SBI VCトレードとは?評判や手数料をCoincheck(コインチェック)と比較して解説!

SBI VCトレードとは、金融サービス大手であるSBIホールディングス傘下の「SBI VCトレード株式会社」が運営している暗号資産交換業者です。SBIホールディングスはネット銀行やネット証券などのサービスも提供していることから、名称を聞いたことがある人も多いかもしれません。

今回の記事では、Coincheck(コインチェック)とSBI VCトレードの手数料やサービスを比較していきます。

※SBI VCトレードの最新情報については公式サイト(https://www.sbivc.co.jp/)をご参照ください。

コインチェックとその他の暗号資産取引所の比較はこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。

SBI VCトレードとは

SBI VCトレードは、2017年5月に設立された暗号資産交換業者です。金融サービス大手であるSBIホールディングス傘下の「SBI VCトレード株式会社」が運営しています。

SBI VCトレードの特徴は、バランス良く暗号資産サービスを提供している点です。現物取引(販売所・取引所)に加えて、レバレッジ取引や積立暗号資産、ステーキングなど様々な取引サービスを提供しています。加えて、NFT売買などに利用できるウォレットサービスも展開しています。

また、インターネット金融に強みをもっているSBIが運営していることもあり、各種手数料が無料であることも特徴の一つです。

SBI VCトレードとCoincheckの比較

まずは、SBI VCトレードとCoincheckの基本情報の比較を行います。具体的には、以下のサービスを比較します。以下は、2024年10月時点の情報を元に作成した表です。

Coincheck SBI VCトレード
取扱通貨・銘柄数 31(現物取引) 24(現物取引)
13(レバレッジ取引)
口座開設までの時間(※1) 最短即日 最短即日
本人確認方法 ・アプリでのかんたん本人確認
・Webからの本人確認(※2)
・スマホでかんたん本人確認
取引手数料 ・無料(販売所)
・一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(取引所)(※3)
・無料(現物取引)
・レバレッジ(建玉)手数料あり(※4)
入出金手数料(日本円) ・入金:無料(銀行振込の場合)
・出金:407円
・入金:無料
・出金:無料
最低出金額(日本円) 1円 1,000円
最低購入価格(ビットコイン) 500円 1円(※5)
外部ウォレットへの送金 可能 可能
提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所)
・Coincheck NFT
・Coincheck貸暗号資産サービス
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・Coincheck IEO
・Coincheck INO
・現物取引
・レバレッジ取引
・貸コイン
・積立暗号資産
・SBI Web3ウォレット
・ステーキング
公式サイト https://coincheck.com/ja/ https://www.sbivc.co.jp/

(※1)本人確認方法や申し込みの混雑状況によって変化します

(※2)Coincheckの本人確認方法については、こちらをご覧ください。

(※3)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。

(※4)SBI VCトレードのレバレッジ手数料については、こちら(https://www.sbivc.co.jp/leverageCost)をご覧ください。

(※5)2024年10月時点。SBI VCトレードは、最小注文可能数量が0.00000001 BTCのため、価格は変動します。詳細はこちら(https://www.sbivc.co.jp/services/service-overview)。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較

通貨数

2024年10月時点、SBI VCトレードとCoincheckで取引ができる銘柄は以下の通りです。

Coincheck SBI VCトレード
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
アイオーエスティー(IOST) -
リスク(LSK) -
ネム(XEM) -
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
イーサリアムクラシック(ETC) -
モナコイン(MONA) -
ドージコイン(DOGE) -
シバイヌコイン(SHIB)
クアンタム(QTUM) -
ポリゴン(POL/旧MATIC) ◯(Polygonチェーン対応) ◯(Polygonチェーン対応)
ステラルーメン(XLM)
ベーシックアテンショントークン(BAT) -
カルダノ(ADA) -
メイカー(MKR) -
ダイ(DAI) ◯(取引所のみ)
チェーンリンク(LINK)
ポルカドット(DOT)
テゾス(XTZ) -
ソラナ(SOL) -
エンジンコイン(ENJ) -
サンド(SAND) -
チリーズ(CHZ) -
アバランチ(AVAX)
オアシス(OAS) -
コスモス(ATOM) -
パレットトークン(PLT) ◯(取引所のみ) -
フィナンシェトークン(FNCT) -
フレア(FLR) -
エックスディーシー(XDC) -
アクシーインフィニティ(AXS) -
エイプコイン(APE) -
イミュータブル(IMX) -
ラップドビットコイン(WBTC) -
アプトス(APT) -
ヘデラ・ハッシュグラフ(HBAR) -
ジパングコイン(ZPG) -
ブリリアンクリプトトークン(BRIL) -
ニア―(NEAR ) -
ブラッドクリスタル(BC ) 〇(取引所のみ) -

