カテゴリー: 暗号資産の基礎知識
「ブロックチェーンってよく聞くけど、どういう仕組みなの?」
最近、暗号資産(仮想通貨)の取引を始めた方や、興味を持った方の中には、そのような疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ブロックチェーンとは、ビットコイン(BTC)をはじめとする多くの暗号資産で採用されている情報を記録・管理するための技術です。ブロックチェーンは、暗号資産の枠を超えて、さまざまな取引を自動化・効率化するなど、多くの可能性を秘めています。
ここでは、ブロックチェーンの基礎知識とメリット・デメリット、その可能性について解説します。
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目次
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンの4つの特徴
P2P(ピアツーピア)ネットワーク
暗号技術
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
スマートコントラクト
ブロックチェーンの種類
パブリック型
プライベート型
コンソーシアム型
取引情報が記録されるまでの流れ
トランザクション:取引情報の生成
マイニング:データの検証と記録
ビットコイン(BTC)におけるブロックチェーンの3つのメリット
改ざんが非常に難しい
管理運用コストが安い
システム全体としての安定性が高い
ビットコイン(BTC)におけるブロックチェーンの3つのデメリット
時間あたりの取引数が少ない
スケーラビリティ問題を抱えている
関連法規の未整備
ブロックチェーンの分岐とは?
ブロックチェーンの活用事例
地方自治体
金融(貯蓄、送金、証券取引、資金調達など)
認証(本人確認、著作権管理、公証など)
公共サービス(各種申告、納税、投票、医療など)
エンターテイメント
不動産
ブロックチェーンに関するQ&A
Q:ブロックチェーンとは何ですか?
Q:ブロックチェーンの特徴を教えてください。
Q:ブロックチェーンにはどのような種類がありますか?
Q:ブロックチェーンにはどんなメリットがありますか?
ブロックチェーンのまとめ
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンは一言でいえば情報を記録・管理するための技術です。ひとまとまりの情報をまとめ、それを次から次へと鎖のようにつないでいく構造を持つことから、ブロックチェーンと呼ばれます。
日本語では「分散型台帳技術」ともいわれます。分散型台帳技術を解説すると、「台帳」はお金のやりとりを記録したもので、「分散」は文字どおりあちこちに分けて保管しておくことを指します。
通常、台帳といえば会計帳簿や賃金台帳、住民基本台帳や登記簿などが挙げられ、これらは企業や地方自治体、国といった特定の組織が管理をしています。一方でブロックチェーンには特定の管理者はおらず、台帳の全部、あるいは一部を、暗号資産を取り扱う参加者全員が共有し、保存・管理しているのです。これが分散型台帳であり、ブロックチェーンは、誰が、いつ、どのような情報を台帳に書き込んだのかを明確にして共有し、偽造できないような形で保存・管理する技術になります。
ブロックチェーンの4つの特徴
さまざまな最先端技術が駆使されているブロックチェーンは、情報の改ざんやハッキングなどに対する耐久性が高い情報管理技術と言われています。実際に、世界で初めて開発された暗号資産であるビットコイン(BTC)で利用されているブロックチェーンは、これまで一度も改ざんやハッキングの被害を受けたことがありません。
ここではブロックチェーンの安全性や利便性の高さを裏付ける、4つの代表的な特徴についてご紹介します。
1.P2P(ピアツーピア)ネットワーク
ビットコインなどのブロックチェーンでは、情報の管理にP2Pネットワークを採用しているため、安全性が高いと言われています。
P2Pネットワークとは、複数のノード(node)がデータを分散して情報共有するシステムのことです。ノードとは、「ビットコインなど、特定の暗号資産のネットワークに接続したコンピュータ端末」のことで、peer(ピア)とも呼ばれています。
意味合いとしては、先ほどご紹介した「分散型台帳技術」と同じなので、P2Pは分散型台帳技術の英語での呼び方と思っていただけると分かりやすいでしょう。
従来のクライアントサーバシステムでは、サーバが故障するなどしてダウンすると、システム全体が停止してしまうという問題があります。
しかし、P2Pネットワークを利用している場合は、複数のコンピューターがデータを分散して管理しているため、たとえサーバーの1つがハッカーによる攻撃によってダウンしたとしても、全体に問題は起こらなくなっています。
ハッカーによってデータのファイルが失われた場合でも、他のサーバにデータが保管されているため、再び復元することも可能です。多くのユーザーのコンピューターにデータが分散して保存されることで、リスクも1カ所に集中せずに分散されます。
このように、P2Pネットワークを採用しているブロックチェーンは、ユーザーが相互に監視しあう分散型のシステムになっており、これまでの中央集権型のシステムとは異なる特徴を持っています。
2.暗号技術
ビットコインのブロックチェーンが安全と考えられる理由として、暗号技術が導入されていることも挙げられます。
暗号技術とは、データの内容を第三者にわからない形式に変換し、その変換したデータを元に戻すための技術のことを指します。暗号技術は、公開鍵と秘密鍵の2つを利用してデータをやり取りすることが特徴です。公開鍵と秘密鍵はペアになっており、暗号化したデータはこの2つがないと複号できない仕組みになっています。
公開鍵は第三者にも公開されますが、暗号の解除は秘密鍵がないと行うことができません。そのため、秘密鍵さえ盗まれなければ、暗号資産の安全性は確保されますが、逆にいうと秘密鍵は厳重に管理することが大切です。
秘密鍵を万が一第三者へ渡してしまった場合、データを漏えいさせてしまったり、暗号資産が盗まれてしまう可能性があります。
3.PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
ビットコインのブロックチェーンが安全と考えられる理由として、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムが導入されていることも挙げられます。
Powとは、簡単にお伝えすると、取引の承認システムを指します。ビットコインの場合、ブロックチェーンへブロックを追加するためには、非常に難解な計算問題を解く必要があります。
こちらの計算作業(取引の承認作業)のことをマイニングと呼び、マイニングが最初に成功した人には、報酬としてビットコインが与えられる仕組みになっています。いち早くマイニングに成功するためには、膨大な計算作業を高速に行うことができる高性能なコンピューターの導入が必要です。
そのため、今では個人がビットコインのマイニングで成功することは難しい状況となっています。また、1つのブロックを改ざんしようとした場合、その後のブロックも改ざんする必要があるため、不正するには多くの手間と時間を要します。
これにより、ビットコインのブロックチェーンは非常に改ざん困難な仕組みとなっています。
暗号資産のPoWとは?仕組みや種類・代表例なども紹介
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4.スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、人の手を介さずに契約内容を自動で実行してくれる仕組みのことです。ブロックチェーン技術が利用されているため、「契約内容が改ざんされない」「中央管理者を介在させず、契約内容が自動で実行される」という2つの条件を満たすことができます。
このように、第三者を介さずに契約プロセスを自動化できるので、取引期間の短縮化や人件費の削減などを実現できるのが、スマートコントラクトの最大のメリットです。
ただし、スマートコントラクトは、すべての暗号資産が実装している機能ではありません。よく知られたところでは、イーサリアム(ETH)がこの機能を実装しています。ブロックチェーンの可能性に注目した人々の手によって、すでにさまざまなサービスが生み出されています。
スマートコントラクトとは?仕組みやイーサリアム(ETH)との関係を解説!
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ブロックチェーンの種類
ブロックチェーンには、主に以下の3つの種類があります。
パブリック型プライベート型コンソーシアム型
それぞれどのような特徴があるのか、順番に見ていきましょう。
パブリック型
パブリック型のブロックチェーンは、中央に管理者がおらず、不特定多数のユーザーによって管理されているブロックチェーンです。
取引の仲介者がおらず、透明性のあるデータがインターネット上に公開されていることが特徴です。そのため、パブリック型のブロックチェーンは、オープン型のブロックチェーンといわれることもあります。
パブリック型のブロックチェーンは他の種類のブロックチェーンと比べて安全性が非常に高いという特徴があります。その反面、ブロックチェーン上に新しい情報を書き込むためには多くの処理と時間を要するというデメリットがあります。
プライベート型
プライベート型のブロックチェーンは、個人や単独の組織などで管理され、ルール変更が容易であり、取引承認スピードも速いことが特徴です。パブリック型のブロックチェーンが持っている「処理速度が遅い」という問題がない反面、透明性は低いという特徴があります。
プライベート型のブロックチェーンでは、情報は外部に公開されないためプライバシーが確保され、閉じたシステム内でブロックチェーンにデータを格納できます。このような特徴から、プライベート型は一般企業や金融機関による利用が想定されており、許可型(パーミッション型)のブロックチェーンとも言われています。
コンソーシアム型
コンソーシアム型のブロックチェーンは、複数の組織やグループなどによって管理されているブロックチェーンです。コンソーシアム型は、分散性、安全性、処理速度の全てにおいて、パブリック型とプライベート型との中間の性質を兼ね揃えています。より具体的にいえば、コンソーシアム型は単一の組織ではなく複数の組織やグループによって管理されているため、プライベート型に比べて高い分散性と安全性が備わっています。一方で、パブリック型とは異なり参加者を限定しているため、プライベート型のような速い処理速度も備えています。このような特徴から、コンソーシアム型のブロックチェーンは同業の複数企業が協力してつくるブロックチェーンへ活用されています。
取引情報が記録されるまでの流れ
ブロックチェーンでは、取引が発生するとその情報が生成・検証され記録されていきます。そのプロセスを、簡単にご説明しましょう。
トランザクション:取引情報の生成
まずは、「トランザクション」と呼ばれる、取引情報を生成する作業が行われます。
例えば、AさんがBさんに1BTCを送金するというトランザクションを生成します。あらかじめ登録している秘密鍵を使って署名すると、ネットワークに接続している、ほかのノードがその内容を確認していきます。
ここで問題が見つかった場合には、そのトランザクションは廃棄され、その先の処理は行われません。
マイニング:データの検証と記録
トランザクションに問題がなければ、暗号資産取引の参加者によって、取引データが検証されます。
そしてデータの内容や記録の手順に問題がなければ、ひとかたまりのブロックとしてブロックチェーン上に連結され、記録されます。これが「マイニング(採掘)」と呼ばれる作業で、検証する人を「マイナー(採掘者)」と呼びます。
マイナーは検証する作業の報酬として、決まった額のビットコインを受け取ります。そして、マイニングが完了した段階で初めて、AさんからBさんへの「1BTCの送金」が実行されます。
暗号資産のマイニングとは?仕組みと実践方法を初心者向けに解説!
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ビットコイン(BTC)におけるブロックチェーンの3つのメリット
ビットコインに使われているブロックチェーンには、主に以下のような3つのメリットがあります。
1.改ざんが非常に難しい2.管理運用コストが安い3.システム全体としての安定性が高い
1.改ざんが非常に難しい
1つ目のメリットは「改ざんが非常に難しい」ということです。なぜビットコインに使われているブロックチェーンは改ざんが難しいのか、その仕組みを簡単に説明します。
ブロックチェーンは、ひとまとまりのデータが鎖状に連なったものですが、その連結部分には「ハッシュ値」という特殊な文字列が使われています。
そして、ブロックの中の情報を改ざんすると、このハッシュ値がまったく違うものに書き換わってしまい、世界中のノードによって、すぐに改ざんしたことがわかります。
さらに重要なことは、「それぞれのブロックは、自分の1つ前のブロックのハッシュ値を情報として持っている」ということです。改ざんによってあるブロックのハッシュ値が変わってしまったら、次に連なるブロックにも手を入れて、書き換わったハッシュ値に合致するようにしなくてはなりません。
これは単に「文字列を打ち換える」という簡単な作業ではなく、高度な計算を繰り返し、ようやくできることです。たとえそれができたとしても、さらにその次のブロックも…と、延々と作業を続けなくてはならないのです。
それが途方もない作業だということは、理解できるでしょう。ブロックチェーンのこうした特性によって、ビットコインのセキュリティが保たれています。
ただし、記録を確認・検証してブロックをつないでいくマイナー(採掘者)たちが結託し、全体の過半数を占めるほどの計算能力を持ったなら、ブロックチェーンに対するさまざまな攻撃が理論上は可能です。
これは「51%攻撃」と呼ばれるものですが、現実的にそれを実行することは、極めて難しいとされています。
2.管理運用コストが安い
2つ目のメリットは「管理運用コストが安い」ということです。すでにご説明したように、ブロックチェーンは複数のノードによって、データが保存・管理されています。
これを一元管理するとしたら、莫大なコストがかかります。サーバーだけでも相当な容量が必要ですし、その後の保守や管理費も含めたら、膨大なコストになります。
しかし、世界中のノードが分散管理すれば、そうした費用がかかりません。ビットコインを日常的に使っているユーザー、暗号資産取引で利益を狙う投資家、ブロックを作りチェーンを伸ばしていくマイナーなど、ビットコインに関わるあらゆる人たちが、少しずつマシンパワーを提供することで、情報が保存・管理されるのです。
これは、分散管理ならではの、大きなメリットです。そのため、ビットコインは、送金手数料を低く抑えることができます。
特に海外送金の場合に有利に働き、ビットコインは金融機関よりも遥かに安い手数料での取引が可能です。
3.システム全体としての安定性が高い
3つ目のメリットは「システム全体としての安定性が高い」ということです。これは、ブロックチェーンが分散管理されていることに由来します。
集中管理型の場合、何らかのトラブルでメインシステムが止まってしまったら、取引全体が停止してしまいます。通常は、安全策としてサブシステムを用意しておくものですが、コストを考えればそれにも限界があります。
ところが分散管理型ならば、どこかに不具合が起こっても、全体が止まるということがありません。あるマイナーがマシントラブルを起こし、ブロックの生成がまったくできなくなったとしても、ほかのマイナーが作業すれば、次々とブロックが作られることになります。
システム全体の安定性は、取引の信頼性を大きく左右します。その意味では、世界中のノードによって支えられているブロックチェーンには、大きな安定感があるといえます。
実際に、ビットコインは2009年に取引が始まってから、これまで一度もシステムが停止したことはありません。
ビットコイン(BTC)におけるブロックチェーンの3つのデメリット
数々のメリットを持つ半面、ブロックチェーンには次のような3つのデメリットもあります。
1.時間あたりの取引数が少ない2.スケーラビリティ問題を抱えている3.関連法規の未整備
ビットコインの取引を行う人は、デメリットについても把握しておきましょう。
1.時間あたりの取引数が少ない
1つ目のデメリットは「時間当たりの取引数が少ない」ことです。ビットコインの場合、1つのブロックを生成するために約10分かかります。つまり理論上では、AさんがBさんに1BTCを送金すると、その取引が承認されて実際に送金されるまで10分かかる、ということになります。
また、ビットコインは、1つのブロックの記録容量が小さいこともあって、現状、ビットコインがさばけるトランザクション(取引)の数は、1秒間に7件ほどといわれています。
こうした課題を解決するため、メインのブロックチェーンから分岐する「サイドチェーン」を作ったり、ブロックチェーンの外側で取引を繰り返して最終的な結果だけをメインチェーンに記録する「オフチェーン」の手法を使ったりして、取引速度を上げる対策が進められています。
2.スケーラビリティ問題を抱えている
2つ目のデメリットは「スケーラビリティ問題を抱えている」ということです。スケーラビリティ問題とは、ビットコインの取引量が増えることによって送金に時間がかかったり、送金要求が承認されなかったり、取引手数料が高騰するといった一連の問題のことを指します。
ビットコインが登場した当初、取引量はまだ微々たるものでした。エンジニアたちのあいだで、半ば趣味のように、あるいは実証試験のように取引されていたのです。しかし、ビットコインが世間に知られるようになり、その可能性に多くの人々が注目するようになると、取引量は急速に増えてスケーラビリティ問題を抱えるようになりました。
取引の遅延が起こり、早く処理するために手数料が高額になりやすく、それを嫌って利用者が離れていくリスクもあります。
取引量が増えることへの対応は、ビットコインにとって大きな課題なので、さまざまな対策が打ち出され、試行錯誤が行われています。
3.関連法規の未整備
3つ目のデメリットは「関連法規がまだ整備されていない」ということです。
ビットコインをはじめとする暗号資産は、まだまだ新しい技術です。ブロックチェーンを使った多くの実験的な改良がなされ、その技術を活かした多種多様なサービスが世界中で生み出されています。そのため、法律が追い付かずに、未整備の状況が発生しやすくなります。
日本では、2017年4月1日に施行された「改正資金決済法」によって、暗号資産として暗号資産が定義され、その後も金融庁を中心に、法整備や業界の健全性確保など、行政としての動きが続いてきました。
しかし、ブロックチェーンを利用した新たなサービス、新たなビジネスを起こしたとしても、それが法的に問題ないかどうかという懸念は、常に残ります。日本では合法だとしても、ほかの国では違法とされるケースもありえます。
ブロックチェーンの関連技術とそこから生まれるサービスの法的整備は、今や世界各国の課題にもなっています。
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ブロックチェーンの分岐とは?
ひとつながりのブロックチェーンが分岐することもあります。意図的に行われる分岐としては、まずバージョンアップを目的としたもの。もうひとつは、新たな暗号資産を作るためのものです。
ビットコインは、過去にどちらの分岐も経験しています。それによって、「Segwit」や「P2SH」といった機能が実装され、「ビットコインキャッシュ」や「ビットコインゴールド」などの新たな暗号資産が生まれました。こうした分岐は、今後も必要に応じて行われることでしょう。
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ブロックチェーンの活用事例
ビットコインをはじめとした暗号資産にとどまらず、ブロックチェーンは多方面に応用され、多種多様なサービスを生み出しています。
その多くは、改ざんへの強さやスマートコントラクトの機能が活用されており、その広がりはとどまるところを知りません。それらブロックチェーンの活用例のいくつかを分野ごとにご紹介しましょう。
地方自治体
ブロックチェーン技術は、既に多くの地方自治体で活用・実証実験が行われています。例えば証明書や市民証、契約書などのデータを電子化してブロックチェーンで管理すれば、強固なセキュリティによる改ざん防止が実現できます。さらにブロックチェーンを活用することでハンコレス化やデジタル化を目指し、地方創生を積極的に推し進めようと活動する地方自治体も存在します。
契約事務のデジタル化「長崎県長崎市」
参考:長崎市理財部契約検査課「長崎市電子契約システムの実証実験について」
2021年9月、長崎市は東芝デジタルソリューションズ株式会社とブロックチェーンを活用した契約事務のデジタル化に関する連携協定を締結しています。東芝デジタルソリューションズ株式会社が長崎市に導入している電子調達システムとブロックチェーンを連携させ、電子契約システムを構築しました。
契約事務手続きの効率化とコロナ禍における接触機会の削減を目的として導入実験を行っており、電子契約システムを通じて決済記録や届出の申請など社会全体のデジタル化を促進することが期待されます。
吉本興業とコラボした地方創生型メタバース「兵庫県養父市」
吉本興業株式会社との連携協定のもと、養父市はメタバース「バーチャルやぶ」をオープンしました。
メタバース内において、市内の観光名所やかつて栄えた明延鉱山のワールドなど体験型コンテンツを用いて市の魅力を発信しています。また、メタバース上には養父市役所も再現されており、「メタバース市民証」なるものも発行することが可能です。
地域の魅力発信に加えて、人々の交流拠点を設ける観点からもつながりの創出が期待されます。
参考:メタバース「バーチャルやぶ」オープン | 養父市公式ホームページ
ブロックチェーンと地方自治体・企業。身近な活用法や導入例を解説!
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金融(貯蓄、送金、証券取引、資金調達など)
暗号資産による送金は、金融機関を介さないため手数料が非常に低く、しかも24時間機能しますから、すでに海外為替取引などに活用されています。
また、株券などの有価証券を電子データ化し、ブロックチェーンで管理すれば、高いセキュリティを維持したまま運用コストを下げることができ、取引手数料の抑制につながります。さらに、保有株数に応じて議決権を付与すれば、ブロックチェーン上で株主決議を行うことも可能となるかもしれません。
独自デジタル通貨発行「三菱UFJフィナンシャル・グループ」
三菱UFJフィナンシャル・グループは、2020年度内にブロックチェーンを活用した独自のデジタル通貨「coin(コイン)」を発行する方針であることを明らかにしました。
スマホアプリ上で銀行口座の預金とcoinを交換することが可能で、個人間送金の高速化および低コスト化の実現が期待されています。
また、coinは決済手段としても利用される予定で、サービス開始初期は共同運営先のリクルートが提供するWebサービス(ホットペッパーグルメ、じゃらん等)で利用可能になるとのこと。
なお、実用に関してはボラティリティの高さが問題視される暗号資産ですが、同コインは「1コイン=1円」のステーブルコインとして発行される予定です。
参考:朝日新聞デジタル「三菱UFJ、デジタル通貨「コイン」を今年度後半に開始」
認証(本人確認、著作権管理、公証など)
ブロックチェーン上に記録された個人情報のうち、必要なものだけを参照するしくみがあれば、あらゆる場面での個人認証が、身分証明書を提示することなく可能になるかもしれません。
また、楽曲や文章、写真、映像作品などの著作権も、ブロックチェーン上に記録しておくことで、その後の盗用などに対して正当な権利を主張できます。
現在、同様の機能を持つものとして、公証人が発行する「確定日付」がありますが、ブロックチェーンを使えば、公証人の手を借りずに公正証書を発行することができるとも言われています。
デジタルコンテンツの権利情報処理「ソニー/ソニー・ミュージックエンタテインメント/ソニー・グローバルエデュケーション」
ソニー株式会社、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、株式会社ソニー・グローバルエデュケーションは、ブロックチェーン技術を基盤としたデジタルコンテンツの権利情報処理システムを開発しました。
ブロックチェーンを活用することで、改ざんが困難な形で事実情報を記録できるので、高い安全性と透明性を兼ね備えた権利情報処理の手段として実用化されていくことが期待されています。
ソニーのデジタルコンテンツの著作権管理に利用される同システムは、まずはデジタル教科書などの教育コンテンツから導入して、音楽、映画、VRコンテンツ、電子書籍などに段階的に導入されていく予定です。
参考:ソニー「ブロックチェーン基盤を活用したデジタルコンテンツの権利情報処理システムを開発」
公共サービス(各種申告、納税、投票、医療など)
ブロックチェーンをベースとした行政サービスが作られれば、選挙の投票のほか、各種申告や納税を、オンラインで行うことが可能となるかもしれません。
また、血液型やアレルギー、これまでの病歴や受診記録などをブロックチェーンに保存しておき、各医療機関で共有・参照できるようにすれば、万一の事故などで緊急搬送された際にも、的確な治療をすみやかに受けることができる可能性もあるでしょう。
ブロックチェーンでデジタルIDを発行「ID2020」
引用:ID2020
世界では、いまだに11億人もの人が法的なIDを所持していないという問題があります。ID2020は、こうした人々にIDを付与することを目標に活動する国連主導のプロジェクトです。
世界的コンサルティング企業でID2020の創業メンバーであるAccenture(アクセンチュア)が、ブロックチェーンと生体認証システムを活用して開発したデジタルIDを、2030年までに普及させることを目標にしています。
参考:ID2020
エンターテイメント
ゲームの世界でも、ブロックチェーンが活用されています。例えば、個性的なキャラクターをペットとして育てる「CryptoKitties」というNFTゲームでは、スマートコントラクトによる課金システムがとられており、その機能を使って育てたキャラクターをNFTとして個人間で売買することができます。
また、各種オンラインゲームの中で使われている通貨を、別のゲーム内でも使えるような両替システムを組むこともできますし、理論上はゲーム内で稼いだ通貨をビットコインなどの暗号資産に、さらにはドルや円といった法定通貨に換えることも可能です。
もちろん、実現するには法的な高いハードルがありますが、それができればゲームと現実の世界が、直接リンクすることにもなるでしょう。
ブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ(CryptoSpells)」
引用:クリプトスペルズ
クリプトスペルズ(Crypto Spells)は、2019年6月25日に正式リリースされ、初日で売上金額が600ETH(当時のレートで約2,000万円)を突破した人気NFTゲームです。
ゲームの管理・運営にブロックチェーンを利用しているので、カードの発行枚数、所有者、取引履歴などの情報が改ざんされにくいという特徴があり、デジタル上のカードに資産としての価値を付与することが可能です。
このような特徴を生かして、クリプトスペルズではゲーム内で使用するカードをユーザー同士で自由に売買することが可能です。
なお、コインチェック株式会社は、2020年11月よりクリプトスペルズを提供するCryptoGames株式会社と連携を開始しました。
本連携のもと、クリプトスペルズで利用可能なNFTを、2021年に提供を予定しているCoincheckのNFTマーケットプレイスにおいて取扱うことを検討していきます。
参考:Coincheck、NFTマーケットプレイス事業において日本最大級のBCG「CryptoSpells」と連携を開始
不動産
ブロックチェーンの持つ耐改ざん性、安定性、信頼性、さらにスマートコントラクトによる高効率な自動契約機能は、各種のデータ管理や登記の自動化に適しています。車の登録や土地の登記、債権の売買なども、仲介者の手を借りず、自動的かつ確実に契約が実行されることで、時間とコストの削減効果は非常に大きいといえます。
さらにはホテルに宿泊する権利や、そこで行われるイベントへの参加権を組み合わせたメンバーシップNFTとして販売するなど、不動産業界へのブロックチェーンの新たな活用方法も広がっています。
NOT A HOTEL
引用:NOT A HOTEL
「あたらしい暮らし」を提唱するNOT A HOTELは、「世界中にあなたの家を」をコンセプトとした、アプリ上で自宅と別荘、ホテルを自由に切り替えることができるホテル及び住宅販売を行うライフスタイルサービスです。
NOT A HOTELのオーナーは、所有物件を自宅や別荘として利用するか、ホテルとして貸し出すかをアプリ上から簡単に切り替えることが可能です。利用時のチェックインからチェックアウトまで全てアプリで完結させることができます。 費用がかかりがちな住宅保有におけるコストを、30日単位でのシェア購入で分散させたり、使わない日をホテルとして貸し出すことで収益化を図ることもできるのです。
またNOT A HOTELでは、メンバーシップ会員権をNFT化した「NOT A HOTEL NFT」の販売も行っています。メンバーシップ会員になることで、ユーザーは一日単位でNOT A HOTELを利用することができたり、NOT A HOTEL主催の食やワイン、アートなどを楽しめるイベントへ参加することができます。
NOT A HOTELとは?NFTの特徴、購入方法や使い方について解説
Coincheck
ブロックチェーンに関するQ&A
ブロックチェーンに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。
Q:ブロックチェーンとは何ですか?
ブロックチェーンは、さまざまな取引履歴を信頼性のある形で保存することが可能なシステムです。トランザクションと呼ばれる取引データをブロックで管理し、それらのブロックを次から次へと鎖のようにつないでいく構造を持つことから、ブロックチェーンと呼ばれています。
Q:ブロックチェーンの特徴を教えてください。
ブロックチェーンでは、ネットワークに参加する全員が情報を分散して共有・管理することで、誰が、いつ、どのような取引を行ったのかを明確にして、偽造やハッキングができないようにしています。このような仕組みを、分散型台帳技術、またはP2P(ピアツーピア)ネットワークといいます。
Q:ブロックチェーンにはどのような種類がありますか?
ブロックチェーンには主に、パブリック型、コンソーシアム型、プライベート型の3種類があります。
Q:ブロックチェーンにはどんなメリットがありますか?
