高度な自然言語処理を行うことができるChatGPT。その万能性や利用可能性から大きな話題を呼んでいる生成系AIですが、ChatGPTでは実際に何ができるのでしょうか。 本記事では実際にChatGPTを使いながら、ChatGPTのできることや活用事例、利用の基礎知識、注意点、できないことを解説していきます。 この記事でわかること ChatGPTの基礎知識「プロンプト」とは ChatGPTでできること ChatGPTではできないことや苦手なこと、注意点 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ChatGPTとは ChatGPTの基礎知識「プロンプト」や「呪文」とは ChatGPTではできないことや苦手なこと、注意点 ChatGPTでできること 会話 翻訳 原稿作成 文章要約 プログラミング 楽譜作成 ChatGPTの活用事例 まとめ Chat GPTとは ChatGPTとは、文章生成系・自然言語処理系のAIです。アメリカのOpenAI社により開発・提供されている、チャットを通して会話形式でAIが利用できるサービスです。 ChatGPTは2023年4月18日時点で、OpenAIのアカウントを開設していれば無料で利用することができます。有料版のChatGPT Plusというサービスも存在し、無料版と比較して高性能な学習モデルのAIを使うことができます。無料版はGPT-3という学習モデル、有料版はGPT-4という学習モデルを用いており、GPT-4では画像処理を行うことが可能です。 なお、2023年4月18日時点、ChatGPTでは画像処理機能は提供されていません。 参考:OpenAI GPT-4 ChatGPTは生成系AIの中でも特に話題を集めていながら、各国の法整備などが追い付いていないため、国により対応や姿勢が異なります。 たとえば、イタリアでは2023年3月31日時点でChatGPTの利用を一時的に停止していますが、反対に日本ではOpenAI社のCEOサム・アルトマン氏が首相の岸田文雄氏と面会を行ったことが報じられ話題になってています。 ChatGPTの始め方・使い方とは 登録やログイン方法などを解説 料金や日本語対応などの注意点は? Coincheck ChatGPTの基礎知識「プロンプト」や「呪文」とは ChatGPTほか、「Midjourney(ミッドジャーニー)」や「Stable Diffusion」、「Nobel AI」などの生成系AIを利用する際に、我々ユーザーが打ち込む文を「プロンプト」や「呪文」と呼びます。 ChatGPTでの生成は、プロンプトの質が生成物の質に直結するため、望む結果を得るために適切なプロンプトを入力する必要があります。 記事執筆時である2023年4月18日時点では、「プロンプト」という呼称のほうが浸透しているように伺えますが、2022年8月ごろの「Midjourney」の登場による生成系AI流行の発端では、「呪文」という言葉が浸透していました。また、「呪文」はサブカルチャー方面でのAI生成でよく使われている言葉でもあります。 プロンプトの情報を調べる際には、生成したいものにあわせて「プロンプト」と「呪文」を使い分けましょう。 ChatGPTでは、まず「プロンプト」として調べることをおすすめします。本記事内でも、指示文に関しては「プロンプト」と表記します。 ChatGPTでプロンプトを使う際は、他のユーザーの入力方法を参考にしたり、直接ChatGPTに聞いてみたりすると、より良質なプロンプトが作れる傾向にあります。たとえば、「このプロンプトにより正確な指示を追加してください」や「このプロンプトに足りない指示を教えてください」のように入力することで、プロンプト自体の情報量を増大させることができ、より望んだ結果に繋がりやすくなります。 また、ChatGPTの活用方法やプロンプトの解説と称した高額の情報商材も見受けられますが、広告としている映像や成果物が実際にAIで生成したものではない著作物だったり、中身が伴っていなかったりするケースが散見されます。 安易なプロンプト情報への課金は避けたほうが良いかもしれません。 ChatGPTではできないことや苦手なこと、注意点 ChatGPTを利用する上で、いくつかの注意点があります。 まず、ChatGPTは正確な情報を生成するとは限りません。あくまでも自然言語処理になるため、それっぽい回答を行うことに長けています。 また、リアルタイムの情報を扱うことができず、学習データも2021年までとなっているため、最新情報やリアルタイム情報は扱えません。そのため、「現在の渋谷の天気を教えて?」などのプロンプトは、正確な結果を得られません。 入力内容はChatGPTのトレーナーにより閲覧可能であるため、機密情報や秘密情報の入力も避けるべきです。 詳しくはこちらの記事内をご覧ください。 ChatGPTを利用する上での注意点 Coincheck ChatGPTでできること ChatGPTでは、テキストボックスに入力可能な文章や言語であれば、基本的には何でもできると言えるでしょう。 リアルタイム処理や正確性の担保、機密情報などの扱いはできませんが、それ以外のことはユーザーの想像力や、プロンプトの入力制度によって実現可能でしょう。想像次第で可能性が無限大であるということが、ChatGPTの熱狂を引き起こしているように見えます。 会話 ChatGPTは役割を理解させ、ロールプレイ的な会話ができます。 今回は、ChatGPTに「あなたはピザ屋の愉快な店主です。客とのやり取りを行い、ピザの注文を受け、会計を行ってください」と設定し、会話を行ってもらいました。 筆者は自分が客になる想定でしたが、ChatGPTが会話形式の文章を生成しました。 想定とは異なるものが生成されましたが、出来は良いでしょう。 プロンプトを改め、再度挑戦します。会話形式で修正が行えることも、ChatGPTの強みの一つです。 再び客になれなかったため、一度生成を停止し再度プロンプトを入力したところ、会話ができました。 現在利用しているGPT-3では、税金を含む会計は少々難しかったようですが、会話機能は満足できるクオリティのように見えます。 もっとも、税の対応は専門資格が設けられるレベルですから、自然言語処理としては及第点ではないでしょうか。 次に、GPT-4を用いて同様のやりとりを行いました。 GPT-4の出力結果はGPT-3と比べても詳細かつ具体的であり、消費税の計算も正しくできていました。 翻訳 学習モデルには日本語が含まれているため、ChatGPTでの処理・生成は行えますが、 ChatGPTはOpenAIのWEBページを含め、日本語に対応していません。 そこで、ChatGPTのページに記載されているChatGPTの説明・イントロダクションを翻訳してもらいました。 グローバル企業が扱う英語はわかりやすいためか、ChatGPTでも綺麗に翻訳することができました。 原稿作成 原稿作成の実験として、日本での自動車運転免許の取得方法を400文字程度で執筆してもらいました。 内容に若干の不足がありますが、文章としては成立しており、破綻も見られません。 具体的に不足や構成の不備を指摘するとなると、指定自動車教習所に通学すると技能試験が免除されるという制度があるため、こちらを先に記述しておくべきでしょう。 文章要約 前項で生成した400文字程度の原稿を、100文字程度に要約してみましょう。 前項で生成した文章を要約しているため内容の不足等はありますが、必要な情報は残っており、要約内容も概ね満足するクオリティでしょう。 一般に400文字から100文字への要約は、重要情報の抽出や取捨選択にある程度の労力がかかります。 生成にかかった時間も10秒程度であったため、要約は一般的な人間よりも優秀であるように見えます。AIと要約力を競ってみたい方は、同じテーマで戦ってみても面白いかもしれませんね。 プログラミング ChatGPTでは、プログラムを生成したり、プログラミングのミス・バグを修正したりすることが可能です。 ChatGPTをプログラミングへ活用した事例は多く存在します。ルールに準拠して記述するプログラミング言語は自然言語に比べて機械学習との相性が良いとも言われており、プログラミングへの活用は多く試みられ、成果が出ているようです。 楽譜生成 エレキギターの譜面を生成してもらいました。 それっぽいものは生成できていますが、指定した通りにはできていません。 コードの押さえ方はしっかりと生成できていました。 GPT-4だと、特定のアーティストの雰囲気を指定し、楽譜を生成できるとの情報もあるため、音楽理論に則った楽譜や、譜面を大量に出しているアーティストへの活用はできそうです。 ChatGPTの活用事例 ChatGPTは、日本の中央省庁での活用が前向きに検討されており、今後行政サービスや省庁内業務内での活用が行われる可能性があります。 農林水産省では、既存情報の簡略化や更新作業などに利活用する検討を進めていることを公表しています。ChatGPTは仕様上、入力した秘密情報の流出リスクがあるため、秘密情報を扱う分野での利活用は、検討段階ではないとみられます。 参考:農林水産省 野村農林水産大臣記者会見概要 要約すると、農水省では単純な言語処理としての利用は検討中と言えるでしょう。 日本の省庁では、すでにMicrosoft製品を多数導入しているため、Microsoft社とのパートナーシップ関係にあるOpenAI社のChatGPTは、導入の意思決定において有利に働くのかもしれませんね。 まとめ 生成系AIとして大きな話題を呼んでいるChatGPT。すでに中央省庁での利用が検討されていることから、このようなAIが社会にインパクトを与えることは確実視する声があります。 ChatGPTの学習データは2021年のものまでですが、よく考えてみると日々の生活には最新情報はあまり必要なく、意図的に情報取得を試みない限りは不要なものともいえるかもしれません。 一般のWEBユーザーは検索を自然言語的に行う人も多いため、機械語的に「検索」を行うよりも、AIに「対話」してしまったほうが都合がよい事態は想像に容易いでしょう。 そのため、現在のWEBにおける検索エンジンが対話型AIに置き換わるといった事態も起こりえる可能性も論じられます。 ITにかかわる人たち以外も、AIによる社会の変化に対応できる柔軟な姿勢が、未来の明暗を分けるかもしれませんね。
DEX(分散型取引所)とは、ブロックチェーン技術を活用したスマートコントラクトと呼ばれる機能を利用することで、第三者を介さずにユーザー同士で直接暗号資産の取引をすることができる取引所のことです。 2020年頃からUniswapやPancakeSwap、Curve、SushiSwapなどのDEXプロジェクトが次々とローンチされ、それから数年を経て、いまやDEXは取引量において従来の暗号資産取引所(CEX)に匹敵するほどの成長を見せています。 この記事では、話題のDEXの特徴やCEXとの違い、メリット・デメリット、おすすめのプロジェクトなどについて解説していきます。DEXでの取引に興味がある方は、ぜひご覧ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 DEX(分散型取引所)とは? CEXとDEXの違い DEXはDeFiサービスの1つ DEX(分散型取引所)のメリット 口座開設が不要 グローバルに利用できる 取扱銘柄が多い ハッキングのリスクを軽減できる 流動性を提供することで報酬が得られる DEX(分散型取引所)のデメリット 投資家保護の仕組みがない 日本語・日本円に対応していない カスタマーサポートが受けられない 詐欺コインが上場しやすい おすすめのDEX(分散型取引所)4選 Uniswap(ユニスワップ) PancakeSwap(パンケーキスワップ) Curve(カーブ) SushiSwap(スシスワップ) DEX(分散型取引所)の始め方・使い方 ①国内の取引所で暗号資産を購入する ②ウォレットを用意する ③暗号資産をウォレットに送金する ④ウォレットをDEXに接続する DEX(分散型取引所)に関するQ&A まとめ DEX(分散型取引所)とは? DEX(Decentralized Exchange:分散型取引所)とは、ブロックチェーンを活用することで、管理者を介さずにユーザー同士で直接暗号資産の取引を行うことができる取引所のことです。 DEXでは、ある条件を満たすと事前に設定しておいた契約内容に基づき自動的に取引が行われる「スマートコントラクト」という機能を用いることで、管理者がいなくても不正のない取引が成立する金融システムを構築しています。 なお、代表的なDEXとしてはUniswap、PancakeSwap、SushiSwap、Curveなどがあります。 CEXとDEXの違い 暗号資産取引所には、CEX(Centralized Exchange:中央集権型取引所)とDEX(分散型取引所)の2つのタイプがあります。 従来型であるCEX(CoincheckやBinanceなど)では、オーダーブック形式を採用しています。オーダーブック形式とは、オーダーブック(板)と呼ばれる機能を使ってユーザーの売買注文をマッチングさせ、取引を約定する方法です。 一方で、DEXは多くの場合、AMM型(Automated Market Maker:自動マーケットメイカー方式)を採用しています。AMM型では、参加者はLP(Liquidity Provider:流動性提供者)とトークンを交換したいユーザーに分けられます。LPは、交換される2つのトークンをペアとして流動性プールに預け入れます。 例えば、WETHとUSDCを預け入れた場合を想定します。これら2つのトークンを預け入れることにより、WETHとUSDCを交換するための流動性プールができます。交換のレートは数式によって計算されており、プールの在庫量に従って、価格が変動します。 トークンを交換したいユーザーは、流動性プール内のトークンを元に交換することができます。LPはトークンを預け入れる代わりに、報酬として利回りを得ることができます。この仕組みのことを、「流動性マイニング」もしくは「イールドファーミング」と呼びます。 なおCEXの場合、取引はオフチェーンで処理されますが、DEXではブロックチェーン上で処理されることが特徴です。また、CEXは法定通貨/暗号資産間、および暗号資産同士の交換が可能ですが、DEXでは暗号資産同士の交換だけが可能で、法定通貨/暗号資産間の交換はできません。 DEXはDeFiサービスの1つ DeFi(Decentralized Finance)とは、ブロックチェーン上に構築される金融サービスやエコシステムの総称で、日本語では「分散型金融」といいます。そして、DEXはDeFiの中の1つのサービスとして分類されています。 DeFiには、主に次のようなサービスがあります。 DEX(分散型取引所) レンディング リキッドステーキング ステーブルコイン ブリッジ デリバティブ イールドアグリゲーター 各サービスの内容については、以下の記事で詳しく解説しています。興味がある方はぜひご覧ください。 DeFiの主な種類は?知っておきたい7つの分類とサービス事例まとめ Coincheck DEX(分散型取引所)のメリット DEXには、主に以下の5つのメリットがあります。 口座開設が不要グローバルに利用できる取扱銘柄が多いハッキングのリスクを軽減できる流動性を提供することで報酬が得られる それぞれ詳しく見ていきましょう。 口座開設が不要 1つ目のメリットは、「口座開設が不要」な点です。 DEXでは一般的なCEX(中央集権型取引所)で必要となる口座開設が不要で、MetaMaskなどのウォレットに接続するだけですぐに利用することができます。氏名や住所などの個人情報を提供することなく誰でも即時に利用できる点は、DEXの大きなメリットと言えるでしょう。 グローバルに利用できる 2つ目は、「グローバルに利用できる」点です。 特定の国や地域でしか利用できない場合があるCEXとは異なり、DEXはスマートフォンとインターネット環境さえあれば海外にいても利用することが可能です。 取扱銘柄が多い 3つ目は、「取引銘柄が多い」点です。 通常、DEXには通貨の上場審査がないため、CEXでは取り扱っていないマイナーな銘柄を取引できるというメリットがあります。例えば、DEXの代表格であるUniswapでは1,500種類以上という膨大な数のトークンを取り扱っています。 ハッキングのリスクを軽減できる 4つ目は、「ハッキングのリスクを軽減できる」点です。 顧客のウォレットの秘密鍵を運営会社が管理しているCEXに対して、DEXではユーザー自身が秘密鍵を管理するため、ハッキングに遭うリスクを分散・軽減することができます。 流動性を提供することで報酬が得られる 5つ目は、「流動性を提供することで報酬が得られる」点です。 DEXでは、スワップに用いる暗号資産をユーザー同士で特定のプールに蓄えておき、スワップする際にはプールに預けられているトークンを使用することで取引を行います。このような仕様にすることで、運営会社などの第三者を介さずにユーザー同士で取引を行うことができるのです。 DEXでは、プールにトークンを預けて流動性を高める貢献をしたユーザーに対して報酬が与えられます。この仕組みのことを、「流動性マイニング」もしくは「イールドファーミング」と呼びます。 トークンを保有していれば誰でも参加できることに加えて、保有している通貨を失うことなく安定して利益を出せることから、流動性マイニングは低リスクな投資方法として多くの投資家から注目を集めています。 DEX(分散型取引所)のデメリット 前述したようなメリットがある一方で、DEXには次のようなデメリットもあります。 投資家保護の仕組みがない日本語・日本円に対応していないカスタマーサポートが受けられない詐欺コインが上場しやすい どのような内容なのか、順番に解説していきます。 投資家保護の仕組みがない 1つ目のデメリットは、「投資家保護の仕組みがない」点です。 日本の一般的な取引所(Coincheckなど)の場合、暗号資産交換業を行うための金融庁の認可審査を受けており、法律で制定されている利用者保護のルールに従うことも義務付けられています。 それに対して、海外を拠点にサービスを提供しているDEXは日本の法律の適用外であり、利用者保護のための厳しいルールも存在しません。そのため、もしDEX側の責任でユーザーに損失が生じるようなことがあっても、日本の法律に頼って賠償を求めるようなことは原則できません。 日本語・日本円に対応していない 2つ目は、「日本語・日本円に対応していない」点です。 Uniswapなどの一部の取引所を除いて、多くのDEXは日本語に対応していないため、ユーザーは英語表記の画面を見ながら取引をする必要があります。そのため、英語に不慣れな人にとっては利用しづらいというデメリットがあります。 引用:Curve また、国内の暗号資産取引所では日本円を使用して暗号資産を購入することができますが、DEXは暗号資産同士をスワップ(交換)するシステムのため、法定通貨を使って暗号資産を購入することができません。 