日本で買える仮想通貨の銘柄13種類と特徴を紹介します

仮想通貨には、さまざまな種類があります。仮想通貨取引を行う場合は、銘柄の種類やそれぞれの特徴について理解しておくことも大切です。

そこで、仮想通貨の銘柄にはどんなものがあるかや特徴、日本で買える比較的時価総額の高い銘柄などについて解説します。

目次

仮想通貨の数や主な種類はどうなっている?

ビットコイン(BTC)
仮想通貨は、ビットコイン(BTC)とアルトコインに大別されます。

ビットコインは、世界で初めて登場した仮想通貨です。そのため、仮想通貨の元祖ともいわれています。

アルトコインについて

アルトコインは、ビットコイン以外の仮想通貨のことです。

アルトには、「代替」という意味があります。つまり、ビットコインの代替になるかもしれない仮想通貨がアルトコインです。

アルトコインは、2020年時点で世界に2000種類以上あるともいわれています。毎日のように、新しい通貨が誕生している一方で、人気がなくなったり問題が生じたりして、消えていく通貨もある状況です。

また、アルトコインのなかには、ほとんど価値が認識できない詐欺のようなコインもあります。さらに、セキュリティや取引承認の仕組みに脆弱性を抱えているコインの存在も、否定できないのが実態です。

そのため、取引する仮想通貨を選択する場合は、詐欺のようなコインや仕組みに脆弱性があるコインを避ける必要があります。

国内の仮想通貨の取引所への上場

そこで一つの判断基準となるのが、国内の仮想通貨の取引所に上場されているかどうかです。

取引所は、取り扱う仮想通貨を選定するにあたって、コインの仕組みなどをチェックします。日本の取引所では、新たな種類の仮想通貨を上場するにあたって、JVCEAの審査に通ることも必要です。

そのため、日本の取引所で取り扱いがある仮想通貨は、詐欺などの問題がある仮想通貨ではないと判断する一つの材料となります。

アルトコインの数が多いのはなぜなのか?

アルトコインの多さ
数多くのアルトコインが存在しているのは、ICO(イニシャルコインオファリング:Initial Coin Offering)が活発化したことが、理由の一つとしてあげられます。

ICOとは

ICOとは、「Initial Coin Offering」の頭文字をとった略称です。資金調達したい企業が、独自の仮想通貨を発行して投資家に販売し、資金調達を行うことをいいます。

各企業が独自仕様の仮想通貨を発行したため、アルトコインの種類が増加したのです。

分散型アプリケーションの台頭

また、アルトコインの種類が多くなった他の理由としては、分散型アプリケーションの開発が活発化したこともあげられます。

簡単にいうと、誰でも自由に使えるようにオープン化されたソースコードを利用して、多くの人がアプリケーションを作れるようになったということです。

分散型アプリケーションはソースコードが1カ所で管理されているわけではないため、非中央集権的である点が特徴です。このように自由に仮想通貨システムを設計できる環境になったことも、数多くのアルトコインの誕生につながりました。

【日本で買える銘柄1】ビットコイン(BTC)

仮想通貨を理解するにあたっては、まずはビットコインについて知っておくとよいでしょう。

ビットコインは、世界で初めて登場した仮想通貨として知られています。2009年にサトシ・ナカモトと呼ばれる匿名の人物によって考案されました。

2017年末に最高値を記録し、7年間で価格は200万倍以上に高騰したことでも注目された代表的な仮想通貨です。

仮想通貨の世界での基軸通貨

2019年1月時点では、日本のすべての仮想通貨の取引所で取り扱われています。

アルトコインを購入する場合は、ビットコインで購入する形がとられることも多く、仮想通貨の世界では基軸通貨としての役割を果たしているといえます。

また、ビットコインの特徴は、多くのアルトコインにも引き継がれています。

マイニングの仕組みがある

数ある特徴のなかでも、円やドルなどの法定通貨との違いとして注目を集めたのが、マイニングによる新規コイン発行の仕組みです。ビットコインは、取引検証行為であるマイニングによって新規発行されます。

マイニングは誰でも参加することができ、最も早く取引検証計算を終えた人が報酬としてビットコインを受け取ることのできる仕組みです。鉱山から鉱物を掘り出す行為に似ているため、取引検証行為は鉱物採掘を表す言葉である「マイニング」と呼ばれるようになりました。

【日本で買える銘柄2】リップル(XRP)

