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Coincheck Column
コインチェックコラム

仮想通貨を始めてみたいけれども「難しそう」や「何から手をつけていいのか分からない」という方は多いと思います。ですが、実は仮想通貨はポイントを押さえておくことで、簡単に取引を行うことができます。 仮想通貨を始めたばかりの人は、『どの順番で何をすればよいのか?』という、手続きが分からない方も多いかと思います。そこで今回は、仮想通貨の簡単な取引方法について解説していきたいと思います。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 そもそも仮想通貨とは? 仮想通貨の価値を守るブロックチェーン技術とは? 仮想通貨取引の簡単な始め方 まずは国内取引所に口座(ウォレット)を作る 仮想通貨 = ビットコイン(BTC)? 時価総額の高い代表的な3つの仮想通貨 ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) リップル(XRP) 仮想通貨は少額から購入が可能 セキュリティ対策は自分でもしっかりと行う 1. 2段階認証 2. メールアドレスとログインパスワードに気を付ける 資産を分散管理しておくことも大切 仮想通貨の簡単な取引方法に関するまとめ そもそも仮想通貨とは? 仮想通貨は、インターネット上で取引される通貨で「デジタル通貨」や「暗号通貨」とも呼ばれています。ちなみに、日常私たちが生活で使っている、日本円などの通貨は「法定通貨」と呼びます。 デジタル通貨と聞くとWAONやSUICAなどの電子マネーを思うかべる方も多いと思いますが、仮想通貨は電子マネーとは異なり、仮想通貨には取引を行う「取引所」というものが存在します。 その取引所で「円」や「ドル」を仮想通貨に交換することが可能になっています。 円やドルなどの法定通貨は、その国々で紙幣や通貨を発行、管理することでお金の価値を保っていますが、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨は、その種類によっては「管理者が存在しない」という特徴を持っています。 それでは、どうやって価値を保っているのかというと、その一つは「仮想通貨のブロックチェーン技術」になります。 仮想通貨の価値を守るブロックチェーン技術とは? ブロックチェーンは、簡単に言うと「みんなが見れる台帳」です。 仮想通貨の取引で『AさんがBさんに送りました』という情報をいくつかまとめたものを「ブロック」と呼んでます。それを鎖のように繋いでいくので、ブロックチェーンといわれています。 ブロックチェーンの情報は、世界中にある「ノード(仮想通貨のネットワークに接続している全ての通信機器)」が保管しています。ブロックチェーンの情報を保管しているノードに不具合が生じても、他のノードに記録されているため、ブロックチェーンの情報が完全に失われることはありません。 このようにブロックチェーンは、情報をネットワーク上に分散する多数のノードに保持させていることから、分散型台帳とも呼ばれています。そして、このようなブロックチェーン技術が基盤にある仮想通貨の取引を改竄するには、とてつもない計算力が必要になるため、現状はほぼ不可能となっています。 仮想通貨は、ブロックチェーン上に取引記録が全て記載されています。そして、この取引の改ざんがほぼ不可能という前提の下、仮想通貨の価値は成り立っているのです。 仮想通貨取引の簡単な始め方 仮想通貨を買うのはとても簡単です。株式投資などよりも簡単に始めることができ、手軽に購入することができます。 具体的には、下記の3つの手順です。 国内の仮想通貨の取引所に登録する 取引所に日本円を入金する 気になる仮想通貨を買う この3つの手順で、仮想通貨を始めることができます。 仮想通貨を購入するためには、取引所か販売所を使う必要があります。この2つには、下記のような違いがあります。 取引所:個人間で売買の価格を直接決めて取引を行う場所 販売所:運営会社から直接通貨を買う場所 始めて仮想通貨の取引を行う初心者の方には、購入したい時に即時に決まった価格で購入ができる「販売所」がおすすめです。そして、徐々に取引に慣れてきたら「取引所」を利用しても良いでしょう。 まずは国内取引所に口座(ウォレット)を作る 『どれくらい仮想通貨について情報収集をしたら口座開設したらよい?』という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、これに関しては「ここまで」という線引きはありません。 ですので、『自分が仮想通貨に対しての恐怖がない』ことが一番のポイントかと思われます。 仮想通貨の取引所で口座(ウォレット)を作るのためには、本人確認書類のコピーなどの提出が必要となりますが、証券会社の口座などよりも、簡単に開設することができます。 少しでも早く取引をしたい場合は、Facebookで10秒程度で登録ができるCoincheckを利用してみてください。Coincheckでは、15種類以上の仮想通貨を購入することができます。 Coincheckの口座開設はこちら 仮想通貨 = ビットコイン(BTC)? 仮想通貨の取引所に口座を開設した後は、取引所に日本円を入金します。 そしていよいよ仮想通貨の購入となりますが、一体どの仮想通貨を購入したら良いのでしょうか。仮想通貨と聞いて一番最初に思い浮かべるのが、「ビットコイン(BTC)」という方も多いと思います。 そのため「仮想通貨=ビットコイン(BTC)」と混同されてしまうことがありますが、仮想通貨はビットコイン(BTC)を指すだけの言葉ではありません。 現在、多くの種類の仮想通貨があり、その数は2018年で公開されているだけで1000種類を超えているといわれています。そこで今回は参考までに、時価総額の高い代表的な3つの仮想通貨をご紹介します。 時価総額の高い代表的な3つの仮想通貨 ビットコイン(BTC) まず、仮想通貨の代名詞ともいわれているビットコイン(BTC)は、決済を用途として生まれた仮想通貨で単位はBTCです。 ビットコイン(BTC)が誕生したことによって、銀行などの金融機関を介さずに個人単位で仮想通貨のやり取りができることになりました。 詳しくはこちら:ビットコイン(BTC)とは何か?初心者にも分かりやすく解説 ビットコイン(BTC)取引の口座開設から購入方法を解説はこちら イーサリアム(ETH) イーサリアム(ETH)は、アプリケーションを作成するために生まれた仮想通貨で単位はETHです。 イーサリアム(ETH)は、取引データでほとんど埋められてしまうビットコイン(BTC)と違い、特定のデータをブロックチェーン上に書き込むことができるようになっています。 詳しくはこちら:イーサリアム(ETH)とは何か? イーサリアム(ETH)取引の口座開設から購入方法を解説はこちら リップル(XRP) リップル(XRP)は国際送金を主な目的とした仮想通貨で、ビットコイン(BTC)とは違い中央管理者が存在します。 XRPを発行するリップル社は、さまざまな金融機関と連携することによって、従来の国際送金の課題を解決しようと試みています。 詳しくはこちら:リップル(XRP)の特徴とは? リップル(XRP)の口座開設・購入方法までの流れはこちら 今回は代表的な3つの仮想通貨をご紹介しましたが、Coincheckでは合計10種類の仮想通貨を取り扱っています(2019年4月時点)。 仮想通貨によって特徴が違いますので、自分が気になる仮想通貨を調べて、少額から投資することから始めるのも良いかと思います。 詳しくはこちら:Coincheck(コインチェック)の取扱通貨・銘柄は?各仮想通貨の特徴を徹底解説 仮想通貨は少額から購入が可能 2020年4月時点、ビットコイン(BTC)の価格は75万円程度まで高騰しているため、初心者にしては手を出しずらいと思うかもしれません。 ですが、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨は端数でも購入することができるため、例えば0.01BTC(約7,500円)などでも購入することができます。 そのため、たとえ1BTCの価格が1,000万円などに高騰したとしても、引き続き少額から購入することができます。 なお、Coincheckの最小注文数量は、どの仮想通貨の購入/売却ともに円建てで500円相当額以上、BTC建てで0.001BTC相当額以上になります。 セキュリティ対策は自分でもしっかりと行う また、多くの仮想通貨の取引所では、セキュリティ強化対策を行っていますが、私たちが自分で設定するものもあります。 仮想通貨を取引所で取引した際には、しっかりと自分でも対策を行うことが重要になります。 1. 2段階認証 まず、2段階認証とは、ログインに必要なID、パスワードの他にもう1つのパスワードを加えて認証を行うシステムです。 加わるパスワードは時間ごとに変化する「ワンタイムパスワード」になるため、不正にログインされるリスクを大幅に減らすことができます。 2020年の現在、ほとんどの取引所でこの2段階認証が利用されていますので、取引所に口座を開設した後は、必ず設定するようにしましょう。 2. メールアドレスとログインパスワードに気を付ける また、どの仮想通貨の取引所でもメールアドレスとパスワードを設定して登録を行います。 そのため、メールアドレスとパスワードを第三者に知られてしまうと、取引所にある仮想通貨が奪われてしまう危険性があります。 そのため、仮想通貨の取引で利用するメールアドレスとパスワードは、普段使用しない(自分だけが知っているメールアドレス)にして、ログインパスワードは複雑なものに設定するのも良いでしょう。 パスワードの文字は、英数字の組み合わせで15文字以上あった方が強度は高くなります。また、複数の取引所に登録をする場合は、それぞれ別のメールアドレスやパスワードで設定をした方が安全でしょう。 資産を分散管理しておくことも大切 他にも、仮想通貨を運用するにあたってリスクを抑えるためには、複数のウォレットに仮想通貨を分散して管理しておくことも大切です。 もし、資産を1つの取引所のウォレットに置いておいた場合、ハッキングやサーバーダウンなどの不測な事態が起こったときに、すぐに対応ができなかったりします。 そのため、複数の取引所のウォレットを利用したり、秘密鍵をオフラインで管理できるハードウェアウォレットなどを利用するのも、リスクを抑えるためには有効と言えるでしょう。 仮想通貨の簡単な取引方法に関するまとめ 仮想通貨についての簡単な取引方法や、セキュリティ対策などについてご紹介させて頂きました。これまでの経済は法定通貨が中心となっていましたが、これからは仮想通貨が中心となる時代もくるかもしれません。 ブロックチェーン技術を利用した様々なサービスなどが続々と開発されていくことで、将来的には仮想通貨を抜きにした生活が難しくなることも考えられます。そのため、仮想通貨の投機的な側面だけでなく、その背景にあるブロックチェーン技術などについても、きちんと理解しておくことが大切になります。 仮想通貨は単なるお金儲けのツールではなく、世界をよりスマートにする可能性があるとも言える存在です。仮想通貨というのは良くも悪くもニュースなどで話題になる存在ですが、その仮想通貨の価値を、本当に理解している人はまだまだ少ないとも言えるでしょう。 投資の初心者でも、簡単に始められる仮想通貨で人生が変わった方も少なくありません。奥が深い仮想通貨の情報を積極的に勉強して、仮想通貨の取引も始めてみてはいかがでしょうか?

「暗号資産(仮想通貨)って危険なもの…?」 「暗号資産投資には興味があるけど、リスクが大きそうで手が出せない」 この記事の読者の方の中には、このような不安を抱いている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか? そこで今回は、「これから暗号資産・ビットコイン(BTC)投資を始めてみたい」という方たちに向けて、以下の内容について解説していきます。 この記事でわかること 暗号資産の取引で考えなければならない危険性 暗号資産が危険と思われた事件 暗号資産の危険を回避する6つの方法 Coincheck(コインチェック )のセキュリティ対策 暗号資産関連のリスクを避けるには、セキュリティ対策をしっかりと行っている暗号資産取引所で取引をすることも重要です。 Coincheckが行っているセキュリティ対策については、こちらをご覧ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産の取引で考えなければならない危険性 ①株価よりも暗号資産は価格変動が激しい ②暗号資産にも税金がかかる ③暗号資産の送金ミスの可能性 ④国や政府が規制をかける可能性がある ⑤暗号資産の詐欺・盗難 暗号資産が危険と思われた事件 暗号資産の危険を回避する6つの方法 ①しっかりと情報収集をしてから暗号資産投資に参入する ②最初は少しの金額から購入する ③ICOには注意する ④ID・パスワードの使い回しをしない ⑤二段階認証を設定する ⑥慣れるまでレバレッジ取引はしない ブロックチェーンの仕組みは安全性が高い?暗号資産のセキュリティについて 分散型台帳 マイナー Coincheck(コインチェック )のセキュリティ対策 1. 顧客資産分別管理の実施 2. 二段階認証の採用 3. コールドウォレットの採用 4. マルチ・シグネチャの導入 5. SSL暗号化通信の導入 暗号資産の危険やセキュリティに関するまとめ 暗号資産の取引で考えなければならない危険性 暗号資産の取引を始める際は、以下の5つの危険性について理解しておくことが大切です。 ①株価よりも暗号資産は価格変動が激しい②暗号資産にも税金がかかる③暗号資産の送金ミスの可能性④国や政府が規制をかける可能性がある⑤暗号資産の詐欺・盗難 それぞれどのような内容なのか、順番に見ていきましょう。 ①株価よりも暗号資産は価格変動が激しい まず、株よりも暗号資産の方が価格変動が激しいという特徴があります。ただし、大きな価格変動(乱高下)は株式市場でも同じことが起こります。 例えば、企業のトップの不祥事や法律違反などの問題が起こった場合に、株価は大きく下落します。逆に画期的なサービスがリリースされたり、業績の上方修正がなされたときなどは、連日大きく株価が上昇することもあります。 ただし、株式の場合は1日での株の上昇や下落など範囲が決まっているため、株価がその上限まで下落したら価格がストップする仕組みになっています。 しかし、暗号資産は株価のように上昇や下落の範囲が決まっていないので、上がるときはとことん上がり、下がるときもどこまでの下がり続けてしまいます。これらが、暗号資産が株価とは違う乱高下を引き起こす理由となります。 暗号資産は株と違って企業が発行するものではなく、有価証券報告書などもないため、需要と供給のバランスによって価格が変動します。 暗号資産は将来性を高く評価されていることもあってか、ここ数年で価値は高まってきていますが、世界的な様々な規制やトラブルなどによって、暗号資産の価値が急激に下がったりすることもあります。 このような特徴を頭に入れた上で、暗号資産は取引をすることが重要です。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格推移・変動と歴史!これまでの最大価格は何倍? Coincheck ②暗号資産にも税金がかかる 続いて、「暗号資産に税金は掛からないでしょ?」と思っている方も多いと思いますが、実際はしっかりと税金が課せられます。 暗号資産は「雑所得」という扱いで、確定申告の際に他の所得と合計した金額に税が課せられます。所得に対しての最大課税率は45%で、地域にも異なりますが、大体住民税が10%課せられるため、最大55%の税金が掛かることになります。 例えば、暗号資産で「億り人」と呼ばれる億単位で稼いでいる方は半分以上、税金で持っていかれてしまうのです。「自分はそこまで暗号資産で儲けるわけないし」と思っている方も要注意です。先ほどもご説明した通り、暗号資産は乱高下が激しいのが特徴です。 ふと気づいたときには想像しないくらい以上に大きな値動きがあり、自分が「億り人」になっているかもしれません。もし、そうなったときに暗号資産を日本円に換金したり、暗号資産同士を交換したりすると課税が課せられますので、事前にそのような税制度を認識しておくことは大切です。 暗号資産(ビットコイン)の税金・計算方法・確定申告を徹底解説【2020年最新】 Coincheck ③暗号資産の送金ミスの可能性 暗号資産は、安いコストで素早く世界中の取引所やウォレットに送金できることが特徴の一つです。しかし、ここで注意しなければならいのが送金ミスです。 銀行の場合は、振込時に振込先の支店名や口座名義などを確認できたりすることから、送金ミスが起こる可能性はあまり高くはなく、また、振込を後から組み戻すこともできます。 一方で、暗号資産の場合は銀行のように中央に管理者がいないため、間違ったアドレスに送信しても、取り消しをすることができません。 そのため、間違ったアドレスに送金手続きをしてしまうと、自分が所有していたコインが失われてしまう可能性もあります。そのため、暗号資産の送金を行う際には、宛先のアドレスの入力ミスに十分注意する必要があります。 ④国や政府が規制をかける可能性がある 暗号資産は国家の管理を受けない通貨のため、「暗号資産は不正送金などに悪用される可能性が高い」と考える国家も存在します。 例えば、中国では2017年9月にICO(新規に暗号資産を発行することで、ビットコイン(BTC)などの暗号資産を集める形式の資金調達)が禁止されました。 これによって、中国で営業していた暗号資産の取引所は、実質的な閉鎖に追い込まれました。このことが原因で「中国マネー」が多く入っていた一部の暗号資産が大暴落しました。 ただし、この時は暗号資産市場が上昇相場だったこともあってか、「安値でビットコイン(BTC)が買える」という人も殺到し、すぐに元値に戻りました。 なお、今のところ日本は中国のように全面的に暗号資産を禁止してはいません。2017年4月に、日本では他国に先駆けて暗号資産に関する法律の「暗号資産法(改正資金決済法)」が制定され、法律的に暗号資産を認めています。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck ⑤暗号資産の詐欺・盗難 暗号資産にはICO(※)という資金調達の方法がありますが、これが詐欺に悪用されることがあります。 さらに、取引所を利用する際には、自分で二段階認証などのセキュリティ対策をしないと、暗号資産の盗難に遭ってしまう可能性も否定できません。 そのため、自己防衛の手段として、事前に暗号資産を安全に取引をするための方法を認識しておくことは大切です。 ※Initial Coin Offeringの略。新規に暗号資産を発行することで、ビットコインなどの暗号資産を集める資金調達方法 暗号資産詐欺に注意!