2024年10月現在、現物取引ではCoincheckは31銘柄、SBI VCトレードは24銘柄を取り扱っており、取引可能な暗号資産の種類はCoincheckの方が多いです。一方、Coincheckはレバレッジ取引を行っていませんが、SBI VCトレードでは13銘柄でレバレッジ取引が行えます。

どちらも国内最大級の取扱銘柄数ですが、取引ができる通貨にやや違いがあります。たとえば、アイオーエスティー(IOST)はCoincheckで取り扱っていますが、SBI VCトレードでは取引ができません。

取引をしたい通貨がある場合は、口座開設を検討している取引所で取り扱いがあるかどうかを確認するようにしましょう。

比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較

続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。SBI VCトレードとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています(※)。

  • SBI VCトレード →最短即日
  • Coincheck → 最短即日

どちらも最短で即日に口座開設が完了しますが、本人確認方法の選択肢など若干の違いがあります。以下で、それぞれ詳しく見ていきましょう。

(※)口座開設にかかる日数は混雑状況や本人確認の方法により変わります。

SBI VCトレード

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引用:SBI VCトレード - 公式HP(https://www.sbivc.co.jp/)

SBI VCトレードでは、3STEPで口座開設ができます。

  • 1.メールアドレスの登録
  • 2.スマホで簡単 本人確認
  • 3.口座開設完了

SBI VCトレードでは、個人のスマホで本人確認を行います。口座開設までの詳細については、SBI VCトレードのウェブサイト(※)をご覧ください。

(※)https://www.sbivc.co.jp/account-guide-flow

Coincheck

Coincheckは、3STEPで口座開設ができます。

  • 1.アプリをダウンロード
  • 2.アカウントを作成
  • 3.本人確認を行う(「アプリでのかんたん本人確認」or「Webからの本人確認」)

Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法や完了までに要する時間が変化します。Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。Coincheckでの口座開設方法については、以下の記事を参考に進めてみてください。

比較③:【手数料】の比較

次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。(2024年10月現在)

まず、販売所における取引手数料はCoincheck・SBI VCトレード共に無料です。日本円の入金に関しては、SBI VCトレードは無料、Coincheckは銀行振込の場合無料で行うことが可能です。一方、日本円の出金は、Coincheckが一律で407円であるのに対し、SBI VCトレードは無料となっています。

また、暗号資産の入金手数料に関しては、Coincheck・SBI VCトレード共に無料です。一方、暗号資産の送金手数料は、Coincheckが各通貨毎に規定されているのに対して、SBI VCトレードは無料となっています。

以上のように、各種手数料に関してはSBI VCトレードの方がメリットは大きいといえるでしょう。

(※)その他手数料に関しては、ホームページをご覧ください。

参考:Coincheck - 手数料 , SBI VCトレード - 手数料(https://www.sbivc.co.jp/services/fee)

比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較

最後に、SBI VCトレードとCoincheckが独自に提供しているその他のサービスについてもみていきましょう。

Coincheck SBI VCトレード
提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所)
・Coincheck NFT
・Coincheck貸暗号資産サービス
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・Coincheck IEO
・Coincheck INO
・現物取引(販売所/取引所)
・レバレッジ取引
・貸コイン
・積立暗号資産
・SBI Web3ウォレット
・ステーキング

