リップル(Ripple/XRP)などの暗号資産(仮想通貨)は、金融庁登録済の暗号資産交換業者から購入することができ、Coincheckでは500円などの少額から始めることができます。
リップル(XRP)は将来性の高い暗号資産として、世界中の企業やトレーダーなどから注目を集めています。そんなリップル(XRP)の取引を始める前に、取引の始め方や失敗しないための注意点などをあらかじめ理解しておいた方が良いでしょう。
そこでこの記事ではリップル(XRP)の買い方などを知りたいと思っている暗号資産初心者を対象に、リップル(XRP)の始め方や基本情報、メリットなどをわかりやすくご紹介します。
目次
リップル(XRP)の始め方3ステップ
リップル(XRP)の購入は、以下の3つの手順に沿って行います。
- 1.Coincheckで口座開設をする
- 2.日本円を入金する
- 3.リップル(XRP)を購入する
それぞれどのような内容なのか、順番に解説していきます。
※当社にXRPを入金・送金される場合は、XRPネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくはこちらをご参照ください。
ステップ①Coincheckで口座開設をする
リップルを購入するには、まず暗号資産取引所で口座開設(アカウント登録)をする必要があります。
今回はCoincheckを例に紹介していきます。
Coincheckでの口座開設方法は、以下の記事で画像・動画付きで詳しく紹介しています。まだ口座開設がお済みでない方は、記事を参考にして登録を行ってください。
ステップ②日本円を入金する【アプリ】
口座開設が終わったら、次は日本円の入金を行いましょう。
Coincheckでは、アプリかWEB(ブラウザ)のどちらかで入金することができます。
まずアプリでの入金方法をご紹介します。
画像赤枠「ウォレット」をタップしたあと「JPY/日本円」をタップする
日本円残高の画面で画像赤枠の「入金」をタップ
入金の種類を選択
入金の種類を選択
入金の種類を選択します。Coincheckでは、下記3種類での入金が可能です。
ここでは、もっともスタンダードな銀行振込を例に紹介します。入金を希望する銀行を選択しましょう。
- 銀行振込
- コンビニ入金
- クイック入金
振込先の口座情報が表示されます。ご希望の指定口座に振込みを行います。口座番号はクリップボードにコピーすることができます。振込操作は十分に注意して行ってください。
GMOあおぞらネット銀行・楽天銀行のどちらにご入金いただいても反映されます。
お手持ちの銀行口座から振込を実行して完了!
お手持ちの銀行口座からCoincheckへ振込み、入金が完了すれば暗号資産の売買が可能になります。
振込はネットバンクのアプリなどの、インターネットを使った振込を活用すると手間がかからないことでしょう。
本記事では、楽天銀行アプリからCoincheckに入金する手順をご紹介します。
①「振込・振替・送金」を選択
②「振込する」を選択
③「新規振込」を選択
※すでにCoincheckへ振込をしたことがあり、登録が済んでいる場合は⑥へ
④入金指定口座を選択(ステップ③で表示された口座を選択する。ここでは、楽天銀行。)
⑤入金指定口座の支店を選択
⑥振込情報(依頼人・口座番号・金額など)を入力
⑦振込内容を確認し、「振込実行」を選択
ステップ②日本円を入金する【WEB】
WEBで銀行振込を行うには、Coincheckにログインして、サイト上のメニューから「ウォレット」→「日本円の入金」を選びます。そこで、Coincheckが指定する振込先の口座情報を確認してください。
金融機関から日本円の振込を行って、日本円の入金をCoincheckのサイト上で確認できたら、暗号資産購入の手続きを行うことができます。
※Coincheckでの入金方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
ステップ③リップルを購入する【アプリ】
入金が完了したら、いよいよリップルを購入していきましょう。
まずはアプリでの購入方法から。
(6)「販売所」をタップ
入金が完了しましたら、次は画像赤枠の「販売所」をタップしましょう。
(7)「購入したい暗号資産」をタップ
今回はリップル(XRP)を購入するため、「リップル(XRP)」を選択、タップしましょう。
※画像ではビットコイン(BTC)を選択しています。お取引の際は、購入を希望している通貨と表示されている通貨が一致しているかをご確認ください。
(8)「購入」をタップ
画像赤枠の「購入」をタップします。
(9)「日本円でリップルを購入」→「購入」をタップ
