッションをつくる・デジタルファッションをNFTマーケットプレイスにアップする くわしく説明しましょう。 デジタルファッションをつくる デジタルアートには、2D作品、3D作品、動画などさまざまなタイプがありますが、デジタルファッションの場合は身に着けるものをデザインするので、基本的には3Dモデリングができるソフトウエアで作成します。 中には、誰でもデジタルファッションを簡単にデザインし、取引できるプラットフォーム「The Fabricant Studio」などもローンチされていますので、利用してみてもよいでしょう。 ただ注意したいのは、作品ができてもその時点ではまだそれは単なるデジタルファッションだということです。 NFTの特徴である「唯一性」は備わっていません。 それを付与するのは次のステップです。 デジタルファッションをNFTマーケットプレイスにアップする デジタルファッションが作成できたら、NFTマーケットプレイスにアップします。 まず利用したいマーケットプレイスを選んで、アカウントを作成します。 アカウントができたら、作品データのアップロードです。 アップロード方法は、マーケットプレイスによって異なりますので、公式サイトの指示通りに行ってください。 アップロードが完了すれば、これで販売が可能になります。 価格を設定し、売りに出してみましょう。 ちなみに販売方法には、主にこちらで決めた固定価格での販売と、オークションとがありますので、好きな方を選んでください。 まとめ いかがでしたか? NFTファッションに関して、知りたいことがわかったかと思います。 ではもう一度、要点をまとめてみましょう。 ◎「NFTファッション」とはデジタルデータとして作成されたファッションアイテムに、NFTを結びつけることで「唯一性」を持たせたもの ◎NFTファッションの特徴・メリット・コピー品を抑止できる・二次流通時にもブランドやデザイナーにロイヤリティが発生する・サステナブルなアイテムである ◎NFTファッションの購入方法 暗号資産取引所に口座を開設する 取引所で暗号資産を購入する ウォレットをマーケットプレイスに同期させる マーケットプレイスで欲しいNFTファッションを購入する 以上を踏まえて、あなたもNFTファッションを自由に楽しめるよう願っています。
Generativemasksは、クリエイティブコーダーの高尾俊介氏らが制作したジェネラティブアートNFTです。 リロードするたびに配色の異なるマスクが自動的に生成されるというユニークな特徴をもつNFTで、2021年8月にリリースされた10,000個の作品はわずか2時間で完売。その人気ぶりはNFT・アート界隈を中心に話題となりました。 この記事では、いま話題のGenerativemasksの特徴やメリット、今後の展望や購入方法などを解説していきます。 この記事でわかること Generativemasksの概要 メリット・注目の理由 今後の展望(ロードマップ) Coincheck NFTで購入する方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 Generativemasksの概要 3D Generativemasksについて Generativemasksのメリット・注目の理由 日本発のNFTアート 流動性が高い メタバースでの展開 ジェネラティブアートの普及活動を行っている Generativemasksの今後の展望(ロードマップ) Generativemasksの購入方法【Coincheck NFT】 Coincheck NFTで購入するメリット Generativemasksの概要 Generativemasksは、2021年8月にクリエイティブコーダーの高尾俊介氏らが開始したジェネラティブアートのNFTプロジェクトです。 ジェネラティブアートとは、アルゴリズムや数学的手法などから生まれる偶然性を取り入れて作られるデジタルアートを指します。NFTのコレクションではGenerativemasksの他にも、『Art Blocks』などのプロジェクトがあります。 Generativemasksは、アルゴリズムによってリロードするたびに配色の異なるマスクが自動的に生成される仕組みとなっています。 引用:Genarativemasks このようなユニークな仕組みが特徴的なGenerativemasksは、2021年8月に10,000個が各0.1ETHで販売され、わずか2時間で完売。NFT・アート界隈を中心に大きな注目を集めました。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck 3D Generativemasksについて 3D Generativemasksとは、Generativemasksの画像を3D化したNFTで、Generativemasksの1周年を記念して保有者全員にAirdropされました。 2Dと3Dそれぞれ単体での取引が可能なため、ユーザーはNFTマーケットプレイスなどを通じてどちらか一方を売買することが可能です。 3D GenerativemasksはGenerativemasksと1:1の形で対応しており、同デザインのものが2Dと3DのNFTで存在していることになります。そのため、token idとmask numberも同様となっています。 今回の3D Generativemasksの取り組みでは、3D Generativemasksを保有している方に、3Dプリント版のGenerativemasksを購入できる権利を特典として付与することを予定しています。この特典は、二次流通で手に入れたNFTでも有効です。 なお、3Dプリント版は販売期間が設定される予定です。販売期間が過ぎると、3Dプリント版は購入できなくなるのでご注意ください。 このように、Generativemasksは3D版を生成することや、それを3Dプリント版の物理作品にすることが可能です。今後、新たなNFT作品の形を実現する可能性があると言えるでしょう。 【Coincheck NFT】3D Generativemasksを9月26日より取扱い開始 Coincheck NFTは、2022年9月26日(月)より、「3D Generativemasks」の取扱いを開始します。「3D Generativemasks」は、日本発ジェネラティブアートのNFTコレクション「Generativemasks」がローンチ1周年記念施策として保有者全員に付与したNFTです。 また、Coincheck NFTにおいて既に取扱いのある「Generativemasks」に加えて「3D Generativemasks」も取扱いを開始することに伴い、以下詳細の通り、対象のお客様に「3D Generativemasks」を付与いたします。 取扱い開始日時2022年9月26日(月)15時予定 「3D Generativemasks」の付与についてスナップショット時点(2022年8月12日12:00)でCoincheck NFT内に「Generativemasks」を保有していたお客様のうち、上記取扱い開始日においてCoincheck NFTをご利用いただけるお客様を対象に「3D Generativemasks」を付与いたします。 注意事項「3D Generativemasks」の付与実施時点でCoincheckを解約(退会)しているお客様、及びアカウントが凍結または停止となっている等、当該アカウントを通常通りご利用いただけないお客様への付与は原則行われません。NFTが暗号資産などの財産的価値を有する資産と交換できるものである場合、そのNFTを用いた取引については、所得税の課税対象となります。詳しくは所轄の税務署等へご確認をお願いいたします。 詳しくはこちらをご覧ください。 Generativemasksのメリット・注目の理由 Generativemasksが注目を集めている理由には、主に次の4つがあります。 日本発のNFTアート流動性が高いメタバースでの展開ジェネラティブアートの普及活動を行っている どのような内容なのか、順番に見ていきましょう。 日本発のNFTアート 現状、欧米諸国と比べると日本ではNFTのプロジェクト自体が少ないという問題があります。そのため、気になるNFTコンテンツがあったとしても、英語が堪能ではない日本人にとっては「情報収集がしにくい」といった障壁があります。 その点、本プロジェクトは日本人によって運営されており、各運営者が自身のSNSを通じて英語だけでなく日本語でも情報公開しているため、英語に不慣れな日本人でも参入しやすいというメリットがあります。 また、作品としてのクオリティの高さと、いわゆるPFP(Profile-Picture)タイプのNFTとは異なるジェネラティブアートの文脈にのったNFTであることから、Generativemasksは『美術手帖』などの美術専門誌でも取り上げられたことがあります。こうしたメディア露出からも、本プロジェクトの注目度の高さをうかがい知ることができます。 引用:美術手帖 流動性が高い Dapps(分散型アプリケーション)の人気ランキングなどを掲載しているDappRadarによると、これまでに3,000人以上がGenerativemasksを購入し、二次流通を含めてすでに12,000回以上の取引が行われていることがわかっています。 また、2021年8月17日付けの取引量ランキングでは、リリース直後ということもありましたがAxie Infinityに次ぐ第2位を獲得し、その人気ぶりが話題となりました。 参考・画像引用:DappRadar メタバースでの展開 Generativemasksは、メタバース分野での活動も注目を集めています。 具体的には、メタバースプロジェクトの『Decentraland』内で作品展示を実施したり、ウェアラブルなマスクのNFTを配布するなどの活動を行っています。 メタバースビジネスの可能性は広がっており、FacebookやInstagramなどを運営しているMeta社は、2021年にメタバース領域に対して2年間で5000万ドル(日本円で約55億円)相当の投資を行っていくと宣言しています。 このような将来性のある分野へ進出している点も、Generativemasksの今後に期待できる理由のひとつです。 Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説! Coincheck ジェネラティブアートの普及活動を行っている プロジェクトの創始者である高尾氏は、本プロジェクトで得た収益の全額をジェネラティブアートに関わる団体に寄付することを明言しています。 こうしたジェネラティブアートの普及に対する貢献度の高さも、GenerativemasksがNFT・アート界隈で注目されている理由として挙げることができます。 Generativemasksの今後の展望(ロードマップ) 2022年4月に発表されたロードマップ2.0によると、今後、Generativemasksは以下の7つの項目に従って運営されていく予定です。 ①The Generativemasks Community Grant②Project Reboot③Tools / Education /Scholarship④Support⑤Physical Masks And Other Merch⑥Collaborations And Marketing⑦Future Funding for The Community Grant どのような内容なのか、ひとつずつ見ていきましょう。 ①The Generativemasks Community Grant 1つ目の項目である「The Generativemasks Community Grant」では、Generativemasksの販売で得た収益と、二次流通時に発生するロイヤリティの使い道についての計画が記されています。 収益の具体的な用途としては、以下の2つが挙げられています。 コミュニティに作品を寄稿するアーティストの財政的支援 コミュニティの発展に貢献したアーティスト以外のメンバーへの報酬付与 ②Project Reboot 2つ目の項目である「Project Reboot」では、2022年4月下旬から4週間にわたって行われるProject Reboot(プロジェクトの活性化)の内容について記されています。 具体的な内容は、以下の通りです。 NFTアクセラレーターである「HUG」との提携 リブート期間中のコミュニティ参加報酬の増額 新規アーティストの招待を目的としたコンテストの開催 ミームコンテストの開催などその他の活動 ③Tools / Education /Scholarship 3つ目の項目である「Tools / Education /Scholarship」では、ジェネラティブアートの文化を発展させるためのツール、学習、奨学金についての説明が記されています。 主な内容としては、クリエイティブコーディングを学びたいと思っている人の財政的支援や環境整備をサポートしていくことなどが記載されています。 ④Support 4つ目の項目である「Support」では、Generativemasksの販売で得た収益を、Processing FoundationやNEORTなどコミュニティを支えている団体に寄付する計画について記されています。 ⑤Physical Masks And Other Merch 5つ目の項目である「Physical Masks And Other Merch」では、デジタルデータではない物理的なマスクや、その他の商品の提供についての計画が記載されています。 ⑥Collaborations And Marketing 6つ目の項目である「Collaborations And Marketing」では、ブランド認知度を高めるために、今後できるだけ多くの企業や組織とコラボレーションをしていく予定であることが記載されています。 ⑦Future Funding for The Community Grant 7つ目の項目である「Future Funding for The Community Grant」では、コミュニティ内で使用される助成金の将来的な資金繰りについて記されています。 具体的には、長期的に持続可能な助成制度の構築のために、2022年の第3四半期に二次流通時のロイヤリティに関する詳細を発表することなどが記載されています。 Generativemasksの購入方法【Coincheck NFT】 次に、GenerativemasksをCoincheck NFTで購入する方法をご紹介します。 なお、Coincheck NFTはCoincheckの口座開設が完了している方のみご利用いただけます。口座開設がまだ完了していない方はこちらをご覧ください。 (※)CoincheckでのGenerativemasksの販売は二次流通(過去に販売されたNFTの転売)となります。 Coincheck NFTはこちらへ (1)購入したいNFTを選択 まずはホーム画面より購入したいNFTを選択します。ホーム画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 (2)詳細を確認し、「購入確認」をクリック 購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 Coincheck NFTで購入するメリット Coincheck NFTには、以下の3つのメリットがあります。 ネットワーク手数料不要簡単決済(複数の暗号資産で購入できる)簡単・安心・安全 ネットワーク手数料不要 通常、NFTマーケットプレイスでNFTを購入する際にはガス代と呼ばれるブロックチェーン上での取引手数料がかかりますが、Coincheck NFTでは購入時のガス代は不要です。 簡単決済(複数の暗号資産で購入できる) NFTマーケットプレイスには、決済にイーサリアム(ETH)しか使用できないところが多くあります。 その点、Coincheck NFTは暗号資産取引サービスを行うCoincheckと一体化しているため、ビットコイン(BTC)やイーサリアムの他、Coincheckで取り扱いのある30種類以上の通貨で売買をすることが可能です。 簡単・安心・安全 Coincheck NFTでは、CoincheckのNFT専用ウォレットによって、お客様が秘密鍵の管理をすることなく安全にお取引いただくことができます。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。
