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Coincheck Column
コインチェックコラム

2024-04-04NFT

Coincheck NFTでは2022年2月24日(木)14時より、『TOMO KOIZUMI』デザインのバーチャルドレス(NFT)6作品を販売いたします。 TOMO KOIZUMIは、2021年東京オリンピックでは国歌斉唱を務めたMISIAさんの衣装を担当するなど、世界の舞台で活躍するドレスデザイナー小泉智貴氏が立ち上げたファッションブランドです。 この記事では以下の項目について詳しく解説します。 追記:デジタルファッションNFT「Joyfa」を提供するJoyfaが2024年2月29日(木)をもってNFTサービスの提供を終了することに伴い、Coincheck NFTにおける「Joyfa」の取扱いを2024年2月28日に終了いたします。取扱い終了日以降は、Coincheck NFTにおいてユーザーによる出品や購入ができなくなります。以下の「Joyfa」アイテム詳細ページに表示されているNFTが、取扱い終了の対象となります。https://coincheck.com/ja/nft/joyfa/items この記事でわかること NFTファッションの特徴 TOMO KOIZUMI NFTの販売情報 TOMO KOIZUMI NFTの購入方法 Joyfaの使い方 目次 NFTファッションとは TOMO KOIZUMI(トモコイズミ)とは Joyfa(ジョイファ)とは TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)ドレスNFTの発売情報 Rainbow Egg Ruffle Cape Puffy Sleeve Ruffle Dress Coincheck NFTでTOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)のドレスNFTを購入する方法 購入方法 Coincheck NFTからJoyfaへの入庫方法 出庫方法 Joyfaの使い方 NFTファッションとは NFTファッションとは、デジタル上のファッションに、NFT(ノンファンジブル・トークン)の技術を掛け合わせたものを指します。 NFTの持つ唯一性、改ざんが不可能といった特性が加わることで、デジタル上のファッションに所有の証明、1点ものの価値を付与することが可能になりました。 これにより、これまでは主にAR技術を活用し、アバターや自身の写真を元にデジタル上での試着が行える、といったデジタルファッションの主な用途に加え、商品としての価値が生まれました。 NFTファッションは他にも、異なるゲーム内やメタバース内で、アバターに着用させるといった用途もあります。 最近ではNIKE、Dolce&Gabbana、Gucciといった有名ブランドが相次いで進出したことで注目を集めています。 今後もメタバースでの利用や有名ブランドの参入が予想され、NFT×デジタルファッションの市場のさらなる発展に期待がもてます。 NFTファッションとは?特徴やメリット、事例、購入方法や作り方を解説 Coincheck TOMO KOIZUMI(トモコイズミ)とは 幼少期より母親の影響でファッションに興味を持つ。 中学時代、ふと手にしたジョン・ガリアーノのコレクション本に衝撃を受け、デザイナーを志すようになる。 2011年、大学時代に製作した洋服がセレクトショップオーナーの目にとまったことをきっかけに、自身のブランドを立ち上げる。 その後、スタイリストやコスチュームアーティストのアシスタントを経て、コスチュームデザイナーとしての活躍を広げていく。 2019年2月には、世界的に有名なスタイリストのケイティ・グランド、デザイナーのマークジェイコブス、KCD Public Relations, Inc.がサポートの元、初となるファッションショーをニューヨークで開催。 彼が手にかけるコレクションや衣装は、鮮やかな色遣い、大胆なシルエットが特徴的。 国内外問わず、女優やアーティストからの支持も厚く、カスタムメイドのコスチュームも多く手掛けている。 2019年毎日ファッション大賞選考委員特別賞受賞、BoF500選出。2020年LVMHプライズ優勝者の1人に選ばれる。2021年ブランド創立10周年を記念し、世界遺産の京都 二条城にてショー形式にてコレクションを発表。同年東京オリンピック開会式にて国歌斉唱の衣装を担当。 OFFICIAL WEBSITE Joyfa(ジョイファ)とは Joyfaとは、最先端のAI・CG技術を元に、デジタル上に存在するファッション(デジタルファッション)のエコシステムを開発する会社です。『TOMO KOIZUMI』のラッフルドレスのデジタル化なども手がけました。 公式サイト:www.joyfa.io Joyfaを利用することで、バーチャルドレスをデジタル上で着用することができます。また、ARアプリのリリースを予定しており、今後はアプリ上でデジタル上での着せ替えやInstagram連携による着せ替え画像の投稿等が可能となる予定です。(Joyfaの使い方はこちら。) また、今回の記事で紹介しているTomo Koizumiのバーチャルドレス以外にも、Coincheck NFTでは、Joyfaが提供するNFTスニーカーを取引することが可能です。 取り扱いの詳細はこちら TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)ドレスNFTの発売情報 CoincheckNFTでは、2022年2月24日(木)14時よりTomo Koizumiのバーチャルドレス(NFT)「Rainbow Egg Ruffle Cape」「Puffy Sleeve Ruffle Dress」の2種類のデザインを発売します。 購入したドレスはJoyfaを通してデジタル上で着用することができます。 Coincheck NFTはこちらへ Rainbow Egg Ruffle Cape 〇商品説明 「2019年秋冬NYファッションウィークで、Tomo Koizumi初となるショーを、マーク ジェイコブス(Marc Jacobs)のマディソンアベニュー店で実施。そこで発表されたルックの1つを、デジタルファッションとしてNFT化しました。」 〇販売日時 2022年2月24日(木)14時~ 〇販売価格 5ETH 〇販売枚数 1枚 Puffy Sleeve Ruffle Dress 〇商品説明 「2021年7月13日、Tomo Koizumiのショーを、世界遺産の二条城を舞台に実施。そこで発表されたコレクションのピースを、今回リデザインした上で、デジタルファッションとしてNFT化しました。Coincheck NFTではYellow,Green,Red,Pink,Blueの5色を発売します。」 〇販売日時 2022年2月24日(木)14時~ 〇販売価格 3.5ETH 〇販売枚数 各種1枚ずつ Coincheck NFTでTOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)のドレスNFTを購入する方法 Coincheck NFTでは、『TOMO KOIZUMI』のドレスNFTの売買を行うことができます。ここではまず、購入方法を紹介します。 ※ Coincheck NFTでは、2022年2月24日(木)より『TOMO KOIZUMI』のドレスNFTの取扱いを開始いたします。 Coincheck NFTはこちらへ 購入方法 まずはCoincheck NFTにログインします。そして、Home画面の「タイトル」より対象のNFTタイトルを選択します。 購入したいNFTを選んで、クリックします。 なお、画面内には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、購入は完了です。 Coincheck NFTからJoyfaへの入庫方法 購入したTOMOKIZUMIのドレスNFTは、Joyfaを通してデジタル上で着用することができます。 Joyfaを利用するためには、まずCoincheck NFTから出庫して、外部のウォレットへ移動する必要があります。 出庫方法 出庫する場合、まずはマイページへ移動します。 マイページより出庫したいNFTを選択します。 出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。 出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。 出庫の際は以下の点に注意してください。 ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。 一度実行した出庫処理は取り消すことがで゙きませんのでご注意ください。 誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。 出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。 暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。 手数料に関してはこちらをご確認ください。 Coincheckの無料登録はこちら Joyfaの使い方 Joyfaを活用することで、Coincheck NFTで購入したドレスのNFTを、デジタル上に取り込んだ人物と自動合成することで、実際に着ているかのように表現することができます。 (1)ウォレットに接続 まずはJoyfaとMetaMaskなどのwebウォレットを接続します。 Joyfa内のMy Closetページから、右上「Connect Wallet」ボタンをクリックします。 お使いのウォレットを選択しましょう。 (2)写真のアップロード ウォレット接続後、Home画面に所持しているNFTが表示されます。 赤枠「Upload your photo」をクリックし、ご自身の写真をアップロードしましょう。 2週間以内にステータスが「Download your photo」に変わり、ご自身がデジタルファッションを着用された写真をダウンロードすることができます。 (3)Email設定 Email設定をすることで、合成されたデジタルファッションが完成、ダウンロード可能になった際に通知することが可能です。 画面左「Email Settings」を選択、メールアドレスを入力し、言語を選択してCreateをクリックすれば完了です。

VRアートの先駆者として、国内外で精力的に活躍を続ける【せきぐちあいみ】さん。2021年3月には初のNFTアート作品が約1,300万円で落札され、大きな話題を集めました。また、同年12月にはフォーブス・ジャパンが“今年の顔100人”を称える「Forbes Japan 100」にも選出されるなど、NFT、メタバース界隈でいま最も注目されているデジタルアーティストです。 今回のインタビューでは、VRアーティストになったきっかけやNFTアートの魅力、自身が手がけるメタバースプロジェクト「Crypto Zinja」の展望などについて話を伺いました。 (※)本取材は2021年12月20日に行いました。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 VRアートに没頭する日々。気が付いたら仕事になっていた VRアートを始めて「人生が豊かになった」 介護現場でVRが必要とされている理由 初のデジタルアートが1,300万円で落札「NFTアートの魅力と課題」 NFTアートの発展には鑑定士やキュレーターが必要 メタバース空間に神社…「Crypto Zinja プロジェクト」とは? VRアートに没頭する日々。気が付いたら仕事になっていた 最初にVRアートを始めたのはいつ頃ですか? せきぐちあいみさん(以下、せきぐち):私がVRを始めたのは、VR元年と言われた2016年です。 以前はタレントやYouTuberなど色々な活動をしていたのですが、リポーターとしてあるゲーム会社に取材に行って、VR体験をさせていただいたんです。そこで「Tilt Brush」というVRペイントツールに初めて触れて、「空間に立体が描けるなんて、魔法みたいでなんて楽しいんだろう」と思って始めたのがきっかけですね。 もともと絵を描くのが好きだったので、VRを使って絵を描くのにもすぐにハマって。それから数ヶ月後には機材をひと通り揃えて、部屋にこもってずっと制作に没頭していました。やり始めるとつい楽しくて時間を忘れちゃって。多分、1日8時間くらいは制作してたんじゃないかな。 ただ、当時はVRが仕事になるなんて想像すらしていなくて、純粋な趣味として楽しんでいましたね。 趣味として始めたVRが仕事になったきっかけは? せきぐち:制作した作品をYouTubeやインスタグラムなどのSNSに投稿しているうちに、徐々に色々なところから反響が出てきて問い合わせをいただくようになりました。 とくに、私が風神雷神の屏風絵を描いているYouTubeの動画を見て、ハリウッド女優のミシェル・ロドリゲスさんが「クール!」みたいなコメントをしてくれて、そこから一気に視聴者数が増えていって。その後も投稿を続けているうちに、「自分のサイトで作品を紹介していいですか?」という個人の方からの問い合わせや、プラダやフィアットなどの企業から仕事のオファーをもらう機会が増えていきましたね。趣味で始めたものが、夢中で続けているうちに気付いたら仕事になっていたみたいな感覚です。 それと並行するように、いろいろなイベントに呼んでいただき、ライブペインティングのパフォーマンスをする機会も増えていきました。ありがたいことに、国内だけでなく海外の方から声をかけていただくことも多くて。これまでアメリカ、ドイツ、ロシア、タイなどたくさんの国でライブペインティングをさせてもらいました。 (※)ロシアで開催された技能五輪国際大会で、4万人の前でライブペインティングを披露するせきぐちさん VRアートを始めて「人生が豊かになった」 VRアートの魅力について教えてください。 せきぐち:平面に描く普通の絵とは違い、VRアートは仮想空間で立体的に描かれるので、作品に奥行きを持たせたり、360°さまざまな角度から鑑賞したりすることができます。 それは単に絵を描くというよりも、ゼロから世界を創造していく感覚に近いと思います。見る人に自分が作った世界に入ってきてもらい、一緒に世界観を体感してもらうような感覚。自分の作った世界に触れることで、鑑賞者の想像力やモチベーションを刺激できるところがVRアートの最大の魅力だと感じています。 ゼロから世界を作る…言葉では簡単に言えますが、実際にやるのは大変そうですね。インスピレーションはどんなときに湧くのでしょうか? せきぐち:普通に生活していてパッと思い浮かぶこともあるし、夢で見た景色を覚えておいて作品にすることもあります。夢の場合は起きてしばらくすると忘れてしまうので、枕元にノートを置いて忘れないうちにアイデアをメモするようにしています。 あとは、日本庭園や神社などの「和の世界」からインスピレーションを得ることも多いですね。日本庭園って、石組や木などの配置にすごくこだわっていて、どの角度から見ても美しく見えるように設計されているんです。VRアートも同じように360°どこから見ても世界が成立している必要があるので、日本庭園のもつ美意識や世界観ととても相性が良いんです。 (※)せきぐちさんがVR空間で描いた日本庭園(画像提供:クリーク・アンド・リバー社) VRアートを始めたことによって、日常生活でも物を表面からだけでなくさまざまな角度から見る習慣が身に付きました。それによって、色々な物の今まで気づかなかった一面や美しさを知ることができて、より人生が豊かになった実感があります。たとえば雑草の生え方ひとつにしても、新鮮な発見があるんです。 介護現場でVRが必要とされている理由 VRは医療・介護分野での活用も期待されていますが、せきぐちさんは同分野におけるVRの可能性についてはどのようにお考えですか? せきぐち:VRにはとても大きなメンタルケアの効果があると思います。以前、取材の一環で介護施設に入居している方々にVRを体験してもらったときにそれを実感しました。 施設ではほとんどの方が車椅子だったのですが、みなさん初めて体験するVRをとても楽しんでくれて。普段はちょっと段差があるところを通るだけでも大変なのに、ゴーグルをつけただけで見たこともない世界に連れていけて、喜んでもらえる。施設の皆さんの笑顔を見たときに、VRアーティストという仕事の意義とやりがいを感じました。 VRやメタバースはゲームで使用されることが多いので、「娯楽で利用するもの」という印象をもっている人たちが大半ですよね。ただ、これからは単に娯楽としてだけではなく、高齢者や病気で寝たきりの方々などのメンタルケアのツールとして、医療や介護の現場にもどんどん広がっていくと思います。 初のデジタルアートが1,300万円で落札「NFTアートの魅力と課題」 2021年の3月に初のNFTアートをOpenSea(※)に出品されていますが、NFTアートを始めようと思ったきっかけはありますか? せきぐち:数年前からデジタルアートとブロックチェーンの相性が良いということは知っていたのですが、よく分からないし市場も整っていなかったので、ずっと手を出さずにいたんです。 それが、2021年の3月頃にジャック・ドーシーのツイートが3億円近くで売れたとか、Beeple(※)のデジタルアート作品が75億円で落札されたというニュースを知って。それを見て、NFTによってデジタルデータの市場がすでに確立していることを知って、「私もNFTアートに挑戦してみたい」と思ったんです。 それから急いでNFTのマーケットプレイスについて調べてみたら、個人でも出品できることがわかったので、すぐにウォレットを用意してOpenSeaに登録しました。 (※)OpenSea(オープンシー)…米国ニューヨークを拠点とする世界最大手のNFTマーケットプレイス。 (※)Beeple(ビープル)…米国人デジタルアーティスト。2021年11月にもNFTアート「Human One」が約33億円で売却されるなど、「いま最も稼ぐデジタルアーティスト」として知られている。 オークション形式で出品した作品が約1,300万円(69.697ETH)で落札され、話題になりましたよね。最初に落札額を知ったとき、どう思いましたか? せきぐち:信じられなかったですね。現実感がなさ過ぎて、自分のことという感じがしないというか。とにかく最初はそんな感じで、時間が経つにつれて少しずつすごいことなんだという実感が湧いてきました。 でも、後になって冷静に考えてみたら、「これは私だけじゃなくて、NFTアート業界全体に対する応援も含まれた価格なんじゃないか?」みたいに感じるようになったんです。先行者利益じゃないですけど、誕生したばかりの業界を盛り上げるために、たくさんの人たちが協力してオークションを盛り上げてくださった部分もある気がしていて。 そのような幸運に恵まれたという自覚があるので、恩返しではないですけど、今はその分NFTの魅力を少しでも多くの人に伝えていって、業界の発展に貢献していきたいと思っています。 (※)約1,300万円で落札されたせきぐちさんのNFTアート作品「Alternate dimension 幻想絢爛」 画像引用:note(せきぐちあいみ)「私のVRアート作品がNFTアートオークションで約1300万円で落札されたお話」 NFTアートの発展には鑑定士やキュレーターが必要 クリエイターとして、NFTという仕組みのどんなところに可能性を感じていますか? せきぐち:それまで価値が付きにくかったデジタルアートでマネタイズができるようになったのは、やっぱりNFTの功績が大きいと思います。デジタルアートの中でもとくにVRアートは特殊なジャンルなので、作品を売ってお金を稼ぐようになるにはまだ数年はかかると思っていたんです。もし実現するとしても、もっとVRやメタバースが社会に浸透してからだろうなと。 それがNFTの登場によって、絵やイラストだけでなく動画やVRもアート作品として認められるようになって、市場で売買することができるようになった。これはとても画期的なことだと思います。 そのようなメリットがある一方で、NFTアートは出品者が自由に価格を設定できるので、購入する側からすると価格が妥当なのかを判断するのが難しいという問題点もありますよね。 せきぐち:そうですね。私は作品を出品する側でしたが、いくらで売ったらいいのか分からなかったので、定価販売ではなくオークション形式を選びました。 同じような悩みをもっている人はきっと多いと思うので、これからは現物のアートと同じように「デジタルアート専門の鑑定士」が出てくるのではないでしょうか。 確かに。鑑定士が保証している作品であれば、みんな安心して買えるようになりますよね。 せきぐち:はい。あとは、作品の裏側にあるストーリーを解説してくれるキュレーターも必要になってくると思います。美術館に行くと、作品の横に「いつの時代に、誰が、どんな意図で制作したのか」とかが書かれている解説パネルがあるじゃないですか。あんな感じで、NFTアートにも作品の背景を解説してくれる人が欲しいですよね。 そして、そういったガイド役がいることでみんな市場に参加しやすくなって、業界の発展にも繋がっていくと思います。 メタバース空間に神社…「Crypto Zinja プロジェクト」とは? せきぐちさんは「Crypto Zinja」というメタバースのプロジェクトを手がけられていますね。どのようなコンセプトのプロジェクトなのでしょうか? せきぐち:「Crypto Zinja」は、「NFT x メタバース x 日本古来の文化」がテーマのアートプロジェクトです。メタバース空間に神社が創建されていて、PCブラウザから誰でも自由に入って参拝することができます。 メタバースと神社という組み合わせが、せきぐちさんらしいですね。 せきぐち:プロジェクトを始める前に、ボーダレスな空間であるメタバースが危険な無法地帯にならないためには、どうしたらいいのか考えたんです。でも、法律のように強制的に縛るのでは面白くないなと思って。 じゃあどうしたらいいんだろうと考えた結果、思いやりや感謝の気持ちといった「和の精神」を表現したらいいんじゃないかという結論になったんです。そこで選んだのが、世代を問わず日本人が慣れ親しんでいる神社でした。 プロジェクトの今後の展望を教えてください。 せきぐち:「Crypto Zinja」内には鳥居がいくつも設けられているのですが、その鳥居に名前を刻む権利をNFTとして販売します。他にも、現存する神社とコラボしてNFTアートを制作したり、置物や提灯などのコクレクタブルNFTを発行したりすることも考えています。 あとは、神社なので縁日とか初詣などのお祭りイベントを開催したり、神社の周りに違う建物を作って、自由に行き来できるようにしても楽しそうですよね。すでにそういったアイデアはいくつか考えているので、今後の展開に期待していただければと思います。 ただ、いくらコンテンツが豊富でも、訪れてくれる人たちがいなければメタバースは成立しません。「Crypto Zinja」はパソコンさえあれば誰でも無料で入れるので、Coincheckユーザーのみなさんもぜひ気軽に遊びに来ていただけたら嬉しいです。 (※)「Crypto Zinja」公式HPはこちら プロフィール せきぐちあいみ VR/AR/MR/NFT Artist。クリーク・アンド・リバー社所属。滋慶学園COMグループ・VR教育顧問。Withings公式アンバサダー。福島県南相馬市「みなみそうま 未来えがき大使」。 VRアーティストとして多種多様なアート作品を制作しながら、国内にとどまらず、海外(アメリカ、ドイツ、フランス、ロシア、UAE、タイ、マレーシア、シンガポールetc)でもVRパフォーマンスを披露して活動している。2017年、VRアート普及のため、世界初のVR個展を実施すべくクラウドファンディングに挑戦し、目標額の3倍強(347%)を達成。2021年3月には、NFTオークションにて約1300万円の値を付け、落札された。 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。