リップル(XRP)は、時価総額が大きく、代表的なアルトコインの一つとして知られています。

リップルの特徴は、管理者が存在することです。米国のリップル社(アメリカ)がコインとしてのリップルを管理しています。

決済スピードが早い

また、ビットコインよりも決済スピードが速いことも特徴**です。ビットコインの場合は、送金などの処理が完了するまでに10分程度かかります。

一方、リップルは数秒程度で決済を完了させることが可能な通貨システムです。リップルは、もともと世界をつないで素早く送金できる仕組みを提供することを目的として開発されました。

世界の有名企業と提携

リップル社という管理者が存在するため、リップルの送金システムの活用を企業に提案する活動も盛んに行われています。

世界の有名企業との提携が進んでおり、三菱UFJ銀行など日本の大手銀行も提携に参加しています。金融機関に限らず、多くの事業会社がリップルを活用したサービスの導入を検討しています。

【日本で買える銘柄3】ライトコイン(LTC)

ライトコイン(LTC)は、ビットコインに次いで2番目に世に出た仮想通貨として知られています。

ビットコインが暴落したときに唯一価格が高騰して、代替通貨であるアルトコインとしての存在感を示したこともありました。

ビットコイン(BTC)のソースコードを利用

ビットコインのソースコードを利用しているため、ビットコインと似ている点も多いです。ビットコインと同じようにマイニングの仕組みがあります。

ビットコインとの主な違いとしては、取引承認スピードの違いがあげられます。

ブロック生成間隔が異なる

ビットコインの場合、取引が格納されるブロックが生成されるのは約10分間隔です。一方、ライトコインの場合は、約2.5分間隔でブロックが生成されます。

そのため、取引承認スピードがビットコインの約4分の1で済むことが特徴です。取引時間の短縮は、通貨システムとしての利便性向上につながります。

ただし、取引承認の時間が短いデメリットは、承認作業の難易度低下です。ビットコインよりも安全性に劣るという意見もあることは認識しておきましょう。

【日本で買える銘柄4】イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)も代表的なアルトコインの一つとして知られています。ブロックチェーン技術を、通貨システムとしてだけでなく、広い範囲で応用することを目的に創設されたプロジェクトから誕生した仮想通貨です。

通貨名称はイーサ

イーサリアムは、正式には仮想通貨の名称ではなく、プロジェクトの名称です。正式な仮想通貨名称はイーサですが、通貨システム名称としてのイーサリアムという言葉が一般的にも使われています。

スマートコントラクトが実装

ビットコインでは、取引データを格納した各ブロックが時系列に連なっていくブロックチェーン技術が使われています。しかし、ブロックに書き込めるのは、今のところ仮想通貨取引データに限られる仕様です。

一方、イーサリアムは、ブロックチェーン上にサブプログラムを書き込めるスマートコントラクトと呼ばれる機能が実装されています。

一定の条件を満たすかどうかをシステムが判断し、自動的にコイン発行などを行えるため、応用範囲が広いことが特徴です。保険契約管理や不動産売買に伴う所有権移転管理など、多くの分野への応用が期待されています。

【日本で買える銘柄5】ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコインからのハードフォークによって誕生した仮想通貨で、2017年8月に登場しました。

ハードフォークによって誕生

ハードフォークは、一定の時期以降に関して仮想通貨システムの仕様変更を行うことで生じる現象です。

もともとの仕様に基づくブロックチェーンと新仕様に基づくブロックチェーンの両方が伸びていくことで、仮想通貨が分岐します。そのためビットコインキャッシュは、ビットコインとの共通点も多いです。

ブロックサイズが大きい

ビットコインキャッシュの特徴は、取引データを格納する各ブロックのサイズがビットコインよりも大きいことです。

ビットコインのブロックサイズが1MB(メガバイト)であるのに対して、ビットコインキャッシュの場合、分岐時は8MBとなっていました。

ブロック容量が小さいと、取引データを格納しきれず取引処理速度が低下することが問題になります。ビットコインキャッシュは、ブロックサイズを大きくすることで、この問題を解決しようとしています。

【日本で買える銘柄6】ネム(XEM)

正式にはネムはプロジェクトの名称であり、仮想通貨の正式名称はゼム(XEM)といいます。ただし、仮想通貨名称としてネム(XEM)という言葉を使っていることが多いです。