暗号資産SAND(サンド)とは、NFTゲーム『The Sandbox』で使用される暗号資産です。代表的なメタバース・NFT銘柄として、注目を集めています。 今回の記事では、2022年5月24日よりCoincheckで国内初の取り扱いを開始した暗号資産SANDについて詳しく解説していきます。 この記事でわかること NFTゲーム『The Sandbox』とは 暗号資産SANDの使い方 暗号資産SANDの将来性 暗号資産SANDの購入方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産SAND(サンド)は、『The Sandbox』のゲーム内通貨 NFTゲーム『The Sandbox』とは 『The Sandbox』上の土地「LAND」について 暗号資産SAND(サンド)の使い方 使い方①アイテムやLANDの購入 使い方②ガバナンス 使い方③ステーキング 暗号資産サンド(SAND)の将来性 『The Sandbox』の人気が高まる NFT・メタバースに注目が集まる 暗号資産SAND(サンド)の購入方法 スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法 パソコンでSAND(サンド)を購入する方法 暗号資産SAND(サンド)は、『The Sandbox』のゲーム内通貨 暗号資産SANDは、『The Sandbox』で使用されるネイティブトークンです。日本における円のように、『The Sandbox』のメタバース上ではSANDを用います。 通貨単位 SAND 発行可能上限数 3,000,000,000SAND コンセンサスアルゴリズム Proof of Work 時価総額ランキング (2022年5月時点) 39位 NFTゲーム『The Sandbox』とは NFTゲーム『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』とは、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。 ユーザーはメタバース空間を楽しむだけでなく、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。さらに、所有するアイテム、キャラクターをNFTとしてプラットフォーム上で自由に売買することが可能です。 2022年3月3日~3月31日には、アルファ版シーズン2(ALPHA SEASON2)の開催を行い注目を集めました。このイベントでは、『The Sandbox』のチームが制作した18のゲームを通して、これまでThe Sandboxを支持してきたユーザーがThe Sandbox上のメタバース世界を体験できる初めての機会となりました。 完全版のリリースは、2022年末を予定しています。(2022年5月時点) The Sandboxとは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を徹底解説 Coincheck 『The Sandbox』上の土地「LAND」について 「LAND」とは、『The Sandbox』内のメタバース空間における土地のことです。ユーザーはLANDを所有することで、その上にゲームやアセットを配置することができます。 引用:The Sandbox - MAP 現在は、様々な企業やIPがこのLANDを取得しています。Coincheckが所有するLANDの一部を発売した際は、約8分で完売する(※)など注目度はとても高いと言えるでしょう。 (※)販売の詳細はこちら(現在販売は終了しています) また、LANDは発行上限が定められている(166,464個)点からデジタル不動産とも呼ばれ、LAND自体を売買して利益をあげることができます。Coincheck NFTでは、LANDを取引することが可能です。 LANDの取引を検討している方は、以下の記事をご覧ください。 Coincheck NFTで販売中の『The Sandbox』のLANDについて解説します! Coincheck 暗号資産SAND(サンド)の使い方 SANDは『The Sandbox』上で、次のように使用できます。 ①アイテムやLANDの購入②ガバナンス③ステーキング それぞれ詳しく見ていきましょう。 使い方①アイテムやLANDの購入 SANDは主に『The Sandbox』上の経済活動で使用されます。 LANDや、マーケットプレイスに出品されたゲーム内アイテムを購入する際にSANDで取引されます。また、取得したLAND上でつくったゲームを有料で提供して得た事業所得もSANDで取引がされます。 使い方②ガバナンス SANDを所持している人は、ガバナンス(運営)の意思決定に対して投票することが可能です。 また、他のユーザーに投票権を委譲することができる点も、特徴の一つです。 使い方③ステーキング SANDトークンのエコシステム上に用意されているステーキング(厳密には流動性マイニング)というシステムを活用することで、SANDの枚数を増やすことができます。 引用:The Sandbox 公式Medium LANDの所有者は、このステーキングに参加する時にSANDが増加する速度が上昇します。 ただし、SANDのステーキングは厳密には流動性マイニングとなっており、SANDとペアになるトークンを合わせて流動性提供しなければなりません。そのため、インパーマネント・ロスと呼ばれる2つのトークンの価格比が変化することで生じる損失が起こる可能性があります。上記より、SANDのステーキングは自己責任で行うか否かを検討するのが良いでしょう。 SANDのステーキングとLANDの関係性に関する解説については、こちらでThe Sandbox運営が解説しています。関心のある方はぜひご覧ください。 暗号資産サンド(SAND)の将来性 暗号資産SANDは、将来性に期待がもてる暗号資産といえるのではないでしょうか。 特に、次のようなタイミングで価格面の上昇が期待できます。 『The Sandbox』の人気が高まるNFT・メタバースに注目が集まる それぞれ詳しく見ていきましょう。 ①『The Sandbox』の人気が高まる 2022年5月時点、『The Sandbox』はα版を提供していますが、月間アクティブユーザー数はピーク時には100万人を超えるなど、すでに大きな注目を集めているNFTゲームです。 今後、正式版がリリースされ、ユーザー数がさらに増えると、SANDの取引量も増加することが期待できるでしょう。 また、企業やIPがLANDを購入するなど、将来的なメタバース上での経済活動に期待が持てるニュースにも注目をするといいでしょう。 例えば、Coincheckでは、LAND上に2035年の近未来都市 「※OASIS TOKYO」を制作するプロジェクトを開始しています。 日本だけでなく、海外の企業やIPも様々なプロジェクトを企画しています。 『The Sandbox』の人気が高まるタイミングには、SANDにも期待がもてるのではないでしょうか。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら ②NFT・メタバースに注目が集まる NFT・メタバース銘柄に注目が集まるタイミングにも、SANDは期待がもてるのではないでしょうか。 特に代表的な事例として、2021年10月のFacebook社の社名変更が挙げられます。同社がMeta Platform社への社名変更と、メタバース領域への巨額投資を発表したことをうけ、SANDは一時10倍近くまで価格が上昇しました。 参考:CoinMarketCap カナダのリサーチ企業Emergen Research社は、メタバースの市場規模が2028年までに8289.5億ドル(日本円で約99兆4740億円)まで成長すると試算しています。 参考:Emergen Research 今後も、大企業のメタバース領域への投資など、NFT・メタバース領域にポジティブなニュースが出た場合、同様の動きをする可能性があります。 暗号資産SAND(サンド)の購入方法 CoincheckでSANDを購入する方法には、以下の2種類があります。 スマホアプリで購入するパソコンで購入する 以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。 ※当社にSANDを入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法 最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってSANDを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。 1. 画面下メニューの「販売所」をタップする2. 表示されたコインの中から「SAND(サンド)」をタップする3. 「購入」をタップする4. 購入金額を入力し、「日本円でSANDを購入」→「購入」をタップする スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。 パソコンでSAND(サンド)を購入する方法 Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでSANDを購入する際の手順は、以下の通りです。 1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「SAND(サンド)」を選択する3.SANDの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する 4.「OK」をクリックして購入完了 パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。 場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。
WEB3.0(Web3)とは、ブロックチェーンやP2P(Peer to Peer)などの技術によって実現する「次世代の分散型インターネット」のことです。最近では「WEB3.0」や「DAO」というキーワードが話題になっているため、WEB3.0やDAOについてもっと詳しく知りたかったり、メリットやデメリットを知りたいという方も多いのではないでしょうか? この記事では、以下のようにWEBの変遷の歴史や問題点を紹介しながら、WEB3.0を解説していきます。 WEB3.0の意味とは? WEBの変遷の歴史 WEB3.0が解決する問題 WEB3.0の利点 WEB3.0の注意点とは WEB3.0とDAOとの関係は? WEB3.0の事例・銘柄紹介 Coincheckの無料登録はこちら 目次 WEB 3.0という概念を解説 WEBの歴史変遷からWEB3.0を理解する WEB1.0の特徴とは WEB 2.0の特徴とは WEB3.0が登場した理由と解決を目指す問題 WEB3.0によって何が変わる?3つのメリット セキュリティの強化 決済・契約の中間マージン圧縮 ユーザー主体のデータ管理 WEB 3.0のデメリットは?注意点を紹介 一般ユーザーとの乖離 巨大企業や政府との利益相反 WEB3.0を理解するうえで欠かせない「DAO」とは? DAOと従来の組織の違いは? WEB3.0とDAOとの関係は? WEB3.0銘柄や事例・ユースケース WEB3.0ブラウザであるBrave DAppsの基盤となるイーサリアム メタバース上で楽しめるNFTゲーム『The Sandbox』 まとめ WEB 3.0という概念を解説 Web3.0とは、ブロックチェーンやP2P(Peer to Peer)などの技術によって実現する「次世代の分散型インターネット」のことです。 現在、私たちが利用しているインターネットを「Web2.0」と定義し、プライバシーやセキュリティなどの問題を解決するために構想されたのがWeb3.0という概念です。 2022年現在でトレンドとなっているWEB3.0は、ブロックチェーン・暗号資産・NFT関連の場で議論されています。特に最近ではDAOの分野でも注目を集めており、もはやDAOについての知識はWEB3.0を知るうえで必要不可欠だと言っても過言ではありません。 WEB3.0の概念自体もまだ発展途上であるため、今後の技術の進展によってはWEB3.0の概念が変わる可能性があります。そのため、WEB3.0を深く理解するためには、NFTやDAOなどのWEB3.0における重要キーワードの最新情報を常に仕入れ、持っている知識をアップデートする姿勢が大切になります。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck ブロックチェーンとは?特徴やメリット・デメリットを基礎からわかりやすく解説 Coincheck WEBの歴史変遷からWEB3.0を理解する WEB3.0という概念を深く理解するためには、現在私たちが使っているインターネットの特徴を知る必要があります。つまりWEBの起源である「WEB1.0」、現在私たちが使っている「WEB2.0」、そしてWEB2.0が抱える問題を解決するために構想された「WEB3.0」について、それぞれの特徴を理解しておく必要があります。 WEB1.0の特徴とは WEB1.0とは一言でいうと「WEBが誕生した頃のインターネット」を指す概念です。具体的な年代としては、1990年代中頃から2000年代中頃にかけて普及してきたインターネット(もしくはWEB)の総称だとされています。 WEB1.0時代のWEBは「情報の流れが一方向で中央集権型」であることが特徴です。 当時のWEBでは、管理者個人がホームページを持ち、ユーザーはそれを閲覧するだけというものでした。WEB1.0時代では、現在ではありふれた機能である「コメント機能」などの実装もほとんどありません。閲覧できる情報は情報作成者によってのみ管理され、閲覧ユーザーがデータを編集することはできません。 ホームページの管理者は自分でサーバーを用意し、データベースとHTMLを構築していました。また、現在に比べて通信速度が低速だったため、動画はもちろん、画像やCSSを扱う動的なページを扱うケースはかなり少なかったです。 また、WEB1.0時代でのユーザー同士のコミュニケーションツールは、2ちゃんねるなどを代表とした掲示板サイトだったと言えます。掲示板サイトは基本的に文字だけのやり取りでデータ容量をあまり必要としないため、WEB1.0時代でも利用できていたのでしょう。 この時代のWEBユーザーは匿名性を重視し、一般的な使用方法ではほとんど実名や年齢や住んでいる地域すらも公開することはありませんでした。ネットで繋がった人と実際に会うこともほぼ無かったことも特徴です。 WEB 2.0の特徴とは WEB2.0とは、一言でいうと「現在私たちが使っているインターネット」を指す概念です。具体的な年代としては、2000年代中頃から2020年代前半の現在まで続いているインターネット(もしくはウェブ)の総称だとされています。 WEB2.0時代のWEBは「情報の流れが双方向で中央集権型」であることが特徴です。 WEB2.0ではプラットフォームの運営者が登場し、ユーザーはそのプラットフォーム上で情報発信を行ったり、コミュニケーションを行ったりし始めました。YouTubeやTwitter、Instagram、Facebookなどが登場し、データベースやHTML、サーバーなどへの知識が無くても情報発信が容易になったのです。 このようにWEB2.0時代は、SNSなどを用いて様々な人との双方向の情報のやり取りができるようになった時代と言えるでしょう。WEB2.0時代のユーザーは、FacebookなどのSNSの隆盛からわかるように、実名や顔写真を公開することに比較的抵抗が無いことも特徴として挙げられます。 また、WEBの知識が無いと扱えない個人ホームページに代わり、AmebaやFC2、WIXのようなブログ作成プラットフォームが台頭してきたことも、WEB2.0時代の特徴と言えるでしょう。 WEB3.0が登場した理由と解決を目指す問題 WEB3.0時代のWEBは「情報の流れが双方向で分散型」であることが特徴です。 WEB2.0時代ではユーザーがプラットフォーム提供者のサービスを多用した結果、プラットフォームを提供している特定企業へ個人情報が集中しています。 そして、プラットフォーム提供者へ個人情報やパスワードなどのデータが集中することで、サイバー攻撃を受けた際の流出リスクやセキュリティ問題、個人情報を含むデータの適性利用への疑念などが発生しています。 また、デジタルコンテンツをプラットフォーム上で発信する場合、アカウント停止やシャドウバン(※アカウント停止ではないが、通知されずに検索結果などから排除されること)を受けると、コンテンツの発信が難しくなります。 そこで、WEB3.0は「WEB2.0でのデータ独占・改ざん・データ使用権の問題を解決する概念」として構想されています。その中核として大きなウエイトを占めているのが、「ブロックチェーン技術」です。ここでのブロックチェーンとは、誰もがその内容を閲覧・管理することができるパブリックチェーンを指します。 トークンで権利者情報などを管理したり、データベースとしてブロックチェーンを用いたり、分散型のネットワークを使ったりすることで、WEB2.0の問題を解決しようとしています。 WEB3.0によって何が変わる?3つのメリット WEB3.0の構想は「WEB2.0でのデータ独占・改ざん・データ使用権の問題を解決する概念」と言えます。それでは、実際にWEB3.0はどのような場面で使われて、ユーザーへどのような利点をもたらすのでしょうか。WEB3.0のメリットは、以下の3つのようなポイントが挙げられます。 セキュリティの強化決済・契約の中間マージン圧縮ユーザー主体のデータ管理 セキュリティの強化 データをブロックチェーンで保管することにより、一度アップロードしたデータの改ざんを限りなく難しくすることができます。既存のデータベース型では、基本的には管理者が情報を編集することができるため、一部の情報への信頼度がやや低くなる傾向にあります。 比較的大規模なブロックチェーンに書き込まれたデータは、改ざんのために多大な計算能力と電力がかかるため、データの改ざんは実質的には難しいといえます。 さらに、データが分散型で管理されることにより、サイバー攻撃の際の流出リスクを軽減することができます。WEB2.0ではデータの独占が起きているために、攻撃対象を絞れば、効率的にデータを取得できます。データ自体が分散していると、攻撃対象を増やすことになるため、セキュリティの向上に寄与できます。 決済・契約の中間マージン圧縮 さまざまなデジタルコンテンツへの決済や個人間送金に暗号資産を用いることで、中間マージンの圧縮が期待できます。WEB2.0時代の決済では、プラットフォーマーや決済代行会社が決済時に手数料を徴収するため、取引額の数パーセントから多い場合は数十パーセントの手数料がかかります。 暗号資産を用いた決済や契約を使うことで、第三者を必要としない決済が可能であるため、中間業者を介さない取引が可能になるのです。 