2024-04-04シンボル(XYM)

2月16日、コインチェックでスナップショットの付与がされた暗号資産ジム(XYM)。シンボル(Symbol)ブロックチェーンで利用されるネイティブトークンとして、注目を集めています。 今回の記事では ジム(XYM)の特徴 ジム(XYM)の今後・将来性 ジム(XYM)を利用方法 について詳しく解説しています。 この記事がジムを知るための参考情報として役立てば幸いです。 ※2月16日現在、Coincheckではジムは送金機能のみご利用いただけます。購入・売却・受取機能はご利用いただけません。詳しくはこちらをご確認ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産ジム(XYM)とは ネム(NEM)ブロックチェーンとの関係 ジム(XYM)の特徴3選 特徴①進化したコンセンサスアルゴリズム「PoS+」 特徴②様々な用途に対応できる「ハイブリッドブロックチェーン」 特徴③強固なセキュリティシステム「マルチレベルマルチシグ」 ジム(XYM)の今後・将来性に期待がもてる理由 理由①企業・公的機関に導入されている 理由②コミュニティが活発 理由③NFT・Defi領域に参入している Coincheckでジム(XYM)を利用する方法 ①シンボル(Symbol)の送金 ②シンボル(Symbol)の貸付(Coincheck貸暗号資産サービス) 暗号資産ジム(XYM)とは ジム(XYM)は、シンボル(Symbol)ブロックチェーンで利用されるネイティブトークンです。 シンボルブロックチェーンとは、もともとネム(NEM)のブロックチェーンのアップデート案であるカタパルト(Catapault)として構想されていましたが、ユーザー投票によって「シンボル(Symbol)」へと改称されました。 通貨単位 XYM(ジム) 発行可能上限数 8,999,999,999 XYM コンセンサスアルゴリズム Proof of Stake Plus(PoS+) 時価総額ランキング(2022年1月時点) 213位 ホワイトペーパーはこちら ネム(NEM)ブロックチェーンとの関係 ジムは、2021年3月12日にネム(NEM)のスナップショットが実行されたことで話題になりました。 ネムブロックチェーンが個人や開発者向けのサービスであるのに対してシンボルブロックチェーンは企業や公的機関などエンタープライズ向けに開発されている*特徴があります。 シンボルへのアップデートが完了した後もネムの開発は続くと公表されているため、今後はネム・シンボルのそれぞれが目的に応じて使用されていくでしょう。 出典:Symbol / NEM(Twitter) ネム(NEM)のシンボルとは?オプトインについてや今後の動きを解説! Coincheck ジム(XYM)の特徴3選 XYMには、主に3つの優れた特徴があります。 ①進化したコンセンサスアルゴリズム「PoS+」 ②様々な用途に対応できる「ハイブリッドブロックチェーン」 ③強固なセキュリティシステム「マルチレベルマルチシグ」 それぞれ詳しく見ていきましょう 特徴①進化したコンセンサスアルゴリズム「PoS+」 シンボルブロックチェーンでは、コンセンサスアルゴリズムにPoS(Proof-of-Stake)をアップデートしたProof of Stake Plus(以下PoS+)が採用されています。 PoSとは、発行済みの全コイン総量に対する保有コインの割合によって、発言力が変動するコンセンサスアルゴリズムです。世界時価総額ランキング2位のイーサリアムもPoSへの移行に向けて進んでいるなど、注目が集まっています。 ジムは、そのPoSをさらにアップデートしたPoS+を採用しています。 PoS+では、コインの保有量だけでなくエコシステムへの貢献度も重視されます。最新の活動状況や、他ユーザーからのハーベスティング委任量など、コイン保有量だけに頼らないシステム運用となっているのです。 PoS+を採用することで、ネムでは(※)約1分かかっていたブロック生成が、シンボルでは(※)約30秒で行われるなど、ネムより高い処理能力が可能となっています。 (※)いずれも、テスト環境下での数値 特徴②様々な用途に対応できる「ハイブリッドブロックチェーン」 シンボルでは、企業や公的機関の様々な用途に対応できる「ハイブリッドブロックチェーン」を採用しています。 「ハイブリッドブロックチェーン」とは、ビットコインに代表されるパブリックブロックチェーン(取引が全て公開されている)と管理者を設定するプライベートブロックチェーンのどちらにも対応できるブロックチェーンです。 今まで特別なシステムを設定する必要があったパブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの接続も、シンボル上では容易に可能です。また、この二つを組み合わせることで、高いセキュリティを保ちつつ、高速な通信が維持できます。 ハイブリッドブロックチェーンを採用することで、シンボルは企業や公的機関の様々な用途・ニーズに答えることができるのです。 特徴③強固なセキュリティシステム「マルチレベルマルチシグ」 「マルチシグ」とは、暗号資産の送付や取引を複数の秘密鍵で署名するという方法です。この仕組みはネムにも採用されており、高いセキュリティが実装されているといえます。 シンボルでは、その「マルチシグ」を複数のレイヤーに分けることで、さらに強固なセキュリティを設定することが可能となっています。 この「マルチレベルマルチシグ」によって、複雑な開発に対応が可能となり、様々な用途に利用することができます。企業や公的機関にとっても、高いセキュリティが可能な点は魅力と言えるでしょう。 出典:Symbol公式サイト ジム(XYM)の今後・将来性に期待がもてる理由 ジムの今後・将来性に期待がもてる暗号資産です。その理由をそれぞれ詳しく見ていきましょう。 理由①企業・公的機関に導入されている シンボルブロックチェーンは、企業・公的機関の様々なニーズに答えることができるため、すでに導入され始めています。 例えば、南米に拠点を置くグローバル企業Bimtrazer社では、シンボルブロックチェーンを利用することで、改ざん不能で常に効率化が図れる建設工程管理システムを実装しました。 出典:Symbol公式サイト また、コロンビアでは、シンボルブロックチェーンを使用した実証実験スペースを開設しています。 ネム・シンボルの開発を行うPeersyst Technologyと情報技術通信省(TIC)が共同でプロジェクトを推進していくという方針です。 出典:Peersyst Technology(Twitter) このようにシンボルは企業や公的機関に導入されるポテンシャルがあり、今後も導入が進んでいくことに期待が持てます。 理由②コミュニティが活発 シンボルは、コミュニティがとても活発なことで有名です。 技術普及(コミュニティ活動)中心の資金運用体制を再構築するためのハードフォーク「キプロス」が実装されるなど、常に活発な活動を繰り広げています。 シンボルブロックチェーン上の様々な開発だけでなく、決済手段としての普及に取り組んだりと、非常に高い熱量をもったコミュニティであることは、暗号資産にとって今後に期待が持てる点です。 暗号資産決済があまり普及していない日本国内でも、XYM決済を導入する店舗が現れています。今後のますますの普及にも期待がもてます。 理由③NFT・Defi領域に参入している DeFi(Decentralized Finance)とは、ブロックチェーン上に構築される金融サービスやエコシステムの総称で、日本語では「分散型金融」といいます。 DeFiとは?注目を集めている2つの理由と購入するメリット・デメリット Coincheck 現在のDeFiのほとんどは、イーサリアムのスマートコントラクト上で構築されており、その弊害としてスケーラビリティ(拡張性)や流動性に課題があります。 相互運用性、使いやすさ、プライベートとパブリック両チェーンを兼ねそろえるハイブリッドチェーンなど、Symboブロックチェーンの特徴はその課題を克服し、ビジネスとブロックチェーンを結びつける可能性があるのです。シンボルブロックチェーンのDeFiでの使用にも、期待がもてます。 また、シンボルはNFTマーケットプレイスを手がけるなど、NFT領域にも積極的に参入しています。 このようにシンボルは、ユースケースの多様さから様々な領域に進出しています。今後も新たな領域への進出・普及に期待がもてます。 Coincheckでジム(XYM)を利用する方法 2月16日現在、Coincheckではジムを次のように利用することができます。 ①シンボルの送金 ②シンボルの貸付(Coincheck貸暗号資産サービス) それぞれ詳しく見ていきましょう。 ※当社からXYMを送金される場合は、Symbolネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 ①ジムの送金 ジムの送金には、送金先の「入金用アドレス」が必要なのであらかじめ準備しておきます。 次にCoincheckの画面で「暗号資産の送金」を選択します。送金する暗号資産の種類を選択し、「宛先」「送金額」 を入力し「次へ」をタップしましょう。 申請内容をよく確認し、問題が無ければ二段階認証を入力し「申し込みを確定する」をタップすると完了です。 ※アプリでの送金方法はこちらをご覧ください。 ②ジム(XYM)の貸付 Coincheck貸暗号資産サービスでは以下の通りジムの貸付を募集します。 【募集貸付プラン】 14日間 年率1.0% 30日間 年率2.0% 90日間 年率3.0% Coincheck貸暗号資産サービスは、お客様の保有する暗号資産をコインチェックに貸付けるだけで契約期間満了後に貸付けた暗号資産と同量・同等の暗号資産と利用料を得られるサービスです。 対象通貨をお持ちのお客様は、この機会にぜひCoincheck貸暗号資産サービスのご利用をご検討ください! 公式サイト:https://coincheck.com/ja/lending

