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Coincheck Column
コインチェックコラム

2023年6月28日から30日の3日間、国内外の起業家や投資家などが集う日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS 2023 KYOTO / IVS Crypto 2023 KYOTO」が京都市勧業館「みやこめっせ」やロームシアター京都で開催されました。 当社からはCoincheck Labsのメンバーがカンファレンスに参加しました。今回のカンファレンスの様子は、昨年のIVSと比較すると、大企業や海外からの参加者、学生など参加者の属性に広がりが見られました。特に海外参加者はクリプト関係者が多く、日本のWeb3市場が注目されていることが肌で感じられました。 本記事では、Coincheck Labsメンバーが「IVS Crypto 2023 KYOTO」での交流で感じた様々な視点からの「国内Web3市場への今後の見解」をイベントレポートとして紹介していきます。 Coincheckの無料登録はこちら   寄稿者Coincheck Labs   Coincheck Labsは、コインチェック株式会社が運営する、Web3スタートアップの支援プログラムです。Web3に関する次の活動を行なっています。①スタートアップ支援 ②リサーチ・情報発信 ③株式・トークン投資   目次 IVS 2023 CRYPTO KYOTOの概要 各事業会社からみた国内Web3市場への見解 【大手上場企業】自社ビジネスとの親和性を模索中 国内大手製造企業 国内大手サービス関連企業 【ゲーム関連企業】Web3業界への参入に意欲的かつ積極的 【VC(Venture Capital)】起業家や開発者は増えたのの投資対象としては消極的 【海外事業会社】日本Web3市場に対して大きな期待 IVS 2023 Crypto KYOTOを終えて   IVS 2023 Crypto KYOTOの概要 2023年6月28日から3日間にかけて開催された「IVS Crypto 2023 KYOTO」は、世界中のWeb3起業家、投資家、開発者、メディア、政府機関、そしてWeb3の世界に踏み込みたい人にとって最高峰のイベントです。2000名が集まったIVS Crypto 2022 NAHAの成功を受けて、今年のIVS Cryptoは、豊かな歴史とグローバルな人気がある京都で開催されました。 今回のカンファレンスでは、250にもおよぶトークセッションの他、参加者や企業、自治体が主導するサイドイベントも100件近く開催され、会場の周りは日夜問わず大きな盛り上がりを見せていました。 各事業会社からみた国内Web3市場への見解 ここからは、Coincheck Labsメンバーが「IVS Crypto 2023 KYOTO」での交流で感じた様々な視点からの「国内Web3市場への今後の見解」をイベントレポートとして紹介していきます。 【大手上場企業】自社ビジネスとの親和性を模索中 大手上場企業はWeb3の可能性に対して懐疑的な様子で、かなり慎重な姿勢を見せていました。特にWeb3と自社ビジネスとの親和性に関して、具体的な意義を見出せていない状況でした。 国内大手製造企業 ある国内大手製造企業はWeb3を活かした事業を模索中との見解を示していました。相対的に参入しやすいNFTを中心に参入を考えているものの、予算が少なく各事業体でWeb3の取り組みを担当者ベースで行っていることから、本腰を入れての参入は難しいという状況にあるようです。 また、Web3企業及び市場への投資に対しても消極的であり、リード投資家としてではなく、必ずフォロワーとして入り静観するという姿勢であることが多いです。 さらに現場レベルでは、ブロックチェーン技術を用いた物流の改善へのニーズはほぼ無いという現状があります。物流の改善という観点ではWMS(倉庫管理システム)を中心としたWeb2とAIを駆使したニーズが高く、大手のみならず製造業全体として、Web3技術を活かした市場参入へは一定の時間がかかることが明らかになりました。 国内大手サービス関連企業 次に、国内大手サービス関連企業は、Web3技術を活かした事業を具体的に検討していました。しかしながら、そのアプローチの仕方は模索中であり、特定の答えを見つけられている企業は現状なかった印象を受けました。 特に、NFTマーケットプレイスを利用した自社NFTへの興味は高いものの、①「付与するユーテリティのコンセプトが定まらないこと」、②「クリプトユーザーの年齢層と自社顧客がマッチしていないこと」からターゲットユーザーと市場が定まりづらく、自社の強みをどのように活かせるのかに対して苦慮している様子が伺えました。 【ゲーム関連企業】Web3業界への参入に意欲的かつ積極的 一部の事業会社、特にゲーム関連企業がWeb3業界への参入に意欲的かつ積極的である印象を受けました。特に、Oasysエコシステムのステークホルダーが増えているなど、ゲームを中心に国内Web3市場が発展する兆しが見られました。 そのためCoincheck Labsでは、2023-24年には国内ゲームのトークン発行・IEO・新規上場の増加が見込まれると予想しています。 【VC(Venture Capital)】起業家や開発者は増えたのの投資対象としては消極的 国内スタートアップでは、昨年の那覇で開催されたIVSと比較して起業家が増えた印象を受けました。昨年のIVS以降、数多くのハッカソンやETH Global Tokyoが開催された影響もあり、日本人の開発者が着実に増えていると見られます。 また、Web3企業への投資に対しては、やや消極的な態度でした。その理由は、大きく分けて2つあります。 1つ目の理由は「投資先が見つからない」という点です。 その背景として、昨年度のFTX問題、昨今のコインベースおよびBinanceの訴訟以降、Web3起業家の資金調達が難しくなっている現状があります。そのため、エッジの効いたサービスを展開している企業が減少しており、投資先が見つからず投資を実行できていないというのが理由として挙げられます。 2つ目の理由は「Web3の技術を活かした企業が少ない」という点です。 現状として、Web3企業としてマネタイズができている企業は純粋なWeb3企業ではなく、Web2.5のようなSaaS型ビジネスが主流となっています。そのため、本質的にWeb3の技術を活かした企業が少ないことも理由として挙げられている。 【海外事業会社】日本Web3市場に対して大きな期待 日本での海外クリプト企業は、日本クリプト市場に対してかなり明るい未来を描いている様子でした。 彼らが共通して日本クリプト市場に参入したい理由として挙げていたのが「日本の持つ文化とWeb3の親和性の高さ」でした。 日本は、原宿のストリート文化、京都の伝統的文化、秋葉原のアニメ文化など、世界的に著名で多種多様なIP(知的財産)を保持しています。世界中を見渡しても、これだけのIPを保有している国はありません。 そしてこのような日本の持つ文化は、NFT及びメタバースとの相性が極めて高いです。そして彼らは「今後、技術的なブレイクスルーや規制緩和などが起これば、これら(NFT及びメタバース)を起点とした取引所の活性化、およびARやVR市場の拡大まで見込まれる」という見解を持っていました。 そのため、海外クリプト企業のIVS京都2023への参加目的は、足元低迷しているグローバルなクリプト市場に対して、日本進出をきっかけに打開していき企業としてのプレゼンスを高めるため、日本人起業家及び日本の大手Web3企業とのリレーションを作ることでした。 特に、ドイツや韓国のWeb3企業の日本市場への熱量は非常に大きく、すぐにでも日本市場へ参入できるよう業界問わず精力的に国内Web3企業にアプローチを行っていた印象を受けました。 IVS 2023 Crypto KYOTOを終えて 暗号資産の相場は昨年と比較して落ち着いているものの、本イベントは昨年以上に参加者の熱気が感じられました。海外参加者の多くはクリプト企業であり、規制やIP・ゲームなどの文脈から日本市場が注目されていることを実感しました。各参加者の意見は総じて、日本のWeb3市場に期待が持てるものが多かったと思います。また、IVS全体では約1万人が参加しており、Web3に限らず日本のスタートアップシーンにとって象徴的なイベントとなったことは間違いありません。

GMOコインとは、2016年10月に設立された暗号資産交換業者です。東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ株式会社のグループ会社が運営していることで、名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。 今回の記事では、Coincheck(コインチェック)とGMOコインの手数料やサービスを比較していきます。 ※GMOコインの最新情報については公式サイト( https://coin.z.com/jp/)をご参照ください。 初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。 【おすすめ】初心者向けの仮想通貨・ビットコイン取引所とは?【暗号資産取引所】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 GMOコインとは GMOコインとCoincheckの比較一覧 比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較 比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較 GMOコイン Coincheck 比較③:【手数料】の比較 比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較 GMOコインはこんな人にオススメ Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ まとめ 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 GMOコインとは GMOコインとは、2016年10月に設立された暗号資産交換業者です。東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ株式会社のグループ会社が運営しており、株式やFXなどのインターネット金融事業の一つとして暗号資産のサービスを提供しています。 GMOコインの特徴は、取引ツールが充実していることです。株式やFXの金融サービスを提供してきたノウハウを活かし、チャートの分析ツールやレバレッジ取引の提供など、中〜上級者の投資家・トレーダー向けのサービスが充実しています。一方で、初心者の投資家向けにシンプルな操作で売買が可能な「ノーマルモード」を用意するなど、多くの人にとって使い勝手のいいアプリを提供している暗号資産交換業者と言うことが出来るでしょう。 GMOコインとCoincheckの比較一覧 まずは、GMOコインとCoincheckの基本情報の比較を行います。具体的には、以下のサービスを比較します。以下は、2024年6月時点の情報を元に作成した表です。 Coincheck GMOコイン 取扱通貨・銘柄数 30 26 口座開設までの時間(※1) 最短翌営業日 最短即日 本人確認方法 ・アプリでのかんたん本人確認・Webからの本人確認(※2) ・スマートフォン限定のかんたん本人確認・画像アップロードで本人確認(※3) 取引手数料 ・無料(販売所)・一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(取引所)(※4) ・無料(販売所・取引所-レバレッジ・暗号資産FX)・Maker:-0.01%、Taker:0.05%・Maker:-0.03%、Taker:0.09%(取引所-現物取引)(※5) スプレッド手数料 ・販売所:0.1%〜5%(※6)・取引所:約0.003%(取引所) 非公表(※7) 入出金手数料(日本円) ・入金:無料(銀行振込の場合)・出金:407円 ・入金:無料・出金:無料 最低出金額(日本円) 1円 10,000円(全額出金の場合は制限なし)(※8) 最低購入価格(ビットコイン) 500円 108円(※9) 外部ウォレットへの送金 可能 可能 提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所) ・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheckでんき ・Coincheckガス ・Coincheck IEO・Coincheck INO ・Sharely ・販売所/取引所・レバレッジ取引・暗号資産FX・つみたて暗号資産・貸暗号資産(ベーシック/プレミアム)・ステーキング・IEO・外国為替FX 公式サイト https://coincheck.com/ja/ https://coin.z.com/jp/ (※1)本人確認方法や申し込みの混雑状況によって変化します。 (※2)Coincheckの本人確認方法については、こちらをご覧ください。 (※3)GMOコインの本人確認方法については、こちら(https://coin.z.com/jp/corp/guide/flow/)をご覧ください (※4)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 (※5)GMOコインの取引所における取引手数料については、こちら (https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/)をご覧ください。 (※6)価格の急変時や市場の流動性などにより、上記を超える手数料相当額を含んだ売買価格を提示する場合があります。 (※7)2024年6月17日時点、BTC(ビットコイン)のスプレッド手数料は約5.13% (※8)GMOコインの日本円出金についての詳細はこちら (https://support.coin.z.com/hc/ja/articles/115013850107)。 (※9)2024年6月17日時点。GMOコインは、最小注文可能数量が0.00001 BTCのため、価格は変動します。詳細はこちら (https://coin.z.com/jp/corp/product/info/spot/)。 仮想通貨取引所(暗号資産取引所)9社を比較!手数料やCoincheckがおすすめな人について解説 Coincheck 以下で、詳しく見ていきましょう。 比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較 2024年6月時点、GMOコインとCoincheckで取引できる銘柄は以下の通りです。 Coincheck GMOコイン ビットコイン(BTC) ◯ ◯ イーサリアム(ETH) ◯ ◯ リップル(XRP) ◯ ◯ アイオーエスティー(IOST) ◯ - リスク(LSK) ◯ - テゾス(XTZ) - ◯ ネム(XEM) ◯ ◯(取引所での取扱い) ライトコイン(LTC) ◯ ◯ ビットコインキャッシュ(BCH) ◯ ◯ コスモス(ATOM) - ◯ モナコイン(MONA) ◯ ◯(取引所での取扱い) ステラルーメン(XLM) ◯ ◯ クアンタム(QTUM) ◯ ◯ カルダノ(ADA) - ◯ ベーシックアテンショントークン(BAT) ◯ ◯ エンジンコイン(ENJ) ◯ ◯ シンボル(XYM) - ◯(取引所での取扱い) サンド(SAND) ◯ ◯ イーサリアムクラシック(ETC) ◯ - ポルカドット(DOT) ◯ ◯ チリーズ(CHZ) ◯ ◯ チェーンリンク(LINK) ◯ ◯ ソラナ(SOL) - ◯ アスター(ASTR) - ◯(取引所での取扱い) ドージコイン(DOGE) - ◯ メイカー(MKR) ◯ ◯ ダイ(DAI) ◯(取引所での取扱い) ◯ パレットトークン(PLT) ◯(取引所での取扱い) - フィナンシェトークン(FNCT) ◯ - FCRコイン(FCR) - ◯(取引所での取扱い) ファイルコイン(FIL) - ◯ ポリゴン(MATIC) ◯(Polygonチェーン対応) - アクシーインフィニティ(AXS) ◯ - エイプコイン(APE) ◯ - イミュータブル(IMX) ◯ - ラップドビットコイン(WBTC) ◯ - アバランチ(AVAX) ◯ - シバイヌ(SHIB) ◯ - ブリリアンクリプトトークン(BRIL) ◯ - 2024年6月現在、Coincheckは30銘柄、GMOコインは26銘柄を取り扱っています。どちらも国内最大級の取扱銘柄数ですが、取引ができる通貨にやや違いがあることが上の表から分かると思います。例えば、アイオーエスティー(IOST)はCoincheckで取り扱っていますが、GMOコインでは取引ができません。 取引がしたい通貨がある場合は、口座開設を検討している取引所で取り扱いがあるかどうかを確認するようにしましょう。 比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較 続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。GMOコインとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています(※1)。 GMOコイン →最短即日 Coincheck→最短翌営業日 (※1)口座開設にかかる日数は混雑状況や本人確認の方法により変わります。 GMOコイン 出典:GMOコイン - 口座開設のご案内(https://coin.z.com/jp/corp/guide/flow/) GMOコインでは、3STEPで口座開設ができます。 1.アカウント登録 2.本人情報の登録と本人確認 3.口座開設コードの受け取り GMOコインの本人確認方法には、かんたん本人確認と画像アップロードで本人確認する2つの方法があります。口座開設までの詳細については、GMOコインのウェブサイトをご覧ください。 Coincheck Coincheckは、3STEPで口座開設ができます。 1.アプリをダウンロード 2.アカウントを作成 3.本人確認を行う(「アプリでのかんたん本人確認」or「Webからの本人確認」) Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法や完了までに要する時間が変化します。Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。Coincheckでの口座開設方法については、以下の記事を参考に進めてみてください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 比較③:【手数料】の比較 次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。(2024年6月現在) まず、販売所における取引手数料はCoincheck・GMOコイン共に無料です。日本円の入金に関しては、Coincheckは銀行振込の場合、GMOコインは即時入金の場合において、無料で行うことが可能です。一方、日本円の出金は、Coincheckが一律で407円であるのに対し、GMOコインは無料となっています。 また、暗号資産の入金手数料に関しては、Coincheck・GMOコイン共に無料です。一方、暗号資産の送金手数料は、Coincheckが各通貨毎に規定されているのに対して、GMOコインは無料となっています。 以上のように、各種手数料に関してはGMOコインの方がメリットが大きいと言うことができるでしょう。 (※)その他手数料に関しては、ホームページをご覧ください。