そのためDEXを利用する際には、事前に国内の取引所でスワップの元手となる暗号資産を購入しておく必要があります。 カスタマーサポートが受けられない 3つ目は、「カスタマーサポートが受けられない」点です。 企業が運営しているCEXでは、取引に際して不明点があればカスタマーサポートに問い合わせて問題を解決することができます。しかし、中央集権的な管理者が存在しないDEXでは、そのようなサポートを受けることは基本的にできません。 DEXの利用時には、暗号資産についてある程度詳しくないとわからない用語を目にすることが多いのですが、カスタマーサポートのないDEXでは自分で用語の意味を調べる必要があります。そうした点を考慮すると、取引を始めたばかりの初心者にとっては、サポート体制が整っていないDEXはハードルが高いと言えるでしょう。 詐欺コインが上場しやすい 4つ目は、「詐欺コインが上場しやすい」点です。 通常、DEXには通貨の上場審査がなく、ERC-20やBEP-20などの規格に準じていれば、誰でも独自トークンを作成して上場させることが可能です。そのため、DEXではユーザーの金銭を騙し取る目的で発行された“詐欺コイン”が上場しやすいというデメリットがあります。 暗号資産(仮想通貨)詐欺に注意!手を出すと危険な詐欺コインの見分け方 Coincheck おすすめのDEX(分散型取引所)4選 続いて、取引量が多く特に知名度の高い以下の4つのDEXについて解説していきます。 Uniswap(ユニスワップ)PancakeSwap(パンケーキスワップ)Curve(カーブ)SushiSwap(スシスワップ) Uniswap(ユニスワップ) 引用:Uniswap Uniswapは、2018年にローンチされたイーサリアムなどのブロックチェーンを利用したDEXです。2023年4月現在、数あるDEXの中でトップの取引高を誇ります。 Uniswapでは、イーサリアムの「ERC-20規格」に準じて発行された1,500種類以上の暗号資産を取り扱っており、ユーザーは専用のインターフェースを通じて24時間取引することが可能です。 また、自身が保有する暗号資産を一定期間預ける(流動性を提供する)ことで、利息として独自トークンの「UNI」が受け取れる「流動性マイニング」というサービスも提供しています。 なお、Uniswapは以下の6つのブロックチェーンに対応しています(2023年4月時点)。 イーサリアム Polygon Optimism Arbitrum Celo BNB Chain Uniswap(ユニスワップ)とは?使い方や特徴を徹底解説! Coincheck PancakeSwap(パンケーキスワップ) 引用:PancakeSwap PancakeSwapは、大手暗号資産取引所のBinanceが開発したブロックチェーンである「BNB Chain」を基盤として、2020年にローンチされたDEXです。 BNB Chainには、他のブロックチェーンと比べてガス代(手数料)が安いという特徴があります。そのため、BNB ChainをベースにしているPancakeSwapも、他のDEXよりも低コストで取引することが可能です。 また、Uniswapと同じようにプールに流動性を提供することで、ガバナンストークンの「CAKE」を獲得することもできます。 なお、PancakeSwapはBNB Chainの他に、イーサリアムとAptosのブロックチェーンにも対応しています。 Curve(カーブ) 引用:Curve 2020年にローンチしたCurveは、USDTやUSDCなどのステーブルコインの取引を効率的に行えるDEXです。 ステーブルコイン(Stablecoin)とは、米ドル等の法定通貨や※コモディティなど特定の資産価格と連動することを目的に設計された暗号資産の一種です。 Curveではステーブルコインの取引をした際に、他のDEXよりもスリットページ(注文した価格と実際に約定した価格の差)が小さくなるような仕組みが実装されており、手数料も低く設定されています。 また、イーサリアムやAvalanche、Polygon、Fantom、Celoなど計11種類のブロックチェーンに対応している点も特徴的です(2023年4月時点)。 (※)暗号資産担保型、アルゴリズム型、コモディティ型ステーブルコインは、設定された価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 ステーブルコインとは?その仕組みと種類、取り巻く規制と最新動向を解説 Coincheck SushiSwap(スシスワップ) 引用:Sushi SushiSwapは、2020年にエンジニアのChef Nomi氏と0xMaki氏により、Uniswapのフォーク版(コピー版)としてローンチされたDEXです。 Sushiswapでは、他のDEXと同様にスワップや流動性マイニングなどのサービスを提供しています。独自のガバナンストークン「SUSHI」は、取引所の方針を決める際の投票や流動性マイニングの報酬などに使用されます。 Sushiswapが他のDEXと大きく異なる点としては、クレジットカードやGoogle Payなどを利用することで、ドルや日本円などの法定通貨でトークンを購入できる点が挙げられます。 また、イーサリアム、Polygon、Fantomなど計20種類のブロックチェーンに対応している点も特徴的です(2023年4月時点)。 DEX(分散型取引所)の始め方・使い方 続いて、実際にDEXを使う方法について見ていきましょう。 DEXは、以下の手順で始めるのが一般的です。 ①国内の取引所で暗号資産を購入する②ウォレットを用意する③暗号資産をウォレットに送金する④ウォレットをDEXに接続する それぞれ詳しく見ていきましょう。 ①国内の取引所で暗号資産を購入する DEXは暗号資産同士をスワップ(交換)するシステムとなっており、日本円などの法定通貨を使って取引することはできません。そのためDEXを利用する際には、事前に国内の暗号資産取引所で元手となる暗号資産を購入しておく必要があります。 例えばDEXの代表格であるUniswapでは、イーサリアム(ETH)やポリゴン(POL)などのブロックチェーンに対応しているため、利用者は事前に取引所でこれらの通貨をスワップの元手として購入しておく必要があります。 Uniswapに限らず、代表的なDEXはすべてイーサリアムのブロックチェーンに対応しているので、初心者の方はとりあえずイーサリアムを購入しておけば問題ないでしょう。 取引所で暗号資産を購入するには、口座開設をする必要があります。Coincheckの口座開設のやり方は、以下の記事をご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説 Coincheck ②ウォレットを用意する 次に、購入した暗号資産を取引所の外で保管するためのウォレットを用意します。 DEXでスワップを行う際には、まずDEXとウォレットを接続します。そして、ウォレットに保管されている通貨をDEXにプールされているトークンと交換する形で取引を行います。 暗号資産のウォレットにはさまざまな種類があり、使用できるウォレットはDEXによって異なります。例えばUniswapでは、以下の3つのウォレットに対応しています。 MetaMask WalletConnect Coinbase Wallet 3つのうちで特におすすめなのが、暗号資産ウォレットの代表格である「MetaMask」です。スマホアプリやChromeの拡張機能として利用できるMetaMaskは、Uniswap以外のDEXやNFTマーケットプレイスなどでも利用できる汎用性の高さが魅力です。 MetaMask(メタマスク)とは?スマホ・PCでの使い方を解説 Coincheck ③暗号資産をウォレットに送金する 続いて、先ほど用意したウォレットに暗号資産を送金します。 暗号資産の送金は、取引所の送金ページで行います。なお、送金時には送金先となるウォレットのアドレスを入力する必要があります。 Coincheckで暗号資産を送金する方法については、こちらをご覧ください。 ④ウォレットをDEXに接続する 最後に、利用したいDEXとウォレットを接続します。 DEXの取引画面の右上にある「Connect Wallet」をクリックして、自分が使用しているウォレットを選択します。そして、ウォレットのパスワードを入力してDEXと接続させます。 引用:SushiSwap 以上がDEXの始め方になります。以降は、ウォレットに保管されている暗号資産を使用して、トークンのスワップや流動性マイニングなどを行います。 スワップのやり方などは、利用するDEXによって微妙に異なります。以下の記事では、DEXの代表格であるUniswapでのスワップや流動性マイニングのやり方などを解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。 Uniswap(ユニスワップ)とは?使い方や特徴を徹底解説! Coincheck DEX(分散型取引所)に関するQ&A DEXに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 DEXとは何ですか? DEX(Decentralized Exchange:分散型取引所)とは、ブロックチェーンを活用することで、管理者を介さずにユーザー同士で直接暗号資産の取引を行うことができる取引所のことです。 代表的なDEXとしてはUniswap、PancakeSwap、SushiSwap、Curveなどがあります。 CEXとDEXの違いは? CEXでは企業が取引所の運営を行っているのに対して、DEXではスマートコントラクトを使ってユーザー同士で取引を行います。 また、CEXでは株取引でも使用されている「板」を利用して取引を行う「オーダーブック形式」を採用していますが、DEXでは流動性プールを利用した「AMM型(自動マーケットメイカー方式)」を採用しています。 DEXはどんな人におすすめですか? DEXの利用時には、暗号資産について詳しくないとわからない用語を目にすることが多くあります。また、一部の取引所を除いて、多くのDEXは日本語に対応していません。そのため、DEXはある程度暗号資産のトレード経験がある中上級者向けのサービスと言えるでしょう。 DEXを利用する際の注意点は? DEXには、主に次のようなデメリットがあります。 投資家保護の仕組みがない 日本語・日本円に対応していない カスタマーサポートが受けられない 詐欺コインが上場しやすい まとめ DEX(分散型取引所)について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 企業が運営する一般的な取引所とは異なり、中央集権的な管理者がいないDEXには口座開設をせずに誰でも利用できるなどのメリットがある反面、投資家保護の仕組みがない、詐欺コインが流通しやすいなどのデメリットもあります。 また、取引に際して暗号資産についてある程度の知識がないとわからないような用語を目にすることが多い点や、一部のDEXを除いて日本語に対応していないなどの点も考慮すると、DEXは暗号資産の取引に慣れている中上級者向けのサービスと言えるでしょう。 初めて暗号資産の取引をする方は、カスタマーサポートが充実していて、日本語表記のユーザーインターフェースで取引ができる国内の取引所でトレードに慣れてから、DEXを利用することをおすすめします。
チェーンリンク(Chainlink/LINK)とは、現在の社会で使用されている従来のシステムやデータをブロックチェーンに接続することを目的に開発された、Web3サービスプラットフォームです。 「分散型オラクルサービス」と呼ばれる、ブロックチェーンがネットワークの外部とデータをやりとりすることを仲介する機能やサービスを提供しています。暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)は、オラクルサービスの利用料の支払いや、ノードへの報酬に使用されます。 今回の記事では、2023年4月26日からコインチェックで取り扱いを開始する暗号資産チェーンリンクについて、詳しく解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)とは? チェーンリンクの特徴 特徴①分散型オラクル 特徴②セキュリティ 特徴③多様なデータフィード 特徴④相互運用性 暗号資産チェーンリンクの今後・将来性 暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)の購入方法 スマホアプリでチェーンリンク(Chainlink/LINK)を購入する方法 パソコンでチェーンリンク(Chainlink/LINK)を購入する方法 暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)とは? チェーンリンクは、ブロックチェーンの外に存在する現実世界のデータやサービスを、スマートコントラクトを介してWeb3に接続することを目指す分散型オラクルサービスを提供するプロジェクトです。暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)は、オラクルサービスの利用料の支払いや、ノードへの報酬に使用されます。 2017年9月に創設されたチェーンリンクは、2018年に初めてのICO(Initial Coin Offering)が行われました。その後、2019年6月にBinanceに上場してからは、安定した時価総額を保ち続けています。2023年4月時点での過去最高価格は、2021年5月に記録した約5,700円です。 特徴としては、信頼性が高く、改ざんされにくいネットワークであることが挙げられます。これは、分散化に加えて、暗号化技術、異常時にコントラクトの実行を停止するガードレールによって実現しています。 さらに、チェーンリンクはあらゆるAPIからデータを取得可能で、既存のシステムとブロックチェーンを統合することができる柔軟なフレームワークで構築されています。そのため、非常に多様な用途に利用することができ、チェーンリンクが実現するスマートコントラクトのユースケースは77種類以上にのぼります。 通貨単位 LINK 発行可能上限数 1,000,000,000 LINK コンセンサスアルゴリズム Proof of Stake(Ethereum) 時価総額ランキング (2023年4月時点) 19位 チェーンリンクの特徴 チェーンリンクの特徴は大きく4つあります。 分散型オラクル セキュリティ 多様なデータフィード 相互運用性 それぞれ詳しく見ていきましょう。 分散型オラクル 出典:Chainlink - blog 「What Is Chainlink? A Beginner’s Guide」 分散型オラクルとは、ブロックチェーンがネットワークの外部とデータをやりとりすることを仲介する機能のことです。チェーンリンクは、スマートコントラクトがブロックチェーンと外部システム間のデータ転送を高い安全性と信頼性で自動化できるようにするために開発されました。 ブロックチェーンと同様のモデルを採用しており、独立したオラクルの分散型ネットワークが存在しています。複数のソースからまとめてデータを取得し、それを集約することで、有効な単一のデータポイントをスマートコントラクトに提供します。その実行をトリガーすることで、中央集権型の障害点を排除しつつ、信頼性の高い外部データの取り込みが可能になっています。 セキュリティ 出典:Chainlink - blog 「What Is Chainlink? A Beginner’s Guide」 チェーンリンクはセキュリティに配慮した設計がなされているため、信頼性が高く、改ざんされにくいネットワークであることが挙げられます。これは、分散化や暗号化技術に加え、異常時にコントラクトの実行を停止するガードレールなどによって実現しています。 また、分散化されたオラクルネットワークによって、外部データへのアクセスを分散化し、それによって、ブロックチェーン上でのスマートコントラクトの安全性を向上させています。 多様なデータフィード 出典:Chainlink - blog 「77+ Smart Contract Use Cases Enabled By Chainlink」 チェーンリンクはあらゆるAPIからデータを取得可能で、既存のシステムとブロックチェーンを統合することができる柔軟なフレームワークで構築されています。そのため、非常に多様な用途に利用することができ、チェーンリンクが実現するスマートコントラクトのユースケースは77種類以上にのぼります。 例えば、チェーンリンクではGoogle Cloudが提供する気候データを利用することができます。このデータを用いることで、気候を基にした予測市場や保険をDeFi上で提供することが可能です。 参考:Chainlink Collaboration With Google Cloud Sparks “Exploding Universe” Of Hybrid Blockchain/Cloud Applications この他にも、チェーンリンクはさまざまな業界に対しても適用可能であり、金融、医療、エネルギー、天候、ゲームなどの分野で、ブロックチェーンとオラクルの統合による新しいビジネスモデルの実現が期待されています。 相互運用性 出典:Chainlink - blog 「What Is Chainlink? A Beginner’s Guide」 チェーンリンクは、相互運用性にも配慮された設計がなされています。これは、チェーンリンクが、他のブロックチェーンプロトコルとも連携が可能であるためです。例えば、チェーンリンクは、イーサリアム(ETH)、ポルカドット(DOT)、アイオーエスティー(IOST)、BNB Chainなど、複数のブロックチェーン上で使用することができます。 以上のように、チェーンリンクの特徴は、オラクル機能を提供する分散型のプラットフォームであること、セキュリティに配慮した設計であること、多様なデータフィードを提供すること、そして他のブロックチェーンとの相互運用性があること、などが挙げられます。 暗号資産チェーンリンクの今後・将来性 出典:Chainlink チェーンリンクは、分散型オラクル技術の分野で注目を集めているプロジェクトの一つです。多種多様なデータフィードを提供できるため様々な用途に応用が可能なこと、他のブロックチェーンプロトコルとの相互運用性があるため様々なアプリケーションやサービスに組み込むことができること、オープンソースであり世界中の開発者が自由に利用できることなどから、今後・将来性に期待がもてるプロジェクトと言うことができるのではないでしょうか。 また、チェーンリンクはエンタープライズ向けのソリューションも提供しています。これにより、企業がブロックチェーン上でのスマートコントラクトを使用する際に、より安全かつ信頼性の高いオラクル機能を提供することができ、ビジネスや社会に多大な影響を与える可能性を持っています。 チェーンリンクが多くの分野で活用され、プロジェクトに注目が集まることで、暗号資産チェーンリンクの価格も上昇していく可能性が高まると言えるでしょう。 暗号資産チェーンリンクの購入方法 Coincheckでチェーンリンクを購入する方法には、以下の2種類があります。 スマホアプリで購入するパソコンで購入する 以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。 スマホアプリでチェーンリンクを購入する方法 最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってチェーンリンクを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。 1. 画面下メニューの「販売所」をタップする2. 表示されたコインの中から「LINK(チェーンリンク)」をタップする3. 「購入」をタップする4. 購入金額を入力し、「日本円でLINKを購入」→「購入」をタップする スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。 ※なお、当社にチェーンリンク(LINK)を入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 パソコンでチェーンリンクを購入する方法 Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでチェーンリンクを購入する際の手順は、以下の通りです。 1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「LINK(チェーンリンク)」を選択する3.LINKの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する 4.「OK」をクリックして購入完了 パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。 場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。 ※なお、当社にチェーンリンク(LINK)を入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。