2021年11月9日に史上最高値となる6万8,500ドル(約770万円)を記録したビットコインは、前年同日から実に4倍以上もの値上がりを見せました(2020年11月9日の価格は約1万5,500ドル)。 「この1年で、ビットコインの価格はなぜここまで高騰したのか?」 上記テーマのもと、マネックス証券の暗号資産アナリスト・松嶋真倫氏に、今年暗号資産市場で起こった主要な出来事について話を伺いました。 (※)本取材は2021年11月5日に行いました。 Coincheckの無料登録はこちら 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。 目次 そもそも暗号資産アナリストってどんな仕事? 2021年のビットコインの価格推移(1月〜4月) コインベース上場で暗号資産の社会的信用が高まった 2021年のビットコインの価格推移(5月〜7月中旬) 中国の規制強化によりビットコインはさらに下落 2021年のビットコインの価格推移(7月下旬〜11月上旬) NFT人気が市場拡大を後押し 先物ETF承認でビットコインは過去最高値に 年末ビットコインの価格は上昇する? 「半減期アノマリー」でビットコインが高騰する? 2021年は「暗号資産が金融市場の一部になった年」 2022年、ビットコインは「使う市場」へ 2022年は「1BTC=10万ドル」を意識する年になる そもそも暗号資産アナリストってどんな仕事? 松嶋さんはマネックス証券で「暗号資産アナリスト」としてご活躍されていますが、暗号資産アナリストとは具体的にどのような仕事なのでしょうか? 松嶋真倫氏(以下、松嶋):一言でいうなら、さまざまな要素から暗号資産市場を分析して、ビットコインなどの価格がどう変動するかを予想する仕事です。 アナリストにもいろいろなタイプがいると思いますが、私の場合は暗号資産市場を単体で捉えるのではなく、「株式など他の金融市場との関係でどう変化していくのか」や、「政府が実施する経済政策によって市場がどのように変化するのか」といったマクロな視点での分析を主に行っています。 たとえば、ビットコインの価格は2021年の1月から11月の間に2万9,000ドル(約300万円)から6万8,500ドル(約770万円)まで上昇しましたが、この期間の高騰の要因の1つには「過剰流動性」があります。 昨年、アメリカは新型コロナウイルス対策のために3兆円規模の財政出動を行いました。さらに、今年になってもバイデン政権は1.9兆ドルの追加経済対策を行っています。こうした空前の金融緩和によって、いま市場には大量の資金が膨れ上がっているのですが、その資金の一部が暗号資産市場に流入し、ビットコインなどの価格が高騰したのです。 今挙げたのは金融緩和のケースですが、このように主要各国が行う経済政策をチェックして、それが暗号資産市場に与える影響を分析するのが私の主な仕事です。また、政府の政策以外にも、機関投資家や企業の参入などの大きなニュースが報じられた際にも、それらの出来事が市場に与える影響について分析します。 このようなマクロな分析をした上で、必要に応じてビットコインやイーサリアムなどの個別の通貨のリサーチも行っています。 2021年のビットコインの価格推移(1月〜4月) 出所:TradingViewより松嶋氏作成(筆者一部加工) ここからは、今年のビットコインの価格推移についてお聞きしていきます。まずは、1月〜4月の上昇期について(画像①)。 昨年末から上昇し始めたビットコインの価格は、年が明けるとさらに勢いが増し、4月には過去最高値となる約6万5,000ドルを記録します。この期間(1月〜4月)の価格高騰の原因について教えてください。 松嶋:この期間のビットコインの上昇は、主にイーロン・マスクおよび彼がCEO(最高経営責任者)を務めるテスラによる影響が大きいでしょう。 まず、1月にイーロン・マスクが自身のツイッターアカウントのプロフィール欄に「#bitcoin」と記載したことで、同氏がビットコイン投資家であるとの噂が広がり、ビットコインの価格は3万ドル前半から一気に4万ドル近くまで急騰しました。 また、翌月の2月にはテスラが15億ドル(約1,580億円)相当のビットコインを購入したことを公表し、この報道を受けてさらに価格は高騰します。さらに、続く3月にはイーロン・マスクがツイッター上で、テスラが自社製EV(電気自動車)のビットコインによる決済受付を開始したことを発表し、大きな話題になりました。 この時期には他にも、カナダで北米初となるビットコインの現物ETFが承認されたり、以前からビットコインの保有を公表していたスクエアやマイクロストラテジーなどの企業がビットコインの買い増しをしたりと、暗号資産市場にとってポジティブなニュースが続きました。好材料が相次いだことも、この時期のビットコインの騰勢を強めた要因として挙げられるでしょう。 また、同時期にはイーサリアムも価格を大きく伸ばしていますが、それにはイーサリアムのブロックチェーンを利用したDeFi(分散型金融)市場の拡大が貢献しています。 コインベース上場で暗号資産の社会的信用が高まった この時期に起こったことで、もう1つ忘れてはいけない重要なことはコインベース(Coinbase)のナスダック(NASDAQ)上場です。 コインベースは、世界100ヵ国以上でサービスを提供しているアメリカの大手暗号資産取引所です。そのコインベースが今年の4月にナスダック市場に上場し、暗号資産業界はもちろん、金融市場全体に非常に大きなインパクトを与えました。 過去には、マイニング企業がナスダックに上場するということはありましたが、暗号資産取引所が株式市場に上場するのは世界初のことです。コインベースがナスダックに上場したことで、それまで暗号資産に馴染みのなかった人たちからも認知されるようになり、ビットコインをはじめとする暗号資産の社会的信用は高まりました。 これまでリーチできなかった投資家層にアプローチすることができたという意味で、コインベースの上場は非常に意義のある出来事だったと思います。 1月〜4月に起こった主な出来事 出来事 時期 イーロン・マスクがTwitterのプロフィール欄に「#bitcoin」と記載したことでBTC高騰 1/29 テスラ、15億ドル相当のBTC購入 2/8 米マイクロストラテジー、6億ドル相当のBTC購入 2/17 カナダでビットコインの現物ETFが上場 2/18 米スクエア、1億7,000万ドル相当のBTC購入 2/23 バイデン米大統領、1.9兆ドルの新型コロナ対策法案に署名 3/10 テスラ、米国で同社製EVのBTC決済受付開始 3/24 米コインベース、ナスダック上場 4/14 2021年のビットコインの価格推移(5月〜7月中旬) 出所:TradingViewより松嶋氏作成(筆者一部加工) 年明けから順調に上昇していたビットコインは、5月に入ると一転し下降局面に入ります。4月に5万〜6万ドル台で推移していた価格は、5月になると3万ドル台まで急落。7月中旬までほぼ同じ水準で推移しました(画像②)。 この期間(5月〜7月中旬)の暴落および軟調の理由について教えてください。 松嶋:5月の暴落に関しては、12日にテスラがビットコインによる自社製EVの決済停止を発表したことに端を発します。この発表を受けて、5月12日に5万6,000ドル台だったビットコインは、翌日には一時5万ドル台を割り込みます。 PoW(プルーフ・オブ・ワーク)という莫大な電力を消費するマイニングを採用しているビットコインは、以前から環境への悪影響が問題視されてきました。テスラがビットコイン決済を停止したのも、このPoWマイニングによる環境負荷を懸念したのが理由といわれています。 そして先ほども申し上げたとおり、テスラは今年の2月に15億ドル(約1,580億円)相当のビットコインを購入していました。そのテスラがビットコインの決済停止を発表したことで、同社が保有している大量のビットコインが売却されるのではないかという憶測が投資家の間で広がり、大規模な投げ売りが誘発されたのです。 それともう1つ。この時期はDeFi関連の新しい暗号資産がたくさん発行されたのですが、ビットコインからそれらのアルトコインへ資金が流入したことで、ビットコインのドミナンス(暗号資産市場全体におけるビットコインの占有率)が低下したことも低迷の要因として挙げることができます。 中国の規制強化によりビットコインはさらに下落 松嶋:続く5月18日には、中国の規制当局が金融機関や決済企業による暗号資産関連のサービス提供を禁止する通知を出しました。これが市場に追い打ちをかけて、18日に4万3,000ドル台だったビットコインの価格は、翌19日には3万8,000ドル台まで落ち込みます。 中国政府は、2017年にもICO(Initial Coin Offering:暗号資産を新規発行することで資金調達する手段)を禁止しています。2017年も今年と同じように暗号資産市場が加熱した年でしたが、そのような最盛期に各国政府が規制を強化し、それに対して危機感をもった投資家が投げ売りするということはこれまでにもありました。 5月〜7月に起こった主な出来事 出来事 時期 テスラ、ビットコイン決済を停止 5/12 中国、暗号資産の規制強化を表明 5/18 2021年のビットコインの価格推移(7月下旬〜11月上旬) 出所:TradingViewより松嶋氏作成(筆者一部加工) 7月後半になるとビットコインの価格は再び上昇し、10月下旬には6万6,900ドル(約765万円)を超え、それまでの過去最高値を更新します(画像③)。 この期間(7月下旬〜11月上旬)の高騰の理由について教えてください。 松嶋:まず、7月21日にイーロン・マスク、ジャック・ドーシー、キャシー・ウッドという、この業界の御三家ともいえる3人がそろってイベント(The B Word)に登場し、ビットコインについてポジティブな発言をしたことが大きかったと思います。 そこでテスラがビットコインを売却せずに保有していることや、マイニングによる環境への負荷が減れば、同社が再びビットコインによる決済の受け入れを再開する可能性が高いということをイーロン・マスクが発言したことで、それまで軟調に推移していた市場は急反発します(7月21日に2万9,000ドル台だったビットコインは、月末には4万1,000ドル台まで上昇)。 少し話はそれますが、弊社の松本(=松本大マネックスグループ代表執行役社長CEO。マネックス証券の会長でもある)が今年の4月にキャシー・ウッド氏と「暗号資産の未来と可能性」というテーマで対談しています。 ARKインベストメント・マネジメントのCEOを務めるキャシー・ウッド氏は、資産運用の世界で大変注目を集めている人物です。暗号資産の今後に興味のある方は、ぜひご覧になってください。 (2021年4月に行われた対談の動画) NFT人気が市場拡大を後押し 松嶋:また、この頃から注目され始めたNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)も、暗号資産市場の拡大に大きく貢献しています。NFTの取引には暗号資産が利用されるので、取引量が増えるほど決済に使われるイーサリアムなどの需要も拡大します。 NFTはゲームやアートなどさまざまな分野で活用されていますが、その中でもCryptoPunksのようなコレクティブル系(発行数が限定されていて、コレクション性の高いNFT)は高い人気を集め、市場でも高値で取引されてきました。 今やNFTは流行語大賞にノミネートされるほどの知名度を得ましたが、今年の7月から9月にかけてNFT関連のプロジェクトやトークンがたくさん誕生したことも、暗号資産市場の発展にとって非常に大きな出来事だったと思います。 先物ETF承認でビットコインは過去最高値に 松嶋:もう1つこの時期に起こったことで忘れてはいけないのは、アメリカでのビットコイン先物ETF(※)の承認および上場です。 10月15日、アメリカで初めて資産運用会社のプロシェアーズが申請していたビットコイン先物ETFがSEC(米国証券取引委員会)に承認されました。そして、同月19日にはニューヨーク証券取引所に上場し、ETFの上場初日としては歴代2番目となる10億ドル規模の取引高を記録します。 また、これらを受けて10月15日に5万7,000ドル台だったビットコインは同月20日には6万7,000ドル付近まで高騰し、2021年4月以来およそ半年ぶりに過去最高値を更新します。 (※)ETF…Exchange Traded Fundの略称。取引所で取引される投資信託(上場投資信託)のことを指す。 ビットコインETF承認が市場に与える影響 松嶋:アメリカでは、過去数年間にわたりいくつもの資産運用会社がビットコイン関連のETFを申請してきましたが、承認されたことは一度もありませんでした。それが今回、「先物ETFであれば商品先物規制の範囲で十分に投資家保護を実現できる」というSECの判断が下され、ようやく承認に至りました。 現物ETFとは異なり、先物ETFは現物の購入を伴わないため、ビットコインの現物需給への影響は限定的と考えられます。しかし、既存の証券口座からビットコインに投資できる手法が新たにできたことは投資家層の拡大につながり、中長期的にビットコインの現物価格にポジティブな影響を与えるでしょう。 7月下旬〜11月に起こった主な出来事 出来事 時期 イーロンマスク、ジャックドーシー、キャシーウッドが「The B Word」に登場 7/21 NFT市場の拡大 7月〜 エルサルバドル、ビットコインを法定通貨に採用 9/7 FRB議長「暗号資産を禁止するつもりはない」と発言 9/30 中国不動産会社の債務問題、米国債務上限問題 10月〜 米国発のビットコイン先物ETFの上場 10/19 ビットコインの大型アップデート「Taproot」実施 11/14 年末ビットコインの価格は上昇する? 年末に向けてビットコインの価格はどのように推移するとお考えですか? 松嶋:年末にかけて上昇していく可能性は高いと考えています。その理由は主に2つあります。 1つ目は、ビットコイン現物ETFの進展です。 10月にアメリカで承認されたビットコイン先物ETFの運用に問題がなければ、次はビットコイン現物ETFが同国で承認される可能性があります。 現在、ヴァルキリー(Valkyrie)やウィズダムツリー(WisdomTree)など複数の資産運用会社がSECにビットコイン現物ETFの申請していますが、市場では今それらが承認されるかが高い注目を集めています。 最近では、*グレースケール(Grayscale)が同社の投資信託である「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」を現物ETFに転換する申請を行いました。 GBTCは資産運用額が400億ドル(約4兆5,700億円)を超える投資信託なので、この申請が承認されれば市場に与えるインパクトは相当大きなものになる。そして、先日ビットコイン先物ETFが承認されたときと同じように、承認されればビットコインの価格を大幅に押し上げる可能性が高いでしょう。 (主なビットコインETFの申請一覧) 出所:公開情報より松嶋氏作成 「半減期アノマリー」でビットコインが高騰する? 松嶋:年末にビットコインが上昇していくと考える2つ目の理由は、半減期アノマリー(※)です。半減期アノマリーとは、「半減期の翌年の年末に、ビットコインは高騰しやすい」というものです。 ビットコインの半減期は過去に3回(2012年、2016年、2020年)あり、2012年と2016年に関しては翌年末のビットコインは大きく上昇しています。 半減期の時期 翌年末の価格推移 2012年 200ドル台(2013年11月)→1,100ドル台(2013年12月) 2016年 7,000ドル台(2017年11月)→19,000ドル台(2017年12月) 2020年 6万ドル台(2021年11月)→?(2021年12月) 過去2回のときと同じように、今年の年末もアノマリー通りに上昇すると連想した投資家たちが増えれば、年末にかけてビットコインの価格が一時的に高騰する可能性はあるでしょう。 (※)アノマリー…理論では説明できないものの、よく当たるといわれる相場での経験則のこと。 2021年は「暗号資産が金融市場の一部になった年」 今年を総括するなら、2021年は暗号資産市場にとってどのような1年になったと思いますか? 松嶋:今年は「暗号資産が金融市場の一部になった年」といえると思います。 これまで、暗号資産は金融市場から切り離された存在として見られることが多かったと思うのですが、コインベースのナスダック上場や、ビットコイン先物ETFがアメリカで初めて承認されたことで、資産としてのビットコインの社会的信用が高まったように感じています。 それを証明するように、今年になってモルガン・スタンレーが富裕層向けの暗号資産サービスの提供を開始したり、U.S.バンクが暗号資産カストディに参入したりと、大手金融機関も続々と暗号資産に関連したビジネスを始めています。 また、アメリカでアプリランキングの上位にロビンフッド(投資アプリ)やコインベースアプリがランクインするという状況が見られるように、ここ1年ほどで個人投資家の数も急増しています。 このような現状を見ると、2021年は「暗号資産が世間に受け入れられた年」といっても良いのではないでしょうか。 2022年、ビットコインは「使う市場」へ いま、暗号資産業界ではDeFiやNFTが人気を集めていますが、暗号資産の今後に影響を与えそうなニュースや技術の中で注目しているものはありますか? 松嶋:注目しているニュースは、主に2つあります。 1つ目は、暗号資産決済の普及です。 ここ1年ほどの間にPayPal、VISA、Mastercardなどの決済大手が暗号資産での決済導入を表明していますが、これからはビットコインなどの暗号資産がより私たちの生活に身近な存在になっていくことが考えられます。 これまで、ビットコインは投資の対象として見られることが大半でしたが、PayPalなどのサービスが普及すれば、今後は決済に利用される機会も増えていく可能性が高い。そしてもしそうなれば、ビットコインの需要はこれまで以上に拡大していくでしょう。 そして2つ目は、機関投資家向けのDeFiサービスです。 現状、DeFiが提供しているレンディングサービスなどは個人投資家向けが中心です。しかし、最近になって一部の銀行や企業が機関投資家向けのDeFi関連のサービスを提供するようになってきました。 DeFi関連のサービスの大半は、イーサリアムのブロックチェーンを利用しています。そのため、機関投資家が参入して市場が拡大すれば、それに伴ってイーサリアムの価格も上昇する可能性は高いでしょう。 2022年は「1BTC=10万ドル」を意識する年になる 最後に、来年(2022年)のビットコインの価格予想(下値と上値)をお願いします。 松嶋:下値は3万ドル、上値は10万ドルと予想します。 ビットコインの底値は、年々切り上がっている傾向があります。2021年の底値は年始の2万9,000ドルだったのですが、7月の暴落時にもそれより値下がりすることはありませんでした。 また、テスラなどの有名企業がビットコインを購入したのも大体3万ドルくらいなので、その水準を下回ってしまうとビットコインを購入した企業の多くが損をしてしまう状況になります。そういう意味で、企業目線で意識しているポイントも3万ドルになってくると考えています。 そして上値に関しては、複数の有名アナリストが10万ドルと予想しており、市場全体もそれを意識していることからこの金額を予想しました。 ただし、来年以降は金融緩和から引き締めへの政策転換が見込まれるため、今年のような勢いで市場が加熱する可能性は低いと思います。 そのため、ビットコインが来年10万ドルに到達するには、アメリカでビットコイン現物ETFが承認されたり、再びテスラのような有名企業が参入するなどの大きなニュースが必要になるでしょう。 ※ 記事内の発言は個人的な見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。 プロフィール 松嶋真倫 マネックス証券 マネックス・ユニバーシティ 暗号資産アナリスト 大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に調査会社BaroqueStreetのメンバーとして暗号資産・ブロックチェーン業界の業界調査や相場分析に従事。マネックスクリプトバンク株式会社では業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」、「国内外のサプライチェーン領域におけるブロックチェーン活用事例と課題」「Blockchain Data Book 2020」などを執筆。国内メディアへの寄稿も行なう。2021年3月より現職。 【PR】 近年、「暗号資産」・「ビットコイン」という言葉をニュースで目にすることが 増えてきたのではないでしょうか。 暗号資産は、法定通貨、電子マネー、株式と具体的になにがどのように違うのでしょうか。 このたびマネユニ・アカデミーでは、ビットコインがこれほどに話題になっている理由や 暗号資産の歴史から、仕組み、取引所の選び方、取引方法、リスク、最新の動向など、投資を始める前に知っておきたい内容から投資のポイントまで、体系的に学べる学習コースをご用意しました。 今こそ、暗号資産(ビットコイン)を学ぼう。 詳細はこちら

2024-08-20Coincheckサービス

「電力自由化が始まったけれど、どこのサービスを利用したらいいか分からない」 「電気代を少しでもお得にしたい」 毎月の電気代の出費に対し、少しでも安く、お得にしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。 Coincheckでんきなら毎月の電気料金の利用額に応じて、最大7%のビットコインが貯まります!また、ビットコインは株などの伝統的な資産と比べボラティリティが高い傾向にあるため、開始時期によっては月7%を大きく上回るビットコインが溜まっていた、というケースもあるのです。 1例として、2016年11月分から2021年7月分まで、Coincheckでんきで月々5,000円の電気料金の5%を貯めた場合は0.02609354123BTC(日本円換算で約119,586円)の資産になっている計算になります。 毎月の支払いを少しでもお得にしたい、という方はこの機会にぜひCoincheckでんきをご検討ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 Coincheckでんきとは Coincheckでんき2つのプラン紹介 ビットコイン付与プラン ビットコイン決済プラン Coincheckでんきのメリット Coincheckでんき登録方法 Coincheckでんきサービス利用開始までの流れを画像付きで解説! Coincheckでんきよくある質問FAQ Coincheck でんきはこちらへ Coincheckでんきとは Coincheckでんきは、電気料金を支払うことでビットコインをもらうことができたり、電気料金の決済をビットコイン(BTC)で行うことができたりするサービスです。 電気供給は国内・海外で発電実績豊富な丸紅グループの電力会社「丸紅新電力」と提携した、株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)が行うため、安定した電気供給が可能です。 対象エリアは沖縄電力とその他離島を除く日本全国となっているため、ビットコインを貯めたいと思っている方はぜひこの機会にご検討下さい。 Coincheckでんき2つのプラン紹介 Coincheckでんきは「ビットコイン付与プラン」「ビットコイン決済プラン」の2つのお得なプランから選択することができます。 以下で各プランの詳細を解説します。 ビットコイン付与プラン 「ビットコイン付与プラン」は毎月の支払い額に応じて、最大7%分のビットコインが付与されるプランです。 付与率は地域や仕様アンペアごとに変わります。気になる方は以下の表をご覧ください。(2021年11月19日時点) 電気料金の支払い・ビットコインの付与は原則として利用月の翌月末となります。付与日が営業日以外の場合は、次の営業日の12:00に付与されます。 なお、ビットコインの交換レートは対象日の12:00時点でのCoincheckにおけるレートになります。 ご契約条件 ご契約手数料 無料 ご契約期間 1年間(自動更新) 解約手数料 5,500円(税込)※ ※解約手数料は契約日より1年未満での解約の場合に発生 ビットコイン決済プラン 「ビットコイン決済プラン」は電気料金の支払いをビットコインで行うことで最大7%の電気料金が割引されます。 割引率は地域や仕様アンペアごとに変わります。気になる方は以下の表をご覧ください。(2021年11月19日時点) ご契約条件 ご契約手数料 無料 ご契約期間 1年間(自動更新) 解約手数料 5,500円(税込)※ Coincheckでんきのメリット Coincheck でんきは、ビットコイン決済プランで電気代を下げることができたり、ビットコイン付与プランで電気代の一部をビットコインでもらえたりします。 ビットコイン付与プランでは電気代そのものが安くなるわけではありませんが、付与されたビットコインの価格の変動により収益を得られる可能性があります。 統計局の家計調査によると、2020年の電気代の平均月額は、単身世帯で5,791.5円、二人以上の世帯で10,671円となります。 そのため、ビットコイン決済プランで最大7%の割引を適応した場合、年間平均で単身世帯はおよそ4,865円、二人以上の世帯ではおよそ8,964円を節約することができます。 ビットコイン付与プランでは、平均でおよそこの金額分がビットコインとしてもらえます。 参照:総務省統計局ホームページ https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2020.pdf https://www.stat.go.jp/data/kakei/longtime/soutan.html#time Coincheckでんきの登録方法 以下の3ステップで簡単にCoincheckでんきに登録することができます。 1.アカウント登録をする 2.本人確認を行う 3.Coincheckでんきに申し込み 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。 Coincheckでの口座開設方法は、以下の記事で画像・動画付きで詳しく紹介しています。まだ口座開設がお済みでない方は、以下の記事を参考にして登録を行ってください。 Coincheckでんきサービス利用開始までの流れを画像付きで解説! ここからはCoincheckへの登録後、Coincheckでんきへの申し込み方法を紹介します。 1.Coincheckへログイン後、サイドバー人型のアイコンを選択します。 2.Coincheckでんきを選択し、サービスページに移動します。 3.プランを選択、約款、重要事項説明書を確認の上、問題が無ければ同意に✔を入れて「プラン確定」をクリックします。 注意事項 申込時にCoincheckに登録している氏名、メールアドレスをENSに連携します。 Coincheckのお客様と電力の契約者は同一である必要があります。 名義変更する場合はこちらのリンクから契約している電力会社へ移動し手続きを行ってください。また、現在の契約中のお客様番号の確認方法が記載されております 沖縄電力とその他離島は対象圏外です 契約後に電力の契約者を変更した後もビットコイン決済・付与を行うためには変更後の契約者様にCoincheckにご登録いただく必要があります お申込みいただいたあとに、プランの変更はできません ENSから電気料金等に関するお知らせを受け取るメールアドレスを変更したい場合、CoincheckではなくENSにて登録情報を変更してください ビットコイン決済プランで決済時に残高が足りなかった場合は、ENSに申し込むときに登録していただくクレジットカードで決済を行います。この場合、ビットコインが付与されます Coincheckでんきに関するお問い合わせは株式会社イーネットワークシステムズ(TEL: 0120-49-1710)までお願いいたします 4.お申込みフォームに進むをクリック ここから先はENSのサイトに移動し、引き続き登録をおこなってください。登録後ENS側にて電力の現契約の解約手続きを行います。お手元に検針票をご用意ください。 5.検針票の画像を送付するを選択 検針票の画像を送付することに抵抗がある方は、自分で検針票の内容を入力することも可能です。 また、引っ越し先の天気の契約を希望の方は「お引越しの契約申込」を選択しましょう。 6.「管轄エリア」「現在の電力会社」を選択し検針票の画像をアップロード、申込内容の入力を選択します。 7.お申込内容を入力し、「お申込み内容の確認」をクリックします。 8.お申込み内容を確認し、問題が無ければ「お申込み」を選択すれば完了です。 Coincheck でんきはこちらへ Coincheckでんきよくある質問FAQ 提供開始まではどのくらい期間がかかりますか? A.お申し込みから3週間〜1ヶ月半経過した後の最初の検針日から電力の供給が開始致します。 ビットコインが付与されるタイミングは? A.ビットコイン付与は原則として利用月の翌月末となります。付与日が営業日以外の場合は次の営業日の12:00に付与されます。ビットコインの交換レートは対象日の12:00時点でのCoincheckにおけるレートとします。 法人のプランはありますか? A.法人プランは事業所の電圧に合わせ契約内容が30A~60Aもしくは6kVA以上の契約である「低圧タイプ」供給電圧が6,000ボルトの契約の「高圧タイプがあります。」 仮想通貨取引所(暗号資産取引所)9社を比較!手数料やCoincheckがおすすめな人について解説 Coincheck