ビットコインには、「改ざんが非常に難しい」、「管理運用コストが安い」、「システム全体としての安定性が高い」などのメリットがあります。
ブロックチェーンのまとめ
ビットコインのバックボーンを支えるブロックチェーンについて、その基礎から将来性までを解説してきました。
ブロックチェーンには、メリットだけでなくデメリットもあります。しかし、ブロックチェーンはうまく活用すれば、暗号資産取引のみならず、社会全体を支えるインフラにもなりえます。
ブロックチェーンを活用したサービスは日々生み出されて、従来の作業がより効率化され、同時に新たな価値も生み出されています。ブロックチェーンはまさに、将来を変える可能性を秘めているテクノロジーと言えるでしょう。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
Coincheck
暗号資産(仮想通貨)取引が初めての人にとって、どこで暗号資産を取引したら良いのかわからない場合もあるでしょう。日本国内では暗号資産の取引所で口座を開設することで、暗号資産の取引を始めることができます。
65歳以上の高齢者では、そもそも口座開設が難しいのではないかと感じる人もいるでしょう。ただし、金融庁登録済の暗号資産の取引所Coincheckでは、18歳以上75歳未満の方であれば口座開設が可能です。
この記事では、主に高齢者の方向けに、暗号資産の始め方や暗号資産取引所の選び方、暗号資産取引を始める際の注意点などを、わかりやすくご紹介します。
高齢者も暗号資産取引所Coincheckで口座開設が可能
金融庁登録済の暗号資産の取引所の中には、年齢制限などを設けている暗号資産取引所もあります。
ですが、国内の大手取引所の一つであるCoincheckでは、65歳以上の方でも口座開設が可能です。口座開設時には、本人確認書類がそろっていることや年齢の条件を満たしていること、登録内容に偽りがないことなどを確認されます。
本人確認書類は、顔写真が載っている運転免許証やパスポートなどが必要になります。ですので、あらかじめ手元に本人確認書類を用意しておくことで、スムーズに口座開設を行うことができます。
Coincheckの特徴
Coincheckの特徴は、取引画面の操作が簡単で、暗号資産の値動きなどを知るためのチャートが見やすいことなどです。チャートが一目でわかるため、投資の初心者から上級者のトレーダーまで、多くのユーザーに利用されています。
また、Coincheckは口座開設から、暗号資産の売買の手続きまでが簡単です。スマホアプリからでも取引ができるため、取引タイミングを逃すことなく売買ができるなどの特徴があります。
Coincheckは取り扱いの暗号資産の種類も多いため、様々な暗号資産を選んで取引することや、分散投資を行うことなども可能です。
日本で買える暗号資産の銘柄13種類と特徴を紹介します
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口座開設の手順
Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。
1.アカウント作成をする2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
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高齢者が暗号資産取引を始めるメリット
サラリーマンなどを引退した高齢者にとって、趣味がない人は時間を持て余してしまうこともあるかもしれません。
そんな中、暗号資産は価格の変動が激しいため、暗号資産の短期トレードを行う場合は、チャートをこまめにチェックする必要があります。チャートをチェックできる時間がある方にとっては、暗号資産は新しい趣味になる可能性もあるといえるでしょう。
ただし、暗号資産を趣味にしたいと考える場合には、暗号資産に関する勉強や取引に関して積極的に知識を得ることも必要です。また、暗号資産にはSNSなどでコミュニティなどもあるため、新しい趣味の仲間ができる可能性もあります。
他にも、暗号資産に投資をすることで、老後生活の資産を形成できる可能性もあります。ただし、暗号資産取引に慣れない間は、リスクを最小限に抑えられるよう、必ず余剰資金で投資を始めるようにしましょう。
【ビットコインの始め方 / 初心者向け】ゼロから学ぶビットコイン投資
Coincheck
高齢者が暗号資産取引を始めるデメリット
暗号資産を始める際には、デメリットもあるということを念頭に置くようにしましょう。
暗号資産は「億り人」と呼ばれる高額の利益を得たトレーダーも多くいますが、多額の損失を被ったトレーダーも存在します。暗号資産の価格は、株やFXなどと比較すると乱降下しやすいことが特徴です。
その際には、利益が得られず損をする可能性もあります。そのため、余剰資金のなかから余裕を持って取引を行うようにしましょう。
暗号資産の取引操作はコツを覚えてしまえば簡単ですが、慣れるまでに時間がかかることもあるかもしれません。また、パソコンやインターネット、スマートフォンなどに不慣れな方は、セキュリティの設定が難解なケースもあります。
暗号資産の取引の際にはあまりリスクを取りすぎないようにし、冷静に投資判断をするようにしましょう。
暗号資産取引所の選び方のポイント
利用する暗号資産の取引所を選ぶ際には、いくつか確認すべきポイントが存在します。
1. 経営の健全性
まず、取引所が健全に経営されているのかをチェックすることが大切です。日本国内で安全性が高いのは、金融庁登録済の暗号資産交換業者です。
さらにネットだけではなく、SNSや書籍などからも暗号資産の取引所に関する情報を集めることで、安全性を確かめることができます。
他にも、たとえばコールドウォレットで資産が保管されており、取引所の資産と顧客の資産が分別管理されているかも確認しておきたいポイントです。
2. 取引所の安全性と安定性
日本国内だけではなく、世界の有名な取引所でもハッキング被害によって甚大な損害があったケースがあります。
取引所がハッキング被害を受けた場合、顧客資産がなくなる恐れがあります。そのため、取引所が多額の顧客資産を失った場合は、大切な資産を取り戻せないケースもあるということを覚えておきましょう。
また、取引所のサーバーがダウンしやすかったりつながりにくかったりした場合、取引のタイミングを逃してしまうケースもあります。そのため、サーバーが安定して接続できる取引所を選ぶことが大切です。
3. 高齢者でも使いやすいか
最後に、高齢者にとって利用しやすい取引所であるかを見極めることがポイントです。
取引に慣れるためにも、取引画面が見やすかったり、操作がしやすい取引所の方が良いでしょう。注文画面の見やすさや注文のしやすさなども、暗号資産を円滑に売買するために必要なことです。
暗号資産を注文したいときに注文ができない場合は、価格が下がってしまうこともあり、思わぬ損失を被るケースもあるかもしれません。暗号資産取引所の使いやすさについては、たとえば家族が一緒に利用したり見たりすることで判断してもらうことも大切です。
また、スマホの利用に慣れている場合は、スマホアプリが見やすいことで定評のある取引所を選ぶと良いでしょう。スマホアプリを利用することで、時間や場所に縛られることなく簡単に暗号資産の取引が行えるようになります。
高齢者の口座開設は家族の協力も大事
暗号資産の取引所Coincheckの口座開設は、難しいものではないことが特徴です。口座開設のステップも本人確認書類の提出方法などを誤らなければ、スムーズに行うことができるでしょう。
また、日本国内の多くの暗号資産取引所では、口座開設を無料で行うことができます。いくつかの取引所に口座を開設してみて、自身の投資スタイルに合った取引所をメインに利用するのも良いでしょう。
暗号資産取引は、500円などの少額から取引することもできます。そのため、投資が初めての人でも、少額の投資で取引に慣れていくことができます。
暗号資産取引所の口座開設に不安を感じる場合や、インターネットに不慣れな場合は、家族と一緒に口座開設の手続きなどを進めてみるのも良いでしょう。
「投資」と聞くとどうしてもハードルが上がってしまい、なかなか手を出しにくいという人も多いかもしれません。
しかし、昨今では様々な投資商品が誕生し、少額から投資を行いやすくなっているのも事実です。今までの投資といえば、株式投資や投資信託などがメインとなっていましたが、最近では投資対象の種類も多くなっています。
暗号資産(仮想通貨)も、そのような簡単に始められる投資対象の一つです。金融庁登録済の暗号資産の取引所Coincheckでは、500円から暗号資産を購入することができます。
また、スマートフォンやアプリからでも簡単に暗号資産投資を行うことができます。そこでこの記事では、スマートフォンでも簡単に行える暗号資産投資の始め方や、始める前に知っておきたい基礎知識などについてご紹介します。
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目次
投資が一般的になりつつある世の中
世間から注目が集まっている暗号資産投資の始め方
暗号資産の取引所Coincheckの口座開設の流れ
ウォレットを使って安全な暗号資産の資産管理を
本業で会社員をしつつ副業で暗号資産投資を行う前に
暗号資産の税金制度も理解する
暗号資産の取引で税金が発生するタイミング
確定申告を忘れずに
正しい暗号資産の知識をつけて暗号資産投資を始めよう
投資が一般的になりつつある世の中
近年、投資の幅が広がったことで投資家の数は増えています。
テーマとしてメディアに取り上げられることも多く、一般に「投資」という言葉が馴染みあるものになりつつあります。そうしたこともあってか、投資を本業にする人はもちろんのこと、投資家以外のサラリーマンも副業として投資を行う人が増えてきています。
それだけ世間の投資への興味関心が高くなっているということもあり、多くの人が投資でちょっとした儲けを出したいと思っているのかもしれません。また、近年の金利低下も世間の投資を促す要因の一つとなっています。
銀行口座に自分のお金を預けるだけでは資産が増えない時代になりました。もしこの記事を読んでいる人で「投資」という概念が頭になかった人は、投資に関して一度勉強してみると考えが変わるかもしれません。
世間から注目が集まっている暗号資産投資の始め方
投資を副業として始める人が増える中、その選択肢の一つとして暗号資産投資にもまた注目が集まっています。
暗号資産投資は、株式投資などと比べても比較的簡単に始めることができ、少額から始められるため、開始のハードルが低い投資となっています。そんな暗号資産投資を始めるためには、まずはネット上の暗号資産の取引所で、口座を開設しなければいけません。
暗号資産の取引所は世界中に存在し、日本国内で開設されている取引所もあれば、海外の取引所もあります。ただし、海外の取引所はセキュリティ面に不安があったり、日本語での対応がなかったりしますので、利用時には注意が必要です。
そのため、基本的には金融庁に登録された暗号資産交換業者が運営する、暗号資産の取引所・販売所を利用されるのが良いでしょう。
暗号資産の取引所Coincheckの口座開設の流れ
Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。
1.アカウント作成をする2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
Coincheck
ウォレットを使って安全な暗号資産の資産管理を
そのほかにも、暗号資産の取引所の口座あるいは自分で管理するウォレットを複数所持しておくことも安全な資産管理につながります。
例えば、一箇所だけに資産を置いていると、万が一そこがハッキング被害に遭ってしまった際には、全ての暗号資産資産が奪われてしまう可能性があります。そのような危険を避ける為にも、資産の分散管理を心掛けるようにしましょう。
ウォレットに関して言えば、ハードウェアウォレットと呼ばれる、セキュリティの高いウォレットを利用するのも良いでしょう。ハードウェアウォレットは、PCやスマホのウォレットとは異なり、インターネットから暗号資産の秘密鍵を切り離して管理することができるウォレットとなっています。
ハードウェアウォレットの購入には一般的に1万円程度の費用がかかりますが、自分の暗号資産をインターネット上の一つのウォレットのみで管理することは、リスクもその分高くなりますので注意が必要です。
暗号資産のウォレットとは?特徴や種類は?
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本業で会社員をしつつ副業で暗号資産投資を行う前に
本業でサラリーマンをやりながら、副業で暗号資産投資を行なっている人は数多くいますが、副業について会社の規定を知らないと、就業違反となってしまう可能性があります。
副業の規定は会社によって変わってきますが、基本的に「全面禁止」「許可制」「自由」のいずれかに分かれます。暗号資産投資を始める前には、自分の会社がどれに当たるのかをしっかりと理解しておくことが重要です。
全面的に禁止となっている企業では、副業をすることはできません。許可制となっている企業は社内で許可を得る必要が出てきます。
許可が得られれば副業解禁となりますし、許可が得られないのであれば副業はNGとなります。自由となっている人たちは副業をすぐに始めても問題ないと言えるでしょう。
とは言え、本業に支障が出ては本末転倒です。副業として暗号資産投資を始める際には、本業とのバランスを考えるようにしましょう。
暗号資産の税金制度も理解する
そのほかにも、暗号資産を副業として始める場合は、副業に関する税金制度なども理解しておいた方が良いでしょう。
副業として暗号資産投資を始め、多くの利益が出た場合は、自分で税務署に行って暗号資産投資分の税金を納税する必要があります。なお、暗号資産取引にて20万円以上の利益を出している人は、必ず申請の必要があるため、確定申告を忘れないようにしましょう。
暗号資産は雑所得に分類されるため、利益を出せば出すほど税率が上がっていきます。そのため、税金を抑えたい場合は、その点も踏まえて投資を検討することも必要です。
暗号資産の取引で税金が発生するタイミング
そのためにはまず、暗号資産に税金が発生するタイミングを知らなければいけません。基本的に暗号資産で税金が発生する瞬間は、暗号資産の利益が確定した時です。
暗号資産が日本円に換金された時や、暗号資産を利用して買い物をした時などに利益が確定します。この瞬間から課税の対象となるので、注意しましょう。
暗号資産も確定申告が必要!基礎知識や注意点を紹介
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確定申告を忘れずに
確定申告について考え始める年末の時期になると、本業の方も忙しくなるかもしれません。
副業として暗号資産投資を行なっている人は、特にこの時期は確定申告について意識するようにしましょう。確定申告前には、自分が年間を通してどれだけ暗号資産で利益を得たのかを計算して、自分の税率を確かめておく必要があります。
こう行った確認作業を疎かにした結果、確定申告の時期に税金を支払うことができず、追加で税金を払う必要に迫られてしまった人も存在します。それでは本末転倒ですので、暗号資産投資を副業として始めるのであれば、あらかじめ税金事情も理解しておくことが重要です。
暗号資産(ビットコイン)の税金・計算方法・確定申告を徹底解説【2020年最新】
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※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。
正しい暗号資産の知識をつけて暗号資産投資を始めよう
以上のような基本的なことを理解して、ようやく落ち着いて暗号資産投資を行うことができます。
副業として取り組む際には、本業に支障をきたさない為にも、必要以上に資金を投じないよう気をつけましょう。投資で大きな損を出しては、本業にも集中できません。
あくまで投資は余剰資金で行い、ちょっとしたお金でちょっとした儲けを期待するくらいの気分で行う方が精神衛生上も良いと言えるでしょう。
暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引では、手持ち資金以上の暗号資産を取引することができます。
手持ち資金の数倍もの取引ができるため、少額の資金で大きな利益を生む可能性があります。ただし、暗号資産のレバレッジ取引は、失敗したときの損失も大きくなりますので注意が必要です。
暗号資産のレバレッジ取引のしくみやリスクを知って、賢く取引することが大切です。こちらの記事では、暗号資産の取引所で口座開設を行い、レバレッジ取引を行う方法をご紹介します。
レバレッジ取引とは何か?
まず、レバレッジ取引とは何かについて解説します。
レバレッジとは、元々「テコの原理」を意味します。テコを使うと小さな力で重い物を持ち上げることができますが、これがレバレッジです。
暗号資産に限らず、どれだけの投資ができるかは資金次第です。例えば、手持ち資金が10万円であれば、現物取引では10万円分の金融商品しか買えません。
ところが、レバレッジ取引の場合、手持ち資金の数倍、数十倍の取引をすることができます。「レバレッジ10倍」なら、10万円の手持ち資金で100万円分の投資ができることになります。
レバレッジの倍率は暗号資産の取引所によって違う
何倍のレバレッジ取引ができるかは、暗号資産の取引所によって異なります。
国内の主要な暗号資産の取引所では、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会が制定する自主規制規則およびガイドラインに基づき、最大4倍までのレバレッジ取引の倍率が設定されています。「それなら、高倍率の取引所のほうがいいじゃないか」と思われるかもしれません。
確かに、レバレッジ取引で大きな利益を狙うなら、倍率は高い方が良いかもしれません。しかし、レバレッジの倍率が高くなれば、取引に失敗したときの損失もその分大きくなります。
大きな損失を防ぐには、むしろ倍率を低く抑えた方が良い場合もあります。失敗した時のリスクを抑えるため、低い倍率でトレードをして利益を狙う方が、結果として上手くいくこともあるかもしれません。
暗号資産のレバレッジ取引のしくみ
暗号資産取引所での通常の取引は、「現物取引」と呼ばれます。
この場合、暗号資産と日本円の等価交換となるため、手持ち資金を超える量の暗号資産は購入できません。しかし、レバレッジ取引は、まったく異なるしくみで取引をします。
レバレッジ取引では、まず取引所に「証拠金」として資金を入れます。そして、証拠金を担保に取引所からお金を借り、その総額で取引をします。
例えばレバレッジ5倍のときに10万円の証拠金を入れれば、残り40万円を借り入れて、50万円までの取引ができるというわけです。しかし、この資金で取引をするのは、暗号資産そのものではなく、「建玉(たてぎょく)」と呼ばれるものです。
これは、「ある通貨を期日までにどれだけ売買する」という約束と考えれば良いでしょう。「レバレッジ取引でビットコイン(BTC)を購入した」といっても、そのビットコイン(BTC)があなたのものになるわけではないのです。
暗号資産の取引所が執行する「ロスカット」とは?
暗号資産のレバレッジ取引では、暗号資産の現物は動きませんが、資金を取引所から借り入れています。
そのため、レバレッジ取引を行うことで、資産がマイナスになってしまうこともありえます。しかも、そのマイナスが最初に預けた証拠金よりも大きくなってしまったら、預けた金額以上の損を出してしまうことになります。
そこで、損害が拡大してしまったときのために、多くの暗号資産の取引所で「強制ロスカット」のしくみを導入しています。強制ロスカットとは、さらなる損失の拡大を防ぐために、損失を早めに確定させて、強制的に決済する制度のことです。
もちろん、価格が大きく動いた場合には、証拠金以上の損失が発生する可能性がありますので、資金はある程度余裕を持っておきましょう。一般的に、強制ロスカットが発動されるタイミングは、「証拠金維持率」という数値を基準にしています。
※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。
暗号資産のレバレッジ取引のメリットについて
日本円と暗号資産をやりとりする現物取引と比べると、レバレッジ取引は少々複雑で、わかりにくいところもあります。
初心者にとってはハードルが高いところもありますが、メリットもありますので確認しておきましょう。
1. 大きなリターンを狙える
暗号資産の価格変動の瞬間をうまくとらえるのが暗号資産取引のコツと言えるかもしれませんが、そのタイミングでレバレッジ取引を行えば、利益をさらに大きくすることができます。
これは、レバレッジ取引の醍醐味であり、大きなメリットといえます。
2. 手持ち資金を超える利益率を上げることができる
少ない資金で利益を出せるというところも、レバレッジ取引のメリットです。
レートが5倍なら10万円で50万円分のやりとりができ、その額に見合った利益を狙えるのです。
3. 値下がり局面でも利益をつかめる
レバレッジ取引は、たとえ暗号資産の手持ちがなくても、「売り」から入ることもできます。
この方法を使うと、暗号資産の値下がり局面でも利益を出すことができるのです。例えば、ビットコイン(BTC)が1BTC80万円のときに「この先、まだ値下がりする」と読んだなら、まず「1BTC売り」を行います。
予想どおりに1BTCが78万円まで値が下がったら「1BTC買い」を行うのです。つまり、80万円で売って78万円で買い戻すことで、20,000円の利益を得ることができるのです。
暗号資産のレバレッジ取引のデメリットについて
暗号資産のレバレッジ取引のデメリットは何度かふれてきましたが、「大きな損失を出すリスクがある」ということです。
レバレッジ取引は、「資金を借り入れたと仮定した上で、暗号資産を売買する約束をする」ということです。実際に、日本円を借り入れるわけではありませんから利子は発生しませんが、暗号資産の現物も動きません。
しかし、値動きによっては、予想以上の損失を出す可能性もあるのです。レバレッジ取引は投資の初心者にはハードルの高い取引であるため、これから暗号資産の取引を始める初心者の方は、まずは通常の現物取引に慣れてから利用される方が良いでしょう。
Coincheckで暗号資産のレバレッジ取引を行う方法
Coincheckで暗号資産のレバレッジ取引を行うためには、まずはアカウント登録を行い、本人確認を完了させて、口座を開設する必要があります。
※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。
口座開設が完了すると、Coincheckのすべての機能を使うことができるようになります。また、Coincheckではレバレッジ取引に限らず、貸暗号資産サービスやCoincheckでんきなど、さまざまなサービスを提供しています。
取り扱いの暗号資産もメジャーなビットコイン(BTC)だけでなく、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)など、多様なアルトコインも取り扱っています。Coincheckにまだ口座を開設していない方は、まずは公式サイトで新規登録から始めてみてはいかがでしょうか。
暗号資産(仮想通貨)の王様とも言われることがあるのがビットコイン(BTC)です。
2017年末からの大暴騰を経て、2018年に価格が落ち着き、2019年に入り再び価格が上昇しつつあるビットコインや暗号資産の現状を心配している人も多いのではないでしょうか。
ビットコインを取り巻く状況は常に変わっており、今後の発展に向けての課題なども出てきたりしています。これからビットコインを購入する人は、今後の相場の推移や経済情勢などの変化を見据えながら取引することが大切です。
そこで今回は、ビットコインを取り巻く環境や今後の動向、日本の暗号資産の取引所の状況などについて簡単にご紹介します。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)は暗号資産の中心的存在
ビットコインの今後を予測するためには、基本的な特徴について理解しておくことが大切です。ビットコインの特徴として押さえておきたいポイントは、いくつかあります。
1. 最初の暗号資産
1つ目は「最初の暗号資産である」ことです。
ビットコインは、2009年に誕生した世界初の暗号資産といわれています。サトシナカモトという匿名の人物が書いた論文によって誕生した通貨です。
ビットコインの誕生後、強みとする領域がそれぞれ異なる数多くの暗号資産が誕生し、今も誕生し続けています。
2. ブロックチェーン技術
2つ目は「ブロックチェーン技術を採用している」ことです。
ビットコインとブロックチェーンは切っても切り離せない関係にあります。ブロックチェーンとは、ブロックと呼ばれるデータ単位を鎖(チェーン)状に連結させて保管するデータベースのことであり、あらゆる領域で活用できる技術として注目を集めています。
取引をさかのぼって改ざんすることが難しく、ユーザー同士が互いに監視することで成立しています。ビットコインのブロックチェーンにおいては、法定通貨における中央銀行のような中央管理者が存在せずとも、特定の人が不正をできない仕組みになっているのです。
3. ほかの暗号資産にも影響を与える
3つ目は「ほかの暗号資産にも影響を与える存在である」ことです。
ビットコインは、暗号資産の代表格と見なされ、最初の通貨として確固たる地位を築いています。ビットコインは、多くの暗号資産の取引所で基軸通貨となっており、暗号資産の中心的存在なのです。
そのため、ビットコインの価格が変動すると、ほかのアルトコインに影響を及ぼすことがあります。暗号資産をけん引する存在ともいえるので、アルトコインなどの暗号資産を取引する人はビットコインの動向を注視する必要があります。
改正資金決済法によって暗号資産は決済手段として認められた
暗号資産を取り巻く環境は、常に変わっています。これまでの暗号資産の歴史のなかで、特に大きな環境的変化といえるのが、改正資金決済法の施行です。
2017年5月に改正資金決済法が施行され、ビットコインは決済手段として国から認められたのです。暗号資産が決済手段として初めて認められたことで、一気に知名度が上がりました。
また、金融庁が本格的に乗り出したことも、暗号資産の歴史のなかで重要なポイントです。暗号資産を扱う暗号資産の取引所は登録制となり、金融庁が監督することになりました。
登録には厳しい基準が設けられ、暗号資産の取引所の間でも自主規制が進んでいます。一見、監督や規制は暗号資産を厳しく縛りつけるようにも見えますが、まだ不安定な暗号資産を保護する一面もあることから、好材料としてとらえる向きもあります。
暗号資産の取引所・販売所で口座開設するまでの流れはこちら
暗号資産はボラティリティが高い
ビットコインをはじめとする暗号資産は、ボラティリティが高いという特徴があります。
ボラティリティとは、簡単にお伝えすると価格変動の幅のことをいいます。ボラティリティがあまりにも低いと、利益を上げることが難しかったりもします。
一方、ボラティリティが高いと変動幅が大きくなるため、売買タイミングによっては利益を生み出しやすくなります。暗号資産は日々の需要と供給のバランスが変動しやすく、価格の変動が大きい特徴があります。
価格の変動が大きいとリスクは大きくなりますが、短期間で大きなリターンを得られる可能性もあると言えます。日本では、低金利政策が続いており、ただ銀行にお金を預けているだけでは大きなリターンは期待できません。
そのような背景の中、投資信託などほかの金融商品に比べて、短期間で大きなリターンを狙えるという理由から、投資先として暗号資産に注目が集まっているのです。
暗号資産を購入する方法はこちら
暗号資産取引ではセキュリティ対策に意識を向けておく必要がある
暗号資産は、法定通貨のような実体を持ち合わせていません。しかも、ネット上でやり取りできるため、暗号資産特有の「ハッキングリスク」が存在します。
こうしたリスクから資産を守るためには、セキュリティ対策を万全に行うことは極めて重要です。国内の暗号資産の取引所は、金融庁の認可を受ける必要があり、セキュリティについても一定の水準が設けられています。
ですが、これから暗号資産取引を行う人は、こうしたセキュリティ対策を万全に行っている金融庁登録済の暗号資産の取引所を選ぶことと同時に、自分自身でもセキュリティ対策を行うことが大切です。
手軽にできるセキュリティ対策としては、「二段階認証を設定する」「セキュリティソフトを導入する」「複数のウォレットで分散保管する」「パスワードを定期的に変更する」などがあげられます。
特に、秘密鍵をインターネットから切り離された状態で保管するコールドウォレットなどを活用して分散保管することなどは、有効な対策となるでしょう。実践可能なセキュリティ対策は積極的に取り入れ、自分の資産は自分で守るように努めましょう。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)で得た利益は雑所得扱いとなる
暗号資産取引をするうえで注意したいのが、税金です。
国税庁からは、ビットコインなど暗号資産取引によって利益が生じた場合には、雑所得として確定申告する必要があると告知されています。雑所得は総合課税の対象であり、ほかの所得と合算した額に応じて税率が決まる累進課税となっています。
つまり、全体の所得が多ければ多いほど税金がかかります。FXや株などは分離課税のため、所得税と住民税を合わせて一律20.315%の税率ですが、暗号資産は総合課税のため、最大55%の税金がかかる場合があります。
暗号資産取引における利益とは、基本的に購入時の金額と売却時の金額の差額を指します。購入にかかった費用は経費として計上できるため、売却時にプラスとなっている部分に対して課税されるのです。
個人の場合は保有している段階の含み益では課税の対象になりませんが、売却するなどしたタイミングで利益の確定と見なされます。なお、サラリーマンの場合は、雑所得が20万円未満であれば、原則確定申告は不要です。
詳しくはこちら:暗号資産にかかる税金とは?計算方法から確定申告のやり方まで解説
※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)は決済手段として利用できる
ビットコインは、決済手段としても注目を集めています。
電子マネーやクレジットカードなどと同じように、ビットコインで支払いできる店舗が日本でも増えています。例えば、全国規模の家電量販店や飲食店などの決済でも利用できる場合があります。
他にも、インターネット上の通販サイトやエンタメ総合サイトなどでも決済に対応しているところがあり、今後も増えていくものと予想されています。ビットコインが決済手段として利用される理由として、決済スピードやコスト、そして話題作りなどがあげられるでしょう。
決済を低コストで行えるため、導入する店舗側も少ない手数料で始められるというメリットがあります。