「Coincheckつみたて」は、毎日または毎月、1日約300円から暗号資産を自動で手間なく積み立てできるサービスです。他の金融商品と比べて値動きが激しく、投資初心者には取引タイミングの判断が難しいとされる暗号資産ですが、自動積立が可能なCoincheckつみたてを利用すれば、初心者でも気軽に暗号資産投資を始めることができます。 今月からスタートする「Coincheckつみたて通信」では、月に1回程度、積立投資や暗号資産投資などに関して楽しく読みながら学べるコラムをお届けします! 第1回では、進学をする、新社会人になる、住環境が変わるなど、環境に変化があることも多い春に「新しいことを始めたい!」と思っている方に向けて、「Coincheckつみたて」がどのようなサービスで、どのような方におすすめなのか、Coincheckつみたてのマーケティング担当者にインタビューをしています。この記事が「資産形成」について改めて考えるきっかけになればと思っていますので、ぜひご覧ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 コインチェックつみたてを使うメリットは? コインチェックつみたてはどのような人におすすめ? 暗号資産の積立投資はどれくらいの利益があるの? まとめ コインチェックつみたてを使うメリットは? Q. 早速ですが、暗号資産で積立投資ができるという「Coincheckつみたて」。アプリやWebから暗号資産を買うのと比べて、どんなところにメリットがあるのでしょうか? A. 「Coincheckつみたて」は、投資リスクを抑えながら暗号資産投資を始められるところにメリットがあると考えています!そもそも積立投資自体が「長期的に一定のタイミングで購入することで、価格の変動の影響を受けにくく、投資リスクを抑えることができる」という投資方法なのですが、暗号資産は他の金融商品に比べても値動きが激しいとされているので、実は積立投資は暗号資産で資産形成をしたいと考えている方に おすすめの方法の一つなんです! また、Coincheckつみたてで提供している毎日つみたてプランを利用すると1日約300円から手軽に暗号資産投資を始められるところもおすすめですね。 加えて、一度積立金額と積み立てたい暗号資産を決めてしまえば、日本円の入金から暗号資産の購入までが手数料無料(※)で自動で行われるため、暗号資産のほったらかし投資ができるところもとてもおすすめです! ※積立サービス手数料・口座振替の手数料が無料 暗号資産(仮想通貨)の積立とは?メリット・デメリットなど基本から解説します! Coincheck コインチェックつみたてはどのような人におすすめ? Q. なるほど、ありがとうございます!Coincheckつみたてを利用すると様々なメリットがあることは分かったのですが、実際どのような人におすすめのサービスなんでしょうか?アプリやWebからの暗号資産取引が不安な人などでしょうか? A. そうですね、大きく分けて以下の3つに当てはまる方にはとてもおすすめのサービスだと考えています。 ①投資初心者、忙しくて投資の勉強時間が取れない方 ②少額から投資を始めたいと考えている方 ③長期的に資産形成をしたいと考えている方 1つずつ詳しく解説していきます。 ①投資初心者、忙しく投資の勉強時間が取れない方 「Coincheckつみたて」は、最初の設定時に買い付ける金額と購入する頻度、購入する暗号資産を決めることで、固定日に自動で買付されるサービスです。「いつ購入すれば良いのか」を自分で判断する必要がなく、取引に関連する専門的な知識も必要ありません。そのため、投資を始めたばかりの初心者や、投資経験の浅い方、忙しくて投資の勉強時間が取れない方にはおすすめのサービスの一つだと考えています! ②少額から投資を始めたいと考えている方 株式投資などは、始める際に数十万円の元手が必要になることもあると思うのですが、「Coincheckつみたて」は1日約300円から暗号資産投資を始めることができるため、まとまった資金がない方でも比較的手軽に投資を始めることができます。途中で投資金額を変更することも可能なので、「最初は少額で投資をスタートし、慣れてきてから金額を増やしたい」と考えている人にもぴったりです! ③長期的に資産形成をしたいと考えている方 積立投資は、価格が変動する暗号資産を「常に一定金額、定期的」に購入する投資方法です。設定した一定の金額で購入することにより、暗号資産の価格が低いときには「安く多くの量を買い付ける」ことができ、暗号資産の価格が高いときには「購入量を少なくすることで高値掴みのリスクを軽減」することができます。 この効果は投資の期間が長いほど高まるため、長期的に資産形成をしたいと考えている人にはぜひCoincheckつみたてを長期間利用していただき、リスクを抑えた暗号資産投資を行っていただきたいと考えています! 積立投資のメリット・デメリットと仮想通貨で積立を行う方法 Coincheck 暗号資産の積立投資はどれくらいの利益があるの? Q. なるほど。初心者やまずは少額から投資を始めたいと考えている人にこそおすすめなのですね。ただ、少額からの投資だとなかなか利益は得られないのでは、とも思っています。暗号資産の積立投資は実際にどれくらいの利益があるものなのでしょうか? A.2020年10月から2022年3月の1年半、ビットコイン(BTC)に毎月1万円ずつ投資をしていた場合は元本の約1.2倍、イーサリアム(ETH)に毎月1万円ずつ投資をしていた場合は元本の約2倍になったという結果が出ています。 これはあくまで過去の実績ではありますが、1年半の間に対象の暗号資産において上下の価格変動がある中で、Coincheckつみたてを利用することで価格変動リスクを軽減させながら着実に利益を出すことができた結果となりました。 ※表示金額は過去の暗号資産の価格から計算したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではなく、また長期間積み立てることによりパフォーマンスが良くなることを保証するものではありません。 ※毎月15日の12時のBTC/JPYおよびETH/JPYのレートを参照しております。 ※グラフは、毎月1万円ずつ購入し続けた場合の過去実績です。 仮想通貨の積立投資はイーサリアムがおすすめ!? 積立推移を調べてみると元本が3年で〇倍に!! Coincheck まとめ Coincheckつみたては、毎月一定額の暗号資産を自動で積み立て、安定した暗号資産投資ができるサービスです。月に一度だけの買い付けを行う「月イチつみたてプラン」と毎日定期的に買い付けし、より安定した収益を狙うことができる「毎日つみたてプラン」の2つのプランを提供しています。 サービスページ:Coincheckつみたて | ビットコイン・暗号資産の積立投資ならCoincheck(コインチェック)
ANREALAGE(アンリアレイジ)とは、2003年にデザイナーの森永邦彦氏が設立した日本のファッションブランドです。積極的に最新のテクノロジーをデザインに取り入れていることが特徴のひとつです。 アンリアレイジは早くからデジタルファッションに取り組んでおり、2022年3月に開催された世界最大のメタバースファッションショー「メタバースファッションウィーク(Metaverse Fashion Week)」には、日本から唯一の参加を果たしています。 2023年3月28日からCoincheck NFTで販売開始となるアンリアレイジのNFT。プライマリー販売では、現実とメタバースが交差する体験を提供するウェアラブルNFTを販売いたします。 今回の記事では、ANREALAGE(アンリアレイジ)のウェアラブルNFTの特徴やプライマリー販売の詳細、購入方法について解説します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 アンリアレイジとは 『竜とそばかすの姫』とのコラボレーション 「OASIS KYOTO」とのコラボレーション デジタル庁主催「good digital award」アート部門の優秀賞に選出 Coincheck NFTでのプライマリー販売 プライマリー特典は、実物のワンピースorシューズ アンリアレイジのNFTを購入する方法 購入方法 出庫方法 アンリアレイジとは ANREALAGE(アンリアレイジ)とは、2003年にデザイナーの森永邦彦氏が設立した日本のファッションブランドです。ブランド名の「ANREALAGE」には、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、という意味が込められています。 アンリアレイジは、積極的に最新のテクノロジーをデザインに取り入れることが特徴のひとつです。デジタルファッションにも早くから取り組んでおり、2022年3月に開催された世界最大のメタバースファッションショー「メタバースファッションウィーク(Metaverse Fashion Week)」には、日本から唯一の参加を果たしています。 出典:ANREALAGE「ANREALAGE × DECENTRALAND METAVERSE FASHION WEEK」 アンリアレイジはNFTプロジェクトと積極的にコラボレーションをして、デジタルファッションを発信しています。今回の記事では、細田守監督作品『竜とそばかすの姫』とのコラボレーションと、メタバース都市「※OASIS KYOTO」とのコラボレーションの事例を紹介します。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら 『竜とそばかすの姫』とのコラボレーション 出典:NFT鳴門美術館「NFT鳴門美術館は、2021年10月2日から開始したANREALAGE NFTのプライベートセールにて、アンリアレイジが細田守監督最新作 『竜とそばかすの姫』 とコラボレーション作品を購入合意 」 アンリアレイジは、2021年7月公開の細田守監督作品 『竜とそばかすの姫』とコラボレーションをしました。アンリアレイジの設立者・森永邦彦氏は『竜とそばかすの姫』の衣装を担当するチームに参画しています。また、制作した衣装は2022年春夏パリコレクションでも発表され、アニメーションと現実世界のファッションショーが交差するデジタルコレクションになりました。 また、このコレクションは2021年10月に日本初のNFT美術館「NFT鳴門美術館」によって総額5,000万円で落札され、注目を集めました。 参考:YouTube - Anrealage Spring-Summer 2022 Collection ''DIMENSION'' AT ''U'' 「OASIS KYOTO」とのコラボレーション アンリアレイジは、2022年10月にメタバース都市「※OASIS KYOTO」上で新作コレクションの展示を行いました。 メタバースプラットフォーム「Decentraland」上に建設されている「OASIS KYOTO」は、“2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティ拠点で、神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みになっています。ファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 このコラボレーションでは、宇宙服にヒントを得た『ANREALAGE』2022A/Wコレクションの「PLANET」と、20周年を記念するパッチワークルックの新作コレクション「A&Z」が展示されました。「PLANET」は、「メタバースファッションウィーク」で発表されたコレクションです。 また、 この展示はリアルで開催される「ANREALAGE 2023S/S A&Z SHOWROOM」とバーチャルツインにて同時開催され、注目を集めました。 ※OASISプロジェクトの詳細はこちら (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら デジタル庁主催「good digital award」アート部門の優秀賞に選出 出典:デジタル庁 - good digital award アンリアレイジの先進的なデジタルファッションへの取り組み姿勢は国内外で高く評価されています。デジタル庁が主催するgood digital awardでは、ファッションとデジタルの垣根を越えたアートとして評価され、アート部門の優秀賞に選出されました。 また、「デジタルの日(令和4年度)賛同企業」としても名を連ねており、社会のデジタル化を推進するパートナーとして、リアルとデジタルの垣根を超えるファッションの表現を推進しています。 Coincheck NFTでのプライマリー販売 Coincheck NFTでは、2023年3月28日からアンリアレイジのNFTの販売を開始いたします。今回販売するNFTは、2022年10月にOASIS KYOTO 内に展示したアンリアレイジのアイテムをNFT化したもので、「Decentraland」内のアバターに着用できるウェアラブルNFTです。同日15:00から行われるプライマリー販売では、計413点のウェアラブルNFTを販売いたします。 プライマリー特典は、実物のワンピースorシューズ PATCHWORK DRESSの購入者には、現実のワンピースをフルオーダーメイドで制作&受取の権利が付与され、MOONWALK ROKO BOOTIEの購入者には、実物のシューズを受け取る権利が付与されます。なお、SPACE DRESS、 SPACE SUITは購入特典の対象ではございません。 購入特典については必ず次の説明をご理解の上でご購入ください。 特典付与対象者には2023年7月中下旬頃(予定)を目処に申込方法をメールにてご案内いたします。 特典対象NFTは1度権利付与された段階で権利が無くなるため、権利付与済みの特典対象NFTに打ち消し線を引かせていただきます。 ※商品番号を確認する際は以下Coincheck NFTのMOONWALK ROKO BOOTIE購入画面下部の赤枠箇所をご確認下さい。 もちろん、デジタルファッションとして「Decentraland」のアバターに着用させることもできます。メタバースと現実が交差する新たな体験を、今回のプライマリー販売でぜひご体験ください。 ※販売の詳細はこちら アンリアレイジのNFTを購入する方法 コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、2023年3月28日15:00よりアンリアレイジのNFTを販売開始いたします。 ここでは、Coincheck NFTでアンリアレイジのNFTを購入する方法と、購入したNFTを他のNFTマーケットプレイスに持ち出したりする際に必要になる「出庫方法」についてご紹介します。 ※Coincheck NFTは、Coincehckの暗号資産口座開設が完了している方のみ利用できます。暗号資産口座開設が完了していない方は、以下の記事を参考にして口座開設を行ってください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 購入方法 まずはCoincheck NFTにログインします。そして、Home画面の「タイトル」の中から「アンリアレイジ」を選択します。 (※)Coincheck NFTでの「アンリアレイジ」の取り扱いが開始前のため、一時的に異なるタイトルの画像を使用しています。 次に、購入したいNFTを選んでクリックします。 なお、画面内には入庫したすべてのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 出庫方法 購入したNFTをゲームなどで使用する場合や他のNFTのマーケットプレイスに持ち出したい場合は、出庫して外部のウォレットへ移動する必要があります。 出庫する場合、まずはマイページへ移動します。 マイページより出庫したいNFTを選択します。 出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。 出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。 出庫の際は以下の点に注意してください。 ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。 一度実行した出庫処理は取り消すことができませんのでご注意ください。 誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。 出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。 暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。 手数料に関してはこちらをご確認ください。