手を出すと危険な詐欺コインの見分け方 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 暗号資産が危険と思われた事件 2014年に、暗号資産取引所のマウントゴックスにて、顧客が保有する75万ビットコインの他、購入用の預り金も最大28億円消失してしまった事件が発生しました。 この事件が原因で「ビットコインは危険だ!」や「暗号資産は危険だ!」というイメージが多くの方についたと考えられており、その記憶から今でも暗号資産は危険と思っている方が多くいるようです。 しかし、2017年には暗号資産に関する法律が制定され、金融庁が大規模な監査や規制を始めたことにより、現在の暗号資産市場は、以前よりも健全で安全なものになりつつあります。 また、ビットコインをはじめとした暗号資産が利用できる店舗やサービスも、世界中で増えきています。それだけ、世界各国の企業が暗号資産の技術に注目をしているということでしょう。 暗号資産の危険を回避する6つの方法 暗号資産にはリスクもあることは確かですので、リスクを最小限に抑えるための術を頭に入れておくことが大切です。 暗号資産取引のリスクを回避する方法としては、主に以下の6つがあります。 ①しっかりと情報収集をしてから暗号資産投資に参入する②最初は少しの金額から購入する③ICOには注意する④ID・パスワードの使い回しをしない⑤二段階認証を設定する⑥慣れるまでレバレッジ取引はしない 各内容について、以下で解説していきます。 ①しっかりと情報収集をしてから暗号資産投資に参入する まず、SNSなどで「暗号資産でこんなに儲かった!」や「今、暗号資産を買わなければ分かれば損をする」といった意見をそのまま鵜呑みにして、暗号資産投資に参入するのはリスクがあります。 中には信頼性の高い情報もありますが、一方で、投資の知識がない人をターゲットにした詐欺事件も過去に何度か起きています。 特に、「これは新しい暗号資産で価値が保証される、絶対値上がりする、今買わなきゃ損!」などと言って宣伝しているような人が勧める暗号資産には、手を出さない方が安心です。 SNSやインターネット、本や雑誌などを活用して、ある程度暗号資産の情報を収集してから、暗号資産への投資を始めるのが良いでしょう。 ②最初は少しの金額から購入する また、最初から大きな金額を購入すると、相応のリスクも伴いますので、まずは少額から購入することをオススメします。 Coincheckの販売所では500円から暗号資産の購入が可能で、取り扱いの暗号資産も15種類以上ありますので、少しずつ自分が気になった暗号資産を購入することができます。 Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル Coincheck ③ICOには注意する 前述の通り、暗号資産には「ICO(Initial Coin Offering)」と呼ばれるものがあります。 これは、プロジェクトのためにオリジナルトークンを発行し、そのトークンを販売することによって、事業のための資金集めをすることです。 暗号資産で起こる詐欺の多くはこの「ICO」によるものと言われています。暗号資産を新規発行する企業はベンチャー企業などが多く、ベンチャー企業は設立から数年で姿を消してしまうことも珍しくありません。 すべてのICOが詐欺ということではありませんが、プロジェクトも技術を上手くいかずにプロジェクト自体が破綻してしまうことも珍しくありません。暗号資産に対する知識が豊富でない場合、ICOの参加は控えておいた方が無難でしょう。 信頼性の高い「IEO」とは 暗号資産の世界には、IEOと呼ばれる資金調達方法もあります。 IEOとは「イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(Initial Exchange Offering)」の略で、暗号資産を用いて企業がプロジェクトの推進のために資金調達する方法です。 ICOでは、企業がプロジェクトの内容をホワイトペーパーなどで公開しトークンを発行しますが、IEOでは発行元からの委託を受けて取引所がトークンの販売を行います。 IEOでは取引所が発行元企業やプロジェクト内容を審査し、問題がないと判断されたトークンのみ上場・販売されます。つまり、発行元の判断で販売できるICOとは異なり、IEOでは取引所の厳しい審査を通過しなくてはトークンを販売することができないのです。 このような仕組みの違いから、IEOはICOと比べて信頼性が高いのが特徴です。 日本初のIEOを実施した暗号資産取引所が解説するIEOのメリット Coincheck ④ID・パスワードの使い回しをしない 同じID・パスワードを複数のサイトで使い回しすると、1つのサイトで起こった情報流出によって、他のサイトの個人ページにも不正ログインされる危険性が高まってしまいます。 そのため、暗号資産取引所でID・パスワードを設定する際は、他のサイトでは使用していないID・パスワードを使い、不正アクセスされるリスクを抑えることが大切です。 ⑤二段階認証を設定する 二段階認証とは、ログインパスワード以外にアプリやSMS、電子メールなどを通じて取得した確認コードを入力して認証を行う仕組みです。 二段階認証を設定することで、万が一IDやパスワードなどの情報を盗まれても、第三者による不正ログインを防ぐことができます。 ⑥慣れるまでレバレッジ取引はしない 取引に慣れるまでは、リスクの高いレバレッジ取引は控えることをおすすめします。 暗号資産のレバレッジ取引とは、証拠金を取引所の口座に入れることによって、その数倍の取引を可能にする仕組みのことです。証拠金が、レバレッジ取引の担保となります。 レバレッジは「てこ」という意味です。てこの原理を効かせて「取引所に預けているお金×○倍」分の通貨を買うことができます。 ○倍の倍率でレバレッジ取引をすることを「○倍のレバレッジをかける」といいます。 例えば、10万円に3倍のレバレッジをかけると、10万円しか持っていないのに30万円分の取引ができるのです。 レバレッジ取引の結果、利益が出た場合は、その分のお金が口座に入金されます。損失が出た場合には、取引所に預けているお金(証拠金)から精算されます。預けているお金だけでは損失がまかなえずマイナスとなる場合は、不足金が請求されます。 「請求された不足金が手持ちのお金では支払えず、家族・知人・金融機関などから借金をして支払う」というのが、レバレッジ取引で損失を出して借金を背負うパターンです。 持っているお金の範囲内でしか取引のできない現物取引と違って、レバレッジ取引は持っていないお金以上の金額の取引が可能です。 だからこそ大きな利益を得る可能性がありますが、同時に大きな損失を出す可能性もあります。そのため、暗号資産の取引を始めたばかりの初心者のうちは、リスクの高いレバレッジ取引は避けた方が賢明といえるでしょう。 暗号資産を始める前に知っておくべきレバレッジ取引のデメリット Coincheck ブロックチェーンの仕組みは安全性が高い?暗号資産のセキュリティについて 暗号資産の安全性の高さは、ブロックチェーン技術が深く関係しています。 ブロックチェーンを活用して最初に開発された暗号資産のビットコインを例に、ブロックチェーンのセキュリティを見ていきましょう。 分散型台帳 ブロックチェーン技術は、分散型台帳と呼ばれる巨大な帳簿で管理される仕組みとなっています。ネットワークにつながっている世界中のコンピュータが同じデータを保有しており、分散してデータを管理することからそのように呼ばれています。 ビットコインの取引はすべてブロックチェーン上に記録され、誰でもネット上で確認できるため、改ざんができにくい仕組みになっていることが最大の特徴です。 マイナー ビットコインの取引はマイナーと呼ばれる人たちに承認されることから、分散型の合意システムとなっています。そのため、特定の国や企業の意向を受けることはないと考えられています。 分散してデータを管理する仕組みをとっているため、ハッキングや自然災害、停電などでどこか1カ所のデータが失われても、他のコンピュータが動いていれば、全体としてのシステムは問題なく稼働できます。 ビットコインはこのような分散型の仕組みを持つ通貨のため、1ヶ所に障害があると全体の稼働が止まってしまうシステムよりも、安全性は高いといえるでしょう。 Coincheck(コインチェック )のセキュリティ対策 Coincheckでは、システムの安定性、セキュリティ認証強化や短時間でスムーズな取引を保証する堅固なサービスを持って、お客様が安心して暗号資産を扱える環境を整えています。 ここでは、いくつかの項目に分けてCoincheckのセキュリティについて説明してきます。 Coincheckの無料登録はこちら 1. 顧客資産分別管理の実施 Coincheckでは改正資金決済法の規定に従って、顧客ユーザーからの預かり資産である法定通貨や暗号資産を自社の資産と分別して管理しています。 この顧客資産の分別管理はこれまで銀行や証券会社でおこなわれてきており、顧客資産を預かる金融機関が顧客資産を勝手に売買したり、不正に引き出させないようにするために信託銀行などに顧客資産を保全管理してもらう仕組みです。 これまでは顧客資産の分別管理は暗号資産業者に義務付けされてきていませんでしたが、改正資金決済法によって義務化されるようになりました。 Coincheckが預かる顧客ユーザーの法定通貨、暗号資産それぞれについて、日次で実際の残高と当社が計算上把握している残高を照合し、顧客ユーザーの残高が不足していないかを確認しています。 2. 二段階認証の採用 Coincheckではお客様がより安全にご利用できるよう、セキュリティ認証の強化にSMS、そしてGoogle社が提供する認証アプリ(Google Authenticator / iOS, Android)による二段階認証を採用しています。 二段階認証を使用すれば、もしパスワードが盗まれたとしても、第三者からの不正アクセスを防ぐことができます。 3. コールドウォレットの採用 Coincheckはコールドウォレットを採用することで、セキュリティの強化を行っています。 コールドウォレットとはオフラインで暗号資産を保存することです。インターネットから遮断された状況で暗号資産を管理することは、安全性の面では非常に効果のある方法といえます。 4. マルチ・シグネチャの導入 Coincheckではマルチ・シグネチャを導入することで、高度なセキュリティレベルを実現しています。 マルチ・シグネチャとは、暗号資産を送金する際に複数の鍵を必要とするアドレスのことをいいます。秘密鍵を別々に管理してれば、たとえパスワードが盗まれたり、ハッキングされたりしても盗難に遭う可能性を低めることができます。 5. SSL暗号化通信の導入 Coincheckは、SSL暗号化通信を導入しています。 SSLとは、Secure Socket Layer の略で、データを暗号化してやり取りする手順の決まり (プロトコル) です。SSL暗号化通信によってデータが暗号化されるため、データを盗み見られるのを防ぐことができます。 Coincheck(コインチェック)の安全性やセキュリティについて Coincheck 暗号資産の危険やセキュリティに関するまとめ 今回は、暗号資産の危険性と将来性についてご紹介させてもらいました。 暗号資産自体が怪しいものではないことはご理解いただけたかと思いますが、資産運用をするのであれば、少しでもリスクがないところに投資したいというのは誰もが思うことだと思います。 Coincheckでは、システムの安定性、セキュリティ認証強化や短時間でスムーズな取引を保証する堅固なサービスを持って、お客様に安心してビットコインを扱える環境を整えています。 「これから暗号資産投資を始める」という方は、ぜひCoincheckのご利用をご検討ください。また、ビットコインの始め方・買い方を知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。 ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ Coincheck

2024-04-19リップル(XRP)

現代では平均寿命が伸びていることもあり、私たち自身の人生設計や生き方やも、必然的にシフトしていかなければならないのかもしれません。 生きていく為には当たり前のことですが、ある程度のお金が必要になります。今回は、そんな人生において大切なお金を、暗号資産(仮想通貨)のリップル(XRP)で資産運用する方法をご紹介します。 ※当社にXRPを入金・送金される場合は、XRPネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 リップル(Ripple/XRP)とは? RippleNetとは? 1. xCurrentとは? 2. xRapidとは? 3. xViaとは? リップル(Ripple/XRP)の主な特徴 通常の海外送金では手間とコストがかかる リップル(XRP)は毎秒1500件の取引を処理 リップル(XRP)のIOUとは? リップル(Ripple/XRP)の発行枚数について リップル(Ripple/XRP)のロックアップとは? リップル(Ripple/XRP)への批判 リップル(Ripple/XRP)での資産運用の始め方 リップル(Ripple/XRP)の購入方法 Coincheckの口座開設の方法 セキュリティ対策のために2段階認証を行う リップル(Ripple/XRP)の手数料 リップル(XRP)の送金手数料 ビットコイン(BTC)の送金手数料との比較 リップル(Ripple/XRP)を送金する際の注意点 リップル(XRP)の宛先タグとは? リップル(Ripple/XRP)の送金時には必ず宛先タグの確認を リップル(Ripple/XRP)の資産運用に関するまとめ リップル(Ripple/XRP)とは? リップル(XRP)は、XRP(リップルの通貨単位)というリップル(XRP)のネットワーク上の通貨を使って、色々な通貨と取引ができる決済システムです。 ビットコイン(BTC)以外の暗号資産をアルトコインと言いますが、リップル(XRP)もアルトコインの一つです。 リップル(XRP)の発行体であるリップル社にはGoogle Venturesなどの有名なベンチャーキャピタルが出資していたりすることもあり、銀行間における国際送金システムでの将来性を期待されています。 暗号資産取引所が解説するリップル(XRP)の特徴と歴史 Coincheck RippleNetとは? RippleNetとは、ILP(Inter Ledger Protocol)を基とした、世界共通の送金ネットワークの名称です。ILP(Inter Ledger Protocol)は、提携している各国の銀行のネットワークとシステム接続し、送金処理の簡素化・迅速化を実施します。 RippleNetは、世界共通の送金ルールを作り、このネットワークに参加している顧客が瞬時に取引をすることが可能とすることを目指しており、今までの国際送金で問題となっていた、スピードやコストを改善することが期待されています。 現在世界中で数多くの企業や団体が、このRippleNetに参加しています。なお、RippleNetは、「x Rapid」「xVia」「xCurrent」という主要な3つのソフトウェアによって成り立っています。 1. xCurrentとは? xCurrentとは、世界中の銀行や金融機関向けに構築されたネットワークシステムの名称です。銀行による国際送金の即時決済を可能にし、送金の全てのプロセスが可視化できるようになります。 Interledger Protocol(ILP)の技術を用いることで、 金融機関の様々な帳簿(口座と残高を持つデータベース)を接続することができます。 銀行間でのリアルタイムでのコミュニケーションと、取引前の決済内容の確認や決済後の着金確認を可能にし、また、取引の透明性と確実性を高めようとしています。 2. xRapidとは? xRapidとは、主に開発途上国における低コストの送金ニーズを満たす送金業者向けのネットワークシステムです。 開発途上国では銀行口座を持つ人々は多くはない一方、外国に出稼ぎに行った労働者の人々が、銀行口座を持っていなくても国際送金をしたいというニーズが多くあります。xRapidは主にこのニーズに対してのプロダクトであり、低価格、最速で取引を実現することが可能になります。 リップル(XRP)の即時決済・低コストといった流動性の高さを活用し、従来の国際送金と比べて大きくコストを削減しながらも、24時間365日、毎秒1,500件の取引処理といったリアルタイム送金が可能となる構想です。 3. xViaとは? xViaは、RippleNet上で銀行や送金業者を通して、国際送金をしたい金融機関または事業会社向けのソリューションのことです。 ソフトウェアをインストールする必要が無く、RippleNetに繋がることでAPIを使用することができます。これにより、より早く、そして低コストな送金を可能にします。 着金までのプロセスをリアルタイムに確認でき、請求書といった他の豊富な送金情報を送付することも、xViaを通じて行うことも可能です。また、この着金までのプロセスはオンデマンドで追跡可能です。 リップル(Ripple/XRP)の主な特徴 リップル(XRP)は、円やドルなどの法定通貨のように、実物があるコインではありません。 リップル(XRP)は「Ripple Inc.」という会社によって、銀行で行われてる送金をよりスムーズにするために開発された送金システムです。 送金元から送金先の間に中間通貨であるリップル(XRP)を入れることで、スピーディーにお金の送金ができるようになります。 通常の海外送金では手間とコストがかかる 例えば、国外に送金するとき、通常の海外送金では従来の送金システムで中継の銀行を通すため、手間とコストがかかります。 一方、リップル(XRP)は通貨間のやり取りをするときに、リップル(XRP)のシステムを用いることにより、スピーディーな送金のやり取りやコストの軽減を実現しようとしています。 リップル(XRP)は毎秒1500件の取引を処理 また、取引量が増えれば増えるほど一つ一つの処理を正常に処理できるかが重要な点ですが、リップル(XRP)は毎秒1500件の取引を処理できると言われています。 その他、銀行では送金時間や休日によって送金が制限されて翌日になったりしますが、リップル(XRP)の送金システムであれば時間や休日の制限がなく、いつでも送金を行うことができます。 現在、リップル社は世界中の銀行や決済機関と提携を交わしており、日を重ねるごとに提携先が増えています。2018年10月15日時点にて、提携銀行が100社を超えていることが分かっています。 リップル(XRP)のIOUとは? リップル(XRP)は、送金手数料を安く抑えることや、時間を短縮するために、IOU(I OWN YOU)を発行しています。IOUとは、債務者が債権者に対して発行する、非公式の借用証明書のことを言います。 銀行振込を例に挙げて、IOUについて説明します。 例えば、AさんがBさんの商品を1万円で購入した場合の支払い方法を、銀行振込にしたとします。