(参考:Coincheck - 手数料 , GMOコイン - 手数料(https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/) 比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較 最後に、GMOコインとCoincheckが独自に提供しているその他のサービスについてもみていきましょう。 Coincheck GMOコイン 提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所) ・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckつみたて ・Coincheckでんき ・Coincheckガス ・Coincheck IEO ・Coincheck INO・Sharely ・販売所/取引所・レバレッジ取引・暗号資産FX・つみたて暗号資産・貸暗号資産(ベーシック/プレミアム)・ステーキング・IEO・外国為替FX GMOコインの特徴は、レバレッジ取引や暗号資産FXなど、中〜上級者の投資家・トレーダー向けの取引サービスを提供している所です。アプリもテクニカル分析ツールが充実しており、より暗号資産のトレード(取引)に特化したい人はGMOコインがおすすめです。最近は、GMOコインアプリから外国為替FXも取引できるようになり、より多様なトレードが可能になっています。 それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 初心者の方にも直感的な操作で暗号資産を取引できるアプリが、Coincheckの特徴の一つです。また、Coincheckでんき・ガスやCoincheck NFTなど、暗号資産の取引だけではなく、暗号資産を発展させたサービスが充実している点もCoincheckの特徴です。Web3.0をより身近に感じたい人は、Coincheckがおすすめです。 (※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck GMOコインはこんな人におすすめ これまで見てきた特徴から、GMOコインは次のような人におすすめです。 積極的に取引(トレード)をしたい リスクを取って、レバレッジ取引や暗号資産FXをしたい テクニカル分析をして、取引(トレード)をしたい テクニカル分析には様々な手法があるため、使いこなすには相応の経験が必要であると言われています。また、レバレッジ取引や暗号資産FXは、現物取引より大きな利益を取れる可能性がある分、より大きな損益を被ってしまうリスクも高まります。そのため、ある程度投資経験を積んだ中〜上級者向けの取引手法です。GMOコインは、積極的に取引(トレード)をしたい玄人におすすめのサービスです。 Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ 一方でCoincheckは、次のような人におすすめのサービスと言えます。 アプリからNFTの取引をしたい Web3.0を生活に取り入れたい IEO・INOに参加したい Coincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の(※)25タイトルのNFT売買を行うことが可能です。 ※2024年6月時点 Coincheck NFT取扱いタイトル CryptoSpells The Sandbox NFTトレカ Sorare Meebits Decentraland Art Blocks Generativemasks Joyfa Otherside Moonbirds ENS(Ethereum Name Service) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) NOT A HOTEL 元素騎士オンライン-META WORLD- SEKAINOOWARIKARA TSUBASA NFT ANREALAGE(アンリアレイジ) ※OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP) Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-) LIFULL STAY MEMBERSHIP De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ) Brilliantcrypto 「つるはしNFT」 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら 世界的に取引されている著名なNFTタイトルはもちろん、デジタルファッションやメタバースプロジェクトのアクセスパスなど先進的な取り組みをしているNFTを取り扱っていることが特徴です。「Coincheck NFT」は、Coincheckアプリからアクセスができるので、より簡単にNFTの取引が可能です。 また、Coincheckでんき・ガスなど、生活に暗号資産を結びつけたサービスも提供しています。そのため、暗号資産取引の初心者はもちろん、Web3.0を身近に感じたいユーザーに対してもCoincheckはおすすめのサービスです。 さらに、CoincheckではIEO・INOのサービスをそれぞれ提供しています。IEOとは、「イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(Initial Exchange Offering)」の略称で、暗号資産を用いて企業がプロジェクトの推進のために資金調達する方法です。「Coincheck IEO」では、企業やプロジェクトが発行したトークンの審査、販売を行い、コミュニティの形成・強化や資金調達を支援するためのプラットフォームを運営しています。第一弾のパレットトークン(PLT)では、最大で販売額の約24倍の値を付けるなど、IEOは注目が集まりやすいプロジェクトと言えます。 INOとは、Initial NFT Offeringの略称で、「Coincheck INO」は初めて販売されるNFTコレクションを、当該NFTコレクションの販売元が当社のプラットフォーム「Coincheck NFT」において販売するものです。第一弾の「Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-)」では申し込み倍率が113.8倍を記録するなど、INOも注目が集まりやすいプロジェクトと言えるでしょう。 いずれも、Coincheckアカウントの登録と本人確認が参加の条件となるので、参加を検討している方にもCoincheckはオススメです。 参考:Coincheck IEO , Coincheck INO まとめ 今回の記事では、GMOコインとCoincheckを比較しました。 まとめ GMOコインは、積極的に取引(トレーダー)をしたい中~上級者におすすめのサービス CoincheckはWeb3.0の様々なサービスを身近に関したい人におすすめのサービス 用途に応じて併用も可能 取り扱い通貨数など、一見似ているサービスに見られがちですが、それぞれに得意分野があります。今回の記事を通して、目的に合致するサービスを選択する・目的に応じて併用する、など今後のサービス選択の助けになれば幸いです。 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 ⚫️楽天ウォレットの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! 楽天ウォレットとは?取扱通貨や手数料についてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️メルコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! メルコイン(メルカリでビットコイン)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️DMMビットコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! DMMビットコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! bitFlyer(ビットフライヤー)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️SBI VCトレードの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! SBI VCトレードとは?評判や手数料をCoincheck(コインチェック)と比較して解説! Coincheck ⚫️BITPointの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! BITPoint(ビットポイント)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck

2023-10-12NFT

Nouns(ナウンズ)とは、ピクセルドット風のキャラクターをモチーフにしたNFTコレクションです。 2021年8月8日にリリースを迎え、初日のオークションで613.37ETH(当時のレートで約2億1,300万円)もの価格で落札されたことで一気に注目を集めました。 「Nounsのどのような点に、そこまで大きな価値を見出したのか。」 なかには、このような疑問を持たれる方もいるかもしれません。そこで、この記事では「Nouns」を中心としてNouns DAOの概要や仕組みを解説していくことで、Nounsが注目される理由を1つずつ紐解いていきます。 この記事でわかること Nouns(ナウンズ)の特徴 Nouns DAOの特徴 Nouns(ナウンズ)と購入する際に必要なもの Coincheckの無料登録はこちら 目次 Nouns(ナウンズ)とは Nouns(ナウンズ)の4つの特徴 特徴①:毎日1体のNounが自動生成される 特徴②:Nouns NFTはフルオンチェーン上で保存 特徴③:Nounsの売上はDAOの活動資金としてトレジャリーに貯蓄 特徴④:全てのNounsがCC0(パブリックドメイン)を採用 Nouns(ナウンズ)DAOとは Nouns(ナウンズ)DAOが注目を集める2つの理由 理由①:前例の無い先進的なアバターコミュニティ 理由②:利他主義的なプロジェクトを数多く展開 Nouns(ナウンズ)の価格推移 Nouns(ナウンズ)を購入する際に必要なもの Nouns(ナウンズ)に関するQ&A Nounsとはなんですか? Nounsの特徴を教えてください Nounはいくらで購入できますか? Nounsはどこで購入できますか? まとめ Nouns(ナウンズ)とは 引用:Nouns DAO Nouns(ナウンズ)とは、2021年8月8日にリリースされた、ピクセルドット風のキャラクターをモチーフにしたNFTコレクションです。Nounsの最大の特徴は、Nouns DAOという分散型自律組織によって毎日1体のNFTが永続的に生み出され、オークションによって販売されるというシステムにあります。 毎日1体だけ発行されるNounは、イーサリアムのブロックハッシュに基づいてランダムに生成され、同じデザインのものは何1つとして存在しませんが、全てのNounは等しく希少とされています。 プロジェクト名 Nouns(ナウンズ) リリース日 2021年8月8日 発行数 制限なし(毎日1体のNounがMintされる) トークン規格 ERC-721 発行元 Nouns DAO プロアプライス 30.71ETH(2023年7月1日現在) 公式サイト https://nouns.wtf/ 2023年7月1日のオークションでは、1体のNounは30.71ETH(約860万円)で落札されています。 コレクションがリリースされてからすでに約2年過ぎているにも関わらず、今もなお注目を集め続け、高額での取引がされているNounsは、どのような特徴を持っているのでしょうか。 次にNounsのNFTとしての特徴を見ていきましょう。 Nouns(ナウンズ)の4つの特徴 NounsのNFTには以下のような4つの特徴があります。 特徴①:毎日1体のNounが自動生成される 特徴②:Nouns NFTはフルオンチェーン上で保存 特徴③:Nounsの売上はDAOの活動資金としてトレジャリーに貯蓄 特徴④:全てのNounsがCC0(パブリックドメイン)を採用 それぞれの特徴について詳しく解説していきます。 特徴①:毎日1体のNounが自動生成される 引用:Nouns DAO 1つ目のNounsの特徴は、毎日1体ずつ自動生成されるNFTである点です。 Nounsの生成を主導するNouns DAOというコミュニティでは、管理者は存在しません。特定の人物が中央集権的な力を有して運営を行うのではなく、Nounsのホルダーが平等に運営に関わる権利を有します。そういった意味で、NFTを誰の手も介さず発行し続けるこの方法は、Nouns DAOの分散型自律組織としての高い健全性を示していると言っても良いでしょう。 また、2023年7月1日時点で、Nounsは公式のオークションにて、30.71ETH(約860万円)という高額な価格で落札されています。この理由の1つとして考えられるのは、Nounsの希少性です。『Doodles』や『CryptoPunks』など、その他多くのプロジェクトが初期の段階で10,000体ものNFTをリリースするケースが多く見られる中、2021年8月8日から1体ずつ生成されているNounsの発行総量は、現在でも1,000体にも到達していません。 10,000体という他のプロジェクトで採用されているボーダーを超えるには単純計算でも、あと25年ほどかかると言われています。 このように毎日1体ずつ自動で生成される仕組みにより、NounsはDAOの健全性や希少価値を保っているのです。 特徴②:Nouns NFTはフルオンチェーンで保存 2つ目の特徴は、Nouns NFTに関する全ての情報がブロックチェーン上で保存されているという点です。これをフルオンチェーンNFTと言います。 一方で、イーサリアムブロックチェーン上で発行されるNFTの多くはそうではありません。画像・動画・テキストなどのデータを外部のストレージに保存し、その保存場所を示すURLのみ、ブロックチェーンに保存されています。この状態をオフチェーンと言います。 オフチェーンの場合、保存先のストレージが何らかの理由によって消去されてしまうと、同時にNFTのデータも消えてしまいます。一方で、NounsのようなフルオンチェーンNFTの場合、全ての情報がイーサリアムチェーン上に記録されているため、イーサリアムが完全に消滅しない限り保存された情報を失う可能性はなく、永続性という点において他のNFTとは一画を期す存在です。 これまで多くのNFTはイーサリアムチェーンを基盤にしていました。しかし近年、イーサリアムと比較してコストを100倍近く抑えた上でフルオンチェーンNFTを構築することができる「ビットコイン(BTC)NFT」に大きな注目が集まっており、既存のプロジェクトをビットコインNFTで生成するトレンドも生まれています。 この記事ではビットコインNFTについて深くは触れませんが、もし興味がある方がいれば、以下の記事でビットコインNFTついて詳しく解説した記事があるので、ぜひ読んでみてください。 ビットコインNFTとは?「Ordinals」が実現するNFTの特徴と仕組みについて解説 Coincheck 特徴③:Nounsの売上はDAOの活動資金としてトレジャリーに貯蓄 3つ目の特徴は、オークションで落札されたNounsの収益が全てDAOのトレジャリーに保管される点です。トレジャリーとは、コミュニティの活動で使用される資金が貯蓄されている金庫のようなものです。このトレジャリーに貯蓄されている資金は、Nouns DAOで議論が行われた新規プロジェクトなどの活動費に利用されます。 Nouns DAOのトレジャリーのアドレスは公開されており、執筆時点(2023年7月1日)で、保有総額は28,881ETH(約81億4,200万円)にのぼります。 Nouns DAOはこの潤沢な資金源を活用して、Nounsコレクションの認知度を高めるための活動を積極的に行っているのです。 特徴④:全てのNounsがCC0(パブリックドメイン)を採用 最後の特徴として紹介するのは、Nounsの著作権が「CC0(パブリックドメイン)」という点です。 「CC0」は簡単に言うと、「作品のいかなる権利も有しない」と言う意味です。つまり、誰でもNounsのIPを用いてビジネスを展開したり、自由に二次創作を行うことができます。 引用:forces.com 従来のIPビジネスでは、著作権料などで運営の収益をあげてプロジェクト展開がされてきました。しかし、Nounsにおいてはあえて著作権料を取らずに、むしろIP利用者にNounsの認知を広げてもらうことでNouns自体の価値を高めるという構造になっています。 Nouns(ナウンズ)DAOとは Nouns DAOとは、Nounsホルダーで構成された分散型自律組織です。そもそもDAOとは、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織を示す際に用いられます。正式名称はDecentralized Autonomous Organizationとなっており、その頭文字をとってDAOと呼ばれています。 DAOに関して詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。 DAO(分散型自律組織)とは?図解で初心者にもわかりやすく解説! Coincheck Nouns DAOの場合、ガバナンスの仕組みはDeFiレンディングサービス『Compound』のCompound Governanceのフォークとして実装されており、一連のスマートコントラクトとして、トークンの生成からオークション、プロジェクトの提案などがトラストレスに自動的に実行されています。 またDAOの運営、活動資金を「Treasury(トレジャリー)」と呼び、Nounsがオークションで落札された際、その売却益の100%がトレジャリーに貯蓄されます。執筆時点(2023年7月1日)でNouns DAOのトレジャリーには28,881ETH(約81億4,200万円)もの潤沢な運営資金が蓄えられており、DAOのメンバーはこの活動資金を使用する、ガバナンスの提案、また承認が可能です。 ※プロジェクトの提案にはNounsを2体、プロジェクトの承認にはNounsを1体保有していることが条件となります。 引用:Nouns DAO これまでに提案されたガバナンスの数は、324個あります。提案や承認を行う権利はNouns DAOのメンバーが持つユーティリティですが、提案されたガバナンス内容は誰でも公式サイトから見ることが可能です。 Nouns(ナウンズ)DAOが注目を集める2つの理由 次に、Nouns DAOが注目される理由について、以下の2つのポイントに絞って解説します。 理由①:前例の無い先進的なアバターコミュニティ 理由②:利他主義的なプロジェクトを数多く展開 理由①:前例の無い先進的なアバターコミュニティ Nouns DAOが注目された理由として、第一にDAOが発行するNFTコレクションで、DAOが管理するアバターコミュニティである点が挙げられます。 そもそもNouns DAOは、ピクセルアートの権威者eBoy氏を始めとする10人の創業者「Nounder」から誕生したプロジェクトです。従来のWeb2.0的な視点で考えると、オークションを通じて落札されたNounの売上金は、NFTの制作者である創業者の元に分配されるのが至極当然です。 しかし、前述したようにNouns DAOでは、売上金は全てコミュニティの運営資金を貯蓄する「トレジャリー」に自動的に振り込まれます。彼らはこのNouns DAOというコミュニティを盛り上げるために、本来得られるはずであった利益を完全に手放しコミュニティに分散させているのです。 