移動で稼ぐ(Move to Earn)で話題を集めたNFTゲームの「STEPN」。 NFTゲームは、ゲームをプレイする・遊ぶことで暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができるという特徴から、暗号資産を入手することを第一目標とするプレイヤーは少なくありません。 本記事では、STEPNを効率的に攻略したい方に向けて、STEPNのゲーム内アイテムNFTであるスニーカーのポイント振りを効率的に行う攻略ツール「STEPN Guide(ステップンガイド)」の紹介と、使い方を説明していきます。 この記事でわかること STEPN Guideとは STEPN ポイント振りの説明 STEPN Guideの使い方 Coincheckの無料登録はこちら 目次 STEPN Guideとは STEPNとは STEPN ポイント振りの説明 STEPN GuideでGSTを最適化 STEPN Guideの使い方 Earn calculator(アーンカリキュレーター)の使い方と機能 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)の使い方と機能 まとめ STEPN Guideとは STEPN Guideとは、NFTゲーム「STEPN」の育成攻略ツール・攻略サイトです。STEPNでは、ゲーム内通貨を獲得するためにNFTアイテムのスニーカーを使用する必要があります。スニーカーは育成内容によって獲得できる通貨の量が変動するため、なるべく効率が良い育成を行うために「STEPN Guide(ステップンガイド)」というツールが登場しました。 STEPNのスニーカーの育成では、スニーカーのレベルアップ時に獲得できるポイントの割振り(ポイント振り)が重要になります。「STEPN Guide」では、ゲーム内通貨を獲得するための最適なポイント振りがわかるため、効率的なゲーム進行が可能になることでしょう。 STEPNでは、多くのユーザーが稼ぐためにゲームを行っているため、STEPN Guideのような攻略ツールの人気や注目度は高いようです。 STEPN Guideの公式サイトはこちら。 https://stepn.guide/ STEPNとは STEPNとは、「Move to Earn」、つまり移動して稼ぐというジャンルのNFTゲームです。STEPNは現実世界での移動が必要になるゲームで、NFTゲーム以外では、株式会社ポケモンとNIANTICが共同開発した「Pokémon GO」や、Google(NIANTIC)が開発した「Ingress(イングレス)」などが類似ジャンルのゲームといえます。 通常のゲームはプレイするだけでお金や暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことは困難ですが、NFTゲームはプレイすることで暗号資産が入手できます。 STEPNでは、ゲーム内でNFTアイテムのスニーカーを装着してウォーキングやランニングを行うことで、ゲーム内暗号資産のGSTを獲得することが可能です。GSTはゲーム内で利用することができるほか、自身で売却や購入することもできるため、ゲームの幅が広がるといわれています。 STEPNについてはこちらの記事で詳しく解説しています。 NFTゲーム「STEPN(ステップン)」とは? 始め方やゲーム内暗号資産(仮想通貨)GSTについて解説 Coincheck STEPN ポイント振りの説明 STEPNでは、ゲームに使用するNFTスニーカーでポイント振りを行います。ポイント振とは、スニーカーの特徴を決定するステータス振りです。育成要素のあるゲームに普遍的な機能で、レベルアップ時に貰えるポイントを攻撃力や防御力などに振る機能のようなものです。 STEPNでは、ポイント振りができる要素に「EFFICIENCY(効率・GST獲得量)」「LUCK(運・ミステリーボックス関連)」「COMFORT(快適さ・GMT獲得量)」「RESILIENCE(回復力)」という項目があります。 どのようにゲームをプレイするかによって振り方は変わりますが、ゲーム内通貨のGSTを稼ぐならば「EFFICIENCY」に多く振り、「RESILIENCE」に少々振るのが効率的なようです。 STEPNでは、ゲームを続けるとスニーカーが壊れていくため、修復・回復をする必要がありますが、回復にはGSTを消費します。そのため、「RESILIENCE」を上げておくことで、回復にかかるGSTを軽減することができるため、「RESILIENCE」にポイントを振っておいたほうが結果的に得られるGSTの総量が大きくなるのです。 STEPN GuideでGSTを最適化 STEPNのポイント振りは自身で行うことができますが、NFTゲームという特性上、育成後のステータスを予想できるため、STEPN Guideを使うことでポイント振りを最適化することができます。 先述の「EFFICIENCY」と「RESILIENCE」のバランスの最適化をSTEPN Guideで行うことができるため、計算上もっとも効率的なポイント振りが可能になります。 そのため、GSTの入手を最優先にしているユーザーからは欠かせないツールと言えるかもしれません。 ポイント振りを失敗した場合はポイントの振り直しができますが、GSTを消費するため、初めから育成計画を立てておいたほうがよいでしょう。 STEPN Guideの使い方 2023年4月4日時点では、STEPN Guideに「Earn calculator」と「LVL UP GUIDE」という機能が備わっています。 「Earn calculator」は、スニーカーの能力の計算機と、最大レベル時のポイント振りの最適値を計算する機能です。 「LVL UP GUIDE」はレベルアップごとのポイント振りの振先をシミュレーションする機能を持っています。 Earn calculator(アーンカリキュレーター)の使い方と機能 Earn calculatorとは、直訳すると「稼ぎの計算機」、意訳では「利益計算器」といったところでしょうか。Earn calculatorでは、スニーカーのステータス情報を入力することで、一日当たりの予想収益や、GSTを獲得するための最適なポイント振り、ミステリーボックスとの遭遇率などを計算することが可能です。 ためしにスニーカーの情報を入力すると、下記の画像のようになりました。 このスニーカーでは、一日6.14GSTが獲得でき、最大レベルのLV30では8.66GSTが獲得できるということがわかります。 また、Earn calculatorでは、販売中のスニーカーのステータスを入力することで、そのスニーカーの獲得GSTがわかります。 同じ価格で販売されているスニーカーでも性能が異なることが多いため、スニーカー購入時にも役立ちます。 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)の使い方と機能 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)は、レベルアップごとのポイント振りの方法をアシストする機能です。 Earn calculatorでは、最大レベル時のポイント振りが表示されますが、レベルアップごとの振り方は表示されないため、細かい育成ではLVL UP GUIDEを利用したほうが分かりやすいです。 Earn calculatorに入力したスニーカーがそのままLVL UP GUIDEに反映されるため、LVL UP GUIDEでの入力操作は特に必要ありません。 まとめ NFTゲームでは、暗号資産を入手することができるという特徴から、稼ぐことを視野に入れゲームをプレイする人が少なくありません。 そのため。STEPN Guideのような、稼ぐことを効率化してくれる攻略ツールは重宝されることでしょう。 もちろん、純粋にゲームを楽しんだり、より面白いポイント振りを行ったりするためにSTEPN Guideを利用しないというユーザーもいるかもしれません。 しかし、NFTゲームで稼ぐには、STEPN Guideのような攻略ツールを用いるという視点を持っていると、他のプレイヤーと差をつけるチャンスが訪れるかもしれませんね。
CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFTです。 総発行数は10,000点で、その1つ1つが異なる「キャラクター」と「属性」の組み合わせを持つ、唯一無二のものとなっています。 2017年のリリース時には無料で配布されたCryptoPunksですが、現在(2023年3月)のフロア価格は59.99ETH(約1,460万円)まで高騰しています。 リリースされてから5年以上たった今でも、多くのコレクターから注目を集めるCryptoPunksとは、一体どんなNFTなのか。 この記事では、そんな超人気NFTである「CryptoPunks」の特徴や、将来性、これまで一番高額で取引されたNFTなどについて解説していきます。 この記事でわかること CryptoPunks(クリプトパンクス)の概要 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの Coincheckの無料登録はこちら 目次 CryptoPunks(クリプトパンクス)とは 運営企業と創始者 CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴 世界最古のNFT 限定10,000個!自動生成されるジェネラティブNFT 全ての画像データをブロックチェーン上に保存 CryptoPunks(クリプトパンクス)の種類や希少性 人間の女性・男性 エイリアン・類人猿・ゾンビ アクセサリーや属性の付与数 CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移 現在のフロア価格 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) CryptoPunks#5822 CryptoPunks#7804 CryptoPunks#4156 CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 ハリウッドの大手タレント事務所と契約 Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの まとめ CryptoPunks(クリプトパンクス)とは 引用:CryptoPunks CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFTです。 8ビットコンピューターで描かれたようなドット絵タイプのデザインが特徴的で、全10,000種類のキャラクターはそれぞれ異なる容姿を持っています。 プロジェクト名 CryptoPunks(クリプトパンクス) リリース日 2017年6月 発行数 10,000点 トークン規格 ERC-20 発行元 Larva Labs プロアプライス(2023年3月31日現在) 59.99ETH(約1,460万円) 公式サイト CryptoPunks リリース当初は無料で配布されていたCryptoPunksですが、2020年から2021年にかけて起きたNFTブームの火付け役としてだけでなく、"イーサリアムブロックチェーン上で発行された最古のNFT"として現在においても高い人気を誇っており、中には数億円〜数十億円の高値で取引されるものもあります。 運営企業と創始者 CryptoPunksは、カナダのソフトウェアエンジニアであるJohn Watkinson氏(@pents90)とMatt Hall氏(@matthall2000)の二人からなるチームLarva Labs(@larvalabs)によって2017年6月にリリースされました。 Larva Labsは、ブロックチェーンがデジタルデータにもたらす希少性と永続性に注目しており、CryptoPunksの他にも、MeebitsやAutoglyphsといったNFTアートプロジェクトを展開しています。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴 CryptoPunksには、主に以下の3つの特徴があります。 世界最古のNFT自動生成されるジェネラティブNFT全ての画像データをブロックチェーン上に保存 世界最古のNFT CryptoPunksの特徴として最も有名なのが、イーサリアムブロックチェーン上で発行された世界最古のNFTプロジェクトであるということです。 NFTが大きな注目を浴びる草分けとなった存在であるCryptoPunksは、世界最古という唯一無二の特徴から、発行されてから5年以上も経つ今もなお多くのコレクターからの人気を誇っています。そのためNFT投資家の間では「CryptoPunksを保有することがステータス」と認識され、ほとんどの投資はリスト(転売)せずに保有しています。 実際に現在(3月31日時点)で、OpenSeaにあるCryptoPunksのアイテムページを参照すると、出品者はおらず、公式サイトでのみ取引されている状態となっています。発行数が10,000点と限られているだけでなく、このように入手困難であることが高額取引される理由と言えるでしょう。 限定10,000個!自動生成されるジェネラティブNFT また、ジェネラティブNFTである点もCryptoPunksの大きな特徴と言えます。 ジェネラティブNFTとは、コンピュータのアルゴリズムから生まれる偶然性を取り入れて制作されたNFTのことを指します。NFTのコレクションとしては、CryptoPunksの他にも『Moonbirds』や『Generativemasks』などがあります。 発行されている10,000点のCryptoPunksひとつひとつにナンバーが振られており、5種類のキャラタイプと87種類のアクセサリーや属性(髪型、目、表情などの要素)をランダムに組み合わせて一点物のNFTが生成されます。 例えば以下の「#52」のCryptoPunksは、人間の男性というキャラタイプにメガネ、ビーニー帽、ひげ、ピアスなどの要素が組み合わされてます。 引用:CryptoPunks そして、各要素でレアなスタイルを多く選択して発行されたNFTほど、希少価値が高いものとして市場で高値で取引される傾向があります。 NFTとは代替不可能なトークンのこと!具体的な活用例を徹底解説 Coincheck 全ての画像データをブロックチェーン上に保存 最後に紹介するCryptoPunksの特徴は、「NFTの画像データが全てブロックチェーン上に保存されている点」です。 これをフルオンチェーンと言います。 CryptoPunksは、全ての情報をイーサリアムのブロックチェーン上に記録しているため、イーサリアム(ETH)が無くならない限りいつでも誰でもその存在を確認できます。 しかしCryptoPunksがフルオンチェーンである一方、多くのイーサリアム上で発行されているNFTはそうではありません。なぜなら、イーサリアム上でフルオンチェーンNFTを構築しようとすると、非常にコストがかかってしまうからです。 もう1つ、フルオンチェーン上でNFTを発行する際のデメリットとして「扱えるデータ容量の上限が非常に少ない点」が挙げられますが、CryptoPunksはドットのような見た目でデータ容量を小さく抑えることでフルオンチェーンを成立させています。 多くのイーサリアム上で発行されたNFTがフルオンチェーンではない(オフチェーン)中で、フルオンチェーンを実現した点もCryptoPunksが高い評価を得ている理由の1つだと言えるでしょう。 また近年、イーサリアムと比較してコストを100倍近く抑えた上でフルオンチェーンNFTを構築することができる「ビットコイン(BTC)NFT」に大きな注目が集まっています。 もしビットコインNFTに興味を持っている人は、以下の記事でビットコインNFTについて詳しく解説した記事があるので、ぜひ読んでみてください。 ビットコインNFTとは?「Ordinals」が実現するNFTの特徴と仕組みについて解説 Coincheck CryptoPunks(クリプトパンクス)の種類や希少性 CryptoPunksは作品の種類や希少性によって値段が異なります。ここでは、以下の3つのポイントに分けて、価格の特徴を解説します。 人間の女性・男性エイリアン・類人猿・ゾンビアクセサリーや属性の付与数 それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。 人間の女性・男性 引用:CryptoPunks CryptoPunksでは、作品の大半が人間の女性と男性のデザインで構成されています。女性は3,840点、男性は6,039点で人間だけで合計9,879点もあります。 ですので、一般的にCryptoPunksの中では人間をモデルに描かれているNFTの希少性は低いと認識されており、価格もコレクションの中で考えると比較的安価になっています。 引用:CryptoPunks 2023年3月31日現在、最も安い価格である人間の男性は59.99ETH(約1,460万円)であり、作品数が少ない女性でも63ETH(約1,530万円)で取引されています。 流石CryptoPunksといったところで、最安値の種類でも手頃に購入できる値段ではありません。 エイリアン・類人猿・ゾンビ 引用:CryptoPunks 人間以外のキャラクターであるエイリアン、類人猿、ゾンビは発行数が少なく希少価値が高いことからコレクションの中ではレアとして取引されており、人間のものよりも高額な値段が付けられています。 引用:CryptoPunks 発行数の内訳は、エイリアンが9点、類人猿が24点、ゾンビが88点になっており、これらの希少価値が高いキャラクターが販売価格上位を占めています。 また、それぞれの現在のフロア価格は以下のようになっています。 各種類のフロア価格 エイリアン 7,000ETH(約17億円) 類人猿 2,500ETH(約6億1,000万円) ゾンビ 842ETH(約2億円) アクセサリーや属性の付与数 またCryptoPunksの価値は、キャラクターの種類以外にもキャラクターに付与されているアクセサリーや属性の個数で決まるという特徴があります。 アクセサリーと属性はそのキャラクターの外見的な特徴を示すものであり、髪型や口ひげ、帽子など、その種類は計87にもなります。 1つのNFTに付与される属性やアクセサリー数は最低0個から最大7個と定められており、この章で先に紹介した人間やエイリアンなどのパンクの種類と合わせて価格が決定します。 