また、決済手段だけでなく、海外への送金手段としても利用されています。ビットコインであれば外国の通貨に両替する必要なく送金ができ、なおかつ送金手数料が安いという特徴を持つからです。
Coincheckではビットコイン(Bitcoin/BTC)の売買が簡単にできる
国内の大手暗号資産の取引所の一つであるCoincheckでは、ビットコインの売買が可能です。
コインチェックアプリは初心者でも操作がしやすく、チャート画面も見やすいことで定評があります。投資の初心者でも簡単にアプリでビットコインの取引を行うことができます。
また、ビットコインについては、WEB画面でユーザー同士での板取引も行うことができます。板取引とは、売りたい人と買いたい人の売り注文と買い注文を価格順に並べた板を見ながら取引することです。
板には注文時刻と価格、数量が記載されています。売りたい人の売値と買いたい人の買値がマッチングすると、取引成立となります。
なお、Coincheckは、ビットコインを含めて合計30種類以上の暗号資産を扱っています。ビットコイン以外にも、人気のアルトコインを多数取り扱っているため、分散投資に向いています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)のレバレッジ取引の特徴
ビットコインの取引には、現物取引のほかに「レバレッジ取引」があります。
※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。
レバレッジとは、テコの原理を意味しており、少ない元手で大きな資金を動かせることを指します。レバレッジ取引の特徴としては、以下のような点が挙げられます。
1. 少ない資金で効率よく取引できる
1つ目は「少ない資金で効率よく取引できる」ことです。
少額からでもレバレッジをかけて大きな金額の暗号資産取引を始められるため、資金効率がよいのがレバレッジ取引の魅力といえます。たとえば、1万円しか手元になくても、レバレッジ倍率を4倍に設定すれば、4万円までの取引をすることが可能です。
2. 売り注文からでも取引できる
2つ目は「売り注文からでも取引できる」ことです。
現物取引では買い注文からしか取引できませんが、レバレッジ取引では売り注文からも取引が可能です。売り注文の魅力は、下落相場でも利益を上げることができることにあります。
3. ハイリスクハイリターンである
3つ目は「ハイリスクハイリターンである」ことです。
少ない資金でも取引できるレバレッジ取引ですが、そのぶんリスクも大きくなります。特に暗号資産の場合は価格変動が大きいため、資金に余裕がないとすぐにロスカット(強制決済)され、大きな損失につながります。
そのため、初心者はまずは通常の現物取引に慣れてから、レバレッジ取引の性質をよく理解したうえで始めるようにしましょう。
暗号資産のレバレッジ倍率について
レバレッジ取引をする際は、レバレッジ倍率が設定されます。
レバレッジ倍率は、資金効率のよさを表す反面、リスクの大きさも表しています。レバレッジ倍率について理解しておきたいポイントには、例えば以下があります。
1. レバレッジ倍率は取引所によって異なる
1つ目は「レバレッジ倍率は取引所によって異なる」ことです。
レバレッジ取引ができる取引所のなかでも、レバレッジ倍率は異なります。取引所に口座開設をする前に、自分に合ったレバレッジ倍率を確認しておく必要があります。
なお、今後さらにレバレッジ倍率の上限が引き下げられる可能性もあるため、常にニュースなどの動向には注目しておきましょう。
2. 適切な資金管理が重要になる
2つ目は「適切な資金管理が重要になる」ことです。
レバレッジ取引はハイリスクハイリターンな取引方法のため、資金管理を正しく行う必要があります。特に、レバレッジ取引ではロスカットと呼ばれる強制決済があるため、必ず余剰資金で行うようにし、リスクを踏まえたうえで参加するようにしましょう。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の特徴を押さえた上で暗号資産投資を
暗号資産の代表的な存在であるビットコインには、さまざまな特徴があります。
決済手段としても世界中で利用されつつあるなどの側面がある一方で、ハッキングリスクなども存在します。今後、ビットコインがどうなるのかは誰にも予測できませんが、これから保有を考えている人は、ビットコインの特徴や性質を理解しておくことは重要です。
ビットコインの特徴を踏まえたうえで、まずは暗号資産の取引所に口座を開設し、賢く投資を行いましょう。
リップル(XRP)の取引をこれから始めたいと考えている人のなかには、どのくらいの手数料がかかるのかを知りたい人もいるでしょう。
他の暗号資産(仮想通貨)と比較して、送金手数料が安く送金スピードが早いことが、リップル(XRP)を利用するうえでのメリットの一つです。
ただし、暗号資産の取引所によってはリップル(XRP)の手数料は多少高くなったり安くなったりすることもあるため、取引をする際には注意が必要です。この記事では、リップル(XRP)の取引でかかる手数料についてわかりやすく紹介します。
※手数料は、2023年6月1日時点の金額です。
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手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引1:売買手数料
手数料がかかるリップル(XRP)の取引として、まずは売買手数料が挙げられます。
リップル(XRP)の取引ができるのは、取引所での板取引と販売所での取引です。暗号資産の取引所によって、板取引ができるケースと販売所のみのケースがあります。
板取引や販売所で売買する際に、取引所によっては手数料が発生するため注意しましょう。
手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引2:スワップ手数料
手数料がかかるリップル取引として、スワップ手数料が挙げられます。
スワップ手数料とは、レバレッジ取引の際に生じる取引手数料のことを指します。そのため、現物取引などにはスワップ手数料がかからないことが特徴です。
スワップ手数料は他の手数料と異なり、24時間ごとに手数料が加算されるシステムです。なお、Coincheckのレバレッジ取引は、ビットコイン(BTC)のみで行うことが可能です。
※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。
手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引3:入金手数料
リップル(XRP)を売買する際は、日本円が必要となります。日本円を入金する際には、入金手数料がかかるため注意しましょう。
Coincheckの場合は、入金手数料は無料です。ただし、銀行振込で入金をする場合は、金融機関の振込手数料はユーザー負担となります。
また、コンビニ入金の場合は、3万円未満で770円、3万円以上30万円以下で1018円です。クイック入金の場合は、3万円未満で770円、3万円以上50万円以下で1018円、50万円以上の場合は入金額×0.11%+495円の手数料がそれぞれかかります。
手数料を抑えて入金がしたい方は、銀行振込を選択すると良いでしょう。
コンビニ入金とクイック入金は手数料が発生しますが、入金スピードが早いことが特徴です。それぞれのメリットを理解したうえで入金することが大切です。
手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引4:出金手数料
売却したリップル(XRP)は、日本円に交換することが可能です。
リップル(XRP)を換金する際は、日本円を出金することで手数料がかかります。Coincheckの場合は、日本円の出金手数料は一律407円です。
このように出金する際には手数料が発生するため、取引をしている暗号資産の価格が上昇し、十分な利益が発生してから出金することで利益を確保できます。短期取引を繰り返していると、出金手数料が多額になってしまうケースもありますので注意が必要です。
手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引5:送金手数料
手数料がかかるリップル取引として、送金が挙げられます。
暗号資産を送金する際には、送金手数料がかかることが特徴です。暗号資産ごとに手数料が変わるため、注意しましょう。Coincheckでリップルを送金する場合には、0.15XRPの手数料が発生します。
ただし、Coincheckのユーザー間で送金する場合は手数料が無料となるため、Coincheckのユーザー間で送金のやり取りを行うとメリットがあります。送金する際には、送金先のアドレスや送金したい金額などに誤りがないかチェックしてから行うことが大切です。
また、出金や送金などは、一度取引を完了してしまうとキャンセルできないことが特徴です。送金先や送金額などを間違えないよう確認してから、送金しましょう。
リップル(Ripple/XRP)購入方法・買い方・口座開設の流れを解説
Coincheck
Coincheckの貸暗号資産サービスの利用料について
Coincheckの貸暗号資産サービスを利用すると、手数料ではなく利用料が貰えます。
貸暗号資産サービスとは、Coincheckに一定期間保有している暗号資産を貸し出すことで、利用料がもらえるサービスです。リップル(XRP)だけでなく、Coincheckの取り扱いの全ての暗号資産に対応しています。
暗号資産を貸し出す場合、14日間年率1%・30日間年率2%・90日間年率3%・365日間年率5%となり、長く暗号資産を貸し出すほど年率が高くなることが特徴です。貸出期間が終了することで、利用料が預け入れた暗号資産に加算されて償還されるシステムとなっています。
ただし、Coincheckの貸暗号資産サービスを利用している期間は、価格が上下しても暗号資産を売ることはできないため注意が必要です。貸暗号資産サービスを利用する際には、長期的に保有する予定のある暗号資産を貸し出すようにしましょう。
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手数料から見るリップル取引のポイントとは?
リップル(XRP)を取引する際には、さまざまな手数料がかかることが特徴です。
一回は数十円、数百円の手数料であっても、取引の回数を重ねることで手数料は大きな金額になるケースもあります。手数料がかかるほど儲けも少なくなるため、取引をする場合は総合的な手数料が安い取引所を選ぶ方が良いでしょう。
また、余剰資金のなかから計画的に取引するなどの工夫を心がけることが大切です。暗号資産初心者は、価格が暴落すると焦って暗号資産を売却してしまうケースがあります。
しかし、価格が暴落しているときに手放すと手数料が発生するためほとんど利益が残らないこともあります。数日後に再び価格が急騰することもあったりしますので、短期的な価格の上下に影響されすぎず、取引する際の目安をあらかじめ決めておくのも良いでしょう。
また、2017年12月に暗号資産で得た利益は「雑所得」に分類されるということが発表されました。つまり、暗号資産の取引をする際には、手数料と税金を引いた金額が利益になるということを覚えておく必要があります。
暗号資産(ビットコイン)の税金・計算方法・確定申告を徹底解説【2020年最新】
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暗号資産の取引では手数料と利便性のバランスが大事
どの暗号資産取引所でも、取引をする際には手数料が発生します。
手数料の安さで取引所を選ぶことも大切ですが、取引所の利便性やセキュリティ対策なども選ぶうえでのポイントだといえます。国内のほとんどの暗号資産取引所では口座開設手数料や口座維持手数料はかからないため、いくつかの取引所をアカウント登録して比較してみても良いでしょう。
暗号資産の初心者は手数料や税金などもかかることを考慮したうえで、取引をするように心がけましょう。少額から現物取引を始めれば損失も限定されますが、手数料を引いてしまうとほとんど利益が手元に残らないケースもあります。
まとまった余剰資金がある場合には、長期的に貸暗号資産サービスを利用するなどして賢く資産運用すると良いでしょう。リップル(XRP)で取引をする場合は、手数料と利便性のバランスが良い取引所を選ぶことが大切です。
株や投資信託と並んで、投資対象として注目が集まっているのが暗号資産(仮想通貨)です。
ビットコインをはじめ、リップルやイーサリアムなどのアルトコインも人気を集めています。そんな暗号資産ですが、これから投資を始める人にとって銘柄選びはとても大事なポイントです。
暗号資産には豊富な銘柄がありますので、それぞれの特徴を正しく理解しておくことが賢い取引につながります。そこで今回は、暗号資産の基本的な仕組みと、どのような銘柄があるのか、各銘柄の特徴について解説します。
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目次
暗号資産の基本的な仕組みと銘柄数
1. デジタル通貨
2. ブロックチェーン技術
3. 銘柄数は1000種類以上
初めて登場した暗号資産であるビットコイン(BTC)
1. 初めてつくられた暗号資産
2. 決済手段としても利用されている
3. ほかの暗号資産に与える影響が大きい
ブリッジ通貨としての役割を果たすリップル(XRP)
1. 国際送金の手段として活用が期待されている
2. 開発者がリップル社
3. 世界中の大企業と提携
スマートコントラクト機能を持つイーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)から分岐したイーサリアムクラシック(ETC)
ハーベスティングが特徴的なネム(XEM)
ネムを使ったサービスが登場
ネムの独自機能のハーベスト
ビットコイン(BTC)を補完する役割を目指したライトコイン(LTC)
ビットコイン(BTC)から分岐して誕生したビットコインキャッシュ(BCH)
Microsoftとパートナーシップを結んでいるリスク(LSK)
日本で生まれた暗号資産 モナコイン(MONA)
Coincheck(コインチェック)なら代表的な暗号資産の銘柄の取引ができる
暗号資産の銘柄に詳しくなって投資のチャンスを広げよう
暗号資産の基本的な仕組みと銘柄数
暗号資産は、2009年に運用が開始されたビットコインの誕生から、次第に知名度を上げてきた新しい時代の通貨です。暗号資産の基本的な特徴のなかで、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
1. デジタル通貨
まず「目に見えないデジタル通貨である」ことです。
日本円や米ドルといった紙幣や硬貨が存在する法定通貨とは異なり、暗号資産はネット上に存在し、実物を持たないデジタル通貨という特徴を持ちます。
価格の変動が激しいため、投資対象として見られることも多いですが、今後の技術発展とともに、法定通貨に代わりうる通貨としても期待されています。
2. ブロックチェーン技術
次に、多くの暗号資産は「ブロックチェーン技術を採用している」ことです。
ブロックチェーン技術は、今後様々な業界での活用が期待されている技術であり、暗号資産の根幹をなしている技術の一つです。記録の改ざんや不正がしにくいなどの特徴を持ちます。
また、多くの暗号資産はこのようなブロックチェーン技術を利用することで、従来の決済手段に比べて低コストかつスピーディになっている点が魅力となっています。
3. 銘柄数は1000種類以上
さらに、「暗号資産の銘柄数は1000種類を超える」ことです。
2019年4月時点にて、暗号資産の銘柄数は1000種類を超えており、さまざまな通貨が暗号資産の取引所で取引されています。実際に取引できる通貨数は取引所によって異なりますが、国内の場合には数あるアルトコインのなかから、金融庁によって許可された通貨のみが取り扱われています。
暗号資産には、ビットコインだけでなく、アルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)にもそれぞれの領域で強みを持つ特徴的な通貨が数多くあります。ここからは日本の金融庁登録済の暗号資産の取引所で購入することができる、いくつかの代表的な暗号資産をご紹介します。
初めて登場した暗号資産であるビットコイン(BTC)
暗号資産の代表ともいえる「ビットコイン(BTC)」については、以下のような特徴を押さえておきましょう。
1つ目は「初めてつくられた暗号資産である」こと、2つ目は「決済手段としても利用されている」こと、3つ目は「ほかの暗号資産に与える影響が大きい」ことです。
1. 初めてつくられた暗号資産
ビットコインは、2008年にサトシナカモトという匿名の人物の論文によって、初めて発表された暗号資産です。
ブロックチェーン技術を採用し、マイニングという取引の承認作業によって新規発行されています。中央に管理者がおらず、発行上限は2100万枚と、あらかじめプログラムによって定められています。
2. 決済手段としても利用されている
また、ビットコインは知名度も高く、暗号資産の代表として広く知られていることから、すでに決済手段としても活用されています。実際に電子マネーやクレジットカードなどと同じようにビットコインを使って買い物ができる店舗も増えており、今後の動向が注目されている通貨です。
3. ほかの暗号資産に与える影響が大きい
ビットコインは暗号資産のなかでもっとも時価総額が大きく、多くの通貨の基軸となっています。
そのため、ビットコインの価格変動が、ほかのアルトコインに影響することも多いのが特徴です。これまでも、アルトコインの価格を誘導するかのように価格変動してきたことも少なくありません。
また、ビットコインから派生した暗号資産も多いことから、暗号資産界は今のところビットコインがけん引しているといっても過言ではないでしょう。
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簡単にできるビットコインの購入方法・買い方と口座開設の流れ
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ブリッジ通貨としての役割を果たすリップル(XRP)
アルトコインのなかでも時価総額が高く、実用化が期待されているのが「リップル(XRP)」です。
リップルについては以下のような特徴があります。
1. 国際送金の手段として活用が期待されている
1つ目は「国際送金の手段として活用が期待されている」ことです。
リップルが特に強みとするのが、国際送金です。リップルのXRPは、既存の法定通貨と暗号資産の橋渡し的な役割を持つブリッジ通貨でもあり、送金速度が速いことを特徴としています。
リップルが普及することで、従来の国際送金をスピーディかつ低コストで行うことができるようになるかもしれません。
2. 開発者がリップル社
2つ目は「開発者がリップル社である」ことです。
ビットコインの場合は中央に管理者が不在で、オープンソースのP2P通貨となっています。一方、リップルはリップル社が開発した中央集権型の通貨となっています。
中央集権的であることに対しての批判もあるものの、効率よく開発や普及活動を行えるなどのメリットも持ち合わせています。
3. 世界中の大企業と提携
3つ目は「世界中の大企業と提携している」ことです。
日本においても三菱UFJ銀行などの大手金融機関など、多くの企業がリップルの実験に参加を表明しています。これらの大企業がリップルを活用するようになれば、よりリップルなどの暗号資産が身近な通貨になる日もくるかもしれません。
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スマートコントラクト機能を持つイーサリアム(ETH)
イーサリアムは、暗号資産の時価総額では常に上位に位置しており、市場からの期待値も高い通貨の一つともいえるでしょう。
イーサリアムの特徴としては、「スマートコントラクト機能が搭載されている」ことや、「さまざまな通貨やサービスの基盤となっている」ことなどがあげられます。スマートコントラクトとは、簡単にお伝えすると、契約を自動で実行する仕組みのことです。
ビットコインが通貨としての側面を持つのに対し、イーサリアムは契約をスムーズに行うためのプラットフォームとしての特徴を持ちます。また、イーサリアムは、さまざまな通貨やサービスの基盤にもなっています。
イーサリアムをベースにした新しい暗号資産やシステムなどがすでに多く存在し、それらが普及することで、イーサリアムの知名度もますます上がっていくでしょう。これまでにも、暗号資産を使った資金調達方法であるICO(イニシャルコインオファリング)のプラットフォームとしても使われており、利用の幅を広げています。
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イーサリアム(ETH)から分岐したイーサリアムクラシック(ETC)
イーサリアムに関連したアルトコインとしてあげられるのが「イーサリアムクラシック(ETC)」です。
イーサリアムクラシックの特徴は「イーサリアムから分岐して生まれた暗号資産である」こと、「非中央集権的な暗号資産を目指して誕生した経緯がある」ことなどです。イーサリアムクラシックは、イーサリアムがハードフォークした際に分裂した通貨です。
基本的な機能はイーサリアムと同じものの、セキュリティの改善を目指したりしています。また、イーサリアムの仕様変更に対して異議を唱えた人たちによって実現された通貨のため、イーサリアムクラシックは非中央集権に重きを置いた通貨となっています。
とはいえ、イーサリアムクラシックとイーサリアムは価格面でも連動している傾向が強く、切っても切り離せない関係と言えるでしょう。
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ハーベスティングが特徴的なネム(XEM)
アルトコインのなかでも根強いファンが多いのが「ネム(XEM)」です。「開かれたコミュニティの結束が強い」ことや「ハーベストという仕組みがある」ことなどが主なネムの特徴です。
ネムを使ったサービスが登場
ネムは、金銭的な自由や分散化を理念としており、新しい経済圏の創出を目標としている通貨です。そのため、多くの人に開発される仕組みが整っており、実際にネムを使ったサービスやシステムが続々と登場しています。
また、ファンが多い通貨として知られ、コミュニティの連帯感がしっかりしているのも魅力です。
ネムの独自機能のハーベスト
ハーベストとはネム独自の機能で、一定数以上のネムを保有していることで自動的に報酬としてネムを受け取ることができる仕組みです。
報酬がもらえる点ではビットコインのマイニングに似ていますが、ネムの場合には一定数以上保有して特定のウォレットに預けていれば、誰でも簡単にネムを受け取れます。
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ビットコイン(BTC)を補完する役割を目指したライトコイン(LTC)
ビットコインの技術をベースにして誕生したのが「ライトコイン(LTC)」です。
ビットコインの改良版を目指して生まれたライトコインは、ビットコインよりも送金スピードが速かったりと、より実用性を重視した暗号資産だといえるでしょう。ビットコインが金だとすれば、ライトコインは銀だとよくいわれます。
ビットコインの発行枚数が2100万枚なのに対して、ライトコインは8400万枚です。発行枚数が4倍と多いので、より実用的に使われやすいという側面を持ちます。
また、送金スピードが速いため、ビットコインより決済手段として優れており、ビットコインを補完する存在として期待されています。
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ライトコイン(LTC)の購入方法は?買い方と取引方法を解説
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ビットコイン(BTC)から分岐して誕生したビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインから分岐した代表的な通貨として知られるのが「ビットコインキャッシュ(BCH)」です。
ビットコインキャッシュの特徴としては、「分岐時にブロック容量をビットコインの8倍にした」ことなどがあげられます。ビットコインのブロック容量を1MBから8MBに拡張することで、ビットコインのスケーラビリティ問題の解決を目指しました。
そのため、ビットコインキャッシュは、ビットコインの容量や生成スピードに疑問を感じていた人たちに支持されているのが特徴です。なお、ビットコインからハードフォークして誕生した通貨ではありますが、価格変動はビットコインと連動しやすい傾向があります。
ビットコインと比較しながら、今後の動向を注視したいアルトコインのひとつです。
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)とは?特徴やビットコインとの違いを徹底解説
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ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説
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Microsoftとパートナーシップを結んでいるリスク(LSK)
日本でも知名度の高いアルトコインとして知られるのが「リスク(LSK)」です。
リスクの特徴としては「開発言語としてJavaScriptを採用している」こと、「Microsoftとパートナーシップ契約を結んでいる」ことなどがあげられます。リスクは、イーサリアムと同様にスマートコントラクト機能を備えており、誰にでも開発機会が開放されています。
JavaScriptは、広く用いられているプログラミング言語なので、より多くの人が開発しやすいというメリットがあります。また、リスクの大きな魅力といえるのが、世界的なソフトウェア企業であるMicrosoftとパートナーシップ契約を結んでいることです。
大手企業と連携していることでリスクの普及や知名度の向上が見込まれ、各方面での活用が期待されています。なお、リスクは国内で取り扱っている暗号資産の取引所が限られているため、取引したい場合には慎重に取引所を選ぶようにしましょう。
暗号資産リスク(Lisk/LSK)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説
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リスク(Lisk/LSK)取引の口座開設から購入方法を解説
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日本で生まれた暗号資産 モナコイン(MONA)
モナコイン(MONA)は、日本で初めて作られた暗号資産です。
モナコイン(MONA)は、それまで理論上でのみ提唱されていたSegwit(セグウィット)と呼ばれる技術を、世界で初めて実装した暗号資産です。
モナコイン(Monacoin/MONA)とは?日本生まれの暗号資産の特徴や今後の将来性を解説
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Coincheck(コインチェック)なら代表的な暗号資産の銘柄の取引ができる
アルトコインの購入を検討しているなら、国内の大手暗号資産の取引所Coincheckが便利です。Coincheckの魅力の一つに、取り扱い通貨数の多さがあります。
その数は全部で30種類以上となっています。選べる通貨が多いと分散投資をできるだけでなく、投資の選択肢を広げることができます。
また、Coincheckは取引画面がシンプルなデザインとなっており、特にスマホアプリが使いやすいことから、初心者に人気のサービスとなっています。操作性が高いので入力ミスなどをしにくく、暗号資産を初めて取引する人にも向いているといえるでしょう。
さらに、セキュリティ対策にも率先して力を入れているのも安心できます。2019年1月には金融庁の認可を受け、正式な登録業者となりました。
二段階認証やコールドウォレットでの保管など、一定水準のセキュリティの高さを誇っています。アルトコインの取引を行おうと考えている人は、まずはCoincheckの口座を開設してみるとよいでしょう。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】
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暗号資産の銘柄に詳しくなって投資のチャンスを広げよう
暗号資産取引では、ビットコインはもちろんのこと、多くのアルトコインも売買を行うことができます。
投資のチャンスを広げていくために、こういったアルトコインについても投資を検討されるのも良いでしょう。アルトコインはそれぞれ特徴が異なり、得意分野も違います。
賢く投資をするなら、それぞれの特徴をよく理解したうえで取引に参加するのが基本です。どの銘柄が将来伸びるのかは誰にも予測できませんが、暗号資産の銘柄に詳しくなれば投資の対象もおのずと広がっていくでしょう。
ビットコインと株式は、どちらも値上がり益が期待できるタイプの投資対象です。
両方への投資のための十分な資産があれば問題ありませんが、ビットコインと株式のいずれかに投資する分しか資金がない場合もあります。そんなときは、どちらに投資資金を振り向けるべきかと悩む人も多いでしょう。
ビットコインは500円などの少額から投資ができるなど色々な特徴がありますが、どちらを選択するかにあたっては、両者の違いを理解しておくことが重要です。そこで、ビットコインと株式が異なっている点について解説します。
目次
そもそもビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?
ビットコインと株の違い1. 歴史の長さ
ビットコインと株の違い2. ボラティリティの高さ
ビットコインと株の違い3. 取引時間の長さ
ビットコインと株の違い4. インカムゲインの有無
ビットコインと株の違い5. レバレッジ倍率
ビットコインと株の違い6. 保管方法
ビットコインと株の違い7. 最低投資金額
ビットコインと株の違い8. 発行体
ビットコイン(Bitcoin/BTC)は株価と連動する?
ビットコイン(Bitcoin/BTC)取引で得た利益で株を購入するのも一つの方法
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そもそもビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?