その代わりに創業者は最初の5年間だけ、10日に1回のペースで「Nouns」のNFTを彼らのマルチシグウォレットに自動で送信する仕組みをスマートコントラクトに導入しています。ただ、この仕組みに関しても、Nouns DAOが誕生してからまだコミュニティが分散化されていない時期において、悪意のある提案を弾くために存在する仕組みです。 最初の5年間に関して言えば、創業者はNouns全体の10%を保有することでコミュニティを守り、5年後からは創業者の立場は徐々に薄まっていきます。そうすることで、長期的な視点で完全な自律分散型のコミュニティの完成を目指しているのです。 前例の無い仕組みを採用し、真に分散化されたDAOのコミュニティ設計を示してくれたという点において、Nouns DAOはリリースから数年経過した現在においても高い評価を得ているNFTプロジェクトです。 Nouns DAOを創り上げた10名のNounder @cryptoseneca @gremplin @punk4156 @eboyarts @punk4464 @_solimander_ @dhof @devcarrot @TimpersHD @lastpunk9999 利他主義的なプロジェクトを数多く展開 そして2つ目のNouns DAOが注目を集め続ける理由として、利益だけを追い求めない利他主義的なプロジェクトも数多く展開されている点が挙げられます。 他の多くのNFTプロジェクトに付随しているDAOは、NFTの投機的価値を高めるためのプロジェクトを中心に行う傾向があります。たとえば、コミュニティメンバーだけが参加可能なオフラインイベントの開催などが典型的な例です。これはNFTプロジェクトの認知を高めることで、自ら保有するNFTのフロア価格を高める狙いがあるため行われています。 もちろん、Nouns DAOに関しても同様のプロジェクトも一部で展開しているものの、他のDAOと比較して以下のような慈善活動や遊び心溢れる活動を展開している点が特徴的です。 Nouns DAOのプロジェクト例 ウクライナへの人道支援 新種のアマガエルモドキの種に名前を付ける議案 国際宇宙ステーションに3DプリントされたNounを送る このように、DAOの運営や基金の運用に加え、遊び心を持ちつつ、公にもよいことをというNouns DAOのWeb 3.0気質のようなものは新しく、多くの注目を集めたのかもしれません。 Nouns(ナウンズ)の価格推移 引用:NFTPRICEFLOOR 上のグラフは、これまでのNounsのフロアプライス(価格)の推移を表したものです。 2021年8月にリリースを迎えたNounsですが、当初のフロアは60ETHほどでしたが、翌年の2022年7月に最高額である130ETHという値まで価格が上昇しているのが見て取れます。 そこから価格は落ち着きを見せ、現在は32ETHほどの価格帯で推移しています。 日を追うごとにコミュニティが拡大し、大きなプロジェクトが行われることで、需要が高まりフロア価格に反映されるかもしれません。ですので、もし興味がある方は公式サイトからNounsのプロジェクトページをチェックしてみるのもおすすめです。 Nouns(ナウンズ)を購入する際に必要なもの 引用:Nouns DAO Nounsは、公式サイトのオークションやOpenseaなどのセカンダリーマーケットで購入することが可能です。また購入の際には以下の2つが必ず必要になります。 イーサリアム(ETH) MetaMask(メタマスク)などのウォレット もし、まだウォレットが用意できていない方や方法がわからない方がいれば、以下の記事を参考にウォレットの準備を進めてみると良いでしょう MetaMask(メタマスク)とは?ウォレットの作り方や入金・送金方法を画像付きで解説 Coincheck Nouns(ナウンズ)に関するQ&A Nounsに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Q.Nounsとはなんですか? Nouns(ナウンズ)とは、2021年8月からリリースされた、ピクセルドット風のキャラクターをモチーフにしたNFTコレクションです。毎日一体の「Noun」がイーサリアムのスマートコントラクトによって自動で生成され、オークションにかけられます。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.Nounsの特徴を教えてください Nounsには、主に以下の4つの特徴があります。 毎日1体のNounが自動生成される Nouns NFTはフルオンチェーン上で保存 Nounsの売上はDAOの活動資金としてトレジャリーに貯蓄 全てのNounsがCC0(パブリックドメイン)を採用 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.Nounはいくらで購入できますか? 2023年7月1日のオークションでは、1体のNounは30.71ETH(約860万円)で落札されています。 決して安価ではありませんが、1ヶ月前に落札されていたNounsの価格が26.52ETHだったことから、今後もフロア価格が上昇する可能性もあるでしょう。 ※本記事はNFTの価格上昇を保証するものではありません。予想に反して損失を被る可能性もあるため、投資はご自身の判断と責任において行ってください。 Q.Nounsはどこで購入できますか? Nounsを購入する方法は以下の2つです。 Nouns DAOの公式サイトでオークションに参加する OpenSeaなどのセカンダリーマーケットで購入する どちらの方法で購入するにしても「ウォレット」と「暗号資産」が必要になります。 Coincheckでの暗号資産の購入を検討している場合、以下の記事を参考に準備を進めてみると良いでしょう。 暗号資産を購入する3つの方法 Coincheck まとめ 本記事では、DAOが1日1体アバターを生成し、実にWeb3.0的なアバターコミュニティーを作り出そうという「Nouns」について紹介しました。 短期的な盛り上がりだけでなく、特にNounsの数が増加した段階でコミュニティがどのように形成されていくのか、長期的な視点でもNounsは注目したいプロジェクトです。 NounsのNFTは現在のフロア価格でも日本円で1,000万円近い金額が必要になります。しかし、Shark DAOのようにコミュニティでNounsのNFTを保有し、Nouns DAOの意思決定に関わっているコミュニティもあります。 ですので、もしこの記事でNounsに興味を持ち始め「コミュニティに参加したい」という意思が芽生えたのであれば、直接Nounsを購入するのも良いですし、Nouns DAOに関わりを持つコミュニティを探してみるのも良いでしょう。

メルコイン(メルカリでビットコイン)とは、2021年4月に設立された、日本大手のフリマアプリ「メルカリ」が運営する子会社です。 2023年3月9日、メルコイン(メルカリでビットコイン)が、アプリ内でビットコイン取引ができるサービスの提供を開始しました。サービス提供開始3ヶ月強で利用者が50万人を突破するなど、大きな盛り上がりを見せています。 そこで今回の記事では、Coincheck(コインチェック)とメルコインに焦点を絞って、それぞれの手数料やサービスを徹底比較していきます。 ※メルコイン(メルカリでビットコイン)の最新情報については公式サイト(https://about.mercoin.com/ )をご参照ください。 初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。 【おすすめ】初心者向けの仮想通貨・ビットコイン取引所とは?【暗号資産取引所】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 1.メルコイン(メルカリでビットコイン)とは 2.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較一覧 3.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄数】 4.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その2【口座開設までにかかる時間】 5.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その3【手数料】 取引手数料 スプレッド手数料 入出金手数料 6.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その4【その他サービス】 7.メルコイン(メルカリでビットコイン)はこんな人にオススメ 8.Coincheck(コインチェック)はこんな人にオススメ 9.まとめ 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 1.メルコイン(メルカリでビットコイン)とは メルコインとは、2021年4月に設立された、日本大手のフリマアプリ「メルカリ」が設立した子会社です。 主にブロックチェーンに関するサービスの提供を行っており、2023年3月にはメルカリ内で得た売上金でビットコイン(BTC)が購入できるサービスをリリースしました。ビットコイン購入時の資金として、メルカリで不用品を売った売上金やお友達招待などでもらったポイント、そして金融機関からチャージした残高を利用することができます。 メルコインは「多様な価値がめぐる新しい経済をつくる」ことをミッションとして掲げており、 テクノロジーによって、誰もが暗号資産、デジタル資産などあらゆる価値を簡単に交換できる世界の実現を目指しています。そのことから、現時点でのメルコインで購入できるのはビットコインのみとなっていますが、今後取引銘柄を増やす可能性やNFTマーケットプレイスなどのサービスが展開されることも十分にあると考えられるでしょう。 【初心者向け】ビットコインとは?仕組みをわかりやすく解説! Coincheck 2.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較一覧 まずは、メルコインとCoincheckの基本情報の違いを確認していきましょう。以下は、2024年6月時点の情報を元に作成した表です。 メルコイン(メルカリでビットコイン) Coincheck 取扱通貨・銘柄数 2 30 口座開設までの時間(※1) ・最短即日(既にメルカリのアカウントを持っていて、本人確認が完了していればすぐに口座開設の申し込みが可能) ・最短翌営業日 本人確認方法 ・マイナンバー読み取り方式・自撮り方式(※2) ・アプリでのかんたん本人確認・Webからの本人確認(※3) 取引手数料 ・無料(販売所) ・無料(販売所)・一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(取引所)(※4) スプレッド手数料(※5) ・約1%(販売所) ・0.1%〜5%(販売所)・約0.0028%(取引所) 入出金手数料 ・入金:無料・出金:200円(※6) ・入金:無料(銀行振込の場合)・出金:407円 最低購入価格 1円から 500円から 外部ウォレットへの送金 不可 可能 主なサービス ・メルコイン・メルカリ・メルペイ・メルカリShops ・Coincheck(販売所/取引所)・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス・Coincheckつみたて・Coincheckでんき・Coincheckガス・Coincheck IEO ・Coincheck INO・Sharely 公式サイト https://jp.mercari.com https://coincheck.com/ja/ (※1)本人確認方法や申し込みの混雑状況によって変化します (※2)詳細はメルカリのウェブサイトをご覧ください (※3)Coincheckの本人確認方法については、こちらをご覧ください。 (※4)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 (※5)2024年6月時点のビットコイン取引におけるスプレッド手数料を示しています。 (※6)メルペイアカウントへの出金は無料。メルペイアカウントから銀行等への振込に200円の手数料が生じる。 表から見て取れるように、Coincheckとメルコインには、手数料や取扱銘柄、提供するサービスの種類などに様々な違いがあります。それぞれの特徴を把握した上で、それぞれの取引所は以下のような人におすすめです。 おすすめな人 おすすめの取引所 理由 既にメルカリでの本人確認を完了しており、ビットコインに興味がある人 メルコイン 既にメルカリを利用して本人確認まで済んでいる人であれば、最短即日で口座開設が完了するため 不要な日用品をビットコインに変えたい人 メルコイン メルカリで得た売上金を使ってビットコインが購入できるため 色んな暗号資産を保有してみたい人 Coincheck 取引所も合わせて30種類もの暗号資産を取扱っているため 取引所で購入した暗号資産をプライベートウォレットに送金したい人 Coincheck 暗号資産を購入後、取引所のウォレットからプライベートウォレットに送金できるため NFT取引にも興味がある人 Coincheck Coincheckでは暗号資産交換業だけでなく、NFTマーケットプレイスを運営しているため 仮想通貨取引所(暗号資産取引所)9社を比較!手数料やCoincheckがおすすめな人について解説 Coincheck ここでまとめたメルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較を以下から詳しく解説します。 3.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄数】 2024年6月時点、メルコインとCoincheckで取引できる銘柄は以下の通りです。 メルコイン(メルカリでビットコイン) Coincheck ビットコイン(BTC) ◯ ◯ イーサリアム(ETH) 〇 ◯ イーサリアムクラシック(ETC) - ◯ リスク(LSK) - ◯ リップル(XRP) - ◯ ネム(XEM) - ◯ ライトコイン(LTC) - ◯ ビットコインキャッシュ(BCH) - ◯ モナコイン(MONA) - ◯ ステラルーメン(XLM) - ◯ クアンタム(QTUM) - ◯ ベーシックアテンショントークン(BAT) - ◯ アイオーエスティー(IOST) - ◯ エンジンコイン(ENJ) - ◯ パレットトークン(PLT) - ◯(取引所での取扱い) サンド(SAND) - ◯ ポルカドット(DOT) - ◯ フィナンシェトークン(FNCT) - ◯ チリーズ(CHZ) - ◯ チェーンリンク(LINK) - ◯ メイカー(MKR) - ◯ ダイ(DAI) - ◯(取引所での取扱い) ポリゴン(MATIC) - ◯(Polygonチェーン対応) アクシーインフィニティ(AXS) - ◯ エイプコイン(APE) - ◯ イミュータブル(IMX) - ◯ ラップドビットコイン(WBTC) - ◯ アバランチ(AVAX) - ◯ シバイヌ(SHIB) - ◯ ブリリアンクリプトトークン(BRIL) - ◯ ※取扱通貨数及び取扱銘柄は2024年6月時点のもの 現時点でCoincheckでは取引所も含め、合計で30種類もの通貨の取扱いを行っています。一方で、メルコインで取扱っている通貨はビットコイン(BTC)のみですが、逆に他の選択肢がないため、最初からビットコイン取引だけを目的とする方にとっては使いやすいサービスと言えるでしょう。 Coincheck(コインチェック)で現在取引できる通貨は何種類?仮想通貨(暗号資産)の購入手順 Coincheck 4.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その2【口座開設までにかかる時間】 続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。メルコインとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています(※1)。 メルコイン→最短即日(※2) Coincheck→最短翌営業日 メルコインでは、口座開設の申し込みを行う際には、以下の3つを完了しておく必要があります。 メルカリアプリのアカウント登録 生体認証の登録 本人情報の確認(「マイナンバー読み取り方式」or「自撮り方式」) 既にメルカリでのアカウント登録に併せて本人確認が完了している場合は、その日のうちに暗号資産取引を始めることが可能です。口座開設までの詳細については、メルカリのウェブサイトをご覧ください。 同様に、Coincheckの口座開設を行う際にも3つのステップを完了させる必要があります。 Coincheckのアカウント登録 SMS認証(電話番号認証) 本人確認を行う(「アプリでのかんたん本人確認」or「Webからの本人確認」) Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法や完了までに要する時間が変化します。Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。 Coincheckでの口座開設方法については、以下の記事を参考に進めてみてください。 (※1)口座開設にかかる日数は混雑状況や本人確認の方法により変わります。 (※2)既にメルカリでの本人確認を完了させている方のみ対象です。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 5.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その3【手数料】 次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。 取引手数料 ここで紹介する取引手数料とは、主に取引金額に関係なく、売買回数に応じて一定の金額が引かれる固定ベースの手数料を示しています。 取引手数料に関しては、メルコインとCoincheckでは、以下のように説明されています。 メルコイン→無料 Coincheck→無料 スプレッド手数料 暗号資産取引の場合、スプレッドは「売値と買値の差額」という意味で用いられます。そしてこの差額分が課金される仕組みをスプレッド手数料と呼びます。 例えば、ある販売所でビットコイン(BTC)の価格が「買値=74万円、売値=72万円」になっていたとします。この場合のスプレッドは「74万-72万の2万円」になります。 スプレッドが狭ければ手数料負担が少なくなり、トレーダーにとって有利な取引条件となります。また、このスプレッドの幅は通貨の種類や流動性、「販売所」と「取引所」によっても変わってきます。 「販売所」はユーザーが運営会社が保有する暗号資産を対象に売買を行うのに対して、「取引所」はユーザー同士が暗号資産の購入や売却を行う取引場です。 この場合、メルコインは「交換所」に該当し、Coincheckは「交換所」と「取引所」の両方に該当します。それを踏まえた上で、それぞれのスプレッドをビットコイン(BTC)を例にとって比較してみましょう。 メルコイン(販売所)→約1.0%  Coincheck(販売所)→約5.9% Coincheck(取引所)→約0.0028% ※2024年6月時点のビットコイン取引におけるスプレッド手数料 取引金額が大きくなるにつれて、スプレッドによる手数料も多く取られてしまいます。ただ、取引所はスプレッドが狭い代わりに、取引未経験の方には少し難解な方法でトレードを行うため「まずは少額からビットコインを保有してみたい」と考えている方は、取引方法がシンプルなメルコインやCoincheckの販売所から取引を始めてみることをオススメします。 取引所での売買方法が気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。 暗号資産(仮想通貨)の買い方を解説!