SBI VCトレードは、バランス良く暗号資産サービスを提供している点が特徴です。レバレッジ取引にも挑戦したい方や、ウォレットサービス、ステーキングサービスを利用したい方にはSBI VCトレードがオススメです。

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それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 初心者の方にも直感的な操作で暗号資産を取引できるアプリが、Coincheckの特徴の一つです。また、Coincheckでんき・ガスやCoincheck NFTなど、暗号資産の取引だけではなく、暗号資産を発展させたサービスが充実している点もCoincheckの特徴です。Web3.0をより身近に感じたい人は、Coincheckがオススメです。

(※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak

SBI VCトレードはこんな人にオススメ

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これまで見てきた特徴から、SBI VCトレードは次のような人にオススメです。

  • 様々な暗号資産取引(トレード)に挑戦したい
  • SBIグループのサービスで統一したい

SBIはレバレッジ取引を含めた暗号資産取引(トレード)が可能なことが特徴です。そのため、レバレッジ取引に挑戦したい方にはSBI VCトレードがオススメです。なお、レバレッジ取引は、現物取引より大きな利益を取れる可能性がある分、より大きな損益を被ってしまうリスクも高まります。そのため、ある程度投資経験を積んだ中〜上級者向けの取引手法です。

また、SBIネット証券やSBI FXトレードなど、SBIの金融サービスを現在利用している方も、UIなどに馴染みがある分より使いやすいかもしれません。

Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ

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一方でCoincheckは、次のような人におすすめのサービスと言えます。

  • アプリからNFTの取引をしたい
  • Web3.0を生活に取り入れたい
  • IEO・INOに参加したい

Coincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の(※)26タイトルのNFT売買を行うことが可能です。

※2024年10月時点

Coincheck NFT取扱いタイトル

(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら

世界的に取引されている著名なNFTタイトルはもちろん、デジタルファッションやメタバースプロジェクトのアクセスパスなど先進的な取り組みをしているNFTを取り扱っていることが特徴です。「Coincheck NFT」は、Coincheckアプリからアクセスができるので、より簡単にNFTの取引が可能です。

また、Coincheckでんき・ガスなど、生活に暗号資産を結びつけたサービスも提供しています。そのため、暗号資産取引の初心者はもちろん、Web3.0を身近に感じたいユーザーに対してもCoincheckはおすすめのサービスです。

さらに、CoincheckではIEO・INOのサービスをそれぞれ提供しています。IEOとは、「イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(Initial Exchange Offering)」の略称で、暗号資産を用いて企業がプロジェクトの推進のために資金調達する方法です。「Coincheck IEO」では、企業やプロジェクトが発行したトークンの審査、販売を行い、コミュニティの形成・強化や資金調達を支援するためのプラットフォームを運営しています。第一弾のパレットトークン(PLT)では、最大で販売額の約24倍の値を付けるなど、IEOは注目が集まりやすいプロジェクトと言えます。

INOとは、Initial NFT Offeringの略称で、「Coincheck INO」は初めて販売されるNFTコレクションを、当該NFTコレクションの販売元が当社のプラットフォーム「Coincheck NFT」において販売するものです。第一弾の「Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-)」では申し込み倍率が113.8倍を記録するなど、INOも注目が集まりやすいプロジェクトと言えるでしょう。

いずれも、Coincheckアカウントの登録と本人確認が参加の条件となるので、参加を検討している方にもCoincheckはオススメです。

参考:Coincheck IEO , Coincheck INO

まとめ

今回の記事では、SBI VCトレードとCoincheckを比較しました。

まとめ

  • SBI VCトレードは、レバレッジ取引をしたい方やSBIグループで統一したい方にオススメのサービス
  • CoincheckはWeb3.0のさまざまなサービスを身近に感じたい方やIEO・INOに参加したい方にオススメのサービス
  • 用途に応じて併用も可能

取り扱い通貨数など、一見似ているサービスに見られがちですが、それぞれに得意分野があります。今回の記事を通して、目的に合致するサービスを選択する・目的に応じて併用する、など今後のサービス選択の助けになれば幸いです。

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