ビットコインは、インターネット上に存在するデジタル通貨です。初めて世に出た仮想通貨として有名で、仮想通貨の代表的な存在だといえます。
日本におけるビットコインの法的位置づけは、支払手段です。2017年の改正資金決済法において、決済時に対価として使える支払手段として位置づけられています。
ただし、日本円やドルのような法定通貨とは違う点も多いです。特に、日本銀行など中央銀行のような通貨発行や通貨システム管理を行う組織が存在しないことが、ビットコインの大きな特徴になります。
ビットコインはあらかじめプログラムによって発行上限が2100万枚と決められており、中央に管理者が存在しないため、国家や政府によってコントロールされることもありません。
そんな新しいデジタル通貨であるビットコインと、古くからある株は一体何が違うのでしょうか。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?初心者にわかりやすく解説
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ビットコインと株の違い1. 歴史の長さ
ビットコインと株式の1つ目の違いは、その歴史の長さです。
ビットコインが誕生したのは2008年でした。サトシナカモトという匿名の人物が論文で提唱した決済システムが、ビットコインの始まりとされています。
ビットコインの歴史は浅く、まだ法整備などが追いついていない状況ではありますが、発展の余地も大きいといえるでしょう。一方、株式市場は約400年もの長い歴史があります。
成熟した市場がすでに存在しており、世界中で多くの人が株式投資に参加していることが特徴です。
ビットコインと株の違い2. ボラティリティの高さ
2つ目の違いは、価格変動の激しさの違いです。
価格変動の激しさのことをボラティリティといいます。株式もビットコインも、数ある投資対象のなかではボラティリティが高いものに分類されます。
しかし、ビットコインの方がボラティリティがより高い状況です。株式市場では、行き過ぎた高騰や暴落を回避するために、一定以上の価格変動が生じると取引を強制的に停止するストップ安・ストップ高の制度があります。
一方、ビットコイン取引においては、ストップ安・ストップ高の制度を取り入れていない取引所が数多く存在しています。そのため、1日で価格が倍になったり、半値になったりする可能性があることには注意が必要です。
ビットコインと株の違い3. 取引時間の長さ
3つ目の違いは、取引可能時間帯です。
ビットコインは、仮想通貨の取引所で原則土日も含めて、24時間365日取引できます。一部、取引所のメンテナンスなどで取引できない時間帯もありますが、休日でも取引できることはメリットといえるでしょう。
例えば、平日昼間は本業が忙しくて取引ができない会社員の方などでも、休日に落ち着いて取引が可能です。
一方、株式市場が開いているのは基本的に平日の昼間だけです。時間帯は、9:30~11:30、12:30~15:00で、一部の私設取引所やPTSなどを除けば、取引できる時間帯は限られます。
平日の昼間は忙しいという人は、株は若干取引しにくいといえるでしょう。
ビットコインと株の違い4. インカムゲインの有無
4つ目の違いは、定期的な収入であるインカムゲインがあるかないかです。
株式を保有している場合、決算状況によっては配当金の支払いがあります。銘柄によって配当の有無や配当利回りは異なりますが、年利回りが数%程度ある銘柄も存在します。
株価の値上がり益以外にもインカムゲインを狙えることは、株式投資の魅力だといえます。一方、ビットコインは保有しているだけで得られる、金利のようなインカムゲインはありません。
基本的には安く買って高く売って売却益を得ることが、利益につながる仕組みになっています。ただし、仮想通貨の取引所Coincheckでは、購入したビットコインをCoincheckに貸し出すことで、ビットコインをもらえる貸仮想通貨サービスを提供しています。
Coincheckの貸仮想通貨サービスは、最大年率5%で、貸出期間は14日間・30日間・90日間・365日間から選択することができます。ビットコインを長期保有する予定のある方は、このようなサービスを利用されるのも良いでしょう。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】
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ビットコインと株の違い5. レバレッジ倍率
5つ目の違いは、レバレッジの倍率です。
レバレッジとは「てこの原理」のことで、投資の世界におけるレバレッジは、少額で大きな金額の取引ができることを指します。ビットコインの場合、一部の経過措置を除き、2019年3月時点におけるレバレッジ倍率は4倍という自主規制が行われている状況です。
一方、株式の場合も、信用取引を利用すればレバレッジ取引ができます。倍率は約3倍です。高いレバレッジで取引すると、大きな利益につながる可能性がある反面、多額の損失を被るリスクも大きくなります。
そのため、レバレッジ取引は初心者にはハードルの高い取引です。また、レバレッジ取引を行う場合は、リスクを理解したうえで、徹底した資金管理を行うことがポイントです。
ビットコインと株の違い6. 保管方法
6つ目の違いは、資産の保管方法です。
ビットコインなどの仮想通貨は、実物が存在せずネット上だけで流通する電子的な存在という特徴があります。仮想通貨を保管するシステムは、ウォレットです。
また、仮想通貨の取引所を利用している場合は、口座開設した取引所に保管されています。一方、株式は、考え方としては株券という現物が存在しているものです。
株券の形で金庫などに保管されることになります。ただし、上場株式は電子化されているため、ビットコインと同じように電子データとして保管される仕組みです。
ビットコインと株の違い7. 最低投資金額
7つ目の違いは、最低投資金額です。
ビットコインは、株式と比較すると少額で投資できるという点が異なります。
仮想通貨の取引所により最低取引数量は異なる場合がありますが、金融庁登録済の仮想通貨の取引所Coincheckでは、500円から取引が可能です。なお、Coincheckではビットコインに限らず取り扱いの全ての仮想通貨が500円から取引可能です。
一方、株式投資を行う場合は、ある程度の自己資金が必要です。1万円以下で購入できる銘柄も中にはありますが、数十万円なければ手に入らない銘柄もあります。
そのため、株式投資を始める場合は、数十万円程度の資金は確保してから始めるのが一般的と言えるでしょう。
簡単にできるビットコインの購入方法・買い方と口座開設の流れ
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ビットコインと株の違い8. 発行体
8つ目の違いは、発行体です。
まず、株には発行会社があります。企業は株式を発行して調達した資金で、事業へ再投資などを行うことで事業を拡大し、利益を生み出していきます。
一方で、ビットコインには発行体が存在せず、ビットコインを管理する会社なども存在しません。ビットコインの場合は、ビットコインそのものが価値を生み出す訳ではなく、市場での価格変動のみが、投資家からすれば収益の源泉となるとも言えるでしょう。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)は株価と連動する?
ビットコインは、価格が割安なときに購入して、割高になったら売却することで利益を得るのが基本になります。そのため、価格変動の特徴を理解しておくことが大切です。
ビットコインと株式の価格は、連動することもあります。株高になるとリスク資金が仮想通貨市場にも流れるなどして、ビットコイン価格が上昇する場合があるのです。
ただし、まったく逆の動きをする逆相関になることもありますし、それぞれの市場の変動要因によって無関係に変動することもありえます。連動するという明確な根拠は、今のところ特にないと考えてよいでしょう。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)取引で得た利益で株を購入するのも一つの方法
また、ビットコインと株式の両方に投資をするという選択肢もあります。
株式投資に必要な自己資金を確保できない場合は、ビットコイン取引で得た利益を貯めて、株式投資に充当することも選択肢の1つです。
投資を行うにあたっては、分散投資を行ってリスク分散を図ることも重要です。仮想通貨はボラティリティが高く価格が安定しないため、比較的価格が安定している金融商品に分散投資を行うのも有効です。
多くの仮想通貨システムの根幹を支えるブロックチェーン技術については世界中の企業が注目していることもあり、将来性が期待されている技術です。今後ブロックチェーンを用いたサービスが世の中に広まっていくにつれて、ビットコインを含む仮想通貨市場もさらに拡大していく可能性もあるでしょう。
少額から始めるならビットコイン(Bitcoin/BTC)取引
ビットコイン投資か株式投資かで迷っている人で、まずは少額から取引を始めたい方は、ビットコイン投資から始めてみるのもよいでしょう。
仮想通貨の取引所Coincheckでは、ビットコインなどの仮想通貨の最低取引金額は500円です。自己資金が十分ないという人でも、ビットコイン投資であればお小遣い程度の金額からでも取引を始められます。
また、少しずつ利益を積み上げれば、株式投資に必要な原資を用意することも可能かもしれません。なお、少額の証拠金を預けてレバレッジをかけることで、自己資金よりも多額の取引を行うレバレッジ取引もありますが、取引に慣れるまでは初心者は現物取引から始めた方が良いでしょう。
ビットコインの特徴や株式投資との違いを理解したうえで、まずは仮想通貨の取引所に口座を開設し、ビットコインの現物取引から始めることを検討されてみてはいかがでしょうか。
電子的な決済手段として利用できる暗号資産(仮想通貨)は、価格が変動するため投資対象としての魅力もあります。
暗号資産は、債権や株式、投資信託などさまざまな投資対象のなかでもリスクは高くなります。その反面、運用によって大きな利益が生じる可能性があります。
暗号資産は500円などの少額から投資が可能ですが、投資元本として100万円用意できれば、十分に資産運用を始めることもできるでしょう。これから暗号資産投資を始める人は、運用のコツを理解しておくことが大切です。
そこで、暗号資産投資におけるポイントやコツ、注意点などについて解説します。
※仮想通貨の税金については、2024年2月13日時点の情報となります。
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暗号資産は今から始めても遅くはない?
代表的な暗号資産であるビットコインは、2017年から2018年の初めにかけて価格が10倍以上に高騰しました。いわゆるバブル状態だったと言われています。
しかし、最高値を付けた2018年の初め以降は価格が伸び悩み、2019年2月時点には最高値の約5分の1の価格にまで下がりました。そのため、バブルがはじけたあとの暗号資産に投資することに不安を感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、暗号資産はビットコインだけではなく、世界中に1000種類を超える暗号資産が存在しているといわれています。その中には、ビットコイン以上に価格が上昇すると期待されている暗号資産も多数含まれています。
将来的に価格が上昇する可能性がある暗号資産を見つけて投資できれば、これから投資を始めても遅いということはありません。
暗号資産の運用を始める前に気を付けること
100万円の投資元本が用意できたら、すぐにでも暗号資産へ投資して運用を始めたいと思うかもしれません。
しかし、運用を始める前に知っておいたほうがよいことがあります。ここでは、暗号資産の運用を始める前に気をつけたほうがよいことについて解説します。
暗号資産投資はギャンブルとは別
投資を始める前に知っておくべきポイントの1つ目は、暗号資産投資はギャンブルではないということです。
暗号資産への投資は、その価格変動の大きさからギャンブルだといわれることもあります。ギャンブルは、運によって勝率が変わることが特徴です。
一方、投資は、市場動向から価格変動を予測し、利益を積み上げる長期的な戦略を持つことで勝率を高めることができる点が異なります。慎重に計画を立てしっかり準備することによって、運任せにせず自らリスクをコントロールできるのです。
暗号資産への投資はギャンブルとは言い切れず、一定のリスク管理が可能な投資であると言えます。確かに、完全にリスクはコントロールできるわけではありませんので運の要素もありますが、それでも暗号資産投資の経験を積み知識を深めれば、勝率を上げていくことは可能です。
他人の話を鵜呑みにしすぎない
2つ目のポイントは、個人的に発信されている投資情報を安易に信じないことです。
暗号資産の世界には、多くのインフルエンサーやトレーダーが思い思いに投資に関する情報を発信しています。投資判断を行う場合、そういった情報を鵜呑みにしてしまうのではなく、投資判断の参考程度として認識しておくことが大切です。
ネット上にあふれる情報の中には、誤った情報も混じっています。他人の情報だけで自らの投資判断を行うのではなく、必ず自ら情報を取得したうえで整理し、どの暗号資産に、いつ投資するのかなどを決めるように心がけましょう。
価格が下がった時に慌てて売らない
3つ目のポイントは、予想外の方向に価格が変動しても慌てて決済しないことです。
暗号資産価格の値動きは、ほかの金融商品などと比較すると激しく変動するという特徴があります。暗号資産を購入して保有している状態で大幅に価格が下がると、価格の下落が継続するのではと不安になり、すぐに売却してしまう人が多くなっています。
しかし、価格変動が激しいということは、暴落したあとですぐに大幅な価格上昇に転じる可能性もあるということです。そのため、価格変動が生じても、焦らずに相場の状況を冷静に見極めることが重要です。
価格変動が一時的なものであれば、しばらく様子を見て上昇トレンドへの転換を待つことも大切になります。
暗号資産はハイリスクハイリターン
暗号資産投資を行っている場合、予想した方向に価格が大きく動けば、リターンも大きくなります。ただし、予想の反対方向の値動きになると、大きな損失を被ります。
つまり、暗号資産投資は、ハイリスクハイリターンの投資だといえるのです。また、投資対象としての安全性についても高いとはいえないでしょう。
暗号資産は、金などのように実物がなく、株式などのように法律に基づく権利証券でもない存在です。最悪の場合は暗号資産そのものがなくなってしまうリスクもあります。
そういった大きないリスクがあるからこそ、うまく取引すれば多額のリターンが得られる可能性があるのです。暗号資産投資を行うにあたっては、ハイリスクハイリターンの取引をしているということを忘れないようにしましょう。
元手100万円で暗号資産の運用を行うコツは?
投資の元手として100万円を用意できた場合、いきなり何の投資方針もなく取引を始めることは避けたほうがよいでしょう。
そこで、100万円で暗号資産を運用する場合のポイントの事例についてご紹介します。
1. 短期でなく長期で勝負する
1つ目のコツは、長期投資で取引することです。
短期取引で利益を出す難易度は高くなります。経験豊富な投資家であれば、チャートによるテクニカル分析や経済指標などによるファンダメンタルズ分析など、高度な知識を駆使すれば、短期でも利益を出せる可能性を高められるでしょう。
しかし、初心者には短期投資はハードルが高いのが現実です。一方、長期投資であれば、何度も頻繁に売買する必要がなく、暗号資産価格の大きなトレンドに沿って投資すればよいため、難易度は下がります。
さらに、100万円あれば、市場動向に左右されず長期間保有を継続する「ガチホ(ガチっとホールドするの略)」戦略を試すという選択肢もあります。
2. 複利を味方につける
2つ目のコツは、複利効果を最大化することです。
複利効果とは、投資元本が生んだ利益を再投資して元本に加算することで、利益が利益を生む状態を作り出すことです。複利効果を使えば、運用資産を増やしやすくなります。
元本が生み出す利益をその都度引き出すと、複利効果は得られなくなります。都度引き出してしまえば、利益率が一定の場合における一定期間に得られる利益はずっと同額です。
一方、複利で運用する場合は、元本だけでなく投資した利益も同じ利益率で稼ぐことができます。利益の再投資によって時の経過とともに元本が増加し、得られる利益は足し算ではなく掛け算で増えていくのです。
暗号資産投資で得た利益は、出金ではなく再投資して複利効果を獲得するのも良いでしょう。複利効果をうまく活用することで、100万円を効率的に増やせることにつながる可能性もあります。
3. 複数の銘柄をチェックする
3つ目のコツは、複数の銘柄に分散投資することです。
初心者の場合、1つの暗号資産だけに資金を集中させてしまうと、予想が外れて通貨価格が暴落すると投資を継続できなくなるリスクがあります。1銘柄に集中する投資方法は、当たれば大きなリターンを得られる反面、リスクも大きいです。
そこでリスクを減らすためには、複数の期待できる暗号資産に少しづつ分散投資する方法が有効です。ただし、過度な分散はリターンの減少につながります。
投資可能資金が100万円であれば、例えば50万円で2銘柄、もしくは、25万円で4銘柄程度に分散すれば、リスクとリターンのバランスをとることも可能です。複数の銘柄を確認し、価格上昇が見込める確率が高そうな通貨を厳選して分散投資するのも良いでしょう。
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アルトコインで時価総額の高い銘柄の事例
ビットコイン以外の暗号資産のことをアルトコインといいます。
多数のアルトコインが存在していますが、そのなかでも時価総額が大きく、日本でも知名度の高い3つのアルトコインについて簡単にご紹介します。
1. リップル(XRP)
1つ目は、リップルです。
リップルは、ビットコインなど多くの暗号資産で使われているブロックチェーン技術が使われていないという特徴があります。
ブロックチェーンの代わりに採用されている技術は「XRP Legder(リップル・レジャー、リップル分散台帳)」という決済プロトコルです。リップルは、このプロトコルを採用したことによって、優れた決済スピードを実現しています。
また、送金手数料も低く抑えられるため、既存の国際送金などよりも低コストでの送金ができる点が大きな強みです。そのため、国際送金や銀行間送金などで、さらなる利用拡大が期待されています。
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2. イーサリアム(ETH)
2つ目は、イーサリアムです。
イーサリアムは、通貨名であると同時に、ブロックチェーンを使ったプラットフォームの名称でもあります。ブロックチェーンとは、簡単にお伝えすると暗号資産の取引データを記録する技術です。
また、イーサリアムには、スマートコントラクト機能も実装されています。スマートコントラクトは、ブロックチェーン上で自動的に取引条件を判断して契約を実行できる機能のことです。
さらに、イーサリアムのプラットフォームを活用した資金調達手法である、ICO(イニシャルコインオファリング)の事例も多くなっています。イーサリアムは、暗号資産としてだけでなくブロックチェーンを活かしたプロジェクトにも数多く採用されている状況にあります。
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3. ビットコインキャッシュ(BCH)
3つ目は、ビットコインキャッシュです。
ビットコインキャッシュは2017年8月に誕生したコインで、ビットコインからのハードフォークによって登場しました。ハードフォークとは、暗号資産の分岐を表す用語です。
ビットコインキャッシュの特徴は、ビットコインの課題の解決を目指していることです。ビットコインとは共通している機能も多いですが、取引データを格納するサイズを拡大するなどの取り組みを行っています。
誕生当初から市場から注目されていることもあり、今日まで高い時価総額を保っています。
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暗号資産の運用における税金について
暗号資産の運用によって利益が生じた場合は、税金がかかります。
そのため、運用を始める前に、暗号資産の税制についても理解しておくことが大切です。ここでは、暗号資産取引で得られた利益に関する課税について解説します。
暗号資産は確定申告が必要
暗号資産取引で生じた所得がある場合は、原則として確定申告が必要です。
ただし、給与所得者については、給料やボーナス以外の所得が20万円以下であれば原則申告不要とされています。20万円を超えた場合は、自営業などと同様に、確定申告が必要です。
個人が得た所得は10種類に分類されことになっており、暗号資産の所得はその中の雑所得に該当します。暗号資産取引で課税されるタイミングは、売却による円などへの交換や暗号資産同士との交換、商品などの購入時です。
基本的には、取得したときと手放した時の差額が雑所得となります。購入後、保有しているだけの場合は、含み益が生じていても課税されず、申告する必要はないことも念頭に置いておきましょう。
※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。
暗号資産(ビットコイン)の税金・計算方法・確定申告を徹底解説【2020年最新】
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利益の一部は税金となる
暗号資産で得た利益は、課税対象です。
しかし、取引により生じた利益は、再投資や円への交換、商品の購入などで使ってしまいたくなるものです。しかし、あとで課税された税金を支払う必要があることは念頭に置いておきましょう。
たとえば、前年に価格高騰によって大きな利益を手にして全額再投資し、当年に入って暴落が生じたとします。この場合、前年の所得に対する納税分は、当年の価格の値下がりによって消滅してしまうリスクがあります。
こうなると、納税資金の捻出が難しくなる可能性があります。そういった事態にならないように、資金管理はしっかりと行っておくことが大切です。
暗号資産の中には将来性が期待されている銘柄が数多く眠っている
暗号資産の元祖はビットコインですが、今ではビットコイン以外にも数多くのアルトコインがあります。また、新しい通貨も誕生し続けている状況です。
それらの暗号資産のなかには、将来における価値上昇や利用拡大などが期待されている通貨もあります。暗号資産投資を始めるには遅すぎるのではないかと心配している人にも、まだまだ将来性がある暗号資産を見つけるチャンスが残されているのです。
今から始めても決して遅くはないため、まずは金融庁登録済の暗号資産の取引所に口座開設をすることから始めるのが良いでしょう。
60代はまだまだ働ける年代ですが、定年になって老後生活に入る人もいます。そうなると心配になるのは、老後資金です。
また、働き続ける場合でも、60代であれば老後資金は切実な問題です。十分な余裕資金があって老後は安泰という人も少ないかもしれません。
老後の収入の中心は公的年金ですが、それ以外に貯蓄や投資などで不足分を補うことも必要になるかもしれません。そこで、老後資金の問題を解決する可能性のある選択肢の1つとして、暗号資産(仮想通貨)投資について解説します。
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目次
老後に必要なお金は3000万円?
年金だけで生活するのは大変?
老後資金を増やすための方法の例
1. iDeCo(イデコ)
2. 個人向け国債
3. 定期預金
4. 投資信託
5. 株式投資
投資商品として注目される暗号資産
1. 価格変動幅が大きい
2. 好きな時に取引できる
3. 少額から始められる
60代から暗号資産投資を始めるメリット
1. 老後資金への充当
2. リスク分散
暗号資産投資の注意点を理解しておくことも大切
1. 詐欺被害に注意
2. 余剰資金で投資する
暗号資産取引所の選び方
1. 使いやすさ
2. セキュリティ
3. 手数料
4. サーバーの安定性
5. 流動性の高さ
暗号資産取引の始め方
まずは暗号資産の情報収集をしてみては?
老後に必要なお金は3000万円?
一般的に老後の暮らしに必要になるお金は、世帯あたり3000万円程度だといわれています。
退職しても支出が劇的に減るわけではなく、さまざまな費用がかかります。場合によっては、医療費や介護費用は相当な額になるケースもあるでしょう。
医療保険などで賄える分があったとしても、多額な支出につながる可能性が高いです。また、生活していくためには食費が必要です。
さらに、住宅関連もリフォームなどで支出がかさむケースもあります。政府発表の統計によると、高齢者の夫婦世帯・単身者世帯は、ともに家計が赤字になっているのが現状です。
高齢になってから資金を手当てするのは大変ですので、あらかじめ対策を講じておく必要がある場合もあるでしょう。
年金だけで生活するのは大変?
原則として65歳になると、公的年金を受給することになります。
老後における収入の柱となるのが公的年金です。しかし、公的年金だけで生活することは難しいケースも多いでしょう。
公的年金には、全員に共通の国民年金、会社員などの勤労者だけが対象の厚生年金の2つがあります。厚生労働省が公開している「平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」という報告書によるによると、国民年金支給額は、平均月額5万5000円、厚生年金は14万7000円です。
たとえ両方を受給できても、すべての支出を賄えない可能性があります。また、厚生年金がない自営業などの場合は、さらに資金不足が顕著です。
厚生年金の受給開始年齢は、生年月日によって65歳前から受給できるケースもありますが、男性は2025年度、女性は2030年度にすべて65歳受給開始になります。そうなると、60歳で定年退職した場合、65歳までの収入が途絶える事態になるのです。
そのため65歳以降はもちろん、60~65歳の資金対策をしっかり講じておくことは大切です。
老後資金を増やすための方法の例
60歳代でもできる老後資金作りの方法には、いくつかの候補があります。
1. iDeCo(イデコ)
例えば1つ目は、iDeCo(イデコ)です。
iDeCo(イデコ)は資金を拠出して運用し、老後に年金を受け取る仕組みになっています。以前は60歳までの拠出でしたが、法改正により65歳まで拠出可能になっています。
2. 個人向け国債
2つ目は、個人向け国債です。
銀行預金金利より少し高い利回りとなっています。国が元本を保証しているため、リスクが低いことが特徴です。
3. 定期預金
3つ目は、定期預金です。
定期預金は元本保証の商品であるため、利回りは高くはありませんが、コツコツと資金を貯めることができます。定期預金にすることによって、むやみに預金を使ってしまうリスクも回避できるでしょう。
4. 投資信託
4つ目は、投資信託です。
株式や債券などの金融商品がパッケージになっているような金融商品です。元本保証はありませんが、商品によってはリスクがそこまで高くないものも存在します。
5. 株式投資
5つ目は、株式投資です。
株価が安い時に購入し、株価が高くなった時に売却することができれば、キャピタルゲインを得ることができます。ただし、株式投資はリスクも高いため、損失を被るリスクもあります。
いずれの方法にせよ、60代以上の方は無理のない余剰資金の範囲内で投資を行うことがポイントです。
投資商品として注目される暗号資産
今では投資する対象は、国債や株式、投資信託などだけでなく、暗号資産という選択肢もあります。
60代でも投資が可能なため、近年世間の注目を集めているのが暗号資産です。注目されている主な理由には、例えば以下が挙げられます。
1. 価格変動幅が大きい
1つ目の理由は、暗号資産は価格変動幅が大きいため、短期間で大きな利益を上げられる可能性があることです。
価格変動幅の大小のことをボラティリティといいますが、暗号資産はボラティリティが高いことが特徴です。1日で価格が大きく上昇することも珍しくないため、購入タイミングがよければ短期間で利益を上げられる場合もあるでしょう。
2. 好きな時に取引できる
2つ目は、いつでも好きな取引できる自由度の高さです。
例えば、株式投資などは取引できる時間帯が決まっていますが、暗号資産は暗号資産の取引所のメンテナンスなどの時間帯を除き、原則24時間365日取引できます。平日は取引する時間がない方であっても、土日に取引を行うことが可能です。
3. 少額から始められる
3つ目は、暗号資産は数百円などの少額から始められることです。
金融庁登録済の暗号資産交換業者であるCoincheckでは、取り扱いのすべての暗号資産を、500円から購入することができます。
60代から暗号資産投資を始めるメリット
60代からでも、暗号資産を始めるのは遅くはないです。60代から暗号資産投資を始める主なメリットには、例えば以下が挙げられます。
1. 老後資金への充当
1つ目は、暗号資産投資によって利益が得られた場合は、その利益を老後資金に充当できることです。
株式投資や投資信託への投資などと同様に、暗号資産への投資によって資産を増やすことができる可能性があります。ただし、もちろん投資に失敗した際には損失が発生しますので、取引は慎重に行う必要があります。
2. リスク分散
2つ目は、リスク分散できることです。
すでに投資をしている人は、分散投資を行うことで、一時に多額の損失を被るリスクを抑えることができます。暗号資産は他の金融商品とは性質の違う投資対象でもあるため、その分散先候補として使えるでしょう。
暗号資産投資の注意点を理解しておくことも大切
色々とメリットのある暗号資産投資ですが、60代から暗号資産取引を行う場合は、暗号資産の注意点を理解しておくことも重要です。主な注意点には、例えば以下が挙げられます。
1. 詐欺被害に注意
1つは、詐欺による被害が増加していることです。
詐欺被害を避けるためにも、暗号資産取引を行う場合は、金融庁登録済の暗号資産交換業者が運営している暗号資産の取引所に口座を開設しましょう。また、そこで扱われている暗号資産を選んで取引しましょう。
2. 余剰資金で投資する
もう1つは、例えば退職金のすべてを暗号資産投資に回さないことです。
暗号資産への投資はリスクがありますので、余剰資金の範囲内での投資が大切です。自らリスクを調査し、老後生活に支障がない範囲で投資するようにしましょう。
暗号資産取引所の選び方
暗号資産取引を始めるためには、暗号資産の取引所に口座開設が必要です。
暗号資産の取引所は複数あり、それぞれ特徴が異なっています。取引所選びを行う場合は、例えば以下のようなポイントに注意して選択するのもよいでしょう。
1. 使いやすさ
1つ目は、使いやすいかどうかです。
操作性が悪いと取引に支障をきたします。また、取引画面の視認性も大事です。
2. セキュリティ
2つ目は、セキュリティです。2段階認証や顧客資産の分別管理など、セキュリティがしっかりしている取引所を選びます。
3. 手数料
3つ目は、手数料です。手数料が安ければ、手元に残る資金は多くなります。
4. サーバーの安定性
4つ目は、サーバーの安定性です。取引量が増えても安定的に稼働するかどうかがポイントになります。
5. 流動性の高さ
5つ目は、流動性の高さです。
流動性は取引量の多さだと理解すればよいでしょう。取引量が多ければ取引が成立しやすくなります。
暗号資産取引の始め方
国内の大手暗号資産取引所の1つであるCoincheckでは、初心者でも簡単に口座開設が可能です。
Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。
1.アカウント作成をする2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
Coincheck
まずは暗号資産の情報収集をしてみては?