ユーザー主体のデータ管理 WEB3.0では、ユーザーが自身の個人情報や行動履歴、デジタル資産の管理ができると言われています。WEB2.0のサービスは無料で扱えることが多いですが、その代償として個人情報や行動履歴がプラットフォーマーに提供されています。 たとえば、現在のWEB2.0を扱っていると、やけに自分の住んでいる地域に関連した広告や、最近見た商品・サービスなどの広告が出てきた経験のある人は少なくないのではないでしょうか。このような広告形態をリスティング広告といい、Cookieなどの検索履歴などに基づいて配信される広告です。そのほか、地域などの特定はIPアドレスからも可能です。 WEB2.0ではユーザーが意識をしないようなポイントで個人情報や行動履歴を取得・利用しているため、自身の個人情報を制限することは限りなく難しくなっているでしょう。WEB3.0では、個人情報の提供の制限・管理が可能であるとされているため、ユーザーのデータ管理権限が戻ると言えます。 WEB 3.0のデメリットは?注意点を紹介 WEB2.0の問題を解決するためのソリューションであるWEB3.0。期待の声が多く挙げられているものの、発展途上であるためにリスクや注意点が存在しています。 また、先述の通りWEB3.0はまだ大衆へ浸透していないため、未来からみたWEB3.0という概念は全く別物になる可能性があります。つまり、実際に実現したWEB3.0はブロックチェーンや暗号資産、NFT、DAOが絡んでいないという場面も想定ができるのです。 現時点では、WEB3.0のデメリットとしては以下のような点が挙げられます。 一般ユーザーとの乖離巨大企業や政府との利益相反 一般ユーザーとの乖離 ブロックチェーンを用いたWEB3.0を構築した場合、ユーザーはブロックチェーンや暗号資産、NFT、DAOへの深い知識・リテラシーが求められます。WEB3.0が多く語られる場面は、ブロックチェーンや暗号資産、NFT、DAO関連であるため、ユーザーの知識やリテラシー部分を考慮していないことがあります。 広告などで莫大な収益を上げられるWEB2.0のサービスは、無料でハイクオリティなものになっています。インターネットへの知識が不十分なユーザーでも気軽に利用することができるため、積極的にWEB3.0への移行が検討されない可能性があるのです。 一般的なWEBユーザーが全員WEB3.0への知識をつけ、WEB2.0から移行可能か否かというポイントは、今後のWEB3.0の発展において注意すべき点でしょう。 巨大企業や政府との利益相反 WEB3.0の概念は、WEB2.0の巨大プラットフォーマーと利益相反が起きています。巨大プラットフォーマーは小国の経済規模を超えるほどの経済力を持っており、WEB上であらゆる機能を独占し、利益を生み出しています。 そのため、本格的にWEB3.0の隆盛になった場合、巨大プラットフォーマーからのはじき出しが起こる可能性が生じます。 さらに、WEB3.0は基本的に発信や情報取得に法的制限がかからないため、国や行政機関・立法機関からの規制を受ける可能性もあります。 WEB3.0を理解するうえで欠かせない「DAO」とは? WEB3.0を理解するうえで、欠かすことのできない概念の1つとして「DAO」があります。 DAOとは、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織を指す言葉です。正式名称はDecentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)となっており、その頭文字を取ってDAOと呼ばれています。 DAOと従来の組織の違いは? DAOと従来の組織との最も大きな違いは「組織をまとめる人や機関が存在するかどうか」という点です。 従来の組織は、組織をまとめるために所有者や管理者、リーダーが存在します。会社であれば社長、国であれば政府、サロンであれば主催者といった具合に必ず中心となる人や機関が存在します。 一方でDAOの組織運営には特定のリーダーは存在せず、その運営方針はコミュニティメンバーの総意(投票活動)によって決定されます。この組織形態を可能にしているのがスマートコントラクト(ブロックチェーン上で契約を自動的に履行する仕組み)です。 DAOと伝統的な組織の主な相違点の一つは、スマートコントラクトの有無であるということもできます。 WEB3.0とDAOとの関係は? DAOはブロックチェーンやNFTと同じく、WEB3.0を形成する仕組みの一つです。WEB3.0の「WEB2.0でのデータ独占・改ざん・データ使用権の問題を解決する」というミッションを達成するための仕組みが、ブロックチェーンでありNFTであり、DAOというさまざまな仕組みです。 先述した通り、WEB3.0とDAOは同じような文脈で語られることが多いため、この2つの概念を混同して理解している方も多いです。そのためWEB3.0とDAOとの関係を知ることは、この2つの概念を正しく理解するためにも非常に重要です。 WEB3.0銘柄や事例・ユースケース WEB3.0へ投資をしてみたいという場合は、WEB3.0系のサービスに関連した暗号資産への投資という方法が挙げられます。 WEB3.0ブラウザであるBrave Coincheckが扱っている暗号資産では、WEB3.0系のブラウザ「Brave」で使われるBAT(Basic attention token)がWEB3.0銘柄と言えます。 現状のWEB広告では意図としない広告が表示されたり、電力・通信容量を大幅に消費したりといった、ユーザーへの不利益が存在しています。 WEB3.0ブラウザ「Brave」は、初期設定でWEB広告がブロックされており、ブラウザ上で広告を有効にすると暗号資産である「BAT」を取得することができます。 つまり、ユーザーは表示する広告と追跡のためのデータ取得を制限しながら、ブラウザで任意の広告を見ながら暗号資産を獲得できるのです。 ※日本では資金決済法の制約により、BATではなくBATポイントが付与されます。 暗号資産が貯まるBraveブラウザの使い方や特徴、危険性の有無を解説 Coincheck BATはAmazonのギフト券に交換したり、実店舗で利用したりすることができ、クリエイターやサイト運営者へ直接支援することも可能です。 現在の広告システムでは、広告収益はほとんどプラットフォーマーが取っており、サイト運営者の収益は小さくなっています。Braveでは広告主から直接広告料が支払われるため、サイト運営者は収益アップにつながるとされています。 暗号資産BAT(ベーシックアテンショントークン)とは?特徴や今後の将来性、購入方法を解説! Coincheck Dappsの基盤となるイーサリアム DApps(分散型アプリケーション)の基盤となるイーサリアム(ETH)もWEB3.0銘柄といえます。 DappsとはDecentralized Applicationsの略称で、日本語では分散型アプリケーションと呼ばれています。従来のアプリケーションではアプリを管理する「中央管理者」が存在し、権限が中央管理者に集中していました。一方でDappsではブロックチェーン技術を採用することで、中央管理者のいない分散管理を実現しています。この「中央集権から分散へ」という流れも、WEB3.0の大きな特徴と言えるでしょう。 現状では、ほとんどのDAppsはイーサリアムのプラットフォーム上で開発されています。これは、DAppsを利用したサービスの多くがイーサリアムのスマートコントラクトを基盤として開発されているのが理由です。 イーサリアムを活用したDAppsの具体例としては、メタバースプロジェクト「Decentraland(ディセントラランド)」や、実名のサッカー選手を用いたデジタル・トレーディングカードゲームの「Sorare(ソラーレ)」、さらには世界初のブロックチェーンゲームである「クリプトキティーズ(CryptoKitties)」や、中央管理者のいない分散型取引所(DEX)である「ユニスワップ(Uniswap)」などが挙げられます。 【初心者向け】イーサリアムとは?仕組みをわかりやすく解説! Coincheck メタバース上で楽しめるNFTゲーム『The Sandbox』 NFTゲームの『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』で使われるSAND(サンド)も、WEB3.0に関連した銘柄です。The Sandboxでは、メタバース空間でユーザー間の空間を楽しむだけでなく、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。さらに、所有するアイテムやキャラクターをNFTとしてプラットフォーム上で自由に売買することが可能です。 またCoincheckでは、暗号通貨SANDを取り扱っていることに加え、The Sandbox上のLANDと呼ばれる土地上に2035年の近未来都市「※OASIS TOKYO」を制作するプロジェクトを開始しています。(2022年10月時点) (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説 Coincheck まとめ WEB3.0は、WEB2.0時代の問題を解決するソリューションとして構想されています。将来的には、ユーザーのリテラシーや意識の差異によって、使われるサービスが変わってくる可能性も予想できます。 WEB3.0はまだまだ発展途上な分野であるため、今のうちからWEB3.0に触れていたらワクワクする未来を体感できるかもしれませんね。 執筆青木一真 Ethereum Classic(ETC)にて公式日本コミュニティ立ち上げに携わったのち、暗号通貨ウォレット「もにゃ」にマーケターとして参画。その後、暗号資産関連へ参入する企業に対しリサーチャーとして介入しながら、暗号資産をはじめとしたWEBライターとして活動している。 Twitter : @kiko_fintech
画像引用:Art Blocks 『Art Blocks』は、イーサリアムのブロックチェーンを利用してジェネラティブアートの発行と販売を行うNFTプラットフォームです。 「ブロックチェーン × ジェネラティブアート」という組み合わせにより実現したArt Blocksの斬新なスタイルが、新しいアートの形として、いまNFTクリエイター/コレクターを中心に注目を集めています。 この記事では、Art Blocksの特徴や注目されている理由、購入方法などについて初心者の方向けに解説していきます。 この記事でわかること Art Blocksの概要 Art Blocksの3つの特徴 Art Blocksが注目されている理由 Art Blocksの購入方法【Coincheck NFT】 Coincheckの無料登録はこちら 目次 Art Blocksの概要 Art Blocksの3つの特徴 「ジェネラティブアート」に焦点を当てたNFTプラットフォーム 作品は3つのコレクション(curated、playground、factory)に分類される 10%の販売手数料が発生する 6億円超えの販売額が話題に!「Art Blocks」が注目されている理由 レアな作品が安価で手に入る可能性がある 多数のアーティストが参加していてコンテンツが豊富 Art Blocksの購入方法【Coincheck NFT】 Coincheck NFTで購入するメリット Art Blocksの購入方法【公式サイト】 ①ウォレットと接続 ②NFTを購入 【注意】新たに発行されるのはMint(ミント)されていない作品だけ Art Blocksの概要 引用:Art Blocks Art Blocksは、イーサリアムのブロックチェーンを利用して「ジェネラティブアート」の発行と販売を行うNFTプラットフォームです。2020年、プロジェクション・マッピングアーティストのErick Calderon氏によって設立されました。 ジェネラティブアート(Generative Art)とは、コンピュータのアルゴリズムから生まれる偶然性を取り入れて制作されたアート作品のことを指します。NFTのコレクションではArt Blocksの他にも、日本発のNFTプロジェクトである『Generativemasks』などがあります。 Art Blocksは、このジェネラティブアートをNFT(非代替性トークン)として販売するプラットフォームです。 イーサリアムについて詳しく知りたい方はこちら。 イーサリアム(ETH)とは?今後の展望やアップデートについて解説 Coincheck Art Blocksの3つの特徴 Art Blocksには、主に以下の3つの特徴があります。 「ジェネラティブアート」に焦点を当てたNFTプラットフォーム作品は3つのコレクション(curated、playground、factory)に分類される10%の販売手数料が発生する どのような内容なのか、順番に見ていきましょう。 「ジェネラティブアート」に焦点を当てたNFTプラットフォーム Art Blocksは、ジェネラティブアートを専門に取り扱うNFTプラットフォームです。 Art Blocksで自身の作品を販売したいクリエイターは、作品のスクリプト(簡易プログラム)もしくはアルゴリズムをArt Blocksにアップロードし、発行総数や販売価格などを設定します。これらの情報はブロックチェーンに記録され、しばらくするとArt Blocksの作品販売ページに情報が掲載されます。 購入者は好みのアートスタイルを選択し、作品の代金をイーサリアム(ETH)で支払います。するとブロックチェーンに記録された情報をもとに、アルゴリズムによってランダムにNFTアートが生成され、発行された作品が自動的にユーザーのウォレットに送付されます。 引用:Art Blocks 作成される作品は、イラストの場合もあれば3Dアートの場合もあります。つまり、実際に発行されるまで、購入者だけでなくクリエイターさえもどのような作品が生成されるのかがわからない仕組みになっているのです。 この「ブロックチェーン × ジェネラティブアート」という組み合わせにより実現したArt Blocksのランダム性と無限の可能性が、新しいアートの形として注目を集めています。 (※)ランダム性をもって新たに生成されるのは、まだMint(発行)されていない作品のみとなります。詳しくは「【注意】新たに発行されるのはMint(ミント)されていない作品だけ」をご覧ください。 作品は3つのコレクション(curated、playground、factory)に分類される Art Blocksの作品は、以下の3つのコレクションに分類されています。 コレクション 特徴 curated Art Blocksのビジョンをもっともよく表している選別された作品 playground curatedに選ばれたクリエイターのその他の作品 factory curatedに入る条件を満たしていない作品 通常、厳しい審査基準を通過した「curated」の作品が高値で取引されるのに対して、比較的緩和された条件でリリースできる「factory」の作品は安値で取引される傾向があります。 10%の販売手数料が発生する クリエイターは、作品を販売する際に10%の販売手数料をArt Blocksに支払う必要があります。作品が購入されると、販売額の10%が自動的にArt Blocksに転送され、残りがクリエイターに支払われます。 6億円超えの販売額が話題に!「Art Blocks」が注目されている理由 実際にMint(新たにNFTが発行)されるまで、どんな作品が生成されるかわからないという斬新なスタイルが注目を集めているArt Blocks。 その注目度と作品としてのクオリティの高さから、Art Blocksで販売されるNFTは非常に高値で取引されることがあります。 2021年8月には、カナダ人アーティストのDmitri Cherniak氏による「Ringers#879」というタイトルの作品が、1,800ETH(時価約6.4億円)で販売され話題を呼びました。 Art Blocksが注目を集めている理由には、主に以下の2つがあります。 レアな作品が安価で手に入る可能性がある多数のアーティストが参加していてコンテンツが豊富 それぞれ詳しく見ていきましょう。 レアな作品が安価で手に入る可能性がある 前述の通り、Art BlocksではMint(新たにNFTが生成)される際に、コンピュータのアルゴリズムによって色やデザインなどがランダムに決められ、予測不能な作品が生成されます。 作品の生成時には、サイズ・線の色・背景色・線の曲がり方・テクスチャ(質感)など複数の要素がランダムに選択されます。 たとえば下の「Para Bellum #999」という作品の場合、Draw Mode(描画モード)は「Grow」というスタイルを選択して生成されています。また、その右横の「%|count」という項目から、この「Grow」を選択して発行された作品はシリーズ全体で50.5%存在することもわかります。 そしてその下のComposition(構成)という要素では、「Whole Canvas」というスタイルが選択されており、このスタイルを選択した作品は全体で83.6%あることがわかります。 引用:Art Blocks このように、さまざまな構成要素がランダムに選ばれ、それらが組み合わされてオリジナルのNFTアートが発行されるというのが、Art Blocksのユニークな仕組みです。 そして通常、各要素でレアなスタイルを多く選択して発行された作品ほど、希少価値が高いものとして高値で取引される傾向があります。 言い換えるなら、販売時にはそれほど価値が高くない作品でも、購入後のランダム生成によりレアな作品が発行されれば、買値よりもはるかに高い価値の作品を手に入れられる可能性があるということになります。 このランダム生成による無限の可能性が、Art Blocksが注目を集めている要因といえるでしょう。 