引用:CryptoPunks 例えば、帽子とサングラスをつけて、パイプを咥えたエイリアンが描かれた#7804のCryptoPunksは、発行数の少ないエイリアンであるうえに、3点のアクセサリーをつけていることから、4,200ETH(約8億2,000万円)と高額で取引されています。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移 引用:CoinGecko 上のグラフは、CryptoPunksのこれまでのフロアプライスの推移を表したものです(2017年6月〜2023年3月)。 リリース当初の2017年6月からNFTが盛り上がりを見せる前の2020年9までは、CryptoPunksの取引価格はたったの1〜34ドルほどで推移していました。しかし、2021年に突如NFTの人気に火がつき、NFTアートが高額で次々と取引されるようになると、最古のNFTとして注目を集めたCryptoPunksのフロア価格は、125ETHまで高騰します。 その後は暗号資産市場の低迷も影響し、CryptoPunksのフロア価格も50ETHまで下落していきますが、2022年8月に発表したホルダーへの商業化権の付与といったニュースによって、再度盛り上がりを見せたことが見て取れます。 現在のフロア価格 引用:CryptoPunks 2023年3月31日現在、CryptoPunks #5152の売却価格が最安値として記録されており、そのためフロア価格は59.99ETH(約1,460万円)となっています。 NFTの価格は暗号資産市場の動きと連動する傾向があるため、今後暗号資産市場が活況を取り戻せば、CryptoPunksの価格も再び上昇する可能性はあると言えるでしょう。 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) 前述したように、全10,000種類のCryptoPunksはすべて容姿・販売額が異なります。ここでは、過去に高額で販売された以下3点のCryptoPunksの作品をご紹介します。 CryptoPunks #5822CryptoPunks #7804CryptoPunks #4156 CryptoPunks #5822 引用:CryptoPunks 2022年2月12日、頭に青いバンダナをまいたエイリアンのアイコン「CryptoPunk 5822」が驚愕の8,000 ETH(約27億円)という価格で取引されました。この金額は現時点(2023年3月)でのシリーズ史上最高の販売額となっています。 全10,000点のCryptoPunksの中で、#5822のように肌の色が水色であるエイリアンタイプは9点しか存在せず、尚且つ青いバンダナのアクセサリーが付与されているため、その希少性の高さゆえにこれほど高値が付いたとされています。 CryptoPunks #7804 引用:CryptoPunks 帽子とサングラスを身に付け、パイプを咥える渋め目の「#7804」は、2021年3月11日に4,200ETH(当時のレートで8億1,400万円)で売却されています。この金額は、「#5822」に次ぐ2番目に高額な取引価格となります。 「#8585」が高額で取引された理由としては、希少価値が最も高いエイリアンタイプであるということに加え、キャップ、サングラス、そしてキセルといった3つものアクセサリーが付与されているためと見られています。 CryptoPunks #4156 引用:CryptoPunks CryptoPunks「#4156」は、2021年12月10日に2,500ETH(当時のレートで約11億円)で売却されました。 「#4156」が高値で取引された理由としては、エイリアンタイプに次いで、24点しか発行されていない希少価値の高い類人猿タイプのNFTであることが挙げられます。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 この章では、CryptoPunksの将来性に焦点を当てて、以下の2点について解説していきます。 ハリウッドの大手タレント事務所と契約Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 ハリウッドの大手タレント事務所と契約 2021年9月、CryptoPunksなどを始めとするNFTプロジェクトを手掛けたLarva Labs社が、米国大手事務所であるUnited Talent Argency(UTA)社と契約を結んだことが発表されました。 引用:Twitter UTAは、エンターテイメント産業におけるトップタレントを数多く扱うエージェンシーであり、アメリカ国内だけでなく世界で活躍する俳優やミュージシャン、スポーツ選手などの多岐に渡るマネジメントを行っています。 この契約によりCryptoPunksにおける、映画、テレビ、ビデオゲーム、出版物などのライセンスの代理人をUTA社が務めることになります。そのため、今後CryptoPunksがUTAの豊富な業界ネットワークを活用し、多くのメディアに露出され注目を集めれば、それに伴いCryptoPunksの価格がより高まる可能性があるでしょう。 Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 引用:Yuga Labs 2022年3月11日、世界的な人気を集め、高額で取引される人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を手掛けるYuga Labsは、Larva LabsからCryptoPunksとMeebitsのIPを買収したことを発表しました。 CryptoPunksの運営を引き継いだYuga Labsがまず最初に行ったことは、NFT保有者への完全な商業化権 の付与です。これによってCryptoPunksのホルダーはBAYCのように、NFTを活用したアートやグッズを販売し、そこから利益を得ることが許可されるようになりました。 引用:Twitter CoinbaseがBAYC をテーマにした映画制作を発表するなど、NFTを活用したコンテンツが大きな注目を集めています。多くのホルダーがいるCryptoPunksの商標権が付与されたことにより、アートやグッズの販売のみならず、今後NFTと既存コンテンツを掛け合わせた新たなビジネスモデルが増えることでしょう。 そして、活用できる機会が増えることで今後もよりCryptoPunksの需要が高まっていくことが予想されます。 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの 引用:CryptoPunks CryptoPunksは、Larva Labsが運営する公式サイトで購入することができます。 CryptoPunksを購入する際には、以下の2点が必要になります。 イーサリアム(ETH) MetaMask(メタマスク)などのウォレット まとめ 本記事では、CryptoPunksについて解説してきました。 まとめ CryptoPunksは、2017年にLarva Labsが発行した最古のNFT 高い人気を誇るコレクションで、一部のアイテムは数億円~数十億円で取引されている CryptoPunksはイーサリアムチェーンを基盤にしたNFTで、購入にはイーサリアムやウォレットが必要 CryptoPunksは、NFT草創期に誕生した歴史を持つNFTアートです。 アイテム1つ1つの希少価値が高いことから、さらに値上がりしていく可能性もあるので、気になる方は今後も市場動向を追ってみるとよいでしょう。 また、コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、CryptoPunksと同じくLarva Labs社によって発行されたNFTコレクションであるMeebitsを取り扱っています。興味を持った方は、ぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。
2023年3月3日に、OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテスト(以下、本コンテスト)の結果発表イベントを開催いたしました。 本コンテストでは世界的に注目を集める「The Sandbox」に開発中のメタバース都市「※OASIS TOKYO」内「実験解放区」への展示作品を2022年12月23日から2023年2月1日に募集したものであり、結果発表イベント当日は、募集作品の中から選出された12作品が発表されました。 本インタビューでは、2023年3月3日に開催されたOASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストで見事大賞を受賞された3名のクリエイターの方からお話をお伺いしたものです。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら Coincheckの無料登録はこちら 目次 OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストとは 「IMAGINATION賞」を受賞したAir Lay(エアレイ)氏へのインタビュー 質問①:創作活動を始めたきっかけについて 質問②:制作のスタイル・世界観について 質問③:今回応募した作品について 質問④:これからの創作活動ついて 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について 「ORIGINALITY賞」を受賞したいまから氏へのインタビュー 質問①:創作活動を始めたきっかけについて 質問②:制作のスタイル・世界観について 質問③:今回応募した作品について 質問④:これからの創作活動ついて 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について 「CREATIVE賞」を受賞したBüro氏へのインタビュー 質問①:創作活動を始めたきっかけについて 質問②:制作のスタイル・世界観について 質問③:今回応募した作品について 質問④:これからの創作活動ついて 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について 「OASIS TOKYO」について OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストとは OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテスト(以下、本コンテスト)を開催。世界的に注目を集める「The Sandbox」に開発中のメタバース都市「OASIS TOKYO」内「実験解放区」への展示作品を、2022年12月23日から2023年2月1日に募集しました。選出された12作品のNPC(※)アセットは「OASIS TOKYO」の「実験解放区」に設置予定です。「自己を解放し、なりたい自分を表現しよう!」をテーマに募集した作品は、Twitterのハッシュタグ「#OasisTOKYOクリエイターコンテスト」でご覧いただけます。熱いコメントとともに「自己解放」という部分にフォーカスした、クオリティの高い作品が集まりました。 ※ NPC:プレイヤーが操作しないキャラクター 本コンテストはテーマに沿った作品の裏側に込められた個々の想いとOASIS(※)のコンセプトが結合し、一人一人に豊かな変化が生まれストーリーが動き出す。そしてそのストーリーが交錯し化学反応が起こることによりコミュニティが活性化していく。そしてそのエネルギーはバーチャルを超えて現実世界にも良い影響を与えていく、というコンセプト実現の第一歩となる意義ある取り組みとなりました。 ※「OASIS」はコインチェックが運営する「メタバース×NFT」のコミュニティです 「IMAGINATION賞」を受賞したAir Lay(エアレイ)氏へのインタビュー はじめに「IMAGINATION賞」を受賞された「巨鳥エクスプローラー」作者のAir Lay(エアレイ)氏にお話をうかがいます。 質問①:創作活動を始めたきっかけについて Coincheck Column編集部: まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。 Air Lay(エアレイ)氏: 「新しいもの好き」ということもあって、メタバースに興味があり、いろいろと調べていました。そんなタイミングで、昨年開催された「デジハリ x SHIBUYA109」VoxEdit(※)コンテストに関連して開催された『駆け出しクリエイターのためのメタバース講座』を受けたことがきっかけで、創作活動をするようになりました。 ※VoxEditはThe Sandboxでアイテムやアバター制作に使われるソフトです 元々デザインやクリエイティブな仕事をやっていたわけではありませんでした。メーカーで工業製品用の部品の開発・設計をしていましたが、その後、転職して研究開発マネジメントの仕事をするようになったため、自分で手を動かすことがなくなっていた時期に「何かを作りたい」という衝動があったのかと思います。 質問②:制作のスタイル・世界観について Coincheck Column編集部: いろんなタイミングが重なって創作活動をスタートされたのですね。続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。 Air Lay(エアレイ)氏: 直近で制作しているものは大きく分けると3つです。 1つめは「コンテストに向けた制作活動」です。今回のOASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストもそうですが、自分では思いもつかない「創作テーマ」との出会いや、コンテスト参加者からの刺激もあり精力的に取り組んでいます。 2つめは「The Sandbox」の「Creators Fund」に関連したものです。「(※)Creators Fund」は「The Sandbox」のプラットフォーム用の3D ASSETを作成するアーティストに報酬を与えることで、アーティストをサポートするためのプログラムです。 ※Creators Fund制度は2022年度で終了しています 3つめは自分の興味のおもむくまま、好きなものも創作していて(※)ワールドの作り方も勉強しています。 ※オブジェクトや建物、背景が組み合わさったゲーム空間 まだ「自分のスタイル」がどんなものなのかは手探りなところもあります。小さいころに遊んだブロックや、プラモデル、ゲームなどが根本にあり、そこにメーカーでの工業製品用部品の開発・設計の経験が合わさって、作品が作られている気がします。飛空艇、宇宙船、要塞など、カッコイイ乗り物や建物にも惹かれます。 -Air Lay(エアレイ)氏のポートフォリオ- 質問③:今回応募した作品について 作品URL:https://twitter.com/AirLayout/status/1620639611038105604?s=20 Coincheck Column編集部: 改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。 Air Lay(エアレイ)氏: 今回のコンテストの舞台にもなった「OASIS TOKYO」の「実験解放区」のテーマの一つに「アイデンティティを見つめなおす」というものがあります。自分の中にも様々な自分がいて、矛盾や相反する考え方があって、不安定で不確実性があり、不格好な部分もあって…多様性は自分の中にもあると感じています。 そのような部分を隠すのではなく「認めながら進んでいく」というのがあるべき姿だと考えています。社会の多様性の実現に向けた取組みも、多様性を慮るゆえにかじ取りが難しく、様々な意見を取り入れながら進んでいくものなのかなと感じています。 作品には、左右非対称であったり、生命と人工物の対比や複雑さが盛り込まれています。よくみていただくと見つけられると思うのですが、MIYAVIさんのギターを盛り込むなど、細かいところまでこだわっています。「技術の発展」は私の原体験でもあり、地球上の生き物は技術では再現できないほどの「ある種の奇跡」であると考えています。自然に対する畏敬の念みたいなものでもあります。なので人工物の要素と自然の要素を作品にも盛り込んでいます。今回はゾウや他の動物も考えたのですが「力強く羽ばたく」というところから自由を感じられる「鳥」をモチーフに選びました。 質問④:これからの創作活動ついて Coincheck Column編集部: 作品についての解説をいただきありがとうございました。続いて、これからの創作活動についてお聞かせください。 Air Lay(エアレイ)氏: メタバース人口が増えるような魅力的な作品を作っていきたいと考えています。具体的には「The Sandbox」を中心にVoxeditをつかって魅力的なアセット(アバターやアイテム)を作っていきたいです。また、アバターだけではなくワールドも作成して、メタバースってすごい、面白いと思ってもらえるような作品を作っていきたいと思います。 具体的には「イベント会場」を作ってみたいです。音楽イベントやファッションショーなどができるホールで、初めてメタバースに入る人でも操作しやすい「バリアフリー」な人が集まれる場をイメージしています。また「初めて作った作品」を展示しあうような場所もできたら面白いですね。メタバースで楽しい時間を過ごせたり、何か新しい発見ができたりなど、プラスの影響を与えられる創作活動を今後もしていきたいと考えています。 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について Coincheck Column編集部: 最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください Air Lay(エアレイ)氏: ものづくりはとても楽しいです。クリエイターでなないコミュニティーメンバーにも「作る楽しさ」を伝えられたらと思っています。一歩踏み出すきっかけとして、VoxEditの使い方をレクチャーできたらというイメージです。そして、マーケティング方法、マネージメント方法など「自分も教わりたい」こともあります。こんな「共創」の気持ちで盛り上げられたらと思っています。 Coincheck Column編集部: お話を聞かせていただきありがとうございました。『The Sandbox』では価値創造と報酬システムを軸にしてコミュニティそしてユーザーを第一に考えられています。クリエイターに収益の95%を還元するUGC(※)を前提とした分散型のバーチャルエコノミーであり、インタラクティブな体験を豊富に提供するオープンメタバースです。本コンテストがその世界観がますます広がるきっかけの一つになれたらと思っています。 ※User Generated Contentの略で、ユーザーによって制作・発信されたコンテンツ 「ORIGINALITY賞」を受賞したいまから氏へのインタビュー 続いては「ORIGINALITY賞」を受賞された「大悪魔系女子」の作者、いまから氏にお話をお伺いします。 質問①:創作活動を始めたきっかけについて Coincheck Column編集部: 本日はよろしくお願いします。 まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。 いまから氏: 子供の頃から「手で触って感触を確かめてみる」のが好きでした。その中でも、ひんやりしていて独特なテクスチャーのスライムが好きでした。いつでも開封したて・作りたての柔らかいテクスチャーのフレッシュなスライムで遊びたくて、家にある材料でスライムを作ってみたことが私の創作活動の原点だと思っています。 「The Sandbox」との出会いは2021年の大晦日、ソフトバンクからの出資のニュースがきっかけでした。この時は調べても調べても「The Sandbox」についても日本語の情報が出てきませんでした。「これは、これから流行るなぁ」と思い、Discord(英語)などで情報収集をはじめました。また、その当時、YouTubeでVoxEdit(※)について日本語で解説しているコンテンツがなかったので「いまから!THE SANDBOX」というチャンネルもはじめてみました。 ※VoxEditはThe Sandboxでアイテムやアバター制作に使われるソフトです 質問②:制作のスタイル・世界観について Coincheck Column編集部: 続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。 いまから氏: SF、ホラー、ファンタジー、ゾンビといったジャンルが好きです。 これは幼少期の原体験が大きいです。リトル・ニモという作品があるのですが、最初のシーンがトラウマになると話題になったのですが、自分はそこに惹かれていて何度も繰り返し見ていました。東京ディズニーランドにあったマイケル・ジャクソン主演の3D (4D) 立体映画アトラクション「キャプテンEO」も好きでした。子供の頃の感動がそのまま今の作品の世界観に反映されています。 質問③:今回応募した作品について 作品URL:https://twitter.com/imakarasandbox/status/1620714456102871042?s=20 Coincheck Column編集部: 改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。 いまから氏: テーマは、人それぞれグラデーションがあり、どんどん物事が変わっていく段階を表現したいと思って制作しました。コンテストの募集要項に「テンプレートを使ってください」とあったのですが、テンプレートを使っているように見えない作品を作ってみたいとワクワクしました。ボクセルの表現には、四角いボクセルのテイストを生かした作品と、ボクセルなのにこんな表現ができるんだと思わせる作品の2つの方向性があると思います。今回の作品「大悪魔系女子」は後者になります。 また、ここで見る人に考えて欲しいポイントは悪魔と女の子どちらが表の顔と裏の顔なのかというところです。アセットの表示時間だと女の子がメインということになりますが、家にいる時間や仕事をしている時間など、時間が長ければそれが本当の自分なのかということです。時間が長いからといって、それが本物ということでもないと思いますし、自分の居場所や軸は自分で見つけてもらいたいという思いを込めています。 質問④:これからの創作活動ついて Coincheck Column編集部: 作品についての解説をいただきありがとうございました。 続いて、これからの創作活動についてお聞かせください。 いまから氏: 今考えているのは「豆腐」なんです。豆腐の種類は絹や木綿などがありますが、もしもデニム生地で作ったら「デニム豆腐」になります。もしもジーンズメーカー各社の生地で作って比べて、どちらかがとっても美味しかった場合、ジーンズメーカーの勢力図が変わったりするかもしれません。私としては、この豆腐の例のように今まで現実世界でしかできなかったこと、やらなかったことをあえてメタバース上で表現したら面白いんじゃないかなと思っています! 質問⑤:「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について Coincheck Column編集部: 最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください いまから氏: 「OASIS」からイメージして、砂漠の緑化など表現できたら面白いかなぁと思っています。また、せっかくのコミュニティーなので、Discordのつながりも大切ですが、リアルなイベントで情報交換などができたら楽しいかなと思います。そして情報交換だけでなく、何気ない会話から「ちょっと人生がゆるりとなるようなコミュニケーション」も生まれたらと思っています。そして「The Sandbox」がサービスインしたら、ストーリーを温めている2Dアクションのゲームを作れたらという構想も持っています。 「CREATIVE賞」を受賞したBüro氏へのインタビュー 最後に「ORIGINALITY賞」を受賞された「花潤皆箱-Oasis-」作者のBüro氏にお話をお伺いします。 質問①:創作活動を始めたきっかけについて Coincheck Column編集部: 本日はよろしくお願いします。 まず最初に創作活動を始めたきっかけについて教えてください。 Büro氏: 「ものづくりをやってみたいな」という気持ちは以前からありましたが、実は実際に「何かを作る」という経験はこれまでほとんどなかったです。しかし、イラストやアートのNFTに触れて興味を持つようになり、その中でもイラストよりもピクセルやボクセルアートに惹かれました。このタイミングで「The Sandbox」のアルファシーズン2が始まったこともあり、思い切って作品制作に挑戦しました。その中で、最初に作った作品が「menomonogatari」というボクセルアート作品です。おぼろげながらも「やってみたいな」という気持ちを形にし、勇気を出して取り組みました。 引用:OpenSea また、ボクセルアートを作り始めて、最初に参加させていただいた「CryptoNinja」のコミュニティ「NinjaDAO」のボクセル仲間から教わることもモチベーションになりました。実際にコミュニティーに参加してみると、みんなウェルカムでフランクで、あたたかい気持ちになりました。 ※DAOとはDecentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)の略で、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織 質問②:制作のスタイル・世界観について Coincheck Column編集部: 続いて、制作のスタイル・世界観について教えてください。 Büro氏: 軸になる活動として、IZA VoxeLabという「The Sandbox」で活動するボクセルクリエイターのチームに参加してワールド(※)制作をしています。チームはゲームクリエイター、ボクセルクリエイターやワールドデザイン、アニメーションなど、それぞれの強みを活かして活動しています。また、「The Sandbox」の開催するGame Jam(※)にも参加していて優勝や入賞をしています。今後もIZAvoxelabの特徴を活かしたゲームやアセットで、ワクワクする体験ができるワールド制作を行っていきます。 ※ゲームクリエイターが集まり短時間でゲームを制作するイベント 他にもファンアート(※)として「TheMafiaAnimals」という[マフィア×動物]をテーマにした、全て手書きで世界に1点しかないNFTアートのコレクションの、ワールド制作を進めています。こちらのプロジェクトでは、コミュニティの皆さんやボクセルクリエイターの皆さんと、IZAvoxelabが一緒に楽しんで作り上げるというところが見どころになっています。完成したら、たくさんの方に見て頂いたり体験して頂きたいです! ※他者が創作したキャラクター、衣装、道具、もしくはストーリーをもとにした作品 質問③:今回応募した作品について 作品URL:https://twitter.com/buro_voxel/status/1618435193278455809?s=20 Coincheck Column編集部: 女性ならではの細やかな表現が素敵でした! 改めてになりますが、今回応募いただいた作品について(テーマ、表現したかったこと、ポイントなど)お聞かせください。 Büro氏: 造形の部分からお話しすると「かっこいい」と「かわいい」の両方を表現したいと思い制作しました。アバターが持っているアイテムはお花に水をあげる柄杓のようなイメージです。加えて、手からお花を出す動きもつけてみました。 現実世界ではいろいろな不自由や困難があっても「メタバース」ではそれを乗り越えることができる、そんな思いを「花」と「笑顔」に例えて表現しています。メタバースではハンディキャップがあっても参加できますし、参加者同士で歩幅を合わせてみんなで思い描く夢の実現を一緒に形にできるということを伝えられたらと思っています。 質問④:これからの創作活動について Coincheck Column編集部: キャラクターやアバター作りを続けて、個人としての活動だけでなくチームでも動きながら、日本のボクセルアートを盛り上げて世界中の人を楽しませたいです。 直近のBüroさんの作品はこちらからご覧いただけます。 Büro氏: また、「自由な学び」を大切にするメタバースの学校「ニンジャ寺子屋」のような、大人も子供も一緒に創作活動、交流できる場所も大切にしていきたいと思っています。「ニンジャ寺子屋」は大人は自分が教えたいことを教え、子どもは学びたいことを学べる、第3の学び場です。子供たちの自由な発想から自身の新たな発見があったりしますし、現実世界だけではなく、こうやってメタバースで過ごしたりできる場所を大事にしたいとも思っています。 「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方について Coincheck Column編集部: 最後に「OASIS TOKYO」をはじめとした「メタバース×NFT」のコミュニティ「OASIS」への関わり方のイメージを聞かせてください Büro氏: DAOでは困ったことや悩んでいることなど、ひと言つぶやくと誰かから何かしらのリアクションがあり、それが私はいいなぁと思っています。「OASIS」のコミュニティーでは、私も誰かの質問を拾ってフォローできるような動き方ができたらと思っています。そして、「menomonogatari」のような、現実と絡めたストーリー展開で、辛いこともユーモアに変えた表現にも挑戦したいです。 「OASIS TOKYO」について 「OASIS TOKYO」は、「2035年の近未来都市」をコンセプトに、『The Sandbox』で開発・展開しているメタバース都市です。24×24(576区画)の広大な土地に都市開発を進めています。日本を連想させる象徴的な街並みの中に、商店街、ライブハウス、スタジアム、美術館、サウナ、寿司屋、盆踊り、配信スタジオなどのイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 公式Twitter:https://twitter.com/Oasis_pj OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck
Uniswap(ユニスワップ)は、2018年11月にローンチされたDEX(分散型取引所)です。 企業が運営している一般的な取引所(CEX)とは異なり、DEXではスマートコントラクトを使用することで、人の手を介さずに暗号資産やNFTの取引を自動で行うことができます。 また、CEXでは取引を開始する前に口座を開設する必要があるのに対して、DEXでは暗号資産とウォレットがあればすぐに取引を始めることが可能です。そして、DEXにはCEXと比べて取り扱っている通貨の種類が多いという特徴もあります。 今回は、そんなDEXの代表的な存在であるUniswapの特徴、使い方、利用する際の注意点などについて解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 Uniswap(ユニスワップ)とは 中央集権型取引所(CEX)と分散型取引所(DEX)の違い Uniswap(ユニスワップ)の特徴・仕組み DEXの中でトップの取引高を誇る AMM型のDEX 独自トークン「UNI」を発行 トークンの上場審査がない 複数のブロックチェーンを採用している Uniswap(ユニスワップ)で出来ること 暗号資産のスワップ(交換) NFTのトレード 流動性マイニング Uniswap(ユニスワップ)の始め方・用意するもの ①国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入 ②ウォレットを用意する ③イーサリアム(ETH)をウォレットに送金する Uniswap(ユニスワップ)の使い方 スワップのやり方 流動性マイニングのやり方 Uniswap(ユニスワップ)のメリット 口座開設が不要 グローバルに利用できる 取引できる銘柄が多い 流動性を提供することで報酬が得られる Uniswap(ユニスワップ)の注意点 投資家保護の仕組みがない 詐欺コインが上場しやすい Uniswap(ユニスワップ)に関するQ&A まとめ Uniswap(ユニスワップ)とは Uniswap(ユニスワップ)は、2018年にローンチされたイーサリアムなどのブロックチェーンを利用したDEX(分散型取引所)です。 Uniswapでは、イーサリアムの「ERC-20規格」に準じて発行された1,500種類以上の暗号資産を取り扱っており、ユーザーは専用のインターフェースを通じて24時間取引することが可能です。 また、自身が保有する暗号資産を一定期間預けることで、報酬として独自トークン「UNI」を受け取れる「流動性マイニング」というサービスも提供しています。 名称 Uniswap(ユニスワップ) ローンチ 2018年11月 用途 ・暗号資産のスワップ(交換) ・NFTの取引 ・流動性マイニング など 開発・創業者 Hayden Adam 基軸通貨 UNI 対応しているブロックチェーン ・イーサリアム ・Polygon ・Optimism ・Arbitrum ・Celo ・BNB Chain 対応しているウォレット ・MetaMask ・WalletConnect ・Coinbase Wallet 公式サイト https://uniswap.org/ 中央集権型取引所(CEX)と分散型取引所(DEX)の違い 暗号資産の取引所には、中央集権型取引所(CEX)と分散型取引所(DEX)の2つのタイプがあります。 タイプ 特徴 主な取引所 中央集権型取引所(CEX) ・企業が取引所の運営を行っている ・取扱銘柄や手数料などは運営企業が決める Coincheck、Binance、Coinbase など 分散型取引所(DEX) ・中央管理者が存在せず、スマートコントラクトを使って取引をする ・運営方針はコミュニティ投票によって決める Uniswap、Sushiswap、Pancakeswap、Curve など 通常、CEXでは株取引でも使用されている「板(オーダーブック)」を利用して取引を行います。一方、中央管理者のいないDEXの場合には、ある一定の条件を満たすと自動で取引が成立する スマートコントラクトという仕組みを用いて取引を行うのが一般的です。 また、顧客のウォレットの秘密鍵を運営会社が管理しているCEXに対して、DEXではユーザー自身が秘密鍵を管理します。秘密鍵を取引を行う個人がそれぞれ管理するDEXには、ハッキングのリスクを分散できるというメリットがある反面、秘密鍵を紛失してしまうと資産を損失してしまうというリスクもあります。 なお、DEXにはUniswap以外にもSushiswapやPancakeswap、Curveなどがあります。 Uniswap(ユニスワップ)の特徴・仕組み Uniswapには、主に以下の5つの特徴があります。 DEXの中でトップの取引高を誇るAMM型のDEX独自トークン「UNI」を発行トークンの上場審査がない複数のブロックチェーンを採用している どのような内容なのか、順番に解説していきます。 DEXの中でトップの取引高を誇る 1つ目の特徴は、「DEXの中でトップの取引高を誇っている」ことです。 下の画像は、暗号資産に関するさまざまなデータを分析している「Dune」が公表している、DEX(分散型取引所)の取引高ランキング(画像左)とマーケットシェア(画像右)を表したものです(週間、2023年3月15日時点)。 UniswapはすべてのDEXの中でトップの取引高を誇り、マーケットシェアも56.7%と2位のCurve(23.4%)の2倍以上の大きさとなっています。 引用:hagaetc / DEX metrics AMM型のDEX 2つ目は、「AMM型のDEX」であることです。 一般的に、暗号資産取引所は「従来型(オーダーブック方式)」と「AMM型(自動マーケットメイカー方式)」の2種類に分類されます。 従来型のオーダーブック方式とは、中央集権取引所(例:Coincheck)で採用されているシステムであり、売り手が売りたい値段を提示し、それに買い手が応じることで取引が成立します。 一方、Uniswapが採用しているAMM型(自動マーケットメーカー方式)とは、スマートコントラクト機能を用いることで、人の手を介さずに自動で取引を行うことができるシステムを指します。 AMMではオーダーブックを使って取引をするのではなく、流動性プールを利用してトークンのスワップ(交換)やNFTの売買などを行います。スワップに用いる暗号資産をユーザー同士で特定のプールに蓄えておき、スワップする際にはプールに預けられているトークンを使用することで、第三者を介さずに取引を行うことができるのです。 なおUniswapでは、プールにトークンを預けて流動性を高める貢献をしたユーザーに対して、報酬が与えられます。具体的には、流動性を提供している通貨の取引がUniswapで発生した際に、取引手数料の一部がガバナンストークンの「UNI」で還元されます。この仕組みのことを、「流動性マイニング」もしくは「イールドファーミング」と呼びます。 独自トークン「UNI」を発行 3つ目の特徴は、「独自トークンのUNIを発行している」点です。 UNIはUniswapのガバナンストークンです。Uniswap内のさまざまな運営方針を決める投票や、流動性マイニングの報酬などで利用されます。