初心者が知っておきたい注意点も Coincheck 入出金手数料 入出金手数料とは、暗号資産取引所で資金を入金する際や利益を引き出す際に発生する手数料です。取引所によって異なり、一部の入金方法に対して手数料を課したり、出金手数料を設定している場合もあります。 ※2024年6月時点 Coincheckでは、銀行振込、コンビニ入金、クイック入金の3つの入金方法を利用することができます。 メルコインでの入金(チャージ)方法も3つです。そして特徴的なのは、銀行やコンビニATMからのチャージが無料である点です。最低入金金額や一日あたりの入金金額の上限があるにしても、それぞれの入金方法で手数料が一切かからないのはメルコインを利用する大きなメリットと言えるでしょう。 また、それぞれのウォレットにある資金を銀行口座に振り込む際には、Coincheckでは一度あたり407円、メルコインでは200円の手数料が発生します。 仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン(BTC)の入金方法 Coincheck 6.メルコイン(メルカリでビットコイン)とCoincheckの比較その4【その他サービス】 最後に、メルコインとCoincheckが独自に提供しているその他のサービスについてもみていきましょう。 メルコイン(メルカリでビットコイン) Coincheck 主なサービス ・メルコイン・メルカリ・メルペイ・メルカリShops ・Coincheck(販売所/取引所)・Coincheck NFT・Coincheck貸暗号資産サービス・Coincheckつみたて・Coincheckでんき・Coincheckガス・Coincheck IEO・Coincheck INO・Sharely アプリに関しては、現在メルコインが提供しているものはなく、株式会社メルカリが提供しているフリマアプリ『メルカリ』のサービスの一部として、メルコインが提供しているビットコイン交換サービスが導入されています。 それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 その他サービスに関しては、メルコインではメルカリの売上金やポイントを暗号資産と交換できたり、保有している暗号資産をメルペイにチャージして、メルカリでのショッピングや提携している飲食店等で決算に利用できるなど、メルカリ経済圏と連動したサービスを提供しています。 一方のCoincheckは、Coincheck IEOやCoincheckつみたて、Coincheck貸暗号資産サービスやCoincheckガスなど、暗号資産の取引以外のサービスも充実している点が特徴的です。 (※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak Coincheck(コインチェック)の特徴と4つのサービスを紹介します Coincheck 7.メルコイン(メルカリでビットコイン)はこんな人にオススメ これまで見てきた特徴を考慮すると、メルコインは次のような人におすすめのサービスと言えるでしょう。 初めてのトレードで、まずはビットコインを購入してみたい 既に本人確認を済ませていて口座開設をスピーディーに行いたい 日頃からメルカリ関連のサービスを利用している メルコインでは、最低価格1円からビットコイン取引を始めることが可能です。また、暗号資産取引の経験がない方でも、メルカリ関連のサービスを利用しており本人確認を済ませていれば、最短即日で口座を開設することができるため、「前々から暗号資産取引に興味があり、まずは簡単にビットコインを購入してみたい」という方に特におすすめのサービスです。 8.Coincheck(コインチェック)はこんな人にオススメ 逆にCoincheckは、次のような人におすすめのサービスと言えます。 さまざまな暗号資産を取引したい NFTの取引をしたい IEO・INOに参加してみたい 暗号資産の積立投資がしたい Coincheckでは、ビットコインを始めとする30種類もの暗号資産を取り扱っていることから、主要コインだけなく複数の暗号資産を保有することで資産リスクを分散させることができます。また、取扱通貨の豊富さだけでなく、毎月一定額の暗号資産を購入できる「Coincheckつみたて」や、まだ市場に出ていないトークンを割安価格で購入できる「Coincheck IEO」、初めて販売されるNFTコレクションを購入できる「Coincheck INO」など、様々な方法で暗号資産を保有できる点がCoincheckを利用する大きなメリットであると考えられます。 また、メルコインではNFTの取引サービスは提供していません。一方のCoincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の※25タイトルのNFT売買を行うことが可能です。 ※2024年6月時点 Coincheck NFT取扱いタイトル CryptoSpells The Sandbox NFTトレカ Sorare Meebits Decentraland Art Blocks Generativemasks 3D Generativemasks Otherside Moonbirds ENS(Ethereum Name Service) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) NOT A HOTEL 元素騎士オンライン-META WORLD- SEKAINOOWARIKARA TSUBASA NFT ANREALAGE(アンリアレイジ) ※OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP) Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-) CEREZO OSAKA SUPPORTERS NFT LIFULL STAY MEMBERSHIP De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ) Nine Chronicles M(ナインクロニクルズ エム) Brilliantcrypto 「つるはしNFT」 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら 「豊富な種類の方法の中から、さまざまな方法で暗号資産を保有したい」、「暗号資産だけでなく、NFTにも興味がある」「IEOやINOに参加したい」という方は、ぜひこの機会にCoincheckで取引をはじめてみましょう。 Coincheckの無料登録はこちら 9.まとめ 今回は、メルコインとCoincheckについて比較してみました。 まとめ Coincheckは複数の暗号資産を購入でき、取引以外のサービスも豊富 メルコインはビットコインなら1円から購入でき、また既にメルカリで本人確認が完了していれば最短即日で口座開設ができるスピーディーさが魅力 どちらも初心者にとっても使いやすく、併用も可能 総括して、メルコインとCoincheckは、それぞれ異なったサービスの魅力を持っています。 その中で、もし自身の目的に合致するものがあれば、この機会にメルコインやCoincheckのサイトでサービスの詳細をチェックしてみるとよいでしょう。 また、どちらも口座開設手数料や維持コストはかからないので、せっかくなら両方に口座を開設して、使用感を確かめて比べてみるのもおすすめです。 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 ⚫️楽天ウォレットの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! 楽天ウォレットとは?取扱通貨や手数料についてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️GMOコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! GMOコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️DMMビットコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! DMMビットコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! bitFlyer(ビットフライヤー)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️SBI VCトレードの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! SBI VCトレードとは?評判や手数料をCoincheck(コインチェック)と比較して解説! Coincheck ⚫️BITPointの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! BITPoint(ビットポイント)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck

2024-01-23NFTメタバース

Coincheckが進める、メタバース×NFTのコミュニティ「※OASIS」へのアクセスパスとなるNFT、「OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)」。 「豊かな自分に変化するためのきっかけや新たな出会いの場を創出する」というテーマのOASISで、OCPはどのように利用することができるのでしょうか。 本記事では、OCPについての概要を解説したあと、メリットと将来性、アートのこだわり、購入方法などを紹介します。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら この記事でわかること OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)とは メリットや将来性と使用方法 OCPの購入方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)とは OASISとは OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)のメリットや将来性、使用方法 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)の魅力 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)の購入方法 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)とは OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)とは、「メタバース×NFT」のコミュニティである「OASIS」とユーザーをつなぐNFTです。 OCPはOASISのコミュニティへアクセスするパスとなるNFTになっています。 OASISでは、今後計画されているメタバース都市の建築やNFTの共同制作などで、OCPホルダーのクリエイティビティやアイデアが実現する機会を提供する予定です。 OCPはOASIS内でのアバターとなるキャラクターになっており、デザインのバリエーションは髪色や肌色、装飾品、服飾品などが多岐にわたる組み合わせとなっており、コミュニティで「ありのままで、唯一無二の自分」を表現できるような設計になっています。 OASISとは OASISとは、5年連続年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を記録したCoincheckが進める、「豊かな自分に変化するためのきっかけや新たな出会いの場を創出する」をテーマとする「メタバース×NFT」のコミュニティです。 OASISでは、クリエイティブディレクターの小橋賢児さんをはじめ、以下のような著名人・プロジェクトがパートナーとして参画しています。 小嶋陽菜氏(元AKB48) MIYAVI氏(アーティスト) アンリアレイジ(ファッションブランド) 水原希子氏(モデル・俳優) 太田雄貴氏(国際オリンピック委員会(IOC) アスリート委員・国際フェンシング連盟 理事) OASISは未完成であるため、これから参加を考えている人も活躍することのできるコミュニティです。 自分を変えたかったり、新しい行動を起こしたかったりする人たちが集まったコミュニティで共創し、個人とコミュニティが共に発展する場所を目指しています。 2023年5月23日時点で、OASISはDiscordで4,000人以上のコミュニティを形成しており、メタバース空間では「The Sandbox」にOASIS TOKYOが、「Decentraland」にOASIS KYOTOが、「Otherside」にOASIS MARSが建設されています。これらの都市はまだ完成しておらず、コミュニティのメンバーが思い描くビジョンがメタバース都市に共創されていくように設計されています。 「Decentraland」のOASIS KYOTOは2023年5月23日時点で無料開放中であるため、メタバースやOASISに興味のある方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。 OASIS KYOTOについてはこちら。 Oasis KYOTOとは?Decentralandのメタバース上に建設される近未来都市の特徴 Coincheck また、それぞれメタバースに点在しているOASISはブロックチェーンで相互に往来可能なマルチバースとなり、OASISでの体験や出会いがより現実では得難いものとなるでしょう。 Oasis TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck ※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)のメリットや将来性、使用方法 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)を所有することでOASISコミュニティへの参加が可能となるだけでなく、OASISメタバースへのVIP入場権、オフラインイベントへの招待、関連NFTの優先購入権、OASISマテリアルの二次創作権、ホルダー限定グッズなどが付与される予定です。 そのほかのユーティリティとして、共創の場であるOASISの「豊かな自分に変化するためのきっかけや新たな出会いの場を創出する」というビジョンから、OCPを保有することでメタバース都市やOASISを題材にした商品・コンテンツの共創/共同開発、音楽・アート・ファッションイベントへの参加などの体験が提供される予定になっています。 また、OASISは先述の通り未完成であるため、OASISを通じた創作・共創を通じて新たな自分の可能性をみつけ、早期にコミュニティの一員となることで、発展に参加・体験することができるというメリットも存在します。 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)の魅力 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)のNFTアートにはこだわりがつまっており、新たなカルチャーへの幕開けを感じさせるような体裁に仕上がっています。 OCPのアバター・アートには、「トゥーンレンダリング」という3DCGながら2D(二次元)のアニメや漫画のような雰囲気を持たせる手法を採用しています。そのため、単純な3DCGらしい表現にならず、日本独特のカルチャー感を意識させるような演出になっています。 そんな「トゥーンレンダリング」へ、さらにステンシル・グラフティー表現を掛け合わせることで唯一無二なデザインとなるような狙いがあります。 【NFTアートへのこだわり】Oasis Community PASS 画像制作者インタビュー Coincheck OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)の購入方法 OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)は、期分け販売を行なっています。 第1期販売は2023年5月24日と25日に行われ、一般販売で即日完売となりました。 OCPの第1期販売ではCoincheck NFTにて0.05ETHで販売され、購入上限個数は1個までとなっていました。 第1期のOCP販売は、「先行販売①」、「先行販売②」、「一般販売」の計三回が行われました。第1期販売の詳細は下記をご参照ください。 第1期販売詳細 販売個数:500個 販売価格:0.05ETH 販売期間①:2023年5月24日(水)20時〜22時(確定購入権保有者が購入可能) 販売期間②:2023年5月24日(水)22時〜24時(先着で確定/優先購入権保有者が購入可能) 販売期間③:2023年5月25日(木)20時から 一般販売 現在、Coincheck NFTにOCPが出品されている場合は、二次流通としてOCPを購入できます。 OASISの最新情報については、公式Discordと公式Twitter、公式LINEでも随時告知されています。ご興味のある方は、参加やフォロー、友達登録を行ってくださいね。 OASIS公式Discord:https://discord.com/invite/oasiscommunity OASIS公式Twitter:https://twitter.com/Oasis_pj OASIS公式LINE:https://lin.ee/cDTEO8R OCPの購入方法については、こちらより詳細をご確認ください。