2023-10-12NFT

画像引用:Meebits Meebits(ミービッツ)は、CryptoPunksを開発したLarva Labs社が2021年5月にリリースしたNFTプロジェクトです。 ユーザーはMeebitsと呼ばれる3Dキャラクターを、メタバース(仮想空間)のアバターやアニメーションのキャラクターとして利用することができます。 『The Sandbox』や『Fortnite』などのメタバース・ゲームの人気が高まる中、メタバースのアバターとして使用できるMeebitsはゲーム業界を中心に注目を集めています。 この記事では、いま話題のMeebitsをピックアップして、 Meebitsの概要Meebitsが注目を集めている理由キャラクターのレアリティ(希少性)と価格の関係Coincheck NFTでMeebitsを購入・出品する方法 などについて解説していきます。Meebitsに興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 Meebitsとは? Meebitsが注目を集めている理由 ①CryptoPunksを手がける「Larva Labs」が開発元 ②大手タレント事務所「UTA」との契約 ③「MeebitsDAO」の存在 ④メタバース上で自由に動かせる キャラクターの価格はレアリティ(希少性)で決まる 基本タイプは全7種類 属性(髪型、服装、アクセサリーなど) Coincheck NFTでMeebitsを購入する方法 購入方法 出庫方法 Coincheck NFTでMeebitsを出品する方法 入庫方法 Token IDの探し方 出品方法 Meebitsの取引はCoincheck NFTがおすすめ Meebitsとは? 引用:Meebits Meebits(ミービッツ)は、CryptoPunksなどの開発を手がけるLarva Labs社が2021年5月にリリースしたNFTプロジェクトです。 ユーザーは人間やロボット、象や豚などそれぞれ異なる個性を持つ3Dキャラクター「Meebits」のオーナーになり、メタバース(仮想空間)のアバターやアニメーションのキャラクターとしてそれを使用します。 Meebitsには計2万体のキャラクターが存在し、それらはすべてNFT(非代替性トークン)と呼ばれるデジタル資産としてイーサリアムのブロックチェーン上で管理されています。 そのため、MetaMaskなどのウォレットを使用することで、オーナーや購入希望者はマーケットプレイスを通じて自由にキャラクターの売買や交換をすることができます。 イーサリアム(ETH)とは?今後の展望やアップデートについて解説 Coincheck Meebitsが注目を集めている理由 リリースされてまだ日が浅いにも関わらず、すでにMeebitsは多くのNFTコレクターから人気を集めています。また、知名度の向上に伴いデジタル資産としての価値も上がっており、公式販売分は即完売、二次流通のマーケットプレイスでは99ETH(約3,500万円)で売却されたものもあります。 Meebitsが注目を集めている理由としては、主に以下の4つがあります。 ①CryptoPunksを手がける「Larva Labs」が開発元②大手タレント事務所「UTA」との契約③「MeebitsDao」の存在④メタバース上で自由に動かせる それぞれどのような内容なのか、順番に見ていきましょう。 ①CryptoPunksを手がける「Larva Labs」が開発元 前述した通り、MeebitsはCryptoPunksやAutoglyphsなどの開発を手がけるLarva Labs社が、2021年5月にリリースしました。 CryptoPunksは、2017年6月にLarva Labsによってリリースされた最も歴史のあるNFTプロジェクトです。Meebitsが3Dのキャラクターなのに対して、CryptoPunksは24×24ピクセルのドット絵(2D画像)なのが特徴的です。 当初CryptoPunksは無料で配布されましたが、人気が高まるにつれ希少価値がつくようになり、2021年3月にはあるキャラクターが4,200ETH(当時の価格で約8億円)で売却され、大きな話題になりました。 引用:CryptoPunks Bot CryptoPunksは、2021年8月28日の時点でそれまでのトータルの売上高が10億ドルを突破するなど、NFT関連のプロジェクトの中で特に人気のあるコンテンツです。 そのような超人気コンテンツを世に送り出したLarva Labsが手がけているということもあり、Meebitsはリリース当初からNFT界隈を中心に注目を集めています。 ②大手タレント事務所「UTA」との契約 2021年9月1日、アメリカの大手タレント事務所のUTA(United Talent Agency)は、Larva Labsと契約を結んだことをTwitterで発表しました。 引用:UTA UTAは、かつてジョニー・デップが在籍していた大手のタレント・エージェンシーです。今回の契約締結により、今後はLarva Labsがもつ知的財産権の管理をUTAが担当することになります。 アメリカを代表するエージェンシーとの契約により、Larva Labsが手がけるCryptoPunksやMeebitsなどのNFTは、今後さらに映画やテレビ、ゲームや出版物などのメディアで取り上げられる機会が増えると言われています。またそれに伴い、MeebitsなどのNFTプロジェクトの知名度も向上することが予想されます。 ③「MeebitsDAO」の存在 Meebitsには、オーナーやプロジェクトに興味がある人同士がコミュニケーションを図るための「MeebitsDAO」というコミュニティがあります。 DAO(ダオ)とは「Decentralized Autonomous Organization」の略称で、日本語では「自律分散型組織」と呼ばれています。具体的には、中央集権的な管理主体がおらず、コミュニティに属する個々のメンバーによって自律的に運営される組織のことを指します。 MeebitsDAOは、Meebitsをメタバースのアバターとして使用するためのツールを作成したり、メンバーだけが参加できるイベントを開催したりと、さまざまな活動を行っています。 Twitterのフォロワー数がアカウント作成から数ヶ月間で8,000人(2021年9月29日時点)を超えたことからも、MeebitsDAOの注目度の高さをうかがい知ることができます。 ④メタバース上で自由に動かせる Meebitsのもっとも注目すべき特徴として、キャラクターをメタバース(仮想空間)の3Dアバターとして利用したり、他のアニメーションソフトにインポートして自由に動かしたりできる点が挙げられます。 引用:vegsurfer.eth Meebitsは、保有しているオーナーに対して「T-pose OBJ」ファイルを提供しています。このファイルはNFTをアニメーション化する際に必要となるもので、標準の3Dモデリングやアニメ制作ソフトならほぼインポートが可能です。 アニメーション化されたMeebitsは、NFTゲームにインポートすることでそのゲーム内のアバターとして利用することができます。 このような汎用性の高さも、Meebitsが注目されている要因の1つです。 キャラクターの価格はレアリティ(希少性)で決まる Meebitsは人間やロボット、スケルトンや象など計7種類の基本タイプに分類されます。そして、発行数が少ないタイプほどマーケットで高値がつきやすくなります。 また基本タイプとは別に、キャラクターが身につけている服装や髪型、アクセサリーやタトゥーなどの属性によってもレアリティは異なります。 ここでは、基本タイプや属性によって価格がどのように異なるのかを解説します。 基本タイプは全7種類 前述したように、Meebitsには計7種類の基本タイプがあります。そして、タイプごとに発行数が異なり、希少性の高いものほど高値がつきやすくなります。 以下は、基本タイプごとの発行数と平均販売価格を表した一覧表です。 基本タイプ 発行数 平均販売価格 サンプル DISSECTED(解剖) 5 700 ETH VISITOR(来訪者) 18 330.1 ETH SKELETON (スケルトン) 57 113.67 ETH ROBOT(ロボット) 72 105.72 ETH ELEPHANT(ゾウ) 256 25.96 ETH PIG(ブタ) 711 16.13 ETH HUMAN(人間) 18,881 3.85 ETH 画像引用:Meebits ※平均販売価格は2021年9月27日時点のものです。 表からもわかる通り、最も発行数が少ないDISSECTED(解剖)は平均販売価格が700ETHと高額なのに対して、1万8,000体以上が発行されているHUMAN(人間)は平均販売価格が3.85ETHと割安になります。 他の基本タイプを見ても、発行数が多いものほど価格が安いのがわかります。このように、Meebitsのキャラクターは希少性が高い基本タイプほど高値で取引されます。 属性(髪型、服装、アクセサリーなど) Meebitsは髪型、服装、アクセサリーなどの属性によってもレアリティが異なります。 下の表は、各属性の発行数と平均販売価格をまとめたものです。 属性 発行数 平均販売価格 サンプル TATTO(タトゥー) 994 6.73 ETH JERSEYNUMBER (背番号) 1,443 6.49 ETH EARRING(イヤリング) 2,042 4.6 ETH OVERSHIRT (オーバーシャツ) 3,210 6.08 ETH NECKLACE (ネックレス) 3,738 5.34 ETH HAT(帽子) 4,329 8.11 ETH BEARD(ヒゲ) 4,429 4.59 ETH GLASSES(メガネ) 7,830 4.8 ETH 画像引用:Meebits ※平均販売価格は2021年9月27日時点のものです。 こちらも基本タイプと同様に、発行数の少ない属性のものほど高額で取引される傾向があります。 Coincheck NFTでMeebitsを購入する方法 Coincheck NFTでは、他のユーザーと『Meebits』の売買をすることができます。最初に購入方法を紹介します。 ※ Coincheck NFTでは、2021年11月9日よりMeebitsの取扱いを開始いたしました。 Coincheck NFTはこちらへ 購入方法 まずはCoincheck NFTにログインします。そして、Home画面の「タイトル」よりMeebitsを選択します。 購入したいMeebitsを選んで、クリックします。 なお、画面内には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 出庫方法 購入したNFTをゲームなどで使用する場合や他のNFTのマーケットプレイスに持ち出したい場合は、出庫して外部のウォレットへ移動する必要があります。 出庫する場合、まずはマイページへ移動します。 マイページより出庫したいNFTを選択します。 出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。 出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。 出庫の際は以下の点に注意してください。 ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。 一度実行した出庫処理は取り消すことがで゙きませんのでご注意ください。 誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。 出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。 暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。 手数料に関してはこちらをご確認ください。 Coincheckの無料登録はこちら Coincheck NFTでMeebitsを出品する方法 次に、MeebitsをCoincheck NFTで出品する方法についてご紹介します。 出品する際の手順は以下の通りです。 MetaMaskからCoincheck NFTに入庫 Coincheck NFTマイページから出品 以下で、各手順の詳細を解説していきます。 Coincheck NFTはこちらへ 入庫方法 (1)MetaMaskをインストール まずCoincheck NFTへアクセスします。 アクセスしたら「マイページ」へ進みMetaMaskをインストールしましょう。NFTを入庫・出庫する際にMetaMaskが必要になります。 まだMetaMaskをお持ちで無い方は、赤枠の「MetaMaskをインストール」から取得することができます。 ※暗号資産取引所(Coincheck)で推奨しているブラウザは、Google ChromeとFirefoxとなっております。そのため、ChromeとFirefoxのMetaMask Walletをご利用ください。 Metamaskをまだインストールしていない方はこちらの記事をご覧ください。 MetaMask(メタマスク)とは?ウォレットの作り方や入金・送金方法を画像付きで解説 Coincheck (2)MetaMaskと連携 MetaMaskのインストールが完了しますと、「MetaMaskに接続」が表示されるので、そちらをクリックし、連携を進めます。 連携が完了すると、MetaMaskのアドレスが表示されます。 NFTを入庫する際、使用するブロックチェーンに応じて、MetaMaskのネットワークの変更が必要になる場合があります。 ネットワークの変更は、Google Chromeの拡張機能の場合、以下画像の赤枠より変更が可能です。 またPolygonネットワークをMetaMaskに追加していない場合には、以下情報を入力するとネットワークの追加が完了します。 (3)コインチェックNFTに入庫する MetaMaskと連携すると「入庫前NFT」タブ内にユーザーが所有しているNFTの一覧が表示されます。 ※Coincheck NFTで取り扱っていないタイトルは「入庫前NFT」タブ内に表示されません。 該当のNFTアイテムにカーソルを移動すると、画像の上に入庫ボタンが表示されるので「入庫」をクリックします。 注意事項、入庫内容を確認し、「入庫」をクリックします。 最後にガス代を確認し、問題がなければ「確認」をクリックすると、入庫の手続きは完了です。 ※ネットワークの状況によりNFTの送付及び反映に時間がかかる場合がございます。「アイテム」タブ内に反映されるまで少々お待ちください。 コインチェックNFTに手動で入庫する方法 上記でお伝えした入庫方法の他にも、マイページ内「MetaMaskから入庫」より行う方法もあります。 赤枠「MetaMaskから入庫」をクリックします。 ①入庫するNFT(タイトル)を選択 ②Token IDを入力 してください。Token IDの探し方はこの後解説します。 Token IDの探し方 Token IDは、Etherscanから確認します。具体的な確認方法は以下の通りです。 (1)MetaMaskを開き、入庫したいNFTのトランザクションを選択します。 (2)右上の矢印ボタンを選択します。 (3)Etherscanへ遷移します。「Tokens Transferred:」の右側にTokenIDが記載されているのでコピーして、入庫内容を確認する画面の「Token ID」のところに貼り付けます。 出品方法 次にCoincheck NFTでの出品方法を解説します。 (1)マイページにアクセスします。 (2)入庫済みのNFTの中から、出品したいアイテムを選んでクリックします。 (3)出品するアイテムの内容を確認し、問題がなければ「出品」をクリックします。 (4)購入された際に「受け取る通貨」を選択し、出品金額を入力してから「出品」をクリックします。以上で出品手続きは完了です。 購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 Coincheck NFTの利用方法は、以下の記事で詳しく解説しています。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Meebitsの取引はCoincheck NFTがおすすめ Meebitsの特徴や注目を集めている理由、レアリティや取引方法などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 Meebitsはアニメーションソフトを使って自由に動かしたり、他のNFTゲームのアバターとして利用できるなど、その汎用性の高さが魅力です。また、レアなキャラクターは数千万円で取引されるなど、最近は投機の対象としても注目を集めています。 Coincheck NFTなら、Meebitsを他のユーザーと自由に取引することができます。Meebitsの取引をお考えの方は、ぜひCoincheck NFTをご利用ください。 Coincheck NFTはこちらへ ※Coincheck NFTは、Coincehckの口座開設が完了している方のみ利用できます。口座開設がまだ完了していない場合はこちらをご覧ください。 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。

