DMMビットコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説

DMMビットコイン(DMM Bitcoin)とは、DMMグループが運営している暗号資産交換業者です。さまざまなインターネットサービスを提供しているDMMグループの名称から、聞いたことがある人も多いかもしれません。

今回の記事では、Coincheck(コインチェック)とDMMビットコインの手数料やサービスを比較していきます。

※DMMビットコインの最新情報については公式サイト(https://bitcoin.dmm.com/)をご参照ください。

初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。

DMMビットコインとは

DMMビットコインは、2016年11月に設立された暗号資産交換業者です。さまざまなインターネットサービスを提供するDMM.comのグループ会社が運営しています。

DMMビットコインの特徴は、レバレッジ取引ができる暗号資産の種類が国内最大級である点です。レバレッジ取引とは、口座の証拠金を担保にすることで、証拠金以上の金額で取引を可能にする取引方法です。DMMビットコインでは、最大2倍のレバレッジをかけることが可能で、31種類の暗号資産が対象(※)となっています。

また、アプリにはシンプルなUIの「STモード」と多機能なチャートの「EXモード」があり、取引経験に応じてモードを切り替えられます。

(※)2024年3月時点

DMMビットコインとCoincheckの比較一覧

まずは、DMMビットコインとCoincheckの基本情報の比較を行います。具体的には、以下のサービスを比較します。以下は、2024年3月時点の情報を元に作成した表です。

Coincheck DMMビットコイン
取扱通貨・銘柄数 29(現物取引) 28(現物取引)
34(レバレッジ取引)
口座開設までの時間(※1) 最短翌営業日 最短即日
本人確認方法 ・アプリでのかんたん本人確認
・Webからの本人確認(※2)
・『スマホでスピード本人確認』
・『本人確認書類アップロード』(※3)
取引手数料 ・無料(販売所)
・一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(取引所)(※4)
・無料(現物取引・レバレッジ取引)
・各銘柄にBitMatch手数料あり(※5)
入出金手数料(日本円) ・入金:無料(銀行振込の場合)
・出金:407円
・入金:無料(銀行手数料はユーザー負担)
・出金:無料
最低出金額(日本円) 1円 2,000円(全額出金の場合は制限なし)(※6)
最低購入価格(ビットコイン) 500円 407円(※7)
外部ウォレットへの送金 可能 可能
提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所)
・Coincheck NFT
・Coincheck貸暗号資産サービス
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・Coincheck IEO
・Coincheck INO
・Sharely
・現物取引
・レバレッジ取引
・IEO
公式サイト https://coincheck.com/ja/ https://bitcoin.dmm.com/

(※1)本人確認方法や申し込みの混雑状況によって変化します。

(※2)Coincheckの本人確認方法については、こちらをご覧ください。

(※3)DMMビットコインの本人確認方法については、こちら
(https://bitcoin.dmm.com/about/opening_flow)をご覧ください

(※4)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。

(※5)DMMビットコインのBitMatch手数料については、こちら
(https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/fee)をご覧ください。

(※6)DMMビットコインの日本円出金についての詳細はこちら
(https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/fee)

(※7)2023年7月28日時点。DMMビットコインは、最小注文可能数量が0.0001 BTCのため、価格は変動する。詳細はこちら(https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/overview)。