そこで、AさんがBさんの口座に1万円を振り込めば、振り込まれた1万円はBさんの銀行残高に反映されます。 Bさんの銀行残高には1万円が記載されますので、これは1万円をいつでも好きな時に引き出すことが出来ると言うことを表す、いわば借用証明書の役割を担っています。 この借用証明書の役割を、リップル(XRP)の取引ではIOUと呼んでいます。リップル(XRP)のシステムでも、XRPそのものをやりとりするのではなく、IOUによって残高を書き換えて処理を行っています。 リップル(Ripple/XRP)の発行枚数について リップル(XRP)発行枚数は1000億枚で、すでに発行済みです。 ただし、1000億枚全てが市場に出回っているわけではなく、発行枚数の半分も市場に出回っていません(2018年12月時点)。 発行自体はされているのですが、リップルの発行元Ripple Labs Incが自社が保有していた550億XRPを、2017年12月にロックアップしたため、市場に出回っていないのです。 リップル(Ripple/XRP)購入方法・買い方・口座開設の流れを解説 Coincheck リップル(Ripple/XRP)のロックアップとは? リップルのロックアップとは、リップル社が所有するXRPの一部を一定期間、市場で売らないということを意味します。 エスクローという仕組みによって、一定期間誰にも使用できないようロックされています。エスクロー会社はエスクロー法に基づき設立され、他人の財産を預かり、管理する信頼できる第三者です。 550億XRPをそのような第三者に預けることで、Ripple社が勝手な判断で市場にXRPを市場に放出することができなくなりました。 これによって、XRPの価値が保たれ、銀行や投資家が安心してXRPを購入することができるのです。 リップル(Ripple/XRP)への批判 リップル(XRP)は中央集権型のシステムであるため、管理者であるRipple, inc.が好きなように操作できてしまうリスクをはらんでいると、時折批判されることがあります。 ですが、リップル(XRP)の場合は、日本円のように日本政府が無限に発行できるわけではなく、最初から発行枚数の上限が決められています。 この点は、国家や政府がコントロールできる法定通貨と、リップル(XRP)との違いと言えるでしょう。 リップル(Ripple/XRP)での資産運用の始め方 ここまで暗号資産のリップル(XRP)についての基本情報を解説してきましたが、ここからは実際の資産運用の始め方についてご紹介します。 リップル(Ripple/XRP)の購入方法 暗号資産を購入するためには、まず取引所に登録しなければなりません。国内でリップル(XRP)を取り扱っているのが、Coincheck(コインチェック)です。 Coincheckは、機能が見やすいサイトデザインが魅力の一つで、初心者にとっても使いやすい点が特徴です。今回はCoincheckでのリップル(XRP)の購入方法をご案内します。 まず始めにCoincheckへの口座開設が必要です。 基本的にスマホと免許証などの本人確認書類が手元にあれば、簡単に口座開設が可能です。 Coincheckの無料登録はこちら Coincheckの口座開設の方法 ※Androidの方はこちらの動画をご覧ください。 Coincheckの公式サイトから登録する場合は、メールアドレスとパスワードを入力し、Coincheckのアカウント登録を完了します。 次に、SMS認証(電話番号認証)を行い、本人確認書類(免許証など)をアップロードします。 Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法が少し異なります。 Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。 「かんたん本人確認」とは、スマートフォンアプリで本人確認書類と顔の写真・動画を撮影、送信することで、インターネットで口座開設の手続きが完結するサービスです。 ※現在お住いの住所が記載されている本人確認書類が必要です。 当社からご登録住所へ本人確認ハガキの郵送は不要で、審査完了後、すぐにご利用が可能となります。 参考:「かんたん本人確認」とは iOS/Androidアプリからの本人確認 アプリからのお申し込みは、SMS認証が完了すると、お客様情報の登録および本人確認書類の提出を行います。名前や性別、生年月日、住所といった基本情報を、間違いがないように注意して入力します。 次に、本人確認書類をアップロードしますが、使用できる書類は以下のいずれかとなります。 場合によってはアプリからでもハガキによる本人確認の手続きをお願いする場合がございます。その際は以下のリンクの内容をご確認ください。 参考: 「かんたん本人確認」でエラーとなってしまう <登録可能な本人確認書類> 運転免許証(表面と裏面) パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」) 在留カード(表面と裏面) 特別永住者証明書(表面と裏面) 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの) 住民基本台帳カード(表面と裏面) 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要)※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。 本人確認に必要な書類について不明点等ございましたら以下のリンクをご参照ください。 参考:本人確認書類の種類について お客様情報の入力後は、本人確認の撮影を行います。 STEP① はじめに、「表面を撮影」「裏面を撮影」ボタンから、それぞれ書類の表と裏の写真を撮影してください。 パスポートを撮影する場合、「表面を撮影」では顔写真ページを撮影してください。「裏面を撮影」では所持人記入欄を撮影してください。 STEP② 次に、顔と本人確認書類表面の撮影を行います。 ご自身の顔と書類表面がイラストの位置に来るように、書類を手に持って撮影してください。 画面の案内に従って、ゆっくりと顔を傾けたり表情を変えたりしてください。 STEP③ 最後に、顔と本人確認書類の厚みの撮影を行います。 画面に顔と書類を写し、書類をゆっくりとイラストのように斜めに傾けて撮影してください。 撮影が終わりましたら「現在確認中です」と表示されます。審査完了までしばらくお待ちください。 審査が完了し、承認となればCoincehckのすべての機能をご利用になれます。 参考:本人確認書類の撮影方法 webからの本人確認 Webからのお申し込みは、SMS認証が完了すると、お客様情報の登録および本人確認書類の提出を行います。名前や性別、生年月日、住所といった基本情報を、間違いがないように注意して入力します。 次に、「IDセルフィー」(提出書類とご本人がいっしょに写っている写真)を用意します。例えば、運転免許証をアップロードする場合、運転免許証を手に持って、自分の顔を自撮りしてアップロードします。 次に、本人確認書類をアップロードしますが、使用できる書類は以下のいずれかとなります。 <登録可能な本人確認書類> 運転免許証(表面と裏面) パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」) 在留カード(表面と裏面) 特別永住者証明書(表面と裏面) 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの) 住民基本台帳カード(表面と裏面) 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要) ※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。 本人確認に必要な書類について不明点等ございましたら以下のリンクをご参照ください。 参考:本人確認書類の種類について 書類の提出が終わると画面に、「本人確認書類の確認が完了するまで1~2営業日お待ちください」と表示されます。Coincheck側で書類の確認ができれば、「本人確認完了」のメールと、住所確認用のハガキが住所に届けられます。 ハガキ受け取りを当社が確認した時点で、すべてのCoincheckの機能が利用可能となります。 犯収法の改定に伴い本人確認書類について変更がございましたので以下のURLをご参考ください 参考:犯収法の改正に伴う本人確認書類の変更について セキュリティ対策のために2段階認証を行う また、口座開設が完了したら、必ず2段階認証の設定をしておきましょう。 2段階認証とは、ユーザー自身で設定したログインパスワードだけではなく、メールや認証アプリなどを用いて発行される「認証コード」を使って認証を行うシステムのことです。Coincheckでは、Google社が提供する認証アプリ「Google Authenticator(iOS/Android)」による認証システムを推奨しています。 暗号資産の盗難リスクを大幅に減らすために、2段階認証を設定しておくことは重要です。 リップル(Ripple/XRP)の手数料 リップル(XRP)で資産運用する際、気になるのが「手数料」です。 リップル(XRP)の送金手数料 現在ほとんどの国内暗号資産取引所では、リップルを1回入金、出金するにあたり、0.15XRPが手数料としてかかります。 2018年12月17日時点にて、1XRP=約32.85円となっているので、今リップルを送金しようとすれば、約4.93円(0.15XRP)が発生するという計算になります。 もちろんこれは、送金する額の多寡に関わらず一律同額なので、10XRP送りたい人も、1万XRP送金したい人も等しく0.15XRP(4.93円)が送金手数料として課されます。 ビットコイン(BTC)の送金手数料との比較 ちなみに、暗号資産の王様と名高いビットコイン(BTC)は、多くの取引所で0.001BTCほどかかります。 例えば、1BTC=約37万円で計算すると、約370円が送金手数料として発生する事がわかります。 1回送金する度に370円もかかっていたのでは、手数料が高くてわざわざビットコイン(BTC)建てで送金する魅力を感じませんよね。 また、ビットコイン(BTC)に関しては、リップル(XRP)のように中央管理者がいないため、値段が上がる時は歯止めがきかないほどに高騰する場合が多々あります。 これに応じて送金手数料もさらに高騰する場合があるため、ビットコイン(BTC)を送金する際には注意が必要です。 リップル(Ripple/XRP)を送金する際の注意点 ただし、リップル(XRP)を送金する際にも注意点があります。それは「宛先タグの付け忘れ」です。 リップル(XRP)の宛先タグとは? 宛先タグとは、リップル(XRP)を送金する際に独自で使用される「第二のアドレスのようなもの」で、複数の数字が羅列する形で構成されています。 他の暗号資産を送金する際には宛先タグは不要なため、知らずに付け忘れてしまう人が多いのが現実です。 リップル(Ripple/XRP)の送金時には必ず宛先タグの確認を しかしこの宛先タグ、ひとたび付け忘れただけで、最悪の場合、送金したはずのリップル(XRP)が全て消えてしまう可能性があるのです。 リップル(XRP)を送金する際は、最後に「宛先タグ」をしっかり確認するようにしましょう。 リップル(Ripple/XRP)の資産運用に関するまとめ 以上になりますが、リップル(XRP)は送金に強みをもち、今後の将来性も期待されている暗号資産の一つです。 リップル(XRP)に興味が湧いた方は、リップル(XRP)での資産運用も検討されてみてはいかがでしょうか。

結論、仮想通貨(暗号資産)は人によって儲かるか儲からないかが決まります。 その違いは、この記事で紹介する「利益が生まれる仕組み」と「仮想通貨取引のリスクについて」を読むと分かるようになります。 投資経験のない初めての方にも安心して仮想通貨を使って投資できるように、わかりやすく説明していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 どうやって仮想通貨で儲けることができるの? 基本の方法は仮想通貨を安く買って高く売る 仮想通貨にはたくさんの種類がある 仮想通貨の販売所と取引所 仮想通貨の価格は取引所ごとに異なる なぜ仮想通貨の価格差が生まれるの?儲かる仕組みを理解しよう 仮想通貨の価格が変動する理由 仮想通貨の希少価値について 仮想通貨投資が株式投資と違うところは? 最低投資額 取引時間 ストップ高とストップ安 想通貨投資と株式投資のどちらが儲かるのか? 仮想通貨のリスクや対策ってどんなこと? 1. 知名度の低い仮想通貨への投資はリスクも高い 2. セキュリティ対策を意識しよう 仮想通貨は余裕資金で運用することが大切 どうやって仮想通貨で儲けることができるの? 基本の方法は仮想通貨を安く買って高く売る 仮想通貨は、仮想通貨の取引所と呼ばれる、インターネット上のウェブサイトで売買できるようになっています。 仮想通貨を購入するためには、どこかのお店に行くわけではありません。 そもそも仮想通貨がインターネット上のお金のため、その取引(売買)も、インターネット上で行われるのです。 現在では、仮想通貨の取引所は世界中にたくさんあり、ビットコイン(BTC)を含めたどの仮想通貨も、取引所ごとに値段が少しずつ異なります。 そのため、アービトラージといって、取引所間の価格差を上手く利用して、安いところで買って高いところで売却し、その差額を儲けとしているトレーダーも世界中に存在します。 仮想通貨自体はインターネット上のお金ですが、仮想通貨の価格が安いときに日本円で購入し、価格が高いときに日本円に換金することで、日本円での利益(儲け)が出せるという仕組みです。 仮想通貨にはたくさんの種類がある これだけ聞くと「仮想通貨って簡単だな」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、仮想通貨にはたくさんの種類(銘柄)があります。 その銘柄ごとに価値がそれぞれ違い、価格も日々どんどん変動していくので、色々な仮想通貨の銘柄の特徴を知っておくことが必要です。 そして、どの銘柄をどのタイミングで購入すれば価値が上がるのかをきちんとリサーチしていけば、「儲ける」ことができるかもしれません。 仮想通貨の販売所と取引所 仮想通貨を売買するには仮想通貨の取引所を利用すると書きましたが、具体的には仮想通貨は「販売所」と「取引所」で買うことができます。 「販売所」は、仮想通貨の取引所から仮想通貨を購入します。価格が予め設定されものを選んで買えるため、初心者でも簡単に購入することができます。 一方で「取引所」は、ユーザー同士で仮想通貨の取引をします。 購入したい価格を自分で決めて注文することができるなどのメリットがある反面、注文ミスが起きやすかったりと、初心者には利用するのが難しい側面もあります。 仮想通貨の価格は取引所ごとに異なる 仮想通貨の価格は、取引所ごとに違います。 そのため、例えばその時に最も交換レートがお得な取引所でビットコイン(BTC)を購入し、一番高く売れる取引所にビットコイン(BTC)送金して売却することで、利益を得られる可能性もあります。 ただし、ビットコイン(BTC)の送金に時間がかかる場合があったり、送金している間にビットコイン(BTC)の価格が下落してしまうリスクなどもあります。 仮想通貨の価格は日々変動していくものですので、インターネット上での情報をこまめにチェックしていきましょう。 また、初めてで不安という方は、まずは販売所で仮想通貨を買うことに慣れ、その次に取引所で売買し、最後に複数の取引所を使った売買に挑戦してみるといったようなステップアップをしていくと良いでしょう。 仮想通貨の取引所・販売所で口座開設するまでの流れ Coincheck なぜ仮想通貨の価格差が生まれるの?儲かる仕組みを理解しよう 仮想通貨の価格差とは言っても、ピンと来ない人も多いと思います。イメージを膨らませるために、他のもので例えてみましょう。 例えば、スーパーマーケットで売られている米や野菜も、季節や時期によって値段が変わります。今200円で売られているものが、数カ月後には400円に高騰する場合もあります。 このように価格が動くため、例えば保存できるものであれば、200円で売っている時に買っておいて、価格が高騰した時に欲しいと思っている人に400円で売ることができれば、実質200円の利益(儲け)が出ます。 この価格変動のスピードが、仮想通貨の場合はもっと早いため、短期間で巨額の利益を出す人もいるというようなイメージです。 仮想通貨の価格が変動する理由 米や野菜というのは、気候や季節、生産しやすい時期によって値段が変わります。 一方、仮想通貨の場合は、その時に需要(人気)があるかや、希少価値があるか、将来的に期待できるかなどの理由で価格が変わっていきます。 仮想通貨の中には、発行できる枚数に上限が決まっているものがあります。発行枚数に上限があるという事は、将来その仮想通貨を保有する人が限られてしまいますので、その仮想通貨には希少価値があるとも言えます。 一方で、法定通貨(円やドル)は、政府や中央銀行によって自由に発行量が調節できるため、「この千円札は希少価値があるため貴重だ!」とはなりませんよね。 一部の仮想通貨にはこのような希少価値があるため、「貴重な仮想通貨を今すぐ買っておこう!」と、将来に期待した人たちが投資を行い、価格が上昇するのです。 仮想通貨の希少価値について これは例えば、限定商品を買いたくなるのと似ていると言えます。 例えば、流行りの商品が「ここでしか買えない!数量限定、タイムセール中!」と売り出していたら、欲しいと思っていた客が殺到するかもしれません。 その商品に限りがあり、流通量が少ない・手に入りにくい・今しか買えないと思うと、希少な物・貴重な物であるような認識になるのです。 そして、多くの人が欲しがるほど、その価値は高まります。その反対に、大量生産されているものは、手に入りやすいので有限と認識しづらく、希少価値は感じられないでしょう。 いつでも買えるから今は買わないと判断されることもありますし、消費者の購買意欲も下がるでしょう。お店側も、売れ残りを防ぐために、「50%OFF」と販売価格を下げるかもしれません。 このような希少性によって、仮想通貨には人気が出たともいえるでしょう。希少性の高い価値あるものだと認識すると、どうしても欲しくなるのが、人間の深層心理なのです。 仮想通貨投資が株式投資と違うところは? 投資をして儲けるなら、株式投資でも良いのでは?と思っている方もいるかもしれません。 ですが、仮想通貨投資と株式投資では、例えば下記のような違いがあります。 最低投資額 まず、株式投資よりも仮想通貨の方が、最低投資額は小さいです。 株式投資の場合は、株価が安い銘柄であれば、1万円程度でも購入できますが、一般的には投資するのに十万円程度は最低限必要な銘柄が多いでしょう。 一方で仮想通貨の場合は、1,000円程度からでも購入が可能です。そのため、まずは少額から投資をしたい方には、仮想通貨投資の方が向いているでしょう。 