多数のアーティストが参加していてコンテンツが豊富 引用:Art Blocks NFTのプラットフォームとして注目を集めるには、「コンテンツが豊富にあること」が必須です。 その点、Art Blocksには2022年4月の時点で180名以上のアーティストが参加しており、各自がクオリティの高い作品を提供しています。 Art Blocksの注目度の高さを見る限り、今後はさらに参加アーティストが増え、コンテンツも充実していくことが予想されます。 Coincheckの無料登録はこちら Art Blocksの購入方法【Coincheck NFT】 次に、Art BlocksのNFTアートをCoincheck NFTと公式サイトで購入する方法をご紹介します。 まずは、Coincheck NFTでArt Blocksを購入する方法をご紹介します。 なお、Coincheck NFTはCoincheckの口座開設が完了している方のみご利用いただけます。口座開設がまだ完了していない方はこちらをご覧ください。 (※)CoincheckでのArt Blocksの販売は二次流通(過去に販売されたNFTの転売)となります。 Coincheck NFTはこちらへ (1)購入したいNFTを選択 まずはホーム画面より購入したいNFTを選択します。ホーム画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 (2)詳細を確認し、「購入確認」をクリック 購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 Coincheck NFTで購入するメリット Coincheck NFTには、以下の3つのメリットがあります。 ネットワーク手数料不要簡単決済(複数の暗号資産で購入できる)簡単・安心・安全 ネットワーク手数料不要 通常、NFTマーケットプレイスでNFTを購入する際にはガス代と呼ばれるブロックチェーン上での取引手数料がかかりますが、Coincheck NFTでは購入時のガス代は不要です。 簡単決済(複数の暗号資産で購入できる) NFTマーケットプレイスには、決済にイーサリアム(ETH)しか使用できないところが多くあります。 その点、Coincheck NFTは暗号資産取引サービスを行うCoincheckと一体化しているため、ビットコイン(BTC)やイーサリアムの他、Coincheckで取り扱いのある30種類以上の通貨で売買をすることが可能です。 簡単・安心・安全 Coincheck NFTでは、CoincheckのNFT専用ウォレットによって、お客様が秘密鍵の管理をすることなく安全にお取引いただくことができます。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Art Blocksの購入方法【公式サイト】 引用:How to Mint (buy) Generative Art on Art Blocks 続いて、公式サイトでArt Blocksを購入する方法をご紹介します。 公式サイトでNFTアートを購入する手順は、以下の通りです。 ①ウォレットと接続 ②NFTを購入 ①ウォレットと接続 最初に、暗号資産のウォレットをArt Blocksに接続させます。 (1)サイトにアクセスしたら、ホーム画面右上の「connect」をクリックしてください。 引用:Art Blocks (2)下の画像のようなポップアップが表示されるので、使用しているウォレットを選択してください。 ここでは、MetaMaskを使用してNFTを購入する方法をご紹介します。 引用:Art Blocks (3)MetaMaskのパスワードを入れて、「ロック解除」をクリックしてください。 (4)利用規約の確認画面が表示されるので、下まで読んで問題がなければ「accept」をクリックしてください。 以上でウォレットの接続は完了です。 引用:Art Blocks ②NFTを購入 次に、Art Blockで実際にNFTを購入する方法をご紹介します。 (1)最初に、ホーム画面上部の3つのメニューの中から購入したい作品を探します。 引用:Art Blocks 3つのメニューには、それぞれ次のような意味があります。 curated collection…Art Blocksのビジョンをもっともよく表している選別された作品 all projects…すべての作品 artists…Art Blocksに登録されているクリエイターの一覧 ここでは、「all projects」からNFTを購入する方法をご紹介します。 (2)「all projects」をクリックすると、登録された日付が新しい順にすべてのNFTが表示されます。 なお、掲載されている作品は以下3つのステータスに分類されています。 paused…販売前 open…購入可能 completed…売り切れ 購入者は、作品名の下に「open」と記載されているものだけ買うことができます。 なお、画面上部のメニューでフィルターをかけて「open」の作品だけを表示させることも可能です。 引用:Art Blocks (3)作品のタイトルをクリックすると、作品の詳細画面が表示されます。 価格(画像①)などの条件を確認し、問題がなければ「PURCHASE A MINT」(画像②)をクリックしてください。 なお、Art Blocksでは決済にイーサリアム(ETH)を使用します。下の作品の場合、「0.08ETH」が販売価格となります。 引用:Art Blocks (4)ガス代(イーサリアム・ブロックチェーンの取引手数料)などに関する注意事項が表示されます。 確認して問題がなければ、「purchase(購入する)」をクリックしてください。 引用:Art Blocks (5)MetaMaskが起動するので、ガス代の設定などをして手続きを進めれば購入完了です。 【注意】新たに発行されるのはMint(ミント)されていない作品だけ Art Blocksで作品を購入する際に気をつけなくてはいけないのは、「ランダム性をもって新たに生成されるのは、まだMint(発行)されていない作品だけ」ということです。 たとえば下の「Zoologic」というシリーズの場合、全750個のうち現時点で126個までMintされていることがわかります(画像①)。そして、画像の作品はそのうち4番目にMintされたものであることを示しています(画像②)。 引用:Art Blocks つまり、画像の作品はすでにMintされており、この作品を購入しても表示されているデザインのNFTがそのまま手に入るということになります。 言い換えるなら、仮にこの作品の発行ナンバーが「#4」ではなく「#127」であれば、購入時に新たなデザインの作品を入手できることになります。 このあたりがArt Blocksの複雑なところですが、とりあえずは以下のように覚えておけば問題ないでしょう。 ランダム性のある新たな作品を購入する = 作品をMintする権利を得る一度Mintされた作品のデザインはそれ以降変わらない Art Blocksに関するQ&A Art Blocksに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Q.Art Blocksとは何ですか? Art Blocksは、イーサリアムのブロックチェーンを利用して「ジェネラティブアート」の発行と販売を行うNFTプラットフォームです。2020年、プロジェクション・マッピングアーティストのErick Calderon氏によって設立されました。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.Art Blocksにはどのような特徴がありますか? Art Blocksには、主に以下の3つの特徴があります。 「ジェネラティブアート」に焦点を当てたNFTプラットフォーム 作品は3つのコレクション(curated、playground、factory)に分類される 10%の販売手数料が発生する 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.Art Blocksが注目されている理由は? Art Blocksが注目を集めている理由には、主に以下の2つがあります。 レアな作品が安価で手に入る可能性がある 多数のアーティストが参加していてコンテンツが豊富 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.Art Blocksはどこで購入できますか? Art Blocksは、Coincheck NFTや公式サイトなどで購入することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。
「※OASIS TOKYO」は、コインチェックが『The Sandbox』上で開発・展開しているメタバース都市です。です。 The Sandboxのユーザーは、OASIS TOKYO内に建設されている商店街や美術館、ライブハウスやスタジアムなどの施設を利用したり、さまざまな分野のアーティストと交流をしたりして楽しむことができます。 この記事では、OASIS TOKYOの概要、利用できる施設・アトラクション、アーティストやファッションブランドとのコラボ情報などをご紹介します。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら この記事でわかること OASIS TOKYOとは 利用できる施設・アトラクション ブランドやアーティストとのコラボ情報 Coincheck NFTで「LAND」を購入する方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 OASIS TOKYOとは The Sandboxについて 小橋賢児氏が「OASIS TOKYO」クリエイティブディレクターに就任 OASIS TOKYO×The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテスト開催 OASIS KYOTOについて OASIS TOKYOで何ができる?商店街、ライブハウス、美術館などさまざまな施設が利用可能 さまざまなブランド&アーティストとコラボ決定! 小嶋陽菜プロデュース『Her lip to』 MIYAVI ANREALAGE 水原希子 太田雄貴 NEO TOKYO PUNKS TOMO KOIZUMI OASIS Community PASS NFT(OCP)とは OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)の購入方法 「LAND」販売情報 Coincheck NFTで「LAND」を購入する方法 OASIS TOKYOに関するFAQ OASIS TOKYOとは コインチェックとゲーム分野において[メタバース](https://coincheck.com/ja/article/484)の活用を推進する『[The Sandbox](https://coincheck.com/ja/article/457)』は、コインチェックが保有する『The Sandbox』上の土地「[LAND](https://coincheck.com/ja/article/463)」に、*2035年の近未来都市「OASIS TOKYO」を制作するプロジェクト*を開始しました。 この取り組みは、メタバース上での活動を体験する機会を提供することや『The Sandbox』上でのコミュニティ活動の活性化を目的とし、*2022年中に一般公開を予定*しています。 「OASIS TOKYO」は、*”2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティ拠点*です。日本を連想させる象徴的な街並みの中に美術館やステージなどのイベント施設を設置し、*さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場*として活用してもらうことを目指しています。 The Sandboxについて 『*The Sandbox(ザ・サンドボックス)*』は、[イーサリアム](https://coincheck.com/ja/exchange/charts/coincheck/eth_jpy/3600)の[ブロックチェーン](https://coincheck.com/ja/article/320)技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。 ユーザーは”メタバース”と呼ばれる仮想空間上にLAND(土地)を購入・レンタルをすることで、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。マインクラフトなどのシュミレーションゲームが好きなゲーマーには、とても親しみを感じられるゲームプラットフォームでしょう。 さらにユーザーは所有するLANDやアイテム、キャラクターを[NFT(Non-Fungible Token)](https://coincheck.com/ja/article/454)としてプラットフォーム上で自由に売買することも可能です。 ダウンロード数は4,000万回、月間アクティブユーザー数はピーク時には100万人を超え、シリーズ最新作は世界で最も期待されているブロックチェーンゲームトップ50の13位に選出されました。 また、2020年3月にはスクウェア・エニックスなどから201万ドル(約2億2,000万円)の出資を受けるなど、日本での今後の発展が期待されています。 The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説 Coincheck 小橋賢児氏が「OASIS TOKYO」クリエイティブディレクターに就任 2022年9月、コインチェックが『The Sandbox』上に開発・展開している「OASIS TOKYO」のクリエイティブディレクターに、小橋賢児氏が就任しました。 小橋氏は、国内外の数多くの大規模イベントのみならず、都市開発や街づくりの実績も有するクリエイティブディレクターであり、2021年には、東京2020パラリンピック競技大会閉会式のショーディレクターを務めました。現在は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の催事企画プロデューサーを務めるなど、多岐にわたり活動されています。 小橋氏は、今後「OASIS TOKYO」にクリエイティブディレクターとして参画し、「OASIS TOKYO」におけるユーザー体験のコンセプトやストーリーの策定に携わっていただく予定です。2021年後半よりメタバースやWeb3に注目が集まり、これまでのSNSやその上に成り立っていたコミュニティの形が変化していくと言われている中で、コインチェックは小橋氏との協働により「OASIS TOKYO」を独自の世界観やストーリーを持つメタバースとすること、また、「OASIS TOKYO」を訪れるユーザーにとって本質的で豊かな体験価値・コミュニティを創造することを目指して参ります。 メタバースの本質とは?OASIS TOKYOが目指すコミュニティとストーリー【小橋賢児×天羽健介 特別対談】 Coincheck OASIS TOKYO×The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテスト開催 コインチェックが「The Sandbox」に保有する土地『LAND』に建設中のメタバース都市「OASIS TOKYO」にてクリエイターズコンテストを開催いたします。 ボクセルクリエイターのみなさまには、本コンテストのテーマに沿ったNPC(※)アセットを「The Sandbox」のボクセルモデル製作ツール「VoxEdit」を使用し制作していただき、ご応募いただきます。豪華ゲスト審査員によって選ばれた優秀作品のクリエイターには*「The Sandbox」内の『LAND』など*の魅力的な賞品をご用意しています。 ※ NPC:プレイヤーが操作しないキャラクター [応募詳細はこちら](https://oasis.coincheck.com/events/1) OASIS KYOTOについて 『OASIS KYOTO』は、*コインチェックが『[Decentraland](https://coincheck.com/ja/article/491)』のLANDに建設中のメタバース都市*です。”2035年の近未来都市”をコンセプトにした「メタバース×NFT」のコミュニティ拠点で、神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みになっています。 OASIS KYOTOではファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設を設置し、*さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場*として活用してもらうことを目指しています。 OASIS KYOTOには、神社仏閣や出店など京都の街並みを連想させる多彩なイベント施設があり、一人で散策したり、世界中のユーザーと交流したりして楽しむことができます。 (※)現在、「OASIS KYOTO」はプレオープン中です。プレオープンでは、建設中の「OASIS KYOTO」の一部を公開しています。 「OASIS KYOTO」の[詳細はこちら。](https://oasis.coincheck.com/KYOTO) OASIS KYOTOとは?Decentralandのメタバース上に建設される近未来都市の特徴 Coincheck OASIS TOKYOで何ができる?