以下で、詳しく見ていきましょう。

比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較

通貨数

2024年3月時点、DMMビットコインとCoincheckで取引できる銘柄は以下の通りです。

Coincheck DMMビットコイン
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
アイオーエスティー(IOST) ◯(レバレッジ取引のみ)
リスク(LSK) -
テゾス(XTZ) - ◯(レバレッジ取引のみ)
ネム(XEM) ◯(レバレッジ取引のみ)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
トロン(TRX) -
モナコイン(MONA)
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM) ◯(レバレッジ取引のみ)
カルダノ(ADA) - ◯(レバレッジ取引のみ)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
エンジンコイン(ENJ)
シンボル(XYM) - ◯(レバレッジ取引のみ)
サンド(SAND)
イーサリアムクラシック(ETC)
ポルカドット(DOT) ◯(レバレッジ取引のみ)
コスモス(ATOM) - ◯(レバレッジ取引のみ)
ソラナ(SOL) - ◯(レバレッジ取引のみ)
ドージコイン(DOGE) - ◯(レバレッジ取引のみ)
ポリゴン(MATIC) ◯(Polygonチェーン)  ◯(Ethereumチェーン)
チリーズ(CHZ)
チェーンリンク(LINK)
アバランチ(AVAX)
ジパングコイン(ZPG) -
メイカー(MKR)
ダイ(DAI) ◯(取引所での取扱い) -
パレットトークン(PLT) ◯(取引所での取扱い) -
フィナンシェトークン(FNCT) -
フレア(FLR) - ◯(現物取引のみ)
オーエムジー(OMG) -
アクシーインフィニティー(AXS)
エイプコイン(APE)
ニッポンアイドル(NIDT) - ◯(現物取引のみ)
アルゴランドトークン(ALGO) -
イミュータブル(IMX) -
ラップドビットコイン(WBTC) -
シバイヌ(SHIB)
FC Ryukyu Coin(FCR) - ◯(現物取引のみ)
ヘデラハッシュグラフ(HBAR) -
オアシス(OAS) - ◯(現物取引のみ)

2024年3月現在、現物取引ではDMMビットコインが28銘柄、Coincheckは29種類の取引が可能です。一方、Coincheckはレバレッジ取引を行っていませんが、DMMビットコインでは34銘柄ものレバレッジ取引が行えます。

どちらも国内最大級の取扱銘柄数ですが、取引ができる通貨にやや違いがあります。たとえば、リスク(LSK)はCoincheckで取り扱っていますが、DMMビットコインでは取引ができません。

取引をしたい通貨がある場合は、口座開設を検討している取引所で取り扱いがあるかどうかを確認するようにしましょう。

比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較

続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。DMMビットコインとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています(※1)。

  • DMMビットコイン→最短即日
  • Coincheck→最短翌営業日

(※1)口座開設にかかる日数は混雑状況や本人確認の方法により変わります。

DMMビットコイン

引用:DMMビットコイン - 口座開設までの流れ
(https://bitcoin.dmm.com/about/opening_flow)

DMMビットコインでは、3STEPで口座開設ができます。

  • 1.メールアドレスの登録
  • 2.基本情報の入力
  • 3.本人確認

DMMビットコインの本人確認方法には、「スマホでスピード確認」と「本人確認写真アップロード」の2つの方法があります。口座開設までの詳細については、DMMビットコインのウェブサイト(※)をご覧ください。

(※)https://bitcoin.dmm.com/about/opening_flow

Coincheck

Coincheckは、3STEPで口座開設ができます。

  • 1.アプリをダウンロード
  • 2.アカウントを作成
  • 3.本人確認を行う(「アプリでのかんたん本人確認」or「Webからの本人確認」)

Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法や完了までに要する時間が変化します。Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。Coincheckでの口座開設方法については、以下の記事を参考に進めてみてください。

比較③:【手数料】の比較

手数料比較

次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。(2024年3月現在)

まず、販売所における取引手数料はCoincheck・DMMビットコイン共に無料です。日本円の入金に関しては、Coincheckは銀行振込の場合、DMMビットコインはクイック入金の場合において、無料で行うことが可能です。一方、日本円の出金は、Coincheckが一律で407円であるのに対し、DMMビットコインは無料となっています。

また、暗号資産の入金手数料に関しては、Coincheck・DMMビットコイン共に無料です。一方、暗号資産の送金手数料は、Coincheckが各通貨毎に規定されているのに対して、DMMビットコインは無料となっています。

以上のように、各種手数料に関してはDMMビットコインの方がメリットは大きいといえるでしょう。

(※)その他手数料に関しては、ホームページをご覧ください。(参考:Coincheck - 手数料 , DMMビットコイン - 日本円・暗号資産の入出金について
(https://bitcoin.dmm.com/transactionproduct/depositwithdraw)

比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較

最後に、DMMビットコインとCoincheckが独自に提供しているその他のサービスについてもみていきましょう。

Coincheck DMMビットコイン
提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所)
・Coincheck NFT
・Coincheck貸暗号資産サービス
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・Coincheck IEO
・Coincheck INO
・Sharely
・現物取引
・レバレッジ取引
・IEO