ハーベスティングを採用

ネムは、取引検証行為について、マイニングではなく、ハーベスティングと呼ばれる方法を採用しています。ハーベストは「収穫」を意味する言葉です。

マイニングでは、多くのマシンパワーを投入することが報酬獲得につながります。マシンパワーを重要視するPoW(プルーフオブワーク)と呼ばれる仕組みです。

一方、ハーベスティングは、一定のネムを保有しているなどの条件を満たすと取引検証に参加できる権利が与えられます。

ネムのシステムを支える重要度(Importance)によって取引検証への参加権が与えられるため、コンセンサスアルゴリズムはPoI(プルーフオブインポータンス:Proof of Importance)と呼ばれています。

NEM JAPAN(ネム・ジャパン)の誕生

また、2018年11月には、ネムのブロックチェーンテクノロジーを普及促進するための非営利組織である、NEM JAPAN(ネム・ジャパン)の創設が発表されました。

以前に東京にはnem barも誕生したりと、ネムは日本でも根強い人気を誇っている仮想通貨の一つです。

【日本で買える銘柄7】リスク(LSK)

リスク(LSK)の特徴としては、イーサリアムと同じスマートコントラクトが実装されていることがあげられるでしょう。

スマートコントラクト機能により、ブロックチェーン上で契約管理などができるプログラムを動作させることが可能です。さまざまなビジネスの局面で利用されると期待されています。

サイドチェーン上にもう一つのブロックチェーンが存在

また、本流のブロックチェーンの外側にあるサイドチェーン上に、もう一つのブロックチェーンが存在する仕様になっていることも大きな特徴です。

この形にすることによって、セキュリティレベルを上げられるといわれています。他にも、リスクは、マイクロソフトがパートナーシップを組んでいることでも注目されました。

【日本で買える銘柄8】ファクトム(FCT)

正式には、ファクトム(FCT)は仮想通貨システムのプラットフォーム名称で、通貨はFactoid(ファクトイド)、通貨略称はFCTです。

ファクトムの特徴を理解するうえでは、dLoc(ディーロック)とファクトムハーモニーの二つのプロジェクトの存在が注目するポイントです。

dLoc(ディーロック)

dLocプロジェクトでは、書面情報やQRコード、バーコードなどを読み込むだけでWeb上から必要な情報を引き出せる機能を開発しています。

登記管理などの分野に応用することで、コスト削減や作業効率化につながると期待されている機能です。

ファクトムハーモニー

ファクトムハーモニーは、アメリカの住宅ローンデータ管理に応用することを目的とするプロジェクトです。

データをブロックチェーンで管理することで、データ改ざんリスクを低下させながら管理コストを大幅に削減できると期待されています。

さまざまな企業との提携も進んでおり、幅広い分野への応用の可能性が広がっていることがファクトムの特徴だと理解しておくとよいでしょう。

【日本で買える銘柄9】イーサリアムクラシック(ETC)

イーサリアムクラシック(ETC)は、その名称からも想像できる通り、イーサリアムと深い関係があります。イーサリアムのハードフォークによって誕生したアルトコインです。

ハードフォークによって誕生

分裂前のイーサリアムは、The DAO(ザ・ダオ)事件と呼ばれているコイン盗難事件がきっかけで、仕様変更が決まりました。

しかし、もともとの仕様でよいとする人たちの支持によって、ブロックチェーンの分岐が生じて誕生したのがイーサリアムクラシックです。

スマートコントラクト機能も実装

ただし、特徴はイーサリアムと大きな違いがなく、ほとんど同じ仕様です。スマートコントラクト機能も実装されています。

また、コイン盗難事件の教訓を活かして、セキュリティレベルを上げる改善も行われました。

知名度はイーサリアムのほうが高く、イーサリアムクラシックの時価総額はイーサリアムよりも小さい状況です。しかし、将来的にはIoTに利用されることが期待されるなど、引き続き一定の成長を続けています。

【日本で買える銘柄10】モナコイン(MONA)

モナコイン(MONA)は、日本で初めて作られた仮想通貨です。

2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)内のソフトウェア掲示板でそのアイディアが示され、2013年12月に開発され、翌年初頭から流通が始まりました。2ちゃんねるを象徴するアスキーアートのキャラクター「モナー」を名称のモチーフとしたことから、当初は「モナーコイン」と呼ばれ、公式サイトにもその表記があります。

しかし、語呂の良さもあって、モナコインという名称のほうが広く定着しています。モナコインのイメージイラストに描かれている、猫のような愛嬌のあるモナーのイメージが強いため、「ジョーク半分で作ったもの」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、モナコインはいくつかの特徴的な性質を持っており、実用性に優れたコインといわれることもあるのです。多くの仮想通貨が投機目的で取引されることが多い中で、モナコインはユニークな存在といえるでしょう。