メタバースとは「インターネット上に構築された仮想空間」のことです。 メタバースでは現実世界と同じようにさまざまな建物が立ち並び、ユーザーは自身の分身である「アバター」を使って、好みの服や靴、帽子などのアイテムを着用し、自由に空間内を散策したり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりして楽しむことができます。 この記事では「メタバースに興味はあるけど、難しくてよくわからない」という方に向けて、メタバースの意味や具体的な活用事例、いまメタバースが注目を集めている理由についてわかりやすく解説しています。 Coincheckの無料登録はこちら この記事でわかること メタバースの意味や特徴 メタバースの具体的な活用事例 メタバースが注目されている3つの理由 メタバースのメリット メタバースの始め方 目次 メタバースとは?意味や特徴についてわかりやすく解説! 『セカンドライフ』で有名になったメタバース メタバースとVR(バーチャルリアリティ)の違い メタバースの具体的な活用事例【2024年最新版】 事例①:Minecraft(マインクラフト) 事例②:Fortnite(フォートナイト) 事例③:The Sandbox(ザ・サンドボックス) 事例④:Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト) 事例⑤:Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ) 事例⑥:Decentraland(ディセントラランド) 事例⑦:NIKE LAND(ナイキランド) 事例⑧:VRchat(VRチャット) 事例⑨:αU(アルファユー) 事例⑩:ZEPETO(ゼペット) メタバースが注目されている3つの理由 理由①:VR技術の発展 理由②:メタバースビジネスの広がり 理由③:NFTとの親和性の高さ メタバースのメリット メリット①:仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる メリット②:世界中の人とリアルタイムで繋がれる メリット③:ビジネスチャンスが広がる メタバースの活用法(できること) 活用法①:ゲーム 活用法②:リモート会議 活用法③:ショッピング(バーチャルショップ・メタバースEC) 活用法④:イベント・ライブ 活用法⑤:LAND(土地) 活用法⑥:婚活 活用法⑦:区役所での相談・申請手続き 活用法⑧:教育 メタバースの始め方 ステップ①:メタバースサービスに登録する ステップ②:暗号資産取引所に口座を開設する ステップ③:Metamaskをインストールする メタバースのデメリット・リスク・注意点 注意点①:なりすまし 注意点②:改ざん 注意点③:否認 注意点④:情報漏洩 注意点⑤:サービス拒否 注意点⑥:権限昇格 メタバースに関するQ&A メタバースとは?意味や特徴についてわかりやすく解説! メタバースとは「インターネット上に構築された三次元の仮想空間」のことです。「超越」を意味する”メタ”と「世界」を意味する”ユニバース”が組み合わされた造語で、1992年にアメリカで出版されたSF小説『スノウ・クラッシュ』で初めて使用されました。 メタバースでは現実世界と同じようにさまざまな建物が立ち並び、ユーザーは自身の分身である「アバター」を使って、好みの服や靴、帽子などのアイテムを着用し、自由に空間内を散策したり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりして楽しむことができます。 このような特徴を持つことから、メタバースは主にゲーム分野で活用されています。代表的なところでは、『マインクラフト』や『あつまれ どうぶつの森』、『The Sandbox』などが有名です。 ただ、コロナ禍によりリモートワークの割合が増加してからは、Meta(旧Facebook)やMicrosoftがVR空間内でミーティングができるサービスを提供するなど、ゲーム以外でもメタバースの用途が拡大してきています。 『セカンドライフ』で有名になったメタバース 引用:Second Life メタバースの流行は以前にも存在しており、リンデン・ラボが2003年に開発した『セカンドライフ(Second Life)』という3DCG仮想空間ゲームが月間100万人以上のアクセスを得ていたことがあります。 セカンドライフでは自由なアバターをつくり、音楽クラブやバーチャルシネマなどをバーチャル上で楽しむことができます。 また、最近のコロナ渦ではサービス開始17年以上のノウハウを使い、リモートワークのためのリモート会議も可能になっています。 流行の絶頂期では、セカンドライフ内で投機的な動きが活発化していたため、ゲーム内での不動産を購入したり、ブランドアイテムなどを購入したりなどムーブメントが起こり、セカンドライフでの活動だけで金銭を得て生活をしている人も存在しました。 メタバースとVR(バーチャルリアリティ)の違い メタバースとよく似た言葉に「VR(バーチャルリアリティ)」があります。両者はよく混同されがちですが、その意味は異なっています。 メタバースが「三次元の仮想空間」を指すのに対して、VRは「仮想空間を体験するための技術やデバイス」を指します。つまり、メタバースが「空間」で、VRは仮想空間にリアリティや没入感を与えるための「手段」となります。 より具体的に説明するために、2021年にMeta(旧Facebook)がリリースした「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ)」を例に挙げてみましょう。 Horizon Workroomsでは、ユーザーは専用のゴーグル(ヘッドセット)を着けることで、CGで作成された仮想空間上で会議やセミナーを開くことができます。 引用:Horizon Workrooms Horizon Workroomsの場合、オフィス空間全体がメタバースで、その世界にリアリティを与えるためのデバイスであるゴーグルがVRとなります。 メタバースはVR機器がなくても利用することができますが、VR機器を装着することによってよりリアリティや没入感を体感することが可能になります。 メタバースの具体的な活用事例【2023年最新版】 メタバースの具体的な事例としては、どのようなものがあるのでしょうか。 ここでは2024年の最新事例も交えながら、世界的にメタバースとして認識されているゲームや、お金が稼げるゲーム「NFTゲーム」でのメタバースの活用事例、加えてゲーム以外の活用事例を10個紹介します。 事例①:Minecraft(マインクラフト) 引用:公式サイト | Minecraft 1つ目の事例は「Minecraft(マインクラフト)」です。 マインクラフトは3Dのブロックで構成された仮想空間の中で、自由に冒険や建築をしたりして楽しめるゲームです。マインクラフトでは草原、山岳、海底といった多種多様な地形が広がっており、メタバース上でプレイヤーが自由に活動できる点が人気に繋がり、世界的なヒットを記録しました。 マインクラフトはブロックチェーン技術の取り込みに積極的です。デジタル資産の発行プラットフォーム「Enjin platform(エンジン・プラットフォーム)」は、マインクラフトの提供元であるマイクロソフトと連携して、マインクラフト上でのデジタル資産の導入、開発を進めています。 エンジンコイン(ENJ)とは?特徴や購入方法、今後の展望を解説! Coincheck 事例②:Fortnite(フォートナイト) 2つ目の事例は「Fortnite(フォートナイト)」です。 フォートナイトは、複数人のユーザーとバトルロワイアルを楽しめるオンラインゲームです。ボイスチャットの機能を用いて友達と会話しながらゲームを楽しむこともできます。 コロナ禍で家の中で時間を過ごすことが多くなった昨今、フォートナイトは友達とのコミュニケーションの場としてのメタバースとなっています。加えて2020年8月7日には人気シンガー・ソングライターである「米津玄師」のライブイベントが、フォートナイトの仮想空間の中で開催され、バーチャルイベントを開催する際のプラットフォームとしても期待されています。 また、2023年4月時点でフォートナイトの総ユーザー数は5億人以上、月間アクティブユーザーは7,000万人となっており、まだまだ人気が続いています。 事例③:The Sandbox(ザ・サンドボックス) 引用:The Sandbox 3つ目の事例は「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」です。 The Sandboxはボクセルで表現されたメタバースを構築するプロジェクトです。 ユーザーがメタバース上に制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができるゲームとなっています。 The Sandboxでは、メタバース上で利用できるアイテム、アバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を、「ETH」や「SAND」というトークンを用いてNFTマーケットプレイス上で売買できます。 コインチェックでは、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」を提供しており、LANDの購入が可能です!他のNFTマーケットプレイスと違い、「ETH」や「SAND」のみの決済方法ではなく、Coincheckで取り扱っている30種類以上の暗号資産で決済が可能です。ぜひご利用ください。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ OASIS TOKYO 「(※)OASIS TOKYO」は、コインチェックが『The Sandbox』上で開発・展開しているメタバース都市です。メタバース上での活動を体験する機会を提供することや『The Sandbox』上でのコミュニティ活動の活性化を目的とし、2022年中に一般公開を予定しています。 「OASIS TOKYO」は、”2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティ拠点です。日本を連想させる象徴的な街並みの中に美術館やステージなどのイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck 事例④:Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト) 出典:Brilliantcrypto 4つ目の事例は「Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)」です。 Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)は世界中のユーザーが採掘者となり、宝石やトークンの獲得を目指して、鉱山を採掘していくブロックチェーンゲームです。“Proof of Gaming”という新しいモデルを導入して、持続可能なPlay to Earnを目指しています。 ユーザーはゲーム内マーケットでつるはしを購入し、探知機などを使用しながら採掘を進めます。採掘に応じてトークンや宝石を入手することができ、宝石はNFT化して様々なメタバースに持ち込めるようになる予定です。また、宝石は利用したり売買したりすることも可能です。 Brilliantcryptoは株式会社コロプラの100%子会社である株式会社Brilliantcryptoが運営しています。株式会社コロプラは『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』、『白猫プロジェクト』、『アリス・ギア・アイギス』といった多くのヒットタイトルを生み出しているため、2024年のリリースを予定しているブロックチェーンゲームの中でも、Brilliantcryptoはユーザーから大きな期待が寄せられているタイトルであると考えられます。 Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)とは?特徴・メリット・今後のロードマップを解説! Coincheck 事例⑤:Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ) 5つ目の事例は「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ)」です。 Horizon Workroomsは、CGで作成された仮想空間上で会議やセミナーを開くことができるサービスです。 ユーザーは原則VRデバイスの「Oculus Quest 2」を使用してメタバースに入り込みますが、必要に応じてこれまでのオンライン会議のような音声、ビデオ通話形式でも参加できます。 コロナ禍においてはメタバース上で会議を行うことで、飛沫感染や接触のリスクを考えずに会議に集中できます。またHorizon Workroomsの性質上、直接対面しているような感覚で密なコミュニケーションを取ることができます。 事例⑥:Decentraland(ディセントラランド) 引用:Decentraland 6つ目の事例は「Decentraland(ディセントラランド)」 Decentralandは、イーサリアムのブロックチェーンを基盤にして開発されたメタバースプロジェクトです。 ユーザーはDecentraland内に建設されている施設を楽しむことができるほか、仮想空間内の土地であるLANDを購入し、その上に自分のコンテンツを作り上げることもできます。また、自身が作成したコンテンツを売却して利益を得ることも可能です。 過去にはコカ・コーラやJPモルガンなどの有名企業ともコラボしており、個人ユーザーだけでなく企業からも大きな注目を集めているプロジェクトです。 Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説! Coincheck OASIS KYOTO 次に、Decentralandのメタバースを活用したプロジェクト「(※)OASIS KYOTO」を紹介します。 『OASIS KYOTO』は、コインチェックが『Decentraland』のLANDに建設中のメタバース都市です。”2035年の近未来都市”をコンセプトにした「メタバース×NFT」のコミュニティ拠点で、神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みになっています。 OASIS KYOTOではファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 OASIS KYOTOには、神社仏閣や出店など京都の街並みを連想させる多彩なイベント施設があり、一人で散策したり、世界中のユーザーと交流したりして楽しむことができます。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら OASIS KYOTOとは?Decentralandのメタバース上に建設される近未来都市の特徴 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ 事例⑦:NIKELAND(ナイキランド) 引用:NIKE公式サイト 7つ目の事例は「NIKELAND(ナイキランド)」です。 NIKELANDは、株式会社nikeがメタバースプラットフォームRoblox(ロブロックス)上で展開する没入型の3D空間です。 NIKELANDの建物やフィールドはナイキ本社から着想を得ており、ユーザーはこのメタバース内で自分のアバターを通じて鬼ごっこやドッジボール、フットボールなど様々なアクティビティを楽しめます。また、Robloxが提供するツールキットを利用して、NIKELAND内でオリジナルのミニゲームを自作することも可能です。 さらにメタバース内のショールームではNIKEが実際に販売しているスニーカーなどのアパレルアイテムをアバターを通じて試着、購入することができます。また、NIKELANDではモバイル機器に内蔵された加速度センサーを使用することで、走り幅跳びなどのオフラインの動きをオンラインのプレーに反映する機能が備わっています。 【最新】メタバースのビジネスにおける活用事例を紹介!背景やメリットについても徹底解説 Coincheck 事例⑧:VR Chat(VRチャット) 引用:VRChat 8つ目の事例は「VR Chat(VRチャット)」です。 「VRChat」は、VR空間内にアバターでログインし、多人数でコミュニケーションできるソーシャルVRアプリです。 2019年後半までの同時接続数は7,500~8,500人程でしたが、コロナ渦において利用者数が急増し、2022年1月1日には同時接続ユーザー数が過去最大の約42,000人に到達、現在もピーク時には30,000人超のユーザーがアクセスしています。また、昨今ではメタバースとしても注目されています。 VRChat内にはユーザーが手がけた様々な「ワールド」と呼ばれるVR空間が用意されており、好きな場所で他のユーザーとの交流を楽しめます。周囲にいるプレイヤーとはボイスチャットはもちろん、自分の身体の動きをアバターに反映させ、ボディーランゲージも可能です。ビデオ通話などとは違い、実際に会っている感覚が強いのが特徴です。 事例⑨:αU(アルファユー) 引用:KDDI公式サイト 9つ目の事例は「αU(アルファユー)」です。 αUとは、仮想空間上に再現された渋谷や大阪を舞台に、ユーザー同士の音声でのコミュニケーションに加え、ライブ配信やバーチャルショッピングなど楽しむことができるサービスです。 メタバースでエンタメ体験や友人との会話を楽しめるαU metaverse、360度自由視点の高精細な音楽ライブを楽しめるαU live、デジタルアート作品などの購入ができるαU market、暗号資産を管理できるαU wallet、実店舗と連動したバーチャル店舗でショッピングができるαU place、KDDIが持つ技術力やネットワークを活用してユーザーが仮想空間上でより豊かなライフスタイルを実現することができる、大きな期待を集めるサービスとなっています。 事例⑩:ZEPETO(ゼペット) ZEPETO(ゼペット)とは、スマートフォンで簡単に自身の3Dアバターを作って遊べるメタバースサービスです。現在Z世代を中心に世界で3億人以上のユーザーが、ZEPETOのメタバースに参加しています。 ZEPETO(ゼペット)では自分好みのアバターの姿でバーチャル空間に参加し、世界中の人たちとコミュニケーションを楽しめる他、メタバース内で撮影した写真や動画をSNSに投稿するなど、さまざまな楽しみ方ができる点がZEPETOの大きな特徴です。アバターが着用するアイテムも現在は350以上もリリースされており、「GUCCI」や「NIKE」といった大手ファッションブランドとのコラボだけでなく、「ワンピース」や「セーラームーン」などの日本の大手IPタイトルとのコラボも実現させています。 さらにZEPETOのメタバース内ではさまざまなエリアが別れており、自分のアバターを用いて参加可能なアクティビティやゲームイベントなどが頻繁に開催されています。今後さらにユーザー数を拡大させることで、メタバース内に大きなデジタル経済圏が創出することを大きく期待されるメタバースの1つでしょう。 メタバースが注目されている3つの理由 メタバースが注目を集めている理由としては、主に以下の3つが挙げられます。 VR技術の発展メタバースビジネスの広がりNFTとの親和性の高さ それぞれ詳しく見ていきましょう。 理由①:VR技術の発展 まず第一に、VR技術が進歩したことで普及が進んだことが要因と言えるでしょう。VRとは、Virtual Reality(バーチャル リアリティー)の頭文字を取った用語で、仮想現実を意味します。 一般の方にVR技術を普及させるのに影響を与えた要因としては、以下の2点が考えられます。 UnityやBlenderといった開発者ツールの整備によりVRコンテンツの供給が増加したこと VRデバイス・VRヘッドセットの軽量化や値下がりが進んだこと 特にVRデバイスの軽量化に関しては、インパクトが大きかったと考えられます。従来のVRデバイスは高価で複雑、かつテクノロジーに対して強い関心のある人しか扱えないようなイメージがあったと思います。 しかし最近では、Apple Vision Proに代表されるような完全ワイヤレスのVRデバイスが登場してきており、一般の方でもVR技術を楽しむための土壌が整ってきています。 VRデバイスの軽量化・値下がり要因としては、スマートフォンの普及により、スマートフォンに搭載するための高輝度・高解像度な小型ディスプレイや小型プロセッサーが開発・量産された点が挙げられるでしょう。工業製品は基本的に適度に量産されると安価になる傾向があるためです。 スマートフォン登場以前はVR機器に用いるようなパーツが高価かつ大型だったために、VRヘッドセットのみで動作を行う製品の普及は困難でした。しかし、高性能な小型プロセッサーが量産され値下がりしたことにより、安価かつ軽量なVRヘッドセットが登場しています。 今後もさらなるVR技術の発展によって、エンターテインメント分野はもちろん、医療や学術研究など様々なジャンルへの普及が予想されます。 参照元:Oculus Quest 2 VRでのメタバース VR機器を用いた有名なメタバースとしては「VRChat」が挙げられるでしょう。VRChatは「VR」とついているものの、PCでも遊ぶことができます。VRChatではオリジナルのアバターを使い、独創的かつ自由な世界観を楽しむことができます。 VRChat上ではバーチャルマーケット(通称:Vket)が開催されることがあり、株式会社NTTドコモやバイクメーカーのヤマハ発動機株式会社が企業ブースへ出店したことがあります。ヤマハ発動機は同社が発売しているスーパースポーツバイク「YZF-R1」や、コンセプトモデルの「MOTOROiD(モトロイド)」の3Dモデルを展示し、まるで実車のようなシミュレーションができるバーチャル車両に搭乗することができました。 ゲームとしてのゴール設定や目的などはなく、純粋にメタバースのコミュニティとして機能しているため、メタバースが気になる方は一度チェックしてみると面白いかもしれませんね。 理由②:メタバースビジネスの広がり メタバースが注目される第二の理由として、メタバースビジネスの可能性が広がっていることが要因として挙げられます。 その証拠として、大手の企業が続々とメタバースの実現に向けて動きを見せています。 海外でメタバースへの動きが盛んなのはMeta(旧Facebook)です。 2021年8月19日にMetaからリリースされた「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ)」は、CGで作成された仮想空間上で会議やセミナーを開くことができるサービスで、同社はこのサービスを通してエンターテインメント以外の分野におけるVRの用途を示しました。 参照元:「Horizon Workrooms」を発表:リモートでの共同作業を再構築 いままでゲームのイメージが強かったVR。しかしMetaがこのような事例を作ったことで、今後は教育や医療、金融などのあらゆる業界での活用が始まる可能性があります。 日本の会社でメタバースに注力しているのは、スマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」を運営しているグリー株式会社や、バーチャルユーチューバー(VTuber)のアイドル事務所「ホロライブ」を運営するカバー株式会社です。 参照元:「REALITY」は世界で大きく成長する可能性がある -- グリーが狙うメタバース事業の勝算 参照元:新サービスの立ち上げと人材募集 この2社はエンターテインメント領域でのメタバースの活用に積極的で、特にグリー株式会社は今後の数年でメタバース事業に100億円規模の投資を行う予定のようです。 上記で取り上げた企業の他にも、多くの企業でメタバースへの実験的な取り組みが行われています。 テクノロジーが進んだ先に、多くの人々がバーチャル空間でコミュニケーションをとり、仕事を進め、コンテンツを楽しむ未来が実現するのかもしれません。 メタバース関連の企業動向は、今後も目が離せません。 理由③:NFTとの親和性の高さ メタバースが注目を集めている3つ目の理由は、NFTとの親和性の高さです。ブロックチェーンを活用したメタバースには、NFTの活用が不可欠です。 NFTとはNon-Fungible-Tokenの略で、日本語では「非代替性」トークンとも呼ばれます。NFTはブロックチェーン上に構築されるデジタルデータであり、暗号資産(仮想通貨)と同様に所有や譲渡に関する記録が改ざんされにくいという性質を持ちます。 これまでのデジタルデータは誰でも簡単にコピーが可能であり、それゆえに価値が付きませんでした。 しかしNFTであればブロックチェーンを活用することで当該データの「唯一性」が証明できます。端的に言えば、複製できないデジタルデータであるという証明ができるようになったのです。その結果、NFTが有する希少性や有用性に応じた価値が付くようになったのです。 NFTが暗号資産と異なるのは、データとして代替不可能であるという特徴を持っている点です。 例えば、Aさんが持っている1ビットコインとBさんが持っている1ビットコインは同等の価値であり、交換することができる「代替可能」なものです。 一方で、「代替不可能」とは、全く同じものが存在しない、例えば「金メダル選手の直筆サイン入りTシャツ」のような一点物であることを意味しています。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck メタバースゲームのアイテムはNFTとして売買できる このような特徴を持つNFTは、Coincheck NFTのようなマーケットプレイスを通じて売買することができます。 メタバースゲームで手に入るアイテムは、NFTとしてマーケットプレイスで販売することが可能です。つまり、ユーザーはNFTマーケットプレイスを利用することで、メタバースゲームで必要なアイテムを購入したり、逆にゲーム内で手に入れたアイテムを第三者に売却したりすることができるのです。 こうした関係性から、メタバースとNFTは非常に親和性が高いと言われており、昨今のNFTブームと連動するようにメタバースの注目度も急上昇しています。 Coincheck NFTはこちらへ メタバースのメリット メタバースを活用するメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。 仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる世界中の人とリアルタイムで繋がれるビジネスチャンスが広がる どのような内容なのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。 メリット①:仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる メタバースの1つ目のメリットは、仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる点です。 具体的な例として、現在コインチェックが『The Sandbox』上で開発・展開しているメタバース都市「OASIS TOKYO」を挙げてみましょう。 OASIS TOKYOは、コインチェックが保有する『The Sandbox』上の土地「LAND」に建設中の近未来都市です。メタバース上での活動を体験する機会を提供することや『The Sandbox』上でのコミュニティ活動の活性化を目的とし、2022年中に一般公開を予定しています。 『The Sandbox』のユーザーは、アバターを使ってOASIS TOKYO内に建設されている商店街や美術館、ライブハウスなどの施設を利用したり、他のユーザーやさまざまな分野のアーティストと交流をしたりして楽しむことができます。 OASIS TOKYOのように、デジタル空間で現実と同じようにショッピングやライブ鑑賞をしたり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりできるコンテンツが体験できるのは、メタバースならではの魅力です。 OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck メリット②:世界中の人とリアルタイムで繋がれる メタバースの2つ目のメリットは「場所にとらわれずに、いつ・どこでも世界中の人とコミュニケーションできる」という点です。 例えば前述の「VRChat」では、世界中のユーザーがゲーム内に作った世界にいつでも出入りでき、自由にコミュニケーションすることができます。 VRChatは、2022年1月1日には同時接続ユーザー数が42,000人を超えたほど人気のあるVRプラットフォームです。VRChatのように、PCとネット環境があればいつでも世界中の多くの人とコミュニケーションがとれるのも、メタバースの大きな魅力と言えるでしょう。 メリット③:ビジネスチャンスが広がる メタバースの3つ目のメリットは「ビジネスチャンスが広がる」という点です。 メタバースの普及にともない、さまざまな企業がビジネスチャンスを求めて市場に参入してきています。 The SandboxやVRChat Inc.のようなメタバースのプラットフォームを開発する企業、MetaやMicrosoftのようなVRオフィスサービスを提供する企業、GUCCIやNIKEのようなアパレルブランドなど、業種の壁を越えてさまざまな企業がメタバース市場に参入してきています。 カナダに拠点を置く市場調査会社「Precedence Research」は、メタバースの市場規模は2030年までに1兆6,071億ドル(約214兆円)に達し、2022年から2030年までのCAGR(年平均成長率)は50.74%になると予測しています。 こうした調査からも、今後さらに多くの企業がビジネスチャンスや収益源を求めてメタバース業界へ進出することが予想されます。 参考:Precedence Research「Metaverse Market Size to Surpass USD 1607.12 Billion by 2030」 メタバースの活用法(できること) メタバースには、以下のような活用法があります。 ゲームリモート会議ショッピング(バーチャルショップ・メタバースEC)イベント・ライブLAND(土地)婚活区役所での相談・申請手続き教育 それぞれ詳しく見ていきましょう。 活用法①:ゲーム メタバースの代表的な活用法としては、ゲームが挙げられます。 メタバースゲームの特徴としては、「三次元の仮想空間でリアリティと没入感のあるプレイを体験できる」、「大人数のユーザーが同時に参加できる」、「キャラクターやアイテムをNFTとして売買できる(売買できないゲームもある)」などがあります。 なお、メタバースゲームで有名なタイトルには以下のようなものがあります。 The SandboxDecentralandマインクラフトフォートナイトあつまれ どうぶつの森Second Life NFTゲームとは?既存ゲームとの違いとおすすめ5選、利益を出す方法も Coincheck 活用法②:リモート会議 引用:Meta「Horizon Workrooms」 メタバースは娯楽だけでなく、ビジネス分野でも活用されています。 例として、企業のリモート会議を挙げてみましょう。 メタバースを活用したリモート会議では、アバターを使用することで自宅にいながら同僚と同じ空間でミーティングすることが可能になります。さらに、VRヘッドセットを使用すればVR内で自分のパソコンを使用したり、バーチャルオフィスに設置されているホワイトボードにアイデアを書き込んで他のメンバーと共有したりすることができます。 このように、従来のビデオ会議では実現できなかった「臨場感のあるコミュニケーション」が行えるツールとして、企業の中にはメタバースを活用したリモート会議を採用するところが増えてきているようです。 活用法③:ショッピング(バーチャルショップ・メタバースEC) メタバースは、ショッピング分野でも活用されています。 ショッピングでの具体的な活用方法としては、主に以下の2つが挙げられます。 バーチャルショップメタバースEC バーチャルショップ バーチャルショップとは、VR技術を活用して3Dの仮想店舗を作り、ユーザーにWeb上でショッピング体験を提供するコンテンツを指します。 以下は、スウェーデン初の世界的ファッションブランド「H&M」がメタバース上に開店したバーチャルショップの画像です。ユーザーはあたかも実際の店舗に来店したかのように、仮想空間内にディスプレイされた商品を見て回ったり、購入したりすることができます。 引用:Twitter(@CEEK) H&Mの他にも、GUCCIやNIKEなどの大手ブランドも続々とバーチャルショップを開設しています。 メタバースEC メタバースECは、構築した3Dのショップを既存のメタバースショッピングモール上でオープンする方法を指します。 上の動画は、MetaVRseという海外の企業が開発中の「TheMall」というメタバースショッピングモールです。 現実の世界にも「ららぽーと」や「109」などの商業施設がありますが、Web上にある商業施設に仮想店舗を出店すると考えると、メタバースECの仕組みについてイメージしやすいかもしれません。 今後メタバースやVR技術がさらに発展していくのに伴って、TheMallのようなメタバースショッピングモールを開発・運営する企業の数も増加していくことが予想されます。 活用法④:イベント・ライブ メタバースは、イベントやライブなどでも活用されています。 下の動画は、人気シンガーソングライターの米津玄師さんが、2020年8月に『フォートナイト』というメタバースゲーム内で行ったライブの模様です。 このように、実在するミュージシャンがメタバース内でライブをしたり、企業がVRイベントを開催したりする事例は増えてきています。 活用法⑤:LAND(土地) メタバースのLAND(土地)とは、当該メタバース(プラットフォーム)が展開する空間の一部分(現実に沿った言い方をすれば区画)のことを指します。 空間の一部分がデジタルデータ(NFT)として、NFTマーケットプレイスなどで販売されています。 メタバースの土地の使い方は多岐に渡りますが、主な使い道としては以下の5通りが挙げられます。 限定のイベントに参加 メタバース上にてイベントを開催 自分の土地を貸し出す ガバナンスへの参加 広告塔に利用 LANDの特徴や使い道について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。 メタバース上の土地を購入する方法!メリットや使い道、選び方も徹底解説! Coincheck なお、コインチェックが運営する「Coincheck NFT」では、『The Sandbox』や『Otherside』などの人気NFTのLANDを取り扱っています。気になる方はぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。 Coincheck NFTはこちらへ 活用法⑥:婚活 引用:メタバース婚活協会 人口減や少子化対策の一環として、仮想空間上でアバターを使用して交流する「メタバース婚活」を実施する自治体が増えています。 元々、メタバース婚活は新型コロナにより出会いの機会が減ってしまった人たちのために開始されたサービスでした。しかし、アバターを使って交流するという斬新なスタイルや、自宅にいながら参加できる手軽さなどが好評を博し、コロナ禍が落ち着いた現在もメタバース婚活は一定の需要を保っているようです。 これまでに、山梨県北杜市や島根県出雲市などの自治体がメタバース婚活を実施し、カップルを成立させてきました。 活用法⑦:区役所での相談・申請手続き 引用:東京新聞 メタバースは、役所の相談対応業務のDX化にも利用されています。 2023年9月20日、東京都江戸川区は、自宅や職場にいながらメタバースで相談や申請手続きができる「メタバース区役所」を開設するための実証実験を始めました。 利用者は区のホームページから「メタバース区役所」に入り、建物内で職員が操作するアバターと音声会話やチャットを使ってやりとりを行います。なお、江戸川区はまず障害者福祉課から実証実験を行い、5年後を目処にすべての課に広げていくとしています。 活用法⑧:教育 引用:メタバース工学部 近年、新型コロナによる影響により教育のオンライン化が加速しています。その一環として、教育現場にメタバースを導入する機関や組織が増えてきています。 東京大学は、中高生や社会人を対象に、メタバースを通じて工学や情報を学べる「メタバース工学部」を設立しました。メタバース工学部は年齢、ジェンダー、立場、居住地などを問わず、すべての人々が最新の情報や工学の実践的スキルを獲得して夢を実現できる社会の実現を目指しています。 メタバースの始め方 メタバースに興味を持っている人の中には、「どうやって始めたらいいのかわからない…」という方もいらっしゃるかもしれません。 メタバースは、以下の3ステップで簡単に始められます。 ステップ①:メタバースサービスに登録するステップ②:暗号資産取引所に口座を開設するステップ③:MetaMaskをインストールする どのような内容なのか、ひとつずつ見ていきましょう。 ステップ①:メタバースサービスに登録する 最初に、目的のメタバースサービスに登録しましょう。 登録に必要な作業やものは、サービスによって異なります。例えば『The Sandbox』の場合、以下の2ステップで簡単にゲームを始めることができます。 アカウント作成 エディターのダウンロード The Sandboxの始め方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。 The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説 Coincheck ステップ②:暗号資産取引所に口座を開設する メタバースの中には、サービス利用料の支払いやアイテム(NFT)の売買などに暗号資産を利用するものが多くあります。そのため、そのようなメタバースを利用する際には、事前に暗号資産取引所に口座を開設しておく必要があります。 Coincheckでは、以下の2ステップで簡単に口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。 口座開設のやり方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら ステップ③:Metamaskをインストールする 暗号資産取引所での口座開設が終わったら、次は暗号資産を保管するためのウォレットを用意しましょう。 暗号資産のウォレットにはさまざまな種類がありますが、特に多くのユーザーに利用されていて知名度が高いのは、Webブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用できる「Metamask(メタマスク)」です。 MetaMaskは暗号資産だけでなく、メタバースゲームなどで手に入れたNFTも保管することも可能です。誰でも無料で使えるので、メタバースの利用を考えている方はぜひインストールしておきましょう。 なお、メタバースのやり方・始め方については以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。 メタバースのやり方・始め方!必要な機材やおすすめサービスを紹介 Coincheck メタバースのデメリット・リスク・注意点 メタバースには仮想世界の中で世界中の人と繋がれることや、今までになかったビジネスを創出できるなどのメリットがある一方で、利用するにあたって気をつけなくてはいけないデメリットやリスクも存在します。 総務省が2022年12月に発表した「メタバースにおけるサイバーセキュリティの検討について」では、VR(仮想現実)ソーシャルメタバースサービスを展開する場合に発生する可能性のある脅威として、以下の6つのタイプを挙げています。 なりすまし 改ざん 否認 情報漏洩 サービス拒否 権限昇格 それぞれどのような内容なのか、順番に解説していきます。 注意点①:なりすまし 攻撃者が正規の利用者のふりをしてサービスを利用する行為。総務省では「なりすまし」に該当する脅威の例として、認証情報の窃盗によるアバターの悪用と、ディープフェイクによる音声の偽装を挙げています。 注意点②:改ざん 悪意をもってデータを書き換える行為。具体的には、ワールド(空間)データや表示アセット、ユーザプロファイルデータの改ざんなどがあります。 注意点③:否認 サービス上での操作履歴などの隠滅により不正行為の証拠をなくし、攻撃者の特定をできなくする行為。具体的には、サービス内に保存されている行動履歴の改ざん、操作ログの改ざん、メッセージの改ざんなどによる否認が挙げられます。 注意点④:情報漏洩 秘匿すべき情報を窃取または暴露する行為。具体的には、アバターによる空間内の発言や行動の盗聴・盗撮が挙げられます。 注意点⑤:サービス拒否 サービスを止めて利用できなくする行為。具体的には、メタバースサービスそのものへの妨害や、パソコン・スマホやVR機器の破壊、無効化、表示妨害などがあります。 注意点⑥:権限昇格 管理者の権限を不正に奪い悪用する行為。具体的には、一般のプレイヤーのアカウントを不正な方法によって管理者に昇格し、通常では使用できない機能の使用を可能にする行為が挙げられます。 参照:「メタバースにおけるサイバーセキュリティの検討について」 メタバースに関するQ&A メタバースに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Q.メタバースとは何ですか? A.メタバースとは、「インターネット上に構築された三次元の仮想空間」です。 メタバースでは現実世界と同じようにさまざまな建物が立ち並び、ユーザーは自身の分身である「アバター」を使って、好みの服や靴、帽子などのアイテムを着用し、自由に空間内を散策したり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりして楽しむことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.メタバースのメリットは何ですか? A.メタバースのメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。 仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる 世界中の人とリアルタイムで繋がれる ビジネスチャンスが広がる 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.メタバースの活用法(できること)を教えてください。 A.メタバースには、以下のような活用法があります。 ゲーム リモート会議 ショッピング(バーチャルショップ・メタバースEC) イベント・ライブ LAND(土地) 婚活 区役所での相談・申請手続き 教育 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.メタバースの始め方は? A.メタバースは、以下の3ステップで簡単に始められます。 メタバースサービスに登録する 暗号資産取引所に口座を開設する MetaMaskをインストールする 詳しくはこちらをご覧ください。 NFTや暗号資産の購入はCoincheckがおすすめ 経済圏をもったメタバースが発展するには、NFTやブロックチェーンとの相互作用が重要になってくるでしょう。 そこで、NFTや暗号資産を取引したい場合は、「Coincheck NFT」がおすすめです。 コインチェックは国内初となる暗号資産交換業者が運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」を提供しています。 「Coincheck NFT」は、従来のNFT取引において課題となっていた、ネットワーク手数料(Gas代)の高騰や複雑な取引方法などの課題を解決したNFTマーケットプレイスです。 Coincheckの口座をお持ちの方はどなたでも、NFTの出品・購入・保管が可能であり、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料でご利用いただけます。 ぜひNFTや暗号資産の購入を検討されている方は、「Coincheck NFT」やCoincheckをご利用ください。 Coincheck NFTはこちらへ ※Coincheck NFTは、Coincehckの口座開設が完了している方のみ利用できます。口座開設がまだ完了していない場合はこちらをご覧ください。 執筆プリズム コインチェックで暗号資産デビュー。その後、メタバースゲーム「The Sandbox」の翻訳担当や暗号資産系メディアでのライター・リサーチャーとして活動を開始。現在もクリプト領域のリサーチを継続しつつ、暗号資産にまつわるデータ解析やオンチェーン分析も行っている。ネット文化全般に詳しい。 Twitter :@prism_cryptos