老後資金にはそれなりのお金が必要です。
そのため、できるだけ多く用意できれば大きな安心につながります。老後資金対策としては、貯金や節約だけではなく、投資で増やすことも必要になるかもしれません。
投資対象候補の1つとして暗号資産を選択した場合は、しっかり情報を集めることも大切です。特に取引所選びや取引対象通貨選びにおいては、納得できるまで検討しましょう。
メリットだけでなくリスクなどもきんと理解した上で、暗号資産の取引を開始することをおすすめします。
「ブロックチェーンってよく聞くけど、どういう仕組みなの?」 最近、暗号資産(仮想通貨)の取引を始めた方や、興味を持った方の中には、そのような疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか? ブロックチェーンとは、ビットコイン(BTC)をはじめとする多くの暗号資産で採用されている情報を記録・管理するための技術です。ブロックチェーンは、暗号資産の枠を超えて、さまざまな取引を自動化・効率化するなど、多くの可能性を秘めています。 ここでは、ブロックチェーンの基礎知識とメリット・デメリット、その可能性について解説します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ブロックチェーンとは? ブロックチェーンの4つの特徴 P2P(ピアツーピア)ネットワーク 暗号技術 PoW(プルーフ・オブ・ワーク) スマートコントラクト ブロックチェーンの種類 パブリック型 プライベート型 コンソーシアム型 取引情報が記録されるまでの流れ トランザクション:取引情報の生成 マイニング:データの検証と記録 ビットコイン(BTC)におけるブロックチェーンの3つのメリット 改ざんが非常に難しい 管理運用コストが安い システム全体としての安定性が高い ビットコイン(BTC)におけるブロックチェーンの3つのデメリット 時間あたりの取引数が少ない スケーラビリティ問題を抱えている 関連法規の未整備 ブロックチェーンの分岐とは? ブロックチェーンの活用事例 地方自治体 金融(貯蓄、送金、証券取引、資金調達など) 認証(本人確認、著作権管理、公証など) 公共サービス(各種申告、納税、投票、医療など) エンターテイメント 不動産 ブロックチェーンに関するQ&A Q:ブロックチェーンとは何ですか? Q:ブロックチェーンの特徴を教えてください。 Q:ブロックチェーンにはどのような種類がありますか? Q:ブロックチェーンにはどんなメリットがありますか? ブロックチェーンのまとめ ブロックチェーンとは? ブロックチェーンは一言でいえば情報を記録・管理するための技術です。ひとまとまりの情報をまとめ、それを次から次へと鎖のようにつないでいく構造を持つことから、ブロックチェーンと呼ばれます。 日本語では「分散型台帳技術」ともいわれます。分散型台帳技術を解説すると、「台帳」はお金のやりとりを記録したもので、「分散」は文字どおりあちこちに分けて保管しておくことを指します。 通常、台帳といえば会計帳簿や賃金台帳、住民基本台帳や登記簿などが挙げられ、これらは企業や地方自治体、国といった特定の組織が管理をしています。一方でブロックチェーンには特定の管理者はおらず、台帳の全部、あるいは一部を、暗号資産を取り扱う参加者全員が共有し、保存・管理しているのです。これが分散型台帳であり、ブロックチェーンは、誰が、いつ、どのような情報を台帳に書き込んだのかを明確にして共有し、偽造できないような形で保存・管理する技術になります。 ブロックチェーンの4つの特徴 さまざまな最先端技術が駆使されているブロックチェーンは、情報の改ざんやハッキングなどに対する耐久性が高い情報管理技術と言われています。実際に、世界で初めて開発された暗号資産であるビットコイン(BTC)で利用されているブロックチェーンは、これまで一度も改ざんやハッキングの被害を受けたことがありません。 ここではブロックチェーンの安全性や利便性の高さを裏付ける、4つの代表的な特徴についてご紹介します。 1.P2P(ピアツーピア)ネットワーク ビットコインなどのブロックチェーンでは、情報の管理にP2Pネットワークを採用しているため、安全性が高いと言われています。 P2Pネットワークとは、複数のノード(node)がデータを分散して情報共有するシステムのことです。ノードとは、「ビットコインなど、特定の暗号資産のネットワークに接続したコンピュータ端末」のことで、peer(ピア)とも呼ばれています。 意味合いとしては、先ほどご紹介した「分散型台帳技術」と同じなので、P2Pは分散型台帳技術の英語での呼び方と思っていただけると分かりやすいでしょう。 従来のクライアントサーバシステムでは、サーバが故障するなどしてダウンすると、システム全体が停止してしまうという問題があります。 しかし、P2Pネットワークを利用している場合は、複数のコンピューターがデータを分散して管理しているため、たとえサーバーの1つがハッカーによる攻撃によってダウンしたとしても、全体に問題は起こらなくなっています。 ハッカーによってデータのファイルが失われた場合でも、他のサーバにデータが保管されているため、再び復元することも可能です。多くのユーザーのコンピューターにデータが分散して保存されることで、リスクも1カ所に集中せずに分散されます。 このように、P2Pネットワークを採用しているブロックチェーンは、ユーザーが相互に監視しあう分散型のシステムになっており、これまでの中央集権型のシステムとは異なる特徴を持っています。 2.暗号技術 ビットコインのブロックチェーンが安全と考えられる理由として、暗号技術が導入されていることも挙げられます。 暗号技術とは、データの内容を第三者にわからない形式に変換し、その変換したデータを元に戻すための技術のことを指します。暗号技術は、公開鍵と秘密鍵の2つを利用してデータをやり取りすることが特徴です。公開鍵と秘密鍵はペアになっており、暗号化したデータはこの2つがないと複号できない仕組みになっています。 公開鍵は第三者にも公開されますが、暗号の解除は秘密鍵がないと行うことができません。そのため、秘密鍵さえ盗まれなければ、暗号資産の安全性は確保されますが、逆にいうと秘密鍵は厳重に管理することが大切です。 秘密鍵を万が一第三者へ渡してしまった場合、データを漏えいさせてしまったり、暗号資産が盗まれてしまう可能性があります。 3.PoW(プルーフ・オブ・ワーク) ビットコインのブロックチェーンが安全と考えられる理由として、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムが導入されていることも挙げられます。 Powとは、簡単にお伝えすると、取引の承認システムを指します。ビットコインの場合、ブロックチェーンへブロックを追加するためには、非常に難解な計算問題を解く必要があります。 こちらの計算作業(取引の承認作業)のことをマイニングと呼び、マイニングが最初に成功した人には、報酬としてビットコインが与えられる仕組みになっています。いち早くマイニングに成功するためには、膨大な計算作業を高速に行うことができる高性能なコンピューターの導入が必要です。 そのため、今では個人がビットコインのマイニングで成功することは難しい状況となっています。また、1つのブロックを改ざんしようとした場合、その後のブロックも改ざんする必要があるため、不正するには多くの手間と時間を要します。 これにより、ビットコインのブロックチェーンは非常に改ざん困難な仕組みとなっています。 暗号資産のPoWとは?仕組みや種類・代表例なども紹介 Coincheck 4.スマートコントラクト スマートコントラクトとは、人の手を介さずに契約内容を自動で実行してくれる仕組みのことです。ブロックチェーン技術が利用されているため、「契約内容が改ざんされない」「中央管理者を介在させず、契約内容が自動で実行される」という2つの条件を満たすことができます。 このように、第三者を介さずに契約プロセスを自動化できるので、取引期間の短縮化や人件費の削減などを実現できるのが、スマートコントラクトの最大のメリットです。 ただし、スマートコントラクトは、すべての暗号資産が実装している機能ではありません。よく知られたところでは、イーサリアム(ETH)がこの機能を実装しています。ブロックチェーンの可能性に注目した人々の手によって、すでにさまざまなサービスが生み出されています。 スマートコントラクトとは?仕組みやイーサリアム(ETH)との関係を解説! Coincheck ブロックチェーンの種類 ブロックチェーンには、主に以下の3つの種類があります。 パブリック型プライベート型コンソーシアム型 それぞれどのような特徴があるのか、順番に見ていきましょう。 パブリック型 パブリック型のブロックチェーンは、中央に管理者がおらず、不特定多数のユーザーによって管理されているブロックチェーンです。 取引の仲介者がおらず、透明性のあるデータがインターネット上に公開されていることが特徴です。そのため、パブリック型のブロックチェーンは、オープン型のブロックチェーンといわれることもあります。 パブリック型のブロックチェーンは他の種類のブロックチェーンと比べて安全性が非常に高いという特徴があります。その反面、ブロックチェーン上に新しい情報を書き込むためには多くの処理と時間を要するというデメリットがあります。 プライベート型 プライベート型のブロックチェーンは、個人や単独の組織などで管理され、ルール変更が容易であり、取引承認スピードも速いことが特徴です。パブリック型のブロックチェーンが持っている「処理速度が遅い」という問題がない反面、透明性は低いという特徴があります。 プライベート型のブロックチェーンでは、情報は外部に公開されないためプライバシーが確保され、閉じたシステム内でブロックチェーンにデータを格納できます。このような特徴から、プライベート型は一般企業や金融機関による利用が想定されており、許可型(パーミッション型)のブロックチェーンとも言われています。 コンソーシアム型 コンソーシアム型のブロックチェーンは、複数の組織やグループなどによって管理されているブロックチェーンです。コンソーシアム型は、分散性、安全性、処理速度の全てにおいて、パブリック型とプライベート型との中間の性質を兼ね揃えています。より具体的にいえば、コンソーシアム型は単一の組織ではなく複数の組織やグループによって管理されているため、プライベート型に比べて高い分散性と安全性が備わっています。一方で、パブリック型とは異なり参加者を限定しているため、プライベート型のような速い処理速度も備えています。このような特徴から、コンソーシアム型のブロックチェーンは同業の複数企業が協力してつくるブロックチェーンへ活用されています。 取引情報が記録されるまでの流れ ブロックチェーンでは、取引が発生するとその情報が生成・検証され記録されていきます。そのプロセスを、簡単にご説明しましょう。 トランザクション:取引情報の生成 まずは、「トランザクション」と呼ばれる、取引情報を生成する作業が行われます。 例えば、AさんがBさんに1BTCを送金するというトランザクションを生成します。あらかじめ登録している秘密鍵を使って署名すると、ネットワークに接続している、ほかのノードがその内容を確認していきます。 ここで問題が見つかった場合には、そのトランザクションは廃棄され、その先の処理は行われません。 マイニング:データの検証と記録 トランザクションに問題がなければ、暗号資産取引の参加者によって、取引データが検証されます。 そしてデータの内容や記録の手順に問題がなければ、ひとかたまりのブロックとしてブロックチェーン上に連結され、記録されます。これが「マイニング(採掘)」と呼ばれる作業で、検証する人を「マイナー(採掘者)」と呼びます。 マイナーは検証する作業の報酬として、決まった額のビットコインを受け取ります。そして、マイニングが完了した段階で初めて、AさんからBさんへの「1BTCの送金」が実行されます。 暗号資産のマイニングとは?仕組みと実践方法を初心者向けに解説! Coincheck ビットコイン(BTC)におけるブロックチェーンの3つのメリット ビットコインに使われているブロックチェーンには、主に以下のような3つのメリットがあります。 1.改ざんが非常に難しい2.管理運用コストが安い3.システム全体としての安定性が高い 1.改ざんが非常に難しい 1つ目のメリットは「改ざんが非常に難しい」ということです。なぜビットコインに使われているブロックチェーンは改ざんが難しいのか、その仕組みを簡単に説明します。 ブロックチェーンは、ひとまとまりのデータが鎖状に連なったものですが、その連結部分には「ハッシュ値」という特殊な文字列が使われています。 そして、ブロックの中の情報を改ざんすると、このハッシュ値がまったく違うものに書き換わってしまい、世界中のノードによって、すぐに改ざんしたことがわかります。 さらに重要なことは、「それぞれのブロックは、自分の1つ前のブロックのハッシュ値を情報として持っている」ということです。改ざんによってあるブロックのハッシュ値が変わってしまったら、次に連なるブロックにも手を入れて、書き換わったハッシュ値に合致するようにしなくてはなりません。 これは単に「文字列を打ち換える」という簡単な作業ではなく、高度な計算を繰り返し、ようやくできることです。たとえそれができたとしても、さらにその次のブロックも…と、延々と作業を続けなくてはならないのです。 それが途方もない作業だということは、理解できるでしょう。ブロックチェーンのこうした特性によって、ビットコインのセキュリティが保たれています。 ただし、記録を確認・検証してブロックをつないでいくマイナー(採掘者)たちが結託し、全体の過半数を占めるほどの計算能力を持ったなら、ブロックチェーンに対するさまざまな攻撃が理論上は可能です。 これは「51%攻撃」と呼ばれるものですが、現実的にそれを実行することは、極めて難しいとされています。 2.管理運用コストが安い 2つ目のメリットは「管理運用コストが安い」ということです。すでにご説明したように、ブロックチェーンは複数のノードによって、データが保存・管理されています。 これを一元管理するとしたら、莫大なコストがかかります。サーバーだけでも相当な容量が必要ですし、その後の保守や管理費も含めたら、膨大なコストになります。 しかし、世界中のノードが分散管理すれば、そうした費用がかかりません。ビットコインを日常的に使っているユーザー、暗号資産取引で利益を狙う投資家、ブロックを作りチェーンを伸ばしていくマイナーなど、ビットコインに関わるあらゆる人たちが、少しずつマシンパワーを提供することで、情報が保存・管理されるのです。 これは、分散管理ならではの、大きなメリットです。そのため、ビットコインは、送金手数料を低く抑えることができます。 特に海外送金の場合に有利に働き、ビットコインは金融機関よりも遥かに安い手数料での取引が可能です。 3.システム全体としての安定性が高い 3つ目のメリットは「システム全体としての安定性が高い」ということです。これは、ブロックチェーンが分散管理されていることに由来します。 集中管理型の場合、何らかのトラブルでメインシステムが止まってしまったら、取引全体が停止してしまいます。通常は、安全策としてサブシステムを用意しておくものですが、コストを考えればそれにも限界があります。 ところが分散管理型ならば、どこかに不具合が起こっても、全体が止まるということがありません。あるマイナーがマシントラブルを起こし、ブロックの生成がまったくできなくなったとしても、ほかのマイナーが作業すれば、次々とブロックが作られることになります。 システム全体の安定性は、取引の信頼性を大きく左右します。その意味では、世界中のノードによって支えられているブロックチェーンには、大きな安定感があるといえます。 実際に、ビットコインは2009年に取引が始まってから、これまで一度もシステムが停止したことはありません。 ビットコイン(BTC)におけるブロックチェーンの3つのデメリット 数々のメリットを持つ半面、ブロックチェーンには次のような3つのデメリットもあります。 1.時間あたりの取引数が少ない2.スケーラビリティ問題を抱えている3.関連法規の未整備 ビットコインの取引を行う人は、デメリットについても把握しておきましょう。 1.時間あたりの取引数が少ない 1つ目のデメリットは「時間当たりの取引数が少ない」ことです。ビットコインの場合、1つのブロックを生成するために約10分かかります。つまり理論上では、AさんがBさんに1BTCを送金すると、その取引が承認されて実際に送金されるまで10分かかる、ということになります。 また、ビットコインは、1つのブロックの記録容量が小さいこともあって、現状、ビットコインがさばけるトランザクション(取引)の数は、1秒間に7件ほどといわれています。 こうした課題を解決するため、メインのブロックチェーンから分岐する「サイドチェーン」を作ったり、ブロックチェーンの外側で取引を繰り返して最終的な結果だけをメインチェーンに記録する「オフチェーン」の手法を使ったりして、取引速度を上げる対策が進められています。 2.スケーラビリティ問題を抱えている 2つ目のデメリットは「スケーラビリティ問題を抱えている」ということです。スケーラビリティ問題とは、ビットコインの取引量が増えることによって送金に時間がかかったり、送金要求が承認されなかったり、取引手数料が高騰するといった一連の問題のことを指します。 ビットコインが登場した当初、取引量はまだ微々たるものでした。エンジニアたちのあいだで、半ば趣味のように、あるいは実証試験のように取引されていたのです。しかし、ビットコインが世間に知られるようになり、その可能性に多くの人々が注目するようになると、取引量は急速に増えてスケーラビリティ問題を抱えるようになりました。 取引の遅延が起こり、早く処理するために手数料が高額になりやすく、それを嫌って利用者が離れていくリスクもあります。 取引量が増えることへの対応は、ビットコインにとって大きな課題なので、さまざまな対策が打ち出され、試行錯誤が行われています。 3.関連法規の未整備 3つ目のデメリットは「関連法規がまだ整備されていない」ということです。 ビットコインをはじめとする暗号資産は、まだまだ新しい技術です。ブロックチェーンを使った多くの実験的な改良がなされ、その技術を活かした多種多様なサービスが世界中で生み出されています。そのため、法律が追い付かずに、未整備の状況が発生しやすくなります。 日本では、2017年4月1日に施行された「改正資金決済法」によって、暗号資産として暗号資産が定義され、その後も金融庁を中心に、法整備や業界の健全性確保など、行政としての動きが続いてきました。 しかし、ブロックチェーンを利用した新たなサービス、新たなビジネスを起こしたとしても、それが法的に問題ないかどうかという懸念は、常に残ります。日本では合法だとしても、ほかの国では違法とされるケースもありえます。 ブロックチェーンの関連技術とそこから生まれるサービスの法的整備は、今や世界各国の課題にもなっています。 Coincheckの無料登録はこちら ブロックチェーンの分岐とは? ひとつながりのブロックチェーンが分岐することもあります。意図的に行われる分岐としては、まずバージョンアップを目的としたもの。もうひとつは、新たな暗号資産を作るためのものです。 ビットコインは、過去にどちらの分岐も経験しています。それによって、「Segwit」や「P2SH」といった機能が実装され、「ビットコインキャッシュ」や「ビットコインゴールド」などの新たな暗号資産が生まれました。こうした分岐は、今後も必要に応じて行われることでしょう。 ビットコインキャッシュ(BCH)の今後はどうなる?注目する理由5つの理由と特徴を基礎から解説!! Coincheck ブロックチェーンの活用事例 ビットコインをはじめとした暗号資産にとどまらず、ブロックチェーンは多方面に応用され、多種多様なサービスを生み出しています。 その多くは、改ざんへの強さやスマートコントラクトの機能が活用されており、その広がりはとどまるところを知りません。それらブロックチェーンの活用例のいくつかを分野ごとにご紹介しましょう。 地方自治体 ブロックチェーン技術は、既に多くの地方自治体で活用・実証実験が行われています。例えば証明書や市民証、契約書などのデータを電子化してブロックチェーンで管理すれば、強固なセキュリティによる改ざん防止が実現できます。さらにブロックチェーンを活用することでハンコレス化やデジタル化を目指し、地方創生を積極的に推し進めようと活動する地方自治体も存在します。 契約事務のデジタル化「長崎県長崎市」 参考:長崎市理財部契約検査課「長崎市電子契約システムの実証実験について」 2021年9月、長崎市は東芝デジタルソリューションズ株式会社とブロックチェーンを活用した契約事務のデジタル化に関する連携協定を締結しています。東芝デジタルソリューションズ株式会社が長崎市に導入している電子調達システムとブロックチェーンを連携させ、電子契約システムを構築しました。 契約事務手続きの効率化とコロナ禍における接触機会の削減を目的として導入実験を行っており、電子契約システムを通じて決済記録や届出の申請など社会全体のデジタル化を促進することが期待されます。 吉本興業とコラボした地方創生型メタバース「兵庫県養父市」 吉本興業株式会社との連携協定のもと、養父市はメタバース「バーチャルやぶ」をオープンしました。 メタバース内において、市内の観光名所やかつて栄えた明延鉱山のワールドなど体験型コンテンツを用いて市の魅力を発信しています。また、メタバース上には養父市役所も再現されており、「メタバース市民証」なるものも発行することが可能です。 地域の魅力発信に加えて、人々の交流拠点を設ける観点からもつながりの創出が期待されます。 参考:メタバース「バーチャルやぶ」オープン | 養父市公式ホームページ ブロックチェーンと地方自治体・企業。身近な活用法や導入例を解説! Coincheck 金融(貯蓄、送金、証券取引、資金調達など) 暗号資産による送金は、金融機関を介さないため手数料が非常に低く、しかも24時間機能しますから、すでに海外為替取引などに活用されています。 また、株券などの有価証券を電子データ化し、ブロックチェーンで管理すれば、高いセキュリティを維持したまま運用コストを下げることができ、取引手数料の抑制につながります。さらに、保有株数に応じて議決権を付与すれば、ブロックチェーン上で株主決議を行うことも可能となるかもしれません。 独自デジタル通貨発行「三菱UFJフィナンシャル・グループ」 三菱UFJフィナンシャル・グループは、2020年度内にブロックチェーンを活用した独自のデジタル通貨「coin(コイン)」を発行する方針であることを明らかにしました。 スマホアプリ上で銀行口座の預金とcoinを交換することが可能で、個人間送金の高速化および低コスト化の実現が期待されています。 また、coinは決済手段としても利用される予定で、サービス開始初期は共同運営先のリクルートが提供するWebサービス(ホットペッパーグルメ、じゃらん等)で利用可能になるとのこと。 なお、実用に関してはボラティリティの高さが問題視される暗号資産ですが、同コインは「1コイン=1円」のステーブルコインとして発行される予定です。 参考:朝日新聞デジタル「三菱UFJ、デジタル通貨「コイン」を今年度後半に開始」 認証(本人確認、著作権管理、公証など) ブロックチェーン上に記録された個人情報のうち、必要なものだけを参照するしくみがあれば、あらゆる場面での個人認証が、身分証明書を提示することなく可能になるかもしれません。 また、楽曲や文章、写真、映像作品などの著作権も、ブロックチェーン上に記録しておくことで、その後の盗用などに対して正当な権利を主張できます。 現在、同様の機能を持つものとして、公証人が発行する「確定日付」がありますが、ブロックチェーンを使えば、公証人の手を借りずに公正証書を発行することができるとも言われています。 デジタルコンテンツの権利情報処理「ソニー/ソニー・ミュージックエンタテインメント/ソニー・グローバルエデュケーション」 ソニー株式会社、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、株式会社ソニー・グローバルエデュケーションは、ブロックチェーン技術を基盤としたデジタルコンテンツの権利情報処理システムを開発しました。 ブロックチェーンを活用することで、改ざんが困難な形で事実情報を記録できるので、高い安全性と透明性を兼ね備えた権利情報処理の手段として実用化されていくことが期待されています。 ソニーのデジタルコンテンツの著作権管理に利用される同システムは、まずはデジタル教科書などの教育コンテンツから導入して、音楽、映画、VRコンテンツ、電子書籍などに段階的に導入されていく予定です。 参考:ソニー「ブロックチェーン基盤を活用したデジタルコンテンツの権利情報処理システムを開発」 公共サービス(各種申告、納税、投票、医療など) ブロックチェーンをベースとした行政サービスが作られれば、選挙の投票のほか、各種申告や納税を、オンラインで行うことが可能となるかもしれません。 また、血液型やアレルギー、これまでの病歴や受診記録などをブロックチェーンに保存しておき、各医療機関で共有・参照できるようにすれば、万一の事故などで緊急搬送された際にも、的確な治療をすみやかに受けることができる可能性もあるでしょう。 ブロックチェーンでデジタルIDを発行「ID2020」 引用:ID2020 世界では、いまだに11億人もの人が法的なIDを所持していないという問題があります。ID2020は、こうした人々にIDを付与することを目標に活動する国連主導のプロジェクトです。 世界的コンサルティング企業でID2020の創業メンバーであるAccenture(アクセンチュア)が、ブロックチェーンと生体認証システムを活用して開発したデジタルIDを、2030年までに普及させることを目標にしています。 参考:ID2020 エンターテイメント ゲームの世界でも、ブロックチェーンが活用されています。例えば、個性的なキャラクターをペットとして育てる「CryptoKitties」というNFTゲームでは、スマートコントラクトによる課金システムがとられており、その機能を使って育てたキャラクターをNFTとして個人間で売買することができます。 また、各種オンラインゲームの中で使われている通貨を、別のゲーム内でも使えるような両替システムを組むこともできますし、理論上はゲーム内で稼いだ通貨をビットコインなどの暗号資産に、さらにはドルや円といった法定通貨に換えることも可能です。 もちろん、実現するには法的な高いハードルがありますが、それができればゲームと現実の世界が、直接リンクすることにもなるでしょう。 ブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ(CryptoSpells)」 引用:クリプトスペルズ クリプトスペルズ(Crypto Spells)は、2019年6月25日に正式リリースされ、初日で売上金額が600ETH(当時のレートで約2,000万円)を突破した人気NFTゲームです。 ゲームの管理・運営にブロックチェーンを利用しているので、カードの発行枚数、所有者、取引履歴などの情報が改ざんされにくいという特徴があり、デジタル上のカードに資産としての価値を付与することが可能です。 このような特徴を生かして、クリプトスペルズではゲーム内で使用するカードをユーザー同士で自由に売買することが可能です。 なお、コインチェック株式会社は、2020年11月よりクリプトスペルズを提供するCryptoGames株式会社と連携を開始しました。 本連携のもと、クリプトスペルズで利用可能なNFTを、2021年に提供を予定しているCoincheckのNFTマーケットプレイスにおいて取扱うことを検討していきます。 参考:Coincheck、NFTマーケットプレイス事業において日本最大級のBCG「CryptoSpells」と連携を開始 不動産 ブロックチェーンの持つ耐改ざん性、安定性、信頼性、さらにスマートコントラクトによる高効率な自動契約機能は、各種のデータ管理や登記の自動化に適しています。車の登録や土地の登記、債権の売買なども、仲介者の手を借りず、自動的かつ確実に契約が実行されることで、時間とコストの削減効果は非常に大きいといえます。 さらにはホテルに宿泊する権利や、そこで行われるイベントへの参加権を組み合わせたメンバーシップNFTとして販売するなど、不動産業界へのブロックチェーンの新たな活用方法も広がっています。 NOT A HOTEL 引用:NOT A HOTEL 「あたらしい暮らし」を提唱するNOT A HOTELは、「世界中にあなたの家を」をコンセプトとした、アプリ上で自宅と別荘、ホテルを自由に切り替えることができるホテル及び住宅販売を行うライフスタイルサービスです。 NOT A HOTELのオーナーは、所有物件を自宅や別荘として利用するか、ホテルとして貸し出すかをアプリ上から簡単に切り替えることが可能です。利用時のチェックインからチェックアウトまで全てアプリで完結させることができます。 費用がかかりがちな住宅保有におけるコストを、30日単位でのシェア購入で分散させたり、使わない日をホテルとして貸し出すことで収益化を図ることもできるのです。 またNOT A HOTELでは、メンバーシップ会員権をNFT化した「NOT A HOTEL NFT」の販売も行っています。メンバーシップ会員になることで、ユーザーは一日単位でNOT A HOTELを利用することができたり、NOT A HOTEL主催の食やワイン、アートなどを楽しめるイベントへ参加することができます。 NOT A HOTELとは?NFTの特徴、購入方法や使い方について解説 Coincheck ブロックチェーンに関するQ&A ブロックチェーンに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Q:ブロックチェーンとは何ですか? ブロックチェーンは、さまざまな取引履歴を信頼性のある形で保存することが可能なシステムです。トランザクションと呼ばれる取引データをブロックで管理し、それらのブロックを次から次へと鎖のようにつないでいく構造を持つことから、ブロックチェーンと呼ばれています。 Q:ブロックチェーンの特徴を教えてください。 ブロックチェーンでは、ネットワークに参加する全員が情報を分散して共有・管理することで、誰が、いつ、どのような取引を行ったのかを明確にして、偽造やハッキングができないようにしています。このような仕組みを、分散型台帳技術、またはP2P(ピアツーピア)ネットワークといいます。 Q:ブロックチェーンにはどのような種類がありますか? ブロックチェーンには主に、パブリック型、コンソーシアム型、プライベート型の3種類があります。 Q:ブロックチェーンにはどんなメリットがありますか? ビットコインには、「改ざんが非常に難しい」、「管理運用コストが安い」、「システム全体としての安定性が高い」などのメリットがあります。 ブロックチェーンのまとめ ビットコインのバックボーンを支えるブロックチェーンについて、その基礎から将来性までを解説してきました。 ブロックチェーンには、メリットだけでなくデメリットもあります。しかし、ブロックチェーンはうまく活用すれば、暗号資産取引のみならず、社会全体を支えるインフラにもなりえます。 ブロックチェーンを活用したサービスは日々生み出されて、従来の作業がより効率化され、同時に新たな価値も生み出されています。ブロックチェーンはまさに、将来を変える可能性を秘めているテクノロジーと言えるでしょう。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck
暗号資産(仮想通貨)取引が初めての人にとって、どこで暗号資産を取引したら良いのかわからない場合もあるでしょう。日本国内では暗号資産の取引所で口座を開設することで、暗号資産の取引を始めることができます。 65歳以上の高齢者では、そもそも口座開設が難しいのではないかと感じる人もいるでしょう。ただし、金融庁登録済の暗号資産の取引所Coincheckでは、18歳以上75歳未満の方であれば口座開設が可能です。 この記事では、主に高齢者の方向けに、暗号資産の始め方や暗号資産取引所の選び方、暗号資産取引を始める際の注意点などを、わかりやすくご紹介します。 高齢者も暗号資産取引所Coincheckで口座開設が可能 金融庁登録済の暗号資産の取引所の中には、年齢制限などを設けている暗号資産取引所もあります。 ですが、国内の大手取引所の一つであるCoincheckでは、65歳以上の方でも口座開設が可能です。口座開設時には、本人確認書類がそろっていることや年齢の条件を満たしていること、登録内容に偽りがないことなどを確認されます。 本人確認書類は、顔写真が載っている運転免許証やパスポートなどが必要になります。ですので、あらかじめ手元に本人確認書類を用意しておくことで、スムーズに口座開設を行うことができます。 Coincheckの特徴 Coincheckの特徴は、取引画面の操作が簡単で、暗号資産の値動きなどを知るためのチャートが見やすいことなどです。チャートが一目でわかるため、投資の初心者から上級者のトレーダーまで、多くのユーザーに利用されています。 また、Coincheckは口座開設から、暗号資産の売買の手続きまでが簡単です。スマホアプリからでも取引ができるため、取引タイミングを逃すことなく売買ができるなどの特徴があります。 Coincheckは取り扱いの暗号資産の種類も多いため、様々な暗号資産を選んで取引することや、分散投資を行うことなども可能です。 日本で買える暗号資産の銘柄13種類と特徴を紹介します Coincheck 口座開設の手順 Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck 高齢者が暗号資産取引を始めるメリット サラリーマンなどを引退した高齢者にとって、趣味がない人は時間を持て余してしまうこともあるかもしれません。 そんな中、暗号資産は価格の変動が激しいため、暗号資産の短期トレードを行う場合は、チャートをこまめにチェックする必要があります。チャートをチェックできる時間がある方にとっては、暗号資産は新しい趣味になる可能性もあるといえるでしょう。 ただし、暗号資産を趣味にしたいと考える場合には、暗号資産に関する勉強や取引に関して積極的に知識を得ることも必要です。また、暗号資産にはSNSなどでコミュニティなどもあるため、新しい趣味の仲間ができる可能性もあります。 他にも、暗号資産に投資をすることで、老後生活の資産を形成できる可能性もあります。ただし、暗号資産取引に慣れない間は、リスクを最小限に抑えられるよう、必ず余剰資金で投資を始めるようにしましょう。 【ビットコインの始め方 / 初心者向け】ゼロから学ぶビットコイン投資 Coincheck 高齢者が暗号資産取引を始めるデメリット 暗号資産を始める際には、デメリットもあるということを念頭に置くようにしましょう。 暗号資産は「億り人」と呼ばれる高額の利益を得たトレーダーも多くいますが、多額の損失を被ったトレーダーも存在します。暗号資産の価格は、株やFXなどと比較すると乱降下しやすいことが特徴です。 その際には、利益が得られず損をする可能性もあります。そのため、余剰資金のなかから余裕を持って取引を行うようにしましょう。 暗号資産の取引操作はコツを覚えてしまえば簡単ですが、慣れるまでに時間がかかることもあるかもしれません。また、パソコンやインターネット、スマートフォンなどに不慣れな方は、セキュリティの設定が難解なケースもあります。 暗号資産の取引の際にはあまりリスクを取りすぎないようにし、冷静に投資判断をするようにしましょう。 暗号資産取引所の選び方のポイント 利用する暗号資産の取引所を選ぶ際には、いくつか確認すべきポイントが存在します。 1. 経営の健全性 まず、取引所が健全に経営されているのかをチェックすることが大切です。日本国内で安全性が高いのは、金融庁登録済の暗号資産交換業者です。 さらにネットだけではなく、SNSや書籍などからも暗号資産の取引所に関する情報を集めることで、安全性を確かめることができます。 他にも、たとえばコールドウォレットで資産が保管されており、取引所の資産と顧客の資産が分別管理されているかも確認しておきたいポイントです。 2. 取引所の安全性と安定性 日本国内だけではなく、世界の有名な取引所でもハッキング被害によって甚大な損害があったケースがあります。 取引所がハッキング被害を受けた場合、顧客資産がなくなる恐れがあります。そのため、取引所が多額の顧客資産を失った場合は、大切な資産を取り戻せないケースもあるということを覚えておきましょう。 また、取引所のサーバーがダウンしやすかったりつながりにくかったりした場合、取引のタイミングを逃してしまうケースもあります。そのため、サーバーが安定して接続できる取引所を選ぶことが大切です。 3. 高齢者でも使いやすいか 最後に、高齢者にとって利用しやすい取引所であるかを見極めることがポイントです。 取引に慣れるためにも、取引画面が見やすかったり、操作がしやすい取引所の方が良いでしょう。注文画面の見やすさや注文のしやすさなども、暗号資産を円滑に売買するために必要なことです。 暗号資産を注文したいときに注文ができない場合は、価格が下がってしまうこともあり、思わぬ損失を被るケースもあるかもしれません。暗号資産取引所の使いやすさについては、たとえば家族が一緒に利用したり見たりすることで判断してもらうことも大切です。 また、スマホの利用に慣れている場合は、スマホアプリが見やすいことで定評のある取引所を選ぶと良いでしょう。スマホアプリを利用することで、時間や場所に縛られることなく簡単に暗号資産の取引が行えるようになります。 高齢者の口座開設は家族の協力も大事 暗号資産の取引所Coincheckの口座開設は、難しいものではないことが特徴です。口座開設のステップも本人確認書類の提出方法などを誤らなければ、スムーズに行うことができるでしょう。 また、日本国内の多くの暗号資産取引所では、口座開設を無料で行うことができます。いくつかの取引所に口座を開設してみて、自身の投資スタイルに合った取引所をメインに利用するのも良いでしょう。 暗号資産取引は、500円などの少額から取引することもできます。そのため、投資が初めての人でも、少額の投資で取引に慣れていくことができます。 暗号資産取引所の口座開設に不安を感じる場合や、インターネットに不慣れな場合は、家族と一緒に口座開設の手続きなどを進めてみるのも良いでしょう。
「投資」と聞くとどうしてもハードルが上がってしまい、なかなか手を出しにくいという人も多いかもしれません。 しかし、昨今では様々な投資商品が誕生し、少額から投資を行いやすくなっているのも事実です。今までの投資といえば、株式投資や投資信託などがメインとなっていましたが、最近では投資対象の種類も多くなっています。 暗号資産(仮想通貨)も、そのような簡単に始められる投資対象の一つです。金融庁登録済の暗号資産の取引所Coincheckでは、500円から暗号資産を購入することができます。 また、スマートフォンやアプリからでも簡単に暗号資産投資を行うことができます。そこでこの記事では、スマートフォンでも簡単に行える暗号資産投資の始め方や、始める前に知っておきたい基礎知識などについてご紹介します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 投資が一般的になりつつある世の中 世間から注目が集まっている暗号資産投資の始め方 暗号資産の取引所Coincheckの口座開設の流れ ウォレットを使って安全な暗号資産の資産管理を 本業で会社員をしつつ副業で暗号資産投資を行う前に 暗号資産の税金制度も理解する 暗号資産の取引で税金が発生するタイミング 確定申告を忘れずに 正しい暗号資産の知識をつけて暗号資産投資を始めよう 投資が一般的になりつつある世の中 近年、投資の幅が広がったことで投資家の数は増えています。 テーマとしてメディアに取り上げられることも多く、一般に「投資」という言葉が馴染みあるものになりつつあります。そうしたこともあってか、投資を本業にする人はもちろんのこと、投資家以外のサラリーマンも副業として投資を行う人が増えてきています。 それだけ世間の投資への興味関心が高くなっているということもあり、多くの人が投資でちょっとした儲けを出したいと思っているのかもしれません。また、近年の金利低下も世間の投資を促す要因の一つとなっています。 銀行口座に自分のお金を預けるだけでは資産が増えない時代になりました。もしこの記事を読んでいる人で「投資」という概念が頭になかった人は、投資に関して一度勉強してみると考えが変わるかもしれません。 世間から注目が集まっている暗号資産投資の始め方 投資を副業として始める人が増える中、その選択肢の一つとして暗号資産投資にもまた注目が集まっています。 暗号資産投資は、株式投資などと比べても比較的簡単に始めることができ、少額から始められるため、開始のハードルが低い投資となっています。そんな暗号資産投資を始めるためには、まずはネット上の暗号資産の取引所で、口座を開設しなければいけません。 暗号資産の取引所は世界中に存在し、日本国内で開設されている取引所もあれば、海外の取引所もあります。ただし、海外の取引所はセキュリティ面に不安があったり、日本語での対応がなかったりしますので、利用時には注意が必要です。 そのため、基本的には金融庁に登録された暗号資産交換業者が運営する、暗号資産の取引所・販売所を利用されるのが良いでしょう。 暗号資産の取引所Coincheckの口座開設の流れ Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck ウォレットを使って安全な暗号資産の資産管理を そのほかにも、暗号資産の取引所の口座あるいは自分で管理するウォレットを複数所持しておくことも安全な資産管理につながります。 例えば、一箇所だけに資産を置いていると、万が一そこがハッキング被害に遭ってしまった際には、全ての暗号資産資産が奪われてしまう可能性があります。そのような危険を避ける為にも、資産の分散管理を心掛けるようにしましょう。 ウォレットに関して言えば、ハードウェアウォレットと呼ばれる、セキュリティの高いウォレットを利用するのも良いでしょう。ハードウェアウォレットは、PCやスマホのウォレットとは異なり、インターネットから暗号資産の秘密鍵を切り離して管理することができるウォレットとなっています。 ハードウェアウォレットの購入には一般的に1万円程度の費用がかかりますが、自分の暗号資産をインターネット上の一つのウォレットのみで管理することは、リスクもその分高くなりますので注意が必要です。 暗号資産のウォレットとは?特徴や種類は? Coincheck 本業で会社員をしつつ副業で暗号資産投資を行う前に 本業でサラリーマンをやりながら、副業で暗号資産投資を行なっている人は数多くいますが、副業について会社の規定を知らないと、就業違反となってしまう可能性があります。 副業の規定は会社によって変わってきますが、基本的に「全面禁止」「許可制」「自由」のいずれかに分かれます。暗号資産投資を始める前には、自分の会社がどれに当たるのかをしっかりと理解しておくことが重要です。 全面的に禁止となっている企業では、副業をすることはできません。許可制となっている企業は社内で許可を得る必要が出てきます。 許可が得られれば副業解禁となりますし、許可が得られないのであれば副業はNGとなります。自由となっている人たちは副業をすぐに始めても問題ないと言えるでしょう。 とは言え、本業に支障が出ては本末転倒です。副業として暗号資産投資を始める際には、本業とのバランスを考えるようにしましょう。 暗号資産の税金制度も理解する そのほかにも、暗号資産を副業として始める場合は、副業に関する税金制度なども理解しておいた方が良いでしょう。 副業として暗号資産投資を始め、多くの利益が出た場合は、自分で税務署に行って暗号資産投資分の税金を納税する必要があります。なお、暗号資産取引にて20万円以上の利益を出している人は、必ず申請の必要があるため、確定申告を忘れないようにしましょう。 暗号資産は雑所得に分類されるため、利益を出せば出すほど税率が上がっていきます。そのため、税金を抑えたい場合は、その点も踏まえて投資を検討することも必要です。 暗号資産の取引で税金が発生するタイミング そのためにはまず、暗号資産に税金が発生するタイミングを知らなければいけません。基本的に暗号資産で税金が発生する瞬間は、暗号資産の利益が確定した時です。 暗号資産が日本円に換金された時や、暗号資産を利用して買い物をした時などに利益が確定します。この瞬間から課税の対象となるので、注意しましょう。 暗号資産も確定申告が必要!基礎知識や注意点を紹介 Coincheck 確定申告を忘れずに 確定申告について考え始める年末の時期になると、本業の方も忙しくなるかもしれません。 副業として暗号資産投資を行なっている人は、特にこの時期は確定申告について意識するようにしましょう。確定申告前には、自分が年間を通してどれだけ暗号資産で利益を得たのかを計算して、自分の税率を確かめておく必要があります。 こう行った確認作業を疎かにした結果、確定申告の時期に税金を支払うことができず、追加で税金を払う必要に迫られてしまった人も存在します。それでは本末転倒ですので、暗号資産投資を副業として始めるのであれば、あらかじめ税金事情も理解しておくことが重要です。 暗号資産(ビットコイン)の税金・計算方法・確定申告を徹底解説【2020年最新】 Coincheck ※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。 正しい暗号資産の知識をつけて暗号資産投資を始めよう 以上のような基本的なことを理解して、ようやく落ち着いて暗号資産投資を行うことができます。 副業として取り組む際には、本業に支障をきたさない為にも、必要以上に資金を投じないよう気をつけましょう。投資で大きな損を出しては、本業にも集中できません。 あくまで投資は余剰資金で行い、ちょっとしたお金でちょっとした儲けを期待するくらいの気分で行う方が精神衛生上も良いと言えるでしょう。
暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引では、手持ち資金以上の暗号資産を取引することができます。 手持ち資金の数倍もの取引ができるため、少額の資金で大きな利益を生む可能性があります。ただし、暗号資産のレバレッジ取引は、失敗したときの損失も大きくなりますので注意が必要です。 暗号資産のレバレッジ取引のしくみやリスクを知って、賢く取引することが大切です。こちらの記事では、暗号資産の取引所で口座開設を行い、レバレッジ取引を行う方法をご紹介します。 レバレッジ取引とは何か? まず、レバレッジ取引とは何かについて解説します。 レバレッジとは、元々「テコの原理」を意味します。テコを使うと小さな力で重い物を持ち上げることができますが、これがレバレッジです。 暗号資産に限らず、どれだけの投資ができるかは資金次第です。例えば、手持ち資金が10万円であれば、現物取引では10万円分の金融商品しか買えません。 ところが、レバレッジ取引の場合、手持ち資金の数倍、数十倍の取引をすることができます。「レバレッジ10倍」なら、10万円の手持ち資金で100万円分の投資ができることになります。 レバレッジの倍率は暗号資産の取引所によって違う 何倍のレバレッジ取引ができるかは、暗号資産の取引所によって異なります。 国内の主要な暗号資産の取引所では、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会が制定する自主規制規則およびガイドラインに基づき、最大4倍までのレバレッジ取引の倍率が設定されています。「それなら、高倍率の取引所のほうがいいじゃないか」と思われるかもしれません。 確かに、レバレッジ取引で大きな利益を狙うなら、倍率は高い方が良いかもしれません。しかし、レバレッジの倍率が高くなれば、取引に失敗したときの損失もその分大きくなります。 大きな損失を防ぐには、むしろ倍率を低く抑えた方が良い場合もあります。失敗した時のリスクを抑えるため、低い倍率でトレードをして利益を狙う方が、結果として上手くいくこともあるかもしれません。 暗号資産のレバレッジ取引のしくみ 暗号資産取引所での通常の取引は、「現物取引」と呼ばれます。 この場合、暗号資産と日本円の等価交換となるため、手持ち資金を超える量の暗号資産は購入できません。しかし、レバレッジ取引は、まったく異なるしくみで取引をします。 レバレッジ取引では、まず取引所に「証拠金」として資金を入れます。そして、証拠金を担保に取引所からお金を借り、その総額で取引をします。 例えばレバレッジ5倍のときに10万円の証拠金を入れれば、残り40万円を借り入れて、50万円までの取引ができるというわけです。しかし、この資金で取引をするのは、暗号資産そのものではなく、「建玉(たてぎょく)」と呼ばれるものです。 これは、「ある通貨を期日までにどれだけ売買する」という約束と考えれば良いでしょう。「レバレッジ取引でビットコイン(BTC)を購入した」といっても、そのビットコイン(BTC)があなたのものになるわけではないのです。 暗号資産の取引所が執行する「ロスカット」とは? 暗号資産のレバレッジ取引では、暗号資産の現物は動きませんが、資金を取引所から借り入れています。 そのため、レバレッジ取引を行うことで、資産がマイナスになってしまうこともありえます。しかも、そのマイナスが最初に預けた証拠金よりも大きくなってしまったら、預けた金額以上の損を出してしまうことになります。 そこで、損害が拡大してしまったときのために、多くの暗号資産の取引所で「強制ロスカット」のしくみを導入しています。強制ロスカットとは、さらなる損失の拡大を防ぐために、損失を早めに確定させて、強制的に決済する制度のことです。 もちろん、価格が大きく動いた場合には、証拠金以上の損失が発生する可能性がありますので、資金はある程度余裕を持っておきましょう。一般的に、強制ロスカットが発動されるタイミングは、「証拠金維持率」という数値を基準にしています。 ※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。 暗号資産のレバレッジ取引のメリットについて 日本円と暗号資産をやりとりする現物取引と比べると、レバレッジ取引は少々複雑で、わかりにくいところもあります。 初心者にとってはハードルが高いところもありますが、メリットもありますので確認しておきましょう。 1. 大きなリターンを狙える 暗号資産の価格変動の瞬間をうまくとらえるのが暗号資産取引のコツと言えるかもしれませんが、そのタイミングでレバレッジ取引を行えば、利益をさらに大きくすることができます。 これは、レバレッジ取引の醍醐味であり、大きなメリットといえます。 2. 手持ち資金を超える利益率を上げることができる 少ない資金で利益を出せるというところも、レバレッジ取引のメリットです。 レートが5倍なら10万円で50万円分のやりとりができ、その額に見合った利益を狙えるのです。 3. 値下がり局面でも利益をつかめる レバレッジ取引は、たとえ暗号資産の手持ちがなくても、「売り」から入ることもできます。 この方法を使うと、暗号資産の値下がり局面でも利益を出すことができるのです。例えば、ビットコイン(BTC)が1BTC80万円のときに「この先、まだ値下がりする」と読んだなら、まず「1BTC売り」を行います。 予想どおりに1BTCが78万円まで値が下がったら「1BTC買い」を行うのです。つまり、80万円で売って78万円で買い戻すことで、20,000円の利益を得ることができるのです。 暗号資産のレバレッジ取引のデメリットについて 暗号資産のレバレッジ取引のデメリットは何度かふれてきましたが、「大きな損失を出すリスクがある」ということです。 レバレッジ取引は、「資金を借り入れたと仮定した上で、暗号資産を売買する約束をする」ということです。実際に、日本円を借り入れるわけではありませんから利子は発生しませんが、暗号資産の現物も動きません。 しかし、値動きによっては、予想以上の損失を出す可能性もあるのです。レバレッジ取引は投資の初心者にはハードルの高い取引であるため、これから暗号資産の取引を始める初心者の方は、まずは通常の現物取引に慣れてから利用される方が良いでしょう。 Coincheckで暗号資産のレバレッジ取引を行う方法 Coincheckで暗号資産のレバレッジ取引を行うためには、まずはアカウント登録を行い、本人確認を完了させて、口座を開設する必要があります。 ※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。 口座開設が完了すると、Coincheckのすべての機能を使うことができるようになります。また、Coincheckではレバレッジ取引に限らず、貸暗号資産サービスやCoincheckでんきなど、さまざまなサービスを提供しています。 取り扱いの暗号資産もメジャーなビットコイン(BTC)だけでなく、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)など、多様なアルトコインも取り扱っています。Coincheckにまだ口座を開設していない方は、まずは公式サイトで新規登録から始めてみてはいかがでしょうか。
暗号資産(仮想通貨)の王様とも言われることがあるのがビットコイン(BTC)です。 2017年末からの大暴騰を経て、2018年に価格が落ち着き、2019年に入り再び価格が上昇しつつあるビットコインや暗号資産の現状を心配している人も多いのではないでしょうか。 ビットコインを取り巻く状況は常に変わっており、今後の発展に向けての課題なども出てきたりしています。これからビットコインを購入する人は、今後の相場の推移や経済情勢などの変化を見据えながら取引することが大切です。 そこで今回は、ビットコインを取り巻く環境や今後の動向、日本の暗号資産の取引所の状況などについて簡単にご紹介します。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)は暗号資産の中心的存在 ビットコインの今後を予測するためには、基本的な特徴について理解しておくことが大切です。ビットコインの特徴として押さえておきたいポイントは、いくつかあります。 1. 最初の暗号資産 1つ目は「最初の暗号資産である」ことです。 ビットコインは、2009年に誕生した世界初の暗号資産といわれています。サトシナカモトという匿名の人物が書いた論文によって誕生した通貨です。 ビットコインの誕生後、強みとする領域がそれぞれ異なる数多くの暗号資産が誕生し、今も誕生し続けています。 2. ブロックチェーン技術 2つ目は「ブロックチェーン技術を採用している」ことです。 ビットコインとブロックチェーンは切っても切り離せない関係にあります。ブロックチェーンとは、ブロックと呼ばれるデータ単位を鎖(チェーン)状に連結させて保管するデータベースのことであり、あらゆる領域で活用できる技術として注目を集めています。 取引をさかのぼって改ざんすることが難しく、ユーザー同士が互いに監視することで成立しています。ビットコインのブロックチェーンにおいては、法定通貨における中央銀行のような中央管理者が存在せずとも、特定の人が不正をできない仕組みになっているのです。 3. ほかの暗号資産にも影響を与える 3つ目は「ほかの暗号資産にも影響を与える存在である」ことです。 ビットコインは、暗号資産の代表格と見なされ、最初の通貨として確固たる地位を築いています。ビットコインは、多くの暗号資産の取引所で基軸通貨となっており、暗号資産の中心的存在なのです。 そのため、ビットコインの価格が変動すると、ほかのアルトコインに影響を及ぼすことがあります。暗号資産をけん引する存在ともいえるので、アルトコインなどの暗号資産を取引する人はビットコインの動向を注視する必要があります。 改正資金決済法によって暗号資産は決済手段として認められた 暗号資産を取り巻く環境は、常に変わっています。これまでの暗号資産の歴史のなかで、特に大きな環境的変化といえるのが、改正資金決済法の施行です。 2017年5月に改正資金決済法が施行され、ビットコインは決済手段として国から認められたのです。暗号資産が決済手段として初めて認められたことで、一気に知名度が上がりました。 また、金融庁が本格的に乗り出したことも、暗号資産の歴史のなかで重要なポイントです。暗号資産を扱う暗号資産の取引所は登録制となり、金融庁が監督することになりました。 登録には厳しい基準が設けられ、暗号資産の取引所の間でも自主規制が進んでいます。一見、監督や規制は暗号資産を厳しく縛りつけるようにも見えますが、まだ不安定な暗号資産を保護する一面もあることから、好材料としてとらえる向きもあります。 暗号資産の取引所・販売所で口座開設するまでの流れはこちら 暗号資産はボラティリティが高い ビットコインをはじめとする暗号資産は、ボラティリティが高いという特徴があります。 ボラティリティとは、簡単にお伝えすると価格変動の幅のことをいいます。ボラティリティがあまりにも低いと、利益を上げることが難しかったりもします。 一方、ボラティリティが高いと変動幅が大きくなるため、売買タイミングによっては利益を生み出しやすくなります。暗号資産は日々の需要と供給のバランスが変動しやすく、価格の変動が大きい特徴があります。 価格の変動が大きいとリスクは大きくなりますが、短期間で大きなリターンを得られる可能性もあると言えます。日本では、低金利政策が続いており、ただ銀行にお金を預けているだけでは大きなリターンは期待できません。 そのような背景の中、投資信託などほかの金融商品に比べて、短期間で大きなリターンを狙えるという理由から、投資先として暗号資産に注目が集まっているのです。 暗号資産を購入する方法はこちら 暗号資産取引ではセキュリティ対策に意識を向けておく必要がある 暗号資産は、法定通貨のような実体を持ち合わせていません。しかも、ネット上でやり取りできるため、暗号資産特有の「ハッキングリスク」が存在します。 こうしたリスクから資産を守るためには、セキュリティ対策を万全に行うことは極めて重要です。国内の暗号資産の取引所は、金融庁の認可を受ける必要があり、セキュリティについても一定の水準が設けられています。 ですが、これから暗号資産取引を行う人は、こうしたセキュリティ対策を万全に行っている金融庁登録済の暗号資産の取引所を選ぶことと同時に、自分自身でもセキュリティ対策を行うことが大切です。 手軽にできるセキュリティ対策としては、「二段階認証を設定する」「セキュリティソフトを導入する」「複数のウォレットで分散保管する」「パスワードを定期的に変更する」などがあげられます。 特に、秘密鍵をインターネットから切り離された状態で保管するコールドウォレットなどを活用して分散保管することなどは、有効な対策となるでしょう。実践可能なセキュリティ対策は積極的に取り入れ、自分の資産は自分で守るように努めましょう。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)で得た利益は雑所得扱いとなる 暗号資産取引をするうえで注意したいのが、税金です。 国税庁からは、ビットコインなど暗号資産取引によって利益が生じた場合には、雑所得として確定申告する必要があると告知されています。雑所得は総合課税の対象であり、ほかの所得と合算した額に応じて税率が決まる累進課税となっています。 つまり、全体の所得が多ければ多いほど税金がかかります。FXや株などは分離課税のため、所得税と住民税を合わせて一律20.315%の税率ですが、暗号資産は総合課税のため、最大55%の税金がかかる場合があります。 暗号資産取引における利益とは、基本的に購入時の金額と売却時の金額の差額を指します。購入にかかった費用は経費として計上できるため、売却時にプラスとなっている部分に対して課税されるのです。 個人の場合は保有している段階の含み益では課税の対象になりませんが、売却するなどしたタイミングで利益の確定と見なされます。なお、サラリーマンの場合は、雑所得が20万円未満であれば、原則確定申告は不要です。 詳しくはこちら:暗号資産にかかる税金とは?計算方法から確定申告のやり方まで解説 ※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)は決済手段として利用できる ビットコインは、決済手段としても注目を集めています。 電子マネーやクレジットカードなどと同じように、ビットコインで支払いできる店舗が日本でも増えています。例えば、全国規模の家電量販店や飲食店などの決済でも利用できる場合があります。 他にも、インターネット上の通販サイトやエンタメ総合サイトなどでも決済に対応しているところがあり、今後も増えていくものと予想されています。ビットコインが決済手段として利用される理由として、決済スピードやコスト、そして話題作りなどがあげられるでしょう。 決済を低コストで行えるため、導入する店舗側も少ない手数料で始められるというメリットがあります。 また、決済手段だけでなく、海外への送金手段としても利用されています。ビットコインであれば外国の通貨に両替する必要なく送金ができ、なおかつ送金手数料が安いという特徴を持つからです。 Coincheckではビットコイン(Bitcoin/BTC)の売買が簡単にできる 国内の大手暗号資産の取引所の一つであるCoincheckでは、ビットコインの売買が可能です。 コインチェックアプリは初心者でも操作がしやすく、チャート画面も見やすいことで定評があります。投資の初心者でも簡単にアプリでビットコインの取引を行うことができます。 また、ビットコインについては、WEB画面でユーザー同士での板取引も行うことができます。板取引とは、売りたい人と買いたい人の売り注文と買い注文を価格順に並べた板を見ながら取引することです。 板には注文時刻と価格、数量が記載されています。売りたい人の売値と買いたい人の買値がマッチングすると、取引成立となります。 なお、Coincheckは、ビットコインを含めて合計30種類以上の暗号資産を扱っています。ビットコイン以外にも、人気のアルトコインを多数取り扱っているため、分散投資に向いています。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)のレバレッジ取引の特徴 ビットコインの取引には、現物取引のほかに「レバレッジ取引」があります。 ※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。 レバレッジとは、テコの原理を意味しており、少ない元手で大きな資金を動かせることを指します。レバレッジ取引の特徴としては、以下のような点が挙げられます。 1. 少ない資金で効率よく取引できる 1つ目は「少ない資金で効率よく取引できる」ことです。 少額からでもレバレッジをかけて大きな金額の暗号資産取引を始められるため、資金効率がよいのがレバレッジ取引の魅力といえます。たとえば、1万円しか手元になくても、レバレッジ倍率を4倍に設定すれば、4万円までの取引をすることが可能です。 2. 売り注文からでも取引できる 2つ目は「売り注文からでも取引できる」ことです。 現物取引では買い注文からしか取引できませんが、レバレッジ取引では売り注文からも取引が可能です。売り注文の魅力は、下落相場でも利益を上げることができることにあります。 3. ハイリスクハイリターンである 3つ目は「ハイリスクハイリターンである」ことです。 少ない資金でも取引できるレバレッジ取引ですが、そのぶんリスクも大きくなります。特に暗号資産の場合は価格変動が大きいため、資金に余裕がないとすぐにロスカット(強制決済)され、大きな損失につながります。 そのため、初心者はまずは通常の現物取引に慣れてから、レバレッジ取引の性質をよく理解したうえで始めるようにしましょう。 暗号資産のレバレッジ倍率について レバレッジ取引をする際は、レバレッジ倍率が設定されます。 レバレッジ倍率は、資金効率のよさを表す反面、リスクの大きさも表しています。レバレッジ倍率について理解しておきたいポイントには、例えば以下があります。 1. レバレッジ倍率は取引所によって異なる 1つ目は「レバレッジ倍率は取引所によって異なる」ことです。 レバレッジ取引ができる取引所のなかでも、レバレッジ倍率は異なります。取引所に口座開設をする前に、自分に合ったレバレッジ倍率を確認しておく必要があります。 なお、今後さらにレバレッジ倍率の上限が引き下げられる可能性もあるため、常にニュースなどの動向には注目しておきましょう。 2. 適切な資金管理が重要になる 2つ目は「適切な資金管理が重要になる」ことです。 レバレッジ取引はハイリスクハイリターンな取引方法のため、資金管理を正しく行う必要があります。特に、レバレッジ取引ではロスカットと呼ばれる強制決済があるため、必ず余剰資金で行うようにし、リスクを踏まえたうえで参加するようにしましょう。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)の特徴を押さえた上で暗号資産投資を 暗号資産の代表的な存在であるビットコインには、さまざまな特徴があります。 決済手段としても世界中で利用されつつあるなどの側面がある一方で、ハッキングリスクなども存在します。今後、ビットコインがどうなるのかは誰にも予測できませんが、これから保有を考えている人は、ビットコインの特徴や性質を理解しておくことは重要です。 ビットコインの特徴を踏まえたうえで、まずは暗号資産の取引所に口座を開設し、賢く投資を行いましょう。
