40代から仮想通貨投資を始めるには?どのコインを購入すべき?

40代になると、子育て資金や老後の資金などに不安を覚える人もいらっしゃるかもしれません。将来的に使える資金を増やすために、40代から投資や資産運用を始めたいと考える人も多いでしょう。

そんな中、仮想通貨への投資は株やFXなどの投資と比較すると、投資初心者でも少額から簡単に始めることのできる投資です。

もちろんリスクもありますが、投資を始める前にメリットやリスクをあらかじめ理解してから始めることで、大切な資産を失ってしまうリスクを減らすこともできるでしょう。

そこでこの記事では、仮想通貨投資のメリットやリスク、時価総額の高い仮想通貨などについて、40代前後の投資初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

仮想通貨市場を牽引するのは20~40代

BTC

一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会が、平成30年4月10日に発表した仮想通貨取引についての現状報告によると、仮想通貨の現物取引の中心層は20代から40代までで、全体の約90%を占めるとされています。

つまり、働き盛りの世代が仮想通貨市場を牽引しているということを意味します。30代が最も多いことが特徴であり、次に20代、40代が多い傾向です。先物取引や証拠金・信用取引は、40代の割合が2番目に多いことが特徴です。

40代から仮想通貨投資を始めるメリット

積立

40代から仮想通貨投資を始めることで、さまざまなメリットが得られる可能性があります。

大きな利益を得られる可能性

まず、仮想通貨市場全体が今後拡大し、上昇トレンドとなったときに、いまのうちから早めに仮想通貨に投資をしておくことで、大きな利益を得られる可能性があります。

少額から投資が可能

また、仮想通貨投資は、Coincheckでは500円ほどの少額から始められます。

つまり、例えばお小遣いが少ないパパやママでも始めやすい投資だといえます。堅実に仮想通貨に長期投資をすることで、老後資金の蓄えになる可能性もあるでしょう。

24時間取引が可能

さらに、仮想通貨は、原則24時間取引することが可能ですので、土日に取引を行うことができます。

そのため、サラリーマンなどで日々仕事や家庭に忙しい人にも向いている投資だといえるでしょう。ただし、仮想通貨は今では世界中に1000種類以上あると言われていますので、投資する仮想通貨の種類も慎重に選ぶことが必要です。

40代が仮想通貨投資をするリスク

チャート

40代の人が仮想通貨投資を始める際には、リスクがあることも念頭に置く必要があります。

損失のリスク

仮想通貨市場は、価格が乱高下することが特徴です。そのため、投資している仮想通貨の価格が暴落した際には、資産を損失するリスクもあります。

仮想通貨投資は、他の投資と比較するとハイリスク・ハイリターンなことが特徴です。仮想通貨投資に万一失敗した場合は、老後資産に影響を及ぼす可能性もあります。

40代になると、家庭を抱えている人も多いでしょう。大きな損失を出した場合は、家庭にも大きな影響を与えることを考える必要がありますので、基本的に余剰資金で投資には取り組むべきでしょう。

盗難のリスク

仮想通貨はインターネット上の通貨のため、ハッキングなどの盗難リスクもあります。そのため、セキュリティ対策に力を入れている、仮想通貨の取引所を選ぶことが大切です。

また、取引所に口座を開設したら、必ず2段階認証設定などのセキュリティ対策を行いましょう。自分自身でもセキュリティ対策には気をつけておくのが良いでしょう。

仮想通貨にはこのようなリスクもありますが、仮想通貨自体が危険なものという訳ではありません。きちんと仮想通貨投資のリスクについて知った上で、計画的に余剰資金で投資をすることが大切です。

40代が仮想通貨に投資する方法の例

チャート

これから仮想通貨投資を始める人にとって、どのような投資方法がいいのかを知りたい人もいらっしゃるかもしれません。

まず、家族がいる場合にはライフスタイルや余剰資金を考慮して、投資方法を考えるようにするのが良いでしょう。例えば日々チャートをチェックできる時間があるかということや、少額の資金で投資をしたい場合にも投資方法は異なります。

また、借金を抱えるリスクを排除したい場合は、レバレッジ取引ではなく現物取引を選択された方が良いでしょう。現物取引であれば、投資した金額以上の損失を被ることはありません。

他にも例えば、生活に負担が少ない投資方法を選択したい場合には、毎月一定金額を購入するドルコスト平均法での投資を選択する方法もあります。

短期間で仮想通貨を取引してしまうと、その分手数料もかかってしまいます。長期的な目線で積立投資をする方法であれば、日々の価格の上げ下げに一喜一憂せずに運用ができるというメリットもあります。

そのため、日々の価格の上げ下げに左右されたくない方や、取引の手数料などを抑えたい方は、長期投資をするのも良いでしょう。また、Coincheckでは保有する仮想通貨を一定期間Coincheckに貸し出すことで利用料がもらえる、貸暗号資産サービスも提供しています。

長期投資を選択する場合は、そのようなサービスを利用するのも良いでしょう。

投資をする仮想通貨の選び方

仮想通貨

比較的価格が安定している仮想通貨は、時価総額の高いものです。

時価総額が高いということは多くの投資家が投資しており、市場から評価されている仮想通貨とも言えます。また、現在では仮想通貨の情報はインターネット上に多くあります。

インターネット上には多くの仮想通貨の情報が溢れているため、さまざまな情報を得ることができます。そのような情報を参考に、投資する仮想通貨を選択するのも一つの方法です。