「株や債券などの伝統的な資産と、ビットコインは何が違うのか?」 「ビットコインは年内に10万ドルまで到達する?テーパリングやETF承認の動向は?」 上記テーマのもと、今回はマネックス証券 チーフ・ストラテジストで、「9割の負け組から脱出する投資の思考法」「2021年相場の論点」などの著者としても知られる広木隆さんに話を伺いました。 (※)本取材は2021年9月8日に行いました。 Coincheckの無料登録はこちら 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。 目次 株・債券とビットコインの違い ビットコインが「デジタル・ゴールド」と呼ばれるワケ ビットコインは投資分散効果を高める上で有効 企業によるビットコイン投資の動向 資産をトークン化して保有する企業は増えてくる ビットコインは年内に10万ドルを突破する? 現政権下でETFは承認される可能性が高い ビットコイン需要拡大の鍵は「エコフレンドリーなマイニング」への移行 ブロックチェーンは指数関数的に成長する「エクスポテンシャル・テクノロジー」 株・債券とビットコインの違い 広木さんはマネックス証券のチーフ・ストラテジストとして、株や債券など幅広い資産の分析をされています。株や債券などの伝統的な資産と比べて、ビットコイン(暗号資産)にはどのような違いがあるとお考えですか? 広木隆氏)株や債券とビットコインの最大の違いは、理論価格があるかどうかです。理論価格とは、現在の価格が適正かを判断するための指標のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。 たとえば株の場合、業績や保有資産などから株価の理論価格を算出することができます。そして、算出された理論価格より実際の株価が高ければ「割高」、安ければ「割安」という形で、現時点での価格の評価ができる。そこで割安という評価が出れば、投資家が株を購入する動機になります。 また、債券も株と同じように理論価格を求めることができます。通常の債券の場合はあらかじめクーポンなどが決まっているので、将来発生するキャッシュフローを正確に予測することが可能です。そして、将来のキャッシュフローを金利で割り引き現在価値に換算することで、理論価格を算出することができます。 これに対して、ビットコインには金利もなければ、当然ながら業績のようなものもありません。つまり、理論価格を算出するための材料が何もないので、マーケットで決まる価格が妥当なのかを誰も判断できないのです。この点が、両者の決定的な違いと言えるでしょう。 ビットコインが「デジタル・ゴールド」と呼ばれるワケ 広木隆氏)理論価格を算出できないという点では、暗号資産はコモディティの中のゴールド(金)と似ています。ゴールドにも金利や配当はつかないので、キャッシュフローは生まれません。先ほども申し上げたように、将来のキャッシュフローがなければ現在の価値に換算することができないため、ゴールドの理論価格も実質ないに等しいことになります。 ビットコインは「デジタル・ゴールド」と呼ばれることもありますが、金融資産としての性質は金と非常に近いと思います。 ビットコインは投資分散効果を高める上で有効 昨今の価格高騰を受けて、株や債券などの投資家の間でも暗号資産のプレゼンスは高まっているように思われます。暗号資産をポートフォリオに組み込むことに対して、広木さんはどのようにお考えですか? 広木隆氏)暗号資産をポートフォリオに組み込むことに対して、私は肯定的な立場です。「ビットコインを入れることで、分散効果が図れる」というのがその理由です。 以前からアセットオーナー(※)たちの間では、株や債券などの伝統的な資産だけではあまりポートフォリオが効率化されていないので、別のアセットクラスにも投資範囲を広げる動きが出ています。このように、伝統的な資産以外の資産クラスに投資することを、オルタナティブ・インベストメント(代替的投資)といいます。 つまり、今は伝統的な資産クラスの相関が高くなりすぎているので、株や債券だけをポートフォリオに組み込んでいても分散効果が得られない。このような問題に対処するために、投資家たちは不動産やコモディティなど別の資産クラスへ分散投資を始めているわけです。 そういう意味では、株や債券とはまったく異なる値動きをするビットコインは、非常に分散効果の高い資産ということができます。そのような特徴があるので、伝統的な資産に投資をしている人たちも、リスクヘッジとして3%程度は資産にビットコインを組み入れた方が良いと私は考えています。 (※)アセットオーナー…大きな資産を保有している人や法人。特に、年金基金などの巨大な基金を差す場合が多い。 企業によるビットコイン投資の動向 アメリカでは、昨年からMicroStrategy(マイクロストラテジー)やSquare(スクエア)のような一般企業がビットコイン投資を始めています。日本でも、今年の4月に東証一部上場のネクソンが1億ドル(約110億円)相当のビットコインを購入したことが話題になりました。 このような法人によるビットコイン投資の流れは、今後、広がっていくとお考えですか? 広木隆氏)企業がビットコインを資産の一部として保有するようになるには、まだ時間がかかると思います。 アメリカでは、フィデリティ・インベストメンツやゴールドマン・サックスなどの一部の機関投資家が暗号資産関連のサービスを始めているようですが、それでもまだ暗号資産を商品として扱っているところは限られています。 つまり、資産運用をするのがレゾンデートル(存在意義)である機関投資家でさえこれからだというのに、それを飛び越えて一般企業が積極的にビットコイン投資を始めるというのは考えにくいというのが私のスタンスです。 資産をトークン化して保有する企業は増えてくる 広木隆氏)ビットコイン投資を始める企業が増えるにはまだ時間がかかると思いますが、一方でインタンジブル・アセット(無形資産)のような形で暗号資産を保有する企業は増えてくる可能性が高いでしょう。 最近はブロックチェーン技術を活用することで、著作権などの無形財産をトークン化することができるNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)というものが注目を集めています。そして、実際に資産の一部をトークンとして計上している企業が増えてきている。私が所属しているマネックスグループもトークンを保有しており、バランスシートの中に暗号資産(トークン)というのが載っています。 無形資産には、著作権の他にも特許権、商標権、ソフトウェアなど実にさまざまなものが含まれます。その中の1つとしてトークンが計上される、もしくはすでに保有している財産をトークン化して管理する企業は今後さらに増えていくと思います。 ビットコインは年内に10万ドルを突破する? 現在(2021年9月8日時点)、ビットコインの価格は約4万7,000ドルです。海外のアナリストの中には年内に10万ドルを超えると予想する人もいますが、年末にかけて市場はどのように推移すると予想しますか? 広木隆氏)まず、時間的に考えて年内に10万ドルは届かないと思います。来年はわからないですが、少なくともあと4ヶ月でそこまで価格が上がるとは考えにくい。 ビットコインは今年の4月に6万4,000ドルを超えて過去最高値を更新しましたが、その背景には金融緩和がありました。コロナ対策のためにお金をたくさん刷って、その一部が暗号資産投資に使われたので価格が高騰したわけです。 しかし、当然ながらこの流れは永遠に続くわけではありません。今、アメリカではFRB(連邦準備理事会)がテーパリング(量的金融緩和の縮小)を近々実施するのではないかというニュースがありますが、これからは大量に刷ったお金を徐々に回収していくフェーズに移っていくことが考えられます。 ゴールドやビットコインなどのキャッシュフローを生まない資産は、金融緩和で金利が下がっているときには価格が上がりやすい。しかし、反対に金融引き締めで金利が上がるときには株や債券などの伝統的な資産に人気が集まりやすいので、金や暗号資産にとっては逆風になります。 つまり、これからは各国が金融引き締めを行い、金利が上がっていく。金利の上昇は暗号資産にとってはマイナス要因なので、ビットコインの価格はしばらく上がらない。このような認識で合っていますか? 広木隆氏)理論的にはそうなりますが、ビットコインの価格は理論だけでは決まりません。 たとえば、少し前にはイーロン・マスクがTwitterでビットコインに関して何か発言するだけで相場が乱高下することがありました。他にも、AmazonやPayPalなどの大企業や機関投資家が参入するという噂が流れるたびに、暗号資産の価格は大きく上昇しました。 このような形で、何かの報道がきっかけとなってビットコインの価格が高騰することは十分考えられます。ニュースの内容によっては、10万ドルとはいかなくても年内に6万~7万ドルまでは上昇する可能性はあるでしょう。 バイデン政権下でETFは承認される可能性が高い 広木隆氏)また、価格に影響を与えるという点では、アメリカでビットコインETFが承認されるかどうかも大きな問題です。アメリカでは、これまで何度もSEC(米国証券取引委員会)にビットコインETFの承認申請がされてきましたが、そのたびに却下されてきました。 しかし、バイデン政権下で新たにSEC長官に就任したゲーリー・ゲンスラーは、かつてMIT(マサチューセッツ工科大学)でブロックチェーンの研究をしていたという経歴があり、暗号資産に対して非常に精通しています。私の予想では、暗号資産に対して理解のあるゲンスラーの就任中に、ビットコインETFは承認される可能性が高い。そしてもしETFが承認されれば、恐らくビットコインの価格は飛躍的に上昇するでしょう。 ビットコイン需要拡大の鍵は「エコフレンドリーなマイニング」への移行 先ほどビットコインETFの話が出ましたが、それ以外で暗号資産の今後に影響を与えそうなニュースはありますか? 広木隆氏)今、世界中の企業の間でESG(※)というコンセプトが共通のテーマになっています。カーボンニュートラルや脱炭素といった言葉を、みなさんも最近よく耳にするのではないでしょうか。環境問題が深刻化する中、今はいかに環境や社会に配慮した取り組みをしているかで企業の評価が決まるような潮流が高まってきています。 そういう意味では、ビットコインはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)という莫大な電力を消費するマイニングを採用しており、以前から環境への負荷が問題視されています。 記憶に新しいところでは、今年の5月にテスラが自社で製造した電気自動車のビットコインでの購入を停止しましたが、その理由も「ビットコインのマイニングが大量の化石燃料を使用するため」という環境に配慮したものでした。 このような世界的な潮流がある中で、いかにクリーンなエネルギーを利用するマイニングに移行できるかが、今後ビットコインの需要が拡大していくかどうかのポイントになってくると思います。 (※)ESG…Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字を取って作られた造語。地球温暖化などの環境問題が深刻化する中、企業が長期的に成長していくためにはESGの観点を重視した企業活動を行う必要があるという考え方が世界中に広まっている。 ブロックチェーンは指数関数的に成長する「エクスポテンシャル・テクノロジー」 最後に、これから暗号資産の投資を始める方に向けて、アドバイスやメッセージがあればお願いします。 広木隆氏)ビットコインの価格は、長期的に見たら10万、20万、30万ドル…と天井知らずになる可能性がある。まず、そのポテンシャルを軽視するべきではないということはお伝えしておきたいと思います。 最初に、私は株や債券には理論価格があるがビットコインにはないという話をしました。つまり、株なら業績や企業価値などで大体適正な株価が出せるし、債券なら設定されている金利から現在価値に換算することができます。そして、こうした伝統的な資産は、価格が短期間に突拍子もない変動をすることは基本的にはありません。 ところが、ビットコインにはそうした計算の根拠となるものが何もないので、短期間で我々の想像を超えるような値動きをすることがよくあります。これに関しては、元々ほぼ無価値だったものが、たった十数年で6万ドルにまでなった事実が証明していると言えるでしょう。 少し話はそれますが、AI(人工知能)やVR(バーチャル・リアリティ)など、指数関数的に発展していくテクノロジーのことを「エクスポネンシャル・テクノロジー」といいます。人間はこれから起こる進化を直線的にしか考えられないけれど、実際のテクノロジーは指数関数的に成長する。つまり、人の感覚ではテクノロジーがどのように発展するかを予測できないということですね。例を挙げるなら、固定電話からスマートフォンへの進化を考えるとわかりやすいでしょう。 そういう意味では、ブロックチェーンやそれに関連するNFTなどの最新技術も、今後5年10年でとんでもない進化を遂げることが予想されます。そしてブロックチェーンが広く社会に普及したときに、その技術の代名詞的な存在であるビットコインの価値を多くの人々が認めるようになれば、10万20万と言わず、100万ドルまで価格が上がっても何も不思議ではありません。 ビットコインというものはそのくらい大きな可能性を秘めているということを、これから暗号資産投資を始める方々にはお伝えしたいと思います。 プロフィール 広木 隆 マネックス証券株式会社 専門役員 チーフ・ストラテジスト 上智大学外国語学部卒。神戸大学大学院・経済学研究科後期博士課程修了。博士(経済学)。マーケットに携わって30年超、うちバイサイドの経験が20年。国内銀行系投資顧問、外資系運用会社、ヘッジファンドなど様々な運用機関でファンドマネージャー等を歴任。 2010年より現職。青山学院大学大学院・国際マネジメント研究科(MBA)非常勤講師。 テレビ東京「ニュースモーニングサテライト」、BSテレビ東京「日経プラス9」等のレギュラーコメンテーターを務めるなどメディアへの出演も多数。 マネックス証券オウンドメディア「マネクリ」でレポート等が閲覧可能。 著書: 「ストラテジストにさよならを 21世紀の株式投資論」(ゲーテビジネス新書) 「9割の負け組から脱出する投資の思考法」(ダイヤモンド社) 「勝てるROE投資術」(日本経済新聞出版社) 「ROEを超える企業価値創造」(日本経済新聞出版社)(共著) 「2021年相場の論点」(日本経済新聞出版社) ※ 記事内の発言は個人的な見解であり、当社の公式見解を示すものではありません。