楽天ウォレットは、楽天証券ホールディングスの子会社である楽天ウォレット株式会社が運営する暗号資産取引所です。現物取引と証拠金取引のサービスを提供しており、楽天会員であればさまざまな特典を受けながらお得に取引することができます。 この記事では、楽天ウォレットとCoincheckの特徴を徹底比較。取扱銘柄や手数料の違いなどについて詳しく解説していきます。 初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。 【おすすめ】初心者向けの仮想通貨・ビットコイン取引所とは?【暗号資産取引所】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 目次 楽天ウォレットとは 楽天ウォレットとCoincheckの比較一覧 楽天ウォレットとCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄】 楽天ウォレットとCoincheckの比較その2【口座開設までにかかる時間】 楽天ウォレットとCoincheckの比較その3【取引の種類】 楽天ウォレットとCoincheckの比較その4【手数料】 取引手数料 入出金・送金手数料 楽天ウォレットとCoincheckの比較その5【NFTの取引】 楽天ウォレットとCoincheckの比較その6【その他のサービス】 楽天ウォレットはこんな人にオススメ Coincheck(コインチェック)はこんな人にオススメ まとめ 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 楽天ウォレットとは 楽天ウォレットとは、楽天証券ホールディングスの子会社である楽天ウォレット株式会社が運営する暗号資産取引所です。楽天市場や楽天キャッシュなどのサービスとの連携が可能で、楽天会員であればさまざまな特典を受けながら取引することができます。 楽天ウォレットの前身は、「みんなのビットコイン」という暗号資産交換業者です。2018年に楽天カードが同サービスを運営するみんなのビットコイン株式会社の全株式を取得し、完全子会社化しました。 その後、2019年3月に商号を現在の「楽天ウォレット株式会社」に変更し、同年4月1日から「楽天ウォレット」という名称でサービスを開始しています。 楽天ウォレットとCoincheckの比較一覧 まずは、楽天ウォレットとCoincheckの基本情報の違いを確認していきましょう。 以下は、両者の比較一覧表です。取扱通貨数や手数料は2024年6月時点のものです。 楽天ウォレット Coincheck 取扱通貨数 9 30 口座開設までにかかる時間 最短即日 最短翌営業日 取引の種類 ・現物取引(販売所) ・証拠金取引(販売所) ・証拠金取引(取引所) ・現物取引(販売所) ・現物取引(取引所) 最低取引数量(現物取引) 100円(購入) 0.0001 BTC(売却) 500円相当額(購入・売却) 取引手数料(販売所) 無料(スプレッドあり) 無料(スプレッドあり) 取引手数料(取引所) Maker手数料、Taker手数料、建玉管理料あり(※1) 一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(※2) 入金手数料 【日本円】無料 【暗号資産】無料 【日本円】無料(銀行振込の場合) 【暗号資産】無料 出金手数料 300円 407円 暗号資産の送金手数料 (BTC) 0.001 BTC 0.0005 BTC NFTマーケットプレイス 楽天NFT(Rakuten NFT) Coincheck NFT アプリ ・楽天ウォレット(現物取引) ・楽天ウォレットPro(証拠金取引) Coincheckアプリ (※1)詳細は楽天ウォレットのウェブサイトをご確認ください。 (※2)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 仮想通貨取引所(暗号資産取引所)9社を比較!手数料やCoincheckがおすすめな人について解説 Coincheck 続いて、各項目の違いについてさらに詳しく見ていきましょう。 楽天ウォレットとCoincheckの比較その1【取扱通貨・銘柄】 以下の表は、楽天ウォレットとCoincheckの取扱銘柄をまとめたものです。 2024年6月時点で、楽天ウォレットは9種類、Coincheckは30種類の暗号資産を取り扱っています。 楽天ウォレット Coincheck ビットコイン(BTC) ◯ ◯ イーサリアム(ETH) ◯ ◯ イーサリアムクラシック(ETC) - ◯ ビットコインキャッシュ(BCH) ◯ ◯ ライトコイン(LTC) ◯(証拠金取引のみ) ◯ リップル(XRP) ◯(証拠金取引のみ) ◯ リスク(LSK) - ◯ ネム(XEM) - ◯ カルダノ(ADA) ◯(証拠金取引のみ) - モナコイン(MONA) - ◯ ステラルーメン(XLM) ◯(証拠金取引のみ) ◯ クアンタム(QTUM) - ◯ ベーシックアテンショントークン(BAT) - ◯ アイオーエスティー(IOST) - ◯ エンジンコイン(ENJ) - ◯ ポルカドット(DOT) ◯(証拠金取引のみ) ◯ サンド(SAND) - ◯ チリーズ(CHZ) - ◯ テゾス(XTZ) ◯(証拠金取引のみ) - チェーンリンク(LINK) - ◯ パレットトークン(PLT) - ◯(取引所のみ) フィナンシェトークン(FNCT) - ◯ メイカー(MKR) - ◯ ダイ(DAI) - ◯(取引所のみ) ポリゴン(MATIC) - ◯(Polygonチェーン対応) アクシーインフィニティ(AXS) - ◯ エイプコイン(APE) - ◯ イミュータブル(IMX) - ◯ ラップドビットコイン(WBTC) - ◯ アバランチ(AVAX) - ◯ シバイヌ(SHIB) - ◯ ブリリアンクリプトトークン(BRIL) - ◯ 楽天ウォレットとCoincheckの比較その2【口座開設までにかかる時間】 続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。 楽天ウォレットとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています。 楽天ウォレット → 最短即日Coincheck → 最短翌営業日(※) なお楽天ウォレットに関しては、口座開設を行うには事前に楽天市場などでも使える楽天ユーザーの登録をする必要があります。また、すでに楽天銀行に口座を持っている場合は本人確認書類の提出をせずに口座開設をすることが可能です。 (※)口座開設にかかる日数は混雑状況により変わります。 Coincheckの無料登録はこちら 楽天ウォレットとCoincheckの比較その3【取引の種類】 次に、取引の種類について比較してみましょう。 楽天ウォレット → 現物取引、証拠金取引Coincheck → 現物取引のみ Coincheckが現物取引のみなのに対して、楽天ウォレットでは現物取引のほかに証拠金取引のサービスも提供しています。 現物取引とは、現金(日本円)と暗号資産を交換する取引形態を指します。一方の証拠金取引とは、証拠金を取引所の口座に入れることによって、その数倍の金額の取引を行うことができる取引形態です。証拠金取引は、「レバレッジ取引」と呼ばれることもあります。 暗号資産(仮想通貨)を始める前に知っておくべきレバレッジ取引のメリット・デメリット Coincheck 楽天ウォレットとCoincheckの比較その4【手数料】 続いて、手数料の違いについて見ていきましょう。 取引手数料 以下の表は、楽天ウォレットとCoincheckの取引手数料(2024年6月時点)をまとめたものです。 楽天ウォレット Coincheck 現物取引 無料(スプレッドあり) 【販売所】無料(スプレッドあり) 【取引所】 一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(※1) 証拠金取引(販売所) 無料 - 証拠金取引(取引所) Maker手数料、Taker手数料、建玉管理料あり(※2) - (※1)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。 (※2)詳細は楽天ウォレットのウェブサイトをご確認ください。 入出金・送金手数料 以下は、楽天ウォレットとCoincheckの入出金と暗号資産の送金にかかる手数料(2024年6月時点)をまとめた表です。 楽天ウォレット Coincheck 入金手数料 【日本円】無料 【暗号資産】無料 【日本円】無料(銀行振込の場合) 【暗号資産】無料 出金手数料 300円 407円 暗号資産の送金手数料 0.001 BTC 0.01 ETH 0.001 BCH 0.0005 BTC 0.005 ETH 0.001 BCH Coincheck(コインチェック)の手数料は高い?5つの種類を解説 Coincheck 楽天ウォレットとCoincheckの比較その5【NFTの取引】 続いて、NFTの取引サービスについて見ていきましょう。 楽天ウォレット → 楽天NFT(Rakuten NFT)Coincheck → Coincheck NFT 楽天会員は、楽天グループ株式会社が運営する「楽天NFT」というマーケットプレイスでNFTの取引を行うことができます。一方のCoincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の25タイトル(※)のNFT売買を行うことが可能です。 (※)2024年6月時点 Coincheck NFT取扱いタイトル CryptoSpells The Sandbox NFTトレカ Sorare Meebits Decentraland Art Blocks Generativemasks Joyfa Otherside Moonbirds ENS(Ethereum Name Service) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) NOT A HOTEL 元素騎士オンライン-META WORLD- SEKAINOOWARIKARA TSUBASA NFT ANREALAGE(アンリアレイジ) (※)OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP) Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-) LIFULL STAY MEMBERSHIP De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ) Brilliantcrypto 「つるはしNFT」 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら Coincheck NFTとは?使い方や取扱い商品を解説 Coincheck 楽天ウォレットとCoincheckの比較その6【その他のサービス】 最後に、楽天ウォレットとCoincheckが独自に展開しているサービスについても見ていきましょう。 楽天ウォレット Coincheck アプリ ・楽天ウォレット(現物取引) ・楽天ウォレットPro(証拠金取引) Coincheckアプリ その他のサービス ・楽天ポイントを暗号資産と交換できる ・暗号資産を楽天キャッシュにチャージ可能 ・土日祝日もリアルタイムでの入出金が可能 ・Coincheck IEO ・Coincheck INO ・Coincheckつみたて ・Coincheck貸暗号資産サービス ・Coincheckでんき ・Coincheckガス など アプリに関しては、楽天ウォレットでは取引形態に応じて「楽天ウォレット」と「楽天ウォレットPro」という2種類のアプリを展開しています。 それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「Coincheckアプリ」を提供しています。 またその他のサービスに関しては、楽天ウォレットでは楽天ポイントを暗号資産と交換できたり、保有する暗号資産を楽天キャッシュにチャージして楽天市場でのショッピングに利用したりできるなど、他の楽天関連のサービスと連動したサービスを多く提供しています。 一方のCoincheckは、Coincheck IEOやCoincheck INO、Coincheckつみたて、Coincheck貸暗号資産サービスやCoincheckガスなど、暗号資産の取引以外のサービスも充実している点が特徴的です。 (※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak Coincheckアプリを無料ダウンロードする 楽天ウォレットはこんな人にオススメ これまで見てきた特徴を考慮すると、楽天ウォレットは次のような人におすすめの取引所と言えるでしょう。 証拠金取引がしたい口座開設をスピーディーに行いたい日ごろから楽天関連のサービスを利用しているスマホアプリで暗号資産の取引がしたい 楽天ウォレットでは現物取引だけでなく証拠金取引にも対応しているので、「レバレッジをかけて暗号資産の取引がしたい」という方に向いています。また、最短即日で口座開設ができるので、「時間をかけずにすぐに取引がしたい」という方にもおすすめです。 さらに、楽天ポイントを暗号資産と交換したり、3万円以上の暗号資産(現物)を購入した月は、楽天市場でのショッピングでもらえるポイントの付加率が0.5%アップしたりするなどのサービスも提供しているので、普段から楽天のサービスを利用している方ならさまざまな特典を受けながらお得に取引することができます。 Coincheck(コインチェック)はこんな人にオススメ 一方のCoincheckは、次のような方におすすめです。 さまざまな種類の暗号資産を取引したいNFTの取引をしたいIEO・INOに参加したい暗号資産の積立がしたいスマホアプリで暗号資産の取引がしたい Coincheckは、2024年6月時点で30種類以上の暗号資産を取り扱っているので、「さまざまな種類の暗号資産を取引したい」という方に向いています。 また、Coincheck NFTやCoincheck IEO、Coincheck INO、Coincheckつみたてなどの多様なサービスが用意されているので、「暗号資産のトレード以外のサービスも利用してみたい」「IEOやINOに参加してみたい」という方にもおすすめです。 さらに、暗号資産の売買や日本円の入出金などをスマホで行うことができる「Coincheckアプリ」も利用できるので、「PCだけでなくスマホでも暗号資産の取引がしたい」、「外出中にスマホで手軽にトレードがしたい」という方にもおすすめです。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説 Coincheck まとめ 楽天ウォレットとCoincheckの特徴を比較してきましたが、いかがだったでしょうか。 暗号資産取引所と一口に言っても、取り扱っている銘柄や通貨数、取引形態(現物、証拠金)、手数料、その他に提供しているサービスなどでそれぞれ特色が異なります。 そのため、利用する取引所を選ぶ際にはそれぞれの特徴を慎重に比較した上で、自分の投資スタイルや目的に合ったサービスを提供しているところを選ぶと良いでしょう。 他の暗号資産(仮想通貨)取引所との比較記事一覧 ⚫️メルコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! メルコイン(メルカリでビットコイン)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️GMOコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! GMOコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️DMMビットコインの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! DMMビットコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! bitFlyer(ビットフライヤー)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck ⚫️SBI VCトレードの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! SBI VCトレードとは?評判や手数料をCoincheck(コインチェック)と比較して解説! Coincheck ⚫️BITPointの特徴や評判、手数料やCoincheckとの比較を知りたい方はこちら! BITPoint(ビットポイント)とは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説 Coincheck

P2P(ピアツーピア)とは、サーバーを介さずに端末同士で直接データのやり取りを行う通信方式のことです。 LINEやビットコイン、ファイル共有ソフトなどに活用されているP2Pは、新たな通信方式としてさまざまな業界から注目されており、活用の幅は今度ますます拡大していくと言われています。 この記事では、P2Pの仕組みや従来のクライアントサーバー方式との違い、メリット・デメリット、活用事例などについて解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 P2P(ピアツーピア)とは クライアントサーバー方式との違い P2P(ピアツーピア)の種類 ピュアP2P ハイブリッドP2P スーパーノード型P2P P2P(ピアツーピア)のメリット 通信環境が安定している 匿名性が高い 低コストでシステムを構築できる P2P(ピアツーピア)のデメリット ウイルスが拡散しやすい ネットワーク帯域が圧迫されやすい P2P(ピアツーピア)の活用事例 ビットコイン LINE ファイル共有ソフト(Winnyなど) P2P(ピアツーピア)に関するQ&A まとめ P2P(ピアツーピア)とは P2Pとは「Peer to Peer」の略称のことで、サーバーを介さずに端末(PC、スマホなど)同士で直接データのやり取りを行う通信方式のことを指します。 Peerには、「(地位・能力などが)同等の人、同僚、仲間」などの意味があり、ネットワークに接続している端末のことを、“ピア”もしくは“ノード”と呼びます。そして、P2P技術を用いてピア(ノード)同士が接続されているネットワークのことを、「P2Pネットワーク」といいます。 クライアントサーバー方式との違い ネットワークの通信方式には、P2P方式の他に従来型の「クライアントサーバー方式」があります。 両者の最も大きな違いとしては、中央集権的なサーバーの有無が挙げられます。一般的な通信方式として知られるクライアントサーバー方式では、利用者が操作するクライアント(端末)からの要求に基づいて、サーバーがデータの提供を行います。私たちが普段インターネットでアクセスするサイトは、主にこちらの方式を採用しています。 一方、P2P方式では情報を一元管理するサーバーが存在せず、ネットワークに接続している端末同士で直接データの検索や転送を行います。P2Pでは、1つの端末がクライアントとサーバーの両方の役割を担っています。具体的には、情報を所持している端末がサーバーの役割をするのに対して、情報を必要としている端末がクライアントとなり、サーバー役の端末に対してデータの検索要求を行います。 なお、P2Pの技術はLINEやビットコインに代表される暗号資産、ファイル共有ソフトなどで活用されています。 P2P(ピアツーピア)の種類 P2Pには、以下の3つの種類があります。 ピュアP2PハイブリッドP2Pスーパーノード型P2P それぞれ詳しく見ていきましょう。 ピュアP2P 「ピュアP2P」とは、中央サーバーを設置せずに各ノード間で直接ファイルの検索と転送を行う一般的なP2Pの方式のことを指します。対等の立場と機能を持った端末同士で、直接通信を行います。 サーバーを利用しないピュアP2Pでは、端末同士でデータや情報を分散して持ち合い、不足しているデータを補い合いながら情報ネットワークを構築しています。具体的には、情報を必要としている端末がクライアントとなり、情報を所持している他の端末に対して検索要求を行うことで情報を取得する仕組みとなっています。 ハイブリッドP2P 「ハイブリッドP2P」とは、従来のP2Pネットワークにサーバーを用いる通信方式のことを指します。 ハイブリッドP2Pでは、「どのノードがどんな情報を持っているか」というインデックス情報の管理をサーバーが行い、実際のデータのやり取りはノード間で直接行います。この通信方法は、クライアントサーバー方式とP2P方式を組み合わせていることから、“ハイブリッド方式”と呼ばれています。 スーパーノード型P2P 「スーパーノード型P2P」とは、ノードのインデックス情報を“スーパーノード”と呼ばれる特別な端末が管理する方式のことです。 スーパーノードには、優れた処理能力を持っていて通信回線が安定している端末が複数選ばれます。スーパーノードとして選ばれた端末は、ネットワークに参加しているノードの情報を管理し、各ノードからの要求に応じて必要な情報の検索を行います。 P2P(ピアツーピア)のメリット P2Pには、主に以下の3つのメリットがあります。 通信環境が安定している匿名性が高い低コストでシステムを構築できる どのような内容なのか、順番に解説していきます。 通信環境が安定している 1つ目のメリットは、「通信環境が安定している」点です。 1つのサーバーで情報の管理と処理を行う従来のクライアントサーバー方式では、アクセスが集中してサーバーがダウンしてしまうと、クライアントは情報を受け取ることができません。このように、サーバーダウンによりネットワーク全体が停止してしまうことを「ダウンタイム」といいます。 それに対して、P2P方式では複数の端末でデータを分散管理することで回線にかかる負荷を軽減し、クライアントサーバー方式よりも高速な通信を行うことができます。