商店街、ライブハウス、美術館などさまざまな施設が利用可能 OASIS TOKYO内には、商店街やスタジアム、ライブハウスや美術館などさまざまな施設が建設されており、The Sandboxのユーザー同士で交流できる場所が多数あります。 ここでは、OASIS TOKYOで利用できる施設やアトラクションの一部をご紹介します。 城下町商店街 ライブハウス スタジアム NFT美術館 富士山アスレチック 城 忍者屋敷 サウナ 盆踊り・屋台 ランウェイ 配信スタジオ 寿司屋 NFT取引所 コインチェック取引所 [メタバースのやり方・始め方](https://coincheck.com/ja/article/517)については、以下の記事をご覧ください。 メタバースのやり方・始め方!必要な機材やおすすめサービスを紹介 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ さまざまなブランド&アーティストとコラボ決定! OASIS TOKYOでは、さまざまな*ファッションブランドやアーティストとのコラボレーション企画*を予定しています。 2022年9月の時点で決定しているコラボ企画は、以下の通りです。 小嶋陽菜プロデュース『Her lip to』MIYAVIANREALAGE水原希子太田雄貴NEO TOKYO PUNKSTOMO KOIZUMI どのような内容なのか、ひとつずつご紹介していきます。 小嶋陽菜プロデュース『Her lip to』 コインチェックと「OASIS TOKYO」では、元AKB48の*小嶋陽菜さんがプロデュースするアパレルブランド『Her lip to』とのコラボレーション企画*を実施することを決定しました。 今後、「OASIS TOKYO」で*ファッションショーや展示会*などを実施する予定です。 小嶋陽菜氏について 生年月日:1988年4月19日 出身地:埼玉県 2005年にAKB48の第1期メンバーとして活動を開始 2017年4月19日AKB48を卒業 2018年6月20日 プロデュースブランド「Her lip to」オープン プレスリリース:[メタバース都市『OASIS TOKYO』、 小嶋陽菜氏プロデュースの『Her lip to』とコラボ決定!](https://corporate.coincheck.com/press/boS-mWE2) MIYAVI コインチェックと「OASIS TOKYO」では、常に世界に向けて挑戦を続ける*“サムライ・ギタリスト”であるMIYAVIとのコラボレーション企画*を実施することが決定しました。 今後、「OASIS TOKYO」において、*ライブなどの音楽イベントの開催*を検討していきます。 MIYAVIについて エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまでに約30カ国350公演以上のライブと共に、8度のワールドツアーを成功させている。また、アンジェリーナ・ジョリー監督映画「Unbroken」(2016年日本公開)では俳優としてハリウッドデビューも果たした。ジョリーとの縁から2017年には日本人として初めてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使に就任。実際に世界各国の難民キャンプ(レバノン、バングラデシュなど)を訪問。ニューヨークの国連本部にてアフガニスタン難民の女性ラッパーとの共演や、2020年の「世界難民の日」に日本で行われた音楽イベントでメインパーソナリティを務めるなど精力的に活動している。2020年6月、GUCCIがグローバルに展開するコレクション「Gucci Off The Grid collection」の広告に起用される。GUCCIの広告に日本人の著名人が起用されるのは初の快挙。常に世界に向けて挑戦を続ける“サムライ・ギタリストMIYAVI”。今後も彼の活動は止まる事はなく、最も期待のおける日本人アーティストの一人である。 http://myv382tokyo.com https://miyavi.com プレスリリース:[メタバース都市『OASIS TOKYO』、MIYAVIとのコラボが決定!](https://corporate.coincheck.com/press/jI2rXny7) ANREALAGE コインチェックと「OASIS TOKYO」では、日本のファッションブランドで、2021年に公開された映画『竜とそばかすの姫』の主人公ベルの衣装デザインを手がけた*『ANREALAGE(アンリアレイジ)』とのコラボレーション企画*を実施することが決定しました。 今後、「OASIS TOKYO」において、*ファションショーなどのイベントを開催*することを検討していきます。 ANREALAGE(アンリアレイジ) デザイナー森永邦彦。1980年、東京都国立市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大学在学中にバンタンデザイン研究所に通い服づくりをはじめる。2003年「アンリアレイジ」として活動を開始。ANREALAGEとは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。2005年東京タワーを会場に東京コレクションデビュー、同年ニューヨークの新人デザイナーコンテスト「GEN ART 2005」でアバンギャルド大賞を受賞。東京コレクションで10年活動を続け、2014年よりパリコレクションへ進出。2015年フランスの「ANDAM FASHION AWARD」のファイナリストに選出される。2017年パリコレ以降の作品を展示した「A LIGHT UN LIGHT」展を国内で開催し、LA及びサンパウロのJAPAN HOUSEにて巡回展を開催、また、ポンピドゥー・センター・メッスやロスチャイルド館、森美術館での展覧会へも参加している。2019年フランスの「LVMH PRIZE」のファイナリストに選出。2019年度第37回毎日ファッション大賞受賞。2020年 伊・FENDIとの協業をミラノコレクションにて発表。2021年ドバイ万博日本館の公式ユニフォームを担当。2021年に公開された映画『竜とそばかすの姫』の主人公ベルの衣装デザインを手がける。同10月に開催された、アンリアレイジ2022年春夏パリコレクション「DIMENSION」では、『竜とそばかすの姫』とコラボしたデジタルコレクションを発表、NFTとして販売した。 ANREALAGEコレクション https://www.anrealage.com/collection/100001 竜とそばかすの姫 X ANREALAGE https://www.anrealage.com/work/detail/100007/3589 プレスリリース:[メタバース都市『OASIS TOKYO』、ANREALAGEとのコラボが決定!](https://corporate.coincheck.com/press/VRorkghU) 水原希子 コインチェックが製作を進めるメタバース都市「OASIS TOKYO」及び「OASIS KYOTO」では、モデルや女優として活躍する傍ら、デザイナーとして自身のブランドを手がける*水原希子氏とのコラボレーション企画*を実施することが決定しました。 今後、*「OASIS TOKYO」及び「OASIS KYOTO」上の一部の空間やアバターを、水原希子氏がプロデュース*していく予定です。 水原希子氏について 女優としてさまざまな映画やテレビ番組出演する傍ら、モデルやデザイナーとしてもマルチに活躍。 デザイナーとして手がけた OPENING CEREMONYとのコラボレーションライン「Kiko Mizuhara for OPENING CEREMONY」は、数シーズンに渡ってリリースされ、ビヨンセやリアーナも着用した。また、COACH×KIKO MIZUHARAのコラボレーションラインにも自ら発案し、クリエイティブに参加した。 自身のブランド『OK』はOffice Kikoの略で、2017年に水原希子が立ち上げたブランドでありクリエイティブスペースである。日本で突如生まれた"ギャルカルチャー"のエネルギーをインスピレーションに、誰しもが自由に自分らしく解放できるスタイルと場を様々なアプローチで追求する。そしてサステナブルな活動を目指している『OK』のオリジナルプロダクトは、全て再生素材や環境負荷の低い天然素材を使用している。 これまで『OK』は、OPENING CEREMONYやFruity bootyなどともコラボレーションラインも発表している。 公式サイト:https://kiko-mizuhara.com プレスリリース:[メタバース都市「OASIS TOKYO」「OASIS KYOTO」、水原希子とのコラボが決定!](https://corporate.coincheck.com/press/WbLkRA8q) 太田雄貴 コインチェックが製作を進めるメタバース都市「OASIS TOKYO」及び「OASIS KYOTO」では、国際オリンピック委員会(IOC) アスリート委員・国際フェンシング連盟 理事を務める*太田雄貴氏とのコラボレーション企画を実施*することが決定しました。 今後、太田雄貴氏とのコラボだけでなく、スポーツ分野においてもメタバースやNFTによる新たな顧客体験を提供すべく、*「OASIS TOKYO」及び「OASIS KYOTO」上でのスポーツチームやイベントとの協業*を共に推進していきます。 太田 雄貴氏について 小学3年生からフェンシングを始め、日本代表として多くの国際大会に出場し北京オリンピックでは日本フェンシング史上初となる銀メダルを獲得。 2012年のロンドンオリンピックにおいても、フルーレ団体で銀メダルを獲得した。 2016年現役引退後は、日本フェンシング協会の会長を4年間努め、フェンシングの普及やTechnologyを用いた大会演出などに注力する。 現在は国際オリンピック委員会 アスリート委員、国際フェンシング連盟 理事を務める。 プレスリリース:[メタバース都市「OASIS TOKYO」「OASIS KYOTO」、 国際オリンピック委員を務めるフェンシングの五輪銀メダリストの太田雄貴氏とのコラボが決定!](https://corporate.coincheck.com/press/f_Ah8sRv) NEO TOKYO PUNKS コインチェックが製作を進めるメタバース都市「OASIS TOKYO」及び「OASIS KYOTO」では、サイバーパンクSFをテーマとしたジェネラティブNFTプロジェクト(※)*「NEO TOKYO PUNKS(ネオトーキョーパンクス)」とのコラボレーション企画を実施*することが決定しました。 今回のコラボでは「OASIS TOKYO」「OASIS KYOTO」内にジェネラティブNFTプロジェクト*「NEO TOKYO PUNKS」の世界観を表現した展示エリアを制作し、サイバーパンクを思わせるガジェットを装着したオリジナルアバターの制作も予定しています。* (※)ジェネラティブNFT…アルゴリズムや数学的手法などから生まれる偶然性を取り入れ作られるアート作品のNFT。「NEO TOKYO PUNKS」では、クリエイターNIKO24氏が描いた画像をコンピュータープログラムでランダムに組み合わせて作品を自動生成している。 NEO TOKYO PUNKS(ネオトーキョーパンクス)について 「NEO TOKYO PUNKS」は、日本発のジェネラティブNFTプロジェクトです。メタバースが普及した2050年の東京で、富裕層や権力者が支配する仮想空間「ブレインバース」から、失われた東京を取り戻すというストーリー設定の元、サイバーパンクを思わせるガジェットを装着した横顔が描かれたアート作品のNFTを提供しています。 日本の伝統的なSF作品の系譜を想起させるストーリー設定や画風から、国内のみならず海外からも高く評価され、2022年3月26日から27日にかけて行われたプレセール及びパブリックセールでは、2,222体が2分で完売しました。 「NEO TOKYO PUNKS」では、今後メタバース上での3D展開やオーディオメタバース、AIにより自動生成されるジェネラティブ・ストーリーの導入など新たな取組みも予定しています。 公式サイト:[https://www.neotokyopunks.com](https://www.neotokyopunks.com) Twitter:[https://mobile.twitter.com/ntp_nftofficial](https://mobile.twitter.com/ntp_nftofficial) プレスリリース:[メタバース都市「OASIS TOKYO」「OASIS KYOTO」、日本発のジェネラティブNFTプロジェクト「NEO TOKYO PUNKS」とのコラボが決定!](https://corporate.coincheck.com/press/wtJiGI2h) TOMO KOIZUMI コインチェックが取り組むメタバース都市「OASIS(オアシス)」では、*ファッションブランド「TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)」とのコラボレーションが決定*しました。 コインチェックは、「2035年の近未来都市」をコンセプトにしたメタバース都市「OASIS」の制作および開発を進めています。現在、『The Sandbox』上に「OASIS TOKYO」、『[Decentraland](https://coincheck.com/ja/article/491)』上に「[OASIS KYOTO](https://coincheck.com/ja/article/503)」、及び『[Otherside](https://coincheck.com/ja/article/499)』上に「OASIS MARS」の3つのメタバース都市を開発中です。 3つの「OASIS」はいずれも一般公開を目指して準備中であり、これらのメタバース都市における「TOMO KOIZUMI」のファッションショーの実施等を目指し、コインチェックと「TOMO KOIZUMI」の両者にて検討を開始しました。ショーの詳細は決定次第、お伝えいたします。 プレスリリース:[「TOMO KOIZUMI」、 コインチェックのメタバース都市「OASIS」との連携が決定](https://corporate.coincheck.com/press/CddKlOyM) 「TOMO KOIZUMI」が手掛けるNFTファッションを解説 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら OASIS Community PASS NFT(OCP)とは OASIS Community PASS NFT(OCP)とは、メタバース×NFTのコミュニティ「OASIS」が発行するOASIS CommunityへのアクセスパスとなるNFTです。 OCPを所有することでOASISコミュニティへの参加が可能となるだけでなく、OASISメタバースへのVIP入場権、オフラインイベントへの招待、関連NFTの優先購入権、OASISマテリアルの二次創作権、ホルダー限定グッズなどが付与される予定です。 そのほかのユーティリティとして、共創の場であるOASISの「豊かな自分に変化するためのきっかけや新たな出会いの場を創出する」というビジョンから、OCPを保有することでメタバース都市やOASISを題材にした商品・コンテンツの共創/共同開発、音楽・アート・ファッションイベントへの参加などの体験が提供される予定になっています。 OASISのビジョンにならうOCPは、「OASISコミュニティで変化していく豊かな自分」をテーマにアートやコンセプトを作成しており、まだ未完成で発展途上なOASISを共に創りあげる体験を通じて、新しい行動を起こしたい方や自己研鑽に励みたい方など、活力がみなぎる方にコミュニティ参加していただきたいという思いがあります。 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)の購入方法 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)は、期分け販売を行なっています。 第1期販売は2023年5月24日と25日に行われ、一般販売で即日完売となりました。 OCPの第1期販売ではCoincheck NFTにて0.05ETHで販売され、購入上限個数は1個までとなっていました。 第1期のOCP販売は、「先行販売①」、「先行販売②」、「一般販売」の計三回が行われました。第1期販売の詳細は下記をご参照ください。 第1期販売詳細 販売個数:500個 販売価格:0.05ETH 販売期間①:2023年5月24日(水)20時〜22時(確定購入権保有者が購入可能) 販売期間②:2023年5月24日(水)22時〜24時(先着で確定/優先購入権保有者が購入可能) 販売期間③:2023年5月25日(木)20時から 一般販売 現在、Coincheck NFTにOCPが出品されている場合は、二次流通としてOCPを購入できます。 OASISの最新情報については、公式Discordと公式Twitter、公式LINEでも随時告知されています。ご興味のある方は、参加やフォロー、友達登録を行ってくださいね。 OASIS公式Discord:https://discord.com/invite/oasiscommunity OASIS公式Twitter:https://twitter.com/Oasis_pj OASIS公式LINE:https://lin.ee/cDTEO8R OCPの購入方法については、こちらより詳細をご確認ください。 「LAND」販売情報 Coincheck NFTでは、ブロックチェーンゲーム『The Sandbox』の仮想空間上でコインチェックが保有している「LAND」の一部を販売しています。 