他の暗号資産と同じように取引所にも上場しており、時価総額で19位(2023年3月16日時点、CoinGecko調べ)にランクインするほどの高い人気を誇っています。 通貨名 Uniswap(ユニスワップ) ティッカーシンボル UNI 発行上限枚数 1,000,000,000 UNI リリース 2018年11月 価格(2023年3月16日時点) 約785円 時価総額ランキング(2023年3月16日時点) 19位 ※CoinGecko調べ 過去最高値 4,923円(2021年5月)※CoinGecko調べ 過去最低値 108円(2020年9月)※CoinGecko調べ 取り扱っている取引所 Uniswap、Binance、DigiFinex など トークンの上場審査がない 4つ目は、「トークンの上場審査がない」点です。 Uniswapでは、中央集権型取引所(CEX)が行なっているような暗号資産の上場審査がなく、ERC-20トークンであればどのような通貨でも上場することが可能です。 そのため、Uniswapでは1,500種類以上というCEXでは考えられないような膨大な数のトークンを取り扱っています。 複数のブロックチェーンを採用している 5つ目の特徴は、「複数のブロックチェーンを採用している」点です。 リリース当初、Uniswapはイーサリアムのブロックチェーン上でのみ稼働していました。しかし、取引の一極集中によるガス代の高騰や取引処理の遅延などの問題発生を受け、その解決策として2021年からOptimismやPolygonなどのブロックチェーン上でもサービスの提供を始めました。 2023年3月現在、Uniswapは以下の6つのブロックチェーンに対応しています。 イーサリアム Polygon Optimism Arbitrum Celo BNB Chain ブロックチェーンとは?特徴やメリット・デメリットを基礎からわかりやすく解説 Coincheck Uniswap(ユニスワップ)で出来ること Uniswapでは、主に以下の3つのサービスを提供しています。 暗号資産のスワップ(交換)NFTのトレード流動性マイニング それぞれ詳しく見ていきましょう。 暗号資産のスワップ(交換) 引用:Uniswap Uniswapの代表的なサービスとしては、「暗号資産のスワップ」が挙げられます。 Uniswapでは、ユーザーはネットワーク手数料を支払うことで、自身が保有するERC-20トークンを他のトークンと交換することができます。なお、スワップ時の交換比率はその時の相場に応じて自動的に計算されます。 NFTのトレード 引用:Uniswap Uniswapでは、暗号資産だけでなく「NFTの売買」を行うことも可能です。 2023年3月現在、Uniswapでは以下のようなNFTタイトルを取り扱っています。 CryptoPunks BAYC(Bored Ape Yacht Club) MAYC(Mutant Ape Yacht Club) Doodles Otherdeed for Otherside Moonbirds Azuki など NFTの購入方法/始め方!NFT投資で利益をあげるには? Coincheck 流動性マイニング Uniswapでは保有するトークンを一定期間預け、流動性を提供することで独自トークン「UNI」を受け取れる「流動性マイニング」というサービスも提供しています。 一般的な中央集権型の取引所ではオーダーブックを利用して取引を行うのに対して、Uniswapでは流動性プールを利用してトークンのスワップを行います。スワップに用いる暗号資産はユーザー同士で特定のプールに蓄えておき、スワップ時には必要な数量だけそこから引き出す形で取引を行います。 そしてUniswapでは、プールにトークンを預けて流動性を高める貢献をしたユーザーに対して、取引手数料の一部が「UNI」で還元されます。この仕組みのことを、「流動性マイニング」または「イールドファーミング」と呼びます。 報酬として手に入れたUNIはUniswapはもちろん、Binanceなどの外部の取引所でも他のトークンと交換したり、売却したりすることができます。 Uniswap(ユニスワップ)の始め方・用意するもの 初めてUniswapを利用する際には、以下の手順に従って必要なものを用意しましょう。 ①国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入②ウォレットを用意する③イーサリアム(ETH)をウォレットに送金する 1つずつ内容を確認していきましょう。 ①国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入 Uniswapでトークンをスワップするには、元手となる暗号資産が必要になります。そのため、まず国内の暗号資産取引所で元手となる暗号資産を購入しましょう。 Uniswapでは、イーサリアム(ETH)やポリゴン(POL)などのブロックチェーンに対応しており、これらの通貨をスワップの元手として使用することができます。イーサリアムであれば基本的にどの取引所でも取り扱っているので、初心者の方はとりあえずイーサリアムを購入しておけば問題ないでしょう。 取引所で暗号資産を購入するには、事前に口座開設を完了させておく必要があります。 Coincheckでは、以下の3ステップで簡単に口座開設ができます。 1.アプリのダウンロード(スマートフォンで開設する場合)2.アカウント作成3.本人確認 スマートフォンアプリを使えば、口座開設手続きがインターネット上だけで完結し、最短5分で申し込みをすることが可能です。Coincheckでの口座開設の詳しいやり方は、以下の記事をご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説 Coincheck ②ウォレットを用意する 次に、購入した暗号資産を取引所の外で保管するためのウォレットを用意します。 Uniswapでスワップを行う際には、まずUniswapとウォレットを接続します。そして、ウォレットに保管されている通貨とUniswapにプールされているトークンを交換する形で取引を行います。 なお、Uniswapでは以下の3つのウォレットを使用することができます。 MetaMask WalletConnect Coinbase Wallet 3つのうちで特におすすめなのが、暗号資産ウォレットの代表格である「MetaMask」です。スマホアプリやChromeの拡張機能として利用できるMetaMaskは、Uniswap以外のDEXやNFTマーケットプレイスなどでも利用できる汎用性の高さが魅力です。 MetaMask(メタマスク)とは?スマホ・PCでの使い方を解説 Coincheck ③イーサリアム(ETH)をウォレットに送金する 最後に、先ほど用意したウォレットにイーサリアムを送金します。 暗号資産の送金は、取引所の送金ページで行います。なお、送金時には送金先となるウォレットのアドレスを入力する必要があります。 Coincheckで暗号資産を送金する方法については、こちらをご覧ください。 Uniswap(ユニスワップ)の使い方 続いて、Uniswapの使い方について見ていきましょう。ここでは、Uniswapが提供する代表的なサービスである以下の2つのやり方について解説していきます。 スワップ流動性マイニング スワップのやり方 スワップとは、自身の保有するトークンを取引所が扱っているトークンと交換することを意味します。 ここでは、イーサリアム(ETH)を使用してトークンをスワップする方法をご紹介します。 1.Uniswapとウォレットを接続する まず、Uniswapのスワップページにアクセスし、画面右上の「接続」をクリックします。するとウォレットの選択画面が表示されるので、自身が使用しているウォレットを選択し、ウォレットのパスワードを入力してUniswapと同期させます。 引用:Uniswap 2.スワップしたいトークンを選ぶ 次に、自分が保有している暗号資産を選択してから(画像①)、「トークンを選択」をクリックして(画像②)、スワップしたいトークンを選びます。 引用:Uniswap 3.トークンをスワップする 交換したい数量を入力すると(画像①)、その時の相場に応じて自動的に交換可能な数量が表示されます(画像②)。 下の画像の場合、自分が保有している0.01ETHを、Uniswapにプールされている151.101CHZと交換することを意味します。 引用:Uniswap 問題がなければ「スワップ」をクリックします。すると下の画像のような確認画面が表示されるので、ネットワーク手数料などを確認し、「スワップの確認」をクリックします。 引用:Uniswap 以上でトークンのスワップは完了です。 流動性マイニングのやり方 続いて、流動性マイニングのやり方をご紹介します。 流動性マイニングとは、自身が保有するトークンをUniswapに一定期間預けることで、報酬としてガバナンストークンの「UNI」を受け取れる仕組みのことです。 1.プールに預ける通貨ペアを選択する まずUniswapのプール画面にアクセスし、「+ 新しいポジション」をクリックします。 引用:Uniswap すると以下のような画面が表示されるので、預け入れる通貨ペアを選択します。 Uniswapの流動性マイニングでは、等価となる2種類の通貨を預け入れる必要があります。例えばETHとUSDTのペアを選択した場合、ETHとUSDTの両方を等価になるように預け入れなくてはなりません。 引用:Uniswap 2.手数料率を選択する 次に、手数料率を選択します。 プールに通貨を預け入れたユーザーには、流動性を提供した通貨ペアの取引が発生した際に手数料の一部が支払われます。 手数料率は0.01%、0.05%、0.3%、1%の4つから選択することができます。 引用:Uniswap 3.価格範囲を設定する 次に、流動性を提供する価格範囲を設定します。 下の画像の場合、1ETHの価格が914.21〜3,655.5 USDTの範囲にある場合に、流動性を提供することを意味します。 引用:Uniswap 現在の価格がここで設定した範囲外になると、そのユーザーは流動性を提供しないこととなり、再び指定した価格に戻るまで手数料収益を得ることができなくなります。 一方で、価格範囲を広げ過ぎた場合も、価格帯を絞って設定した場合に比べて収益率が大幅に低くなるという問題が発生します。そのため、価格帯を設定する際には、流動性を提供する通貨の価格がどの程度変動するかを予測してから決める必要があります。 4.預け入れる数量を入力する プールに預け入れる数量を入力します。ペアのうちどちらか一方の数量を入力すると、もう片方は等価になるように自動的に入力されます。 引用:Uniswap 5.トランザクションを承認する 最後に、トランザクションを承認すれば手続きは完了です。先ほど設定した数量のトークンの提供が開始され、一定期間を経たのちに報酬が振り込まれます。 なお、流動性を提供している通貨の種類と数量は、Uniswapのプールページから確認することができます。 引用:How to provide liquidity on Uniswap V3 Uniswap(ユニスワップ)のメリット Uniswapには、主に次の4つのメリットがあります。 口座開設が不要グローバルに利用できる取引できる銘柄が多い流動性を提供することで報酬が得られる ひとつずつ内容を確認していきましょう。 口座開設が不要 1つ目のメリットは、「口座開設が不要」な点です。 Uniswapは、一般的なCEX(中央集権型取引所)で必要となる口座開設が不要で、MetaMaskなどのウォレットに接続するだけですぐに利用することができます。氏名や住所などの個人情報を提供することなく誰でも即時に利用できる点は、Uniswapのメリットと言えるでしょう。 グローバルに利用できる 2つ目は、「グローバルに利用できる」点です。 特定の国や地域でしか利用できない場合があるCEXとは異なり、Uniswapはインターネット環境さえあれば海外にいても利用することが可能です。 取引できる銘柄が多い 3つ目は、「取引できる銘柄が多い」点です。 Uniswapには通貨が上場する際の審査がないため、CEXでは取り扱っていないようなマイナーなトークンを取引することができます。このような環境下にあるため、Uniswapでは1,500種類以上という膨大な数のトークンを取り扱っています。 流動性を提供することで報酬が得られる 4つ目は、「流動性を提供することで報酬が得られる」点です。 前述したように、Uniswapでは流動性を提供することで独自トークン「UNI」を受け取れる「流動性マイニング」というサービスを提供しています。 トークンを保有していれば誰でも参加できることに加えて、保有している通貨を失うことなく安定して利益を出せることから、流動性マイニングは低リスクな投資方法として多くの投資家から注目を集めています。 Uniswap(ユニスワップ)の注意点 反対に、Uniswapには以下のようなデメリットもあります。 投資家保護の仕組みがない詐欺コインが上場しやすい それぞれ詳しく見ていきましょう。 投資家保護の仕組みがない 1つ目は、「投資家保護の仕組みがない」点です。 日本の一般的な取引所(Coincheckなど)の場合、暗号資産交換業を行うための金融庁の認可審査を受けており、法律で制定されている利用者保護のルールに従うことも義務付けられています。 それに対して、Uniswapは日本の法律の適用外であり、利用者保護のための厳しいルールも存在しません。そのため、もしUniswap側の責任でユーザーに損失が生じるようなことがあっても、日本の法律に頼って賠償を求めるようなことはできません。 詐欺コインが上場しやすい 2つ目は、「詐欺コインが上場しやすい」点です。 Uniswapでは通貨の上場審査がなく、ERC-20規格に準じていれば誰でも独自トークンを作成して上場させることが可能です。そのため、Uniswapではユーザーの金銭を騙し取る目的で発行された“詐欺コイン”が上場しやすいというデメリットがあります。 Uniswap(ユニスワップ)に関するQ&A Uniswapに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Uniswapとは何ですか? Uniswapは、2018年にローンチされたイーサリアムなどのブロックチェーンを利用したDEX(分散型取引所)です。 Uniswapでは、イーサリアムの「ERC-20規格」に準じて発行された1,500種類以上の暗号資産を取り扱っており、ユーザーは専用のインターフェースを通じて24時間取引することが可能です。 Uniswapでは何ができますか? Uniswapでは、主に以下の3つのサービスを提供しています。 暗号資産のスワップ(交換) NFTのトレード 流動性マイニング Uniswapの特徴を教えてください。 Uniswapには、主に以下の5つの特徴があります。 DEXの中でトップの取引高を誇る AMM型のDEX 独自トークン「UNI」を発行 トークンの上場審査がない 複数のブロックチェーンを採用している Uniswapのデメリットは何ですか? Uniswapには、以下のようなデメリットがあります。 投資家保護の仕組みがない 詐欺コインが上場しやすい まとめ Uniswapの特徴や使い方などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 Uniswapは、口座開設が不要でいつ・どこにいても取引が開始できる利便性と、1,500種類以上という豊富な取扱銘柄が魅力のDEX(分散型取引所)です。また通貨の取引だけでなく、流動性マイニングを利用すれば暗号資産を稼ぐことも可能です。 一方で、投資家保護の仕組みがないことや、上場のための審査がないので詐欺コインが流通しやすいなどのデメリットもあるため、利用する際には十分な注意が必要です。 Uniswapを利用するには、事前に国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)などの暗号資産を購入し、ウォレットに送金しておく必要があります。Coincheckなら、スマホアプリから最短5分で口座開設の申し込みができ、通貨の購入もアプリから簡単に行うことが可能です。 Coincheckの口座開設方法については、こちらをご覧ください。