また、特定のクライアントが停止しても残りのアクティブな端末同士で通信を継続できるため、ネットワークが停止することがない「ゼロダウンタイム」を実現することも可能です。 匿名性が高い 2つ目のメリットは、「匿名性が高い」点です。 P2Pではデータがネットワーク上に分散されるため、すべてのノードの情報が把握されにくく匿名性が確保されやすい仕組みになっています。プライバシーを守られながら通信できる点は、ネットワーク参加者にとって大きな利点と言えるでしょう。 低コストでシステムを構築できる 3つ目のメリットは、「低コストでシステムを構築できる」点です。 特定の中央サーバーによってデータの管理を行うクライアントサーバー方式では、膨大な情報の処理ができる高性能なサーバーを用意する必要があります。それに加えて、サーバーの保守・運用費などのランニングコストもかかるため、システムの構築・維持に高額な費用がかかります。 一方、P2Pではサーバーを用意する必要がないため、クライアントサーバー方式に比べて低コストでシステムを構築することができます。 P2P(ピアツーピア)のデメリット 先ほど紹介したようなメリットがある一方で、P2Pには次のようなデメリットもあります。 ウイルスが拡散しやすいネットワーク帯域が圧迫されやすい 各内容について、以下で解説していきます。 ウイルスが拡散しやすい 1つ目のデメリットは、「ウイルスが拡散しやすい」点です。 P2Pでは、サーバーを介さずに端末同士で直接データをやり取りするため、接続先にセキュリティ上の問題があると通信中に被害を受けてしまう可能性があります。 また、網の目のように無数のPCが接続されているので、ウイルスがネットワーク全体に拡散しやすいことや、感染源を特定するのが困難な点もデメリットとして挙げることができます。 例えば、2000年代初頭に流行したファイル共有ソフトの「Winny」もP2Pを利用していたことから、一時期「暴露ウイルス」と呼ばれる情報漏洩系のウイルスに感染するユーザーが続出し、社会問題にまで発展しました。 ネットワーク帯域が圧迫されやすい 2つ目のデメリットは、「ネットワーク帯域が圧迫されやすい」点です。 P2Pではデータの送受信を断続的に行うため、ネットワーク帯域が圧迫されやすくなります。そのため、P2Pを利用したアプリケーションを使用している間は、他のアプリケーションの通信環境に影響を与えることがあります。 P2P(ピアツーピア)の活用事例 続いて、P2Pの活用事例についてご紹介します。P2Pの技術は、主に次のようなアプリやサービスなどに利用されています。 ビットコインLINEファイル共有ソフト(Winnyなど) それぞれ詳しく見ていきましょう。 ビットコイン ビットコイン(BTC)に代表される暗号資産では、P2Pの通信方式が使われています。 ビットコインでは、銀行などの管理者を介することなく、ユーザー間で直接資金のやり取りが行われるシステム(P2Pネットワーク)を採用しています。そして、過去の取引情報はブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳にすべて記録されており、誰でも自由に閲覧することができます。 このブロックチェーンは、P2Pネットワークに参加しているノードによって分散管理されているため、一部のコンピューターが故障したりハッキングなどにあっても、システムダウンすることなく安定的にネットワークを運営することができます。 また、多数の端末でデータを共有しているため、悪意を持ったユーザーがデータを改ざんしようとしてもすぐに発見することができ、ハッキングを防止することもできます。 LINE 無料通信アプリとして日本で圧倒的なシェアを誇る「LINE」でも、P2Pの技術が活用されています。 LINEでは、ユーザーIDなどのアカウント情報はサーバーで一元管理されていますが、チャット上で送信される画像や動画はP2Pで共有されています。 P2Pを利用することで、大規模なサーバーを用意しないでもサービスの提供が行えるため、運営コストの節約につながり、それが結果的にLINEが無料で使用できる要因の1つとなっていると言われています。 ファイル共有ソフト(Winnyなど) WinnyやBitTorrentなどのファイル共有ソフトでも、P2Pは活用されています。 ファイル共有ソフトとは、インターネット上で不特定多数のユーザーとファイルを交換するためのソフトのことで、WinnyやBitTorrentの他にもNapster、WinMX、Shareなどさまざまな種類が開発されました。 しかし、交換されるファイルの大半がゲームや音楽、漫画、映画などから違法に複製されたものだったことから、ファイル共有ソフトの使用をめぐっては著作権法違反の容疑で逮捕・起訴される利用者が続出しました。 Winny(ウィニー)とは?仕組みや開発者・金子勇氏について解説 Coincheck P2P(ピアツーピア)に関するQ&A P2Pに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 P2Pとは何ですか? P2Pとは「Peer to Peer」の略称のことで、サーバーを介さずに端末(PC、スマホなど)同士で直接ファイルのやり取りを行う通信方式のことを指します。 クライアントサーバー方式とP2P方式の違いは? 両者の最も大きな違いとしては、中央集権的なサーバーの有無が挙げられます。クライアントサーバー方式では、利用者が操作するクライアント(端末)からの要求に基づいて、サーバーがデータの提供を行います。 一方、P2P方式では情報を一元管理するサーバーが存在せず、ネットワークに接続している端末同士で直接データの検索や転送を行います。 P2Pにはどんな種類がありますか? P2Pには、以下の3つの種類があります。 ピュアP2P ハイブリッドP2P スーパーノード型P2P P2Pのメリットを教えてください。 P2Pには、主に以下の3つのメリットがあります。 通信環境が安定している 匿名性が高い 低コストでシステムを構築できる まとめ P2Pの仕組みや種類、メリット・デメリット、活用事例などについて解説してきました。 サーバーを介さずに端末同士で直接ファイルのやり取りを行うP2Pには、サーバーダウンのリスクがなく安定して通信できたり、低コストでネットワークシステムを構築したりできるメリットがあります。 すでにLINEやビットコインなどに活用されているP2Pは、新たな通信方式としてさまざまな業界から注目されており、活用事例は今後さらに増えていくことが予想されます。

2023-10-12NFT

Doodles(ドゥードゥルズ)とは、カラフルでポップなデザインが特徴的なPFPタイプのNFTコレクションです。2021年10月17日に正式リリースを迎え、わずか5分で計10,000体のNFTが全て完売となり、大きな話題となりました。 Doodles(ドゥードゥルズ)は、NBA Top Shotを手掛けるDapper LabsやCryptoKitties出身のメンバー、そして著名なアニメクリエイターが加わったチームから生まれ、リリース前から大きな注目を集めた数少ないコレクションとして、いわゆる“ブルーチップNFT”と呼ばれるプロジェクトの評価を得ています。 この記事では、話題のNFTプロジェクトDoodles(ドゥードゥルズ)をピックアップし、NFTの特徴や今後の将来性、そしてここまで人気を集めている理由について解説していきます。 この記事でわかること DoodlesのNFTとしての特徴 Doodlesの人気が続く理由 Doodlesの今後・将来性 Coincheckの無料登録はこちら 目次 Doodles(ドゥードゥルズ)の概要 Doodles(ドゥードゥルズ)の4つの特徴 特徴①:限定10,000枚|コミュニティ主導のコレクティブNFT 特徴②:SNSのプロフィール画像(PFP)として使用できる 特徴③:コミュニティメンバーとしてDoodles DAOの意思決定に関われる 特徴④:新NFTプロジェクト「Doodles2」を発表 Genesis Boxとは? Dooplicatorとは? なぜ人気が続くのか?Doodles(ドゥードゥルズ)が注目を集める3つの理由 理由①:著名な海外セレブも所有しているほどの注目度の高さ 理由②:ホルダーを飽きさせないイベントの多さ 理由③:ロードマップが存在しない!?徹底したコミュニティ主導 派生プロジェクト①「Noodles」 派生プロジェクト②「Pukenza」 Doodles(ドゥードゥルズ)の価格推移 Doodles(ドゥードゥルズ)の今後の展望 アニメーションスタジオのGolden Wolfを買収 ファレル・ウィリアムスがCBOに就任 Doodles(ドゥードゥルズ)を購入する際に必要なもの まとめ Doodles(ドゥードゥルズ)の概要 引用:OpenSea Doodles(ドゥードゥルズ)とは、カラフルでポップなデザインが特徴的なPFP(※)タイプのNFTコレクションです。 ※PFP(Profile Picture)…ツイッターやTikTokなどで使用するプロフィール画像のこと。 プロジェクト名 Doodles(ドゥードゥルズ) リリース日 2021年10月 発行数 10,000体 トークン規格 ERC-721 発行元 Larva Labs プロアプライス 2.19ETH(2023年5月22日現在) 公式サイト Doodles Doodlesは、NBA Top Shotを手がけたDapper Labsのメンバーであり過去にはCryptokitties開発を中心となって進めたevan(@evankeast)やpoopie(@poopie)、さらには著名なアニメーターであるburnt toast(@burnttoast)が中心となって生み出したプロジェクトです。 また、Doodlesは著名なアーティストと開発者のチームによって作成されることで、リリース前から大きな注目を集めた数少ないコレクションの1つで、いわゆるブルーチップと呼ばれるNFTプロジェクトとして評価されています。 2021年10月17日に正式リリースを迎え、わずか5分で計10,000体のNFTが全て完売。リリース当時は、1体あたり0.123ETH(当時の日本円で約6万円)で販売されていましたが、現在はDoodles1体あたりフロア価格2.19 ETH(約54万円)で取引されています。 Doodles(ドゥードゥルズ)の4つの特徴 この章では、Doodles(ドゥードゥルズ)の特徴について以下の4つにまとめて解説していきます。 限定10,000体|コミュニティ主導のコレクティブNFT SNSのプロフィール画像(PFP)として使用できる コミュニティメンバーとしてDoodles DAOの意思決定に関われる 新NFTプロジェクト「Doodles2」を発表 それでは、詳しく見ていきましょう。 特徴①:限定10,000体|コミュニティ主導のコレクティブNFT 引用:Doodles Doodlesは、2021年10月にリリースされたコミュニティ主導を掲げるコレクティブNFTです。 Burnt Toast氏(@burnttoast)によって描かれた何百通りもの外見的特性(目・髪型・服装など)をプログラムによって自動で組み合わせることで、同じものが1つとして存在しないコレクションです。 また、Doodlesはリリース当初からコミュニティ主導のDAOを構築することをビジョンの1つとしており、多くのプロジェクトがロードマップの一部にDAOの構築を掲げるなか、Doodlesは最初からDAOとしてスタートした珍しいプロジェクトになります。 特徴②:SNSのプロフィール画像(PFP)として使用できる DoodlesはPFP(Profile Picture)タイプのNFTであるため、TwitterやTikTokなどSNSのプロフィール画像として使用することができます。 引用:Twitter(@Lightfield19) 現時点では、TwitterでNFTアートをプロフィール画像に設定するにはTwitterが提供するサブスクリプションサービス「Twitter Blue」に登録する必要があります。 Twitter Blueに登録後、NFTアートを保管している暗号資産ウォレットを接続することでプロフィール画像にNFTを表示させることができます。 PFPタイプのNFTをTwitterのプロフィール画像にする流れは、2017年にリリースされた『CryptoPunks』から始まりました。当時は他人のNFTの画像をスクリーンショットでコピーし、プロフィール画像に設定するという蛮行が多く目立ちました。しかし現在では、ウォレットからNFTの画像データを取得したプロフィールのみ六角形で表示されることから、従来と比較してNFTを自分のアイデンティティとして表現しやすくなり、他人によりアピールすることができる環境になりました。 特徴③:コミュニティメンバーとしてDoodles DAOの意思決定に関われる 引用:Doodles 多くのNFTプロジェクトがロードマップの一部にDAOの構築を掲げるなか、Doodlesはリリース当初からDAOとしてスタートした珍しいプロジェクトです。 Doodlesを保有するユーザーなら、誰でもDoodles DAOへの参加を通じてコミュニティにおける意思決定の投票権を得ることが可能です。またホルダーは、コミュニティにアイデアを投稿することもでき、他のメンバーからの賛成が集まればDoodlesbankというコミュニティ資金によって活動が支援され、そのアイデアを実現することも可能です。 実際にDoodles DAOメンバーの中には、コミュニティから活動資金だけでなく、報酬を受け取りながらDoodlesを活用したレーシングゲームを開発している人物がいるそうです。 このようにホルダーの努力は直接的な報酬という形だけでなく、NFTのフロア価格上昇という形でもユーザーに還元されていきます。Doodles DAOのメンバーはプロジェクトの成長と発展に一人一人が不可欠な役割を果たし、Doodlesの未来を築いていくことができるのです。 特徴④:新NFTプロジェクト「Doodles2」を発表 引用:Doodles Doodlesは2023年1月25日、Dapper Labsが開発するブロックチェーン「Flow(フロウ)」上で、新NFTコレクション『Doodles 2(ドゥードゥルズ 2)』をローンチすることを発表しました。 Doodles 2はカスタマイズが可能なNFTであり、ホルダーは髪型、洋服、アクセサリー、ガジェットなどのウェアラブルNFTによってDoodlesをオリジナルにスタイリングすることができます。 引用:Twitter そしてDoodles 2と共に、『Genesis Box』と『Dooplicator』の2種類の新しいNFTについて、詳細が明らかにされました。 Genesis Boxとは 引用:Doodles まず1つ目が、『Genesis Box』というNFTです。 この『Genesis Box』では、Doodle 2でDoodleに着せ替えができるウェアラブルNFTが同包されており、ユーザーはこの『Genesis Box』を開封することで衣服や帽子、アクセサリーなどのNFTアイテムをランダムで入手することができます。 『Genesis Box』は全部で24,000個あり、そのうちの4,000個はNFT.NYC2022に参加したDoodlesホルダーとゲストに送られ、残りの20,000個はオークション形式で販売されました。 Dooplicatorとは 引用:Doodles そして2つ目が、『Dooplicator』です。 『Dooplicator』とは、「Duplicator(和訳:複写機)」「Doodles」から成る造語で、主に以下の2つの使い方ができます。 Doodles NFTからウェアラブルNFTを複製する Doodles 2 への早期アクセスキーとしてβパスを受け取る 引用:Doodles 『Dooplicator』はそもそも、Doodlesホルダーに対して公式からサイレントで配布されたNFTでした。Doodlesホルダーは『Dooplicator』 を使用することで、所有しているDoodlesからオリジナルのウェアラブルNFTを複製することができます。加えて『Dooplicator』を使用すると、Doodles 2への早期アクセスキーも同時に入手することが可能です。 なぜ人気が続くのか?Doodles(ドゥードゥルズ)が注目を集める3つの理由 Doodlesが注目を集めている理由としては、主に以下の3つが挙げられます。 著名な海外セレブも所有しているほどの注目度の高さ ホルダーを飽きさせないイベントの多さ ロードマップが存在しない!?徹底したコミュニティ主導 それでは詳しく見ていきましょう。 理由①:著名な海外セレブも所有しているほどの注目度の高さ 1つ目の理由として、著名な有名人や海外セレブなどもDoodlesを保有するほどの注目度の高さが挙げられます。特に、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)やSteve Aoki(スティーブ・アオキ)といった世界的な有名な海外セレブもDoodlesを保有していることを発表し、大きな注目を集めました。 引用:Twitter こういった海外セレブがDoodlesのNFTを購入したことも、Doodlesが大きな注目を集め続ける大きな要因と言えるでしょう。 理由②:ホルダーを飽きさせないイベントの多さ 2つ目の理由は、ホルダーを飽きさせない多くのイベントが開催されていることが挙げられます。 Doodlesのコミュニティは、アートやエンターテイメントに対する情熱と創造性に溢れており、ホルダー達のエンゲージメントを高めるために、Doodlesでは様々なIRL(In Real Life)イベントが継続的に開催されています。 Doodlesで開催された複数イベントの中では、音楽LIVEやパーティー形式だけでなく「DoodlePutt」というゴルフイベントなどのスポーツ大会形式で行われたものもあります。 このようなイベントの開催においても、コミュニティ主導で行われています。Doodlesはホルダーを飽きさせないために多様なイベントを提供しています。ホルダーたちは創造的なチャレンジ、コミュニティの交流などを通じて、継続的な興味とエンゲージメントを保つことができます。Doodlesのコミュニティ主導のアプローチとイベントの豊富さは、その人気が持続する要因の一つと言えるでしょう。 ー過去のオフラインイベントー 2022/03:IRLイベント SXSW (アメリカ テキサス) 2022/06:IRLイベント NFTNYC 2022/12:IRLイベント DoodlePutt 理由③:ロードマップが存在しない!?徹底したコミュニティ主導 3つ目の理由はロードマップが存在せず、徹底したコミュニティ主導がなされていることが挙げられます。 Doodlesには明文化されたロードマップはありません。 それは徹底的なコミュニティ主導からきているもので、Doodlesの今後や将来については全てコミュニティの意思決定に基づいています。 そのルールは、Doodlesのプロジェクト創設者であっても同様に適用されるようで、Doodlebankに提案を出して、コミュニティのOKをもらって初めて活動ができます。 ではこれまでどのようなプロジェクトがDoodlesのコミュニティから生まれたのでしょうか。以下では代表的な2つのプロジェクトの例を紹介していきます。 派生プロジェクト①「Noodles」 引用:OpenSea Noodlesは、麺をモチーフにしたジェネラティブNFTです。 Noodlesとは、元となるプロジェクトであるDoodlesとモチーフである麺という意味のNoodleを組み合わせた造語です。 Doodlesをそのまま細長くしたようなデザインになっています。執筆時点ではNoodlesを保有することによる特典やユーティリティは発表されていませんが、それらについても今後コミュニティが主導となって何かしらのアクションがあるかもしれないので、もし興味がある方はOpenSeaやNoodlesの公式サイトをチェックしてみると良いでしょう。 