リップル(XRP)の取引をこれから始めたいと考えている人のなかには、どのくらいの手数料がかかるのかを知りたい人もいるでしょう。 他の暗号資産(仮想通貨)と比較して、送金手数料が安く送金スピードが早いことが、リップル(XRP)を利用するうえでのメリットの一つです。 ただし、暗号資産の取引所によってはリップル(XRP)の手数料は多少高くなったり安くなったりすることもあるため、取引をする際には注意が必要です。この記事では、リップル(XRP)の取引でかかる手数料についてわかりやすく紹介します。 ※手数料は、2023年6月1日時点の金額です。 Coincheckの無料登録はこちら 手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引1:売買手数料 手数料がかかるリップル(XRP)の取引として、まずは売買手数料が挙げられます。 リップル(XRP)の取引ができるのは、取引所での板取引と販売所での取引です。暗号資産の取引所によって、板取引ができるケースと販売所のみのケースがあります。 板取引や販売所で売買する際に、取引所によっては手数料が発生するため注意しましょう。 手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引2:スワップ手数料 手数料がかかるリップル取引として、スワップ手数料が挙げられます。 スワップ手数料とは、レバレッジ取引の際に生じる取引手数料のことを指します。そのため、現物取引などにはスワップ手数料がかからないことが特徴です。 スワップ手数料は他の手数料と異なり、24時間ごとに手数料が加算されるシステムです。なお、Coincheckのレバレッジ取引は、ビットコイン(BTC)のみで行うことが可能です。 ※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。 手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引3:入金手数料 リップル(XRP)を売買する際は、日本円が必要となります。日本円を入金する際には、入金手数料がかかるため注意しましょう。 Coincheckの場合は、入金手数料は無料です。ただし、銀行振込で入金をする場合は、金融機関の振込手数料はユーザー負担となります。 また、コンビニ入金の場合は、3万円未満で770円、3万円以上30万円以下で1018円です。クイック入金の場合は、3万円未満で770円、3万円以上50万円以下で1018円、50万円以上の場合は入金額×0.11%+495円の手数料がそれぞれかかります。 手数料を抑えて入金がしたい方は、銀行振込を選択すると良いでしょう。 コンビニ入金とクイック入金は手数料が発生しますが、入金スピードが早いことが特徴です。それぞれのメリットを理解したうえで入金することが大切です。 手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引4:出金手数料 売却したリップル(XRP)は、日本円に交換することが可能です。 リップル(XRP)を換金する際は、日本円を出金することで手数料がかかります。Coincheckの場合は、日本円の出金手数料は一律407円です。 このように出金する際には手数料が発生するため、取引をしている暗号資産の価格が上昇し、十分な利益が発生してから出金することで利益を確保できます。短期取引を繰り返していると、出金手数料が多額になってしまうケースもありますので注意が必要です。 手数料がかかるリップル(Ripple/XRP)の取引5:送金手数料 手数料がかかるリップル取引として、送金が挙げられます。 暗号資産を送金する際には、送金手数料がかかることが特徴です。暗号資産ごとに手数料が変わるため、注意しましょう。Coincheckでリップルを送金する場合には、0.15XRPの手数料が発生します。 ただし、Coincheckのユーザー間で送金する場合は手数料が無料となるため、Coincheckのユーザー間で送金のやり取りを行うとメリットがあります。送金する際には、送金先のアドレスや送金したい金額などに誤りがないかチェックしてから行うことが大切です。 また、出金や送金などは、一度取引を完了してしまうとキャンセルできないことが特徴です。送金先や送金額などを間違えないよう確認してから、送金しましょう。 リップル(Ripple/XRP)購入方法・買い方・口座開設の流れを解説 Coincheck Coincheckの貸暗号資産サービスの利用料について Coincheckの貸暗号資産サービスを利用すると、手数料ではなく利用料が貰えます。 貸暗号資産サービスとは、Coincheckに一定期間保有している暗号資産を貸し出すことで、利用料がもらえるサービスです。リップル(XRP)だけでなく、Coincheckの取り扱いの全ての暗号資産に対応しています。 暗号資産を貸し出す場合、14日間年率1%・30日間年率2%・90日間年率3%・365日間年率5%となり、長く暗号資産を貸し出すほど年率が高くなることが特徴です。貸出期間が終了することで、利用料が預け入れた暗号資産に加算されて償還されるシステムとなっています。 ただし、Coincheckの貸暗号資産サービスを利用している期間は、価格が上下しても暗号資産を売ることはできないため注意が必要です。貸暗号資産サービスを利用する際には、長期的に保有する予定のある暗号資産を貸し出すようにしましょう。 Coincheckの無料登録はこちら 手数料から見るリップル取引のポイントとは? リップル(XRP)を取引する際には、さまざまな手数料がかかることが特徴です。 一回は数十円、数百円の手数料であっても、取引の回数を重ねることで手数料は大きな金額になるケースもあります。手数料がかかるほど儲けも少なくなるため、取引をする場合は総合的な手数料が安い取引所を選ぶ方が良いでしょう。 また、余剰資金のなかから計画的に取引するなどの工夫を心がけることが大切です。暗号資産初心者は、価格が暴落すると焦って暗号資産を売却してしまうケースがあります。 しかし、価格が暴落しているときに手放すと手数料が発生するためほとんど利益が残らないこともあります。数日後に再び価格が急騰することもあったりしますので、短期的な価格の上下に影響されすぎず、取引する際の目安をあらかじめ決めておくのも良いでしょう。 また、2017年12月に暗号資産で得た利益は「雑所得」に分類されるということが発表されました。つまり、暗号資産の取引をする際には、手数料と税金を引いた金額が利益になるということを覚えておく必要があります。 暗号資産(ビットコイン)の税金・計算方法・確定申告を徹底解説【2020年最新】 Coincheck 暗号資産の取引では手数料と利便性のバランスが大事 どの暗号資産取引所でも、取引をする際には手数料が発生します。 手数料の安さで取引所を選ぶことも大切ですが、取引所の利便性やセキュリティ対策なども選ぶうえでのポイントだといえます。国内のほとんどの暗号資産取引所では口座開設手数料や口座維持手数料はかからないため、いくつかの取引所をアカウント登録して比較してみても良いでしょう。 暗号資産の初心者は手数料や税金などもかかることを考慮したうえで、取引をするように心がけましょう。少額から現物取引を始めれば損失も限定されますが、手数料を引いてしまうとほとんど利益が手元に残らないケースもあります。 まとまった余剰資金がある場合には、長期的に貸暗号資産サービスを利用するなどして賢く資産運用すると良いでしょう。リップル(XRP)で取引をする場合は、手数料と利便性のバランスが良い取引所を選ぶことが大切です。
株や投資信託と並んで、投資対象として注目が集まっているのが暗号資産(仮想通貨)です。 ビットコインをはじめ、リップルやイーサリアムなどのアルトコインも人気を集めています。そんな暗号資産ですが、これから投資を始める人にとって銘柄選びはとても大事なポイントです。 暗号資産には豊富な銘柄がありますので、それぞれの特徴を正しく理解しておくことが賢い取引につながります。そこで今回は、暗号資産の基本的な仕組みと、どのような銘柄があるのか、各銘柄の特徴について解説します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産の基本的な仕組みと銘柄数 1. デジタル通貨 2. ブロックチェーン技術 3. 銘柄数は1000種類以上 初めて登場した暗号資産であるビットコイン(BTC) 1. 初めてつくられた暗号資産 2. 決済手段としても利用されている 3. ほかの暗号資産に与える影響が大きい ブリッジ通貨としての役割を果たすリップル(XRP) 1. 国際送金の手段として活用が期待されている 2. 開発者がリップル社 3. 世界中の大企業と提携 スマートコントラクト機能を持つイーサリアム(ETH) イーサリアム(ETH)から分岐したイーサリアムクラシック(ETC) ハーベスティングが特徴的なネム(XEM) ネムを使ったサービスが登場 ネムの独自機能のハーベスト ビットコイン(BTC)を補完する役割を目指したライトコイン(LTC) ビットコイン(BTC)から分岐して誕生したビットコインキャッシュ(BCH) Microsoftとパートナーシップを結んでいるリスク(LSK) 日本で生まれた暗号資産 モナコイン(MONA) Coincheck(コインチェック)なら代表的な暗号資産の銘柄の取引ができる 暗号資産の銘柄に詳しくなって投資のチャンスを広げよう 暗号資産の基本的な仕組みと銘柄数 暗号資産は、2009年に運用が開始されたビットコインの誕生から、次第に知名度を上げてきた新しい時代の通貨です。暗号資産の基本的な特徴のなかで、いくつか押さえておきたいポイントがあります。 1. デジタル通貨 まず「目に見えないデジタル通貨である」ことです。 日本円や米ドルといった紙幣や硬貨が存在する法定通貨とは異なり、暗号資産はネット上に存在し、実物を持たないデジタル通貨という特徴を持ちます。 価格の変動が激しいため、投資対象として見られることも多いですが、今後の技術発展とともに、法定通貨に代わりうる通貨としても期待されています。 2. ブロックチェーン技術 次に、多くの暗号資産は「ブロックチェーン技術を採用している」ことです。 ブロックチェーン技術は、今後様々な業界での活用が期待されている技術であり、暗号資産の根幹をなしている技術の一つです。記録の改ざんや不正がしにくいなどの特徴を持ちます。 また、多くの暗号資産はこのようなブロックチェーン技術を利用することで、従来の決済手段に比べて低コストかつスピーディになっている点が魅力となっています。 3. 銘柄数は1000種類以上 さらに、「暗号資産の銘柄数は1000種類を超える」ことです。 2019年4月時点にて、暗号資産の銘柄数は1000種類を超えており、さまざまな通貨が暗号資産の取引所で取引されています。実際に取引できる通貨数は取引所によって異なりますが、国内の場合には数あるアルトコインのなかから、金融庁によって許可された通貨のみが取り扱われています。 暗号資産には、ビットコインだけでなく、アルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)にもそれぞれの領域で強みを持つ特徴的な通貨が数多くあります。ここからは日本の金融庁登録済の暗号資産の取引所で購入することができる、いくつかの代表的な暗号資産をご紹介します。 初めて登場した暗号資産であるビットコイン(BTC) 暗号資産の代表ともいえる「ビットコイン(BTC)」については、以下のような特徴を押さえておきましょう。 1つ目は「初めてつくられた暗号資産である」こと、2つ目は「決済手段としても利用されている」こと、3つ目は「ほかの暗号資産に与える影響が大きい」ことです。 1. 初めてつくられた暗号資産 ビットコインは、2008年にサトシナカモトという匿名の人物の論文によって、初めて発表された暗号資産です。 ブロックチェーン技術を採用し、マイニングという取引の承認作業によって新規発行されています。中央に管理者がおらず、発行上限は2100万枚と、あらかじめプログラムによって定められています。 2. 決済手段としても利用されている また、ビットコインは知名度も高く、暗号資産の代表として広く知られていることから、すでに決済手段としても活用されています。実際に電子マネーやクレジットカードなどと同じようにビットコインを使って買い物ができる店舗も増えており、今後の動向が注目されている通貨です。 3. ほかの暗号資産に与える影響が大きい ビットコインは暗号資産のなかでもっとも時価総額が大きく、多くの通貨の基軸となっています。 そのため、ビットコインの価格変動が、ほかのアルトコインに影響することも多いのが特徴です。これまでも、アルトコインの価格を誘導するかのように価格変動してきたことも少なくありません。 また、ビットコインから派生した暗号資産も多いことから、暗号資産界は今のところビットコインがけん引しているといっても過言ではないでしょう。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?初心者にわかりやすく解説 Coincheck 簡単にできるビットコインの購入方法・買い方と口座開設の流れ Coincheck ブリッジ通貨としての役割を果たすリップル(XRP) アルトコインのなかでも時価総額が高く、実用化が期待されているのが「リップル(XRP)」です。 リップルについては以下のような特徴があります。 1. 国際送金の手段として活用が期待されている 1つ目は「国際送金の手段として活用が期待されている」ことです。 リップルが特に強みとするのが、国際送金です。リップルのXRPは、既存の法定通貨と暗号資産の橋渡し的な役割を持つブリッジ通貨でもあり、送金速度が速いことを特徴としています。 リップルが普及することで、従来の国際送金をスピーディかつ低コストで行うことができるようになるかもしれません。 2. 開発者がリップル社 2つ目は「開発者がリップル社である」ことです。 ビットコインの場合は中央に管理者が不在で、オープンソースのP2P通貨となっています。一方、リップルはリップル社が開発した中央集権型の通貨となっています。 中央集権的であることに対しての批判もあるものの、効率よく開発や普及活動を行えるなどのメリットも持ち合わせています。 3. 世界中の大企業と提携 3つ目は「世界中の大企業と提携している」ことです。 日本においても三菱UFJ銀行などの大手金融機関など、多くの企業がリップルの実験に参加を表明しています。これらの大企業がリップルを活用するようになれば、よりリップルなどの暗号資産が身近な通貨になる日もくるかもしれません。 暗号資産取引所が解説するリップル(XRP)の特徴と歴史 Coincheck リップル(Ripple/XRP)購入方法・買い方・口座開設の流れを解説 Coincheck スマートコントラクト機能を持つイーサリアム(ETH) イーサリアムは、暗号資産の時価総額では常に上位に位置しており、市場からの期待値も高い通貨の一つともいえるでしょう。 イーサリアムの特徴としては、「スマートコントラクト機能が搭載されている」ことや、「さまざまな通貨やサービスの基盤となっている」ことなどがあげられます。スマートコントラクトとは、簡単にお伝えすると、契約を自動で実行する仕組みのことです。 ビットコインが通貨としての側面を持つのに対し、イーサリアムは契約をスムーズに行うためのプラットフォームとしての特徴を持ちます。また、イーサリアムは、さまざまな通貨やサービスの基盤にもなっています。 イーサリアムをベースにした新しい暗号資産やシステムなどがすでに多く存在し、それらが普及することで、イーサリアムの知名度もますます上がっていくでしょう。これまでにも、暗号資産を使った資金調達方法であるICO(イニシャルコインオファリング)のプラットフォームとしても使われており、利用の幅を広げています。 イーサリアム(Ethereum/ETH)とは?分かりやすく解説します Coincheck 簡単にできるイーサリアム(ETH)の購入方法と買い方を解説 Coincheck イーサリアム(ETH)から分岐したイーサリアムクラシック(ETC) イーサリアムに関連したアルトコインとしてあげられるのが「イーサリアムクラシック(ETC)」です。 イーサリアムクラシックの特徴は「イーサリアムから分岐して生まれた暗号資産である」こと、「非中央集権的な暗号資産を目指して誕生した経緯がある」ことなどです。イーサリアムクラシックは、イーサリアムがハードフォークした際に分裂した通貨です。 基本的な機能はイーサリアムと同じものの、セキュリティの改善を目指したりしています。また、イーサリアムの仕様変更に対して異議を唱えた人たちによって実現された通貨のため、イーサリアムクラシックは非中央集権に重きを置いた通貨となっています。 とはいえ、イーサリアムクラシックとイーサリアムは価格面でも連動している傾向が強く、切っても切り離せない関係と言えるでしょう。 イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)とは?特徴やイーサリアム(Ethereum/ETH)との違いを徹底解説 Coincheck イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説 Coincheck ハーベスティングが特徴的なネム(XEM) アルトコインのなかでも根強いファンが多いのが「ネム(XEM)」です。「開かれたコミュニティの結束が強い」ことや「ハーベストという仕組みがある」ことなどが主なネムの特徴です。 ネムを使ったサービスが登場 ネムは、金銭的な自由や分散化を理念としており、新しい経済圏の創出を目標としている通貨です。そのため、多くの人に開発される仕組みが整っており、実際にネムを使ったサービスやシステムが続々と登場しています。 また、ファンが多い通貨として知られ、コミュニティの連帯感がしっかりしているのも魅力です。 ネムの独自機能のハーベスト ハーベストとはネム独自の機能で、一定数以上のネムを保有していることで自動的に報酬としてネムを受け取ることができる仕組みです。 報酬がもらえる点ではビットコインのマイニングに似ていますが、ネムの場合には一定数以上保有して特定のウォレットに預けていれば、誰でも簡単にネムを受け取れます。 暗号資産ネム(NEM/XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 Coincheck ネム(NEM/XEM)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説 Coincheck ビットコイン(BTC)を補完する役割を目指したライトコイン(LTC) ビットコインの技術をベースにして誕生したのが「ライトコイン(LTC)」です。 ビットコインの改良版を目指して生まれたライトコインは、ビットコインよりも送金スピードが速かったりと、より実用性を重視した暗号資産だといえるでしょう。ビットコインが金だとすれば、ライトコインは銀だとよくいわれます。 ビットコインの発行枚数が2100万枚なのに対して、ライトコインは8400万枚です。発行枚数が4倍と多いので、より実用的に使われやすいという側面を持ちます。 また、送金スピードが速いため、ビットコインより決済手段として優れており、ビットコインを補完する存在として期待されています。 ライトコイン(Litecoin/LTC)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 Coincheck ライトコイン(LTC)の購入方法は?買い方と取引方法を解説 Coincheck ビットコイン(BTC)から分岐して誕生したビットコインキャッシュ(BCH) ビットコインから分岐した代表的な通貨として知られるのが「ビットコインキャッシュ(BCH)」です。 ビットコインキャッシュの特徴としては、「分岐時にブロック容量をビットコインの8倍にした」ことなどがあげられます。ビットコインのブロック容量を1MBから8MBに拡張することで、ビットコインのスケーラビリティ問題の解決を目指しました。 そのため、ビットコインキャッシュは、ビットコインの容量や生成スピードに疑問を感じていた人たちに支持されているのが特徴です。なお、ビットコインからハードフォークして誕生した通貨ではありますが、価格変動はビットコインと連動しやすい傾向があります。 ビットコインと比較しながら、今後の動向を注視したいアルトコインのひとつです。 ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)とは?特徴やビットコインとの違いを徹底解説 Coincheck ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説 Coincheck Microsoftとパートナーシップを結んでいるリスク(LSK) 日本でも知名度の高いアルトコインとして知られるのが「リスク(LSK)」です。 リスクの特徴としては「開発言語としてJavaScriptを採用している」こと、「Microsoftとパートナーシップ契約を結んでいる」ことなどがあげられます。リスクは、イーサリアムと同様にスマートコントラクト機能を備えており、誰にでも開発機会が開放されています。 JavaScriptは、広く用いられているプログラミング言語なので、より多くの人が開発しやすいというメリットがあります。また、リスクの大きな魅力といえるのが、世界的なソフトウェア企業であるMicrosoftとパートナーシップ契約を結んでいることです。 大手企業と連携していることでリスクの普及や知名度の向上が見込まれ、各方面での活用が期待されています。なお、リスクは国内で取り扱っている暗号資産の取引所が限られているため、取引したい場合には慎重に取引所を選ぶようにしましょう。 暗号資産リスク(Lisk/LSK)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 Coincheck リスク(Lisk/LSK)取引の口座開設から購入方法を解説 Coincheck 日本で生まれた暗号資産 モナコイン(MONA) モナコイン(MONA)は、日本で初めて作られた暗号資産です。 モナコイン(MONA)は、それまで理論上でのみ提唱されていたSegwit(セグウィット)と呼ばれる技術を、世界で初めて実装した暗号資産です。 モナコイン(Monacoin/MONA)とは?日本生まれの暗号資産の特徴や今後の将来性を解説 Coincheck Coincheck(コインチェック)なら代表的な暗号資産の銘柄の取引ができる アルトコインの購入を検討しているなら、国内の大手暗号資産の取引所Coincheckが便利です。Coincheckの魅力の一つに、取り扱い通貨数の多さがあります。 その数は全部で30種類以上となっています。選べる通貨が多いと分散投資をできるだけでなく、投資の選択肢を広げることができます。 また、Coincheckは取引画面がシンプルなデザインとなっており、特にスマホアプリが使いやすいことから、初心者に人気のサービスとなっています。操作性が高いので入力ミスなどをしにくく、暗号資産を初めて取引する人にも向いているといえるでしょう。 さらに、セキュリティ対策にも率先して力を入れているのも安心できます。2019年1月には金融庁の認可を受け、正式な登録業者となりました。 二段階認証やコールドウォレットでの保管など、一定水準のセキュリティの高さを誇っています。アルトコインの取引を行おうと考えている人は、まずはCoincheckの口座を開設してみるとよいでしょう。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 暗号資産の銘柄に詳しくなって投資のチャンスを広げよう 暗号資産取引では、ビットコインはもちろんのこと、多くのアルトコインも売買を行うことができます。 投資のチャンスを広げていくために、こういったアルトコインについても投資を検討されるのも良いでしょう。アルトコインはそれぞれ特徴が異なり、得意分野も違います。 賢く投資をするなら、それぞれの特徴をよく理解したうえで取引に参加するのが基本です。どの銘柄が将来伸びるのかは誰にも予測できませんが、暗号資産の銘柄に詳しくなれば投資の対象もおのずと広がっていくでしょう。