「パレットトークン」(Palette Token / PLT)は、エンターテインメント領域に特化したNFTプラットフォーム「パレット(Palette)」で利用される暗号資産(仮想通貨)です。 国内初のIEO(Initial Exchange Offering)による資金調達を行い話題になりました。 今回の記事では パレットトークンの特徴 パレットトークンの今後・将来性 IEOのロードマップ パレットトークンの購入方法 について詳しく解説します。 この記事が「パレットトークン」を購入するための参考情報として役立てば幸いです。 なおパレットトークンの最新価格は以下チャートから確認することができます。 PLTJPY 目次 パレットトークン(Palette Token / PLT)とは 次世代ブロックチェーンプラットフォーム「Palette(パレット)」 パレットトークンの今後・将来性に期待がもてる4つの理由 ①クロスチェーン技術を採用している ②ユーティリティ性が高い ③他社サービスへの採用 ④NFT銘柄/メタバース銘柄 国内初のIEO!目的とロードマップ 今回のIEOの目的 今回のIEOのロードマップ パレットトークンの購入方法 購入方法①IEOに参加する 購入方法②取引所で購入する まとめ パレットトークン(Palette Token / PLT)とは パレットトークンは、エンターテインメント領域に特化したNFTプラットフォーム「パレット」で利用される暗号資産です。 パレットトークンは、NFT(Non-Fungible Token)市場の拡大に伴って顕在している3つの課題の解決を目指しています。 1つ目は、スケーラビリティ問題です。 スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーン上で起こる渋滞のことです。取引量が増えることで発生し、承認時間が長くかかってしまうなどの障害を伴います。 2つ目は、ガス代問題です。 ガス代問題は、イーサリアムネットワークの混雑に伴って、手数料(ガス代)が高騰する問題です。1つ目に挙げた、スケーラビリティ問題の弊害として発生します。 3つ目は、著作権問題です。 NFTを用いたサービスを提供する際、コンテンツの著作権上NFTを一定の制限下で流通させないといけないケースがあります。しかし、現状ではこの場合の管理が困難となっています。 以上3つの課題の解決を目指して、「パレットトークン」がつくられました。 パレットトークンは、パレット上での投票やNFT発行手数料、さらにはNFTを購入する際の通貨単位などに使用されます。 次世代ブロックチェーンプラットフォーム「Palette(パレット)」 出典元:HashPalette 公式HP 「パレット」とは、複数企業によって構成されるPalette Consortium(パレットコンソーシアム)が運営するデジタルアイテムを発⾏・管理・流通するためのブロックチェーンネットワークです。 NFTは、これまで唯一性や所有権の観点から、デジタル上での価値を認めにくい、マンガ・アニメ・スポーツ・音楽といったエンターテイメント領域のコンテンツから、新たな価値を引き出すポテンシャルを秘めています。 パレットでは、独⾃のブロックチェーンであるパレットチェーン (Palette Chain)上でデジタルアイテムをNFTとして取り扱うことができます。 パレットを使うことで、NFTの発行・配布・流通を全て透明性の高いパレットチェーン上で簡単に行うことが可能です。 出典元:HashPalette ホワイトペーパー パレットトークンの今後・将来性に期待がもてる4つの理由 パレットは、日本が誇るコンテンツ産業のデジタル化を支えるプラットフォームを目指しています。 使用されるパレットトークンは、現在のNFT市場に顕在している課題の解決を目的とする、非常に期待のもてる暗号資産であると言えます。 今後・将来性に期待がもてる理由を、詳しく見ていきましょう。 ①クロスチェーン技術を採用している②ユーティリティ性が高い③他社サービスへの採用④NFT銘柄/メタバース銘柄 ①クロスチェーン技術を採用している パレットチェーンは、イーサリアムとは異なるブロックチェーンです。その状態のままであると、それぞれのブロックチェーン上で発行されたNFTは別のものになってしまいます。 そこで、パレットは「クロスチェーン技術」を採用しています。 クロスチェーン技術とは、ブロックチェーン同⼠の相互運⽤性を実現する技術を指します。この技術を採用することで、チェーンデータの信頼性・セキュリティ・トランザクションの問題などを解決しながらも、安全で使いやすい効率的なクロスチェーンシステムを実現しています。 クロスチェーン技術を用いることで、ユーザーはパレットチェーン上に構築された取引プラットフォームでNFTの⼀次・⼆次流通サービスを受けるだけでなく、イーサリアム上にNFTを移動し、OpenSeaなどのイーサリアム上のNFTマーケットプレイスで取引を⾏うことも可能となります。 出典元:HashPalette ホワイトペーパー NFTの魅⼒の1つとして、あるアプリケーションの中で発⾏・販売されたデジタルアイテムであっても、ブロックチェーンを介してサービス内に留まらずに広く流通させることが可能です。 日本の豊富なコンテンツ領域をクロスチェーンでNFT化することで、日本のNFT市場の発展に貢献するポテンシャルを、パレットは秘めています。 そして、パレット経済圏が大きくなればなるほど、パレットトークンの需要も高まると言えます。 ②ユーティリティ性が高い 出典元:HashPalette ホワイトペーパー パレットでは、パレットチェーン上で行われる承認や取引を全て「パレットトークン」を通して行います。 そのため、パレットトークンはとてもユーティリティ性が高い暗号資産になっています。 さらに、パレットエコシステムに参加するコンテンツホルダーは、パレットチェーン上でNFTを活用した独自のアプリケーションを構築することが可能です。 今後、さらなるユーティリティが追加される可能性もパレットトークンは秘めています。 この高いユーティリティ性も、パレットトークンの今後に期待がもてる理由の一つです。 ③他社サービスへの採用 パレットの技術が他社サービスに採用されることで、パレットトークンの価格変動に影響を与える可能性があります。 2021年11月4日、パレットの技術がNFTマーケットプレイスの「studio 15 market for NFT」に採用されたことが分かりました。 上記の発表を受けて、パレットトークン価格は大きく上昇しました。 11月4日の始値は1パレットトークンが46.5990円でしたが、採用が発表されてから高値の1パレットトークン58.8000円をつけ、一時的に約25%の価格上昇を記録しました。 パレットトークンの値動きを閲覧したい場合は、Coincheckサイト内の「パレットトークン/円(PLT/JPY)のリアルタイムチャート(相場)・レート(価格)」 をご覧ください。 「studio 15 market for NFT」とは、国内初となるTikTokクリエイターによるNFTマーケットプレイスです。 PLTを用いてNFTを購入できる第一弾のマーケットプレイスとなる予定であり、マーケット上ではクリエイターの作成した現物資産に交換可能なNFTが出品されます。 世に羽ばたくTikTokクリエイターのNFTを扱うことでクリエイターの応援を実現可能とし、早期に応援した購入者側も経済的なリターンが得られるようなマーケットプレイスとしていくことをコンセプトとしています。 TikTok公認のMCN(マルチチャンネルネットワーク※)を運営するstudio15株式会社が立ち上げるNFTマーケットプレイスという特徴から、今後はstudio15所属のTikTokクリエイターを中心としたNFTが順次展開されていく予定です。 ちなみにマルチチャンネルネットワークとは、SNSなどで活躍するクリエイターやインフルエンサーの活動を総合的にサポートする組織や企業のことです。 パレットがより多くの他社サービスに採用されることで認知度や信用力が向上し、パレットトークンのさらなる価格上昇が期待できます。 参照元:PRTIMES「国内初の人気TikTokクリエイターによるNFTマーケット「studio 15 market for NFTの技術基盤に「Palette」が採用」 ④NFT銘柄/メタバース銘柄 NFT市場は2021年に急拡大を見せ、NFTに関するプロジェクトが数多く立ち上がっています。 2021年3月22日には、ツイッターのCEOであるジャック・ドーシー氏の初めてのツイートがNFT化され、約3億円もの金額で落札されました。 パレットはNFTに関連する技術なので、今後のNFTの盛り上がりがパレットトークンの価格変動に寄与する可能性があります。 さらにNFTと関連するキーワードとして、「メタバース」があります。 メタバースは一言でいうと、「インターネット上に存在する経済圏を持った仮想空間」を指します。メタバース上で行われる経済活動において、NFTの技術が使用される可能性は非常に高いです。 メタバースに関する詳細を知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。 今話題のメタバースをまるっと解説!活用事例や注目のワケ Coincheck 国内初のIEO!目的とロードマップ パレットトークンは、国内初となるIEOの対象銘柄として話題になりました。 「IEO(Initial Exchange Offering)」とは、トークン発行によるコミュニティの形成・強化や資金調達を暗号資産取引所が支援するものです。 企業やプロジェクト等の発行体がユーティリティ・トークンを電子的に発行することで資金調達を行う仕組みであるICO(Initial Coin Offering)の中でも、暗号資産取引所が主体となって発行体のトークンの販売を行うモデルのことを指します。 日本でももうすぐ始まる?ICOに代わる「IEO」のメリット Coincheck 今回のIEOの目的 今回のIEOの目的は、マンガ・アニメ、スポーツ、音楽をはじめとする日本の文化コンテンツの更なる発展を目指すことです。 パレットコンソーシアムの構成企業であるHashPalette社において、ユーティリティ性を有する「パレットトークン」の発行を行い、Coincheckにて販売を行います。 発行・販売されたトークンは、マンガ・アニメ、スポーツ、音楽をはじめとするコンテンツのためのブロックチェーンプラットフォームである「パレット」内で利用されます。 今回のIEOのロードマップ IEOのスケジュールは以下(※)のようになっています。 7月 1日 12:00 購入申し込み開始 7月15日 18:00 購入申し込み終了 7月20日から順次 抽選およびパレットトークン受け渡し 7月29日 12:00 取引所においてパレットトークンの取り扱い開始 パレットトークンは、トークンセール時に全量(1,000,000,000 PLT)の発行が完了しています。 今回のIEOでは、そのうち23%にあたる230,000,000 PLTが販売され、市場で流通します。 出典元:HashPalette ホワイトペーパー 上図のうち、「チーム自己保有」「エコシステム報酬」には ロックアップが設定されています。 そして、6年を目途に全てのトークンのロックアップが段階的に解除され、全量の1,000,000,000PLTの流通が完了します。 出典元:HashPalette ホワイトペーパー パレットトークンの購入方法 パレットトークンの購入方法は、2つあります。 IEOに参加する 取引所で購入する それぞれ詳しく見ていきましょう。 ※当社からPLTを送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 購入方法①IEOに参加する パレットトークンは、IEOに参加することで購入(※)ができます。 ※2021/7/15 18:00に購入申し込みは終了いたしました。 今回のIEOは、調達目標金額である9億3,150万円を突破したため、抽選での販売となりました。 購入方法②取引所で購入する パレットトークンは、Coincheck取引所で購入することができます。 Coincheck取引所での売買は、ブラウザから利用することができます。取引所での購入方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。 Coincheck取引所の使い方!パレットトークン(PLT)の売買方法を解説! Coincheck まとめ 今回の記事では、パレットトークンの今後・将来性や購入方法を紹介いたしました。 まだまだ発展の余地があるNFT市場に貢献する可能性があるパレットトークン。 IEO実施後には、メインネットが正式にローンチされ、ロードマップに沿って開発が進められます。 出典元:HashPalette ホワイトペーパー 今後、「パレット」により多くのコンテンツ企業が参加することで、「パレットトークン」の価格変動に影響する可能性があります。 そのため、HashPaletteの最新情報には注目しておきましょう。公式HPから登録することができるメールマガジンや、公式Twitterは要チェックです。 出典元:HashPalet 公式HP 出典元:HashPalette 公式Twitter この記事が、パレットトークンを購入する参考情報として役に立てば幸いです。