派生プロジェクト②「Pukenza」 引用:OpenSea Pukenzaとは、Doodles NFTから1/1で生成されたNFTアートです。 デザインは有名はNFTである「Fidenza」と、DoodlesのRainbowPuke(和訳:虹色の嘔吐物)の特徴が合わさったようなものになっています。なので、名前もそれぞれの名称の一部をとって「Pukenza」となっているようです。 Pukenzaは、「Doodlesホルダーに対する小さなご褒美」という名目で作成されており、Doodlesのホルダーに対して無料で配布されました。セカンダリーマーケットで取引された際には価格の7.5%がDoodles Bankへと還元される仕組みが取られています。 Doodles(ドゥードゥルズ)の価格推移 引用:CoinGekko 上のグラフは、Doodlesのこれまでのフロアプライス(価格)の推移を表したものです(2021年10月〜2023年5月)。Doodles(ドゥードゥルズ)は2021年10月17日に正式リリースされ、当初は1体わずか0.123ETHの価格で販売されています。 OpenSeaの過去最高値のフロアプライスでは約24ETHを記録しましたが、暗号資産市場が低迷し、相場が落ち着いた現在では、3ETH付近の比較的安価な価格帯を推移しています。 今後もポジティブなニュースなどが発表されることで、Doodlesの価格が上昇する可能性は十分に考えられるでしょう。 Doodles(ドゥードゥルズ)の今後の展望 次にDoodlesの今後の展望に焦点を当てて、以下の2点について解説していきます。 アニメーションスタジオのGolden Wolfを買収 ファレル・ウィリアムスがCBOに就任 それでは、それぞれみていきましょう。 アニメーションスタジオのGolden Wolfを買収 引用:goldenwolf.tv 2023年1月23日、NFTプロジェクトのDoodlesでは、アニメーションスタジオであるGolden Wolfを買収することに合意したことを発表しました。 Goledn Wolfは2013年に設立されたアニメーションスタジオで、過去にはリーバイスとミニオンズのアニメーションやDoodlesのアニメーションも制作しています。 この買収により、DoodlesはGolden Wolfのクリエイティブなチームとともに、さらなるアニメーション制作を展開することができるでしょう。 ファレル・ウィリアムスがCBOに就任 引用:METAVERSE POST また、 Doodles は、過去にグラミー賞を 13 回受賞したファレル・ウィリアムスをCBO(最高ブランド責任者)として迎え入れたことを発表しました。 ファレル・ウィリアムス氏は音楽プロデューサーとしてだけではなく、人気アパレルブランド「BBC ICECREAM」を設立したことでも有名あり、実際にアメリカ合衆国バージニア州バージニアビーチで開催された「SOMETHING IN THE WATER」ではDoodlesのイラストとBBC ICECREAMがコラボしたグッズが販売されました。 このコラボレーションとSOMETHING IN THE WATERへの出展は、Pharrell Williams(ファレルウィリアムス)がDoodlesの最高ブランド責任者となっていることから、実現した企画と考えられます。 今後、音楽家だけでなくアパレルデザイナーとしての顔をもつファレル・ウィリアムスがDoodlesにどのような影響を与えていくのか引き続き注目が集まっており、認知が拡大していくことでフロア価格が上昇していくことが大きく期待できるでしょう。 Doodles(ドゥードゥルズ)を購入する際に必要なもの 引用:OpenSea Doodlesは、OpenSeaで購入することが可能です。また、Doodlesを購入する際には、以下の2点が必要になります。 イーサリアム(ETH) MetaMask(メタマスク)などのウォレット もし、まだウォレットが用意できていない方や方法がわからない方がいれば、以下の記事を参考にウォレットの準備を進めてみると良いでしょう MetaMask(メタマスク)とは?ウォレットの作り方や入金・送金方法を画像付きで解説 Coincheck まとめ Doodles(ドゥードゥルズ)は、NBA Top Shotを手掛けるDapper LabsやCryptoKitties出身のメンバー、そして著名なアニメクリエイターが加わったチームから生まれたNFTコレクションです。 ​​Doodlesはユーザー中心のコミュニティ主導のNFTプロジェクトであり、独自のアート作品やオフラインイベントを通じてユーザーに驚きと喜びをもたらしています。今もなお新しいイベントやDoodlesから派生するプロジェクトがそのホルダーコミュニティが中心となり誕生していく中で、今後もDoodlesは成長し続け、エンターテイメントの世界によりNFTの新たな価値を提供し続けてくれるでしょう。

Winnyとは、2002年に日本で登場したWindows向けのファイル共有ソフトです。Peer to Peer(ピアツーピア:P2P)と呼ばれる通信方式を利用することで、サーバーを介さずにユーザー同士で直接データのやり取りを行います。 Winnyの使用をめぐっては、著作権侵害や情報漏洩を起こす利用者が続出したことで、社会問題にまで発展しました。そして、違法アップロードを行い逮捕されるユーザーが出てくる中で、捜査の手は開発者の金子勇氏にまで及ぶようになります。 この記事では、日本中で物議を醸し、2023年には映画化までされたWinnyの仕組みや問題点、金子氏が逮捕・起訴されてから無罪を勝ち取るまでの軌跡(通称「Winny事件」)などについて解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 Winny(ウィニー)とは P2P技術を利用してファイルの共有を行う Winny(ウィニー)が問題視された理由 違法なファイルのやり取り(著作権侵害問題) 「暴露ウイルス」感染による情報流出 Winny(ウィニー)事件とは?誕生までの経緯と開発者・金子勇氏が逮捕された理由 2ちゃんねるの神「47氏」によって開発されたWinny 続出する著作権侵害 金子氏はなぜ逮捕された?「Winny事件」の経緯・争点 【2023年】Winny事件をテーマにした映画が公開 Winny(ウィニー)以外のファイル共有ソフト Napster(ナップスター) WinMX(ウィンエムエックス) Share(シェア) BitTorrent(ビットトレント) パソコンからの情報流出を防ぐ方法 セキュリティソフトを導入する ファイル共有ソフトをインストールしない PCのアップデートをこまめに行う Winny(ウィニー)に関するQ&A まとめ Winny(ウィニー)とは Winnyとは、2002年に日本で登場したWindows向けのファイル共有ソフトです。巨大掲示板の2ちゃんねる上で「47氏」と呼ばれていた、プログラマーの金子勇氏によって開発されました。金子氏は当時、東京大学の大学院で特任助手を務めていました。 ファイル共有ソフトとは、インターネット上で不特定多数のユーザーとファイルを交換するためのソフトのことで、Winnyの他にもNapster、WinMX、Shareなどさまざまな種類が開発されました。 しかし、交換されるファイルの大半がゲームや音楽、漫画、映画などから違法に複製されたものだったことから、ファイル共有ソフトの使用をめぐっては著作権法違反の容疑で逮捕・起訴される利用者が続出しました。 そしてWinnyに関しては、使用者だけでなく開発者の金子氏も逮捕される事態に発展したため、他のソフトに比べて話題性が高く、金子氏の裁判の経緯はメディアでも度々取り上げられました。 P2P技術を利用してファイルの共有を行う Winnyでは「Peer to Peer(ピアツーピア:P2P)」と呼ばれる技術を利用して、ユーザー間でファイルの共有を行います。 P2Pとは、不特定多数の端末(PC、スマホなど)がサーバーを経由せずに、端末同士で直接ファイルのやり取りを行う通信方式を指します。なお、P2Pネットワークに接続している端末のことを、“ピア”もしくは“ノード”と呼びます。 クライアントサーバー方式とP2P方式の違い ネットワークの通信方式には、P2P方式の他に従来型の「クライアントサーバー方式」があります。 両者の最も大きな違いとしては、中央集権的なサーバーの有無が挙げられます。一般的な通信方式として知られるクライアントサーバー方式では、利用者が操作するクライアント(端末)からの要求に基づいて、サーバーがデータの提供を行います。私たちが普段インターネットでアクセスするサイトは、主にこちらの方式を採用しています。 一方、P2P方式では情報を一元管理するサーバーが存在せず、ネットワークに接続している端末同士で直接データの検索や送受信を行います。P2Pでは特定のサーバーに処理が集中しないため、クライアントサーバー方式に比べて回線が軽く、処理速度が速いという特長があります。また、高価なサーバーを用意する必要がない分、低コストで通信システムを構築できる点もメリットとして挙げられます。 なお、P2Pの技術はWinnyなどのファイル共有ソフトの他にも、LINEやビットコインに代表される暗号資産にも活用されています。 Winny(ウィニー)が問題視された理由 Winnyの利用に関する問題点としては、主に以下の2つが挙げられます。 違法なファイルのやり取り(著作権侵害問題)「暴露ウイルス」感染による情報流出 それぞれ詳しく見ていきましょう。 違法なファイルのやり取り(著作権侵害問題) 前述したように、Winnyの使用をめぐっては法的な面からさまざまな問題が起こりました。Winnyを介してやり取りされるファイルの大半が、市販されている漫画やゲーム、音楽やビジネスソフトなどから違法に複製されたものだったため、著作権を侵害する利用者が続出し、深刻な社会的被害をもたらしたのです。 2003年11月には、任天堂の『スーパーマリオアドバンス』などのゲームソフトをWinny 上に違法アップロードした19歳の男性と、『ビューティフル・マインド』などの映画を違法アップロードした41歳の男性が著作権法違反の疑いで逮捕されました。 なお、著作権法第119条第1項の規定によると、違法アップロードによって著作権や出版権を侵害した場合には、10年以下の懲役もしくは1,000千万円以下の罰金、またはこれらが併科されます。 「暴露ウイルス」感染による情報流出 ファイル共有ソフトを使ってダウンロードしたファイルの中には、「暴露ウイルス」と呼ばれるマルウェアが仕込まれていることがあります。 暴露ウイルスとは、PCに保存されている情報を外部に漏洩させる機能をもつコンピュータウイルスのことです。Winnyでは、「Antinny」や「山田オルタナティブ」などの暴露ウイルスが登場し、感染した利用者の個人情報の流出が問題になりました。 2006年2月には、海上自衛隊に所属する通信員の私物PCから、海上自衛隊の機密情報がWinnyを通じて流出するという事件が起こりました。続く2007年3月には、生命保険会社が管理する顧客情報など1,501件の個人情報がWinnyを通じて流出しました。さらに、同年6月には同じくWinnyのウイルスに感染した警察官の私物PCから、1万件を超える警察庁の内部情報が流出する事件が起こり、データを流出させた巡査長が懲戒免職になりました。 いずれのケースも、関係者のPCが暴露ウイルスに感染していたことが情報漏洩の原因だったことから、Winnyの使用は重大なセキュリティリスクとして認識されるようになります。そして、多くの企業や官公庁が社員や職員に対してWinnyなどのファイル共有ソフトの使用を禁止にする措置を講じて、情報漏洩の防止に努めるようになりました。 Winny(ウィニー)事件とは?誕生までの経緯と開発者・金子勇氏が逮捕された理由 多発する著作権侵害が社会問題化する中で、Winnyをめぐる騒動は開発者の金子氏も巻き込んで法定闘争へと発展しました。 2004年に「著作権法違反ほう助」の疑いで逮捕・起訴された金子氏は、それから7年をかけて自らの無罪を証明するために闘います。この一連の法廷闘争は通称「Winny事件」と呼ばれ、裁判の経緯や争点がこれまでさまざまなメディアで取り上げられてきました。2023年には事件をテーマにした映画も公開されるなど、Winny事件は今もなお多くの人々の関心を集めています。 ここでは、Winnyが誕生してからWinny事件が終結するまでの経緯を解説していきます。 2ちゃんねるの神「47氏」によって開発されたWinny Winnyの開発者である金子氏には、「47氏」という別の呼び名がありました。 2002年4月1日、2ちゃんねるの「MXの次はなんなんだ?」というスレッド上で、Windows向けの新たなファイル共有ソフトの開発を示唆する書き込みがありました。そして、その書き込み番号が47番だったことから、この投稿者は「47氏」や「47さん」、あるいは「47神」などと呼ばれるようになりました。 当時、ファイル共有ソフトとしてはWinMXが主流でした。しかし、ユーザーごとにIPが表示されるWinMXには匿名性の低さや、ウイルスが仕込まれているファイルが多いなどの問題があったため、利用者の間で代替ソフトの開発を望む声が多く上がっていました。そうした声に応えるように登場したのが、47氏でした。 そして、2ちゃんねるに書き込みがあった1ヶ月後の2002年5月6日、47氏によってWinnyのベータ版が公開されました。ネット上に公開されると瞬く間にユーザーが増えていき、ピーク時には200万以上の人が利用していたと言われるほどの人気をWinnyは獲得していきます。 続出する著作権侵害 Winnyの爆発的な流行とともに、著作権者の許諾を受けずに漫画や音楽などを違法にアップロードする利用者が急増しました。そして、著作権侵害の温床となったWinnyは、次第に取り締まりの対象となっていきます。 そして前述したように、2003年11月にはゲームソフトや映画などをWinny上に違法アップロードしたとして、41歳と19歳の男性が逮捕されました。 Winnyが登場してからしばらくの間は、ファイルを違法にアップロードした利用者のみが処罰の対象となっていましたが、2010年1月1日からは違法ファイルと知りながらダウンロードする行為も違法となりました。 金子氏はなぜ逮捕された?「Winny事件」の経緯・争点 Winnyによる著作権侵害が社会問題化していく中で、警察による捜査の手はついに開発者の金子氏にまで及ぶようになります。そして、ベータ版が公開されてから2年後の2004年5月10日、金子氏は著作権法違反ほう助の疑いにより京都府警に逮捕され、同年5月31日に起訴されます。 裁判では、「Winnyの使用をめぐる著作権侵害の責任は誰にあるのか?」という点が争点となりました。具体的には、検察側が使用者だけでなくソフト開発者の金子氏にも責任があると主張したのに対して、弁護側はソフトそのものに違法性はなく、違法行為があるとすればそれはソフトを使った者の問題であるという主張を繰り広げました。 また、もう1つの争点として、「金子氏がどのような意図をもってWinnyを開発・配布したのか?」という点も審理されました。この点に関しては、検察側がWinnyのもつ犯罪性を認識しながら開発したと主張したのに対して、弁護側は優れたソフトを作りたいという開発者としての純粋な向上心が動機だったと反論しました。 その結果、2006年12月、一審の京都地裁はWinnyが違法だと知りながらソフトの開発を続けたとして、罰金150万円の有罪判決を金子氏に下しました。これに対して、弁護側は判決を不服として控訴します。 そして、二審の大阪地裁は2009年10月、金子氏には犯意がなかったとして一審判決を破棄し、金子氏に対して無罪判決を言い渡しました。それに対して検察は上告しましたが、最高裁により棄却され、これにより金子氏の無罪が確定しました。 【2023年】Winny事件をテーマにした映画が公開 引用:ナカチカピクチャーズ「映画『Winny』予告編」 2023年3月には、Winny事件を題材にした映画『Winny』が公開されました。 同作では2004年に金子氏が逮捕・起訴されてから、7年をかけて無罪判決を勝ち取るまでの軌跡を軸に、Winnyの情報流出により明らかになった愛媛県警による「裏金問題」なども絡む迫真のドラマが展開されます。 なお、映画『Winny』では以下のようなキャッチコピーが使われており、ソフトの開発者と(違法)使用者の帰責性について一考を投じる内容が描かれています。 殺人に使われた包丁をつくった職人は逮捕されるのか─。 技術者の未来と権利を守るため、権力やメディアと戦った男たちの真実の物語。 引用:映画『Winny』 Winny(ウィニー)以外のファイル共有ソフト P2P型のファイル共有ソフトには、Winnyの他にも次のようなものがあります。 NapsterWinMXShareBitTorrent それぞれ詳しく見ていきましょう。 Napster(ナップスター) Napsterは1999年、当時米ノース・イースタン大学の学生だったショーン・ファニングによって開発・公開されたP2P方式のファイル共有ソフトです。 Napsterでは、「どのノードがどんな情報を持っているか」というインデックス情報の管理を中央サーバーが行い、実際のファイルの転送はノード間で直接行われる仕組み(ハイブリッドP2P)を採用していました。 元々大学の仲間内でMP3などの音楽ファイルを共有する目的で開発されたNapsterは、瞬く間に世界中で流行するようになり、公開から1年後の2000年7月には約490万人ものユーザーを抱えるまで成長しました。 しかし、やり取りされるコンテンツの大半が音楽CDから違法に複製されたものだったことから、Napsterは著作権侵害で全米レコード協会(RIAA)から提訴され敗訴し、2001年7月にサービスを停止しました。 WinMX(ウィンエムエックス) WinMXは、2001年にFrontcode Technologies社が開発したハイブリッド型のファイル共有ソフトです。 チャット機能が搭載されていたWinMXは、ファイルの交換だけでなくコミュニケーションツールとしても活用されていました。Napsterが浸透しなかった日本でファイル共有ソフトを利用する人が増えたのは、WinMXがきっかけになったと言われています。 またWinny同様、WinMXでも音楽や映画、ソフトウェアなどの違法ファイルの交換を行うユーザーが増加する問題が起こりました。そして2001年11月、日本において当時19歳と20歳だった2人の学生が著作権侵害容疑で逮捕されました。ちなみにこの事件は、ファイル共有ソフトの使用で刑事摘発された世界初の事例と言われています。 著作権侵害の問題はその後も解消されず、ついに2005年9月、アメリカ最高裁の判決によりWinMXの公式サーバーは閉鎖されました。 Share(シェア) Shareは、2004年に日本で公開されたWindows用のファイル共有ソフトです。 NapsterやWinMXなどのハイブリッド型とは異なり、「ピュアP2P」と呼ばれるネットワーク方式を採用しているShareでは、中央集権的なサーバーを設置せずに各ノード間で直接ファイルの検索と送受信を行います。 不特定多数のノード間でファイルをやり取りすることに加えて、拡散アップロードなどの機能があるShareは、1対1で通信するWinMXなどと比べて匿名性が高いという評価を受けてきました。 しかし、さまざまな解析が進み特定が可能になったことから、次第にShareにおいても著作権法違反で逮捕される利用者が出てきます。2011年には漫画やゲーム、ビジネスソフトなどを違法アップロードした疑いで、国内在住の6名が逮捕されました。 BitTorrent(ビットトレント) BitTorrentは、2001年に米国人プログラマーのブラム・コーエン氏によって開発されたファイル共有ソフトです。 BitTorrentでは、ファイルの送受信はピア同士で行いますが、ファイルの提供者のリスト管理及び検索は“トラッカー”と呼ばれるサーバー上で行われます。つまり、中央集権的なサーバーを使用するBitTorrentはハイブリッドP2Pに分類されます。 