ビットコインと株式は、どちらも値上がり益が期待できるタイプの投資対象です。 両方への投資のための十分な資産があれば問題ありませんが、ビットコインと株式のいずれかに投資する分しか資金がない場合もあります。そんなときは、どちらに投資資金を振り向けるべきかと悩む人も多いでしょう。 ビットコインは500円などの少額から投資ができるなど色々な特徴がありますが、どちらを選択するかにあたっては、両者の違いを理解しておくことが重要です。そこで、ビットコインと株式が異なっている点について解説します。 目次 そもそもビットコイン(Bitcoin/BTC)とは? ビットコインと株の違い1. 歴史の長さ ビットコインと株の違い2. ボラティリティの高さ ビットコインと株の違い3. 取引時間の長さ ビットコインと株の違い4. インカムゲインの有無 ビットコインと株の違い5. レバレッジ倍率 ビットコインと株の違い6. 保管方法 ビットコインと株の違い7. 最低投資金額 ビットコインと株の違い8. 発行体 ビットコイン(Bitcoin/BTC)は株価と連動する? ビットコイン(Bitcoin/BTC)取引で得た利益で株を購入するのも一つの方法 少額から始めるならビットコイン(Bitcoin/BTC)取引 Coincheckの無料登録はこちら そもそもビットコイン(Bitcoin/BTC)とは? ビットコインは、インターネット上に存在するデジタル通貨です。初めて世に出た仮想通貨として有名で、仮想通貨の代表的な存在だといえます。 日本におけるビットコインの法的位置づけは、支払手段です。2017年の改正資金決済法において、決済時に対価として使える支払手段として位置づけられています。 ただし、日本円やドルのような法定通貨とは違う点も多いです。特に、日本銀行など中央銀行のような通貨発行や通貨システム管理を行う組織が存在しないことが、ビットコインの大きな特徴になります。 ビットコインはあらかじめプログラムによって発行上限が2100万枚と決められており、中央に管理者が存在しないため、国家や政府によってコントロールされることもありません。 そんな新しいデジタル通貨であるビットコインと、古くからある株は一体何が違うのでしょうか。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?初心者にわかりやすく解説 Coincheck ビットコインと株の違い1. 歴史の長さ ビットコインと株式の1つ目の違いは、その歴史の長さです。 ビットコインが誕生したのは2008年でした。サトシナカモトという匿名の人物が論文で提唱した決済システムが、ビットコインの始まりとされています。 ビットコインの歴史は浅く、まだ法整備などが追いついていない状況ではありますが、発展の余地も大きいといえるでしょう。一方、株式市場は約400年もの長い歴史があります。 成熟した市場がすでに存在しており、世界中で多くの人が株式投資に参加していることが特徴です。 ビットコインと株の違い2. ボラティリティの高さ 2つ目の違いは、価格変動の激しさの違いです。 価格変動の激しさのことをボラティリティといいます。株式もビットコインも、数ある投資対象のなかではボラティリティが高いものに分類されます。 しかし、ビットコインの方がボラティリティがより高い状況です。株式市場では、行き過ぎた高騰や暴落を回避するために、一定以上の価格変動が生じると取引を強制的に停止するストップ安・ストップ高の制度があります。 一方、ビットコイン取引においては、ストップ安・ストップ高の制度を取り入れていない取引所が数多く存在しています。そのため、1日で価格が倍になったり、半値になったりする可能性があることには注意が必要です。 ビットコインと株の違い3. 取引時間の長さ 3つ目の違いは、取引可能時間帯です。 ビットコインは、仮想通貨の取引所で原則土日も含めて、24時間365日取引できます。一部、取引所のメンテナンスなどで取引できない時間帯もありますが、休日でも取引できることはメリットといえるでしょう。 例えば、平日昼間は本業が忙しくて取引ができない会社員の方などでも、休日に落ち着いて取引が可能です。 一方、株式市場が開いているのは基本的に平日の昼間だけです。時間帯は、9:30~11:30、12:30~15:00で、一部の私設取引所やPTSなどを除けば、取引できる時間帯は限られます。 平日の昼間は忙しいという人は、株は若干取引しにくいといえるでしょう。 ビットコインと株の違い4. インカムゲインの有無 4つ目の違いは、定期的な収入であるインカムゲインがあるかないかです。 株式を保有している場合、決算状況によっては配当金の支払いがあります。銘柄によって配当の有無や配当利回りは異なりますが、年利回りが数%程度ある銘柄も存在します。 株価の値上がり益以外にもインカムゲインを狙えることは、株式投資の魅力だといえます。一方、ビットコインは保有しているだけで得られる、金利のようなインカムゲインはありません。 基本的には安く買って高く売って売却益を得ることが、利益につながる仕組みになっています。ただし、仮想通貨の取引所Coincheckでは、購入したビットコインをCoincheckに貸し出すことで、ビットコインをもらえる貸仮想通貨サービスを提供しています。 Coincheckの貸仮想通貨サービスは、最大年率5%で、貸出期間は14日間・30日間・90日間・365日間から選択することができます。ビットコインを長期保有する予定のある方は、このようなサービスを利用されるのも良いでしょう。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 貸仮想通貨についてもっと詳しく知りたい方はこちらから Coincheck Coincheckの無料登録はこちら ビットコインと株の違い5. レバレッジ倍率 5つ目の違いは、レバレッジの倍率です。 レバレッジとは「てこの原理」のことで、投資の世界におけるレバレッジは、少額で大きな金額の取引ができることを指します。ビットコインの場合、一部の経過措置を除き、2019年3月時点におけるレバレッジ倍率は4倍という自主規制が行われている状況です。 一方、株式の場合も、信用取引を利用すればレバレッジ取引ができます。倍率は約3倍です。高いレバレッジで取引すると、大きな利益につながる可能性がある反面、多額の損失を被るリスクも大きくなります。 そのため、レバレッジ取引は初心者にはハードルの高い取引です。また、レバレッジ取引を行う場合は、リスクを理解したうえで、徹底した資金管理を行うことがポイントです。 ビットコインと株の違い6. 保管方法 6つ目の違いは、資産の保管方法です。 ビットコインなどの仮想通貨は、実物が存在せずネット上だけで流通する電子的な存在という特徴があります。仮想通貨を保管するシステムは、ウォレットです。 また、仮想通貨の取引所を利用している場合は、口座開設した取引所に保管されています。一方、株式は、考え方としては株券という現物が存在しているものです。 株券の形で金庫などに保管されることになります。ただし、上場株式は電子化されているため、ビットコインと同じように電子データとして保管される仕組みです。 ビットコインと株の違い7. 最低投資金額 7つ目の違いは、最低投資金額です。 ビットコインは、株式と比較すると少額で投資できるという点が異なります。 仮想通貨の取引所により最低取引数量は異なる場合がありますが、金融庁登録済の仮想通貨の取引所Coincheckでは、500円から取引が可能です。なお、Coincheckではビットコインに限らず取り扱いの全ての仮想通貨が500円から取引可能です。 一方、株式投資を行う場合は、ある程度の自己資金が必要です。1万円以下で購入できる銘柄も中にはありますが、数十万円なければ手に入らない銘柄もあります。 そのため、株式投資を始める場合は、数十万円程度の資金は確保してから始めるのが一般的と言えるでしょう。 簡単にできるビットコインの購入方法・買い方と口座開設の流れ Coincheck ビットコインと株の違い8. 発行体 8つ目の違いは、発行体です。 まず、株には発行会社があります。企業は株式を発行して調達した資金で、事業へ再投資などを行うことで事業を拡大し、利益を生み出していきます。 一方で、ビットコインには発行体が存在せず、ビットコインを管理する会社なども存在しません。ビットコインの場合は、ビットコインそのものが価値を生み出す訳ではなく、市場での価格変動のみが、投資家からすれば収益の源泉となるとも言えるでしょう。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)は株価と連動する? ビットコインは、価格が割安なときに購入して、割高になったら売却することで利益を得るのが基本になります。そのため、価格変動の特徴を理解しておくことが大切です。 ビットコインと株式の価格は、連動することもあります。株高になるとリスク資金が仮想通貨市場にも流れるなどして、ビットコイン価格が上昇する場合があるのです。 ただし、まったく逆の動きをする逆相関になることもありますし、それぞれの市場の変動要因によって無関係に変動することもありえます。連動するという明確な根拠は、今のところ特にないと考えてよいでしょう。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)取引で得た利益で株を購入するのも一つの方法 また、ビットコインと株式の両方に投資をするという選択肢もあります。 株式投資に必要な自己資金を確保できない場合は、ビットコイン取引で得た利益を貯めて、株式投資に充当することも選択肢の1つです。 投資を行うにあたっては、分散投資を行ってリスク分散を図ることも重要です。仮想通貨はボラティリティが高く価格が安定しないため、比較的価格が安定している金融商品に分散投資を行うのも有効です。 多くの仮想通貨システムの根幹を支えるブロックチェーン技術については世界中の企業が注目していることもあり、将来性が期待されている技術です。今後ブロックチェーンを用いたサービスが世の中に広まっていくにつれて、ビットコインを含む仮想通貨市場もさらに拡大していく可能性もあるでしょう。 少額から始めるならビットコイン(Bitcoin/BTC)取引 ビットコイン投資か株式投資かで迷っている人で、まずは少額から取引を始めたい方は、ビットコイン投資から始めてみるのもよいでしょう。 仮想通貨の取引所Coincheckでは、ビットコインなどの仮想通貨の最低取引金額は500円です。自己資金が十分ないという人でも、ビットコイン投資であればお小遣い程度の金額からでも取引を始められます。 また、少しずつ利益を積み上げれば、株式投資に必要な原資を用意することも可能かもしれません。なお、少額の証拠金を預けてレバレッジをかけることで、自己資金よりも多額の取引を行うレバレッジ取引もありますが、取引に慣れるまでは初心者は現物取引から始めた方が良いでしょう。 ビットコインの特徴や株式投資との違いを理解したうえで、まずは仮想通貨の取引所に口座を開設し、ビットコインの現物取引から始めることを検討されてみてはいかがでしょうか。
電子的な決済手段として利用できる暗号資産(仮想通貨)は、価格が変動するため投資対象としての魅力もあります。 暗号資産は、債権や株式、投資信託などさまざまな投資対象のなかでもリスクは高くなります。その反面、運用によって大きな利益が生じる可能性があります。 暗号資産は500円などの少額から投資が可能ですが、投資元本として100万円用意できれば、十分に資産運用を始めることもできるでしょう。これから暗号資産投資を始める人は、運用のコツを理解しておくことが大切です。 そこで、暗号資産投資におけるポイントやコツ、注意点などについて解説します。 ※仮想通貨の税金については、2024年2月13日時点の情報となります。 Coincheckの無料登録はこちら 暗号資産は今から始めても遅くはない? 代表的な暗号資産であるビットコインは、2017年から2018年の初めにかけて価格が10倍以上に高騰しました。いわゆるバブル状態だったと言われています。 しかし、最高値を付けた2018年の初め以降は価格が伸び悩み、2019年2月時点には最高値の約5分の1の価格にまで下がりました。そのため、バブルがはじけたあとの暗号資産に投資することに不安を感じる人もいるのではないでしょうか。 しかし、暗号資産はビットコインだけではなく、世界中に1000種類を超える暗号資産が存在しているといわれています。その中には、ビットコイン以上に価格が上昇すると期待されている暗号資産も多数含まれています。 将来的に価格が上昇する可能性がある暗号資産を見つけて投資できれば、これから投資を始めても遅いということはありません。 暗号資産の運用を始める前に気を付けること 100万円の投資元本が用意できたら、すぐにでも暗号資産へ投資して運用を始めたいと思うかもしれません。 しかし、運用を始める前に知っておいたほうがよいことがあります。ここでは、暗号資産の運用を始める前に気をつけたほうがよいことについて解説します。 暗号資産投資はギャンブルとは別 投資を始める前に知っておくべきポイントの1つ目は、暗号資産投資はギャンブルではないということです。 暗号資産への投資は、その価格変動の大きさからギャンブルだといわれることもあります。ギャンブルは、運によって勝率が変わることが特徴です。 一方、投資は、市場動向から価格変動を予測し、利益を積み上げる長期的な戦略を持つことで勝率を高めることができる点が異なります。慎重に計画を立てしっかり準備することによって、運任せにせず自らリスクをコントロールできるのです。 暗号資産への投資はギャンブルとは言い切れず、一定のリスク管理が可能な投資であると言えます。確かに、完全にリスクはコントロールできるわけではありませんので運の要素もありますが、それでも暗号資産投資の経験を積み知識を深めれば、勝率を上げていくことは可能です。 他人の話を鵜呑みにしすぎない 2つ目のポイントは、個人的に発信されている投資情報を安易に信じないことです。 暗号資産の世界には、多くのインフルエンサーやトレーダーが思い思いに投資に関する情報を発信しています。投資判断を行う場合、そういった情報を鵜呑みにしてしまうのではなく、投資判断の参考程度として認識しておくことが大切です。 ネット上にあふれる情報の中には、誤った情報も混じっています。他人の情報だけで自らの投資判断を行うのではなく、必ず自ら情報を取得したうえで整理し、どの暗号資産に、いつ投資するのかなどを決めるように心がけましょう。 価格が下がった時に慌てて売らない 3つ目のポイントは、予想外の方向に価格が変動しても慌てて決済しないことです。 暗号資産価格の値動きは、ほかの金融商品などと比較すると激しく変動するという特徴があります。暗号資産を購入して保有している状態で大幅に価格が下がると、価格の下落が継続するのではと不安になり、すぐに売却してしまう人が多くなっています。 しかし、価格変動が激しいということは、暴落したあとですぐに大幅な価格上昇に転じる可能性もあるということです。そのため、価格変動が生じても、焦らずに相場の状況を冷静に見極めることが重要です。 価格変動が一時的なものであれば、しばらく様子を見て上昇トレンドへの転換を待つことも大切になります。 暗号資産はハイリスクハイリターン 暗号資産投資を行っている場合、予想した方向に価格が大きく動けば、リターンも大きくなります。ただし、予想の反対方向の値動きになると、大きな損失を被ります。 つまり、暗号資産投資は、ハイリスクハイリターンの投資だといえるのです。また、投資対象としての安全性についても高いとはいえないでしょう。 暗号資産は、金などのように実物がなく、株式などのように法律に基づく権利証券でもない存在です。最悪の場合は暗号資産そのものがなくなってしまうリスクもあります。 そういった大きないリスクがあるからこそ、うまく取引すれば多額のリターンが得られる可能性があるのです。暗号資産投資を行うにあたっては、ハイリスクハイリターンの取引をしているということを忘れないようにしましょう。 元手100万円で暗号資産の運用を行うコツは? 投資の元手として100万円を用意できた場合、いきなり何の投資方針もなく取引を始めることは避けたほうがよいでしょう。 そこで、100万円で暗号資産を運用する場合のポイントの事例についてご紹介します。 1. 短期でなく長期で勝負する 1つ目のコツは、長期投資で取引することです。 短期取引で利益を出す難易度は高くなります。経験豊富な投資家であれば、チャートによるテクニカル分析や経済指標などによるファンダメンタルズ分析など、高度な知識を駆使すれば、短期でも利益を出せる可能性を高められるでしょう。 しかし、初心者には短期投資はハードルが高いのが現実です。一方、長期投資であれば、何度も頻繁に売買する必要がなく、暗号資産価格の大きなトレンドに沿って投資すればよいため、難易度は下がります。 さらに、100万円あれば、市場動向に左右されず長期間保有を継続する「ガチホ(ガチっとホールドするの略)」戦略を試すという選択肢もあります。 2. 複利を味方につける 2つ目のコツは、複利効果を最大化することです。 複利効果とは、投資元本が生んだ利益を再投資して元本に加算することで、利益が利益を生む状態を作り出すことです。複利効果を使えば、運用資産を増やしやすくなります。 元本が生み出す利益をその都度引き出すと、複利効果は得られなくなります。都度引き出してしまえば、利益率が一定の場合における一定期間に得られる利益はずっと同額です。 一方、複利で運用する場合は、元本だけでなく投資した利益も同じ利益率で稼ぐことができます。利益の再投資によって時の経過とともに元本が増加し、得られる利益は足し算ではなく掛け算で増えていくのです。 暗号資産投資で得た利益は、出金ではなく再投資して複利効果を獲得するのも良いでしょう。複利効果をうまく活用することで、100万円を効率的に増やせることにつながる可能性もあります。 3. 複数の銘柄をチェックする 3つ目のコツは、複数の銘柄に分散投資することです。 初心者の場合、1つの暗号資産だけに資金を集中させてしまうと、予想が外れて通貨価格が暴落すると投資を継続できなくなるリスクがあります。1銘柄に集中する投資方法は、当たれば大きなリターンを得られる反面、リスクも大きいです。 そこでリスクを減らすためには、複数の期待できる暗号資産に少しづつ分散投資する方法が有効です。ただし、過度な分散はリターンの減少につながります。 投資可能資金が100万円であれば、例えば50万円で2銘柄、もしくは、25万円で4銘柄程度に分散すれば、リスクとリターンのバランスをとることも可能です。複数の銘柄を確認し、価格上昇が見込める確率が高そうな通貨を厳選して分散投資するのも良いでしょう。 Coincheckの無料登録はこちら アルトコインで時価総額の高い銘柄の事例 ビットコイン以外の暗号資産のことをアルトコインといいます。 多数のアルトコインが存在していますが、そのなかでも時価総額が大きく、日本でも知名度の高い3つのアルトコインについて簡単にご紹介します。 1. リップル(XRP) 1つ目は、リップルです。 リップルは、ビットコインなど多くの暗号資産で使われているブロックチェーン技術が使われていないという特徴があります。 ブロックチェーンの代わりに採用されている技術は「XRP Legder(リップル・レジャー、リップル分散台帳)」という決済プロトコルです。リップルは、このプロトコルを採用したことによって、優れた決済スピードを実現しています。 また、送金手数料も低く抑えられるため、既存の国際送金などよりも低コストでの送金ができる点が大きな強みです。そのため、国際送金や銀行間送金などで、さらなる利用拡大が期待されています。 暗号資産取引所が解説するリップル(XRP)の特徴と歴史 Coincheck リップル(Ripple/XRP)購入方法・買い方・口座開設の流れを解説 Coincheck 2. イーサリアム(ETH) 2つ目は、イーサリアムです。 イーサリアムは、通貨名であると同時に、ブロックチェーンを使ったプラットフォームの名称でもあります。ブロックチェーンとは、簡単にお伝えすると暗号資産の取引データを記録する技術です。 また、イーサリアムには、スマートコントラクト機能も実装されています。スマートコントラクトは、ブロックチェーン上で自動的に取引条件を判断して契約を実行できる機能のことです。 さらに、イーサリアムのプラットフォームを活用した資金調達手法である、ICO(イニシャルコインオファリング)の事例も多くなっています。イーサリアムは、暗号資産としてだけでなくブロックチェーンを活かしたプロジェクトにも数多く採用されている状況にあります。 イーサリアム(Ethereum/ETH)とは?分かりやすく解説します Coincheck 簡単にできるイーサリアム(ETH)の購入方法と買い方を解説 Coincheck 3. ビットコインキャッシュ(BCH) 3つ目は、ビットコインキャッシュです。 ビットコインキャッシュは2017年8月に誕生したコインで、ビットコインからのハードフォークによって登場しました。ハードフォークとは、暗号資産の分岐を表す用語です。 ビットコインキャッシュの特徴は、ビットコインの課題の解決を目指していることです。ビットコインとは共通している機能も多いですが、取引データを格納するサイズを拡大するなどの取り組みを行っています。 誕生当初から市場から注目されていることもあり、今日まで高い時価総額を保っています。 ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)とは?特徴やビットコインとの違いを徹底解説 Coincheck ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説 Coincheck 暗号資産の運用における税金について 暗号資産の運用によって利益が生じた場合は、税金がかかります。 そのため、運用を始める前に、暗号資産の税制についても理解しておくことが大切です。ここでは、暗号資産取引で得られた利益に関する課税について解説します。 暗号資産は確定申告が必要 暗号資産取引で生じた所得がある場合は、原則として確定申告が必要です。 ただし、給与所得者については、給料やボーナス以外の所得が20万円以下であれば原則申告不要とされています。20万円を超えた場合は、自営業などと同様に、確定申告が必要です。 個人が得た所得は10種類に分類されことになっており、暗号資産の所得はその中の雑所得に該当します。暗号資産取引で課税されるタイミングは、売却による円などへの交換や暗号資産同士との交換、商品などの購入時です。 基本的には、取得したときと手放した時の差額が雑所得となります。購入後、保有しているだけの場合は、含み益が生じていても課税されず、申告する必要はないことも念頭に置いておきましょう。 ※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。 暗号資産(ビットコイン)の税金・計算方法・確定申告を徹底解説【2020年最新】 Coincheck 利益の一部は税金となる 暗号資産で得た利益は、課税対象です。 しかし、取引により生じた利益は、再投資や円への交換、商品の購入などで使ってしまいたくなるものです。しかし、あとで課税された税金を支払う必要があることは念頭に置いておきましょう。 たとえば、前年に価格高騰によって大きな利益を手にして全額再投資し、当年に入って暴落が生じたとします。この場合、前年の所得に対する納税分は、当年の価格の値下がりによって消滅してしまうリスクがあります。 こうなると、納税資金の捻出が難しくなる可能性があります。そういった事態にならないように、資金管理はしっかりと行っておくことが大切です。 暗号資産の中には将来性が期待されている銘柄が数多く眠っている 暗号資産の元祖はビットコインですが、今ではビットコイン以外にも数多くのアルトコインがあります。また、新しい通貨も誕生し続けている状況です。 それらの暗号資産のなかには、将来における価値上昇や利用拡大などが期待されている通貨もあります。暗号資産投資を始めるには遅すぎるのではないかと心配している人にも、まだまだ将来性がある暗号資産を見つけるチャンスが残されているのです。 今から始めても決して遅くはないため、まずは金融庁登録済の暗号資産の取引所に口座開設をすることから始めるのが良いでしょう。
60代はまだまだ働ける年代ですが、定年になって老後生活に入る人もいます。そうなると心配になるのは、老後資金です。 また、働き続ける場合でも、60代であれば老後資金は切実な問題です。十分な余裕資金があって老後は安泰という人も少ないかもしれません。 老後の収入の中心は公的年金ですが、それ以外に貯蓄や投資などで不足分を補うことも必要になるかもしれません。そこで、老後資金の問題を解決する可能性のある選択肢の1つとして、暗号資産(仮想通貨)投資について解説します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 老後に必要なお金は3000万円? 年金だけで生活するのは大変? 老後資金を増やすための方法の例 1. iDeCo(イデコ) 2. 個人向け国債 3. 定期預金 4. 投資信託 5. 株式投資 投資商品として注目される暗号資産 1. 価格変動幅が大きい 2. 好きな時に取引できる 3. 少額から始められる 60代から暗号資産投資を始めるメリット 1. 老後資金への充当 2. リスク分散 暗号資産投資の注意点を理解しておくことも大切 1. 詐欺被害に注意 2. 余剰資金で投資する 暗号資産取引所の選び方 1. 使いやすさ 2. セキュリティ 3. 手数料 4. サーバーの安定性 5. 流動性の高さ 暗号資産取引の始め方 まずは暗号資産の情報収集をしてみては? 老後に必要なお金は3000万円? 一般的に老後の暮らしに必要になるお金は、世帯あたり3000万円程度だといわれています。 退職しても支出が劇的に減るわけではなく、さまざまな費用がかかります。場合によっては、医療費や介護費用は相当な額になるケースもあるでしょう。 医療保険などで賄える分があったとしても、多額な支出につながる可能性が高いです。また、生活していくためには食費が必要です。 さらに、住宅関連もリフォームなどで支出がかさむケースもあります。政府発表の統計によると、高齢者の夫婦世帯・単身者世帯は、ともに家計が赤字になっているのが現状です。 高齢になってから資金を手当てするのは大変ですので、あらかじめ対策を講じておく必要がある場合もあるでしょう。 年金だけで生活するのは大変? 原則として65歳になると、公的年金を受給することになります。 老後における収入の柱となるのが公的年金です。しかし、公的年金だけで生活することは難しいケースも多いでしょう。 公的年金には、全員に共通の国民年金、会社員などの勤労者だけが対象の厚生年金の2つがあります。厚生労働省が公開している「平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」という報告書によるによると、国民年金支給額は、平均月額5万5000円、厚生年金は14万7000円です。 たとえ両方を受給できても、すべての支出を賄えない可能性があります。また、厚生年金がない自営業などの場合は、さらに資金不足が顕著です。 厚生年金の受給開始年齢は、生年月日によって65歳前から受給できるケースもありますが、男性は2025年度、女性は2030年度にすべて65歳受給開始になります。そうなると、60歳で定年退職した場合、65歳までの収入が途絶える事態になるのです。 そのため65歳以降はもちろん、60~65歳の資金対策をしっかり講じておくことは大切です。 老後資金を増やすための方法の例 60歳代でもできる老後資金作りの方法には、いくつかの候補があります。 1. iDeCo(イデコ) 例えば1つ目は、iDeCo(イデコ)です。 iDeCo(イデコ)は資金を拠出して運用し、老後に年金を受け取る仕組みになっています。以前は60歳までの拠出でしたが、法改正により65歳まで拠出可能になっています。 2. 個人向け国債 2つ目は、個人向け国債です。 銀行預金金利より少し高い利回りとなっています。国が元本を保証しているため、リスクが低いことが特徴です。 3. 定期預金 3つ目は、定期預金です。 定期預金は元本保証の商品であるため、利回りは高くはありませんが、コツコツと資金を貯めることができます。定期預金にすることによって、むやみに預金を使ってしまうリスクも回避できるでしょう。 4. 投資信託 4つ目は、投資信託です。 株式や債券などの金融商品がパッケージになっているような金融商品です。元本保証はありませんが、商品によってはリスクがそこまで高くないものも存在します。 5. 株式投資 5つ目は、株式投資です。 株価が安い時に購入し、株価が高くなった時に売却することができれば、キャピタルゲインを得ることができます。ただし、株式投資はリスクも高いため、損失を被るリスクもあります。 いずれの方法にせよ、60代以上の方は無理のない余剰資金の範囲内で投資を行うことがポイントです。 投資商品として注目される暗号資産 今では投資する対象は、国債や株式、投資信託などだけでなく、暗号資産という選択肢もあります。 60代でも投資が可能なため、近年世間の注目を集めているのが暗号資産です。注目されている主な理由には、例えば以下が挙げられます。 1. 価格変動幅が大きい 1つ目の理由は、暗号資産は価格変動幅が大きいため、短期間で大きな利益を上げられる可能性があることです。 価格変動幅の大小のことをボラティリティといいますが、暗号資産はボラティリティが高いことが特徴です。1日で価格が大きく上昇することも珍しくないため、購入タイミングがよければ短期間で利益を上げられる場合もあるでしょう。 2. 好きな時に取引できる 2つ目は、いつでも好きな取引できる自由度の高さです。 例えば、株式投資などは取引できる時間帯が決まっていますが、暗号資産は暗号資産の取引所のメンテナンスなどの時間帯を除き、原則24時間365日取引できます。平日は取引する時間がない方であっても、土日に取引を行うことが可能です。 3. 少額から始められる 3つ目は、暗号資産は数百円などの少額から始められることです。 金融庁登録済の暗号資産交換業者であるCoincheckでは、取り扱いのすべての暗号資産を、500円から購入することができます。 60代から暗号資産投資を始めるメリット 60代からでも、暗号資産を始めるのは遅くはないです。60代から暗号資産投資を始める主なメリットには、例えば以下が挙げられます。 1. 老後資金への充当 1つ目は、暗号資産投資によって利益が得られた場合は、その利益を老後資金に充当できることです。 株式投資や投資信託への投資などと同様に、暗号資産への投資によって資産を増やすことができる可能性があります。ただし、もちろん投資に失敗した際には損失が発生しますので、取引は慎重に行う必要があります。 2. リスク分散 2つ目は、リスク分散できることです。 すでに投資をしている人は、分散投資を行うことで、一時に多額の損失を被るリスクを抑えることができます。暗号資産は他の金融商品とは性質の違う投資対象でもあるため、その分散先候補として使えるでしょう。 暗号資産投資の注意点を理解しておくことも大切 色々とメリットのある暗号資産投資ですが、60代から暗号資産取引を行う場合は、暗号資産の注意点を理解しておくことも重要です。主な注意点には、例えば以下が挙げられます。 1. 詐欺被害に注意 1つは、詐欺による被害が増加していることです。 詐欺被害を避けるためにも、暗号資産取引を行う場合は、金融庁登録済の暗号資産交換業者が運営している暗号資産の取引所に口座を開設しましょう。また、そこで扱われている暗号資産を選んで取引しましょう。 2. 余剰資金で投資する もう1つは、例えば退職金のすべてを暗号資産投資に回さないことです。 暗号資産への投資はリスクがありますので、余剰資金の範囲内での投資が大切です。自らリスクを調査し、老後生活に支障がない範囲で投資するようにしましょう。 暗号資産取引所の選び方 暗号資産取引を始めるためには、暗号資産の取引所に口座開設が必要です。 暗号資産の取引所は複数あり、それぞれ特徴が異なっています。取引所選びを行う場合は、例えば以下のようなポイントに注意して選択するのもよいでしょう。 1. 使いやすさ 1つ目は、使いやすいかどうかです。 操作性が悪いと取引に支障をきたします。また、取引画面の視認性も大事です。 2. セキュリティ 2つ目は、セキュリティです。2段階認証や顧客資産の分別管理など、セキュリティがしっかりしている取引所を選びます。 3. 手数料 3つ目は、手数料です。手数料が安ければ、手元に残る資金は多くなります。 4. サーバーの安定性 4つ目は、サーバーの安定性です。取引量が増えても安定的に稼働するかどうかがポイントになります。 5. 流動性の高さ 5つ目は、流動性の高さです。 流動性は取引量の多さだと理解すればよいでしょう。取引量が多ければ取引が成立しやすくなります。 暗号資産取引の始め方 国内の大手暗号資産取引所の1つであるCoincheckでは、初心者でも簡単に口座開設が可能です。 Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck まずは暗号資産の情報収集をしてみては? 老後資金にはそれなりのお金が必要です。 そのため、できるだけ多く用意できれば大きな安心につながります。老後資金対策としては、貯金や節約だけではなく、投資で増やすことも必要になるかもしれません。 投資対象候補の1つとして暗号資産を選択した場合は、しっかり情報を集めることも大切です。特に取引所選びや取引対象通貨選びにおいては、納得できるまで検討しましょう。 メリットだけでなくリスクなどもきんと理解した上で、暗号資産の取引を開始することをおすすめします。