『The Sandbox』のユーザーは、メタバース上に配置されている土地のデジタルピース「LAND」を購入することで、「OASIS TOKYO」と同じようにオリジナルの施設やゲームを作成することができます。 また、そのようにして作成したコンテンツはNFT化することで、マーケットプレイスなどを通じて販売することも可能です。 以下の記事ではLANDの特徴から活用例、投機的な価値について解説しているので、購入を検討されている方は合わせてご確認いただくことをおすすめします。 Coincheck NFTで販売中の『The Sandbox』のLANDについて解説します! Coincheck Coincheck NFTで「LAND」を購入する方法 ここでは「自身のLANDを所有したい」という方に向けて、Coincheck NFTでLANDを購入する方法をご紹介していきます。 Coincheck NFTはこちらへ (1)購入したいNFTを選択 まずはホーム画面より購入したいNFTを選択します。ホーム画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 (2)詳細を確認し、「購入確認」をクリック 購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck OASIS TOKYOに関するFAQ Q. OASIS TOKYOとはどのようなプロジェクトですか? A.OASIS TOKYOは、コインチェックが『The Sandbox』上で開発・展開しているメタバース都市です。 ”2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティ拠点で、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q. OASIS TOKYOではどのような施設を楽しめますか? A.商店街やスタジアム、ライブハウスや美術館などさまざまな施設をご利用いただけます。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q. OASIS TOKYOはどのようなブランド、アーティストとコラボしていますか? A.2022年9月時点では、以下のブランド、アーティストとのコラボレーションが決定しています。 小嶋陽菜プロデュース『Her lip to』 MIYAVI ANREALAGE 水原希子 太田雄貴 NEO TOKYO PUNKS TOMO KOIZUMI 詳しくはこちらをご覧ください。 ※【パートナーを募集中】 コインチェックでは、NFTやメタバースの活用を考えている企業・団体を募集しています。 https://forms.gle/LgmP9GjQgke8RYHn6 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。
「NFTには興味があるけど、どうやって購入したらいいのかわからない」 「NFT投資で利益を出す方法を知りたい」 この記事では上記のような悩みや疑問をお持ちの方に向けて、NFTの購入方法やNFT投資で利益を出す方法などについて解説していきます。 この記事でわかること NFTとは NFTを購入するメリット NFTで利益を出す方法 NFTの購入方法 NFT購入時の注意点 ※コインチェック株式会社は、2021年3月24日に「Coincheck NFT」のサービスを開始しました。Coincheck NFTでは、『The Sandbox』『CryptoSpells』『Sorare』など、さまざまなタイトルのNFTを取り扱っています。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 NFTとは NFTの売買をする場所=NFTマーケットプレイス NFTを購入するメリット 価値上昇時に売却すれば利益を得られる いつでも自由に購入・販売が可能 アセットを紛失する危険性が低い 暗号資産やウォレットについて学べる NFTで利益を出す方法 ①NFTの取引で売却益を狙う ②自身が制作したNFT作品をマーケットに出品する ③NFT関連の暗号資産を購入する ④NFTゲームでアイテムや暗号資産を獲得する NFTの購入方法 ①暗号資産取引所で口座開設をする ②暗号資産取引所に日本円を入金する ③暗号資産を購入する ④NFTマーケットプレイスにログインする ⑤NFTを購入する NFT購入時の注意点 販売価格が不当に高くないか注意する 資産を物理的に所有できない 手数料がかかる 購入したNFTをゲームなどで使用するには「出庫」する必要がある NFTとは NFT(Non-Fungible Token)とは主にイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。このNFTの技術がゲーム分野や不動産分野で活用され、革命を起こそうとしています。 もう少し具体的に解説すると、代替不可能なトークンには、唯一無二の価値を持つという特徴があります。 例えば、Aさんが持っている1ビットコインとBさんが持っている1ビットコインは同等の価値であり、交換することができる「代替可能」なものです。 一方で、「代替不可能」とは、全く同じものが存在しない、例えば「金メダル選手の直筆サイン入りTシャツ」のような一点物であることを意味しています。 イーサリアムについて詳しく知りたい方はこちら。 イーサリアム(ETH)とは?今後の展望やアップデートについて解説 Coincheck NFTの売買をする場所=NFTマーケットプレイス NFTの取引は、NFTマーケットプレイスと呼ばれる取引所で行われるのが一般的です。 NFTマーケットプレイスでは、ユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引ができます。利用者は取引に際して、出品手数料や販売手数料などの手数料をマーケットプレイスの運営者に支払う必要があります。 なお、主なNFTマーケットプレイスには以下のようなものがあります。 国内 海外 Coincheck NFT など ・OpenSea ・Foundation ・Rarible ・SuperRare ・Nifty Gateway など (※)Coincheck NFTの詳細については、こちらをご覧ください。 NFTを購入するメリット NFTを購入するメリットには、主に次のようなものがあります。 価値上昇時に売却すれば利益を得られるいつでも自由に購入・販売が可能アセットを紛失する危険性が低い暗号資産やウォレットについて学べる それぞれ詳しく解説していきます。 価値上昇時に売却すれば利益を得られる NFTは暗号資産や不動産などと同じように、時間の経過とともに価値が変動します。そのため、購入したNFTを価格が上がったときにマーケットプレイスに出品・販売することで売却益を得ることができます。 いつでも自由に購入・販売が可能 株式投資やFXなどの場合は基本的に土日にマーケットが閉まるため、取引できる日が限られています。その点、Coincheck NFTなどのNFTマーケットプレイスは、原則365日24時間取引することが可能です(※)。 平日の夜や土日しか空き時間がないサラリーマンの方なども利用しやすい点は、NFTマーケットプレイスの特長のひとつと言えるでしょう。 (※)臨時メンテナンス時は除く。 アセットを紛失する危険性が低い マンションや貴金属などの実物資産の場合、火災や盗難などが原因で破損・紛失してしまうことがあります。また、絵画やイラストなどのアート作品に関しても、実物の場合は物理的な経年劣化は避けられません。 その点、NFTはブロックチェーンで保管されているデジタル・アセットなので、実物資産と比べて破損・紛失する危険性が低く、経年劣化することもないというメリットがあります。 暗号資産やウォレットについて学べる NFTを購入するには、事前に暗号資産取引所で暗号資産を購入し、それをMetaMask(メタマスク)などのウォレットに送金する必要があります。 そのため、利用者はNFTの取引を通じて暗号資産の買い方や送金方法、ウォレットの使い方などについて学ぶことができます。 MetaMask(メタマスク)とは?PC・スマホでの使い方を解説 Coincheck NFTで利益を出す方法 NFTに興味がある方の中には、「どうやってNFTで利益を出すのか」が気になっている人も多いのではないでしょうか? NFTで利益を出す方法には、主に以下の4つがあります。 ①NFTの取引で売却益を狙う②自身で制作したNFT作品をマーケットに出品する③NFT関連の暗号資産を購入する④NFTゲームでアイテムや暗号資産を獲得する それぞれ詳しく見ていきましょう。 ①NFTの取引で売却益を狙う 世の中にはさまざまなNFTが流通していますが、その多くはCoincheck NFTのようなNFTを取り扱っているマーケットプレイスで取引されています。 NFTは株や暗号資産、不動産などと同じように、時間の経過とともに価値が変動します。そのため、購入したNFTを価格が上がったときにマーケットプレイスに出品・販売することで売却益を得ることができます。 Coincheck NFTはこちらへ ②自身が制作したNFT作品をマーケットに出品する NFTマーケットプレイスでは、自身が制作したNFT作品を出品・販売することも可能です。 そのため自分でイラスト、音楽、VRアートなどの作品が作れる人は、それをマーケットに出品した後、買い手が見つかれば収益を得ることができます。 2次流通時にも収益の一部が還元される NFTの作者には、プログラマビリティによって2次流通時にも収益の一部が還元されます。プログラマビリティとは、さまざまな付加機能をデータにプログラムできることをいいます。 このプログラマビリティを利用することで、NFTの作者は2次流通時の手数料や取引数量の制限などを事前にプログラムすることが可能になります。つまり、コンテンツが作者の手元を離れても、「流通時には購入代金の一部が作者に振り込まれる」というような仕組みを作ることができるのです。 また、このプログラマビリティを活用することで、NFTの作者はJASRACのような著作権を管理する団体を介さずに手数料を徴収することも可能になります。 ③NFT関連の暗号資産を購入する 暗号資産の中には、特定のNFTゲームやNFTプラットフォーム内で使用するために開発されたNFT関連の銘柄があります。 一般的に、ゲームやプラットフォームなど大元となるNFTの需要や知名度が高まると、それに関連する暗号資産の価値も上がる傾向があります。そのため、将来性の高そうなNFTに関連する銘柄を取引所で購入し、値上がりしたときに売却すれば利ざやを得ることが可能です。 なお、NFT銘柄の中で有名なものには、エンジンコイン(ENJ)などがあります。エンジンコインはブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform」で発行される資産(NFT)の裏付けとなる暗号資産で、主にゲーム開発の分野で活用されています。 エンジンコインについて詳しく知りたい方はこちら。 エンジンコイン(ENJ)とは?特徴や購入方法、今後の展望を解説! Coincheck ④NFTゲームでアイテムや暗号資産を獲得する NFTゲームの中には、プレイ中にある条件を達成するとアイテムや暗号資産を得られるものがあります。 例えば、実名のサッカー選手を用いたデジタル・トレーディングカードゲーム『Sorare』では、高スコアを獲得し上位にランクインしたユーザーに、シーズン終了時にイーサリアム(ETH)やレアカードなどの賞品が贈られます。 Sorareのレアカードは、Coincheck NFTのようなマーケットプレイスで売却することで利益を得ることができます。 また、「メタバース」と呼ばれる仮想空間内でキャラクターを操作して楽しむ『The Sandbox』では、LANDと呼ばれるゲーム内の土地の上にオリジナルのゲームやキャラクター、アイテムなどのコンテンツを作成することができます。そしてSorareと同じように、The Sandboxで作成したコンテンツもNFTマーケットプレイスで販売することが可能です。 このように、NFTゲームをプレイしてアイテムや暗号資産を得るという利益の出し方もあります。 Sorare(ソラーレ)とは?ゲームの始め方や利益の出し方を解説 Coincheck The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説 Coincheck NFTの購入方法 NFTを購入する際の手順は、以下の通りです。 ①暗号資産取引所で口座開設をする②暗号資産取引所に日本円を入金する③暗号資産を購入する④NFTマーケットプレイスにログインする⑤NFTを購入する 国内だけでも数多くのNFTマーケットプレイスが存在するため、取扱いタイトルや使いやすさ、手数料の安さなどで判断すると良いでしょう。 ここでは、国内初となる暗号資産取引所が運営するCoincheck NFTを例に、NFTの購入方法について解説していきます。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck ①暗号資産取引所で口座開設をする Coincheck NFTを利用するには、まずCoincheckで取引用の口座を開設をする必要があります。 Coincheckでは、以下の2ステップで簡単に口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck ②暗号資産取引所に日本円を入金する 基本的に、NFTは法定通貨ではなく暗号資産で購入します。そのため、事前に取引所に日本円を入金し、暗号資産を購入しておく必要があります。 なお、Coincheckでは以下3種類の入金が可能です。 銀行振込 コンビニ入金 クイック入金 入金方法の詳細については、以下の記事をご覧ください。 仮想通貨(暗号資産)/ ビットコイン(BTC)の入金方法 Coincheck ③暗号資産を購入する 日本円の入金が完了したら、次は取引所で暗号資産を購入します。 Coincheck NFTでは、Coincheckで取り扱っている以下30種類以上の暗号資産を決済に使用することができます。 BTC, ETH, MONA, LSK, XRP, XEM, LTC, BCH, XLM, QTUM, BAT, IOST, ENJ, PLT (取扱通貨は、順次追加予定) 暗号資産の購入方法については、以下の記事をご覧ください。 Coincheck(コインチェック)のやり方を解説!口座開設から購入・取引まで Coincheck ④NFTマーケットプレイスにログインする 次に、NFTを購入するマーケットプレイスにログインします。 Coincheck NFTには、取引所ページから「Coincheck NFT」をクリックするとログインすることができます。また、以下のボタンからもログインできます。 Coincheck NFTはこちらへ ⑤NFTを購入する 続いて、Coincheck NFTでNFTを購入する方法をご紹介します。 まずは購入したいNFTを選択します。 Home画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 購入したいNFTをクリックすると、購入画面へ移動します。 金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。 出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、購入は完了です。 Coincheckの無料登録はこちら NFT購入時の注意点 NFT購入時には、以下の4つのポイントに注意しましょう。 販売価格が不当に高くないか注意する資産を物理的に所有できない手数料がかかる購入したNFTをゲームなどで使用するには「出庫」する必要がある どのような内容なのか、ひとつずつ見ていきましょう。 販売価格が不当に高くないか注意する NFTの販売方法には、以下の2種類の形式があります。 このうち定額販売に関しては、基本的に売り手が自由に価格を設定することができます。そのため、買い手は不当に高い価格で購入してしまわないように、まず販売価格が適正であるかを見極める必要があります。 例えば、発行数が2個しかない限定物のNFTがあるとします。そのうちの1つが「NFTマーケットプレイスA」で50万円で売られていて、残りの1つが「NFTマーケットプレイスB」で100万円で売られていた場合、2つのNFTに何か特別な違いがない限り、安く購入できるAのほうを選択するのが賢明と言えるでしょう。 NFTの取引を始めたばかりの頃は、売られている価格が妥当なのかがわからず、平均的な価格より高値で購入してしまうことがよくあります。定額販売でNFTを購入する際は、類似するコンテンツがどのくらいの価格で売られているのかを下調べして、販売価格が適正であることを確認してから購入するようにしましょう。 資産を物理的に所有できない デジタル・アセットという性質上、NFTには資産を物として所有することができないというデメリットもあります。例えばNFTアートの場合、所有者は実物の作品を額に入れて鑑賞することはできず、PCやスマートフォンの画面を通じて鑑賞する必要があります。 【初心者向け】NFTアートとは?作り方や販売・購入方法を解説 Coincheck コンテンツの著作権について もうひとつ注意しなくてはならないのは、基本的にNFTを購入してもコンテンツの著作権は譲渡されないという点です。 というのも、著作権は著作権者(クリエイター)の利益を守るための権利なので、たとえNFTを購入しても、その権利は原則として作者に帰属したままとなるからです。