取引時間 また、取引時間も株式投資よりも仮想通貨投資のほうが長いです。 仮想通貨であれば、取引所のシステムメンテナンスなどの時間を除いて、基本的には365日24時間取引が可能です。 そのため、土日などに投資をしたい方には、仮想通貨投資の方が向いているでしょう。 ストップ高とストップ安 他にも、株式投資にはストップ高やストップ安がありますが、仮想通貨投資にはありません。 ストップ高・ストップ安とは、過熱した市場を抑制するためのものであり、下落したときに値幅制限がかかるようになっています。 そのため、仮想通貨は価格が上昇した場合はどこまでも上昇する可能性がある一方で、下落した場合はどこまでも下落し続けてしまうリスクもあります。 従って、仮想通貨投資は、大きな利益が得られる可能性がある投資である反面、大きな損失が発生する可能性もある投資とはいえるでしょう。 Coincheckの無料登録はこちら 仮想通貨投資と株式投資のどちらが儲かるのか? 仮想通貨投資と株式投資のどちらが儲かるのかは、人によって異なるでしょう。 例えば、少額から投資をしたい方や、365日24時間取引をしたい方などは、仮想通貨投資の方が向いているでしょう。他にも、短期間でハイリターンを狙いたい場合も、株式投資よりも仮想通貨投資の方が可能性はあるかもしれません。 一方で、企業分析が得意な方の場合は株式投資の方が儲かるかもしれませんし、すでに非常に所得が高い方の場合は、株式投資の方が税金面で優遇を得られることもあるでしょう。 長い歴史がある株式投資に対して、仮想通貨はまだまだ発展途上です。 ですが、その分まだ初心者でも大きな利益を上げられる可能性もあり、今後大きく市場が拡大する可能性も十分にあるでしょう。 仮想通貨は価格が大きく変動しやすく不安定ともいえますが、そこを狙って儲けていくというビジネスチャンスの可能性も秘めているともいえます。 しかし、仮想通貨はリスクが大きいのも確かです。「儲けたい!」と思っている方は、仮想通貨の投資リスクについてもしっかりと学んでおきましょう。 仮想通貨のリスクや対策ってどんなこと? 仮想通貨は、登録から売買までインターネット上で行われるため、何かトラブルがあった時に銀行などが補償してくれるものではありません。 利用していた取引所が破綻してしまう可能性もありますし、自分の判断ミスや操作ミスで資産を失ってしまうこともあります。 仮想通貨への投資はすべて自己責任ですので、しっかりとリスクを理解し、自分で資産を守りましょう。 1. 知名度の低い仮想通貨への投資はリスクも高い 仮想通貨の価格はユーザーの需要によって決まります。人気の高いものは価格も高くなり、まだあまり知られていないものは安くなります。 知名度の低いマイナーな仮想通貨は、価格が上昇すれば大きく儲けることができる一方で、安いまま下がりっぱなしで上昇しない可能性もあります。 そのため、知名度の低い仮想通貨に投資をする場合は、それだけリスクも高いことを認識しておく必要があります。 2. セキュリティ対策を意識しよう 仮想通貨は、インターネット上で使えるお金というのがメリットである一方で、弱点でもあります。なぜなら、常にインターネットの中に存在して取引をするものですので、ハッキングのリスクがつきものだからです。 そのため、セキュリティ対策には注意が必要です。具体的には、次のようなものが挙げられます。 ① 2段階認証を設定する 取引所に口座を開設したら、必ず2段階認証設定をしましょう。 2段階認証とは、認証アプリで発行される認証コードによる確認を行うことで、より安全にログインするための仕組みです。 なお、Coincheckでは、Google社が提供する認証アプリ「Google Authenticator(iOS/Android)」を採用しています。 2段階認証を設定していると、「ログイン時」「送金実行時」「送金アドレス追加時」などで認証が求められるため、セキュリティが向上します。 ② 資産を分散して保管する 仮想通貨の取引所へは、アドレスとパスワードが分かれば簡単にログインができてしまいます。 先ほどの2段階認証を行なっていないと、不正アクセスによって、短時間で資産を抜かれてしまうこともあります。 それを防ぐために、暗号化された秘密鍵をオフラインで保管することができる、ハードウォレットを使用するなど、資産を分散して管理しておくのも良いでしょう。 仮想通貨は余裕資金で運用することが大切 仮想通貨の世界に絶対はありません。全財産を投資しようと思わずに、余裕資金で運用していくことが大事です。 また、ちょっとした価格変動に振り回されていては大変ですので、長期的な目線で通貨を保有すると、精神的な負担も軽減されるでしょう。 2017年は、仮想通貨元年とも言われるほどに世間での注目を集めました。その後、現在までにお金と同じように使えるお店も着実に増えてきていますので、仮想通貨はより身近なものとなりつつあります。 2020年の東京オリンピックまでに、さらに仮想通貨が普及していくかどうかはまだ分かりませんが、将来的に大きな可能性を秘めているものではありますので、上手く利用すれば儲かる可能性もあるでしょう。

仮想通貨については、2017年にニュースなどで耳にしたことがあるかもしれませんが、みなさんはどれぐらいご存知でしょうか? 名称だけは知っている 芸能人で始めた人もいるみたい 資産を増やせるならやってみたい でも何だかギャンブルみたいで危なそう… 専門用語が多くてついていけない… 色々なイメージがあると思いますが、まだよく知らない初心者の方のために、今更聞けない「仮想通貨」で資産運用を始める方法について、簡単にご紹介したいと思います。 ※仮想通貨の税金については、2024年2月13日時点の情報となります。   Coincheckの無料登録はこちら 目次 仮想通貨とは? 仮想通貨の資産運用って何から始めればよいの? 仮想通貨の始め方 仮想通貨は少額から始めることが可能 仮想通貨を買うには取引所か販売所を利用する 取引所は、個人対個人の取引の場 販売所は、企業対個人の取引の場 何を基準に仮想通貨を選べばよいの? 仮想通貨に関する情報収集が大切 良い意見だけでなく悪い意見も投資の参考にする Coincheckで購入できる仮想通貨 ビットコイン(BTC) リップル(XRP) イーサリアム(ETH) イーサリアムクラシック(ETC) リスク(LSK) ネム(XEM) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) ステラルーメン(XLM) クアンタム(QTUM) ベーシックアテンショントークン(BAT) アイオーエスティー(IOST) 仮想通貨で資産運用していく上で気を付けることは? 1. セキュリティリスクに注意 2. フィッシングサイトに注意 3. 価格の乱高下に注意 仮想通貨の今後について 仮想通貨とは? 仮想通貨は、インターネット上で使える新しいお金です。 暗号理論が用いられていることから「暗号通貨」とも呼ばれることがあったり、世界中の多くの人と取引ができることから「国際的な通貨」とも呼ばれることがあります。 そんな仮想通貨にはいくつもの種類(銘柄)があり、その価値が日々変動しています。 その中で、自分が「これだ!」と思う仮想通貨の銘柄を選んで購入し、株式投資と同じようにタイミング良く売買することで利益を得ていくという流れが、仮想通貨での資産運用です。 投資や資産運用というと、難しそうに思われがちですが、仮想通貨の場合は始めるまでのハードルが低いと言われています。 口座開設や登録の仕方も証券口座の開設などと比べると簡単で、株式などの投資経験がまったくない初めての方でも始めやすいことが特徴です。 仮想通貨の資産運用って何から始めればよいの? では具体的な流れを見てみましょう。仮想通貨はインターネットで使えるといっても、仮想通貨はどうやって購入するのでしょうか。 仮想通貨の場合は、どこかのお店に行って係の人に案内してもらうわけではなく、自分でインターネット上で口座を開設して登録する必要があります。 仮想通貨の始め方 具体的な手順としては、下記の通りとなります。 仮想通貨の取引所と呼ばれる、仮想通貨を売買できるウェブサイトに口座を開設する メールアドレスを登録し、本人確認書類を提出する(住所、氏名、生年月日などの基本情報を入力し、免許証などの本人確認書類を写真にとってアップロードする) 仮想通貨の取引所の口座に、日本円を入金する(銀行振込などで簡単に入金は可能です) 自分が買いたい仮想通貨を選び、買いたい時期に購入する 手順は単純なものですので、誰でも気軽に始められるという利点があります。 仮想通貨の取引所・販売所で口座開設するまでの流れ Coincheck 仮想通貨は少額から始めることが可能 続いて、「手順は分かったけれども、一体どれくらいのお金を用意したらよいの?」と疑問に思う方も多くいると思います。 実は、株式投資とは異なり、仮想通貨の資産運用は1,000円程度からでも始めることができます。 いきなり多額の資産を運用しようと思わずに、少額からでも購入ができますので、実際に少額から仮想通貨を買って試して、投資のやり方に慣れていきましょう。 仮想通貨を買うには取引所か販売所を利用する 仮想通貨を買うには、取引所か販売所を利用します。その二つの違いをざっくり説明すると、以下の通りです。 取引所は、個人対個人の取引の場 取引所は、個人同士が売買する場のことをさします。 取引所を利用するメリットとしては、「販売所より安い値段で買える可能性がある」「指値注文の選択が可能」「成行注文の選択が可能」などが挙げられます。 指値注文とは、売買したい価格を指定できる注文方法で、自分が希望する価格で売買を成立させることができます。 成行注文とは、値段を指定せずに注文する方法で、現在の価格に近い価格ですぐに売買を成立させたいときに便利な注文方法です。 一方、取引所を利用するデメリットとしては、「注文に失敗することがある」「仮想通貨の銘柄数が少ない」などが挙げられます。 取引所では取引が成立しないと売買できないため、すぐに売買を成立させたい場合は、次にご紹介する販売所を利用される方が良いでしょう。 販売所は、企業対個人の取引の場 販売所は、企業と個人の取引の場のことをさします。 販売所を利用するメリットとしては、「確実に売買が可能」「シンプルなやり取りなので操作ミスをしにくい」「初心者でも分かりやすい」などが挙げられます。 販売所での売買は、操作方法がシンプルで分かりやすいため、仮想通貨の取引に慣れていない初心者には便利な形式といえます。 一方、販売所を利用するデメリットとしては、「指定された価格のみで売買することになる」「取引所よりも割高になりやすい」などが挙げられます。 このように取引所にも販売所にもメリット、デメリットはありますが、仮想通貨の初心者には販売所での購入の方がわかりやすいでしょう。 販売所であれば操作がシンプルで分かりやすいため、確実に早く欲しい仮想通貨を買うことができるからです。 販売所での取引にある程度慣れてきたら、取引所で売買してみるのも良いでしょう。   Coincheckの無料登録はこちら 何を基準に仮想通貨を選べばよいの? 仮想通貨の取引所に口座を開設し、取引所に日本円を入金したあとは、買いたい仮想通貨を選ぶと説明してきましたが、ここが重要なポイントです。 現在、仮想通貨は日に日に種類が増えており、その数は2,000種類以上とも言われています。そんなにたくさんある中から何を選ぶのか…初めての方にはなかなか難しいですよね。 「私は投資の専門家ではないし、よく分からない…」と不安に思ってしまう方も多いと思います。仮想通貨は昔から存在するものではありませんし、インターネット上でやり取りするお金というのは、分かりにくいかもしれません。 ですが、現在では学生や主婦など、投資経験が全くない方でも仮想通貨に可能性を感じ、仮想通貨で資産運用をしているのが事実です。 仮想通貨に関する情報収集が大切 そこで、投資の素人でも今すぐに出来ることは、仮想通貨に関する調査をすることです。せっかくの大切な資金を運用するわけですから、納得した上で仮想通貨を購入したいものです。 「この仮想通貨で何ができるのか?」「この仮想通貨は何のためにあるのか?」など、その仮想通貨について少しでも知ることが、まず第一歩と言えるでしょう。 そうして、その仮想通貨について調べていくうちに、その仮想通貨が目指している世界などが見えて来るでしょう。その内容が実現可能と判断できれば、投資に値すると考えても良いかもしれません。 なお、仮想通貨について調べるには、ニュースや関連書籍、ブログなど、今ではさまざまな情報ツールがあります。 ただし、現代のネット社会では、すぐに検索できるという便利な反面、とにかく情報があふれています。そのため、偏った意見ばかりを集めて鵜呑みにするのは危険ですので、その点は注意が必要です。 良い意見だけでなく悪い意見も投資の参考にする まだ完全に決まった運用の仕方が定まっていない仮想通貨だからこそ、考え方はさまざまで、賛否両論あるでしょう。 したがって、「良い意見」「悪い意見」両側からの意見を聞き、自分の考えをまとめた上で始めるのが賢明でしょう。 とは言っても、「迷って決められない!」という方は、まずは国内の仮想通貨の取引所で購入できる仮想通貨を選んでみるのもいいかもしれません。 Coincheckで購入できる仮想通貨 国内取引所のCoincheckでは、15種類以上の仮想通貨を購入することができます。 それぞれの特徴などを簡単に紹介していきます。 ビットコイン(BTC) ビットコイン(BTC)は、2008年に考案された暗号技術を利用した仮想通貨です。 どの国家や組織にも支配されない「非中央集権」の通貨を作るという理想のもとに開発され、ブロックチェーン技術を基盤とするしくみによって、価値の担保を行っています。 ブロックチェーン技術とは、ある一定数の取引記録が1つのかたまり(ブロック)として管理され、そのブロックが1本の鎖(チェーン)のように管理される技術のことです。 ビットコインとは?ゼロから学ぶ人向けに分かりやすく解説します Coincheck ビットコインの購入方法/買い方を画像と動画で解説!500円からOK Coincheck リップル(XRP) リップル社(Ripple Inc.)が運営する決済システム・送金ネットワークで使用される通貨を、リップル(XRP)といいます。グローバルに資産をやりとりできることを目標に掲げて開発されました。 国際送金のスピードが速くなることが特徴で、手数料も低コストになるという利便性の高さから、世界中の金融機関で相互送金に活用されていくことが期待されています。 リップル(XRP)とは?初心者向けに特徴やメリット、今後の動向を簡単解説! Coincheck リップル(Ripple/XRP)購入方法・買い方・口座開設の流れを解説 Coincheck イーサリアム(ETH) イーサリアム(ETH)は、幼少期から数学や経済学に才能を発揮し、ビットコインの魅力に心酔していた当時19歳の若きロシア系カナダ人、Vitalik Buterinによって考案されました。 イーサリアムは、取引の経緯や契約内容といった細かい情報を記録できる「スマートコントラクト」を採用しています。 イーサリアムとは?仕組みや今後の展望、購入方法まで基礎から解説します! Coincheck 簡単にできるイーサリアム(ETH)の購入方法と買い方を解説 Coincheck イーサリアムクラシック(ETC) 2016年6月、イーサリアムを使った分散型プラットフォームに対するハッキング事件(The DAO事件)が発生しました。 ブロックチェーンの記録上、この事件について記録の巻き戻しを行った際、その措置に反対した人々が、すべての記録を残しているオリジナルのイーサリアムを「イーサリアムクラシック(ETC)」と名付けて保護しました。 イーサリアムクラシック(ETC)の将来性は?気になる今後や基本的な特徴について解説! Coincheck イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説 Coincheck リスク(LSK) リスク(LSK)は、スマートコントラクト機能を持ったプラットフォーム「Lisk」上で、通貨として利用されるコインです。 スマートコントラクトは、特定条件を満たした場合に、プログラミングされた契約が自動的に実行されるというもので、さまざまな契約を自動化できます。 仮想通貨リスク(Lisk/LSK)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 Coincheck リスク(Lisk/LSK)購入方法・買い方・口座開設の流れを解説 Coincheck ネム(XEM) NEMと表記されるネム(XEM)は、「New Economy Movement(新たな経済運動)」の略称です。 ネム(XEM)のネットワークに貢献した人ほど多くの報酬を得られるしくみとなっており、すべての人に平等に報酬が行きわたり、富の偏重が起こらないことを理想としています。 仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは?仕組みや今後の展望を初心者向けに簡単紹介します! Coincheck ネム(NEM/XEM)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説 Coincheck ライトコイン(LTC) ビットコインを「金」とすると、ライトコイン(LTC)は「銀」を目指して開発されました。ビットコインの欠点になりそうな部分を改善して、共存を目指しています。 ライトコインは、ビットコインよりも高速な取引処理が可能で、発行枚数の上限はビットコインのおよそ4倍に設定されています。 ライトコイン(Litecoin/LTC)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 Coincheck ライトコイン(LTC)購入方法・買い方・口座開設の流れを解説 Coincheck ビットコインキャッシュ(BCH) 2017年8月1日、ビットコインから分岐して誕生した仮想通貨が、ビットコインキャッシュ(BCH)です。分岐時にはブロックサイズがビットコインの最大8倍に拡張されたのが特徴です。 ビットコインキャッシュは、利用者の急増などが原因で、送金詰まりや手数料の高騰などの問題が起こっているビットコインの課題を解消することを目的としています。 ビットコインキャッシュ(BCH)の今後はどうなる?注目する理由5つの理由と特徴を基礎から解説!! Coincheck モナコイン(MONA) モナコイン(MONA)は、初めての日本生まれの仮想通貨で、実用通貨としての性格が強いと言われることもあるコインです。 2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)内のソフトウェア掲示板でそのアイディアが示され、2013年12月に開発、翌年初頭から流通が始まりました。2ちゃんねるを象徴するアスキーアートのキャラクター「モナー」を名称のモチーフとしたことから、当初は「モナーコイン」と呼ばれ、公式サイトにもその表記があります。 