ビットコインNFTとは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。2023年2月末には「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などのNFTを手掛けるYuga LabsがビットコインNFTコレクションである「TwelveFold」のオークションを開催し、たった24時間で合計735BTC、1,650万ドル(約22.3億円)という金額を稼ぎ出しました。 この記事ではビットコインNFTの特徴や仕組み、実際の発行手順などに加え、ビットコインNFTを実現するプロジェクトである「Ordinals」や現状の課題、今後の予想についてわかりやすく解説していきます。 この記事でわかること ビットコインNFTの特徴 ビットコインNFTの仕組み ビットコインNFTを実際に発行する方法 ビットコインNFTの課題と今後の予想 Coincheckの無料登録はこちら 寄稿者Levine I am a researcher and Investment associate at Coincheck Labs. I founded a crypto venture and worked as a trader and researcher at Coincheck. On my days off, I study poker. Twitter: @levine_777 目次 ビットコインNFT(Inscriptions)とは? ビットコインNFTの特徴 特徴①NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている 特徴②Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない Ordinalsの開発者について Ordinals開発のきっかけ ビットコインNFTの仕組み ビットコインNFTに利用されている2つの技術 SegWit(セグウィット) Schnorr(シュノア) ビットコインNFTを実際に発行する5つの手順 ビットコインNFTの具体的な発行コスト ビットコインNFTに関連したサービス ビットコインNFTの課題と今後の予想 課題①ウォッシュトレードが横行している 課題②参入障壁が高い 課題③ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている 実際にビットコインNFTを発行してみた ビットコインNFT(Inscriptions)とは? ビットコインNFTとは、ビットコイン(BTC)のブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。 通常、NFTはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で構築されますが、ビットコインNFTは「イーサリアムではなくビットコインのブロックチェーン上で構築される」という点で、従来のNFTとは一線を画すものとなっています。 ビットコインNFTは、別名「Inscriptions(碑文)」とも呼ばれ、そのInscriptionsを実現させるためのプロジェクトの名前が「Ordinals(序数)」です。(※ただし、実際にはこの2つの名称を区別せず、ビットコインNFTのことを「Ordinals」と読んでいる場合も多い。) また、Inscriptionsを作成するオープンソースコードのことを「ord」と言います。 ビットコインNFTの特徴 では、ビットコインNFTと従来のNFT(イーサリアムNFT)は、一体何が違うのでしょうか。ここでは、従来のNFTと比較した際のビットコインNFTの特徴を2つ挙げます。 NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない 以下で詳しく解説していきます。 特徴① NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている 1つ目の特徴は「NFTの画像データがブロックチェーン上に保存されている点」です。 ビットコインNFT(Inscriptions)は、全ての情報をビットコイン上に記録しているため、ビットコイン(BTC)が無くならない限りいつでも誰でもその存在を確認できます。 一方でイーサリアム上にあるNFTの多くは、画像データを自社のサーバーやIPFS(分散型ストレージプロトコル)などに保存し、イーサリアム上にはその画像データの保存場所(主にURLなど)しか保存していません。そのため、NFTプロジェクトの運営側やIPFS自体が無くなってしまうと、NFTの画像データが紛失されることになってしまいます。 もちろん、イーサリアム上にも全ての情報をブロックチェーン上に記録しているNFTは存在します。例えばイーサリアムチェーンを基盤にしているコレクタブルNFTの「CryptoPunks(クリプトパンクス)」は、NFTの画像データをブロックチェーン上に保存しています。(これをフルオンチェーンと言います。) しかし、ほとんどのNFTプロジェクトでは、イーサリアム上にNFTの画像データを保存していません。なぜなら、イーサリアム上で構築されるフルオンチェーンNFTはビットコインNFTと比べ、約100倍ものコストがかかるからです。 以下の表は、ビットコインとイーサリアムにおいて、フルオンチェーンで画像データを100KB書き込むコストを比較したものです。 100KB書き込むのにかかるコスト ビットコインNFT 約7.5〜15ドル(約1,000円〜2,000円) イーサリアムNFT 約775〜1,550ドル(約10万5,000〜20万9,000円) ※100KBのデータを書き込むのに必要なガス量を0.7億Gas、Gas(手数料水準)レートを10〜20Gwei、ETH価格を1,550ドル、1ドル=135円と仮定した場合 このように、イーサリアム上ではビットコイン上と比較して、フルオンチェーンNFTを発行するためのコストが高くなります。そのため、現状のイーサリアムNFTにおいてフルオンチェーンNFTは限られている一方で、コストの安いビットコインNFTでは、全てにフルオンチェーンが採用されています。これが、イーサリアムNFTとビットコインNFTの1つ目の違いです。 特徴②Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない 引用:Ordinals 2つ目の特徴は「Inscriptionsが共通規格として、正式にビットコインコミュニティに支持されているわけではない」という点です。 従来のNFT(イーサリアムNFT)上では、NFTを表現する上で必要な共通規格(ERC721など)が多く存在しています。そのため、多くのエクスプローラー、ウォレットや取引所などでNFTを復元し、確認することができます。 一方でビットコインNFT(Inscriptions)は、まだ正式にビットコインコミュニティに共通規格として支持されているわけではなく、NFTを確認するためには公式が提供する専用のエクスプローラーを利用するか、公式から提供されているコードから自分(ローカル)でホストする必要があります。 しかし、ビットコインNFTに関するデータそのものは、誰でもエクスプローラーから閲覧できるため、誰でもNFTを復元し、確認することが可能です。以上の点が、イーサリアムNFTとビットコインNFTの2つ目の違いです。 Ordinalsの開発者について 参考:Casey Rodarmor 2022年、ソフトウェアエンジニアのCasey Rodarmor(@rodarmor)氏はビットコインNFTを実現するOrdinalsプロジェクトをスタートしました。 Rodarmor氏は、2010年からGoogleにてエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。その後いくつかの企業を渡り歩いたあと、2022年からOrdinalsプロジェクトにフルタイムで取り組んでいます。 Ordinals開発のきっかけ Rodarmor氏は、ビットコインの生みの親とされるサトシ・ナカモトが、初期のビットコインに関するコードの中で「アトム」というシステムを組み入れようとしていたことを知り、そこからOrdinals開発の構想を閃いたと語っています。 サトシ・ナカモトが導入しようとしていたアトムとは、それぞれが持つbtcアドレスに(nAtom)といったレートを割り振り、レビューというメッセージ機能で分散型取引所を実現しようと模索していたコードです。 Ordinalsでも、このレートを各アドレスに割り振った(=序数)上で、そのレートを起点に追加の機能(=ord)を実装するといった具合に、Rodarmor氏がアトムと同様のモデルを採用している事が窺えます。 ビットコインNFTの仕組み ビットコインNFT(Inscriptions)が発行される仕組みを簡単に説明すると、次のようになります。 初期から今日に至るまで発行されたビットコイン全てに順番を表す数字(序数)を割り振る これで個々のビットコインがそれぞれユニークな数字を持つ そして、特定のビットコインに対し、画像などのデータをスクリプトとして書き込み(紐付け)する事でビットコインNFT(Inscriptions)が作られる 例えば上記画像のように、Aというウォレットに入っているbc1a~というアドレスに入っているBTCに対してペンギンの画像を紐づける事で、ペンギンのビットコインNFT(Inscriptions)が作られます。 ビットコインNFTに利用されている2つの技術 ビットコインNFTでは「Segwit(セグウィット)」と「Schnorr(シュノア)」という2つの署名方式を組み合わせて採用しています。これにより、ビットコイン上で遥かに低いコストでフルオンチェーンNFTを発行できています。 以下では、この2つの署名方式について解説しています。 SegWit(セグウィット) SegWit(セグウィット)とは、2017年8月にビットコインに実装された大型アップデートです。SegWitはトランザクション情報をコンパクトに圧縮できるという特徴を持っており、ビットコインの抱えているスケーラビリティ問題を解決する可能性があると期待されている技術です。 そもそもスケーラビリティ問題とは、ビットコインの取引量が増えることによって送金に時間がかかったり、送金要求が承認されなかったり、取引手数料が高騰するといった一連の問題のことを指します。 SegWitが導入される前、ビットコインでは「Legacy(レガシー)」という署名方式を採用していました。Legacyではビットコインの取引データ領域にデータを記録していましたが、Segwit方式ではWitness(ウィットネス)と呼ばれる「取引データ領域とは別の独立した領域」を利用して署名を行うことができます。 Segwit方式では、Legacy領域と比較して書き込むデータコストが4分の1で済み、さらに1ブロックに詰め込むことができる最大データの容量が4倍(4MB相当)になるというメリットがあります。 Schnorr(シュノア) Schnorr(シュノア)とは、2021年11月に実施されたビットコインの大型アップデート「Taproot(タップルート)」にて導入された署名方式の1つです。シュノア署名の導入により、複数のアドレスからの送金を1つのものとして署名することができるようになりました。 この機能により、実際は複数のアドレスから送金している取引を単一のものとして扱うことができ、プライバシーの確保及び取引にかかるデータ量を削減できるようになりました。 以上2つの署名方式を組み合わせて採用することで、1トランザクションで最大4MB相当のデータ(Inscriptins)を安価に作成することができるようになりました。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck ビットコインNFTを実際に発行する5つの手順 引用:YouTube ビットコインNFT(Inscriptions)を発行するには、上記動画に沿って5つの手順で行うことができます。(※この動画は有志によって作成された、Windowsユーザー向けの動画です) ビットコイン上にノードを建てる Bitcoind(開発環境)でブロックを再度インデックス ordをインストールし、再度ブロックを同期 ord上でウォレット作成 Inscription開始 ただし、ビットコインNFTの発行までには、様々な処理が必要となり最短でも1日以上時間を要してしまうことに注意してください。 また、Ordinalsの開発者自身がビットコインNFTの発行方法を解説したMacOS向けの動画もあるので、こちらもご参照ください。 ビットコインNFTの具体的な発行コスト ビットコインNFTの具体的な発行コストは、画像データ100KBの書き込みにつき、通常「約7.5〜15ドル」です。 ビットコインNFTの発行コストは手数料相場に大きく左右され、2satoshi/vBで試算すると上記のコストとなります。高い手数料(およそ20satoshi/vB以上)を払えばすぐに発行できる一方で、発行までに時間がかかっても問題ないのであれば、安い手数料でイーサリアムNFTよりも安価に発行することができます。また、最安の手数料水準である1satoshi/vBの場合は、さらに半額である7.5ドルで100KBのビットコインNFT(Inscriptions)を発行できます。 注意点としては、ビットコインの価格が上がれば15ドル以上の手数料がかかってしまう可能性もあります。そのため、必ずMempool(メンプール)の取引手数料水準を確認した上で、適切な手数料レートを設定するようにしましょう。 ビットコインNFTに関連したサービス 2023年3月現在、ビットコインNFT(Inscriptions)の注目が高まってきており、関連するサービスも次々と登場してきています。以下の表では、ビットコインNFTに関連するサービスをまとめています。 サービス内容 プロトコル名 発行代行 ・Gamma ・InscribeNow.io ・OrdinalsBot マーケットプレイス ・Gamma ・ordinals.market ・ORDSWAP ウォレット ・Bitcoin wallet for web3 ・Sparrow Bitcoin Wallet ビットコインNFTの課題と今後の予想 ここからは、ビットコインNFT(Inscriptions)の課題と今後の予想について、私の考えを述べていきます。 2023年1月ごろにOrdinalsプロジェクトの話題が拡散され始めたときには、まだビットコインNFT(Inscriptions)の認知度も低く、一部の人々の間でしか盛り上がっていませんでした。しかしながら、2023年2月末になるとBAYCなどで有名なYugaLabsがTwelveFoldというInscriptionsコレクションを発売する事を公表し、ビットコインNFTへの注目が高まりました。 引用:@yugalabs 結果としてYugaLabsは、たった24時間で合計735BTC、1,650万ドル(約22.3億円)という金額を稼ぎ出し、初となるビットコインNFTのオークションは大成功のうちに幕を閉じました。 引用:@tropoFarmer 現在、InscriptionsはNFTという使われ方をしていますが、今後はBTC自体を検閲されない永続的記録媒体として活用してくるプロトコルや個人などもいるのではないかと私は推測しています。その一環としてか、フルオンチェーンではないイーサリアムNFTをBurnして、Inscriptionsとして発行するという試みも行われています。 その一方で、まだまだビットコインNFTは多くの課題を抱えており、具体的には次のような課題を解決できるかどうかが今後のビットコインNFTの明暗を分けると考えています。 【ビットコインNFTが抱える課題】 ウォッシュトレードが横行している 参入障壁が高い ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている 課題①ウォッシュトレードが横行している 1つ目の課題は「ウォッシュトレードが横行している」という点です。 ウォッシュトレードとは、マーケティング施策や価格を釣り上げる事を目的に、自己や友人間などで高値での取引事例を作り、フロア価格を操作する取引のことです。多くの伝統的な金融市場において、ウォッシュトレードは需要の本当の水準について市場に誤った印象を与え、金融商品の価格を歪めることにつながるため禁止されている。一方で暗号資産市場やNFT市場ではまだウォッシュトレードの規制がかかっておらず、今でも多くのウォッシュトレードがNFT市場で行われています。 もちろんウォッシュトレードが行われているのはビットコインNFT(Inscriptions)に限らず、イーサリアムNFTを含めたNFT市場全体の課題です。健全なNFT市場を創っていくためにも、規制当局による適切な規制やウォッシュトレードを分析し警告するツールやプロトコルなどが必要になってくるでしょう。 課題②参入障壁が高い 2つ目の課題は「参入障壁が高い」という点です。 ビットコインNFTは、イーサリアムNFTと比較してもNFTの作成や送受信、売買を慣れていない人が行うにはまだまだハードルが高いです。今後、ビットコインNFTが一般にも普及していくためには、よりわかりやすいUI/UXを持ったプロトコルなどが提供される必要があるでしょう。 課題③ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている 3つ目の課題は「ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている」という点です。 ビットコインNFT(Inscriptions)はまだ歴史が浅く、ビットコインコミュニティ内でも賛否が分かれている状態です。以下では、ビットコインNFTに反対派の意見と賛成派の意見についてまとめています。 反対派の意見 ビットコインNFT(Inscriptions)に反対している人の意見として「ビットコインNFTは取引手数料競争において有利すぎることで、取引手数料高騰やネットワーク攻撃へつながる」という懸念があります。 ビットコインNFTは、通常の送金トランザクションなどに比べて、4分の1のコストかつブロックサイズ目一杯までの容量を含んだトランザクションを送信できます。そのため、ブロック内容量を安価に寡占することにつながるという意見があるのです。 また、反対派の意見としては「フルノードを建て続けるコストが増大し、ネットワークの堅牢性が損なわれる」というものもあります。 ビットコインにおいては、ジェネシスブロック(最初のブロック)から今日に至るまでの全ての取引データを保持および検証しているフルノードを建てて、ビットコインネットワーク維持に貢献している人々(フルノーダー)がいます。彼らにかかってくるコストはサーバーやPCなど処理端末の電気代に加え、毎日増えていく取引データを保持するストレージコストがあります。 しかし、Ordinalsの影響で平均的ブロックの大きさが今までの2MB以下から4MB以下へ増えた場合、データ増量速度が倍になり、フルノーダー達はストレージを確保するために設備投資を行う必要が出てきます。 そうなると、報酬が貰えないボランティアで運営されているフルノーダーの中には辞めてしまう人達も出てくるでしょう、フルノードの数が減るとそれだけネットワークの分散性や堅牢性が弱くなっていくので、ひいてはビットコインの永続性や価値などへの影響が避けられなくなります。 賛成派の意見 一方で、ビットコインNFT(Inscriptions)に賛成している人の意見としては「Ordinalsの影響で、取引手数料が高騰するのであればそれはマイナーやネットワークにとって好ましい」というものがあります。 ビットコインは、将来的に2,100万枚を発行した後は取引手数料だけがマイナーのインセンティブとなります。一方で、送金需要だけでは十分な取引手数料を確保できないのではないかという懸念もあります。その問題にNFTといったユースケースが追加される事で多くの取引が発生することが予想されるのでその問題解決に貢献できるはずという意見です。 また、多くの取引が発生することで取引手数料が高騰すれば大容量のInscriptionsを発行する際のコストも高騰するので攻撃リスクは減ります。 また、賛成派の意見としては「フルノードを建てる人が増える事で、ネットワークの堅牢性貢献に繋がる」というものもあります。 Inscriptionsを自前で発行するには、フルノードを建てる必要があります。将来的にInscriptionsを発行する企業やNFT運営が増えることで、結果としてフルノードの数は増えるのではないかという見立てもあるのです。 実際にビットコインNFTを発行してみた 引用:OpenSea 今回の記事執筆に際し、筆者自身も実際にInscriptionsを発行してみました。 引用:Ordinals.com 発行に至るまでに、多くの苦労を伴いましたが、その度にコミュニティに助けられました。また、簡単に送受信するために、BTC NFTを発行した後にETHでラップしてみました。今後、ビットコインNFT(Inscriptions)がどうなるかは、まだまだ不明瞭です。しかし、ビットコインというなかなか大きな技術革新が起きにくい領域での出来事なので、注意深く動向を追っていきたいと思います。 ※本記事はビットコインNFTへの投資を推奨するものではありません。予想に反して損失を被る可能性もあるため、投資はご自身の判断と責任において行ってください。