つまり、NFTの購入者には著作権がないため、著作権者の許諾を得ない限りNFTを複製したり、二次的著作物を作成したりすることはできないことになります。 ただしその一方で、NFT自体が2017年に登場したばかりの技術なので、まだ国による法律的な解釈やマーケットプレイスにおける利用規約に違いがあるのも事実です。 そのため、NFTを購入する際はNFTマーケットプレイスの利用規約や個々のアイテムの詳細情報に目を通して、「購入後に著作権等が誰に帰属するのか」といった点を事前に把握しておくことが大切になります。 手数料がかかる NFTマーケットプレイスでは、入庫(※1)、出品、販売、出庫(※2)などに対して手数料が発生します。 下の表は、Coincheck NFTの各種手数料をまとめたものです。 入庫手数料 無料(入庫時のGAS費用はお客様負担です) 出品手数料 無料 販売手数料 販売価格の10% 出庫手数料 0.01 ETH(※3) (※1)所有しているNFTをマーケットに移動させること。 (※2)マーケットにあるNFTを外部のウォレットに移動させること。 (※3)出庫手数料は、ネットワーク手数料の変動により手数料を変える変動手数料制となります。詳しくはこちらをご覧ください。 購入したNFTをゲームなどで使用するには「出庫」する必要がある マーケットプレイスで購入したNFTをゲームなどで使用するには、出庫してMetaMaskなど外部のウォレットへ移動させる必要があります。 Coincheck NFTにおけるアセットの出庫方法は、以下の通りです。 (1)まずはマイページへ移動します。 (2)マイページより出庫したいNFTを選択します。 (3)出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。 (4)出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。 なお、出庫の際は以下の点にご注意ください。 ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。 一度実行した出庫処理は取り消すことがで゙きませんのでご注意ください。 誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。 出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。 暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。 手数料に関してはこちらをご確認ください。 Coincheck NFTはこちらへ NFTの購入に関するQ&A NFTの購入に関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Q.NFTはどこで購入できますか? A.NFTの購入は、「NFTマーケットプレイス」と呼ばれる取引所で行うのが一般的です。NFTマーケットプレイスでは、ユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引を行います。 なお、国内のNFTマーケットプレイスにはCoincheck NFTなどがあります。 Q.NFTはいくらから購入できますか? A.NFTの価格は、基本的に売り手が自由に決めることができます。ブロックチェーンゲームのアイテムなどは、0.0001ETHなどの安値で売られているものもあります。 Q.NFTを購入するメリットは? A.NFTを購入するメリットには、主に以下のようなものがあります。 価値上昇時に売却すれば利益を得られる いつでも自由に購入・販売が可能 アセットを紛失する危険性が低い 暗号資産やウォレットについて学べる 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.NFTの取引に手数料はかかりますか? A.NFTマーケットプレイスでは、入庫、出品、販売、出庫などに対して手数料が発生します。 Coincheck NFTに関する手数料については、こちらをご覧ください。 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。
Decentraland(ディセントラランド)というメタバースプロジェクトを聞いたことはあるでしょうか? メタバースプロジェクトのDecentralandは、歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトです。 今回の記事では、Decentralandの基本的な特徴や、遊び方、3/30よりCoincheck NFTで取扱いが開始されたLANDなどについて解説します。 この記事でわかること メタバースプロジェクト「Decentraland(ディセントラランド)」とは Decentralandの将来性 Decentralandと他のメタバース系プロジェクトとの違い DecentralandのLANDについて Decentralandの始め方 Coincheckの無料登録はこちら 目次 メタバースプロジェクト「Decentraland(ディセントラランド)」とは メタバースとは NFTゲームとは Decentralandとは OASIS KYOTOとは Decentraland注目のワケ 既にメタバース世界を体験することができる クリエイター機能が充実している メタバースのエコシステムがある Decentralandを運営する「DAO(分散型自立組織)」の存在 Decentralandの将来性 様々な企業やプロジェクトと活発に提携を進めている Polygonへの対応が完了している Decentralandの盛り上がり状況 他のメタバース系プロジェクトとの違い DecentralandとThe Sandbox(ザ・サンドボックス)との違い DecentralandとAxie Infinity(アクシー・インフィニティ)との違い DecentralandのLANDについて LANDの3つの特徴 LAND投資のための3つの指針 Decentralandに関する注意点 ガス代が高い傾向(ネットワーク手数料) VRを通したユーザー体験が将来的に普及するかは分からない Decentralandの始め方(Decentralandメタバースを体験しよう!) DecentralandのLANDの購入はCoincheck NFTがおすすめ まとめ メタバースプロジェクト「Decentraland(ディセントラランド)」とは そもそもDecentralandがカテゴライズされている「メタバース」や「NFTゲーム」とはどのようなものでしょうか? Decentralandの概要に入る前にそれぞの特徴を解説します。 メタバースとは メタバースは1992年にアメリカで出版されたSF小説『スノウ・クラッシュ』で初めて使用された言葉です。 メタバースを端的に説明すると、「インターネット上に存在する、経済圏を持った仮想空間」を指します。 本格的なメタバースが構築されれば、現実世界でも存在するモノ、カネ、ヒトの概念が仮想空間の中で実現し、人とのコミュニケーションや経済活動などがそのメタバースの中で可能となります。 その表現の仕方は多種多様ですが、一般的に認知が広まっているのはVR等を活用した3Dモデルで構築された仮想空間です。 メタバースビジネスの可能性は広がっており、Meta社(元Facebook)は今後2年間で5000万ドル(日本円で約55億円)相当の投資をメタバース領域に対して行っていくと宣言しています。 今話題のメタバースをまるっと解説!活用事例や注目のワケ Coincheck NFTゲームとは NFTゲームとは、暗号資産の基盤技術であるブロックチェーンを利用したゲームのことです。なお、NFTゲームはブロックチェーンゲームやゲーミファイ(GameFi)とも呼ばれています ブロックチェーンは分散型取引台帳とも呼ばれていて、取引履歴などをユーザー同士で管理する仕組みになっています。そのため、ブロックチェーン技術を利用したゲームには、下記のような特徴があります。 1.ゲーム内取引の不正や改ざんがしにくい2.ゲーム内で取得したアイテムが自分の資産になる3.取得したアイテムを自由に売買することができる ブロックチェーンゲームは既存のゲームと異なる特徴を持つため、今後の成長に注目が集まっています。 NFTゲームとは何か?既存ゲームとの違いとおすすめ4選 Coincheck Decentralandとは Decentralandは、歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトです。イーサリアムブロックチェーンをメインとして開発されています。 開発を行っているのはカリフォルニアを拠点とする非営利団体「Decentraland Foundation」であり、世界中の投資家や企業から支援を受けて開発を進めています。 数多くのメタバースプロジェクトの中でもメタバース開発に精力的であり、既にBETA版のメタバースにアクセスすることも可能です。 ユーザーはDecentraland内で創設される施設などの利用者として楽しむことができ、仮想空間内で展開されるゲームなどをプレイ可能です。さらに、Decentralandメタバース上の土地であるLANDを購入し、そのLAND上に自分のコンテンツを作り上げることもできます。 従来のメタバースプロジェクト(VR上のユーザー体験を主としたゲームやコミュニケーションプロダクト)は、運営主体でメタバースを作り上げていました。もちろんユーザー参加型などのイベントを通して一般公募で集めたクリエイターがメタバース構築に携わる機会もありましたが、最終的にそのメタバースの保有者は当該プロダクトを有している企業になっていました。 一方Decentralandでは「DAO(分散型自立組織)」による運営がなされています。ユーザーがDecentraland上のLANDを購入し、そのLAND上にユーザー体験を作り上げていくことで、Decentralandメタバース世界が発展していきます。 このような、ユーザー主導でのコンテンツ拡充を可能にすることで、誰の所有物でもない恒久的なメタバースを構築しようとしているのがDecentralandの最も特筆すべき点です。 OASIS KYOTOとは 次に、Decentralandのメタバースを活用したプロジェクト「(※)OASIS KYOTO」を紹介します。 『OASIS KYOTO』は、コインチェックが『Decentraland』のLANDに建設中(2022年に一般公開を予定)のメタバース都市です。”2035年の近未来都市”をコンセプトにした「メタバース×NFT」のコミュニティ拠点で、神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みになっています。* OASIS KYOTOではファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 OASIS KYOTOには、神社仏閣や出店など京都の街並みを連想させる多彩なイベント施設があり、一人で散策したり、世界中のユーザーと交流したりして楽しむことができます。 (※)現在、「OASIS KYOTO」はプレオープン中です。プレオープンでは、建設中の「OASIS KYOTO」の一部を公開しています。 「OASIS KYOTO」の詳細はこちら。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら OASIS KYOTOとは?Decentralandのメタバース上に建設される近未来都市の特徴 Coincheck Decentraland注目のワケ ここまでDecentralandの概要を解説してきました。 では、なぜDecentralandが注目されているのでしょうか? その理由は主に以下の4つが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。 ①既にメタバース世界を体験することができる②クリエイター機能が充実している③メタバースのエコシステムがある④Decentralandを運営する「DAO(分散型自立組織)」の存在 既にメタバース世界を体験することができる 数多くのメタバースプロジェクトの現状は構想段階であり、実際にそのメタバースを体験できるプロジェクトの数は非常に限られています。 そんな中、Decentralandは特筆してメタバース開発が進んでおり、既にBETA版のメタバースにアクセスすることも可能です。 実際にDecentralandメタバースを体験する方法に関して記事終盤の部分に記載しております。是非ともご覧いただければ幸いです。 クリエイター機能が充実している Decentraland上のデジタルアイテムやゲームは、専用のエディターやSDK(Software Development Kitの略で、日本語でソフトウェア開発キットの意)を用いることでゲーム開発経験のない人でも簡単に作成することができます。 本来デジタルアセットやゲームの作成は、3Dモデリングやゲームプログラミングの知識が必要で敷居が高いものです。Decentralandはその敷居を低くすることによって、ユーザー主導でのコンテンツ拡充の達成を図っています。 上記のような背景から、今後もメタバース内のコンテンツ作成を促進させる、便利な機能が発表される可能性は十分に考えられます。 メタバースのエコシステムがある Decentralandには、ブロックチェーン技術により構築された独自のエコシステムが存在しています。 ユーザーは、Decentralandの独自トークンであるMANAを使ってLANDやアバターの衣服・ユーザーネームといったメタバース上で使用できるアイテムを、NFT(非代替性トークン)として取引することが可能です。 LANDの運用、デジタルアイテムの作成や二次流通による収益化を狙うことができ、メタバース経済の活性化が促進されます。 Decentralandを運営する「DAO(分散型自立組織)」の存在 Decentralandが既存のオンライン3Dゲームと一線を画す部分は、「DAO」によるユーザー主導の運営体制です。 DAOは「Decentralized Autonomous Organization(自律分散型組織)」の略称で、ブロックチェーンの技術を通じてユーザーが直接的に組織運営を行っていく仕組みのことです。 スマートコントラクトやトークン等の、ブロックチェーン技術の上で最適に成り立つ仕組みを活用し、DAOがプールしている資金(一般的な企業の内部留保のようなもの)の投資先、メタバース内で流通するアイテムの種類、開発の方針といった意思決定がなされます。ちなみに、DAOがプールしている資金のことはトレジャリーと呼んだりもします。 DAOの意思決定活動のことを総称してガバナンスと呼びます。Decentralandのガバナンスへの参加方法は2通り存在します。 1つめはDecentralandの独自トークン「MANA(厳密にはそのラップドトークンであるwMANA)」を保有していることです。現実の株式会社のように、一定数以上の株式を保有している人に対して株主総会の場で議決権を与える仕組みだと認識すると分かりやすいと思います。 2つめの方法は、Decentraland上の土地であるLAND、またはLANDよりも広大な土地であるEstateを所有していることです。土地を所有していると多くの議決権が与えられるため、Decentralandメタバースの方針について大きな影響を与えることが可能です。 DecentralandのDAO運営に関する詳細を知りたい方は、Decentralandの公式ドキュメントでこちらのページをご覧ください。 Coincheckの無料登録はこちら Decentralandの将来性 上記のような特徴を持つDecentralandですが、将来性に関しても非常に注目されています。 ここではその理由について、 ①様々な企業やプロジェクトと活発に提携を進めている②Polygonへの対応が完了している③Decentralandの盛り上がり状況 という3つの要因を深掘りしていきたいと思います。 様々な企業やプロジェクトと活発に提携を進めている Decentralandは有名企業や政府機関との提携を進めており、次のような企業との提携やコラボイベントの開催を行ってきました。 〇コカ・コーラ アメリカの清涼飲料水メーカーであるコカ・コーラは、2021年7月30日にNFT販売を大手NFTマーケットプレイスOpenSeaにて開催しました。 その際に販売された「コカ・コーラ・バブルジャケット・ウェアラブル」というNFTを購入すると、購入者特典としてDecentraland上で着用可能なジャケットのNFTも同時に獲得することができたのです。 出典元:米コカ・コーラ公式サイト JPモルガン(J.P.Morgan Chase & Co.) アメリカの投資銀行であるJPモルガンは、Decentralandメタバース上に正式な事務所としてオニキス・ラウンジ(Onyx Lounge)という名前のラウンジを立ち上げました。 オニキス・ラウンジのオープンは、JPモルガンがメタバースを非常に真剣に受け止め、その市場に対して強気の予測を行っていることが伺えます。 JPモルガンからは、同社がメタバース市場に関する調査を行ったレポートが公開されています。メタバース不動産市場の将来予測などといった興味深い内容が盛り込まれていますので、今後のメタバース市場に期待している方はぜひともコチラのレポート(英語)をご覧ください。 出典元:JPモルガン メタバース調査レポート アタリ(ATARI) アメリカの大手老舗ゲームメーカーであるアタリは、Decentraland上に「アタリ・カジノ(Atari Casino)」を立ち上げることを発表し、ローンチしました。 