2024-04-04NFT

デジタルアートとは、「PCやタブレットなどのデジタルデバイスを使ってアート作品をつくること、またはそのようにしてつくられたアート作品」を指します。 NFT(Non-Fungible Token)の盛り上がりに連動するように、暗号資産の世界では今このデジタルアートが大きな注目を集めています。 そこで今回は、デジタルアートに興味をお持ちの方に向けて、 デジタルアートとは何かなぜデジタルアートが注目されるのか?デジタルアートの注目作・注目作家資産としてのデジタルアート について解説していきます。 最後まで読めば、デジタルアートとは何か、その価値や魅力を理解することができるでしょう。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 デジタルアートとは デジタルアートとは何か? デジタルアートの種類 「デジタルアート」と「NFTアート」 なぜデジタルアートが注目されるのか? NFTによってデジタルデータの“所有”が証明されるようになった 落札額75億円!高額取引されるNFTアート 村上隆など著名アーティストも参入 デジタルアートの注目作・注目作家 資産としてのデジタルアート デジタルアートを購入・所有するメリット デジタルアートを購入・所有する注意点 デジタルアートを売買できるプラットフォーム まとめ デジタルアートとは そもそも近年注目を集める「デジタルアート」とはどんなものでしょうか? その定義や種類などを、あらためて理解しておきましょう。 デジタルアートとは何か? 「デジタルアート」を端的に説明すると、「PCやタブレットなどのデジタルデバイスを使ってアート作品をつくること、またはそのようにしてつくられたアート作品」を指します。 伝統的な絵画や彫刻などとは異なり、コンピュータやビデオなどの新たな技術を利用してつくり出される芸術作品を「メディアアート」と呼びますが、デジタルアートもその一環です。 デジタルアートには、すべてコンピュータ上でゼロから作成されるものもあれば、写真など既存の素材を加工したものなども含まれます。 また、イラストや絵画だけでなく、動画、ゲーム、音楽などのジャンルでも作品が展開されています。 デジタルアートの種類 デジタルアートと呼ばれる作品は多種多様で、特にコンピュータグラフィックス(CG)など、コンピュータを使って作られたアート作品はほとんどがデジタルアートに含まれるとみていいでしょう。 主なデジタルアートには、以下のようなものがあります。 ◎デジタルイラストレーション:デジタルツールで描かれたイラスト作品 ◎デジタル絵画:水彩や油彩などのアナログな絵画の手法をコンピュータ上に応用して描かれた絵画 ◎デジタル写真:フォトレタッチ:デジタルカメラで撮影された写真や、それをコンピュータ上で加工した作品 ◎VFX(視覚効果):映像作品にCGなどを合成・加工する技術 ◎ゲームデザイン:コンピュータゲームのデザイン ◎電子音楽:電子楽器を用いてつくられた音楽 ◎プロジェクションマッピング:建物など立体物にCGを投影する技術 ◎アルゴリズムアート:コンピュータプログラムのアルゴリズムのみによって生成された作品 上掲のように、非常に高度な技術を用いて生み出されるデジタルアートですが、最近ではデジタルアート向けのソフトウエアやデジタルツールが手軽に入手できるようになり、「お絵かきソフト」などを使ってイラストを描くのを趣味にする人も増えています。 デジタル技術の発展に伴って、デジタルアートも今後ますます多様化、一般化することでしょう。 以下の記事ではアルゴリズムによって生成されたジェネラティブアートを主に扱うプラットフォーム「Art Blocks(アートブロックス)」について解説しています。気になる方はぜひ合わせてご覧ください。 Art Blocks(アートブロックス)の特徴・購入方法|新タイプNFTアートの魅力とは Coincheck 「デジタルアート」と「NFTアート」 デジタルアートの世界で最近注目を集めているのが、「NFTアート」です。 「NFT」とは、「Non Fungible Token」の略語で、日本語にすると「代替不可トークン」「非代替性トークン」と呼ばれます。主にイーサリアムのブロックチェーン上で発行される代替不可能なトークンのことです。その最大の特徴は、名前の示す通り「替えのきかない、唯一無二のものであること」です。 通常の通貨や仮想通貨は、同じ種類・同じ価値のものであれば代替が可能ですよね。たとえば100円玉をほかの100円玉と交換したり、1ビットコインを別の1ビットコインと交換しても、価値も使い道も変わりません。 一方NFT技術は、「代替不可能」という性質があるために、ゲーム内で独自の価値を持つキャラクターを生み出したり、会員権や不動産などの所有権証明に利用されたりと活用の幅が広がっています。 この「代替不可能」という特性が、デジタルアートの世界にも革新をもたらしたのです。 というのも、従来のデジタルアートはアナログな芸術作品に比べて価値の低いものとみなされがちでした。その大きな理由として、「データであるため、まったく同じ複製を無限に生成できる」ということがありました。 芸術作品の価値を支える要因のひとつとして、「唯一性」が重視されてきたからです。1点しかない「本物」だからこそ価値がある、というわけです。 ですが、NFTの登場によって、デジタルアートにも唯一性をもたせることができるようになりました。NFTとデジタルアートを紐づけることで、その作品が唯一無二の本物であることを証明できるからです。つまり、アートと紐づいたNFTを所有している人は、その作品の唯一の所有者になれるのです。 もしそのデジタルアートが多数複製されたり、WEB上で世界中に公開されたりしても、NFTによって「1点しかない本物」であると保証されたオリジナル版を所有することには、たとえば本物のモナ・リザを所有するのと同様の意味があるというわけです。 このように、アートとNFTを紐づけたものを「NFTアート」と呼び、これによりデジタルアートの価値が一気に高まりました。市場での売買も活発化し、億単位の高額で取引される作品も出てくるなど、ますます注目を集めているのが現状です。 【初心者向け】NFTアートとは?作り方や販売・購入方法を解説 Coincheck なぜデジタルアートが注目されるのか? デジタルアートとは何か、イメージがつかめたかと思います。 では、なぜいまデジタルアートが注目されるのでしょうか?その理由をいくつか掘り下げてみましょう。 NFTによってデジタルデータの“所有”が証明されるようになった まず第一に、 『「デジタルアート」と「NFTアート」』でも説明したように、NFTの登場によってデジタルデータに唯一性が付加され、それを持っている人の「所有」が保証されるようになったことが大きいでしょう。 今までは、デジタルアートを公開すると、簡単に複製・拡散される恐れがありました。コピーとオリジナルの判別ができない場合が多く、曖昧だったのです。 しかし「NFTアート」であれば、NFTの持つ「非代替性」によりオリジナル作品の証明ができるようになり、アート作品として所有する意味も生じました。 最近では、NFTアートを集めたオンラインミュージアムが誕生するなど、作品に接するチャンネルも増えています。 参考:Crypto art town 落札額75億円!高額取引されるNFTアート NFTによってデジタルアートの価値が高まったことは前述しましたが、その最たる例が、2021年3月に話題を集めました。 サザビーズと並ぶ2大オークションハウスのひとつ・クリスティーズで、アメリカ人アーティスト・Beeple(ビープル)のNFTアートのデジタルコラージュが出品され、約75億円という高額で落札されたのです。 実際に落札されたのは、作品のJPGファイルです。しかし、これに所有を示すトークン=NFTが紐づいていることで、高額取引が可能になりました。 最近では、デジタルアートを専門に扱うオンラインギャラリーなども誕生し、WEB上でのアートの売買が盛り上がりを見せています。 村上隆など著名アーティストも参入 NFTアートをはじめとするデジタルアートが新しい展開を見せるにつれ、既存の人気アーティストもこの分野に興味を示しはじめています。 2021年3月には、現代アーティストの村上隆が、NFTマーケットプレイス「OpenSea」にはじめて制作したNFTアート作品を出品しました。 同月、タレントとしても活動するVRアーティスト・せきぐちあいみが同じく「OpenSea」に出品した作品は、日本人アーティストとしてそれまでで最高額の約1,300万円で落札されています。 海外の著名アーティストも、新たにNFTアートに挑戦したり、既存の作品をNFTアートとして展開していて、今後はデジタルアート全体の質向上にも期待が集まります。 デジタルアートの注目作・注目作家 このように注目度の高まりをみせるデジタルアート界ですが、現状はどのようになっているのでしょうか? 注目作や話題作、人気のアーティストなどを紹介することで、デジタルアートの魅力に迫っていきましょう。 まず、デジタルアート最大の注目作といえば、やはり前述したアメリカ人アーティスト・Beepleの「Everydays: The First 5,000 Days(毎日 最初の5000日間)」でしょう。 約75億円で落札されたこの作品は、13年以上かけて1日1枚ずつ・計5000枚の画像をコラージュしたものです。中にはトランプ前大統領やコロナウィルスなど、世相を反映するモチーフもあり、作者独自の視点で切り取られた時代の移り変わりを目の当たりにできるのも見どころです。 ◎BEEPLE公式サイト 高値がついた例としては、Hashmasks(ハッシュマスク)の作品も話題になりました。 Hashmasksは世界中の約70人の参加するアートプロジェクトで、デジタルアート作品1万6,000点以上を発表し、すべて完売しています。中には約6,900万円で売れた作品もありました。 ◎Hashmasks公式サイト 現代アートの大スター、ダミアン・ハーストなどもデジタルアートに乗り出しています。 2021年2月には、日本の企業が運営するアート作品の共同保有・売買プラットフォーム「STRAYM(ストレイム)」にて、「The Dead(Chocolate Oriental Gold Skull)」という作品を販売しました。 ◎Damien Hirst公式サイト 日本でもデジタルアートは盛んで、むしろ「日本人がデジタルアートで世界をリードしている」と言われるほどです。 中でも日本でのデジタルアートの先駆者であり、もっとも有名な存在といえば、プロジェクションマッピングで知られるデジタルコンテンツ制作集団・teamLab(チームラボ)でしょう。 東京・パレットタウンの「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」のほかに、シンガポール、ドバイ、マカオ、愛知、福岡にデジタルアートの常設展を持ち、人気を集めています。 ◎teamLab(チームラボ)公式サイト Generativemasksは、2021年8月にクリエイティブコーダーの高尾俊介氏らが開始したジェネラティブアートのNFTプロジェクトです。 アルゴリズムによってリロードするたびに配色の異なるマスクが自動的に生成される仕組みとなっています。 ◎Generativemasks 公式サイト また、電子音楽作曲家で現代アーティストでもある池田亮司は、音とデジタルイメージ、パフォーマンスなどを融合させた独自のライブ、インスタレーションを世界中で展開しています。 ◎池田亮司 公式サイト 前述のせきぐちあいみの1,300万円で落札された「Alternate dimension 幻想絢爛」という作品は、「VRSQUARE」で配信されていて、WEB上で閲覧することができます。 ◎せきぐちあいみ公式サイト 「YouTuberから世界的VRアーティストへ」せきぐちあいみさんに聞くNFT・メタバースの魅力 Coincheck かわったところでは、書道家の武田早雲が書をNFTアートとして販売しはじめました。最初の作品「SCAM退散」は、すでに137万円で売れています。 ◎Crypto双雲 2021年に入ってから、各界の有名アーティストたちがデジタルアート・NFTアートに参加したり、作品販売を始めたりする動きが目立ってきたようです。 この流れは今後ますます加速すると思われますので、期待しましょう。 資産としてのデジタルアート さて、ここまでは芸術作品としてのデジタルアートについて解説してきました。 が、他方では、NFTの登場でデジタルアートの価値が飛躍的に高まったことを踏まえて、これらの作品に資産や投資対象としての価値を見出す人たちも出てきました。 そこでこの章では、資産としてのデジタルアートにフォーカスしてみましょう。 デジタルアートを購入・所有するメリット デジタルアートを資産と考えた場合、従来のアナログアートに比べて、どんなメリットがあるのでしょうか? それは、主に以下のような点です。 オンライン上で売買ができる デジタルアートはデータです。そのため、オークションハウスやギャラリーに出かけなくても、自宅で気軽に売買することができます。 特に、新型コロナウイルスの影響で外出が難しい昨今は、アナログアートよりデジタルアートのほうが売買しやすいというメリットがあります。 NFTには取引履歴が残る NFTは、デジタルアートを「一点もの」の芸術作品として保証するだけでなく、取引履歴を記録するという機能ももっています。 いつ誰が保有していたかが明確にわかるので、安心して取引できます。著名なギャラリーや投資家が所有していたことが分かれば、作品の価値と自分の目利きにも確信が持てるでしょう。 自慢のアート作品をWEB上で広く公開できる コレクターの多くは、自分の愛憎品を人に見せて自慢したい、という気持ちをもつものです。ただ、いままでデジタルアートをWEB上に公開すると、コピーされて多くの人に共有されてしまうリスクがありました。 が、NFTアートならオリジナルが識別できるため、まったく同じものはつくれません。もしオンラインギャラリーなどを通じて自慢の作品を世界中に公開しても、オリジナルの価値は失われないのです。 また、公開することで作品が知られて人気が高まれば、さらに作品の価値が高まるかもしれません。 デジタルアートを購入・所有する注意点 一方で、デジタルアートを売買するには、リスクやデメリットもあります。以下の点には注意してください。 売買できるプラットフォームは海外の運営が多い 現在、NFTアートを売買できるプラットフォームやマーケットプレイスは、その多くが海外企業の運営です。 そのためサイトは英語表記、取引も英語でしなければならない場合が多く、英語が得意でない人には難しいかもしれません。 詐欺や不正の恐れがある デジタルアートはウェブ上で売買されるため、その際に厳密な本人確認をするのが難しいのが難点です。 そのため、他の人の作品をコピーしたものを自分の作品だとして売ったり、別人に成りすまして取引するなどの詐欺が起こりやすいといえます。 また、NFTは誕生からまだ歴史が浅いので、法整備が十分ではありません。そのため、マネーロンダリングなどの不正に利用される恐れもあります。 売買の際には、こういった犯罪や不正に巻き込まれないようくれぐれも注意が必要です。 デジタルアートを売買できるプラットフォーム では実際に、デジタルアートの売買はどこでできるのでしょうか? 現在利用できる主なプラットフォーム、マーケットプレイスをいくつか紹介しておきましょう。 Coincheck NFT Coincheck NFTは国内初となる、暗号資産交換業者が運営するユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引ができるマーケットプレイスです。 Coincheckの口座をお持ちの方はどなたでも、NFTの出品・購入・保管が可能であり、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料です。 Coincheck NFTでは2022年2月24日(木)より、『TOMO KOIZUMI』デザインのバーチャルドレス(NFT)6作品を販売しています。他にも、『Generativemasks』や『Art Blocks』などのジェネラティブアートを取り扱っています。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ OpenSea NFTマーケットとしては最大で、Beepleや村上隆、せきぐちあいみなども参加しています。 人気アーティストが多いため、売買に参加する人も多く、比較的低価格で購入できる作品もあります。 操作性もわかりやすいので、初心者向けのプラットフォームといえるでしょう。 OpenSea公式サイト Nifty Gateway 同じく大手のNFTマーケットプレイスであると同時に、アーティストや著名人とパートナーシップを結んで作品を送り出すプロデューサー的な役割ももっているプラットフォームです。 Beepleも出品していて、高価な作品だけでなく、1ドルから抽選に参加できる企画なども行っています。 Nifty Gateway公式サイト SuperRare 2018年の立ち上げ以来、急速にアート作品の取引を延ばしているプラットフォームです。 取り扱う作品は厳正にキュレーションされ、審査に通過したアーティストの作品のみが販売される仕組みなので、作品の質を重視する人向けといえそうです。 SuperRare公式サイト まとめ いかがでしたか? デジタルアートについて、よく理解できたかと思います。 ではあらためて、記事の要点をまとめてみましょう。 ◎デジタルアートとは、「コンピュータなどのデジタルデバイスを使ってアート作品をつくること、またはそのようにしてつくられたアート作品」 ◎デジタルアートの種類としては、  ・デジタルイラストレーション  ・デジタル絵画  ・デジタル写真、フォトレタッチ  ・VFX(視覚効果)  ・ゲームデザイン  ・電子音楽  ・プロジェクションマッピング  ・アルゴリズムアート     など ◎「NFT」=「非代替性トークン」によってデジタルアートに一点ものとしての価値が生まれた この記事で、あなたもデジタルアートの世界に一歩踏み出せるよう願っています!