日本円で購入金額を入力し、「日本円でリップルを購入」のあとに「購入」をタップすると、購入手続きが完了します。
購入後は取引をキャンセルできないため、通貨の種類や数量を間違えないように注意しましょう。
ステップ③リップルを購入する【WEB】
WEB画面でリップル(XRP)を購入する流れとしては、Coincheckにログインし、メニューの「販売所(購入)」をクリックします。
購入可能な通貨の一覧が表示されるので、リップル(XRP)を選びましょう。次に、リップル(XRP)の購入数量を指定すると、必要な日本円が算出されます。
手持ちのビットコイン(BTC)で交換する場合は「交換する通貨」でBTCを選択し、支払額を確認してから、「購入する」を押します。
取引所でリップル(XRP)を購入する方法
Coincheck取引所での売買は、ブラウザから利用することができます。取引所での購入方法は以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
リップル(Ripple/XRP)の基本情報
リップル(XRP)とは、アメリカのリップル社が開発している決済、送金システムのことを指します。2004年にカナダのRyan Fuggerによって考案されました。
厳密には、リップル(XRP)は通貨の名前ではなく通貨単位はXRPと表記します。XRPは送金スピードの特徴があり、約4秒ほどで送金できるように設計されています。
ブリッジ通貨
また、直接の取引がない2通貨間の取引を簡易化する機能があるため、ブリッジ通貨とも呼ばれています。リップルネットワーク内であれば、為替変動に左右されることなくXRPで国際送金することができます。
ビットコイン(BTC)のような分岐するハードフォークはこれまで行われておらず、発行枚数は1000億XRPから増えないことが特徴です。リップル社が保有しているXRPは1割にも満たず、半数はロックアップされています。
ロックアップ
ロックアップは、リップル社さえ利用することができない仕組みのことです。
2017年12月8日に550億ものXRPがロックアップされましたが、2018年1月1日より毎月1日に10億XRPのロックアップ解除が始まりました。
ロックアップの解除により、XRPの流動性が高まり安定的に市場に解放されることが期待されています。
リップル(Ripple/XRP)のメリットとは?
リップル(XRP)はブリッジ通貨としての機能があるため、リップル(XRP)があることで海外への送金手数料が安くなることが特徴です。
また、リップル(XRP)は中央集権型の暗号資産であり、リップル社が発行元として管理をしています。中央集権型であることによって、価格の乱降下を防いでいると言われています。
世界中の金融機関と提携
リップル(XRP)は、世界各国の銀行や日本国内でも有数といえるメガバンクと提携しており、将来性が期待されている暗号資産の1つです。
2018年10月時点では、提携銀行が100社を超え、2018年12月20日時点では、暗号資産の時価総額は2位を獲得しました。
著名なベンチャーキャピタルがリップル社に出資
また、Google VenturesやAndreessen Horowitzなどの世界的な有名なベンチャーキャピタルが、リップル社に出資していることも注目を集める要因の1つだといえるでしょう。
日本国内でもリップル(XRP)の知名度は高くなりつつあり、将来的には多くの場所で利用できるようになるかもしれません。
リップル(Ripple/XRP)を始める際の2つのポイント
リップル(XRP)を始める際のポイントとして、まずは取引をする暗号資産の取引所を決めましょう。
始める際のポイント①:暗号資産の取引所を決める
日本国内の暗号資産の取引所は、全ての取引所がリップル(XRP)を扱っているわけではないため注意が必要です。
まずは、リップル(XRP)を扱っている取引所を選びましょう。また、取引所を選ぶ際には、選ぶ基準をあらかじめ決めておくことが大切です。
金融庁に登録済の暗号資産交換業者なのかどうかや、セキュリティの高さや手数料の安さ、取り扱っている暗号資産の種類の多さなど、取引所ごとにメリットは異なります。
暗号資産初心者は、チャートの見やすさやスマホアプリが直観的に利用しやすいかなども、選ぶ基準に追加するとよいでしょう。
セキュリティ面では、マルチシグやコールドウォレットなどで暗号資産が管理されている取引所を選んだ方がより安全と言えるでしょう。
さらに、日本国内での認知度や利用者数の多さなど、信頼性の高い大手の暗号資産取引所を選ぶことも、取引をする上で安心感に繋がるでしょう。
始める際のポイント②:余剰資金で始める
リップル(XRP)の取引を始める際には、余剰資金から投資を始めることがポイントです。