その他にもアタリは、Decentraland上でアタリブランドのゲームコンテンツを提供していく予定の模様です。 アタリはビデオゲームを制作することを主眼に置いた世界初の企業です。 参照元:Decentral Game 公式サイト Polygonへの対応が完了している Decentralandはメインブロックチェーンとしてイーサリアムを利用したプラットフォームです。そのため、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題の影響を受けて、ガス代(ネットワーク手数料)が高いことが、Decentralandの公式サイトにて用意されているマーケットプレイスを利用する際のネックになっていました。 そこでDecentralandは、2021年の4月以降、スケーラビリティ問題の解決策として開発が進められているポリゴンネットワーク上での取引に対応しました。 ポリゴンへの対応により、Decentraland上でのMANAやデジタルアイテム(NFT)の取引が低コストで行えるようになったことで、より活発な取引と新規ユーザーの流入が期待されています。 なおスケーラビリティ問題とは、イーサリアムブロックチェーンのユーザー過多によるデータ処理の遅延やガス代の高騰が起きている問題のことです。 Decentralandの盛り上がり状況 Decentralandは非常にユーザーコミュニティが発展しています。その理由としては、クリエイター向けのツールが準備されていること、そしてメタバースイベントの開催を恒常的に行っていることが挙げられます。 以下にて、それぞれの詳細を解説いたします。 クリエイター向けのツール Decentralandでは、ゲームコンテンツやアイテムなどを構築したいクリエイター向けのツールである「The Decentraland SDK」や「Builder」も提供されています。 「Builder」はドラッグ&ドロップで利用可能なシンプルなクリエイター向けツールとなっておりコーディングの必要はありません。「The Decentraland SDK」は、コーディングに関する知識がある方向けのツールで、プログラムを記述することによってよりクオリティの高い、もしくは複雑な操作を行う作品やゲームを構築することができる、自由度の高いツールとなっています。 メタバースイベントの開催 Decentralandでは、メタバースイベントを頻繁に開催しています。 過去に開催されたイベントとしては、音楽フェスやNFTに関するイベントなどがあります。 こちらのページにて、Decentralandで現在予定されているイベントを閲覧できます。 もし関心のあるイベントがあったら、とりあえずゲストとしてイベント会場に入ってみると良いと思います。 他のメタバース系プロジェクトとの違い Decentralandと他のメタバースプロジェクトは、どのような点が異なるのでしょうか? この項目では、著名なメタバース系プロジェクトとDecentralandの違いについて解説しています。 DecentralandとThe Sandbox(ザ・サンドボックス)との違い 「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」はボクセルで表現されたメタバースを構築するプロジェクトです。スクウェア・エニックスやソフトバンクなどから出資されており、日本でも知名度が高いメタバース系プロジェクトの一つです。 The Sandboxのユーザーは、メタバース上に制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができ、メタバース上で利用できるアイテム、アバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を、「ETH」や「SAND」というトークンを用いてNFTマーケットプレイス上で売買出来ます。 DecentralandとThe Sandboxの違いは、世界観だと言うことができます。 両社とも3Dモデルでメタバースが構築されていることに変わりはありませんが、Decentralandはポリゴンチックな3Dモデル、The Sandboxはピクセルチックな3Dモデルでその世界が作り上げられています。 The Sandboxとは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を徹底解説 Coincheck DecentralandとAxie Infinity(アクシー・インフィニティ)との違い Axie Infinity(アクシー・インフィニティ) は、「Axie(アクシー)」と呼ばれるモンスターを集め、戦わせる対戦ゲームとなっています。 ゲームの中にはルナーシアと呼ばれるメタバースがあり、ユーザーはその土地を購入することができます。土地はNFTとして販売されており、土地を所有するユーザーはさまざまな利益を享受することができます。 DecentralandとAxie Infinityの違いは、遊び方(ゲーム性)だと言うことができます。 Axie Infinityは、アクシーを介してターン制対戦ゲームを行うことが主目的のメタバースです。用意されているルナーシアというメタバースも、あくまでこの対戦を行うための補助的な役割に留まっています。 一方でDecentralandは、ゲームがメインのコンテンツではありません。メタバース内に様々なコンテンツが用意されていて、その中の一つとしてゲームが存在しています。 メタバースのやり方・始め方については、以下の記事をご覧ください。 メタバースのやり方・始め方!必要な機材やおすすめサービスを紹介 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら DecentralandのLANDについて Decentralandでは、メタバース上の土地であるLANDが非常に重要な役割を果たします。 この項目では、そんなLANDに関する情報の深掘りを行っていきます。 なお3月30日よりCoincheck NFTではDecentralandのLANDの取扱いを開始しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。 Coincheck NFTはこちらへ LANDの3つの特徴 DecentralandのLANDの特徴として3つあげることができます。 1つめの特徴は、LANDの発行数には上限があるということです。LANDは全体で90601区画しか存在せず、それ以上の発行は予定されていません。 2つめは、LANDが位置している場所によって、当該LAND自体の価格が変化する傾向があることです。例えば、イベント会場や大規模施設といった人が集まりやすい場所の近くに位置するLANDは、その他のLANDと比較し、価値が高いと評価されることがあります。 実際、Decentralandの公式マーケットプレイスを見てみるとLAND毎に購入するために必要なMANAが異なります。 3つめの特徴として、LANDの所有者またはLANDの借受人は、自身のコンテンツをLAND上に制作できることです。LANDにゲームやランドマークといった何らかのコンテンツを制作し、集客することで、入場料を得ることが可能です。 LAND投資のための3つの指針 DecentralandのLANDへ投資を検討する際には、投資の方針を決定しておく必要があると考えます。 以下に、3つの指針を例示しました。この3つの指針を参考に、将来的に自分のLANDをどのように運営していくのが良いのかを自らの関心やライフスタイルと相談して決定すると良いと思います。 ①値上がり利益を狙う DecentralandのLANDは、2019年時点では1LANDが5万円程度でした。しかし2021年後半にFacebookが社名をMeta社に変更したのを皮切りに、LANDの価格は急上昇し、2022年3月現在ではほとんどのLANDが100万円以上で取引されています。 今後メタバースがさらなる発展を遂げれば、価格上昇に寄与する可能性があります。 LAND購入後に上記のとおり需要が高まれば、売却によって利益を狙える可能性があるでしょう。 ②自分でLAND上にコンテンツを構築して収益化する 自分でLANDを購入し、自分でコンテンツを制作します。 Decentralandではクリエイターツールが豊富に公開されているので、 「Decentraland上に自分の作品を展示するスペースを作りたい!」 「自分が考えたゲームをDecentraland上で表現して、他の人に遊んでもらいたい!」 というかたはこのような投資スタンスが合っていると思います。 ③メタバース内で土地開発ビジネスをする 3つめの方法としては、Decentralandメタバース上で土地開発ビジネスを行うというケースがあります。 このケースでは、自分はLANDだけ所有しておき、LAND上のコンテンツ制作に関しては専門のクリエイターに依頼する、というスタンスでLANDへの投資を行います。 現実の仕事が忙しい、そもそもアートやゲームといった作品制作への意欲が薄い、という方はこの方法でLANDを収益化するのが良いと思います。 なお、この場合のLAND投資は現実の不動産へ投資するようなものなので、どのLANDを購入するかは慎重に、かつ戦略的に検討すべきでしょう。 Decentralandに関する注意点 この項目では、Decentralandに関する注意点を解説します。 ガス代が高い傾向(ネットワーク手数料) イーサリアムブロックチェーンのガス代の高さです。この問題は、前述したスケーラビリティ問題に起因しています。 Decentralandはイーサリアムブロックチェーンをメインに開発されています。そのため、この問題が解決しなければ、高すぎる手数料の支払いに耐えられなくなったユーザーがプラットフォームを離れる可能性があります。 現状、DecentralandはPolygonチェーンへの対応でガス代の問題を解決しようとしていますが、根本的な問題解決にはなっていません。 今後のスケーラビリティ問題の動向には注視する必要があると思います。 VRを通したユーザー体験が将来的に普及するかは分からない そもそもVRというプラットフォームは、まだまだ普及が進んでいないものです。VRゲームを例に取ってみても、コンシューマーゲームやスマホゲームと比べるとまだまだプレイヤー人口が少ないのが現状です。 ネイティブトークンであるMANAや土地NFTであるLANDの価値は、プレイヤーの人口やゲームの発展具合などといった様々な要素を織り込んで市場から評価されます。今後この2つの価値が上昇していきDecentralandがさらに人気なコンテンツとなるためには、Decentralandを含むVRゲームの人口が拡大しなければなりません。 Decentralandは将来的にVRゴーグルへの対応を行うことを明言しています。実際にそれが実現されることで、Decentralandのユーザー体験はより良いものになっていくでしょう。 そのためには、近未来的にVRプラットフォーム自体の市場拡大が必要となると思います。 Decentralandの始め方(Decentralandメタバースを体験しよう!) Decentralandはメタバースプロジェクトの中でもメタバース自体の開発が進んでおり、既にBETA版のメタバースにアクセスすることが可能です。 この項目では、Decentralandメタバースにアクセスするための具体的なステップを解説いたします。 まずDecentralandの公式ページにアクセスしましょう。 公式ページ右上に「START EXPLORING(「冒険を始める」という意味です)」という表記の、赤いボタンがあると思います。そのボタンをクリックしましょう。 引用元:Decentraland 次にDecentralandメタバースにログインする画面に遷移し、「Play using your wallet(あなたのウォレットを用いて遊ぶ)」と「Play as guest(ゲストとして遊ぶ)」という2つの選択肢が提示されます。 引用元:Decentraland 自分のウォレットを持っている方は「Play using your wallet」を選択してログインすることができます。この記事では、ウォレットを持っていない方でも対応できるように「Play as guest」を選択する方法をご紹介します。 「Play as guest」を選択しましょう。この時、お使いのパソコン環境によってロード時間に差が出ることがあります。ノートPCをお使いの場合は大抵長いロード時間が予測されます。画面が切り替わるまで待機しましょう。 ロードが終了するとアバターのデザイン選択画面になります。 この画面ではDecentraland上で用いる初期アバターデザインが可能です。 ちなみに、右下の「RANDOMIZE」を選択すると完全ランダムでアバターデザインを決定してくれます。 引用元:Decentraland 「RANDOMIZE」を選択したことで、アバターデザインが以下のようになりました。 今回はこちらのアバターでメタバースへアクセスしたいと思います。 デザインが決定したら、画面右下の「DONE」を選択しましょう。 引用元:Decentraland 次にアバターの名前を決定する画面に遷移します。名前は必須で入力しなければならないので、好きな名前を入力してください。 この記事では、アバターの名前は「Coincheck」とします。 引用元:Decentraland 次に利用規約への同意を求められます。 規約を確認後、「I AGREE(同意しました)」をクリックしてください。 引用元:Decentraland 以上で基本設定が完了しました。このような画面になったら再度ロードに移ります。 この画面のロードも非常に長くなることがあるので、のんびり待ちましょう。 引用元:Decentraland ロードが完了したら、「Welcome to Genesis Plaza, ~~~~」と記載されたページに遷移します。「~~~~」の部分は、自身が設定した名前とランダムに割り当てられたIDのようなものになっています。 この時点でDecentralandメタバースにアクセスできています。 「GOT IT(分かりました)」をクリックしましょう。 引用元:Decentraland ここで何かしらのボタンをクリックしてくださいという指示がでますので、マウスをクリックしましょう。 引用元:Decentraland クリックするとプレイヤーをナビしてくれるキャラクターのイントロダクションが始まります。ここからは基本的にイントロダクションの指示に従うだけです。 引用元:Decentraland 上記の流れの後、自由に動き回れるようになります。 Decentralandメタバースを歩き回り、様々なユーザー体験をしていただければと思います。 DecentralandのLANDの購入はCoincheck NFTがおすすめ LANDを貸して不労所得を得たい、Decentraland上で不動産経営を行いたいと考えた方は、Decentraland上のLANDを購入する必要があります。 簡単かつ安全にLANDを購入したいという場合には、「Coincheck NFT」がおすすめです。 コインチェックでは、国内初となる暗号資産交換業者が運営するNFTマーケットプレイスである「Coincheck NFT」を提供しています。 「Coincheck NFT」は、従来のNFT取引において課題となっていた、ネットワーク手数料(Gas代)の高騰や複雑な取引方法などの課題を解決したNFTマーケットプレイスです。 Coincheckの口座をお持ちの方はどなたでも、NFTの出品・購入・保管が可能であり、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料でご利用いただけます。 さらに、「Coincheck NFT」にて出品されているLANDは、Coincheckが取り扱う30種類以上の暗号資産にて決済が可能です。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ まとめ 今回の記事では、Decentralandについて紹介しました。 あらためて、この記事でお伝えしたかった3つの重要事項をまとめてみます。 ◎Decentralandは、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトで、ユーザー主導でのエコシステム拡大がプロジェクトの肝となっている ◎Decentralandは多くの有名企業との提携を行っており、今後の発展が期待されている。 ◎Decentraland上の土地であるLANDは、将来的にDecentralandメタバースが発展するための重要な役割を有している。 仮想空間の中でコミュニケーションや仕事、経済活動を行う。はるか先の未来に思えるかもしれませんが、VR技術やブロックチェーンの発展を通して、その未来は着々と迫ってきているように思います。 今後のメタバースの発展をより近いところで体験するために、その最先端をいくプロジェクトの一つであるDecentralandの情報を追っても損はないでしょう。 この記事が、Decentralandについて知るための参考情報としてお役に立てれば幸いです。 執筆プリズム コインチェックで暗号資産デビュー。その後、メタバースゲーム「The Sandbox」の翻訳担当や暗号資産系メディアでのライター・リサーチャーとして活動を開始。現在もクリプト領域のリサーチを継続しつつ、暗号資産にまつわるデータ解析やオンチェーン分析も行っている。ネット文化全般に詳しい。 Twitter :@prism_cryptos