仮想通貨としては世界で初めて「Segwit」という新しい技術を採用するなど、ユニークな特徴を持っています。 モナコイン(MONA)とは?日本生まれの仮想通貨に将来性はあるのか Coincheck ステラルーメン(XLM) ステラルーメン(XLM/Stellar Lumens)は、2014年7月に登場した仮想通貨です。ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)氏が中心となって作られました。 ステラの特徴は個人向けの決済や送金システムの効率化を目指して作られていることです。 2001年に、ジェド・マケーレブ氏は、eDonkey2000と呼ばれるP2Pファイル共有の会社を共同で設立しました。その後、2010年には当時最大の取引所であったマウント・ゴックス(Mt GOX)を創業するに至ります。 しかし、マウント・ゴックスはハッキングにより破綻してしまい、その後にステラ開発財団が設立されて通貨取引が開始されたというのが、ステラ誕生の経緯です。 仮想通貨ステラルーメン(XLM)とは?4つの特徴と今後の将来性 Coincheck クアンタム(QTUM) クアンタム(QTUM)は、ビットコインの特徴の1つである「UTXO」という通貨管理手法と、イーサリアムの特徴の1つである「スマートコントラクト技術」、ビットコインとイーサリアムの長所を融合したものと言われています。 このビットコインとイーサリアム 「いいとこどり」のシステムを「アカウントアブストラクトレイヤー(AAL:Account Abstract Layer)」と呼び、企業間取引で要求されるレベルの高いセキュリティに対応できるわけです。 仮想通貨クアンタムとは?6つ特徴とメリットを解説 Coincheck ベーシックアテンショントークン(BAT) ベーシックアテンショントークン(BAT/Basic Attention Token)は、Webブラウザ『brave』で利用される独自トークンです。 BATはWebブラウザ『brave』上で利用されますが、『Brave』は、chromeやFirefoxのようなブラウザとは異なり、広告がデフォルトでブロックされます。 さらに、ユーザーが興味のある広告を自分で見ることを選択した場合に、報酬としてBATを受け取ることができるのです。 BATと『Brave』は、このような画期的な仕組みを持っていて、現在の広告モデルの問題を一気に解決するポテンシャルを秘めています。 仮想通貨BAT(ベーシックアテンショントークン)とは?特徴や今後の将来性、購入方法を解説! Coincheck アイオーエスティー(IOST) IOSTはInternet of Services Token(インターネット・オブ・サービス・トークン)の略称です。 クレジットカードが利用されるのと同様のレベルで、ブロックチェーン技術が様々なサービスで活用されることを目指し、2019年2月25日にメインネットOlympus v1.0がローンチされました。 独自のコンセンサスアルゴリズム「PoB(Proof of Believability)」により、公平且つ高速なスケーラビリティ(処理能力)と非中央集権が実現されています。 IOSTとは?メリットと購入方法、今後の将来性を解説! Coincheck 仮想通貨で資産運用していく上で気を付けることは? 上記でも紹介した仮想通貨のひとつ、ビットコインは、2017年だけでも20倍以上の値上がりを記録しました。一時期、ビットコインの時価総額は約30兆円を超え、テレビなどでも話題になりました。 この時価総額が高いというのは、それだけ欲しい人が多いという人気の証拠とも言えます。仮想通貨は株式に比べて短期間で大きく価格が変動することから資産を増やしやすいとも言えますが、もちろん投資のリスクもあります。 1. セキュリティリスクに注意 まず、仮想通貨の取引所には、メールアドレスとパスワードがあればログインできてしまいます。 そのため、仮想通貨の取引所に口座を開設したあとは、しっかりと「2段階認証」などの対策を施しておく必要があります。 2段階も入力するのは面倒だと思う方もいるかもしれませんが、悪用されないためには大事なことです。 最悪の場合、短時間ですべての資産を抜かれてしまうことも起こりえますので、この点には特に注意しましょう。 2. フィッシングサイトに注意 続いて、いつも使っている仮想通貨の取引所と同じだと思って使用していたら、実は似たデザインなだけで、全然異なるサイトだった!などという事もあります。 ログインするためにIDやパスワードを入力すると、その入力内容を抜き取られて、知らぬ間に資産が移されてしまう事もあるのです。 仮想通貨を運用して、何百万、何千万という利益を上げている人もたくさんいるので、このようなフィッシング詐欺の対象にもなりやすいのです。 こちらの対処方法としても、必ず取引所に口座を開設したあとは「2段階認証」を設定することで、詐欺を防ぎましょう。 また、取引所にアクセスするときには、自分のブックマークからログインするのも良いでしょう。 検索に引っ掛かりやすい広告や、SNSなどからアクセスしようとすると、フィッシングサイトに誘導されるおそれがあります。 初めて取引所のサイトをブックマークするときには、公式なURLかどうかを確認し、念には念を入れて対処しておくのが良いでしょう。 3. 価格の乱高下に注意 乱高下とは、価格が短期間のうちに急激に上がったり下がったりすることです。 株式投資とは異なり、仮想通貨には基本的には「ストップ安」や「ストップ高」という仕組みがありません。仮想通貨にはこのような仕組みがないため、価格が上がる時はどこまでも上がり、下がる時はどこまでも下がってしまう可能性があります。 こちらの対処方法としては、分散投資をするというのが一つ挙げられます。どれかひとつの仮想通貨にばかり投資していると、特定の通貨の乱高下に巻き込まれたときに、大きく損をしてしまう可能性があります。 価格の変動はその仮想通貨ごとに違いますので、様々な仮想通貨に分散して投資をしておくことで、ある程度のリスクをヘッジすることはできるでしょう。 仮想通貨の今後について 今までの法定通貨(日本円やドルなど)に関してはすでに法律があり、国家が信用を担保していました。しかし、見方によっては、強い権力を持つ国や人によって支配されているとも言えます。 実際、日本国内でも政府や大企業などによる金銭不祥事や、隠ぺい事件などはあとが絶えないのが実情です。 その一方で、仮想通貨は人類史上初めて、国が管理しないインターネット上のお金の可能性を、世の中に示したといえます。仮想通貨は、インターネットに繋がっている世界中の人々が、平等に選んで利用することができます。 仮想通貨が今後さらに普及して世の中に定着していくのかどうかは、まだ不透明な部分もありますが、多くの可能性を秘めていることは確かでしょう。 更に、仮想通貨の価格がまだ定まっていない今だからこそ、仮想通貨には大きな利益を上げられるチャンスがあるとも言えます。 仮想通貨に興味を持った方は、まずは仮想通貨の取引所に口座を開設して、少額からでも運用を始めてみてはいかがでしょうか。

2023-03-14ネム(XEM)

2009年にビットコイン(BTC)が誕生したことにより、仮想通貨で資産運用を始める人が出てきました。2018年の現在では、世界には1,000種類以上もの仮想通貨が存在すると言われています。 数多い仮想通貨の中でも2015年に公開されたネム(XEM)は、東京にnem barが誕生するなど、日本人にファンが多いことでも有名です。今回は、日本でも人気があるネム(XEM)で資産運用することは可能か?をご紹介したいと思います。 仮想通貨のネム(XEM)の基本情報 仮想通貨の中でも特に日本で人気があるのがネム(XEM)です。 ネム(XEM)はもともとNew Economy Movement(新しい経済運動)の略称でしたが、現在はその略称ではなく固有名詞とされています。 ネム(XEM)のプロジェクトは、2015年3月にビットコイン(BTC)のフォーラムサイトである「bitcointalk.org」のユーザーであったUtopianFutureによって開始されました。 このプロジェクトメンバーに日本人がいたこともあり、ネム(XEM)は日本でも注目を集めて人気がでた仮想通貨になります。 ネム(XEM)の仮想通貨単位は、ゼム(XEM)と表記をします。総発行量は8,999,999,999XEMでそれ以上コインが増えることはなく、初期におよそ1,600人の投資家に均等に分けられました。 ネム(XEM)は安全に資産運用ができる? 2016年~2017年にかけて約200倍もの価格の上昇があったネム(XEM)は、数ある仮想通貨の中でも、今後期待されるアルトコインとして注目されました。 特に、注目されているのがネム(XEM)のプラットフォームです。 ネム(XEM)とイーサリアム(ETH)の比較 例えば、ネム(XEM)をイーサリアム(ETH)と比較してみます。 ネム(XEM)もイーサリアム(ETH)と同じく、仮想通貨(トークン)を作ることができますが、ここには違いがあります。 イーサリアム(ETH)どトークンを発行する場合は、独自のツールを使ったりと、技術を理解しているエンジニアでないと、なかなか難しかったりします。 一方で、ネム(XEM)の場合は、ウォレットからの簡単な操作でトークンの発行が可能です。また、トークンの譲渡制限を簡単にかけることができるなどの特徴もあります。 また、ネム(XEM)の場合、API(ネム(XEM)が展開するサービスを他者が利用できる仕組み)を提供しているため、比較的簡単にネム(XEM)を使ったサービスを作ることもできたりします。 ネム(XEM)のセキュリティ ここで、初心者が簡単にトークンを発行できてしまうというのは、システム的には大丈夫なの?と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、2018年のCERTと呼ばれる中国の非営利サイバーセキュリティセンターの報告書において、ネム(XEM)は他のプロジェクトと比べて、システムやセキュリティの観点から、最も安全なプロジェクトだと報告されたこともあります。 また、ネム(XEM)で作成したトークンに関しても、ネム(XEM)のシステム自体で不具合などが起こらない限り、基本的には安全な仕組みになっています。 このようなネム(XEM)のシステム上の安全性の高さは、資産運用を行う際にも一つの安心材料になると言えるでしょう。 ネム(XEM)取引の口座開設から購入方法を解説はこちら ネム(XEM)の特徴は? ネム(XEM)だけでなくすべての仮想通貨に言えることですが、仮想通貨はそれぞれ異なる特徴を持っています。 例えば、パソコンにしてみても、メーカーやOSなどによって使い方や機能、スペックなどはすべて違います。仮想通貨も同じように、それぞれの仮想通貨によって異なる性質や特徴を持っています。 そこで、ネム(XEM)の特徴をご説明する前に、仮想通貨の用語でよく出てくる アルゴリズムとコンセンサスアルゴリズムについて理解しておきましょう。 1. 仮想通貨のコンセンサスアルゴリズムとは? 仮想通貨について調べていると、よく「コンセンサスアルゴリズム」という言葉を目にするかもしれません。 まず、アルゴリズムを簡単に説明すると、「計算方法」のことです。例えば、6という答えを出すためには「1+5」や「1+3+2」など色々な計算方法があります。 このように「どの計算方法を使えば早く答えを出すことができるか?」と考えてくれるシステムが、「アルゴリズム」と呼ばれています。 そして「コンセンサスアルゴリズム」は、「コンセンサス=合意」「アルゴリズム=やり方」ということで、「合意(コンセンサス)方法(アルゴリズム)」になります。 要は、仮想通貨のひとつひとつの取引に不正がないか?などを承認するシステムで、誰が、どのように取引を承認するのかを決めるルールのようなものです。 2. ネム(XEM)のPoI(プルーフ・オブ・インポータンス)とは? ネム(XEM)で採用されているコンセンサスアルゴリズムは、PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)です。 英語表記は“Proof of Importance”で、“Importance”を日本語に直すと『重要』や『重大』という意味を持っています。 ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のコンセンサスアルゴリズム 仮想通貨の先駆けであるビットコイン(BTC)のコンセンサスアルゴリズムは、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)で、イーサリアム(ETH)はPoWから、今後はPOS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行する予定です。 ネム(XEM)のPoI(プルーフ・オブ・インポータンス)は、これらの先発したコンセンサスアルゴリズムで生じたトラブルや課題を改良しようと試みた技術になります。 例えば、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)の場合は、高性能で大量のコンピューターを持っているような人が、取引承認者に選ばれます。POS(プルーフ・オブ・ステーク)の場合は、大量の仮想通貨を持っている人が取引承認者に選ばれるようなシステムでした。 そして、取引承認者に選ばれて処理を行うと、報酬が分散される仕組みとなっていました。このようなシステムの場合、基本的には資本力がある人に報酬が分配されやすい仕組みと言えるでしょう。 PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)の特徴 一方、ネム(XEM)で採用されているPoI(プルーフ・オブ・インポータンス) は、取引の活発さなど「ユーザーの重要度」で取引承認者を決定します。 つまり、ネム(XEM)のPoI(プルーフ・オブ・インポータンス)の仕組みは、ネム(XEM)を多く保有しているだけでなく、ネム(XEM)を実際に取引で多く利用している人にも恩恵が受けられるシステムになっています。 この点が、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などとの違いと言えます。 3. ネム(XEM)の ハーベスト(収穫)は初心者でも可能 ハーベストは日本語で「収穫」という意味で、ビットコイン(BTC)のマイニング(採掘)にあたる承認作業を示す言葉になります。 マイニング(採掘)は、複雑で膨大な計算する作業を成功させた人に、新しく発行した仮想通貨の報酬を支払うことを指します。一方、ハーベスト(収穫)は、特定の条件を満たした人に、ランダムに報酬が分配されるような仕組みです。 マイニング(採掘)の場合は、膨大な計算量が必要なため、世界中の人が高性能のコンピューターを使って仮想通貨の報酬を得ようと日々競い合っています。 高い性能を保有するコンピューターを持つ人なら、ビットコイン(BTC)などのマイニング(採掘)を行うことが可能かもしれませんが、初心者にとってはマイニング(採掘)は難しいでしょう。 一方、ネム(XEM)のハーベスト(収穫)は、複雑な計算やハイスペックなパソコンなどは必要ありません。 今のところは10,000XEM保有していることが条件なので、これがクリアしていればだれでも参加することができます。 10,000XEMを保有してネム(XEM)の公式ウォレットであるNano Walletでハーベストを行うことで、自動的にXEMを受け取ることができるようになるため、まさに「収穫」と言えるでしょう。 現状、ビットコイン(BTC)のマイニング(採掘)は個人レベルでの参加は難しいですが、ハーベスト(収穫)であれば個人レベルでも参加が可能です。 ネム(XEM)で資産運用を検討している方は、ハーベストにも取り組んでみてはいかがでしょうか。 ネム(XEM)取引の口座開設から購入方法を解説はこちら ハーベスト(収穫)でどのくらい資産運用ができる? 保有量や取引量によって違いがありますが、主に「ウォレットの残高」と「トランザクション(入出金取引)の頻度」が、PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)スコアに反映されます。 そのため、ネム(XEM)をたくさん利用している人が恩恵を受けることができますが、では一体ハーベストでは、どのくらいのネム(XEM)がもらえるのでしょうか? 例えば、50,000XEMをハーベスト専用のウォレットに送金し、ハーベストを開始した場合、1カ月程度で約100XEM程度がハーベスト報酬としてウォレットに入っていた人もいるようです。 XEMのレートにもよりますが、気づいたときにハーベストできていたら、嬉しいものですよね。ハーベストも積み重ねれば大きな金額になるため、大量のXEMを保有している方は、ハーベストを利用されても良いかもしれません。 今後、ネム(XEM)の価値が上がれば、ハーベストの価値も高まるため、ネム(XEM)の長期保有を考えている方には、ハーベストは良い資産運用になるかもしれません。 詳しくはこちら:ネム(NEM/XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説 ハーベスト(収穫)より報酬が多いスーパーノードとは? ネム(XEM)にはこのようなハーベストの仕組みがありますが、ハーベストよりも高額な報酬を受け取れる可能性がある、スーパーノードという仕組みもあります。 スーパーノードになれば、毎日XEMをもらうことができたりもしますので、資産運用には適したシステムとの見方もあります。 ただし、スーパーノードになるには、ハーベストよりも条件が厳しくなっています。下記に条件の例をご紹介します。 1. 300万XEM以上を保有する まず、スーパーノードになる条件のうち最も厳しいと言われているのが「3,000,000XEM以上保有していること」です。 これは、例えば1XEM=10円の場合、3,000万円分ものXEMを保有していなければなりません。 2. 5,000kbps以上の回線速度 スーパーノードになると、常に取引されている情報を処理する必要があるため、ある程度早い速度回線がないと処理に追いつくことができません。 ネム(XEM)の公式サイトでは、5,000kbps以上が条件と記載されています。 詳しくはこちら:NEM Supernode Rewards Program 3. 24時間稼働できるサーバー また、スーパーノードになると常時取引を計算する必要があるため、24時間常に計算を行ってくれるサーバーやコンピューターを設置する必要があります。 毎秒2,000回以上の計算ができるスペックが必要とされているため、一般に販売されているパソコンでは難しく、高性能のコンピューターやサーバーが必要になります。 このようにスーパーノードになるには、色々と厳しい条件があるのが実情です。 ネム(XEM)の今後や将来性について ネム(XEM)は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)とは異なるコンセンサスアルゴリズムが採用された仮想通貨です。 ビットコイン(BTC)にはないハーベストなどの特徴があることから、根強いネム(XEM)ファンも存在します。 現に、渋谷にはネム(XEM)に特化したBARである「nem bar(ネムバー)」があります。こちらのnem barは、仮想通貨ネム(XEM)の可能性や将来性に魅了された人たちが集まる場を提供しているバーです。 ネム(XEM)の理念に賛同し、ネム(XEM)を利用する人がこれからどんどん増えれば、ネム(XEM)のコミュニティもますます強くなり、通貨の価値も上がることが想定されます。 詳しくはこちら:ネム(NEM/XEM)の今後は?特徴を知って将来性を見極めよう ネム(XEM)資産運用に関するまとめ 今後、カタパルトと呼ばれる機能がネム(XEM)に実装され、ネム(XEM)の性能が更に向上することで、将来的には決済通貨として利用される可能性もあるかもしれません。 それに伴いネム(XEM)の価値が上がることも期待されており、ネム(XEM)はこのさきまだまだ成長が見込める仮想通貨とも言われています。 今後は当たり前のようにネム(XEM)が使われる世の中になるかもしれませんので、ネム(XEM)の将来性を信じられる方は、ネム(XEM)での資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

