暗号資産SAND(サンド)とは?『The Sandbox』トークンの気になる今後・将来性を解説!

暗号資産SAND(サンド)とは、NFTゲーム『The Sandbox』で使用される暗号資産です。代表的なメタバースNFT銘柄として、注目を集めています。

今回の記事では、2022年5月24日よりCoincheckで国内初の取り扱いを開始した暗号資産SANDについて詳しく解説していきます。

この記事でわかること

暗号資産SAND(サンド)は、『The Sandbox』のゲーム内通貨

暗号資産SANDは、『The Sandbox』で使用されるネイティブトークンです。日本における円のように、『The Sandbox』のメタバース上ではSANDを用います。

通貨単位 SAND
発行可能上限数 3,000,000,000SAND
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work
時価総額ランキング (2022年5月時点) 39位

NFTゲーム『The Sandbox』とは

NFTゲーム『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』とは、イーサリアムブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。

ユーザーはメタバース空間を楽しむだけでなく、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。さらに、所有するアイテム、キャラクターをNFTとしてプラットフォーム上で自由に売買することが可能です。

2022年3月3日~3月31日には、アルファ版シーズン2(ALPHA SEASON2)の開催を行い注目を集めました。このイベントでは、『The Sandbox』のチームが制作した18のゲームを通して、これまでThe Sandboxを支持してきたユーザーがThe Sandbox上のメタバース世界を体験できる初めての機会となりました。

完全版のリリースは、2022年末を予定しています。(2022年5月時点)

『The Sandbox』上の土地「LAND」について

「LAND」とは、『The Sandbox』内のメタバース空間における土地のことです。ユーザーはLANDを所有することで、その上にゲームやアセットを配置することができます。

引用:The Sandbox - MAP

現在は、様々な企業やIPがこのLANDを取得しています。Coincheckが所有するLANDの一部を発売した際は、約8分で完売する(※)など注目度はとても高いと言えるでしょう。

(※)販売の詳細はこちら(現在販売は終了しています)

また、LANDは発行上限が定められている(166,464個)点からデジタル不動産とも呼ばれ、LAND自体を売買して利益をあげることができます。Coincheck NFTでは、LANDを取引することが可能です。

LANDの取引を検討している方は、以下の記事をご覧ください。

暗号資産SAND(サンド)の使い方

SANDは『The Sandbox』上で、次のように使用できます。

  • ①アイテムやLANDの購入
  • ②ガバナンス
  • ③ステーキング

それぞれ詳しく見ていきましょう。

使い方①アイテムやLANDの購入

SANDは主に『The Sandbox』上の経済活動で使用されます。

LANDや、マーケットプレイスに出品されたゲーム内アイテムを購入する際にSANDで取引されます。また、取得したLAND上でつくったゲームを有料で提供して得た事業所得もSANDで取引がされます。

使い方②ガバナンス

SANDを所持している人は、ガバナンス(運営)の意思決定に対して投票することが可能です。

また、他のユーザーに投票権を委譲することができる点も、特徴の一つです。

使い方③ステーキング

SANDトークンのエコシステム上に用意されているステーキング(厳密には流動性マイニング)というシステムを活用することで、SANDの枚数を増やすことができます。

引用:The Sandbox 公式Medium

LANDの所有者は、このステーキングに参加する時にSANDが増加する速度が上昇します。
ただし、SANDのステーキングは厳密には流動性マイニングとなっており、SANDとペアになるトークンを合わせて流動性提供しなければなりません。そのため、インパーマネント・ロスと呼ばれる2つのトークンの価格比が変化することで生じる損失が起こる可能性があります。上記より、SANDのステーキングは自己責任で行うか否かを検討するのが良いでしょう。

SANDのステーキングとLANDの関係性に関する解説については、こちらでThe Sandbox運営が解説しています。関心のある方はぜひご覧ください。

暗号資産サンド(SAND)の将来性

暗号資産SANDは、将来性に期待がもてる暗号資産といえるのではないでしょうか。

特に、次のようなタイミングで価格面の上昇が期待できます。

  • 『The Sandbox』の人気が高まる
  • NFT・メタバースに注目が集まる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①『The Sandbox』の人気が高まる

2022年5月時点、『The Sandbox』はα版を提供していますが、月間アクティブユーザー数はピーク時には100万人を超えるなど、すでに大きな注目を集めているNFTゲームです。

今後、正式版がリリースされ、ユーザー数がさらに増えると、SANDの取引量も増加することが期待できるでしょう。

また、企業やIPがLANDを購入するなど、将来的なメタバース上での経済活動に期待が持てるニュースにも注目をするといいでしょう。

例えば、Coincheckでは、LAND上に2035年の近未来都市 「※OASIS TOKYO」を制作するプロジェクトを開始しています。

日本だけでなく、海外の企業やIPも様々なプロジェクトを企画しています。

『The Sandbox』の人気が高まるタイミングには、SANDにも期待がもてるのではないでしょうか。

(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら

②NFT・メタバースに注目が集まる

NFTメタバース銘柄に注目が集まるタイミングにも、SANDは期待がもてるのではないでしょうか。

特に代表的な事例として、2021年10月のFacebook社の社名変更が挙げられます。同社がMeta Platform社への社名変更と、メタバース領域への巨額投資を発表したことをうけ、SANDは一時10倍近くまで価格が上昇しました。

参考:CoinMarketCap

カナダのリサーチ企業Emergen Research社は、メタバースの市場規模が2028年までに8289.5億ドル(日本円で約99兆4740億円)まで成長すると試算しています。

参考:Emergen Research

今後も、大企業のメタバース領域への投資など、NFT・メタバース領域にポジティブなニュースが出た場合、同様の動きをする可能性があります。

暗号資産SAND(サンド)の購入方法

CoincheckでSANDを購入する方法には、以下の2種類があります。

  • スマホアプリで購入する
  • パソコンで購入する

以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。

※当社にSANDを入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。

詳しくはこちらをご参照ください。

スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法

コインチェックアプリ(iOS)

最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってSANDを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。

  • 1. 画面下メニューの「販売所」をタップする
  • 2. 表示されたコインの中から「SAND(サンド)」をタップする
  • 3. 「購入」をタップする
  • 4. 購入金額を入力し、「日本円でSANDを購入」→「購入」をタップする

スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。

パソコンでSAND(サンド)を購入する方法

Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでSANDを購入する際の手順は、以下の通りです。

  • 1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する
  • 2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「SAND(サンド)」を選択する
  • 3.SANDの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する
  • 4.「OK」をクリックして購入完了

パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。

場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。