投資の基本は、安く購入し高く売ることです。初心者のうちは暗号資産を高値で買ってしまう傾向があるため、注意が必要です。
そのためまずは少額投資から暗号資産を始めて、相場を読みながら取引をするのも良いでしょう。暗号資産は株やFXなどと比較して、少額から投資を始められることがメリットだといえます。
取引所によって購入できる暗号資産の価格が異なるケースもありますが、Coincheckでは全ての暗号資産を500円ほどから購入することができます。
取引方法がわからない暗号資産初心者でも少額から投資することで、自身のペースに合わせながら取引することが可能です。少額で取引を実践しながら学べるということも、暗号資産取引のメリットだといえるでしょう。
リップル(Ripple/XRP)の購入後はウォレットで保管
リップル(XRP)を安全に保管するためには、ウォレットが必要となります。
ウォレットとは、暗号資産を安全に保管するための口座のことを指します。Coincheckの場合では、アカウント登録が完了すると自動的にウォレットが作られます。
ウォレットでは、暗号資産の購入や暗号資産の売却、日本円の入金などが行えます。ただし、リップル(XRP)を暗号資産の取引所にそのままにしていた場合、万が一ハッキングを受けた際に盗難される恐れがあるため注意しましょう。
自身の資産が盗難された際に、取引所によっては返金されないケースもあります。そのため、取引をしたリップルは、複数のウォレットで保管するのが良いでしょう。
オンライン上にあるウォレットは、利便性は高いですがハッキングされて資産が危険に晒される可能性もあります。そのため、ハードウェアウォレットやペーパーウォレットのように、秘密鍵をオフラインで管理するものを併用するのも良いでしょう。
これらのウォレットは、通常の取引ではやや使いづらさはありますが、オンライン上にあるウォレットよりも安全性が高いことが特徴です。
国内と海外の暗号資産の取引所の違い
リップル(XRP)を取り扱っている国内の暗号資産の取引所は、そこまで多くはありません。
しかし、だからといって海外の暗号資産の取引所を利用すると、英語やその国の言葉を使えない場合、ハッキングなどのトラブルが発生した時にも対応しにくいことがデメリットだといえます。
そのため、特に暗号資産初心者のうちは、国内の金融庁登録済の暗号資産の取引所で売買する方が安全だといえるでしょう。
また、2018年6月は、いくつかの海外の暗号通貨取引所が日本居住者向けのサービスを停止することを発表しました。
海外の暗号資産取引所では、国内にはないアルトコインなどが取り扱われているのが魅力の1つですが、セキュリティ面や安全性なども踏まえて利用されるのが良いでしょう。
リップル(Ripple/XRP)の価格のこれまでの動向
リップル(XRP)の価格は、2014~2015年は1XRPあたり0.5〜3円くらいでした。
徐々にリップル(XRP)の名は暗号資産市場でも浸透していきましたが、2017年2月頃までは1XRPあたり1円未満で低価格を推移していました。
2017年4月には3円代まで上昇し、2017年5月にはリップル社が保有する550億リップル(XRP)をロックアップすることを発表したことを受け、価格は50円まで高騰しています。
暗号資産ブームの到来と共に価格は更に高騰し、2017年の年末には1XRPあたり280
円以上の最高値を記録しました。これには、リップル社が国際送金にXRPを用いることを公式に明言したことも影響しています。
2018年には暗号資産バブルが弾けたことによって2月には100円まで下落し、4月では50円まで価格が落ち込んでいます。
2018年5月時点では1XRPあたり75円程度で推移し、2019年2月時点では1XRPあたり30円程度で推移してきた状況です。
リップル(Ripple/XRP)のチャート分析も有効
リップル(XRP)は、今後の成長を期待されている暗号資産のうちの1つです。
価格が安いうちに購入しておけば、価格が高騰したときに利益を得られる可能性があります。暗号資産初心者は、暗号資産の始め方や取引所の利用方法を、取引を始める前にチェックしておきましょう。
また、暗号資産のハッキング対策のため、複数のウォレットで保管したり、二段階認証を行ったりなどセキュリティを高めるよう心がけましょう。
暗号資産初心者はチャートを読むことが難しいケースもありますが、少額から取引に慣れていくことで徐々にチャートを読むことに慣れていくのも良いでしょう。
大切な資産を守るためにも、取引を始める前に取引に必要な知識を得ておくことが大切です。過去のチャート分析やニュースの情報収集などをしっかりと行った上で、リップル(XRP)の取引を始めるのが良いでしょう。