暗号資産のニュースが多く流れた2017年以降、暗号資産交換業社の数は増えていますが、実際にどれくらいの人が暗号資産の取引をしているかは不透明です。 実は日本は世界に先駆けて暗号資産の法整備を行った国ですが、そのことについてはあまり知られていないのが現状です。その後、日本と世界の暗号資産を取り巻く状況はどのように変化しているのでしょうか。 この記事では暗号資産の普及状況と普及のポイントについて詳しく解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 日本の暗号資産の普及状況はどうなっている? 日本では2017年以降、SNSを中心に暗号資産が話題となりました。 暗号資産で億単位の資産を築いた人がテレビや雑誌などで大きく取り上げられたことなどで、暗号資産の存在は広く知られるようになりました。 こうした暗号資産ブームの中で、日本は世界に先駆けて暗号資産に関する法整備を行いました。 暗号資産に関する法理が日本で施行 暗号資産に関する法律が日本で施行されたのは、2017年4月1日のことです。暗号資産に関する事項が盛り込まれたのは「改正資金決済法」という法律です。 従来の資金決済法は、商品券や電子マネーに関するルールを定めるものでしたが、今回の改正で暗号資産に関するルールも定められることになりました。 この法律によって、暗号資産とは何か、暗号資産交換業とは何かといった定義の部分、そして暗号資産交換業者に対する規制が行なわれることになったのです。 暗号資産の交換業に登録制が導入 暗号資産交換業者にとっての大きな変化は、暗号資産の交換業に登録制が導入されたことです。 この登録制によって、金融庁の登録を受けていない業者は、暗号資産の取扱いができないことになりました。また、消費者にとっては、暗号資産に関わる課税体制が強化されたことが、大きなインパクトとなりました。 暗号資産の取引所・販売所で口座開設するまでの流れ Coincheck 日本での暗号資産の普及率が高くない理由とは? 世界の中でも一早く法整備が行なわれた日本ですが、今のところ暗号資産の普及率は決して高いとはいえません。 また、暗号資産は知らなくても、暗号資産の1つであるビットコイン(BTC)については聞いたことがある、という人もいるでしょう。他にも、暗号資産とビットコイン(BTC)は同一のものだと思っている人、あるいは暗号資産とビットコイン(BTC)は全くの別物と思っている人もいるかもしれません。 このように暗号資産やビットコイン(BTC)などの単語を聞いたことがあっても、暗号資産やビットコイン(BTC)の仕組みをしっかりと理解している人は多くありません。このような背景もあってか、日本では暗号資産の普及率は高いとは言えない状況が続いています。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?初心者にわかりやすく解説 Coincheck 簡単にできるビットコインの購入方法・買い方と口座開設の流れ Coincheck 他国における暗号資産の活用例 日本では暗号資産は投資商品としての側面が大きく取り上げられますが、世界に目を向けると、他の用途を目的に暗号資産が利用されている場合もあります。 例えば、政情不安や経済危機のリスクがある開発途上国では、自国通貨が利用できなくなった場合の非常手段として、暗号資産が活用される場合もあります。 実際に、ギリシャで債務不履行の問題が起きた際には、多額の資金が暗号資産に流入しました。暗号資産は有事の際のリスク分散先の1つとして、有効活用されたのです。 また、法定通貨に比べて基本的に送金コストが低い暗号資産は、国際送金にも活用されています。 例えば、海外に出稼ぎで働いている人が母国に国際送金をすることは珍しくないため、その際の送金ツールとして利用されている場合もあります。 他国とは異なる日本の環境 一方、日本での暗号資産の必要性は、上記でご紹介したような国と比べると、そこまで高くはないのが現状です。 日本国内でも法定通貨である日本円への信頼性が高いことに加えて、世界的にも米ドルが下がると安全な通貨として日本円が買われる場合もあったりします。 また、日本で最初に暗号資産が一般に知られるようになったきっかけが、2014年のマウントゴックス事件と呼ばれる、ビットコイン(BTC)の消失事件でした。この消失事件で問題があったのは、ビットコイン(BTC)それ自体の仕組みではなく、事業者側の管理体制でした。 ですが、マウントゴックス事件により、日本では暗号資産に「危ないもの」「怪しいもの」というメージが先行して定着してしまったとも言えます。このような事件があったことなども、日本での暗号資産の普及率に影響しているかもしれません。 世界の暗号資産の普及状況はどうなっている? それでは、世界では暗号資産はどれくらい普及しているのか見てみましょう。 ドイツのオンライン統計企業であるスタティスタの行った調査によると、欧米を中心とした15カ国で暗号資産の保有率が最も高いのは、トルコの18%であることが分かりました。 次いで、ルーマニア12%、ポーランド11%、スペイン10%、チェコ9%、アメリカ8%となっています。なお、この調査での有効回答数は14,828人で、各国約1,000人から回答を得たそうです。 詳しくはこちら:How Many Consumers Own Cryptocurrency? トルコで暗号資産の普及率が高い理由とは? ほとんどの国で暗号資産の保有率は10%未満である中で、なぜトルコでは国民の約5人に1人が暗号資産を持っているのでしょうか。 その理由は、トルコの政情不安と金融危機があると考えられます。政情不安の原因は、大統領による独裁政権です。 トルコでは2013年には大規模な反政府デモが行なわれ、2016年にはクーデター未遂事件が発生しました。これらの事件によって、トルコ国民の政府に対する信用が下がったため、トルコリラ以外の通貨を保有する国民が増えたとの見方もあります。 このような政情不安は、トルコリラの価格にも影響が出ています。2007年から2018年までのトルコリラの暴落率は80%を超えています。 また、政策金利も高い水準となっており、トルコは政情的にも経済的にも不安定な状況が続いているといえるでしょう。 こうしたことから、法定通貨であるトルコリラよりも、暗号資産を保有した方が安全と考える人が、トルコには増えているのかもしれません。 教育水準が暗号資産の普及状況に影響する? 暗号資産の普及率は低くても、日本は認知度の面では高いという調査結果もあります。 ドイツの市場調査会社であるダリアリサーチは、日本と韓国ではインターネットを利用できる人の60%以上から「暗号資産を知っている」との回答が得られたと発表しています。 なお、この調査はアメリカ・イギリス・ドイツ・ブラジル・日本・韓国・中国・インドの合計29,492人を対象に、2018年3月に行われました。 詳しくはこちら:HOW MANY PEOPLE ACTUALLY OWN CRYPTOCURRENCY? 暗号資産の認知度の高さは、必ずしも保有率の高さには結びついていませんが、ダリアリサーチの調査結果によると、教育水準が高い人ほど暗号資産の保有率が高いという示唆も出ているようです。 暗号資産の普及率を上げるための課題とは? 日本で暗号資産が普及するためには、どのような条件が必要なのでしょうか。 日本では暗号資産の認知度自体は高いことを考えると、暗号資産に対するイメージが改善されることに加えて、支払いや決済手段として暗号資産を利用できる場所が増えることによっても、暗号資産の普及率が高まる可能性はあるでしょう。 投資面だけではなく実用面での条件を整えることも大切で、このように暗号資産の実用性が高まるにつれて、より暗号資産が身近な存在になっていくと考えられます。 また、暗号資産の魅力の1つは、法定通貨よりも送金コストが低いことです。 ですが、暗号資産の代表格であるビットコイン(BTC)の場合は、2017年に多くの人が購入して価格が急激に高騰した際に送金手数料も高騰してしまい、必ずしも送金コストが低いとは言えない状況になってしまいました。 このように、ビットコイン(BTC)などの暗号資産には、スケーラビリティなどの様々な問題などが残されています。そのため、それらの問題を一つ一つ改善していくことなども、暗号資産の普及につながるでしょう。 暗号資産の技術であるブロックチェーンにも注目を 暗号資産の普及状況は、日本よりも他国の方が進んでいる場合もあります。 暗号資産は日本では投資の側面が強調されていますが、世界では暗号資産の技術であるブロックチェーン技術も注目されており、ブロックチェーン技術を用いたサービスも次々と誕生しています。 そのため、これから暗号資産の利用を検討している方は、日本のみならず世界での普及状況や、暗号資産を支えるブロックチェーン技術などについても理解を深めておくと良いでしょう。

日本では、暗号資産(仮想通貨)のことをまったく知らない人は少ないかもしれません。 テレビニュースや新聞の報道で暗号資産のことを知って興味を持ったものの、新しい分野のものなので、法律的な問題がないのか、安心して利用できるものなのか気になる人は多いかもしれません。 そこでこの記事では、日本の法律で暗号資産がどのように扱われているかを中心に紹介しています。暗号資産にまつわる法律が私たちにどのような影響を与えるのかを見ていきましょう。 ※仮想通貨の税金については、2024年2月13日時点の情報となります。 日本で施行された法律である暗号資産法とは? 日本では暗号資産に関する法律は2017年3月21日に閣議決定し、同年2017年4月1日に施行されました。 この法律は俗に暗号資産法と呼ばれていますが、正式には「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案」です。 暗号資産に関する記述はその中の「資金決済に関する法律」の第3章の2に追記されています。 ビットコインやアルトコインといった具体的な名称は出てきませんが、暗号資産の定義や、暗号資産交換業者の義務などを定めることで、暗号資産の運用ルールが公に定められることになりました。 日本ではどんな暗号資産の規制があるのか はじめに2017年の改正資金決済法で、どのような規制が新たに加わったのかを見てみましょう。 この法律の大きなポイントは、暗号資産とは何かが定義づけられたことです。同様に暗号資産を取り扱う暗号資産交換業者も定義づけられ、登録制が導入されることとなりました。 従来、暗号資産交換業者を直接規制する法律はありませんでしたが、この改正により業者が講じなければならない措置が明文化されたのです。具体的には取扱い通貨の説明や手数料に関する情報提供、社内規則の整備などが挙げられます。 また、銀行や証券会社などと同様に、顧客資産と自社の資産を分別して管理することが義務付けられました。暗号資産がマネーロンダリングなどの犯罪目的に利用されることを防ぐため、取引の確認や取引記録の作成も義務化されています。 こうした規定に違反した場合、暗号資産交換業者に対して金融庁が業務改善命令や業務停止命令などを命令できる権限も設けられたことも、大きなポイントとなっています。 ICOについての注意喚起 この法律改正が行なわれた同じ年に、金融庁は「ICO(Initial Coin Offering)について~利用者及び事業者に対する注意喚起~」を発表しました。 ICOの仕組みによっては、資金決済法や金融商品取引法などの規制の対象に含まれること、ICOで発行されるトークンは暗号資産に該当することなどが記載されています。無登録でICOを行った場合は、刑事罰の対象となることも明文化されました。 また、この注意喚起では暗号資産交換業者だけでなく、ユーザーに向けてICOに参加するリスクに触れていることが特徴です。 レバレッジの上限について 2020年に施行された金融商品取引法改正にて、暗号資産取引におけるレバレッジ上限が定められています。 具体的には、暗号資産証拠金の個人向け取引には、一律2倍のレバレッジ上限が設けられています。以前、暗号資産証拠金の個人向け取引では、国内FX(外国為替証拠金取引)取引市場と同じ最大25倍のレバレッジが設定されていましたが、2019年10月に4倍に引き下げられ、さらに改正金商法施行に伴い2020年5月には一律2倍まで引き下げられたという経緯があります。 一方で、法人向け取引には、個別銘柄ごとに毎週(過去)の価格変動を基にレバレッジを計算する方法が導入されています。2023年現在、法人向けのレバレッジは4~9倍で推移しています。 暗号資産交換業者に対する規制の内容は? 改正資金決済法が暗号資産交換業者に課した規制内容で大きな点は、事前の登録制が導入されたことです。 登録できる業者の最低条件として、資本金が1,000万円以上であり、純資産額がマイナスではないことが掲げられています。 資本金が一定の金額以上であることを求めているのは、暗号資産の取引を適正に確実に行えるだけのシステムを整える必要があるからです。 金融商品を取り扱うためには、しっかりとしたセキュリティ対策が欠かせませんが、それを行うためには相当の投資が求められます。純資産がマイナスではないことも健全な運営のためには不可欠な要素となります。 また、暗号資産交換業者は、ユーザーに対してさまざまな情報提供を行うことも求められるようになりました。取引の内容や暗号資産交換業者の住所、苦情相談に応じる窓口はもちろん、契約解除時の取扱いや契約期間に関する情報などユーザーが誤った判断をしないように、十分に正確な情報を提供しなければならなくなっています。 新たな法律では、暗号資産交換業者は顧客資産と自社の資産を分別して管理することが義務づけられました。もしこれに違反した場合は懲役刑や罰金刑が課せられることが規定されています。 また、不正アクセスや情報漏えいを未然に防ぐための、情報セキュリティ対策も必要な措置として定められるようになりました。特定事業者として、マネーロンダリングなどの犯罪を防止するための義務も負っています。 国の登録事業者となるということは、監督規制を受けることを意味します。帳簿書類や報告書の作成と提出が義務付けられるようになり、場合によっては業務改善命令や登録の取り消しや処分が勧告されることもあるということです。 このように改正資金決済法では主にユーザー保護を目的として、暗号資産交換業者に対する規制が行なわれることとなりました。 暗号資産の取引所・販売所で口座開設するまでの流れはこちら 日本での暗号資産の取り扱いはどうなっている? これまで暗号資産交換業者を取り締まる規制内容を中心に見てきましたが、ここからはユーザーへの影響を見ていきましょう。 日本で最も有名な暗号資産はビットコイン(BTC)です。ネットショッピングや街中の買い物の支払い手段として、ビットコインを利用できる場所は世界中で増えています。 しかし、税法上は円やドルなどの法定通貨ではなく資産として取り扱うことになっています。税法上資産として扱われるものの、必ずしも簿価扱いではない点に注意が必要です。 簿価は購入時の金額を記載するのが基本ですが、暗号資産に関しては時価との差額で取り扱うことになります。 たとえば、10万円で購入した暗号資産が20万円の価値となったとします。その暗号資産を現金化する場合、収入は差額の10万円となります。 仮に現金化せずに暗号資産で10万円のPCを購入した場合、暗号資産の時価と商品価格との差額である10万円が課税の対象となるのです。 購入時の価格を簿価とすればよいと考えていると、間違った処理をしてしまうことになります。詳しくは国税庁のホームページに掲載されている「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」を参照してください。 詳しくはこちら:暗号資産に関する税務上の取扱いについて(FAQ) 暗号資産法の施行でどのような影響があるのか 暗号資産法の影響を簡単にまとめると、ポイントは2つあります。1つは決済の手段として国に正式に認められた安心感があります。 もう1つは、暗号資産取引所が登録制になり、金融庁の監督下に置かれることになったことで、信頼性と安全性が高まったことです。 ユーザーを保護するための政策が取られることにより、一般の人にとって暗号資産が身近な存在になると考えられます。 法律以外にもある日本国内の規制内容とは? 暗号資産の普及に伴って、法律のほかにも暗号資産を規制する動きが出て来ています。その1つが、クレジットカード会社による購入規制です。 クレジットカード各社が暗号資産のクレジットカード購入を取り止める動きに合わせて、暗号資産取引所でもクレジットカードでの購入サービスが停止されています。 ※現在、Coincheckにおけるクレジットカード決済は停止中です。 また、大手暗号資産交換業者が参加している、一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)では、ハードフォークや新コインへの対応を定めました。 対応指針にはハードフォークや新コインの情報収集と情報提供を積極的に行うこと、誕生した新コインの付与に関する事項をあらかじめ説明すること、新コインを取引所で取り扱うかどうかを選択できることなどが記載されています。 詳しくはこちら:計画されたハードフォークおよび新コインへの対応指針の公表について 法律による規制があるからこそ安心して利用できる! 改正資金決済法により、暗号資産が公に認められたことで、逆に多くの規制が生まれたという印象を持つ人はいるかもしれません。 特にクレジットカードでの購入など、これまでできていたことができなくなるのは、不利益に感じることでしょう。 しかし、これらはユーザー側を規制するためのものではなく、その多くは一般の人が暗号資産を安全に利用するために、事業者に課せられる内容となっています。 法律があることでトラブルを未然に防ぎ、トラブルが起きてしまってもユーザーを守ることができるのです。法律による規制があるからこそ、安心してサービスを利用できることを認識しておきましょう。