【日本で買える銘柄11】ステラルーメン(XLM)

ステラルーメン(XLM)は2014年7月に開発され、ステラと呼ばれます。通貨単位はルーメンです。

リップル(XRP)との関係

ステラルーメンとリップルの価格変動は酷似している傾向があると言われています。なぜなら、ステラルーメンはリップル基盤で開発されているからです。リップルが企業間向けに開発されたのに対し、ステラルーメンは個人間の送金・決済向きです。

手数料が安く決済スピードも早い

送金手数料は0.00001XLM(約100万分の1ドル)と、とても安いです。また決済スピードが速く、ビットコインは10分程度かかりますが、ステラルーメンはおおよそ2~5秒で済みます。

透明性と信頼性が高い中央集権体制

ステラルーメンでは中央集権体制が採用され、非営利団体のステラ開発財団が開発・運営しています。この団体は給与の合計や四半期予算など開示する必要があり、利益を得る活動は一切禁止されています。

そのため、ステラルーメンは透明性と信頼性が高いといえます。リップル社のリップル保有率が25%であるのに対し、ステラ開発財団は5%と低めです。開発者の保有率が低いことで価格が安定しやすいといわれています。

【日本で買える銘柄12】クアンタム(QTUM)

クアンタム(QTUM)

クアンタム(QTUM)は、ビットコインの通貨機能とイーサリアムのスマートコントラクトを持ち合わせているという、両者のいいとこ取りなところが特徴です。公式サイトには、ロードマップが掲載されています。プロジェクトの進行予定が示されているので、信頼性が高いです。

クアンタム(QTUM)がCoincheckで国内初上場

2020年3月12日、国内取引所のCoinchecでクアンタムが日本初の上場を果たしました。Coincheckは、マネックスグループの大手仮想通貨取引所なので、安心して取引できます。

ビットコイン(BTC) とイーサリアム(ETH)との関係

クアンタムはビットコインとイーサリアムの特徴を併せもつ通貨です。そのため、ビットコインとイーサリアムから強い影響を受け、引きずられる可能性があります。

PoS採用で個人のマイニングが可能

クアンタムはPoS(プルーフ・オブ・ステーク:Proof of Stak)を採用しています。PoSでは、マイニング報酬が「クアンタムの保有量と年数」で決められます。したがって、個人レベルでもマイニングに参加しやすいです。

【日本で買える銘柄13】ベーシックアテンショントークン(BAT)

BAT

ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token)は、2017年5月にBrave Software, Inc. によって公開された暗号資産で、イーサリアムブロックチェーン上のERC20トークンとして発行されています。

ブロックチェーンを基盤とするDappsの特性をいかし、透明性の高いデジタル広告取引の実現を目指して開発されたウェブブラウザ「Brave」上で、パブリッシャー、広告主、ユーザーの三者が利用できる新しい種類のユーティリティトークンです。

ベーシックアテンショントークン(BAT)がCoincheckで国内初上場

2020年7月21日、国内の仮想通貨取引所Coincheckでベーシックアテンショントークンが上場を果たしました。ベーシックアテンショントークンは、Coincheck貸仮想通貨サービスCoincheckつみたてにも対応しています。

仮想通貨別の特徴を把握して取引に役立てよう

投仮想通貨の特徴を把握
仮想通貨といえばビットコインが有名ですが、1,000を超える種類があるアルトコインも取引対象として目を向けてみるのもよいでしょう。

アルトコインも取引対象に入れることで、分散投資が可能になります。多くの銘柄から取引対象となる仮想通貨を選ぶときの考え方の一つとして、それぞれの仮想通貨が持っている特徴を比較する方法があげられます。

仮想通貨は、種類が異なれば特徴も大きく変わってきます。取引対象のコインを選ぶ場合は、スマートコントラクト機能の有無や決済スピードの違いなど、それぞれの特徴を踏まえて選ぶのもよいでしょう。

他にも、例えば取引量が多い仮想通貨を選ぶことも一つの選択方法になりますし、時価総額の高い仮想通貨を選ぶというのも一つのやり方です。

しかし、ご紹介した仮想通貨は、日本で購入できる銘柄です。これらの中から、まず取引対象を見つけるのもよいでしょう。そして取引に慣れてきたら、さらに別のアルトコインを研究してみるのもよいかもしれません。