ただし、なかには正しくない情報も多くあるため、情報はきちんと精査する必要があります。そこでこちらの記事では、時価総額が高く、Coincheckでも購入ができる代表的な仮想通貨とその特徴をいくつかご紹介します。

仮想通貨の代表格のビットコイン(BTC)

ビットコインの時価総額は、2019年4月9日時点で10兆円を超えています。

2008年に「サトシ ナカモト」と呼ばれる匿名の人物によって、インターネット上に発表された論文から、ビットコインは誕生しました。ビットコインは、他の金融商品と比べると、1日のなかでも価格の変動が激しいことが特徴です。

ビットコインには、個人間で直接送金できるというメリットがあります。銀行などのように送金時のタイムラグがほとんどないため、素早く送金したい場合には便利です。

また、ビットコインを利用することで、海外への送金時のコストも抑えらます。さらに、海外旅行などでビットコインを利用した際には、両替手数料がかからないことが特徴です。

詳しくはこちら:ビットコイン(BTC)とは何か?初心者にも分かりやすく解説

ビットコイン(BTC)取引の口座開設から購入方法についてはこちら

スマートコントラクトが注目のイーサリアム(ETH)

イーサリアムの時価総額は、2019年4月9日時点で2兆円を超えています。

イーサリアムには、取引の契約時に人の手を介す必要がないスマートコントラクトが導入されていることが特徴です。

トヨタ自動車やマイクロソフトなどの世界的に有名な企業が、スマートコントラクトのビジネス活用を目的とした、イーサリアム連合と呼ばれる組織に加入しています。

イーサリアムは個人の投資家だけではなく、大手の企業などからも注目を集めている仮想通貨だといえます。

詳しくはこちら:イーサリアム(ETH)とは何か?

イーサリアム(ETH)取引の口座開設から購入方法についてはこちら

高速な国際送金を実現するリップル(XRP)

リップルの時価総額は、2019年4月9日時点で1.5兆円を超えています。

リップルは安価で迅速に国際送金できることが特徴の仮想通貨です。数ある仮想通貨のなかでも取引する際の手数料が安く、取引が数秒で完了することから、大手金融機関がリップルを用いた実証実験を行っています。

リップルは、リップル社(Ripple Inc.)が管理する中央集権型の仮想通貨です。市場を安定化させるために、ロックアップと呼ばれる仕組みが設けられています。

ロックアップとは、仮想通貨市場にリップル社が売却するリップルの数量に上限が設けられていることを指します。

詳しくはこちら:リップル(XRP)とは?特徴をわかりやすく解説

リップル(XRP)の口座開設・購入方法までの流れはこちら

歴史の古い仮想通貨のライトコイン(LTC)

ライトコインの時価総額は、2019年4月9日時点で6000億円を超えています。

ライトコインは、ビットコインから派生して2011年に誕生した歴史の古い仮想通貨で、ビットコインよりも約4倍ほど速いスピードで取引できることが特徴です。発行総量もビットコインの4倍の8400万LTCとなっています。

ライトコインには、SegWit(セグウィット)と呼ばれる取引データのサイズを縮小させる機能が追加されました。Segwitは、ビットコインで問題となっていた、取引量が増えると取引の承認が遅くなってしまう「スケーラビリティ」問題の解決を目指す技術の一つです。

ライトコインは今のところはビットコインよりも処理スピードが速く、取引手数料も安いため、実用化を重視して開発された通貨だといえます。日本国内ではあまり浸透していませんが、アメリカなどの海外では以前より人気の高い仮想通貨です。

詳しくはこちら:仮想通貨ライトコイン(LTC)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説

ライトコイン(LTC)取引の口座開設から購入方法について

ビットコイン(BTC)から分岐した通貨のビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュの時価総額は、2019年4月9日時点で5500億円を超えています。

2017年8月にビットコインからハードフォーク(分岐)したことによって、ビットコインキャッシュは誕生しました。ビットコインキャッシュの基本的な仕様は、ビットコインがベースとなっています。

ビットコインの欠点を補うために、データ容量が大きくなったことが、ビットコインキャッシュの特徴です。データ容量を大きくすることで、取引の処理速度が遅くなる問題などの解決を目指しました。

ビットコインキャッシュは、登場した数カ月後には時価総額の上位にランクインしています。その後も時価総額では常に上位を維持しているため、市場から評価されている仮想通貨の一つだといえるでしょう。

詳しくはこちら:ビットコインキャッシュ(BCH)の特徴とは?ビットコイン(BTC)との違いを徹底解説

ビットコインキャッシュ(BCH)取引の口座開設から購入方法はこちら

仮想通貨投資は余剰資金で始めよう

余剰資金
40代から仮想通貨投資を始める際には、メリットだけではなくリスクも知っておくことが大切です。

まずは、自身のライフスタイルを見直し、どれほどの資金を投資に回せるのかを考えるようにしましょう。大切な家庭を守るためにも、生活に影響を及ぼすことのない余剰資金から投資することが大切です。

少額から投資を始め、仮想通貨投資に慣れてから徐々に投資額を増やすのも良いでしょう。また、その際には投資する仮想通貨の種類を見極めることも必要です。

ある程度仮想通貨の特徴などを知った上で、仮想通貨の取引所に口座開設をして、取引を始めるようにしましょう。