この記事でわかること ETFの概要やメリット 現物ETFと先物ETFの違い ビットコインETFに関するニュースが市場に与える影響 ビットコインETFの申請や却下、承認までの経緯 ビットコインETFの承認を行うSEC(米証券取引委員会)とはどのような機関なのか ビットコインETFとは、ビットコイン価格に連動したETF(上場投資信託)のことです。 ビットコインETFは今、かなり注目されているトピックです。事実として2021年10月19日、アメリカのニューヨーク証券取引所において、ビットコインの先物価格に連動したETFが上場しました。 このニュースは暗号資産業界外からの注目度も高く、これを皮切りにより多くの投資家の投資対象として、暗号資産であるビットコインの選択肢が生まれました。 しかしながら、 ビットコインETFの概要なぜビットコインETFが注目されているのか 等のトピックをしっかり理解できている方は少ないと思います。 そこでこの記事では、ETFの基礎知識から最新の暗号資産市場への活用に至るまで網羅的な情報をお届けします。業界内で盛り上がっているトピックからは、投資チャンスが生まれる可能性が高いです。ぜひ本記事の内容をご覧いただき、今後の投資判断のご参考にしていただければ幸いです。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 そもそもETFってどういうものなの? 現物ETFと先物ETFの違い 現物ETFとは 先物ETFとは ビットコインETFのメリットは何? 1.暗号資産の信用が高まる 2.機関投資家による資金が流入する 3.信用取引ができる 4.流動性が高く売買しやすい5.税金面でのメリット ビットコインETFのニュースが与えるチャートや値動きへの影響は? ビットコインETFの申請と却下、承認までの経緯 ウィンクルボス兄弟の申請 CBOE(シカゴ・オプション取引所)による申請 Bitwise(ビットワイズ)による申請 カナダ、バミューダ、ブラジル、ドバイでのビットコインETFの承認 プロシェアーズ社のビットコイン先物ETFの承認 アメリカで2、3番目となるビットコイン先物ETFの登場 時価総額2位の暗号資産、イーサリアム(ETH)のETFへの期待 ブラックロックがビットコイン現物ETFを申請 グレールスケールがSECに訴訟で勝利 コインテレグラフによるブラックロックETF承認との「誤報」 ビットコイン現物ETFが米証券保管振替機関(DTCC)のリストに一時掲載、承認期待高まる SECがビットコイン現物ETFを承認 審査をしているSEC(米証券取引委員会)はどういう機関? 日本でビットコインETFは取引できるのか? ビットコインをポートフォリオに組み込む意義 インフレに対するヘッジ手段 そもそもETFってどういうものなの? ETFとはExchange Traded Fundの略称であり、取引所で取引される投資信託(上場投資信託)のことを指します。上場投資信託とは証券取引所に上場している投資信託を意味し、特定の指数(日経平均株価など)に連動する仕組みです。 ETFは日銀(日本銀行)が日本のデフレ脱却を目指し、金融緩和のため2013年4月から開始しました。ETFはさまざまな種類から選ぶことができ、商品の性格上、自然に分散投資されるという特徴があります。 ETFは主に、REIT(不動産投資信託)・コモディティ(先物)・レバレッジ型(ブル型)・インバース型(ベア型)と呼ばれる種類があります。 ETFは通常の株式と同様に市場でいつでも売買することができ、信用取引も可能です。売り買いの価格は、取引所で買い手と売り手の需給によって決定されています。 株式投資と投資信託のそれぞれの特徴を合わせ持っており、一般の人でも気軽に売買できることが、ETFのメリットだといえるでしょう。 現物ETFと先物ETFの違い ETFには主に、現物ETFと先物ETFという2つの種類があります。 2021年10月19日にアメリカ合衆国のニューヨーク証券取引所において上場したビットコインETFは先物価格に連動したETF、いわゆる先物ETFに分類されるETFです。 この章では2つのETFの種類について詳しく解説していきます。 現物ETFとは 現物ETFとは、その名の通り金融商品の現物に投資するETFです。 現物ETFの価格は、投資対象の金融商品の現物価格との連動を目指しています。 現物ETFの購入者は、ETFを通常の株式や債券と同じように市場で売買することができます。 個別の株式や債券よりも、ETFにすることで市場における流動性が向上し、取引に際する利便性は向上します。 先物ETFとは 一方で先物ETFとは、先物取引に投資を行うETF、又は先物取引の価格を用いる指標(インデックス)にETF価格が連動するETFのことです。 2021年10月19日にアメリカで初めて暗号資産のETFとして承認されたビットコインETFは、この先物ETFに該当します。 先物取引とは金融デリバティブ(派生商品)の一つです。「あらかじめ定められた期日」に株式や債券といった「特定の金融商品」を「あらかじめ定められた価格」で売買することを約束する取引のことを指します。 ビットコイン先物ETFが上場することで、暗号資産取引所の口座や暗号資産ウォレットを開設せずともビットコインへの投資が可能となります。より多くの投資家層へビットコイン投資を拡大させていくための、大きな要因になる可能性があります。 ビットコインETFのメリットは何? ビットコインETFの主なメリットには、例えば下記の5点が挙げられます。 1.暗号資産の信用が高まる2.機関投資家による資金が流入する3.信用取引ができる4.流動性が高く売買しやすい5.税金面でのメリット 1. 仮想通貨の信用が高まる 1つ目は、暗号資産の信用が高まる可能性があることです。 ビットコインETFが証券取引所に上場したという事実は、ビットコインという金融商品が取引所の厳しい審査に合格したことを意味します。取引の透明性やセキュリティ確保など、投資家保護が一定レベルを超えている金融商品として、ビットコインがある程度認められたことの裏付けです。 上記より、ビットコインETFの上場は、投資対象として適正だと取引所が認めたことになるため、暗号資産の社会的信用が高まるとも言えるでしょう。 2. 機関投資家による資金が流入する 2つ目は、機関投資家による投資資金が流入する可能性があることです。 機関投資家は、預かった資金を安全に運用する義務があります。そのため、投資家保護が十分でないものには投資できないのです。 仮想通貨の取引所でビットコイン(BTC)を購入することができなくても、ビットコインETFが上場を果たせば、そちらは投資対象に加えることができます。 その結果、ビットコイン(BTC)に資金が流入し、価格上昇などが期待できると言われています。 3. 信用取引ができる 3つ目は、信用取引ができることです。ETFは売りから入ることもできます。 価格下落局面でも取引が成立しやすくなり、取引がより活発になる可能性があります。 加えて信用取引を活用することで、少ない投資金額でもハイリターンを狙える可能性があります。レバレッジという倍率の設定を行うことで、自分の元手以上の取引金額でトレードを行うことができます。結果的に、大きなリターンを獲得できる可能性があるのです。 ただし、信用取引は大きなリターンを狙いやすい一方で、それに伴って背負うリスクが増加します。投資家は、十分注意して投資判断を行う必要があります。 4. 流動性が高く売買しやすい トレーダーにとって、ストレスのない取引を行うためには高い流動性が大切です。流動性が低い状態だとトレーダーが希望する価格での売買が成立しずらくなり、約定までの時間も長くなります。 従来よりも大規模な売買を行いたいというニーズがあり、なおかつ運用資金が潤沢な方にとっては、ETFの登場によってビットコインへ投資するハードルが低下したと考えることができます。 税金面でのメリット 5つ目は、ケースによっては税負担が減少する可能性があることです。 ビットコイン(BTC)の売却益は、雑所得として総合課税の対象とされています。総合課税の場合、所得が高いほど税率が高くなる仕組みです。 一方、ビットコインETFは、金融商品として申告分離課税の対象となります。申告分離課税の場合は、税率は一定です。そのため、非常に大きな利益を手にしたときに、税負担が少なくなるメリットがあります。 ビットコインETFのニュースが与えるチャートや値動きへの影響は? ビットコインETFに関連するニュースは、ビットコインの価格や暗号資産市場全体に対して非常に大きなインパクトがあります。事実として、ニュースが発表された前後の価格変動を観察すると、顕著な暴落と暴騰を観察することができます。 たとえば、ウィンクルボス兄弟が行ったビットコインETF申請がSEC(米証券取引委員会)に却下された際、ビットコイン価格は急落しました。 申請却下が発表される前までは、承認によって機関投資家が参入し、ビットコイン(BTC)の取引量が増加すると市場は期待していました。そのため、ビットコイン価格は急騰していたのです。しかし、申請却下によりその期待は失望に変わり、ビットコイン価格の暴落を引き起こしました。 引用:ビットコイン/円(BTC/JPY) 一方で2021年10月15日にSEC(米証券取引委員会)がビットコイン先物ETFの取り扱いをアメリカで初めて承認した際、ビットコイン価格は急上昇しました。 当時のチャートは上掲のようになっています。ビットコイン先物ETFが承認された2021年10月15日のチャートをご覧いただくと、ビットコイン価格が一日で急上昇し日本円建てで700万円を突破したのが分かると思います。なおこの日の高値である714万円は、ビットコインの過去最高値になっていました。 ビットコインETFの申請と却下、承認までの経緯 ビットコインETFの承認までには、幾多の紆余曲折がありました。 この章では、これまでのビットコインETFの申請と却下の歴史を振り返っていきましょう。 ウィンクルボス兄弟の申請 まず、2017年3月に、ウィンクルボス兄弟がビットコインETFの申請を行い、SEC(米国証券取引委員会)に却下されるということがありました。 その後、2017年12月には、CBOE(シカゴ・オプション取引所)にビットコイン先物取引が上場を果たします。先物取引が承認されれば、ビットコインETFも上場が認められるのではないかと期待が高まりました。 しかし、2018年1月、SECがビットコインへの懸念点を発表します。それを受けて、ビットコインETFを申請していた4つのファンドによる申請取消が行われました。上場が認められる条件を満たさないと自主的に判断し、出直すために申請取消を行ったのです。 CBOE(シカゴ・オプション取引所)による申請 2018年3月には、CBOEがSECにビットコインETFの承認を要請するに至り、いくつかのファンドも続いて申請を行います。ただし、ビットコインETFの上場は厳しく、2018年8月に、SECは9つのビットコインETFの承認拒否を行ったのです。 その後、2018年8月に、SECの上級幹部によるビットコインETF再審査開始の発表が行われます。2018年10月には、SECが再審査中のビットコインETFに修正箇条を提出し、市場では承認の可能性が出てきたという観測が出ている状況です。 Bitwise(ビットワイズ)による申請 2019年1月、資産運用会社の「Bitwise(ビットワイズ)」がビットコインETFを申請しました。しかし申請から9ヶ月後の2019年10月、相場操縦の可能性や暗号資産市場における詐欺的行為の横行という問題が解決されていないという理由で上場を拒否されています。 カナダ、バミューダ、ブラジル、ドバイでのビットコインETFの承認 ビットコインETFが世界で初めて承認された国はカナダです。 2021年2月11日にカナダの資産運用会社「Purpose Investments(パーパス・インベストメンツ)」が、ビットコインETFがカナダ規制当局から承認されたと発表しました。 またカナダ以外にも、バミューダ、ブラジル、ドバイでのビットコインETFの承認事例があります。 2021年2月、バミューダ証券取引所でビットコインとその他5銘柄を組み入れた暗号資産ETFが承認を受け、取引が開始されました。この暗号資産ETFはビットコインとイーサリアムで組み入れ銘柄の約96%を占めています。 2021年6月23日には、CVM(ブラジル証券取引委員会)に承認されていたビットコインETFの取引が、ブラジルの証券取引所「B3」にて開始されました。 そしてドバイでは、同じ2021年6月23日にカナダの資産運用会社「3iQ社」のビットコインETF「QBTC」が、Nasdaq Dubai(ナスダックドバイ)という取引所にて取引が開始されました。 プロシェアーズ社のビットコイン先物ETFの承認 2021年10月15日、SEC(米証券取引委員会)がビットコイン先物ETFの取り扱いをアメリカで初めて承認しました。 承認されたビットコイン先物ETFは、「Proshares(プロシェアーズ)」というETF群の「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF」です。なおProsharesとは、アメリカの投資ファンド会社である「ProFunds Group(プロファンズ・グループ)」が扱うETFの総称です。 このETFは先物ETFですので、ETF自体の価格は実際のビットコインの現物価格に直接連動するわけではなく、ビットコインの先物取引の価格に連動します。 ビットコイン先物ETFが承認されたというニュースは市場にも影響を及ぼし、ビットコイン価格は日本円建てで700万円を突破して過去最高値を記録しました。 アメリカで2、3番目となるビットコイン先物ETFの登場 なお、ビットコイン先物ETFには既に2、3番目が存在しています。 ビットコイン先物に連動するETFとしてはアメリカで2番目となる「バルキリー・ビットコイン・ストラテジーETF」が2021年10月22日に上場しました。 加えてアメリカで3番目のビットコイン先物ETFである「ヴァンエック・アンド・ソリッドX・ビットコイン・ストラテジーETF」は、2021年11月16日にアメリカのCBOE(シカゴ・オプション取引所)に上場し、取引が開始されました。 なおヴァンエック社が申請した現物のビットコインETFは、2021年11月12日にSEC(米証券取引委員会)から非承認となってしまいました。理由は依然として「相場操縦や詐欺的行為を防ぎ、投資家の利益を守るための要件を満たしていない」というものでした。 今後、ビットコインETFが盛り上がっていくに連れて、ビットコインの注目度も向上していく可能性が高いです。とりわけ現物のビットコインETFが承認された際には、今まで以上に市場への好材料となるでしょう。 時価総額2位の暗号資産、イーサリアム(ETH)のETFへの期待 ビットコインETFの承認が暗号資産市場を盛り上げたのを皮切りに、イーサリアム(ETH)関連のETFに関する注目も高まっています。イーサリアムとは時価総額がビットコインに次ぐ2位で、ビットコインとは異なるユースケースを想定されて開発された暗号資産です。 事実として、アメリカの資産管理会社「Kelly Strategic Management(ケリー・ストラテジック・マネジメント)」は2021年11月29日に、イーサリアムの先物ETFの申請をSECに提出しています。もしこの申請が承認された場合、暗号資産市場にとってかなりの好材料となり得ます。イーサリアムの価格上昇も期待できるでしょう。 ブラックロックがビットコイン現物ETFを申請 この出来事をきっかけに、ビットコイン現物ETF承認への風向きが変わり始めたと思う方も少なくはないのでしょうか。 2023年6月15日、世界最大の資産運用会社であるブラックロック(BlackRock)が、そのETFブランド「iシェアーズ(iShares)」を通じて、ビットコイン(BTC)を基にした現物ETFの設立を目指していることが明らかになりました。 ブラックロックが米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、この新しいファンドは「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust)」と命名され、その主な資産はカストディアンである暗号資産取引所コインベース(Coinbase)が保有するビットコインによって構成されます。 これまでSECは、グレイスケール(Grayscale)、ヴァンエック(VanEck)、ウィズダムツリー(WisdomTree)などの資産運用会社が提案したビットコイン・スポットETFの申請を却下してきました。しかし、ブラックロックは10兆ドル(約1400兆円)を超える運用資産残高(AUM)を持ち、CEOのラリー・フィンク(Larry Fink)はSECやその委員長であるゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)と匹敵する政治力を有しているため、今回の申請には大きな注目が集まりました。 このニュース発表後、ビットコイン価格は約1%上昇し、2万5700ドル手前まで反発しています。 グレールスケールがSECに訴訟で勝利 2023年8月29日、暗号資産運用会社グレースケール・インベストメンツが、米証券取引委員会(SEC)に対する裁判で勝利を収めました。 グレースケールは、店頭取引されているグレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)をビットコインの上場投資信託(ETF)に変更するために申請していましたが、SECはこれを却下。しかし、米国裁判所は8月29日の提出書類で、控訴裁判所の判事ネオミ・ラオ氏がグレースケールの再審査申請を認め、SECによるGBTC上場申請の拒否を無効とするよう命じました。 引用:X(旧Twitter) グレースケールのCEOマイケル・ソネンシャイン氏は、法律チームが裁判所の意見を「積極的に検討中」であると述べ、この勝訴を受けてビットコインは約2万8000ドルまで価格が一時上昇しました。 コインテレグラフによるブラックロックETF承認との「誤報」 10月16日、米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が規制当局より現物ビットコインETF(上場投資信託)の承認を受けたという米暗号資産(仮想通貨)メディアのコインテレグラフ(Cointelegraph)による報道を否定したことで、一時ビットコイン(BTC)価格が突然急騰し、その後急騰以前の価格に戻るという激しい値動きを見せました。 