BitTorrentではファイルをネットワーク上に分散させているので、容量の大きなファイルも高速でダウンロードすることができます。また、プロトコルなどの仕様が公開されているため、BitCometやμTorrentなどの互換ソフトが多く存在するのも特徴的です。 パソコンからの情報流出を防ぐ方法 前述したように、ファイル共有ソフトを使ってダウンロードしたファイルの中には、「暴露ウイルス」と呼ばれるコンピュータウイルスが仕込まれていることがあります。 Winnyで問題となった暴露ウイルスとしては、「Antinny」やその亜種(山田オルタナティブなど)が挙げられます。これらのウイルスに感染したコンピュータは、個人のプライベート写真や個人情報などがWinny上に勝手に公開されてしまいます。 このような情報流出を防ぐ方法としては、主に以下の3つがあります。 セキュリティソフトを導入するファイル共有ソフトをインストールしないPCのアップデートをこまめに行う どのような方法なのか、順番に見ていきましょう。 セキュリティソフトを導入する パソコンにセキュリティソフトをインストールしておくと、ダウンロードする前にウイルスを発見して警告を出してくれたり、マルウェアが機密情報にアクセスするのを防いだりしてくれます。 また、万が一ウイルスに感染したとしても、セキュリティソフトがネットワーク遮断を行い、個人情報が外部に流出するのを防止してくれます。 ファイル共有ソフトをインストールしない 暴露ウイルスに感染しないための最もシンプルな方法としては、「そもそもファイル共有ソフトを使用しない」ということが挙げられます。 特に、自営業などで仕事とプライベートの用途を分けずに1台のパソコンで兼用している場合には、ファイル共有ソフトの使用は厳禁です。ウイルスに感染して顧客情報などが流出した際には、社会的信用を失うだけでなく、訴訟などの重大な問題に発展する可能性もあります。 PCのアップデートをこまめに行う WindowsやMacには、OSに標準搭載されているセキュリティソフトや機能があります。パソコンを定期的にアップデートすることで、OSに搭載されているセキュリティ機能も最新の状態に更新されます。 またアップデートだけでなく、マルウェア削除ツール(MSRT、MRT)を使用して、悪質なマルウェアの検出・削除を行うことも情報流出の対策として効果的です。 Winny(ウィニー)に関するQ&A Winnyに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Winnyとは何ですか? Winnyとは、2002年に日本で登場したWindows向けのファイル共有ソフトです。Peer to Peer(ピアツーピア:P2P)と呼ばれる通信方式を利用することで、サーバーを介さずにユーザー間でファイルの送受信を行います。 Winnyを開発したのは誰ですか? Winnyは、2ちゃんねる上で「47氏」と呼ばれていたプログラマーの金子勇氏によって開発されました。当時、金子氏は東京大学の大学院で特任助手を務めていました。 Winny事件とはどのような事件ですか? Winny開発者の金子勇氏が、2004年に「著作権法違反ほう助」の疑いで逮捕・起訴されてから、2011年に無罪判決を勝ち取るまでの過程を通称「Winny事件」といいます。 ファイル共有ソフトにはWinnyの他にどのようなものがありますか? ファイル共有ソフトとしては、Winnyの他にも以下のようなものが開発されました。 Napster WinMX Share BitTorrent まとめ Winnyの仕組みや問題点、開発者・金子勇氏の法廷闘争(Winny事件)などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 Winnyに関しては、著作権侵害や情報流出といったネガティブな面ばかりが取り上げられる傾向があります。しかし、そこで使用されているP2Pが有用な技術であることや、ファイル共有ソフト自体が優れた発明であることは、これまでの活用事例を見ればすでに証明されていると言っても問題ないでしょう。 Winnyが開発されてから、金子氏が逮捕・起訴された後に無罪を勝ち取るまでの軌跡は、映画『Winny』で詳しく描かれています。濃厚なドラマを楽しみながらWinnyについて学ぶことができるので、興味がある方はぜひご覧になってみてください。

2023年3月10日、アメリカのテクノロジー企業への融資で知られ、米西海岸シリコンバレーのエコシステムの中核を担ってきたシリコンバレー銀行(SVB)が経営破綻し、米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に入りました。 今回のシリコンバレー銀行の閉鎖およびシグネチャー銀行・シルバーゲート銀行の事業停止により、既存の金融システムが暗号資産市場に対しても大きな影響をもたらしていることが明らかとなりました。 一方で既存の金融システムに対する信用不安から、ビットコイン(BTC)へ資金が流入する動きも出てきています。 そこで今回の記事では、そもそもなぜシリコンバレー銀行は破綻してしまったのか、そして今回の破綻が暗号資産(仮想通貨)市場にどのような影響を及ぼすと考えられるのかについて解説します。 この記事でわかること シリコンバレー銀行(SVB)とは シリコンバレー銀行(SVB)はなぜ破綻してしまったのか シリコンバレー銀行(SVB)破綻による暗号資産市場への影響 Coincheckの無料登録はこちら   寄稿者Coincheck Labs   Coincheck Labsは、コインチェック株式会社が運営する、Web3スタートアップの支援プログラムです。Web3に関する次の活動を行なっています。①スタートアップ支援 ②リサーチ・情報発信 ③株式・トークン投資   目次 シリコンバレー銀行(SVB)とは シリコンバレー銀行(SVB)の破綻と連鎖的影響 なぜシリコンバレー銀行(SVB)は破綻したのか 要因①:急激なインフレから引き起された利上げによる影響 要因②:SNSを中心とした取り付け騒ぎの発生 シリコンバレー銀行(SVB)の破綻で暗号資産市場はどのような影響を受けたのか シリコンバレー銀行(SVB)の破綻による暗号資産市場への短期的な影響 短期的影響①:ステーブルコイン全体への信用不安 短期的影響②:DEX(分散型取引所)の取引高増加 短期的影響③:ステーブルコインからビットコイン(BTC)への資金流入 シリコンバレー銀行(SVB)の破綻による暗号資産市場への長期的な影響 長期的影響①:暗号資産企業の資金調達が厳しくなる可能性がある 長期的影響②:暗号資産関連企業が利用するサービス変更によるビジネスの停滞 長期的影響③:金融システム全体の信用不安によりビットコイン(BTC)への資金流入 まとめ シリコンバレー銀行(SVB)とは シリコンバレー銀行(SVB)とはアメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く銀行であり、主にテクノロジー業界のスタートアップやVC(ベンチャーキャピタル)を取引先として金融サービスを提供していました。 米連邦準備制度理事会(FRB)によると、2022年末時点でのシリコンバレーバンクの総資産は約2,090億ドル(約28兆円)であり、資産額で比較すると全米で16番目に大きい銀行となっています。 シリコンバレー銀行(SVB)の破綻と連鎖的影響 2023年3月10日、スタートアップ・VCを主な取引先としていたシリコンバレー銀行が破綻しました。それに加え、連鎖的に暗号資産関連企業を主な取引先としていたシグネチャー銀行とシルバーゲート銀行の事業停止が発生しました。 ここでは、発生した事象について時系列順にまとめています。 日付 事象 2023/3/8 シリコンバレー銀行が債券ポートフォリオを売却。 シルバーゲート銀行が、銀行業務の縮小および任意清算することを発表。預金は全額返済される予定。 2023/3/9 シリコンバレー銀行が、債券ポートフォリオの210億ドル(約2兆8,275億円)の売却を完了し、18億ドル(約2,423億円)の損失を計上したことを発表。 同社はこの損失をカバーするため、22.5億ドル(約3,037億円)の公募増資を行うと発表。 信用不安から取り付け騒ぎが発生。420億ドル(約5.7兆円)の預金解約が行われる。 2023/3/10 シリコンバレー銀行の株価は、3月9日の取引開始から10日までの間に86%下落し、取引停止を発表。 シリコンバレー銀行がカリフォルニア州金融保護当局に閉鎖され、米預金保険公社(FDIC)の管理下に入る。 2023/3/12 ニューヨーク州金融監督当局が、シグネチャー銀行の事業停止を発表。 米財務省と米連邦準備理事会(FRB)、米連邦預金保険公社(FDIC)は、シリコンバレー、シグネチャーの預金者を完全に保護すると共同声明を発表。 「銀行タームファンディングプログラム(BTFP)」を導入。米国債や住宅ローン担保証券を担保として、最長1年の融資をする。政府の基金から最大250億ドルを利用できるようにする。 2023/3/13 英 HSBCがシリコンバレー銀行の英国部門を1ポンドで買収。 シリコンバレー銀行, シグネチャー銀行の預金者は、完全に資金へのアクセスが可能に。 2023/3/19 NYCB傘下のフラッグスターがシグネチャーを買収することで合意。FDICが発表。 2023/3/27 ファーストシチズンズ・バンクシェアーズは、シリコンバレー銀行を買収することで合意。 シリコンバレー銀行の全預金とローンを引き継ぐ。シリコンバレー銀行の資産約720億ドル相当を、165億ドルのディスカウントで取得。 2023/4/3 FDICがシグネチャーの融資債権(約600億ドル)の売却手続きを進めることを発表。 なぜシリコンバレー銀行(SVB)は破綻したのか シリコンバレー銀行が破綻したのは、大きく分けて以下の2つの要因が考えられます。 急激なインフレと利上げによる影響 SNSを中心とした取り付け騒ぎの発生 以下で詳しく解説していきます。 要因①:急激なインフレから引き起された利上げによる影響 1つ目の要因は「急激なインフレから引き起こされた利上げによる影響」です。 近年、シリコンバレー銀行は、コロナ禍の金融緩和の影響からスタートアップの資金調達増加に伴い、預金残高が大きく増えていました。そのためシリコンバレー銀行は一定の利息を得るために、800億ドル以上(約1兆円以上) の不動産担保証券(MBS)を購入していました。その後、2022年に連邦準備理事会(FRB)が利上げを実施したことでMBSの価値が急落しました。 また、この金利上昇から派生する債権価格の下落による影響は、今回破綻した銀行に限らず、多くの銀行において発生しています。 要因②:SNSを中心とした取り付け騒ぎの発生 2つ目の要因は「SNSを中心として取り付け騒ぎが発生したこと」です。 シリコンバレー銀行は、米国のスタートアップやVC(ベンチャーキャピタル)を主な取引先としていました。そしていくつかのVCは投資先企業に対して、シリコンバレー銀行は1口座25万ドルまでしか預金保険でカバーされないため、預金を引き出すように提言しました。 ピーター・ティール氏をはじめとする著名な投資家が呼びかけたことにより、SNSでも不安が広がり預金の引き出しが相次いだと見られています。その結果シリコンバレー銀行は、預金の流出に対応して債券を売却する必要が発生し、それまで含み損であった債券の損失が確定しました。 シリコンバレー銀行の破綻で暗号資産市場はどのような影響を受けたのか シリコンバレー銀行の破綻によって、暗号資産市場にも大きな影響を受けることになりました。ここでは、暗号資産市場で発生した事象について時系列順にまとめています。 日付 事象 2023/3/9 JP MorganがGeminiとの業務関係を終了との報道。Geminiは否定している。 2023/3/10 Circle社が発行するUSDCの準備金約400億ドル(約5兆4,000億円)のうち、33億ドル(約4,455億円)がシリコンバレー銀行に預金されていたことを発表。 2023/3/11 信用不安によりUSDCのデペッグが発生。3/11時点で一時0.87ドルまで下落。 (※)DAIが0.897ドルまでデペッグ。暗号資産担保型ステーブルコインDAIの担保のうち、USDCは51.87%を占め44.2億ドルに相当する。 USDDは0.925ドル、FRAXは0.85ドルまで下落。 Uniswapの24時間取引高が120億ドル(約1兆6,200億円)、Curveの24時間取引高が70億ドル(約9,500億円)となり過去最大となった。 CoinbaseはUSDC:USD の両替を一時的に停止。銀行営業時間内に清算される銀行からの米ドル送金に依存するためであり、月曜日に再開予定と発表。 2023/3/12 Binanceが、2022年9月に停止していたUSDCペアの取り扱いを一部再開。 Circle社は、引き続きUSDC:米ドルが1:1で償還できると発表。Circleの準備金のうち、シリコンバレー銀行預金以外の現金54億ドルは、BNYメロン銀行に移された。 Circle社の発表後、USDCのペグが回復。DAI, USDD, FRAXなどもペグを回復。 2023/3/13 CoinbaseがUSDC:USDの両替を再開。 Binanceが10億ドル(約1,343億円)相当のBUSDを、BTC, ETH, BNBに交換していくことを発表。 2023/3/14 MakerDAOにて、USDCの担保を減らす提案が可決。USDC担保DAIの1日の上限を9億5,000万DAIから2億5,000万DAIに引き下げた。 2023/3/17 銀行大手のState StreetがCopperとの業務関係を終了。 2023/3/21 Coinbaseは、シグネチャー銀行のSignetのサポート終了を顧客に通知。 ※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しています。実際にダイ(DAI)は1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 暗号資産(仮想通貨)ダイ(DAI)とは?他のステーブルコインとの違いや特徴を解説! Coincheck シリコンバレー銀行(SVB)の破綻による暗号資産市場への短期的な影響 シリコンバレー銀行破綻による暗号資産市場への影響は、短期的には大きく分けて3つ発生しました。 ステーブルコイン全体への信用不安 DEX(分散型取引所)の取引高増加 ステーブルコインからビットコイン(BTC)への資金流入 以下で解説していきます。 短期的影響①:ステーブルコイン全体への信用不安 1つ目の短期的影響は「ステーブルコイン全体への信用不安」です。 2023年3月11日、USDCを手掛けるCircle社が、破綻したシリコンバレー銀行(SVB)にUSDCの準備金の8%にあたる33億ドルが未処理のまま滞留していることを発表しました。その結果、USDCは一時デペッグし、1USD付近から大きく価格乖離しました。 ※デペッグとは、ステーブルコインと、米ドルなど特定の通貨とのレートが一定に保てず、乖離してしまった状態のこと このUSDCのデペッグに伴い、ステーブルコイン全体への信用不安が広がり、他のステーブルコインもデペッグが発生しました。 短期的影響②:DEX(分散型取引所)の取引高増加 2つ目の短期的影響は「DEX(分散型取引所)の取引高増加」です。 DEXとはブロックチェーンを活用することで、管理者を介さずにユーザー同士で直接暗号資産の取引を行うことができる取引所のことです。 ステーブルコインの信用不安により売却が進んだことで、UniswapやCurveなどのDEXでの取引が増え、過去最高の24時間取引高を記録しました。さらにこの際、CEX(中央集権型取引所)からDEXへの暗号資産の流出が起きたことも指摘されています。 短期的影響③:ステーブルコインからビットコイン(BTC)への資金流入 3つ目の短期的影響は「ステーブルコインからビットコイン(BTC)への資金流入」です。 シリコンバレー銀行が破綻したあとビットコイン(BTC)の価格は上昇し、3月10日から3月13日までの3日間で18%以上も上昇しました。その後もビットコインの価格は上昇し、4月11日にはビットコインの価格は400万円(3万ドル)を超えました。 このビットコイン価格が上昇した背景には、ステーブルコインへの信用不安から資産の保全手段としてビットコインへ資金が流入したことも一因として推察されます。 また、Binanceなどの海外取引所やDeFiにおいては、ステーブルコインと法定通貨の取引ペアがないため、相対的に安全な資産としてビットコインが選ばれたという可能性も考えられます。 シリコンバレー銀行(SVB)の破綻による暗号資産市場への長期的な影響 シリコンバレー銀行の破綻によって今後起こり得る暗号資産市場への長期的な影響としては、次の3つが考えられます。 暗号資産企業の資金調達が厳しくなる可能性がある 暗号資産関連企業が利用するサービス変更によるビジネスの停滞 金融システム全体の信用不安によりビットコイン(BTC)への資金流入 以下で解説していきます。 長期的影響①:暗号資産企業の資金調達が厳しくなる可能性がある 1つ目の長期的影響は「暗号資産企業の資金調達が厳しくなる可能性がある」という点です。 今回のシリコンバレー銀行の破綻に連鎖して、暗号資産関連企業が主に利用しているシルバーゲート銀行やシグネチャー銀行も事業停止しました。そのため今後、長期的に暗号資産関連企業の資金調達が厳しくなる可能性があります。 長期的影響②:暗号資産関連企業が利用するサービス変更によるビジネスの停滞 2つ目の長期的影響は「暗号資産関連企業が利用するサービス変更による、ビジネスの停滞」です。 シルバーゲート銀行の事業停止に伴い、独自の暗号資産決済ネットワークである「SEN(シルバーゲート・エクスチェンジ・ネットワーク)」も停止されました。これによって、暗号資産関連企業の取引に時間がかかり、業界の成長性が一時的に損なわれることが考えられます。 さらに今回破綻した3つの銀行の代役として、クロスリバー銀行と新たにパートナーシップを契約する暗号資産関連企業も増えてきています。例えば、USDCを手がけるCircle社のジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)CEOは、3月12日に自動決済のためにクロス・リバー銀行と新たにパートナーシップを結んだと発表しました。 同様に、暗号資産関連企業が別銀行に取引先を変更するなど、利用するサービスや銀行の変更を余儀なくされる可能性があります。 長期的影響③:金融システム全体の信用不安によりビットコイン(BTC)への資金流入 3つ目の長期的影響は「金融システム全体の信用不安によるビットコインへの資金流入」です。 シリコンバレー銀行の破綻が起きたのと同じ月に、クレディ・スイス銀行の経営危機及びUBSによる買収が起こりました。このような一連の銀行の破綻及び経営危機により、既存の金融システム全体への信用不安が広がりました。 そのため、既存の金融システムに依存しない金や、デジタルゴールドとも呼ばれるビットコイン(BTC)へ長期的に資金流入する可能性があると考えられます。 まとめ 今回の記事では、なぜシリコンバレー銀行は破綻してしまったのか、そして今回の破綻が暗号資産(仮想通貨)市場にどのような影響を及ぼすと考えられるのかについて解説しました。 2023年3月に起こったシリコンバレー銀行の破綻は金融市場だけではなく、暗号資産市場にも多大な影響を与えました。そして、今後もその影響は長期的に続いていくものだと考えられます。 今回のシリコンバレー銀行の破綻では、既存の金融システムに対する不安から、金やデジタルゴールドと呼ばれるビットコイン(BTC)ヘの資金流入をもたらしました。今後、同様の金融システムの不安が強まる事象が起こったとき、暗号資産市場にはどのような影響がもたらされるのか、引き続きチェックしていきたいです。

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