DMMビットコインの特徴は、レバレッジ取引が可能な暗号資産の種類が国内最大級であることです。アプリもチャートツールが豊富な「EXモード」があるなど、リスクを取ってレバレッジ取引を行いたい方にはDMMビットコインがオススメです。また、IEOも行っているため、参加したい方は登録をしておいた方がよいでしょう。

それに対してCoincheckでは、2019年から4年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 初心者の方にも直感的な操作で暗号資産を取引できるアプリが、Coincheckの特徴の一つです。また、Coincheckでんき・ガスやCoincheck NFTなど、暗号資産の取引だけではなく、暗号資産を発展させたサービスが充実している点もCoincheckの特徴です。Web3.0をより身近に感じたい人は、Coincheckがオススメです。

(※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak

DMMビットコインはこんな人におすすめ

hoge

これまで見てきた特徴から、DMMビットコインは次のような人にオススメです。

  • 積極的に取引(トレード)をしたい
  • リスクを取って、レバレッジ取引をしたい
  • テクニカル分析をして、取引(トレード)をしたい

テクニカル分析にはさまざまな手法があるため、使いこなすには相応の経験が必要であるといわれています。また、レバレッジ取引は、現物取引より大きな利益を取れる可能性がある分、より大きな損益を被ってしまうリスクも高まります。そのため、ある程度投資経験を積んだ中〜上級者向けの取引手法です。DMMビットコインは、積極的に取引(トレード)をしたい玄人にオススメのサービスです。

Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ

hoge

一方でCoincheckは、次のような人におすすめのサービスと言えます。

  • アプリからNFTの取引をしたい
  • Web3.0を生活に取り入れたい
  • IEO・INOに参加したい

Coincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の(※)22タイトルのNFT売買を行うことが可能です。

※2024年3月時点

Coincheck NFT取扱いタイトル

世界的に取引されている著名なNFTタイトルはもちろん、デジタルファッションやメタバースプロジェクトのアクセスパスなど先進的な取り組みをしているNFTを取り扱っていることが特徴です。「Coincheck NFT」は、Coincheckアプリからアクセスができるので、より簡単にNFTの取引が可能です。

また、Coincheckでんき・ガスなど、生活に暗号資産を結びつけたサービスも提供しています。そのため、暗号資産取引の初心者はもちろん、Web3.0を身近に感じたいユーザーに対してもCoincheckはおすすめのサービスです。

さらに、CoincheckではIEO・INOのサービスをそれぞれ提供しています。IEOとは、「イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(Initial Exchange Offering)」の略称で、暗号資産を用いて企業がプロジェクトの推進のために資金調達する方法です。「Coincheck IEO」では、企業やプロジェクトが発行したトークンの審査、販売を行い、コミュニティの形成・強化や資金調達を支援するためのプラットフォームを運営しています。第一弾のパレットトークン(PLT)では、最大で販売額の約24倍の値を付けるなど、IEOは注目が集まりやすいプロジェクトと言えます。

INOとは、Initial NFT Offeringの略称で、「Coincheck INO」は初めて販売されるNFTコレクションを、当該NFTコレクションの販売元が当社のプラットフォーム「Coincheck NFT」において販売するものです。第一弾の「Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-)」では申し込み倍率が113.8倍を記録するなど、INOも注目が集まりやすいプロジェクトと言えるでしょう。

いずれも、Coincheckアカウントの登録と本人確認が参加の条件となるので、参加を検討している方にもCoincheckはオススメです。

参考:Coincheck IEO , Coincheck INO

まとめ

今回の記事では、DMMビットコインとCoincheckを比較しました。

まとめ

  • DMMビットコインは、積極的にレバレッジ取引をしたい中~上級者にオススメのサービス
  • CoincheckはWeb3.0のさまざまなサービスを身近に関したい人にオススメのサービス
  • 用途に応じて併用も可能

取り扱い通貨数など、一見似ているサービスに見られがちですが、それぞれに得意分野があります。今回の記事を通して、目的に合致するサービスを選択する・目的に応じて併用する、など今後のサービス選択の助けになれば幸いです。

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