コインテレグラフは16日、米証券取引委員会(SEC)がブラックロックによる現物ビットコインETFの申請を承認したと公式Xで速報ニュースとしてポスト。しかし、その後同メディアはポストを一部修正し、その後削除対応を行いました。 引用:Cointelegraph 誤報という少し残念な形になってしまったものの、誤報による価格高騰から市場のビットコイン現物ETF承認への期待の大きさが顕著に現れたニュースとなったと言えるでしょう。 ビットコイン現物ETFが米証券保管振替機関(DTCC)のリストに一時掲載、承認期待高まる 2023年10月24日、ビットコインの価格が年間最高値を更新し、一時約3万5000ドルまで高騰しました。この価格上昇の一因となったと思われる出来事として現物ビットコインETFが米証券保管振替機関(DTCC)のリストに掲載された件が挙げられます。掲載されていたETFはブラックロックが米証券取引委員会(SEC)に申請中の「アイシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust)」。ティッカーシンボル「IBTC」としてDTCCのウェブサイトにあるETF一覧に掲載されていました。 引用:X(旧Twitter) 一度「IBTC」がリストから削除されたものの、翌日25日には再掲載された。なお、実はIBTCは同年8月からDTCCのリストに掲載されていたとも報告されており、リストへの掲載は規制当局の承認を意味するものではないとも説明されています。 しかし、ビットコイン価格が年間最高値を更新した点からも見て取れるように、市場はビットコイン現物ETFが認可される兆しに大きな期待を抱いていることが分かります SECがビットコイン現物ETFを承認 そしてついに、2024年1月10日、米証券取引委員会(SEC)は計11本のビットコイン現物ETFを承認すると発表しました。 今回承認されたのは米資産運用大手のブラックロックやフィデリティ、アーク・インベストメンツなどが申請していた10本と、グレースケール・インベントメンツが求めていたビットコインで運用する未上場投資信託のETF転換です。 ビットコイン現物ETFが承認されたことで、投資家はSECの監督下にある証券会社の証券口座を通じて株式などと同様に売買することができ、仮に証券会社が破綻しても投資家の資産は保護されます。加えて7兆ドル(約1,000兆円)の市場規模を持つETFには、金や不動産に投資するETFが既に多く存在し、これにビットコインの現物ETFが新たに加われば、これからより機関投資家や個人投資家がETFを投資対象に組み入れやすくなるでしょう。 審査をしているSEC(米証券取引委員会)はどういう機関? ビットコインETFの上場申請があった場合における承認可否のための審査については、SEC(エスイーシイー)が行っています。SECは、Securities and Exchange Commissionの頭文字をとった略語です。 日本語にすると米国証券取引委員会のことで、投資家保護を目的として設立されました。主な機能は、市場における証券取引で違法行為が行われていないかどうかの監視などを通じて、投資家保護を実現することです。 SECは、アメリカの連邦政府機関で、日本の証券取引等監視委員会とほとんど同じ機能を果たしています。アメリカにも、日本における金融商品取引法と同じような法律である証券取引法があり、その法律に基づいて活動をしている点が特徴です。 市場の監視や証券会社の管理などを行うことによって、投資家が損害を受けないように日々活動しています。ビットコインETFの承認可否判断についても、投資家保護の観点から問題がないかどうかが焦点です。 日本でビットコインETFは取引できるのか? ここまでETFの概要、承認による価格変動の動向、承認までの歴史を丸っと解説してきました。 ここまでのトピックを理解した上で、 「では実際に日本でビットコイン先物ETFを購入することはできるのか?」 という疑問が出てくると思います。 結論としては、日本でビットコインETFを取引することはできません(2021年11月時点)。 その理由には、日本の金融庁の暗号資産投資に対するスタンスが起因しています。 日本国内の証券会社において海外取引所に上場したETFが取り扱われるためには、海外で上場したETFに関する日本の金融庁に向けた申請が必要です。例えばアメリカで最も早く承認されたビットコイン先物ETF「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF」の場合、運営会社の「ProFunds Group(プロファンズ・グループ)」が届出書を日本で提出する必要があるのです。 ビットコインをポートフォリオに組み込む意義 ビットコインETFが日本で承認されない理由について理解いただけたと思います。 ここではビットコインETF、ないしビットコインを自身の資産ポートフォリオに組み込む意義について解説してきます。なおポートフォリオとは、自身が運用する資産や金融商品の割合や組み合わせ方を指す言葉です。 インフレに対するヘッジ手段 ビットコインはインフレに対するヘッジ手段にもなり得ます。 その決定的な理由は、ビットコインの総供給量が2100万枚と定められているからです。ビットコインの供給量が一定である点は、ビットコインがインフレに対して強い資産であるということを示しています。 同じようにインフレに対するヘッジ手段として想像しやすいのはゴールド(金)だと思います。しかしゴールドは将来的な採掘量がきっちりと定められているわけではありません。もしかすると、新たな金脈が発見されて、全体の供給量が増加することも考えられます。それと比べると、ビットコインは総供給量が2100万枚にきっちりと定められているため、供給量の側面だけで見ると金よりも適切なインフレへのヘッジ手段だと言えるのではないでしょうか。 ここでインフレについて、少しだけ詳しく解説します。 インフレという言葉は、モノの値段が上昇することだと認識されている方が多いと思いますが、厳密に言うとこのインフレの定義は異なります。インフレとは、法定通貨の価値が減少することです。 一般的にモノの供給量が多くなると、そのモノの価格は低下します。これは法定通貨にも同じことが言えます。コロナ禍における各国政府は、大規模な金融緩和を行い経済のパニックを沈めようとしました。この金融緩和において大量に法定通貨が発行され、法定通貨自体の価値が低下したのです。 法定通貨の価値が減少すると、相対的にモノの価格は上昇しますよね。事実として、コロナ禍における金融緩和は世界同時株高を発生させました。この事例は、政府の匙加減によって法定通貨の発行量が決定できてしまうという問題点を浮き彫りにしました。 政府によるインフレ進行が止まらなかった場合において、ビットコインは政府に依存しないインフレヘッジの手段になり得ます。 ビットコインETFのまとめ 今回の記事では、ビットコインETFに関する包括的な内容を紹介しました。 あらためてこの記事でお伝えしたかった事項をまとめます。 ETFの概要やメリット 先物ETFの仕組み ビットコインETFに関するニュースが市場に与える影響 ビットコインETFの申請や却下、承認までの経緯 ビットコインETFの承認を行うSEC(米証券取引委員会)とはどのような機関なのか ビットコインETFが日本で取引できない理由 ビットコインをポートフォリオに組み込む意義 ビットコインETFが承認されることで、暗号資産がより広く投資家にとって身近な存在になります。 将来的には現物のビットコインETFが承認されることで、ビットコインへの投資が一般的になる世界が到来する可能性があります。その際の価格上昇の恩恵を受けるため、今からビットコインへの投資を開始することをおすすめします。 この記事が、ビットコインETFについて知るための参考情報としてお役に立てれば幸いです。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck

仮想通貨(暗号資産)に興味はあるものの、ボラティリティティの高さなどやトラブルに関するニュースを目にすると、本当に利用しても大丈夫なのか、不安に感じている人は多いのではないでしょうか。 この記事では、はじめに仮想通貨とはどのようなものか、仮想通貨を支える技術であるブロックチェーンのとは何かを紹介します。仕組みを理解できれば必要以上に仮想通貨を怖がらなくてもよくなるからです。 その上で、安全に取引をする方法を見ていきます。正しく仮想通貨を学んでみましょう。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 そもそも仮想通貨とはどういうものなのか? 仮想通貨と電子マネーの違い 仮想通貨で最も有名なのはビットコイン(BTC) 仮想通貨は安全に利用できるものなの? 仮想通貨のブロックチェーンの仕組みは安全性が高い? 分散型台帳 マイナー 仮想通貨の取引で考えなければならない危険性 仮想通貨の価格の変動に注意 仮想通貨の送金ミスに注意 仮想通貨の規制に注意 仮想通貨の詐欺や盗難に注意 仮想通貨を安全に利用するための方法とは? 安全性の高い仮想通貨の取引所ってどんなところ? 1. 顧客資産の管理方法 2. 2段階認証の採用 3. コールドウォレットの採用 4. マルチ・シグネチャの導入 5. SSL暗号化通信の導入 しっかりと対策をすれば仮想通貨は怖くない! そもそも仮想通貨とはどういうものなのか? 仮想通貨とは電子的に発行される通貨です。 円やドルなどの法定通貨は、その国の中央政府と中央銀行が発行し、管理する実体のあるものです。 一方、仮想通貨の代表格であるビットコイン(BTC)は、ブロックチェーン技術を活用することで、中央政府や特定の企業の管理なしに流通する、電子的な通貨なのです。 仮想通貨と電子マネーの違い 電子的な通貨という点では電子マネーに似ていますが、いくつかの異なる点があります。 電子マネーは、基本的に法定通貨をチャージすることで利用できるようになります。また、特定の企業の持っているインフラを介して電子的な決済が可能になるという点が、仮想通貨との大きな違いです。 仮想通貨は、ブロックチェーン技術を使うことで、特定の企業のインフラを経由せずに価値の移転ができます。 仮想通貨で最も有名なのはビットコイン(BTC) 数千種類ある仮想通貨の中で最も有名なのは、ビットコイン(BTC)です。 ビットコイン(BTC)は世界で最初の仮想通貨であり、最も流通していることから、仮想通貨=ビットコイン(BTC)というイメージを持っている人もいるほど、メジャーな存在となっています。 仮想通貨は、仮想通貨の取引所で法定通貨と交換をすることができるため、投資対象として見られることが多くなっています。ですが、元々ビットコイン(BTC)は、法定通貨に代わって決済や送金に利用するために開発されました。 実際に街中の買い物やネットショッピングなどで、モノやサービスの対価としてビットコイン(BTC)を支払うことができる場所は、世界中に増えています。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?初心者にわかりやすく解説 Coincheck 簡単にできるビットコインの購入方法・買い方と口座開設の流れ Coincheck 仮想通貨は安全に利用できるものなの? 仮想通貨やビットコイン(BTC)の名前が広く知られるようになったのは、2014年に起きたマウントゴックス事件がきっかけでした。そのため、仮想通貨は安全ではないという認識がされるようになってしまいました。 しかし、ハッキングは仮想通貨を保管している取引所やウォレットサイトを対象に行なわれたもので、取引所やウォレットサイトの運営や管理体制に問題があったことが、大きな原因であることが分かっています。 ビットコイン(BTC)などの仮想通貨そのものの安全性と、仮想通貨の流出には関係がありません。 2017年4月1日に施行された改正資金決済法(通称仮想通貨法)で、政府が仮想通貨の取扱いを定めたことからも、現在では仮想通貨は公にも認められる存在となっています。 仮想通貨のブロックチェーンの仕組みは安全性が高い? 仮想通貨の安全性の高さは、ブロックチェーン技術が深く関係しています。 ブロックチェーンを活用して最初に開発された仮想通貨のビットコインを例に、ブロックチェーンのセキュリティを見ていきましょう。 分散型台帳 ブロックチェーン技術は、分散型台帳と呼ばれる巨大な帳簿で管理される仕組みとなっています。ネットワークにつながっている世界中のコンピュータが同じデータを保有しており、分散してデータを管理することからそのように呼ばれています。 ビットコイン(BTC)の取引はすべてブロックチェーン上に記録され、誰でもネット上で確認できるため、改ざんができにくい仕組みになっていることが最大の特徴です。 マイナー ビットコイン(BTC)の取引はマイナーと呼ばれる人たちに承認されることから、分散型の合意システムとなっています。そのため、特定の国や企業の意向を受けることはないと考えられています。 分散してデータを管理する仕組みをとっているため、ハッキングや自然災害、停電などでどこか1カ所のデータが失われても、他のコンピュータが動いていれば、全体としてのシステムは問題なく稼働できます。 ビットコイン(BTC)はこのような分散型の仕組みを持つ通貨のため、1ヶ所に障害があると全体の稼働が止まってしまうシステムよりも、安全性は高いといえるでしょう。 仮想通貨の取引で考えなければならない危険性 仮想通貨それ自体の安全性は高いにもかかわらず、「安全ではない」というイメージができてしまったのはなぜでしょうか。 正確には仮想通貨それ自体が危険なのではなく、取引の方法を間違えると危険であると言えます。 仮想通貨の価格の変動に注意 まず、考えなければならないのは、仮想通貨は値動きが激しいため、大きな利益を出せる可能性がある一方で、大きな損失を出してしまう可能性もあることです。 ビットコイン(BTC)の場合、ユーザーの1%が全体の9割を保有し、送金や決済用の通貨として使っているのは全ユーザーの2%であるというデータもあることから、少数のユーザーの意向によって、大きく価格が変動してしまうリスクは避けられません。 仮想通貨の送金ミスに注意 また、仮想通貨の場合は送金ミスをしてしまうと、取り戻すのに時間がかかったり、取り戻すこと自体ができないおそれがあります。 仮想通貨の送金には送金先のアドレスの入力が必要ですが、間違ったアドレスに送金手続きをしてしまうと、自分のコインが失われてしまうこともあるのです。 銀行の場合は管理体制が整っているため、振込先の間違いに気がつけば、取り消すことができる場合もあります。ですが、管理者のいない仮想通貨では、送金ミスの対応に責任を持って対応してくれる人がいないのです。 仮想通貨の規制に注意 また、仮想通貨に国境はないとはいえ、国の影響を受けることはあります。犯罪目的に利用されることを防ぐために、仮想通貨に対して規制を行っている国もあります。 規制が強化されると取引自体が違法になってしまう可能性もあるため、海外の仮想通貨の取引所に口座を持っている場合は、その国の動向にも注意をしていた方がよいでしょう。 なお、日本では2017年の改正資金決済法により仮想通貨の存在が正式に認められているので、日本で取引することは可能です。 仮想通貨の詐欺や盗難に注意 仮想通貨にはICOという資金調達の方法がありますが、これが詐欺に悪用されることがあります。 さらに、取引所を利用する際には、自分で2段階認証などのセキュリティ対策をしないと、仮想通貨の盗難に遭ってしまう可能性も否定できません。 そのため、自己防衛の手段として、事前に仮想通貨を安全に取引をするための方法を認識しておくことは大切です。 Coincheckの無料登録はこちら 仮想通貨を安全に利用するための方法とは? 仮想通貨を安全に取引するためには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。まず、取引所はコールドウォレット管理や分別管理など、セキュリティに配慮した業者を選びましょう。 ユーザーとしては手数料の安さや通貨の取扱い数も気になるところですが、大切な資産を預ける場所としては、使い勝手も大切ですが、セキュリティにも気を配る必要があります。 しかし、せっかくセキュリティ対策がしっかりされている取引所を選んでも、不用心に取引をしていては、リスクを避けられません。 IDやパスワードの使い回しはしないこと、取引所に登録した後は、2段階認証を設定するなどの心がけで、自分でも安全性を高めることはできます。 仮想通貨の取引所・販売所で口座開設するまでの流れ Coincheck 安全性の高い仮想通貨の取引所ってどんなところ? セキュリティ対策をしっかりしている取引所とはどのようなところなのか、見るべきポイントを紹介していきます。 1. 顧客資産の管理方法 まず注目すべきところは、顧客資産の管理方法です。銀行や証券会社の場合、顧客資産と自社の資産は分けて管理しなければならないことになっています。 これまでは仮想通貨取引所の資産管理の方法を定める法律はありませんでしたが、2017年の改正資金決済法により資産管理の方法が明文化されました。 これにより万が一仮想通貨取引所が倒産しても顧客資産は守られるようになりましたが、自衛手段として必ず資産を分けて管理していることを明確にしている取引所を選ぶとよいでしょう。 2. 2段階認証の採用 2つ目のポイントは、二段階認証を採用していることです。 IDやパスワードのほかに、ワンタイムパスワードを使ってログインや取引の承認を行うため、強力なセキュリティ対策となります。 すでに多くの取引所で採用されているセキュリティ対策ですが、自分で設定をする必要があるため、口座開設をしたら忘れずに二段階認証の設定をするようにしてください。 3. コールドウォレットの採用 3つ目のポイントは、コールドウォレットを採用していることです。 コールドウォレットとはオフラインで仮想通貨を保存することです。インターネットから遮断された状況で管理されていることは、安全性の面では非常に効果のある方法といえます。 4. マルチ・シグネチャの導入 4つ目のポイントは、マルチ・シグネチャを導入していることです。 マルチ・シグネチャとは、仮想通貨を送金する際に複数の鍵を必要とするアドレスのことをいいます。秘密鍵を別々に管理してれば、たとえパスワードが盗まれたり、ハッキングされたりしても盗難に遭う可能性を低めることができます。 5. SSL暗号化通信の導入 5つ目のポイントは、SSL暗号化通信を導入していることです。 SSL暗号化通信によってデータが暗号化されるため、データを盗み見られるのを防ぐことができます。 しっかりと対策をすれば仮想通貨は怖くない! 仮想通貨は実体のある通貨ではないため、不安に感じる人が多いのは事実です。 大きなリターンを得られる可能性がある反面、リスクもあるのが仮想通貨ではありますが、事前にリスクを把握し、きちんとした方法で取引をしていれば、必要以上に怖がる必要はありません。 仮想通貨の仕組みや、取引所のセキュリティ対策について正しく理解した上で、仮想通貨を利用しましょう。